ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

実体完全性

索引 実体完全性

実体完全性(じったいかんぜんせい、英語:entity integrity)とは、コンピュータの関係データベース (関係モデル) において、任意の関係(表)についてどの組 (行) も重複することはなく、主キーを構成するどの属性 (列) もnullを許さないことを、保証する特性である。実体完全性は、関係データベースの一貫性(データ完全性)を保証するために必要な特性の一つでもある。.

15 関係: 参照整合性属性 (データベース)主キー一意性制約データ完全性コンピュータ候補キー組 (データベース)表 (データベース)関係 (データベース)関係モデル関係データベース関係データベース管理システム英語Null

参照整合性

Aerosmith" と呼ばれるアーティストが '''artist_id''' が "4" で存在していたが、このアーティストがアーティスト関係変数から削除されてしまったのである。しかし、アルバム "Eat the Rich" はこのアーティストを参照している。参照整合性が強制適用されれば、このようなことは起こり得ず未然に防がれる。 参照整合性 (さんしょうせいごうせい、英: referential integrity) は、コンピュータの関係データベースの関係モデルにおいて2つの関連しあった関係変数 (表、テーブル) の間の一貫性 (データ完全性) をいう。 参照整合性は、多くの場合、主キーもしくは主キー以外の候補キーと、外部キーの、組み合わせにより、強制適用される。 参照整合性が強制適用されると、外部キーが宣言された関係変数の外部キーを構成する属性 (列、カラム) の値は、その関係変数の親となる関係変数の主キーの値もしくは主キー以外の候補キーの値として存在しなければならない。 例えば、別の関係変数の外部キーにより参照されている組 (タプル、行) を削除することは、参照整合性を破壊してしまうことになるため、関係データベース管理システム (RDBMS) は参照整合性を保つべく通常は削除の実行を阻止する。 例外として、参照している外部キーを含む組を連鎖して削除することを伴って、削除を実行できる場合があり、この場合は参照整合性が保たれる。 外部キーにより参照されている組を削除することができるかどうかは、データ定義言語 (DDL) による参照整合性制約の定義により定義される。.

新しい!!: 実体完全性と参照整合性 · 続きを見る »

属性 (データベース)

属性(ぞくせい、)は、関係モデル (リレーショナルモデル) においては、属性名と定義域の名称のペア (属性名と定義域名から構成されるコンポーネント) である。 定義域は、データ型と同じ意味と考えてよい。属性は、その定義域に適合するなんらかの値をもつ。この値を属性値 (attribute value) という。属性値は、スカラ値もしくはより複雑な構造をもつ値である。関係データベースのデータベース言語 SQL では、属性とほぼ同じ意味で列 (カラム、column) という用語が使われている。 組 (タプル、行) は、ある特定の属性の順序づけられていない集合とそれぞれの属性値から、構成される。 関係 (リレーション、表、テーブル) の見出しは、順序づけられていない属性の集合から、構成される。.

新しい!!: 実体完全性と属性 (データベース) · 続きを見る »

主キー

主キー(しゅキー、英語:primary key)とは、関係データベースにおいて、組(レコード)の識別子として利用するのにもっとも好ましいものとして、関係(テーブル)毎にただ一つ設計者により選択・定義された候補キーをいう。つまり、関係に格納されたレコードを一意に識別するための属性(列、アトリビュート)またはその集合のうち、そのために通常利用されるべき特定の一つをいう。 関係データベース管理システム(RDBMS)やミドルウェア、アプリケーションなどでレコードの識別子が必要な場合、主キーがそのために使われることが多い。ただ、そうしなければならない必然性はなく、他の候補キーを使っても良い。したがって、主キーの理論上の意義は大きくないが、実務上は、そのわかりやすさなどから広く使われている概念である。 ただし、主キーにはNULLの存在が許されないが、候補キーには許されるという差があるとする立場もある(レコードの追加、更新時の制約として主キーを考える場合、一意性制約にNOT NULL制約を加えたものが主キー制約であると考えることができる)。 関係に存在する候補キーが一つであるときは、その候補キーが当然に主キーとなる。 なお、主キーでない候補キーは代理キー(alternate key)という。.

新しい!!: 実体完全性と主キー · 続きを見る »

一意性制約

一意性制約 (いちいせいせいやく、Unique Constraint)とは、データベースにおいてデータを追加、更新する際の制約の一つで、列あるいは列のグループに含まれるデータが、テーブル内のすべての行で一意(「他に同じデータがない」の意味)であることを要求する。なお、この一意性制約にNOT NULL制約を加えたものが主キー制約であると考えることもできる。.

新しい!!: 実体完全性と一意性制約 · 続きを見る »

データ完全性

データ完全性(データかんぜんせい、Data integrity)は、情報処理や電気通信の分野で使われる用語であり、データが全て揃っていて欠損や不整合がないことを保証することを意味する。データインテグリティとも。すなわち、各種操作(転送、格納、検索)が行われる際にデータがひとまとめで扱われ、目的とする操作に対して期待されるデータ品質を維持する。簡単に言えば、データ完全性とは、データが一貫していて正しく、アクセス可能であることを保証するものである。.

新しい!!: 実体完全性とデータ完全性 · 続きを見る »

コンピュータ

ンピュータ(Computer)とは、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。実際の対象は文字の置き換えなど数値計算に限らず、情報処理やコンピューティングと呼ばれる幅広い分野で応用される。現代ではプログラム内蔵方式のディジタルコンピュータを指す場合が多く、特にパーソナルコンピュータやメインフレーム、スーパーコンピュータなどを含めた汎用的なシステムを指すことが多いが、ディジタルコンピュータは特定の機能を実現するために機械や装置等に組み込まれる組み込みシステムとしても広く用いられる。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照。.

新しい!!: 実体完全性とコンピュータ · 続きを見る »

候補キー

候補キー(こうほキー、英語:candidate key)は、コンピュータの関係データベースの関係モデルにおいて、スーパーキーのうち、既約 (irreducible) の形のものをいう。 既約とは、ここでは、それを構成する属性(列)のどれか一つでも欠ければ一意性が確保できなくなること、つまり冗長な属性を含まないことをいう。極小 (minimal) ともいう。 要するに、組(行)の識別のために必要な、属性またはその集合が候補キーである。候補キーは、組の「アドレス」あるいは「識別子」だと考えることもできる。 候補キーという名は、それが主キーとして選ばれる候補であるところから由来する。 1つの関係(表)には、関係というものの定義上、少なくとも1つ候補キーが存在する。1つの関係に候補キーが2つ以上存在することもある。 例えば、市町村(市町村ID, 市町村名, 都道府県名)という関係の場合、市町村ID と が候補キーである。なお、市町村名には多少の重複があるため(府中市など)、市町村名は単独では候補キーにならない。 NULLを許容する候補キーというものを認めるかについては諸説ある。一部の人々は、主キーには認められないが候補キーには認められると、考えている。別の人々は、主キーには認められないし候補キーにも認められないと、考えている。主キーには認められないが候補キーには認められるという考えについては、候補キーのうちの任意に選ばれた一つが主キーであるとする定義とは矛盾する。 なお、SQLの方言における CREATE UNIQUE INDEX 文で指定される一意性制約は、厳密には候補キーとは別の概念であるから、一意性制約にNULLを許すことができるものがあることは、ここでの議論に必ずしも影響しない。.

新しい!!: 実体完全性と候補キー · 続きを見る »

組 (データベース)

組 (tuple) を含む関係モデルの概念 組 (くみ、タプル、英: tuple)とは関係モデル (リレーショナルモデル) において、非負整数個の属性 の集合からなるデータ構造のことである。 データベースにおける組においては、次のことが言える。.

新しい!!: 実体完全性と組 (データベース) · 続きを見る »

表 (データベース)

関係データベースやフラットファイルデータベースにおける表またはテーブルとは、データ要素(値)の集合を垂直な列と水平の行のモデルで構成したものである。表には所定の個数の列があるが、行数は不定である。各行は特定の列の値で識別され、それを候補キーと呼ぶ。 表は関係と同じ意味でも使われる。ただし、表は多重集合がありうるが、関係モデルにおける関係は重複を許さない点が異なる。実際のデータ行の他に、表にはその表や特定の列での値に関する制約のような何らかのメタ情報が対応しているのが一般的である。 表内のデータはデータベースに物理的に格納されている必要はない。ビューも一種の表だが、そのデータはクエリ時に計算で求められる。また、別のデータベース内の表へのポインタとして機能するニックネームもある。.

新しい!!: 実体完全性と表 (データベース) · 続きを見る »

関係 (データベース)

関係 (relation) を含む関係モデルの概念関係(かんけい、リレーション、)とは関係モデル(リレーショナルモデル)において、一つの見出しと0以上の同じ型の組 (タプル、行) の順序づけられていない集合からなるデータ構造のことである。 値としての関係を関係値 (relation value) といい、関係値を値としてもつ変数を関係変数 (relvar, relation variable) という。 関係データベースのデータベース言語であるSQL では、関係変数とほぼ同じ意味で'''表''' ('''テーブル''') という用語が使われている。文脈によって、関係変数を関係と呼ぶこともあり、また関係値を関係と呼ぶこともある。 その他、データベースにおける関係には以下のことが言える。.

新しい!!: 実体完全性と関係 (データベース) · 続きを見る »

関係モデル

関係モデル(かんけいモデル、リレーショナルモデル、relational model)はエドガー・F・コッドが集合論と述語論理に基づいて考案したデータベースモデルであり、関係データベース(リレーショナルデータベース)の基礎となっている。.

新しい!!: 実体完全性と関係モデル · 続きを見る »

関係データベース

関係データベース(かんけいデータベース、リレーショナルデータベース、英: relational database)は関係モデル(リレーショナルデータモデル、後述)にもとづいて設計、開発されるデータベースである。関係データベースを管理するデータベース管理システム (DBMS) を関係データベース管理システム (RDBMS) と呼ぶ。 Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQL、DB2、FileMaker、H2 Database などがRDBMSである関係データベースに含まれないデータベースは、NoSQL などを参照。 。.

新しい!!: 実体完全性と関係データベース · 続きを見る »

関係データベース管理システム

関係データベース管理システム(かんけいデータベースかんりシステム)、リレーショナルデータベースマネジメントシステム(relational database management system、略称:RDBMS)は、関係データベースの管理システムである。2007年の時点では、広く知られていてまた広く使われているデータベースのほとんどは関係データベースであったが、その後NoSQLが発展したため必ずしもそうとは言えなくなっている。 一定の人々は、関係モデルを煩雑であるなどとみなしているためか、RDBMSの簡単な定義として、「データを表の形式で永続化し、かつデータ間の関連もまた表の形式で永続化できるDBMS」と考えているようである。 関係データベースをオブジェクトデータベースと融合させたオブジェクト関係データベースなどといったものもある。その管理システムはオブジェクト関係データベース管理システムなどと呼ばれる (ORDBMS) 。 関係データベースの、標準の問い合わせ言語として SQL がある。 商用の RDBMS としては Oracle Database や IBM DB2 などが、オープンソースの RDBMS としては MySQL や PostgreSQL などが、広く知られている。ただし、これらの DBMS を 真のRDBMS と呼んで良いのかどうかについては、後述のとおり、議論の対象となっている。.

新しい!!: 実体完全性と関係データベース管理システム · 続きを見る »

英語

アメリカ英語とイギリス英語は特徴がある 英語(えいご、)は、イ・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属し、イギリス・イングランド地方を発祥とする言語である。.

新しい!!: 実体完全性と英語 · 続きを見る »

Null

Null(ヌル、ナル)は、何もない、という意味で、プログラミング言語などコンピュータ関係では、「何も示さないもの」を表すのに使われる。同様のものに、nil が使われることもある。他の名前のこともある。 本来 はドイツ語において数値の0(ゼロ)を意味する単語であり、ドイツ語における発音は である。一方、英語においては と発音される。実際の発音はを参照のこと。 日本においては原語に近い「ヌル」という発音が定着しているが、英語読みに近い「ナル」という発音で呼ばれる場合もある(専門書、国家試験など)。 プログラミング言語などにおいて、nullやnilといった予約語や定数名のものなどの意味がどういったものかは言語により、場合によっては実装ごとに違う。ポインタや参照のある言語では、ヌルポインタなどと呼ばれる何も指さない特別なポインタであることもあるし、Pythonのようにオブジェクトのこともある。古典的なLISPのように真理値の偽(の代表)や空リスト「()」を兼ねたもの(それらと同じもの)だったりすることもある。.

新しい!!: 実体完全性とNull · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »