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ヘクサメトロス

索引 ヘクサメトロス

ヘクサメトロス(六歩格、Hexameter, ギリシャ語:ἑξάμετρον)は詩形の1つで、1行が6つ(hexa)の韻脚からなるもの。ホメロスの『イリアス』ならびに『オデュッセイア』がこの詩形で書かれている。古代ギリシアでは叙事詩の標準的な韻律で、ウェルギリウスの『アエネイス』などラテン語の叙事詩もそれにならった。叙事詩以外にも、ホラティウスの『風刺詩』やオウィディウスの『変身物語』などに使われた。ギリシア神話では、ペーモノエーがヘクサメトロスを発明したと言われている。.

37 関係: 古代ギリシア叙事詩変身物語マルクス・トゥッリウス・キケロマルクス・アンナエウス・ルカヌスユウェナリスラテン語リトアニア語ルクレティウスヘンリー・ワーズワース・ロングフェローヒロイック・カプレットピンダロスデルポイホメーロスホラティウスダクティル (詩)アポローンアレクサンドランアンケプスアエネーイスイーリアスウィリアム・バトラー・イェイツウェルギリウスエンニウスエイブラハム・カウリーオデュッセイアオウィディウスカエスーラガイウス・ウァレリウス・カトゥルスギリシア神話ギリシア語ジョン・ドライデンジェラード・マンリ・ホプキンススポンデースプラング・リズム韻脚頌歌

古代ギリシア

この項目では、太古から古代ローマに占領される以前までの古代ギリシアを扱う。.

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叙事詩

多くの演劇の題材に用いられるアジアの代表的叙事詩『ラーマーヤナ』(インドネシア、サヌール海岸) 叙事詩(じょじし、epic)とは、物事、出来事を記述する形の韻文であり、ある程度の長さを持つものである。一般的には民族の英雄や神話、民族の歴史として語り伝える価値のある事件を出来事の物語として語り伝えるものをさす。 口承文芸として、吟遊詩人や語り部などが伝え、その民族の古い時代には次世代の教養の根幹を成したり、教育の主要部分となることも多かった。後世に書き残され、歴史資料に保存されることになったものが多い。.

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変身物語

『変身物語』(へんしんものがたり、)は、古代ローマの詩人オウィディウスによるラテン文学の名作。神話原典のひとつである。『転身物語』(てんしんものがたり)や、原題のまま『メタモルポーセース』などとも呼ばれる。.

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マルクス・トゥッリウス・キケロ

マルクス・トゥッリウス・キケロ(Marcus Tullius Cicero, 紀元前106年1月3日 - 紀元前43年12月7日)は、共和政ローマ末期の政治家、文筆家、哲学者である。ラテン語でギリシア哲学を紹介し、プラトンの教えに従う懐疑主義的な新アカデメイア学派から出発しつつ、アリストテレスの教えに従う古アカデメイア学派の弁論術、修辞学を評価して自身が最も真実に近いと考える論証や学説を述べ、その著作『義務について』はラテン語の教科書として採用され広まり、ルネサンス期にはペトラルカに称賛され、エラスムス、モンテスキュー、カントなどに多大な影響を与えた。キケロの名前に由来するイタリア語の「チチェローネ」という言葉は「案内人」を意味するが、ギリシア哲学の西洋世界への案内人として果たした多大な影響をよく物語っている。.

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マルクス・アンナエウス・ルカヌス

マルクス・アンナエウス・ルカヌス(Marcus Annaeus Lucanus, 39年11月3日 - 65年4月30日)は、ヒスパニア・バエティカ、コルドバ生まれのローマ帝国の詩人。短い生涯だったにもかかわらず、古典ラテン語時代(白銀期)の突出した人物の1人と見なされている。その若さと執筆の速さは他の詩人たちと較べて、群を抜いていた。.

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ユウェナリス

デキムス・ユニウス・ユウェナリス(Decimus Junius Juvenalis, 60年 - 128年もしくは130年)は、古代ローマ時代の風刺詩人、弁護士である。彼が残した詩は痛烈で、現実を些か誇張し歪曲した表現がよく用いられている。 代表作は、16篇からなる『風刺詩集 (Satvrae) 』。その中で「健全なる精神は健全なる身体(しんたい)に宿る」(後述)や「パンとサーカス」などの言葉が用いられている。.

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ラテン語

ラテン語(ラテンご、lingua latina リングア・ラティーナ)は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派の言語の一つ。ラテン・ファリスク語群。漢字表記は拉丁語・羅甸語で、拉語・羅語と略される。.

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リトアニア語

リトアニア語(リトアニア語: lietuvių kalba)は、主にリトアニアおよびその周辺国の一部の地域で用いられている言語。インド・ヨーロッパ語族のバルト語派に属す。リトアニアの公用語で、話者人口はおよそ302万人。.

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ルクレティウス

ティトゥス・ルクレティウス・カルス(Titus Lucretius Carus, 紀元前99年頃 - 紀元前55年)は、共和政ローマ期の詩人・哲学者。エピクロスの思想を詩『事物の本性について』に著した。.

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ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー

ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow, 1807年2月27日 - 1882年3月24日)は、アメリカ合衆国の詩人である。代表作に、「ポール・リビアの騎行」(Paul Revere's Ride)、「人生讃歌」(A Psalm of Life)、「ハイアワサの歌」(The Song of Hiawatha)、「エヴァンジェリン」(Evangeline)などがあり、ダンテ・アリギエーリの「神曲」をアメリカで初めて翻訳した人物でもある。「炉辺の詩人」5人組の1人として知られる。メイン州ポートランドで生まれ育つ。ブランズウィックのボウディン大学で学び、幾度かの海外滞在を経た後、後半生の45年間はマサチューセッツ州ケンブリッジで過ごした。.

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ヒロイック・カプレット

ヒロイック・カプレット(heroic couplet, 英雄対句、英雄対韻句、英雄対連、英雄詩体、英雄詩体二行連句、英雄二行詩)は英文学の詩に使われる伝統的な詩形。一般に、叙事詩や物語詩に使われる。.

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ピンダロス

ピンダロス(Πινδαρος,, Pindar, 紀元前522年/紀元前518年 - 紀元前442年/紀元前438年)は、古代ギリシアの詩人。オリンピックの祝勝歌が多い事で知られる。2004年のアテネオリンピックでは表彰メダルの表に彼の祝勝歌が公式に採用され彫りこまれている。.

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デルポイ

デルポイ(Δελφοι / Delphoi)は、古代ギリシアのポーキス地方にあった都市国家(ポリス)。パルナッソス山のふもとにあるこの地は、古代ギリシア世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、ポイボス・アポローンを祀る神殿で下される「デルポイの神託」で知られていた。古代デルポイの遺跡はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。 日本語では「デルフォイ」「デルファイ」と表記されることも多い。英語表記(Delphi)、フランス語表記(Delphes)や現代ギリシア語発音に基づく「デルフィ」も用いられる。遺跡の西にはデルフィの名を持つ集落があり、また遺跡を含む自治体の名前にもなっている。.

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ホメーロス

ホメーロス(、Homerus、Homer)は、紀元前8世紀末のアオイドス(吟遊詩人)であったとされる人物を指す。ホメロスとも。西洋文学最初期の2つの作品、『イーリアス』と『オデュッセイア』の作者と考えられている。「ホメーロス」という語は「人質」、もしくは「付き従うことを義務付けられた者」を意味する。古代人はホメーロスを「詩人」()というシンプルな異名で呼んでいた。 今日でもなお、ホメーロスが実在したのかそれとも作り上げられた人物だったのか、また本当に2つの叙事詩の作者であったのかを断ずるのは難しい。それでも、イオニアの多くの都市(キオス、スミルナ、コロポーンなど)がこのアオイドスの出身地の座を争っており、また伝承ではしばしばホメーロスは盲目であったとされ、人格的な個性が与えられている。しかし、彼が実在の人物であったとしても、生きていた時代はいつ頃なのかも定まっていない。もっとも信じられている伝説では、紀元前8世紀とされている。また、その出生についても、女神カリオペの子であるという説や私生児であったという説などがありはっきりしない。さらに、彼は、キュクラデス諸島のイオス島で没したと伝承されている。。 当時の叙事詩というジャンルを1人で代表するホメーロスが古代ギリシア文学に占める位置は極めて大きい。紀元前6世紀以降、『イーリアス』と『オデュッセイア』はホメーロスの作品と考えられるようになり、また叙事詩のパロディである『蛙鼠合戦』や、ホメーロス讃歌の作者とも見做されるようになった。主にイオニア方言などからなる混成的なは紀元前8世紀には既に古風なものであり、テクストが固定された紀元前6世紀にはなおのことそうであった。両叙事詩は(ダクテュロスのヘクサメトロス)で歌われており、ホメーロス言語はこの韻律と密接に結び付いている。 古代において、ホメーロスの作品に与えられていた史料としての価値は、今日では極めて低いものと見做されている。このことは同時に、西洋において叙事詩というジャンルを確立した文学的創造、詩としての価値をさらに高めた。無数の継承者が出現し、21世紀のハリウッドにまで続いている。.

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ホラティウス

ィントゥス・ホラティウス・フラックス クィントゥス・ホラティウス・フラックス(Quintus Horatius Flaccus, 紀元前65年12月8日 - 紀元前8年11月27日)は、古代ローマ時代の南イタリアの詩人。一般には単にホラティウスと呼ばれる。.

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ダクティル (詩)

ダクティル(dactyl、強弱弱格)は詩の韻脚のひとつで、古代ギリシアやラテン語詩の古典詩ではダクテュロス(ギリシャ語:δάκτυλος, dáktulos, 「指」という意味。長短短格)と呼ばれる。古典詩では母音の長い音節の後に2つの母音の短い音節が続く。一方、英語詩などアクセントのある詩では、アクセントの強い音節の後に2つのアクセントの弱い音節が続く。この反対が、アナパイストス(短短長格)ならびにアナペスト(弱弱強格)である。 「poetry(詩)」という言葉自体がダクティルである、と指摘したのは2006年5月31日のニューヨーク・タイムズのクロスワード・パズルである(Will Shortz編)。この長・短・短のパターンを思い出す有効な記憶術は、人間の指の3つの骨の総体的な長さを思い描くことである。指の付け根の関節からはじめると、最初が長く、続く2つは短いからである。 次のダクティル韻律の例は、ヘンリー・ワーズワース・ロングフェローの『ユヴァンジェリン』(:en:Evangeline)の最初の行で、dactylic hexameter(強弱弱六歩格)でできている。 最初の5つはダクティルだが、最後だけはトロキーになっている。 最近の例では、ビートルズの『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』がある。 dactylic tetrameter(強弱弱四歩格)で書かれた歌曲の詞は、ワルツのリズムを持っている。「skies」という語はまるまる3つの拍子を取っている。 古典詩では、ダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)は、叙事詩に用いられ、「英雄詩形」とも呼ばれた(詳細はヘクサメトロスを参照)。また、エレゲイア詩では、ダクテュロス・ヘクサメトロスの後にダクテュロス・ペンタメトロスが続く詩形が取られた。(詳細はエレジー#古典詩のエレジーを参照) Category:韻脚.

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アポローン

アポローン(ΑΠΟΛΛΩΝ, Ἀπόλλων, )は、ギリシア神話に登場する男神。オリュンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子である。詩歌や音楽などの芸能・芸術の神として名高いが、羊飼いの守護神にして光明の神でもあり、イーリアスにおいてはギリシア兵を次々と倒した「遠矢の神」であり、疫病の矢を放ち男を頓死させる神「アポローンの矢に射られる」という表現は男が頓死することを意味した(ホメロス 『イリアス(上)』 松平千秋訳、394頁)。であるとともに病を払う治療神でもあり、神託を授ける予言の神としての側面も持つなど、付与された性格は多岐に亘る。もとは小アジアに起源をもつ神格で、本来は繁茂する植物の精霊神から転じて牧畜を司る神となったという説や、北方の遊牧民に起源を求める説など、アポローンの出自については諸説あり、複数の神格の習合を経て成立したものとも考えられている。古典期のギリシアにおいては理想の青年像と考えられ、また、ヘーリオス(太陽)と同一視されるようにもなった。 推定される原音に近づけてその名をカナ転写すればアポルローンとなるが、日本語のカタカナ表記ではアポローン、または長母音を省略してアポロンとするのが通例である。.

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アレクサンドラン

アレクサンドラン(または十二音綴、alexandrin、alexandrine)は詩における韻律の行、つまり詩行(詩句)の一種。英語詩でも使われ、その場合はアレクサンドル格と訳される。アレクサンドランはバロック時代のドイツ文学や、近・現代のフランス語詩で一般的である。イギリス演劇でも、古い時代に使われることは多かったが、クリストファー・マーロウやウィリアム・シェイクスピアによって弱強五歩格にとって代わられた。.

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アンケプス

アンケプス(anceps)は、古代ギリシアやラテン語の古典詩の韻律の中で使われる音節で、母音が長くても短くてもどちらでもいいもの。 アンケプスはさまざまな韻律形式の中に見ることができる。たとえば、サッポー詩体など、アイオリス方言(:en:Aeolic Greek)特有の詩行の中間か冒頭かにアンケプスが使われている。冒頭のアンケプスは、詩行の最後の2、3の音節のみが規則的な初期のインド・ヨーロッパ語族を反映したものかも知れない。また、ギリシア演劇のイアンボス・トリメトロスにも使われている。 特筆すべきは、アンケプスは「Brevis in longo」(行の最後の短い音節を長い音節と見なすこと。:en:Brevis in longo参照)とは別のものだということである。「Brevis in longo」の可能性はすべての韻律にくまなくある一方、アンケプスは特定の詩形の中にしかないのである。さらに「Brevis in longo」は常に長いものと感じられるが、アンケプスは長くても短くても自由なのである。 Category:押韻 Category:古代ギリシア.

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アエネーイス

『アエネーイス』()は、古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。イーリオス(トロイア)滅亡後の英雄アエネーアース(Aenēās、ギリシア語ではアイネイアース Αἰνείας)の遍歴を描く。アエネーイスは「アエネーアースの物語」の意。 ウェルギリウスの最後にして最大の作品であり、ラテン文学の最高傑作とされる。この作品の執筆にウェルギリウスは11年(前29年–前19年)を費やした。最終場面を書き上げる前に没したため未完である。彼は死の前にこの草稿の焼却を望んだが、アウグストゥスが刊行を命じたため世に出ることになった。『アエネーイス』以後に書かれたラテン文学で、この作品を意識していないものはない。.

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イーリアス

イーリアスの表紙(1572年・Rihel社) 『イーリアス』(Iλιάς, Ilias, Iliad)は、ホメーロスによって作られたと伝えられる長編叙事詩で、最古期の古代ギリシア詩作品である。.

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ウィリアム・バトラー・イェイツ

ウィリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats, 1865年6月13日 - 1939年1月28日)は、アイルランドの詩人、劇作家。イギリスの神秘主義秘密結社黄金の夜明け団(The Hermetic Order of the Golden Dawn)のメンバーでもある。ダブリン郊外、サンディマウント出身。作風は幅広く、ロマン主義、神秘主義、モダニズムを吸収し、アイルランドの文芸復興を促した。日本の能の影響を受けた戯曲『鷹の井戸』も執筆している。 1976年から発行されていたアイルランドの20ポンド紙幣に肖像が使用されていた。.

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ウェルギリウス

プーブリウス・ウェルギリウス・マーロー(Publius Vergilius Maro、紀元前70年10月15日? - 紀元前19年9月21日)は、ラテン文学の黄金期を現出させたラテン語詩人の一人である。共和政ローマ末の内乱の時代からオクタウィアヌスの台頭に伴う帝政の確立期にその生涯を過ごした(#生涯)。『牧歌』、『農耕詩』、『アエネーイス』の三作品によって知られる(#作品)。ヨーロッパ文学史上、ラテン文学において最も重視される人物である(#受容)。.

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エンニウス

イントゥス・エンニウス(Quintus Ennius, 紀元前239年 - 紀元前169年)は共和政ローマ時代の作家で、「ローマ詩の父」とよく言われている。もっともエンニウスはギリシア人の血筋であった。エンニウスの作品は断片しか現存しないが、ラテン文学に与えた影響は重大なものがある。.

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エイブラハム・カウリー

イブラハム・カウリー(ピーター・レリー 作) エイブラハム・カウリー(Abraham Cowley、1618年 - 1667年7月28日)は、17世紀イギリスの詩人、劇作家、随筆家。.

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オデュッセイア

『オデュッセイア』(古代ギリシア語イオニア方言:ΟΔΥΣΣΕΙΑ, Ὀδύσσεια, Odysseia, ラテン語:Odyssea)は、『イーリアス』とともに「詩人ホメーロスの作」として伝承された古代ギリシアの長編叙事詩広辞苑 第五版 p.383。 オデュッセイア.

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オウィディウス

プーブリウス・オウィディウス・ナーソー(Publius Ovidius Naso,; 紀元前43年3月20日 - 紀元後17年又は18年)は、帝政ローマ時代最初期の詩人の一人。共和政末期に生まれ、アウグストゥス帝治下で平和を享受し繁栄するローマにて詩作を行った。エレギーア形式で詠まれた『』や『』などの恋愛詩集や、叙事詩の形式で詠まれた『変身物語』などがよく知られている。『変身物語』は15巻12000行あまりの大作で、韻律としてヘクサメトロスを用い、神話伝説上の数々の変身譚を語る。一般にの集大成と受け取られている。 存命中から絶大な人気を博したオウィディウスであったが、紀元後8年にアウグストゥス帝の命により黒海に面した僻地に追放され、そこで生涯を閉じた。追放の理由はよくわかっておらず、文学史上最も不可解な事件の一つである。オウィディウス自身は追放の原因を「一つの詩歌と一つの過誤(carmen et error)に帰す」とだけ書いた。その言葉の選びようが意味深長であるからかえって、その意図するところをめぐって、後代の学者たちが膨大な議論を積み重ねることになった。 ラテン文学史上は「黄金の時代」の掉尾を飾る詩人とされる。オウィディウスの詩作品は後期古代から中世にかけての時代に多くの詩人に模倣され、西洋美術とに絶大な影響を与えた。ウェルギリウスやホラティウスよりは一世代若い世代に属する。彼らの時代から下ること数十年後の修辞学者クインティリアヌスはオウィディウスを最後のラテン恋愛悲劇作家と評したQuint.

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カエスーラ

代西洋音楽の表記法のカエスーラ 詩の韻律において、カエスーラ(中間休止、休止、句切れ、caesura or cesura, 複数形:caesurae)は、詩行の中間にある、耳で聞き取れる休止のこと。ほとんどの場合、カエスーラは朗読の中で休止を引き起こす約物(コンマ「,」、セミコロン「;」、句点.」、ダッシュ「-」など)によって示される。しかし、カエスーラを起こすのに必ずしも句読点は必要ではない。 カエスーラには2種類ある。男性休止(masculine caesura)と女性休止(feminine caesura)である。近代語の詩において男性休止は強いアクセント(強勢のある)の音節の後ろにあるカエスーラで、一方、女性休止は弱いアクセント(強勢のない)音節の後ろにあるカエスーラである。 それとは別に、行のどの位置にカエスーラがあるかによる分け方もある。Initial caesuraは行の始まり近くにあるカエスーラで、medial caesuraは行の中央にあるカエスーラ、terminal caesuraは行の終わり近くのカエスーラである。Initial caesuraとterminal caesuraは、medial caesuraを好むロマンス(:en:Romance (genre))や新古典主義では稀にしか使われなかった。 韻律分析において、「||(double pipe, train tracks)」は行の中のカエスーラの位置を示す。 カエスーラは古代ギリシアやラテン語の古典詩の、とくに英雄詩形、ダクテュロス・ヘクサメトロス(長短短六歩格)で顕著に用いられた。近代語の詩の場合とは違い、古典語の詩では男性休止は一行の初めから3番目の韻脚の中間にあるカエスーラを指し、女性休止は4番目の韻脚の中間のカエスーラを意味する。 音楽の記譜法での、カエスーラは音楽的時間(musical time)の完全な休止(停止、中断)を意味する。.

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ガイウス・ウァレリウス・カトゥルス

170px ガイウス・ウァレリウス・カトゥルス(Gaius Valerius Catullus, 紀元前84年頃 - 紀元前54年頃) は、共和政ローマ期の抒情詩人。恋愛詩に優れた。『歌集』(Carmina) が残る。 カトゥルスの恋愛詩は多くサッポーの異名であるレスビアという女性にあてられているが、これは偽名であるとされており、実際にこの女性がだれであったかは不明である。ギリシア詩壇の影響を受け、精緻な修辞を用い、遊戯的な手法により軽妙な筆致で恋情を歌う詩風により、初期ラテン文学における恋愛詩の分野を開拓した。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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ギリシア語

リシア語(ギリシアご、現代ギリシア語: Ελληνικά, または Ελληνική γλώσσα )はインド・ヨーロッパ語族ヘレニック語派(ギリシア語派)に属する言語。単独でヘレニック語派(ギリシア語派)を形成する。ギリシア共和国やキプロス共和国、イスタンブールのギリシア人居住区などで使用されており、話者は約1200万人。また、ラテン語とともに学名や専門用語にも使用されている。省略形は希語。.

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ジョン・ドライデン

ョン・ドライデン(John Dryden、1631年8月9日 - 1700年5月12日)は、イングランドの詩人、文芸評論家、劇作家。王政復古時代のイングランド文学を支配し、その時代が「ドライデンの時代」として知られるほど影響力の大きい人物であった。.

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ジェラード・マンリ・ホプキンス

ェラード・マンリ・ホプキンス ジェラード・マンリ・ホプキンス(Gerard Manley Hopkins、1844年7月28日・イギリス - 1889年6月8日・アイルランド)はイギリス・ヴィクトリア朝時代の詩人、イエズス会所属の聖職者。 彼は自分の書いた詩に半韻を使用して、半韻を一般的にした。また、スプラング・リズムを確立した。『ドイッチュラント号の遭難』や 『鷹』といった詩がよく知られている。.

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スポンデー

ポンデー(Spondee, または強強格、揚揚格)は、詩の韻脚の一種。古典詩(古代ギリシアやラテン語詩)ではスポンデイオス(ギリシア語:Spondeios, ラテン語:spondeus, またはスポンダイオス、長長格)という。古典詩では2つの母音の長い音節から、現代詩では2つのアクセントの強い音節から、それぞれ成っている。英語詩においてはいささかユニークに、最低でも1つのアクセントの弱い音節を含む、多くの他の韻脚のようにふるまう。 スポンデーだけで重厚な詩を作ることは現実的に無理である。従って主に、アナペスト(弱弱強格)的な構造の中の変化として発生する。 たとえば、G・K・チェスタートン『Lepanto』の次の2行「White founts falling in the courts of the sun / And the Soldan of Byzantium is smiling as they run」を例にあげてみる。(太字は強勢、「|」は脚韻の区切り) 2行とも基本的に弱弱強四歩格であるが、2行目の2・3・4番目の韻脚は弱弱弱強格に、また1行目の2番目の韻脚(「falling」)は強弱格に置き換えられている。そして1行目の最初の韻脚(「White founts」)に使用されているのがスポンデーである。チェスタトンがそのように変えたのは、書くことの直感的認識よりも、聞き慣れない音を持たせたかったからだろう。スポンデーはそのような効果を生む。 テニスンはしばしば自作において、スポンデーとピリック(弱弱格)の代用を用いている。『Ulysses』を例に挙げる。 3行目の「Well-loved」、4行目の「This la-」、「slow pru-」、「make mild」がスポンデーである。 この抜粋の中には2つのスポンデーがある。「blood creeps」と「nerves prick」である。 スポンデーを使った詩のもうひとつの例は、ジェラード・マンリ・ホプキンスの『Pied Beauty(まだらの美)』である。その6行目に、ホプキンスはスポンデーを強調するマークをつけている。.

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スプラング・リズム

プラング・リズム(Sprung rhythm)とは、自然な話し方のリズムを模すために考案された詩のリズム。 スプラング・リズムを構成する韻脚は、最初の音節は強いアクセント(強勢がある)で、その後に不定数の弱いアクセント(強勢のない)音節が続くことがある。イギリスの詩人ジェラード・マンリ・ホプキンスは、民謡、口承詩、シェイクスピア、ミルトンなどの中に、英語の自然なパターンを持った、それまで名前のなかったこの詩的リズムを発見したと主張した。ホプキンスは、音節の上にダイアクリティカルマークをつけて、アキュート・アクセントなら「á」、グレイヴ・アクセントなら「è」と示した。 一部の批評家は、自由詩のような、雑多で不規則な韻脚を持つ詩のために、ホプキンスは「スプラング・リズム」という名前を造語したに過ぎないと言う。しかし、スプラング・リズムは不定数の音節を1つの韻脚にすることを許す一方で、ホプキンスは詩行ごとの韻脚数を首尾一貫してきわめて慎重に守って、その作品は自由詩とは共有できない特質を持っている。.

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韻脚

verse(韻文、詩)における脚(pes; foot)は、韻脚(いんきゃく)、詩脚(しきゃく)あるいは音歩と訳され、詩のrhythm(リズム、律動)の基本単位として、多くのmeter(韻律、格調)に用いられる。 例えば「Shall I compare thee to a summer's day?」(ウィリアム・シェイクスピア『Sonnet 18』)は、5つの韻脚から成っている。(「//」は韻脚の区切りで、太字は強いアクセント)。.

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頌歌

歌(しょうか)(オード、ode, 古代ギリシア語:ὠδή、または頌詩(しょうし)、賦(ふ))は壮麗で手の込んだ抒情詩(韻律)の形式。古典的な頌歌は、ストロペー、アンティストロペー、エポードスの3つの部分から構成される。また、homostrophic odeや不規則な頌歌(irregular ode)といった異なる形式も存在する。.

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