ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

ヴィルーパークシャ (アスラ)

索引 ヴィルーパークシャ (アスラ)

ヴィルーパークシャ は、インド神話におけるアスラ族の名である。どのヴィルーパークシャも「様々な目をした者」「不格好な目をした者」という意味の名である『インド神話伝説辞典』, p. 90.

13 関係: 広目天ナラカラーヴァナヴィルーパークシャパーターラダーナヴァダヌ (アスラ)ダイティヤアスラインド神話羅刹天菅沼晃東京堂出版

広目天

広目天(こうもくてん)、梵名ヴィルーパークシャ (विरूपाक्ष 、毘楼博叉)は、仏教における天部の仏神。持国天、増長天、多聞天と共に四天王の一尊に数えられる。ヴィルーパークシャとは本来サンスクリット語で「種々の眼をした者」あるいは「不格好な眼をした者」という意味だが、「尋常でない眼、特殊な力を持った眼」さらに千里眼と拡大解釈され、広目と訳された。三昧耶形は三鈷戟、羂索(両端に金具を付けた捕縛縄)。種子はビ(vi)。 広目天は四天王の一体、西方を護る守護神として造像されることが多い。仏堂内では本尊の向かって左後方に安置するのが原則である。その姿には様々な表現があるが、日本では一般に革製の甲冑を身に着けた唐代の武将風の姿で表される。 持物は、古くは筆を持ち巻物に何かを書き留めている姿で表現された。しかしこれは主に天平時代のもので、平安時代以後は徐々に別の持物を持つようになった。 例えば密教の胎蔵界曼荼羅では体色は赤色、右手は三鈷戟を持ち、左手は拳にして右腰に置く姿で描かれる。また羂索を持った姿で表されることもある。また、中国の民間信仰においては赤い顔で竜を持った姿で表される。 左図は鎌倉時代作の四天王像のうちの広目天(左)と多聞天(右)で、広目天は邪鬼の上に静かに立ち、筆と巻物を持つ姿に表されている。 本来はインド神話に登場する雷神インドラ(帝釈天)の配下で、後に仏教に守護神として取り入れられた。仏の住む世界を支える須弥山の4方向を護る四天王の1員として白銀埵(はくぎんた)に住み、西の方角、或いは古代インドの世界観で地球上にあるとされた4つの大陸のうち西牛貨洲(さいごけしゅう)を守護するとされる。 また、諸龍王や富単那(ふたんな、梵名puutana。子供の熱病を引き起こす病魔)を配下とする。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)と広目天 · 続きを見る »

ナラカ

ナラカ() ヒンドゥー教の地獄を表した絵画、中央は閻魔.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とナラカ · 続きを見る »

ラーヴァナ

ラーヴァナ(रावण、)は、インドにおける魔王の1人。叙事詩『ラーマーヤナ』に登場するラークシャサ(羅刹)の王で、ランカー島(セイロン島)を本拠地としてラークシャサ族を治める。10の頭、20の腕と銅色の目、月のように輝く歯と山のような巨体を持つ。ヴィシュヴェーシュヴァラとラークシャサ族のスマーリンの娘カイカシーとの息子。クンバカルナ、ヴィビーシャナ、シュールパナカーと兄弟。アスラ族の1つダーナヴァの王であるマヤの娘マンドーダリーを妃とし、インドラジット(メーガナーダ)をもうけた。また、富と財宝の神クベーラ神とは異母兄弟にあたる。 ラーヴァナはかつて傲慢さゆえにランカー島を追われたラークシャサ族の再興を期して、千年のあいだ苦行に励いだ。それは10ある頭を1つずつ切り落として火にくべるという荒行で、最後の1つを切ろうとしたとき、ブラフマー神に認められ、「神仏に負けない」という絶大な特権を得た。またシヴァの住むカイラス山を揺らして罰せられたラーヴァナは、シヴァに許された際チャンドラハース(月の刃)という剣を貰う。そして、当時ランカーを治めていたクベーラ神と戦って、空を飛翔する戦車プシュパカ・ラタを奪取し、たがいの父であるヴィシュヴェーシュヴァラの仲裁によって、クヴェーラ神はカイラス山に退き、ラーヴァナはランカーを得た。 その後ラーヴァナは征服戦争に乗り出す。カールタヴィーリヤ・アルジュナとの戦いでは大敗したが、キシュキンダーでは猿王ヴァーリンと同盟を結び、アヨーディヤーを荒廃させ、冥府に攻め入ってヤマ神の軍勢と戦う。また神々に対しても戦いを挑み、息子メーガナーダはインドラ神に勝利する。これらの戦いによってラーヴァナは、多くの王や聖仙、半神たちから人妻や娘を奪ってランカーに連れ去った。 こうした行為によって、神々はヴィシュヌ神に助けを仰ぎ、ヴィシュヌ神はアヨーディヤーの王子ラーマとして転生し、ラーヴァナを討つことを約束したという。後にラーマによって同族が殺されたことに怒り、ダンダカの森でラーマの妃シーターを奪うが、これをきっかけに猿軍を率いるラーマとのあいだに大戦争が勃発する。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とラーヴァナ · 続きを見る »

ヴィルーパークシャ

* 広目天の梵名。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とヴィルーパークシャ · 続きを見る »

パーターラ

パーターラ パーターラ (pātāla) とは、インド神話のプラーナ世界における7つの下界(地底の世界)の総称またはその一部の名称のことである『インド神話伝説辞典』, p. 255.(パーターラ)。 7つの下界は文献によって異なる。『』では第1層アタラ、第2層ヴィタラ、第3層ニタラ、第4層ガバスティマット、第5層マハータラ、第6層スタラ、第7層パーターラとされる。『』では第1層アタラ、第2層ヴィタラ、第3層スタラ、第4層ガバスティマット、第5層マハータラ、第6層ラターサラ、第7層パーターラとされる。 『パドマ・プラーナ』では、第1層はマハーマーヤが支配し、第2層はハータケーシュヴァラ(シヴァ神の化身)が支配し、第3層はアスラ王マハーバリが支配し、第4層はマーヤが支配し、第5層は蛇が支配し、第6層はダイティヤとダーナヴァが支配し、第7層はナーガの王ヴァースキが支配しているという。第7層はこのために別名「ナーガローカ」(ナーガが住む場所)とも言う。 パーターラは三界に属さない冥界ではあるが「地獄」ではない。第3層スタラはマハーバリがヴィシュヌにより与えられた領地であるが、『』においては苦しみや病気、困難などが決して訪れることのない楽園として紹介されている。また、インドラの従者であるマータリは自分の娘に嫁ぐ最高の婿を探す為にパーターラを訪れており、神々でも満足できなかったマータリはそこでナーガのスムカを見いだした。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とパーターラ · 続きを見る »

ダーナヴァ

ダーナヴァ(, Dānava)とは、インド神話におけるアスラ神族の一派「ダヌの子供たち」を意味する。特にカシュヤパ仙とその妻ダヌとの間に生まれた100人の子供とその一族を指す。ダーナヴァ族はしばしば系譜上の混乱が見られ、特にダイティヤ族とダーナヴァ族は混同される。 ダヌの子供たちについて『マハーバーラタ』にはヴィプラチッティ、ナムチ、シャムバラ、プローマン、ヴィシュルタ、ドゥルジャナ、アヤシラス、アシュヴァシラス、ケートゥ、ヴリシャパルヴァン、アシュヴァグリーヴァ、ヴィルーパークシャ、ニクムバ、カタパ、エーカパート、エーカチャクラなどの名前が挙げられている。特に有力な神としては三界制覇に成功したマヒシャースラ、マヤースラなどが挙げられる。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とダーナヴァ · 続きを見る »

ダヌ (アスラ)

ダヌ菅沼晃編、p.203。(ダーナヴァ)(ダーヌ菅沼晃編、p.105。(カシュヤパ)とも。, Danu)は、インド神話に登場する女性である。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とダヌ (アスラ) · 続きを見る »

ダイティヤ

ダイティヤ(Daitya)は、インド神話に登場するアスラの一族。「ディティの息子たち」という意味で、主にカシュヤパ仙とその妻の1人ディティとの間に生まれた子供たち、あるいはその家系に属する一族を指す。 神話上での神々(デーヴァ)の敵対者が、しばしばこの一族に属している。ディティの子ヒラニヤークシャ、ヒラニヤカシプや、その子孫にあたるマハーバリはヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)に倒された。他にもティローッタマーが原因で死闘を繰り広げたスンダ、ウパスンダ兄弟王もダイティヤ族の末裔とされる。 ただし、デーヴァであるシヴァ・スカンダ親子と共闘するバーナースラや、ヴィシュヌを篤く信仰するプラフラーダなどもダイティヤ族とされ、すべてのダイティヤ族がデーヴァと敵対しているわけではない。 また、マハーバリの妻で、バーナースラの母であるコータヴィーはダイティヤ族の守護女神とされる。 category:インド神話の種族 category:アスラ.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とダイティヤ · 続きを見る »

アスラ

アスラ(असुर asura)とは、インド神話・バラモン教・ヒンドゥー教における神族または魔族の総称。 本来、『リグ・ヴェーダ』に見られるように、古代インドにおいてアスラは悪役的な要素はあまりなく、デーヴァ神族の王インドラに敵対することもある天空神・司法神ヴァルナとその眷属を指していたが、その暗黒的・呪術的な側面が次第に強調されるようになり、時代が下った古代インドではアスラを魔族として扱うようになった。「アスラはア(a=非)・スラ(sura=生)である」という俗語源説も、この転回を支持するものだった。 インド神話がバラモン教からヒンドゥー教へと発展し、シヴァ・ヴィシュヌが新しく主神となると、アスラはヴァルナの眷属であるという設定はなくなり、神々の敵対者、主にダーナヴァ族・ダイティヤ族の総称としてアスラの呼称は使われるようになった(カシュヤパ仙の憎しみから生まれたヴリトラや、シヴァの破壊衝動から生まれたジャランダーラなどもアスラとして扱われているため、必ずしもこの限りではない)。彼らはデーヴァ(神々)のようにアムリタを飲んではいないため、不死・不滅の存在ではないが、自らに想像を絶する厳しい苦行を課すことによって神々をも超越する力を獲得し、幾度となくデーヴァ(神々)から世界の主権を奪うことに成功している。 アスラが仏教に取り込まれてそれが中国に伝わると、漢字を当てて「阿修羅」と表記されるようになった。また、中国において「阿」の文字が名の接頭辞(日本でいう「○○ちゃん」、また1文字の女性名(:Category:日本語の女性名参照)に添えられる「お」に該当する)と同じ表現であることからか、「修羅」とも呼ばれる。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とアスラ · 続きを見る »

インド神話

ヒンドゥー教の最高神の一柱、シヴァの石像 インド神話(インドしんわ)は、インドに伝わる神話であり、特にバラモン教、ヒンドゥー教、仏教に伝わるものを指す。成立時期や伝承者の層などによって様々な神話があるが、概ねヴェーダ神話がバラモン教に、叙事詩・プラーナ神話がヒンドゥー教に属し、ブラーフマナ・ウパニシャッド神話がその両者を繋ぐものと考えられている。 以下、ヴェーダ神話とブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3つに大別して概説する。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)とインド神話 · 続きを見る »

羅刹天

羅刹天。仏像図彙 (1783年)より。 羅刹天(らせつてん、Skt:Rākṣasaの音写)は、仏教の天部の一つ十二天に属する西南の護法善神。羅刹(らせつ)とも言う。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)と羅刹天 · 続きを見る »

菅沼晃

菅沼 晃(すがぬま あきら、1934年4月5日-2016年4月7日)は、日本の仏教学者。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)と菅沼晃 · 続きを見る »

東京堂出版

株式会社 東京堂出版(とうきょうどうしゅっぱん)は、東京都千代田区にある日本の出版社。.

新しい!!: ヴィルーパークシャ (アスラ)と東京堂出版 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »