ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

刺胞

索引 刺胞

刺胞(しほう)は、刺胞動物が持つ毒針。袋状になっており、刺激を受けると袋を反転させながら刺糸をはじきだす。刺胞には、中が中空になっており反転しながら皮膚に刺さるもの、巻きつくもの、粘着するものなどがある。さらにそれを何種類かにわけることができる。種類によっては毒の成分なども違い、クラゲなどに至ってはクラゲとポリプ世代で違う刺胞を持つタイプもある。.

21 関係: 原生動物ミクソゾアハコクラゲポリププラナリアヒドロ虫綱フウセンクラゲモドキ刺胞動物クラゲ (体制)シナプス細胞細胞小器官花虫綱胞子虫鉢虫綱極嚢有櫛動物浸透圧1984年2006年

原生動物

原生動物(げんせいどうぶつ)とは単細胞生物のうち生態が動物的なもの。原虫とも。 歴史的には、生物を動物と植物に分けていた(2界説)頃に使われた分類群であり、動物「のうち」単細胞のものと定義されていた。 実際は雑多な生物の集まりであり、系統学的に妥当なグループに修正する試みもされたが、現在ではどの意味でも分類群としては使われず、大まかな総称として伝統的なグループを表すのに使われている。.

新しい!!: 刺胞と原生動物 · 続きを見る »

ミクソゾア

ミクソゾア(myxozoa, ギリシャ語 myx- ('粘液) + zoa (動物))は極嚢を持った胞子を作る寄生虫からなる動物門である。かつては原生動物として分類され胞子虫に含められていたが、その特異性が認識されて独立の門に位置付けられた。現在では多細胞動物から派生したグループだと考えられている。 ミクソゾア類の多くは魚類と環形動物またはコケムシ類の2つの宿主を行き来する生活環を持っている。感染は殻 (valve) に包まれた多細胞性の胞子によって起きる。胞子には1または2つのスポロブラスト(胞嚢体、sporoblast)と、胞子を宿主に固定する極糸(極繊維、polar filament)が入った一つまたは複数の極嚢 (polar capsule) が含まれている。スポロブラストは運動能のあるアメーバ型胚子 (amoebula) になり、これが宿主の組織に侵入して多核の変形体 (plasmodium) に成長する。その後、核が対になって、一方が他方を取り囲み、新たな胞子を生じる。.

新しい!!: 刺胞とミクソゾア · 続きを見る »

ハコクラゲ

ハコクラゲ(箱水母)は、刺胞動物門箱虫綱に属する水生無脊椎動物である。その名の通り箱型の傘を持つクラゲであり、立方クラゲとも呼ばれる。基本的特徴は鉢虫綱()に属するクラゲと共通であるが、固有の特徴として傘の縁に水管の通った擬縁膜を持ち、触手の基部が葉状体と呼ばれるひれ状の組織になっている。 生活環ではポリプ世代を持つが、ごく小型の単体性のものである。また、これからクラゲ型を生ずる際に、ストロビラへと変化せずに、ポリプ一つが全体としてクラゲに変態する。この特徴はハコクラゲ類に特有のもので、刺胞動物中では他に例がない。 ただしヒクラゲなどの一部の種は、鉢虫綱などと同様にストロビラ化することがわかっている。.

新しい!!: 刺胞とハコクラゲ · 続きを見る »

ポリプ

ポリプというのは、刺胞動物の体の構造のひとつであり、イソギンチャクのように固着して触手を広げるものを言う。.

新しい!!: 刺胞とポリプ · 続きを見る »

プラナリア

プラナリア()は、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する動物の総称。広義には、ウズムシ目(三岐腸目)に属する動物の総称。さらに、渦虫綱に分類される動物の総称とする説もある。体表に繊毛があり、この繊毛の運動によって渦ができることから、ウズムシと呼ばれる。淡水、海水および湿気の高い陸上に生息する。Planariaは「平たい面」を意味するラテン語planariusに由来し、plain「平原」やplane「平面」と語源が共通である。.

新しい!!: 刺胞とプラナリア · 続きを見る »

ヒドロ虫綱

ヒドロ虫綱(ひどろちゅうこう、学名:Hydrozoa)は刺胞動物門に属する綱の一つである。.

新しい!!: 刺胞とヒドロ虫綱 · 続きを見る »

フウセンクラゲモドキ

フウセンクラゲモドキ (Haeckelia rubra) はフウセンクラゲに似たクシクラゲの1種。分枝のない触手には刺胞を持つ。このことから本群と刺胞動物との系統関係に関わって注目されてきたが、現在では盗刺胞をするものとされている。.

新しい!!: 刺胞とフウセンクラゲモドキ · 続きを見る »

刺胞動物

刺胞動物(しほうどうぶつ、Cnidaria)とは、刺胞動物門に属する約11,000種にのぼる動物の総称である。ほぼ全てが水界に生息し、大部分が海産である。「刺胞」と呼ばれる、毒液を注入する針(刺糸、しし)を備えた細胞内小器官をもつ細胞があることからこの名で呼ばれる。体は単純で、二胚葉動物である。 クラゲやイソギンチャク、ウミトサカ、ウミエラ、サンゴなどが刺胞動物に属する。かつては有櫛動物(クシクラゲ類)と共に腔腸動物門として分類されていたが、有櫛動物は刺胞動物とは体制が大きく異なることから、現在では異なる門として整理されている。刺胞動物は先カンブリ紀の地層に既に、化石として姿をとどめている。.

新しい!!: 刺胞と刺胞動物 · 続きを見る »

クラゲ (体制)

ラゲ」は、浮遊性の刺胞動物門の動物や類似した動物の総称であるが、刺胞動物門の動物に見られる主要な体制の一つのことも指す。本稿ではこれについて述べる。生物としてのクラゲについてはクラゲの項を参照。.

新しい!!: 刺胞とクラゲ (体制) · 続きを見る »

シナプス

ナプス(synapse)は、神経細胞間あるいは筋繊維(筋線維)、神経細胞と他種細胞間に形成される、シグナル伝達などの神経活動に関わる接合部位とその構造である。化学シナプス(小胞シナプス)と電気シナプス(無小胞シナプス)、および両者が混在する混合シナプスに分類される。シグナルを伝える方の細胞をシナプス前細胞、伝えられる方の細胞をシナプス後細胞という。又は日本のインディーズバンドを指す。.

新しい!!: 刺胞とシナプス · 続きを見る »

細胞

動物の真核細胞のスケッチ 細胞(さいぼう)とは、全ての生物が持つ、微小な部屋状の下部構造のこと。生物体の構造上・機能上の基本単位。そして同時にそれ自体を生命体と言うこともできる生化学辞典第2版、p.531-532 【単細胞生物】。 細胞を意味する英語の「cell」の語源はギリシャ語で「小さな部屋」を意味する語である。1665年にこの構造を発見したロバート・フックが自著においてcellと命名した。.

新しい!!: 刺胞と細胞 · 続きを見る »

細胞小器官

細胞小器官(さいぼうしょうきかん、)とは、細胞の内部で特に分化した形態や機能を持つ構造の総称である。細胞内器官、あるいはラテン語名であるオルガネラとも呼ばれる。細胞小器官が高度に発達していることが、真核細胞を原核細胞から区別している特徴の一つである。 細胞小器官の呼称は、顕微鏡技術の発達に従い、それぞれの器官の同定が進むとともに産まれた概念である。したがってどこまでを細胞小器官に含めるかについては同定した経過によって下記のように混乱が見られる。細胞小器官を除いた細胞質基質についても、新たな構造や機能が認められ、細胞小器官を分類して論じることは今日ではあまり重要な意味をなさなくなってきつつある。 第一には、最も早い時期に同定された核、小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソーム、ミトコンドリア、葉緑体、ペルオキシソーム等の生体膜で囲まれた構造体だけを細胞小器官と呼ぶ立場があり、またこれらはどの場合でも細胞小器官に含められている。これらを膜系細胞小器官と呼ぶ場合もある。膜系細胞小器官が内を区画することにより、色々な化学環境下での生反応を並行することを可能にしている。また膜の内外で様々な物資の濃度差を作ることができ、このことを利用してエネルギー生産(電子伝達系)や、物質の貯蔵などを行っている。さらに小胞体、ゴルジ体、エンドソーム、リソソームは、小胞を介して細胞膜と連絡しあっており、このEndomembrane systemと呼ばれるネットワークを通じて物質の取込み(エンドサイトーシス)や放出(分泌)を行うことで、他の細胞や細胞外とのコミュニケーションを達成している。 なおこれらのうちミトコンドリアは、独自の遺伝構造を持つことから、生物進化の過程や種の拡散において注目される場合があり、例えばヒトではミトコンドリア・イブのような共通祖先も想定される。ミトコンドリアに関しては、元来別の細胞が細胞内共生したものに由来するとの説(細胞内共生説)が有力視されている。葉緑体に関しても共生に由来するのではないかという見方もあるが、その起源は依然不明である。 第二には、細胞骨格や、中心小体、鞭毛、繊毛といった非膜系のタンパク質の超複合体からなる構造体までを細胞小器官に含める場合もある。 さらには、核小体、リボソームまで細胞小器官と呼んでいる例も見いだされる。.

新しい!!: 刺胞と細胞小器官 · 続きを見る »

花虫綱

Anthopleura xanthogrammica 花虫綱(かちゅうこう、Anthozoa)は刺胞動物門の分類群の一つ。イソギンチャクやサンゴを含む、他の刺胞動物と異なり、その発生段階においてクラゲの時期を経ない。その代わりに、精子と卵子を放出してそれらがプラヌラを形成し、基質に付着して成長する。出芽などにより無性生殖で増えるものもある。 刺胞動物門の動物は、刺胞で食物を捕捉する。イソギンチャクは主に魚、サンゴはプランクトンを餌とする。造礁サンゴなどのように藻類や渦鞭毛藻と共生する種もいる。褐虫藻はホストが排出する窒素化合物や二酸化炭素を得、その代わりにホストは褐虫藻の生産物を取り込み、炭酸カルシウムの生産量を増やすことができる 。 イソギンチャクやある種のサンゴは単独で生活するが、多くのサンゴは遺伝的に同一のポリプからなる群体を作る。そのようなポリプは形態的にはイソギンチャクによく似ているが、遙かに小さい。.

新しい!!: 刺胞と花虫綱 · 続きを見る »

胞子虫

胞子虫(ほうしちゅう、Sporozoa)は原生動物の古典的な4分類の1つで、運動器官、摂食器官を持たず、(例外はあるが)胞子をつくって増殖する原生動物の総称である。運動能が限られていることから全てが寄生虫であると考えられ、とくに宿主の細胞内に寄生するものが多い。胞子虫としてひとまとめに分類されてきた生物群は、現在は非常に多様な系統に属していることが明らかになっており、1つの分類群として取り扱うことはない。ただし現在でも胞子虫という名の若干定義の異なる分類群を使うことがある(アピコンプレクサの項を参照)。本項では胞子虫に関する認識の変遷を解説するにとどめるので、生物の実際については末尾の対応表から各分類群の項目を参照のこと。.

新しい!!: 刺胞と胞子虫 · 続きを見る »

鉢虫綱

鉢虫綱(はちむしこう、Scyphozoa)は、刺胞動物門に属する水棲の無脊椎動物であり、いわゆるクラゲとして知られる多くの種を含む。 漂遊生活(プランクトン生活)を行うクラゲ(メデューサ)世代を持ち、この世代で有性生殖を行う。また、ポリプ世代を有するものも多く、この世代ではしばしば無性生殖を行う。クラゲ世代が底生動物(ベントス)として生活する十文字クラゲ目 もかつてここに分類されていたが、現在では十文字クラゲ綱 に分割されている。.

新しい!!: 刺胞と鉢虫綱 · 続きを見る »

極嚢

極嚢(きょくのう、polar capsule)はミクソゾア類の胞子に見られる刺胞に似た構造である。内部には1本の極糸(きょくし、polar filament)が収まっていて、これを放出することで、胞子を宿主の腸壁に保持する役割があると考えられている。 極嚢はタンパク質および多糖の2層からなり、これが極糸まで続いている。口はキャップのような構造でおおわれている。 極糸は粘着性で極嚢の内壁に沿って巻かれており、おそらく宿主の消化管での消化作用を引き金にして、速やかに裏返しに突出する。極糸の外転機構は2つの説が提案されている。1つは腔腸動物の刺胞のように、極嚢の静水圧が極糸を押し出すというもの。もう1つは、収縮タンパク質が関与したカルシウム依存的な積極的な機構だというもの(Uspenskaya 1982)である。 極糸の形態は種分類で重要である。例えばCeratomyxa属の一部の種では、極糸の一部がまっすぐな基部をつくり、そのまわりに残りの部分が巻きついている。Sphaeromyxa属では巻かれているというよりはジグザクに折りたたまれている。 なお、かつて極嚢胞子虫とよばれてミクソゾアと一括して分類されていた群に微胞子虫などがある。それらにも類似の構造があり、以前はそれらも極嚢と呼ばれたが、性質が大きく異なる。これについては胞子虫の項目を参照されたい。.

新しい!!: 刺胞と極嚢 · 続きを見る »

GHSの高い急性毒性を示す標章 EUでの一般的な毒のシンボル(2015年までの使用)。 毒(どく)、毒物(どくぶつ)は、生物の生命活動にとって不都合を起こす物質の総称である。 毒物及び劇物指定令で定められる「毒物」については毒物及び劇物取締法#分類の項を参照のこと。.

新しい!!: 刺胞と毒 · 続きを見る »

有櫛動物

有櫛動物(ゆうしつどうぶつ、学名:)は、クラゲ的な動物を含む動物の分類群の1つである。クシクラゲ類とも呼ばれる。.

新しい!!: 刺胞と有櫛動物 · 続きを見る »

浸透圧

浸透圧(しんとうあつ、英語:osmotic pressure)は物理化学の用語である。半透膜を挟んで液面の高さが同じ、溶媒のみの純溶媒と溶液がある時、純溶媒から溶液へ溶媒が浸透するが、溶液側に圧を加えると浸透が阻止される。この圧を溶液の浸透圧という(岩波理化学辞典・同生物学辞典等)。浸透圧は希薄溶液中において、物質の種類に依存しない法則が成立するという束一的性質の一種である。.

新しい!!: 刺胞と浸透圧 · 続きを見る »

1984年

この項目では、国際的な視点に基づいた1984年について記載する。.

新しい!!: 刺胞と1984年 · 続きを見る »

2006年

この項目では、国際的な視点に基づいた2006年について記載する。.

新しい!!: 刺胞と2006年 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »