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五声

索引 五声

五声(ごせい)は、中国の音楽で使われる階名。五音(ごいん)ともいう。 宮(きゅう)、商(しょう)、 角(かく)、 徴(ち)、 羽(う)の五つ。音の高低によって並べると、五音音階ができる。西洋音楽の階名で、宮をドとすると、商はレ、角はミ、徴はソ、羽はラに相当する。後に変宮(宮の低半音)と変徴(徴の低半音)が加えられ、七声または七音となった。変宮と変徴はシとファ#に相当する。宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮で、七音音階を形成する。これは教会旋法のリディア旋法の音階に等しい。すなわち宮をファとすると宮・商・角・変徴・徴・羽・変宮はファ・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミに相当する。 五声は三分損益法に基づいている。三分損益法は西洋のピタゴラス音律の原理と同一のものであるため、上記のような西洋音楽の音階との対応を示すことが可能となっている。

目次

  1. 15 関係: 半音十二律南曲史記中国七音音階三分損益法五音音階律管北曲ヨナ抜き音階ピタゴラス音律音名と階名調式教会旋法

半音

半音(はんおん、セミトーン 英語: Semitone, Half step)とは、伝統的な西洋音楽における音程の最小単位である。 人間は音の高さの違いを周波数の差ではなく周波数の比で認識する(音程参照)。12平均律においては、オクターヴの中に半音が12個あるから、半音の周波数比はオクターヴの周波数比(すなわち2)の12乗根であり、 となる。その他の音律では、半音は16:17、17:18、18:19、19:20などの多様な周波数比となり、12平均律におけるような一律ではない。そして、平均律以外の音律では、半音は全音階における半音のみが存在する。 半音階(クロマティック・スケール=Chromatic scale)とは、隣接する音程がすべて半音の音階を指す。

見る 五声と半音

十二律

十二律(じゅうにりつ)とは、中国や朝鮮、日本の伝統音楽で用いられる12種類の標準的な高さの音。三分損益法に基づく、1オクターヴ内の12の音である。律とは本来、音を定める竹の管であり、その長さの違いによって12の音の高さを定めた。周代において確立した。 中国の律を低いものから高いものへと並べ、西洋音楽の音名と対照すると以下のようになる(規準音である黄鐘をAとした場合)。

見る 五声と十二律

南曲

南曲(なんきょく)とは、宋元時代以降、南方系の曲(散曲・戯曲)に用いられた曲調の総称。南戯とも。 北曲に対立する。五音音階で宮調は5宮8調が用いられた。主に簫や笛によって伴奏された。宋元の戯文、明清の伝奇などはいずれも南曲を用いた。

見る 五声と南曲

史記

『史記』(しき)は、中国前漢の武帝の時代に司馬遷によって編纂された歴史書である。二十四史の一つで、正史の第一に数えられる。計52万6千5百字。著者自身が名付けた書名は『太史公書』(たいしこうしょ)であるが、後世に『史記』と呼ばれるようになるとこれが一般的な書名とされるようになった。 二十四史の中でも『漢書』と並んで最高の評価(史漢)を得ており、単に歴史的価値だけではなく文学的価値も高く評価されている。 日本でも古くから読まれており、元号の出典として12回採用されている。

見る 五声と史記

中国

中国(ちゅうごく、中國)は、ユーラシア大陸(アジア大陸)の東部を占める地域、及びそこで成立した国家をさす用語。日本では、1972年の日中国交正常化以降、中華人民共和国の略称としても使用されている。 中国統一問題を参照)。 本記事では、「中国」という用語の「意味」の変遷と「呼称」の変遷について記述する。中国に存在した歴史上の国家群については、当該記事および「中国の歴史」を参照。

見る 五声と中国

七音音階

七音音階(しちおんおんかい)は、1オクターブに7つの音が含まれる音階。西洋音楽の音階など。 アラブ音楽の旋律は基本的には1オクターブに7つの音が含まれる七音音階と言える(西アラブ古典音楽には五音音階風の旋律も現れる)。インド音楽も基本的に七音音階(五音音階風の旋律も多数ある)。西アフリカ・マリのマンディンゴ族の音楽も七音音階(周辺のセネガル、ガンビアも)。

見る 五声と七音音階

三分損益法

三分損益法(さんぶんそんえきほう)とは、三分損一、および三分益一と呼ばれる方法を組み合わせて音階を得る方法である。近代邦楽では、順八逆六(じゅんぱちぎゃくろく)の法とも呼ばれる。 管楽器の管、または弦楽器の弦の長さを(弦ならその張力を一定に保ちながら)その三分の一の長さだけ短くすると、最初の音より完全五度高い音(属音)が得られる。これを、三分損一と(近代邦楽では、三分一損とも、順八とも)言う。 逆に三分の一の長さを足した場合、完全四度低い音が得られる。これを三分益一と言う(近代邦楽で言うところでは逆六)。 この二つを組み合わせて音階を得る方法を三分損益法といい、ピタゴラス音律と原理は同じである。

見る 五声と三分損益法

五音音階

五音音階(ごおんおんかい)は、1オクターブに5つの音が含まれる音階のこと。ペンタトニックスケールとも呼ばれる。スコットランド民謡(スコットランド音楽)などにあらわれる。日本の民謡や演歌にみられるヨナ抜き音階、および琉球音階も五音音階の一つである。

見る 五声と五音音階

律管

十二平均律倍律管 十二平均律正律管 十二平均律半律管 律管(りっかん)は、日本、中国で用いられた、調律のための12本で1組の管。 タケ製が多い。中国古代、黄帝のときに発明されたとされる。黄帝は、伶倫に命じて崑崙の谷から一様の太さの竹管を切らせ、その長さを測って十二律を決めた。これが律管の起源であるとされる。 周のころ、律管の算法が確立したとされる。律管の制では、太さの一定した真っ直ぐなタケの管で、節はなく、両端は開いており、下端を手指でふさぎ、上端を口で吹き鳴らし、発せられる音で、音律の標準の音の高さとする。 管の長さの最古の記録は『呂氏春秋』5巻古樂に「其長三寸九分而吹之 以為黃鐘之宮」とあり、黄鐘の管長が3寸9分と定められている。ついで『淮南子』天文訓に、「黃鐘之律九寸」と黄鐘の管長は9寸とあり、蔡邕の『月令章句』に、管長9寸、孔径3分、囲9分と定められ、以後、黄鐘の管長9寸、囲9分が採用された。この黄鐘律管の長さから三分損益法によって十二律の律管長を算出する。それぞれの長さは以下の通りである。

見る 五声と律管

北曲

北曲(ほっきょく)とは、金・元時代以来、北方の曲(戯曲や散曲)で用いられた曲調の総称。南曲に対立する。唐・宋の大曲、宋詞の詞調、民間音楽の曲調などに由来し、北方の民族音楽からも吸収された。元代に隆盛した。 元雑劇で北曲が用いられ、明・清の伝奇でも一部北曲が用いられた。

見る 五声と北曲

ヨナ抜き音階

ヨナ抜き音階(四七抜き音階、ヨナぬきおんかい)は、明治以降の日本で使われる五音音階の一種であり、ヨナ抜き長音階とヨナ抜き短音階の2つからなる。明治初期は西洋音楽での音階である「ドレミファソラシ」を「ヒフミヨイムナ」と読んでいたので#その他の音階、そのヨとナを抜いた事から名付けられた。 「ヨナ抜き長音階」は、西洋音楽におけるドを主音とする長音階(ドレミファソラシ)に当てはめたときにドから四つ目のファと、七つ目のシがない音階(ドレミソラ)のことで、全音階的五音音階(Cメジャーペンタトニック)と同じ音階である。同様に「ヨナ抜き短音階」は、ラからはじまる自然短音階(ラシドレミファソ)の四つ目のレと、七つ目のソがない音階(ラシドミファ)の事である。

見る 五声とヨナ抜き音階

ピタゴラス音律

ピタゴラス音律(ピタゴラスおんりつ)は、音階の全ての音と音程を周波数比3:2の純正な完全五度に基づいて導出する音律である。 ピタゴラス音律は初期ルネサンスまでの西洋音楽の標準的な音律であり、また中国や日本の伝統音楽の音律も同様の原理に基づくものである(三分損益法)。 ピタゴラス音律では純正な五度と四度の音程が得られるが、三度と六度は純正にならない。ルネサンス音楽において三度と六度の使用が増えると、五度を狭めることによって三度をより純正に近づける中全音律が普及した。

見る 五声とピタゴラス音律

音名と階名

このページは西洋音楽における音の高さの書き表し方、および国ごとに異なるその言い表し方の一覧である。前者では音度・音名・階名について、後者では日・英米・独・蘭・伊・仏式について述べる。

見る 五声と音名と階名

調式

調式(テャオシー)とは、中国で用いられる旋法のことである。宮・商・角・徴・羽などの音名は五声という。

見る 五声と調式

教会旋法

教会旋法(きょうかいせんぽう、英語:gregorian mode)は、グレゴリオ聖歌の分類に用いられる旋法である。 教会旋法の体系は、主要なグレゴリオ聖歌の作曲よりも後に、ビザンティンのオクトエコスを基盤として成立したものである。したがって、実際のグレゴリオ聖歌は教会旋法の理論に全面的に合致するものではなく、聖歌の中には教会旋法では分類困難なものもある。 8〜9世紀頃以来、少なくとも16世紀頃まで西洋音楽理論の基礎であったが、機能和声の発達によって長調・短調の組織に取って代わられた。しかし19世紀末以降、新たな音楽の可能性の追求の中で教会旋法がしばしば用いられている。

見る 五声と教会旋法

宮商角徵羽 別名。