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代数関数

索引 代数関数

数学において、代数関数(だいすうかんすう、algebraic function)は(多項式関数係数)多項式方程式の根として定義できる関数である。大抵の場合、代数関数は(和、差、積、商、分数冪)のみでできる有限項の式に表すことができ、例えば などが典型的である。しかし、(エヴァリスト・ガロワとニールス・アーベルによって証明されたように)そのような有限表式に書けない代数関数もある。例えば、 によって定義される関数がそのような例である。 代数関数を定義する多項式方程式の係数多項式として、有理数体 上の多項式を考え、「Q 上代数的な関数」について述べることがかなり多い。そのような代数的関数を有理点において評価した値は代数的数を与える。

目次

  1. 46 関係: 偏角の原理単射単位円可換体多項式多項式函数対数三角関数代数学の基本定理代数的閉体代数的閉包代数的数代数方程式代数曲線微分積分学モノドロミーリーマン球面ルネ・デカルトニールス・アーベル初等関数判別式分岐 (数学)エヴァリスト・ガロアエドワード・ウェアリングガロア理論ガロア理論の基本定理ガンマ関数冪根留数特殊関数違いを除いて領域 (解析学)被覆空間複素解析解析関数超越関数超関数関数 (数学)逆写像陰函数定理陰関数指数関数有理関数既約多項式数学整関数

  2. 特殊関数
  3. 解析関数

偏角の原理

複素解析において、偏角の原理(へんかくのげんり、argument principle)(あるいはコーシーの偏角の原理)は有理型関数の零点と極の個数の差を関数の対数微分の周回積分と結びつける。 具体的には、f(z) がある閉じた経路 C 上および内側で有理型関数で、f が C 上に零点も極ももたなければ、 ただし N と P はそれぞれ経路 C の内側の f(z) の零点と極の個数を各零点と極をそれぞれ重複度と位数をこめて数えたものを表す。定理のこのステートメントは閉経路 C が単純であること、すなわち自己交叉がないことと、反時計回りに向き付けられていることを仮定している。 より一般に、f(z) が複素平面の開集合 Ω 上の有理型関数で C が Ω 内の閉曲線で f のすべての零点と極を避け Ω の内側の点に可縮であるとする。各点 z ∈ Ω に対し、n(C, z) を z のまわりの C の回転数とする。このとき ただし最初の和は重複度も数えて f のすべての零点 a を渡り、二番目の和は位数も数えて f の極 b を渡る。

見る 代数関数と偏角の原理

単射

数学において、単射(たんしゃ、injection, injective mapping)とは、相異なる元の値が相異なる写像のことをいう。一対一写像(いったいいちしゃぞう、one-to-one mapping)ということもある(紛らわしいが、これは全単射を意味する一対一対応とは異なる)。

見る 代数関数と単射

単位円

数学において単位円(たんいえん、unit circle)とは、半径が 1 の円のことである。

見る 代数関数と単位円

可換体

抽象代数学において可換体(かかんたい、corps commutatif)あるいは単に体(たい、field)本記事において単に体と言った場合「可換」体を意味するものとする。とは、零でない可換可除環、あるいは同じことだが非零元全体が乗法の下で可換群をなすような環のことである。そのようなものとして体は、適当なアーベル群の公理と分配則を満たすような加法、減法、乗法、除法の概念を備えた代数的構造である。最もよく使われる体は、実数体、複素数体、有理数体であるが、他にも有限体、関数の体、代数体、''p'' 進数体などがある。 任意の体は、線型代数の標準的かつ一般的な対象であるベクトル空間のスカラーとして使うことができる。(ガロア理論を含む)体拡大の理論は、ある体に係数を持つ多項式の根に関係する。他の結果として、この理論により、古典的な問題である定規とコンパスを用いたや円積問題が不可能であることの証明や五次方程式が代数的に解けないというアーベル-ルフィニの定理の証明が得られる。現代数学において、体論は数論や代数幾何において必要不可欠な役割を果たしている。

見る 代数関数と可換体

多項式

数学において、多項式(たこうしき、poly­nomial)とは、数と不定元(変数とも呼ばれる)をもとにして、和と積によってつくられる式のことである。たとえば、 は を不定元とする多項式である。多項式は不定元を複数もつ場合もある。 本記事では多項式とその基本的な演算について述べ、関連して代数方程式、因数分解、多項式関数といった事項に触れる。関連事項についての詳細は個別記事に譲る。なお、一部の記述は1変数多項式(不定元を1個だけもつ多項式)に特有の内容である。 代数方程式とは多項式によって表される方程式であり、これは特に1変数の場合には因数分解と密接に関係している。また、代数方程式は数学における最古の問題のひとつで、その解法の追究は複素数や群といった概念の発見をもたらした。

見る 代数関数と多項式

多項式函数

代数学における多項式函数(たこうしきかんすう、polynomial function)は、適当な可換環(多くの場合は可換体) に係数を持つ多項式に付随して定まる fcolon x mapsto a_n x^n + a_ x^ + cdots + a_1 x + a_0 x^0 なる形の写像を言う。ただし、 は自然数で、 は の係数と呼ばれる の元である。これはまた、和の sum-記法によって のようにも書かれる。このような写像 を に係数を持つ多項式函数と呼ぶ。 ここでは定義を複雑にしないために多項式函数の定義域および終域 については特に限定しないが、事実として は 上の単位的結合多元環の構造を持てば十分である。つまりそのような構造は多項式函数の定義に現れるすべての演算を持っている。

見る 代数関数と多項式函数

対数

対数(たいすう、logarithm)とは、ある数 を数 の冪乗 として表した場合の冪指数 である。この は「底を とする の対数(x to base; base logarithm of )」と呼ばれ、通常は と書き表される。また、対数 に対する は真数(しんすう、antilogarithm)と呼ばれる。数 に対応する対数を与える関数を考えることができ、そのような関数を対数関数と呼ぶ。対数関数は通常 と表される。 通常の対数 は真数, 底 を実数として定義されるが、実数の対数からの類推により、複素数や行列などの様々な数に対してその対数が定義されている。 実数の対数 は、底 が でない正数であり、真数 が正数である場合この条件は真数条件と呼ばれる。

見る 代数関数と対数

三角関数

三角関数(さんかくかんすう、trigonometric function)とは、平面三角法における、角度の大きさと線分の長さの関係を記述する関数の族、およびそれらを拡張して得られる関数の総称である。鋭角を扱う場合、三角関数の値は対応する直角三角形の二辺の長さの比(三角比)である。三角法に由来する三角関数という呼び名のほかに、単位円を用いた定義に由来する円関数(えんかんすう、circular function)という呼び名がある。 三角関数には以下の6つがある。なお、正弦、余弦、正接の3つのみを指して三角関数と呼ぶ場合もある。

見る 代数関数と三角関数

代数学の基本定理

代数学の基本定理(だいすうがくのきほんていり、fundamental theorem of algebra)とは、「次数が 1 以上の任意の複素係数一変数多項式には複素根が存在する」という定理である。

見る 代数関数と代数学の基本定理

代数的閉体

数学において、体 が代数的に閉じているまたは代数的閉体(だいすうてきへいたい、; 代数閉体)であるとは、一次以上の任意の 係数変数多項式が 上に根を持つこと、あるいは同じことであるが、一次以上の任意の 係数一変数多項式が一次多項式の積として書けることである。 代数学の基本定理は、複素数体 が代数的閉体であることを主張する定理である。一方で、有限体 、有理数体 や実数体 は代数的閉体ではない。

見る 代数関数と代数的閉体

代数的閉包

数学、特に抽象代数学において、体 K の代数的閉包(だいすうてきへいほう、algebraic closure)は、代数的に閉じている K の代数拡大である。数学においてたくさんある閉包のうちの1つである。 ツォルンの補題を使って、すべての体は代数的閉包をもつMcCarthy (1991) p.21Kaplansky (1972) pp.74-76ことと、体 K の代数的閉包は K のすべての元を固定するような同型の違いを除いてただ1つであることを証明できる。この本質的な一意性のため、an algebraic closure of K よりむしろ the algebraic closure of K と呼ばれることが多い。

見る 代数関数と代数的閉包

代数的数

代数的数(だいすうてきすう、algebraic number)とは、複素数であって、有理数係数(あるいは同じことだが、分母を払って、整数係数)の 0 でない一変数多項式の根(すなわち多項式の値が 0 になる値)となるものをいう。全ての有理数と、その整数冪根は代数的数である。実数や複素数には代数的数でないものも存在し、そのような数は超越数と呼ばれる。例えば π や e は超越数である。ほとんどすべての複素数は超越数である(#集合論的性質)。

見る 代数関数と代数的数

代数方程式

数学において代数方程式 (だいすうほうていしき、algebraic equation) とは(一般には多変数の)多項式を等号で結んだ形で表される方程式の総称で、式で表せば の形に表されるもののことである。言い換えれば、代数方程式は多項式の零点を記述する数学的対象である。

見る 代数関数と代数方程式

代数曲線

数学における代数曲線(だいすうきょくせん、algebraic curve)、特にユークリッド幾何学における平面代数曲線 (plane algebraic curve) は、ユークリッド平面内の点集合であって、各点が適当な二変数多項式函数の零点として与えられるものを言う。

見る 代数関数と代数曲線

微分積分学

微分積分学(びぶんせきぶんがく、)または微積分学(びせきぶんがく)とは、解析学の基本的な部分を形成する数学の分野の一つである。微分積分学は、局所的な変化を捉える微分と局所的な量の大域的な集積を扱う積分法の二本の柱からなり、分野としての範囲を確定するのは難しいが、大体多変数実数値関数の微分と積分に関わる事柄(逆関数法やベクトル解析も)を含んでいる。 微分は、ある関数のある点での接線、或いは接平面を考える演算である。数学的に別の言い方をすると、基本的には複雑な関数を線型近似して捉えようとする考え方である。従って、微分は線型写像になる。但し、多変数関数の微分を線型写像として捉える考え方は 20世紀に入ってからのものである。

見る 代数関数と微分積分学

モノドロミー

数学では、モノドロミー・一価性 (monodromy) は、解析学、代数トポロジー、代数幾何学や微分幾何学の観点から特異点の周りで対象がどのように振舞うかを研究する。名前が意味しているように、一価性の基本的な意味は、「ひとりで回る」という意味である。被覆写像と被覆写像の分岐点への退化とは密接に関係している。一価性現象が生ずることは、定義したある函数が一価性に失敗することを意味し、特異点の周りを回る経路を動くことである。この一価性の失敗は、一価群を定義することによりうまく測ることができる。一価性群は、「回る」ことに伴い起きることを符号化する情報に作用する群である。

見る 代数関数とモノドロミー

リーマン球面

リーマン球面は、複素平面で包んだ球面(ある形式の立体射影による ― 詳細は下記参照)として視覚化できる。 数学においてリーマン球面(リーマンきゅうめん、Riemann sphere)は、無限遠点 を一点追加して複素平面を拡張したものである。このとき、関係式 を、意味を持ち、整合的であり、かつ有用となるように構成できる。 19 世紀の数学者ベルンハルト・リーマンから名付けられた。 これはまた、以下のようにも呼ばれる。

見る 代数関数とリーマン球面

ルネ・デカルト

ルネ・デカルト(René Descartes、1596年3月31日 - 1650年2月11日)は、フランス生まれの哲学者、数学者。合理主義哲学の祖であり、近世哲学の祖として知られる。

見る 代数関数とルネ・デカルト

ニールス・アーベル

ニールス・ヘンリック・アーベル(Niels Henrik Abel 、1802年8月5日 - 1829年4月6日)は、ノルウェーの数学者。

見る 代数関数とニールス・アーベル

初等関数

初等関数(しょとうかんすう、)とは、以下の一変数関数、及びこれらの関数を有限回合成して得られる合成関数の総称である。

見る 代数関数と初等関数

判別式

数学において、多項式の判別式(はんべつしき、discriminant)とは、その多項式の根が重根を持つための条件を与える、元の多項式係数の多項式で、最小のもののことである。 一般にdiscriminantの頭文字を取って、 で表記される。

見る 代数関数と判別式

分岐 (数学)

系統的に分岐を図示:Y 上のほとんど全ての点のファイバーは、3個の点から構成される。しかし例外は、Y のドットでマークした 2か所の点では、ファイバーがそれぞれ 1つと 2つの点からなる。写像 f は Y のこれらの点で分岐するといわれる。 数学における分岐 (ramification) とは、例えば多価関数としての平方根が零点から符号の異なる二つの枝に分かれているような意味で、「枝分かれ」することをいう。またその逆に、例えばある点で退化しているような被覆写像により複数のファイバーが合流するような場合も(逆の視点から見れば枝分かれしているので)分岐という。

見る 代数関数と分岐 (数学)

エヴァリスト・ガロア

エヴァリスト・ガロア(Évariste Galois, 1811年10月25日 - 1832年5月31日)は、フランスの数学者であり革命家である。フランス語の原音()に忠実に「ガロワ」と表記されることもある。

見る 代数関数とエヴァリスト・ガロア

エドワード・ウェアリング

エドワード・ウェアリング エドワード・ウェアリング(Edward Waring、1736年 - 1798年8月15日)はイギリスの数学者である。イングランドのシュロップシャー州オールド・ヒースで生まれ、シュロップシャー州で亡くなった。 彼はケンブリッジ大学のモードリン・カレッジで学んだ。フェローとして働いた後、1760年にルーカス教授職に選ばれ、1798年に亡くなるまでその職にあった。 彼は著書Meditationes Algebraicaeの中でウェアリングの問題として知られる問題を提唱したが、証明は付けなかった。 ウェアリングは1763年に王立協会のフェローに選ばれ、1784年にコプリ・メダルを受賞した。

見る 代数関数とエドワード・ウェアリング

ガロア理論

ガロア理論(ガロアりろん、Galois theory)は、代数方程式や体の構造を "ガロア群" と呼ばれる群を用いて記述する理論。1830年代のエヴァリスト・ガロアによる代数方程式の冪根による可解性などの研究が由来。ガロアは当時、まだ確立されていなかった群や体の考えを方程式の研究に用いていた。 ガロア理論によれば、“ガロア拡大”と呼ばれる体の代数拡大について、拡大の自己同型群の閉部分群と、拡大の中間体との対応関係を記述することができる。

見る 代数関数とガロア理論

ガロア理論の基本定理

数学において、ガロア理論の基本定理 (fundamental theorem of Galois theory) とは、ある種の体の拡大がなす構造を記述する結果である。 定理の最も基本的な主張は「体の有限次ガロア拡大 が与えられると、その中間体とガロア群 の部分群の間に一対一対応が存在する」ことである。(中間体とは、 を満たす体のことを言う、それらを の部分拡大と言う。)この定理は拡大体 の中間体の分類という難しく聞こえる問題を、ある有限群の部分群を列挙せよというより扱い易い問題へ変換している。

見る 代数関数とガロア理論の基本定理

ガンマ関数

1。

見る 代数関数とガンマ関数

冪根

冪根「冪」の字の代わりに略字の「巾」を用いることがある。(べきこん)、または累乗根(るいじょうこん)とは、冪乗(累乗)を取る操作とは逆の操作で、冪乗すると与えられた数になる数のことである。数 の冪根はしばしば sqrt と書き表される。冪根 sqrt は以下の関係を満たす。 つまり、冪根 sqrt の 乗は に等しく、この意味で sqrt を の 乗根 と呼ぶ。 は指数 と呼ばれ、記号 sqrt は根号 と呼ばれる。また、根号の中に書かれた数 は時に被開平数 と呼ばれる。 根号を用いて冪根を表す場合、それは非負の値を持つ一価関数として扱われる。このような冪根を主要根 と呼び、特に 乗根の主要根を主平方根 と呼ぶ。

見る 代数関数と冪根

留数

複素解析学における留数(りゅうすう、residue)は、孤立特異点を囲む経路に沿う有理型関数の複素線積分により得られる複素数である。

見る 代数関数と留数

特殊関数

特殊関数(とくしゅかんすう、special functions)は、何らかの名前や記法が定着している関数であり、解析学、関数解析学、可積分系、物理学、その他の応用分野でよく使われる関数であることが多い時弘哲治、工学における特殊関数、共立出版。。 何が特殊関数であるかのはっきりした定義は存在しないが、しばしば特殊関数として扱われるものには、ガンマ関数、ベータ関数、エアリー関数、ベッセル関数Watson, G.

見る 代数関数と特殊関数

違いを除いて

数学の文脈における「—(の違い)を除いて…」 (のちがいをのぞいて、… "up to" &mdash) という語句は、「— に関する差異を無視する」ことを意味する専門用語である。この言い回しの意味するところは、「適当な目的のもとでは、あるひとつの同値類に属する元全体を、何か単一の実体を表すものとみなせる」ということである。"—" の部分には、何らかの性質や、同じ同値類に属する元(つまり一方は他方に同値となるような元)の間の変換の過程を記述する内容が入る。 たとえば不定積分を計算するとき、その結果は「定数項の違いを除いて」 であるというように言うことができる。その意味は、 以外に不定積分 があったとしても (は定数)と書くことができ、その後の論理展開において のかわりに を用いても影響がないことを示唆している。また例えば群論で、群 が集合 に作用するとき、 のふたつの元が同じ軌道に属するならば、それらは「群作用の違いを除いて」同値であると言い表すことができる。

見る 代数関数と違いを除いて

領域 (解析学)

数学の解析学の分野における領域(りょういき、)とは、有限次元ベクトル空間の開部分集合で連結なもののことを言う。

見る 代数関数と領域 (解析学)

被覆空間

数学、特に代数トポロジーにおいて、被覆写像(covering map)あるいは被覆射影(covering projection)とは、位相空間 C から X への連続全射 p のうち、 X の各点が p により「均一に被覆される」開近傍をもつものをいう。厳密な定義は追って与える。このとき C を被覆空間(covering space)、X を底空間(base space)と呼ぶ。この定義は、すべての被覆写像は局所同相であることを意味する。 被覆空間はホモトピー論、調和解析、リーマン幾何学、微分幾何学で重要な役割を果たす。たとえば、リーマン幾何学では、分岐は、被覆写像の考え方の一般化である。また、被覆写像はホモトピー群、特に基本群の研究とも深く関係する: X が十分によい位相空間であれば、X の被覆の同値類の集合と 基本群 π1(X) の共役な部分群の類全体との間に全単射が存在する(被覆の分類定理)。

見る 代数関数と被覆空間

複素解析

偏角を表し、明度(このグラフでは周期的に変化させている)は絶対値を表す。 数学の一分野である複素解析(ふくそかいせき、complex analysis)は、複素数上で定義された関数の微分法、積分法、変分法、微分方程式論、積分方程式論などの総称であり神保道夫、複素関数入門、岩波書店、関数論とも呼ばれる。初等教育以降で扱う実解析に対比して複素解析というが、現代数学の基礎が複素数であることから、単に解析といえば複素解析を意味することもある。複素解析の手法は、応用数学を含む数学全般、(流体力学などの)理論物理学、(数値解析森正武 (1975).

見る 代数関数と複素解析

解析関数

解析関数(かいせきかんすう、analytic function)とは、定義域の各点において解析的(収束冪級数で書ける)な関数のことである。場合により多少異なった意味でも用いられる。複素変数 z の複素数値関数 f(z) が1点 z。

見る 代数関数と解析関数

超越関数

超越関数(ちょうえつかんすう、transcendental function)とは、多項式方程式を満たさない解析関数であり、代数関数と対照的である。言い換えると、超越関数は加算、乗算そして冪根という代数的演算を有限回用いて表せないという意味で代数を「超越」したものである。 超越関数の例として、指数関数、対数関数、そして三角関数が挙げられる。 正式には、実あるいは複素変数 の解析関数 が超越的とは、 が と代数的独立であることをいう。この定義は多変数関数にも拡張できる。

見る 代数関数と超越関数

超関数

数学において超関数(ちょうかんすう、generalized function)は、関数の概念を一般化するもので、いくつかの理論が知られている。超関数の重要な利点として、不連続関数の扱いを滑らかな関数に似せることができることが挙げられる。また点電荷のような離散的な物理現象の記述にも便利である。超関数の応用範囲は極めて広く、特に物理学や工学においても利用されている。 超関数の応用例としては主に、不連続関数の微分、デルタ関数、アダマール有限部分積分、緩増加関数のフーリエ変換などが挙げられる。 超関数の起源は演算子法に見ることができるが、直接的には、セルゲイ・ソボレフやローラン・シュヴァルツらの仕事がその始まりである。

見る 代数関数と超関数

関数 (数学)

数学における関数(かんすう、、、、 蘭: functie、、函数とも書かれる)とは、かつてはある変数に依存して決まる値あるいはその対応を表す式のことであった。この言葉はゴットフリート・ライプニッツによって導入された。その後定義が一般化され、現代では数の集合に値をとる写像の一種であると理解されるものとなった。

見る 代数関数と関数 (数学)

逆写像

数学における逆写像(ぎゃくしゃぞう、inverse mapping)は一口に言えば写像の与える元の対応関係を「反対」にして得られる写像である。すなわち、写像 が を に写すならば、 の逆写像は を に写し戻す。 函数と呼ばれる種類の写像の逆写像は、逆函数 (inverse function) と呼ばれる。

見る 代数関数と逆写像

陰函数定理

数学、特に多変数微分積分学において陰函数定理(いんかんすうていり、implicit function theorem)は、解析的な多項関係を多変数函数に読み替え、関係を函数のグラフとして表すことを可能にする基本的な道具である。関係の全体は一つの函数のグラフとして大域的に表せないものの、関係の一部は一つの函数のグラフとして局所的に表せることがある。陰函数定理はそのような函数(陰函数)が存在する十分条件を与える。 定理の主張する所は、函数 がある零点の偏微分係数に関して一種の非特異性を満足するならば、その開近傍において方程式 を 個の変数 について解いて 個の変数 による函数 として表すことができる、というものである。(ただし、必ずしもに書くことができるとは限らない。)方程式 から陰函数 が定まるというのは、幾何学的には軌跡 から超曲面 が定まることを意味する。

見る 代数関数と陰函数定理

陰関数

数学の特に解析学における陰函数(いんかんすう、implicit function; 陰伏函数)は、陰伏方程式すなわち適当な多変数函数(しばしば多変数多項式) によって の形に表される関係によって(その函数の引数のうちの一つの変数のを残りの変数に関係付けることによって)陰伏的 (implicitly) に定義される函数を言う。 例えば、単位円を定める陰伏方程式は であり、このときの に対する陰函数 は、 によって陰伏的に定められる。この陰伏方程式が、 の連続函数として を定めるのは に対してのみ、かつ函数の値として非負の値のみ(あるいは非正の値のみ)を取るものとしたときである(非負または非正の二つの連続な枝がある)。

見る 代数関数と陰関数

指数関数

実解析における指数関数(しすうかんすう、exponential function)は、冪乗における指数 を変数として、その定義域を主に実数の全体へ拡張して定義される初等超越関数の一種である。対数の逆関数であるため、逆対数 と呼ばれることもある。自然科学において、指数関数は量の増加度に関する数学的な記述を与えるものとして用いられる(指数関数的成長や指数関数的減衰の項を参照)。 一般に、 かつ なる定数 に関して、(主に実数の上を亙る)変数 を へ送る関数は、「a を'''底'''とする指数関数」と呼ばれる。「指数関数」との名称は、与えられた底に関して冪指数を変数とする関数であることを示唆するものであり、冪指数を固定して底を独立変数とする冪函数とは対照的である。

見る 代数関数と指数関数

有理関数

数学における有理関数(ゆうりかんすう、rational function)は、二つの多項式をそれぞれ分子と分母に持つ分数として書ける関数の総称である。抽象代数学においては変数と不定元とを区別するので、後者の場合を有理式と呼ぶ。

見る 代数関数と有理関数

既約多項式

代数学において既約多項式(きやくたこうしき、irreducible polynomial)とは、多項式環の既約元の語法では「固有既約元」のこと。のことである。

見る 代数関数と既約多項式

数学

数学(すうがく)とは、数・量・図形などに関する学問であり、理学の一種。「算術・代数学・幾何学・解析学・微分法・積分法などの総称」とされる。 数学は自然科学の一種にも、自然科学ではない「形式科学」の一種にも分類され得る。

見る 代数関数と数学

整関数

複素解析における整函数(せいかんすう、entire function)は、複素数平面の全域で定義される正則函数を言う。そのような函数の例として、特に複素指数函数や多項式函数およびそれらの和、積、合成を用いた組合せとしての三角函数および双曲線函数などを挙げることができる。 二つの整函数の商として有理型函数が与えられる。 解析函数論の特定の場合として考えれば「整函数の基本理論」は一般論からの単に帰結であり、それは本質的に複素関数論の初歩(しばしばヴァイヤシュトラスの因数分解定理によって詳しく調べられる)である。しかしその研究は、19世紀半ばごろのコーシー,, ヴァイヤシュトラスらから始まり、ボレル, アダマール,, ピカール,, ら(そしてネヴァンリンナを忘れることはできない)によって著しく豊かに推し進められ、いまや堂々たる理論となった。

見る 代数関数と整関数

参考情報

特殊関数

解析関数