ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

スティーブンス・ジョンソン症候群

索引 スティーブンス・ジョンソン症候群

ティーブンス・ジョンソン症候群(スティーブンス・ジョンソンしょうこうぐん、Stevens-Johnson syndrome、SJS)は皮膚や粘膜の過敏症であり、多型紅斑との鑑別を要する。皮膚粘膜眼症候群(ひふねんまくがんしょうこうぐん)ともいう。経過中にヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)やサイトメガロウイルスが再活性化する事もある。致死率は患部が体表の10%未満の場合なら5%。 アメリカの2人の小児科医師、アルバート・メイソン・スティーブンスとフランク・チャンブリス・ジョンソンが存在を確認、1922年にAmerican Journal of Diseases of Childrenに共同で発表した論文により知られるようになった。症例名は二人の名に由来する。.

31 関係: びらんまぶた吐き気失明中毒性表皮壊死症医薬品ペニシリンマイコプラズマラモトリギントリクロロエチレンヘルペスフェノバルビタール咽頭痛アロプリノールウイルスカルバマゼピンゾニサミドサイトメガロウイルス副作用皮膚粘膜紅斑結膜目やに発熱非ステロイド性抗炎症薬薬剤性過敏症症候群抗てんかん薬抗生物質水疱悪性腫瘍

びらん

膚科学領域における糜爛(びらん、)とは表皮の不完全な欠損による皮膚の連続性が失われた状態Kumar, Vinay; Fausto, Nelso; Abbas, Abul (2004) Robbins & Cotran Pathologic Basis of Disease (7th ed.). Saunders.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とびらん · 続きを見る »

まぶた

まぶた(瞼、目蓋)とは、脊椎動物の魚類を除く多くの種にある、顔の皮膚から連続して眼球(目玉)を上下から覆い保持する不透明で開閉式の器官。 まぶたの「ま」は目の昔の呼び方であり、文字通り目の蓋である。眼瞼(がんけん)ともいう。 上側を上瞼(うわまぶた)、下側を下瞼(したまぶた)という。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とまぶた · 続きを見る »

吐き気

吐き気(はきけ)とは、腹部上部に不快感を覚え、嘔吐したくなる症状を促す感覚である。嘔気(おうき)、悪心(おしん)ともいう。むかつきもこれに近い症状である。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と吐き気 · 続きを見る »

失明

失明(しつめい)は、それまで視力のあった人が、病気またはけがによって視力を失うこと。中途失明の意味に用いられるのが普通で、生まれつき盲目である先天盲には使わない。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と失明 · 続きを見る »

中毒性表皮壊死症

中毒性表皮壊死症(ちゅうどくせいひょうひえししょう、Toxic epidermal necrolysis、TEN)はライエル症候群(Lyell's syndrome)としても知られる重篤な皮膚障害で、通常医薬品の副作用として発生するGarra, GP (2007).

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と中毒性表皮壊死症 · 続きを見る »

医薬品

リタリン20mg錠。 医薬品(いやくひん)とは、ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。使用形態としては、飲むもの(内服薬)、塗るもの(外用薬)、注射するもの(注射剤)などがある(剤形を参照)。 医師の診察によって処方される処方箋医薬品、薬局で買える一般用医薬品がある。医薬品は治験を行って有効性が示されれば新薬として承認され、新薬の発売から20年の期間が経過したらその特許がきれることで他の会社も販売可能となり、後発医薬品が製造される。 臨床試験による安全性の検証は限られたもので、グローバル化によって超国家的に薬の売り出し(ブロックバスター薬)を行っており、国際化されていない有害反応監視システムが手を打つ前に有害反応(副作用)の影響が広がる可能性がある。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と医薬品 · 続きを見る »

ペニシリン

ペニシリン(penicillin、)とは、1928年にイギリスのアレクサンダー・フレミング博士によって発見された、世界初の抗生物質である。抗菌剤の分類上ではβ-ラクタム系抗生物質に分類される。博士はこの功績によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。 発見後、医療用として実用化されるまでには10年以上の歳月を要したが、1942年にベンジルペニシリン(ペニシリンG、PCG)が単離されて実用化され、第二次世界大戦中に多くの負傷兵や戦傷者を感染症から救った。以降、種々の誘導体(ペニシリン系抗生物質)が開発され、医療現場に提供されてきた。 1980年代以降、日本国内においては主力抗菌剤の座をセファロスポリン系抗生物質やニューキノロンに明け渡した感があるが、ペニシリンの発見はこれらの抗菌剤が開発される礎を築いたものであり、しばしば「20世紀における偉大な発見」の中でも特筆すべき1つとして数え上げられる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とペニシリン · 続きを見る »

マイコプラズマ

マイコプラズマ(ミコプラズマ、Mycoplasma)は、真正細菌の一属。真核生物を宿主とする寄生生物で、細胞壁を持たず細胞やゲノムが非常に小さいという特徴を持つ。現在、124種と4亜種が登録されている(2015年4月28日現在)。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とマイコプラズマ · 続きを見る »

ラモトリギン

ラモトリギン(Lamotrigine)は、抗てんかん薬の一つである。また、双極性障害の気分安定薬としても処方される。日本では2008年よりグラクソ・スミスクラインより商品名ラミクタールで販売され、適応は抗てんかん薬として、また双極性障害の気分エピソードの抑制である。 薬事法による劇薬および処方箋医薬品である。スティーブンス・ジョンソン症候群など重篤な皮膚症状の副作用があり、2012年1月には医薬品医療機器総合機構(PMDA)より、用量の多い場合に発症しやすくなるため用量遵守についての注意喚起がなされ、2015年には死亡例をうけて厚生労働省から安全性速報が出され用量遵守の警告を含むよう添付文書が改定された。ラモトリギンはグルクロン酸抱合を受け代謝されるため、バルプロ酸のようなこの代謝の阻害作用のある医薬品と併用された場合には用量は変わってくる。 2008年、アメリカ食品医薬品局(FDA)は、199の二重盲検試験を分析し、データに用いられた24週間では、抗てんかん薬服用時の自殺念慮や自殺企図が2倍―てんかん用途では3.5倍、精神科では1.5倍―に高まることを警告した(それ以上の期間は単に未調査)。2009年4月23日以降、認可されたすべての抗てんかん薬に警告表示が追加された。日本でも、自殺企図の既往や自殺念慮を有する場合に注意書きがある。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とラモトリギン · 続きを見る »

トリクロロエチレン

トリクロロエチレン (trichloroethylene) は有機塩素化合物の一種である。エチレンの水素原子のうち3つが塩素原子に置き換わったもので、示性式 ClCH.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とトリクロロエチレン · 続きを見る »

ヘルペス

ヘルペス; ウイルスの名.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とヘルペス · 続きを見る »

フェノバルビタール

フェノバルビタール(Phenobarbital、略号:PB)は、バルビツール酸系の抗てんかん薬である。日本ではフェノバールの名で販売される。適応は、不眠症・不安の鎮静や、てんかんのけいれん発作である。抗不安薬、睡眠薬といった用途では、現在ではより安全なベンゾジアゼピン系に置き換えられた。てんかんにおいても、フェノバルビタールは第一選択薬ではない。またベゲタミンの成分の1つであった。 連用により薬物依存症、急激な量の減少により離脱症状を生じることがある。医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律における劇薬、習慣性医薬品である。向精神薬に関する条約のスケジュールIVに指定される。麻薬及び向精神薬取締法における第三種向精神薬である。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とフェノバルビタール · 続きを見る »

咽頭痛

咽頭痛(いんとうつう、Sore throat)とは喉の痛みのことである。ここでは咽頭炎(いんとうえん、Pharyngitis)を中心に咽頭痛及び感冒症状のマネジメントについて記す。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と咽頭痛 · 続きを見る »

アロプリノール

アロプリノール(Allopurinol)は痛風・高尿酸血症治療薬。ヒポキサンチンの構造異性体で、キサンチンオキシダーゼの阻害活性を有する。体内での尿酸の産生を抑制し、高尿酸血症を改善することにより痛風発作の発生を予防する。日本ではザイロリック(製造発売元はグラクソ・スミスクライン)等の商品名で販売されている。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とアロプリノール · 続きを見る »

ウイルス

ウイルス()は、他の生物の細胞を利用して、自己を複製させることのできる微小な構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。生命の最小単位である細胞をもたないので、非生物とされることもある。 ヒト免疫不全ウイルスの模式図.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とウイルス · 続きを見る »

カルバマゼピン

ルバマゼピン (Carbamazepine)は、抗てんかん薬のひとつである。日本での適応は、てんかんや三叉神経痛、躁うつ病の躁状態である。商品名テグレトール。 長らくてんかんや三叉神経痛の薬として使用されてきたが、1990年より躁うつ病(双極性障害)の躁状態にも承認された。 CYP3A4の代謝を誘導するため、他の向精神薬との多くの薬物相互作用が発生する。バルプロ酸やラモトリギン、ベンゾジアゼピンの多くや、一部の抗うつ薬や抗精神病薬などの血中濃度を低下させる。 連用中における投与量の急激な減少ないし中止により、てんかん重積状態が生じるおそれがある。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とカルバマゼピン · 続きを見る »

ゾニサミド

ゾニサミド(Zonisamide)は、サルファ薬系の神経作用薬であり、小児または成人のてんかん発作(部分発作、全般発作、混合発作)治療薬またはパーキンソン病治療薬として用いられる。抗てんかん薬は商品名エクセグラン、抗パーキンソン病薬トレリーフで知られる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とゾニサミド · 続きを見る »

サイトメガロウイルス

イトメガロウイルス(Cytomegalovirus, CMV)は、宿主細胞の核内に光学顕微鏡下で観察可能な「フクロウの目(owl eye)」様の特徴的な封入体を形成することを特徴とするヘルペスウイルスの総称である。ウイルスの分類上はサイトメガロウイルス属とし、この場合ヒトを含む霊長類を宿主とするものに限るが、総称としては近縁で齧歯類を宿主とするマウスサイトメガロウイルス(MCMV, ムロメガロウイルス属, Muromegalovirus)も含める。ヒトに感染するのはヒトサイトメガロウイルス(HCMV, Human herpesvirus 5, HHV-5)で、これはヒト以外の動物には感染しない。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群とサイトメガロウイルス · 続きを見る »

副作用

副作用 (ふくさよう、side effect) とは、医薬品の使用に伴って生じた治療目的に沿わない作用全般を指す。狭義には、医薬品の使用に伴って発現した好ましくないできごとのうち当該医薬品との因果関係が否定できないものを指す。この好ましくない作用を厳密に指す場合には、薬物有害反応(adverse drug reaction、ADR)の用語が用いられる。一般に副作用といった場合には、両者が混合して用いられている。その他の定義については、定義節にて触れる。 特に副作用が強く、安全な使用に注意が必要とされる医薬品はハイリスク薬と呼ばれる。副作用の発生率は、実際の臨床では、服用量や併用薬や既往歴、また期間といった条件によって異なってくる。医薬品の添付文書における副作用の発生率の記載は、治験の条件においてのことであり、実際の利用のされ方によっては、それよりも高まる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と副作用 · 続きを見る »

皮膚

膚(ひふ)は、動物の器官のひとつで、体の表面をおおっている層のこと生化学辞典第2版、p.1068 【皮膚】。体の内外を区切り、その境をなす構造である。皮膚と毛、爪、羽毛、鱗など、それに付随する構造(器官)とをあわせて、外皮系という器官系としてまとめて扱う場合がある。また、動物種によっては、皮膚感覚を伝える感覚器の働きも持っている場合がある。ヒトの皮膚は「肌」(はだ)とも呼ばれる。 高等脊椎動物では上皮性の表皮、その下にある結合組織系の真皮から構成され、さらに皮下組織そして多くの場合には脂肪組織へと繋がってゆく。 ヒトの皮膚は、上皮部分では細胞分裂から角化し、垢となって剥がれ落ちるまで約4週間かかる解剖学第2版、p.26-31、外皮構造(皮膚)。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と皮膚 · 続きを見る »

粘膜

粘膜(ねんまく、mucous membrane)は、上皮細胞に覆われた外胚葉由来の上皮層である。吸収と分泌に関わる。さまざまな体腔に配置し、外部環境や内部臓器に面している。鼻孔、唇、耳、生殖器、肛門などあちこちで肌とつながる。 粘膜や腺から分泌された濃い粘性の流体が粘液である。粘膜は体内において見られた場所を指し、全ての粘膜が粘液を分泌するわけではない。その表面がいつも粘液性の分泌物で濡れている柔性膜を称するときに限り、「粘膜」という呼称を用いる。位置的には中空性臓器の内腔表面に多い。粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板より構成される。 大概の呼吸器系は粘膜が特徴的である体腔に含まれる。陰茎亀頭(陰茎の頭部)、陰核亀頭、陰茎包皮、陰核包皮は粘膜であって、皮膚ではない。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と粘膜 · 続きを見る »

紅斑

紅斑()とは毛細血管拡張などが原因で皮膚表面に発赤を伴った状態をいう。同部を圧迫すると消失する。皮膚温度の上昇はないが、より深部の動脈の拡張の合併があれば皮膚温は上昇する。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と紅斑 · 続きを見る »

結膜

結膜 (けつまく)(英:conjunctiva)とは、強膜(en)と眼瞼の内側を覆う膜である。杯細胞を含む非角化重層扁平上皮(en)と重層円柱上皮(en)で構成されている。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と結膜 · 続きを見る »

目やに

やに(めやに/目脂)とは目から出る分泌物である。医学用語としては眼脂(がんし)と呼び、俗に目糞/目屎(めくそ)、目垢(めあか)とも呼ぶ。結膜や角膜上皮から分泌されているムチンを主成分とする粘液に、涙、血管から漏れた血液細胞、まぶたからの老廃物、ほこりなどが混じったものでできている。 通常はまばたきによって涙とともに目頭の涙嚢に洗い流されているが、睡眠中にはこの作用がないため、起床時には健常者でも目頭や目尻に少量の乾いた目やにが付着していることがある。しかし大量の目やにが出たり、色がおかしい、膿が混じるなどの異常が見られたりした場合には、結膜炎・涙嚢炎・鼻涙管閉塞・さかまつげなどによる角膜炎・ドライアイなど、様々な眼疾患の可能性があるので医師に相談した方が良い。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と目やに · 続きを見る »

発熱

熱(はつねつ、fever)とは、病気や疾患に伴う症状の一つ。医療の場などにおいてはしばしば熱発(ねっぱつ)とも呼ばれる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と発熱 · 続きを見る »

非ステロイド性抗炎症薬

非ステロイド性抗炎症薬(ひステロイドせいこうえんしょうやく、Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugアメリカ英語発音:  ナ(ー)ンスティロイドォー・アンタイインフラ(ー)マトゥリ・ドゥラグ; NSAID エヌ・エス・エイ・アイ・ディー エヌセ(ッ)ドゥ、 エヌセイドゥ)、または、NSAIDs(エヌセッズ、エヌセイズ)(非ステロイド消炎物質)とは、抗炎症作用(Anti-inflammatory)、鎮痛作用(Pain reliever)、解熱作用(Antipyretic)を有する薬剤の総称。 単語「非ステロイド」とは、グルココルチコイドでないことを意味する。グルココルチコイドは抗炎症薬の主要なグループを構成するが、1950年代にはグルココルチコイドに由来する医原病と思われる症例が多数報告されるようになった(詳細については「ステロイド系抗炎症薬の副作用」参照)。このため、1960年代に開発された新しい抗炎症薬群がグルココルチコイド系ではないことを知らせることが重要とされ、「NSAID」という概念が一般化されるに至った経緯がある。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と非ステロイド性抗炎症薬 · 続きを見る »

薬剤性過敏症症候群

薬剤性過敏症症候群(やくざいせいかびんしょうしょうこうぐん、Drug induced hypersensitivity syndrome..)(DIHS)とは、高熱と臓器障害をともなう薬疹を発症し、スティーブンス・ジョンソン症候群、 中毒性表皮壊死症とならぶ重篤な薬疹の一つであるプラクティカル医学略語辞典 改訂5版 南山堂 ISBN 978-4525013257。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と薬剤性過敏症症候群 · 続きを見る »

抗てんかん薬

抗てんかん薬(こうてんかんやく、Anticonvulsant、antiseizure drugs)は、てんかんおよび痙攣に使用する薬品である。これらはごく一部のものを除き、おしなべてハイリスク薬である。治療域と有毒域が近いため治療薬物モニタリングが必要になる薬が含まれる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と抗てんかん薬 · 続きを見る »

抗生物質

抗生物質(こうせいぶっしつ、antibiotics)とは「微生物が産生し、ほかの微生物の発育を阻害する物質」と定義される。広義には、「微生物が産生」したものを化学修飾したり人工的に合成された抗菌剤、腫瘍細胞のような「ほかの微生物」以外の細胞の増殖や機能を阻害する物質を含めることもある生化学辞典第2版、p.471【抗生物質】。通俗的に抗ウイルス薬と混同されることもあるが誤りである。 アレクサンダー・フレミングが1928年にアオカビから見付けたペニシリンが世界初の抗生物質である。ペニシリンの発見から実用化までの間には10年もの歳月を要したものの、いったん実用化されたのちはストレプトマイシンなどの抗生物質を用いた抗菌薬が次々と開発され、人類の医療に革命をもたらした。ペニシリンの開発は20世紀でもっとも偉大な発見のひとつで「奇跡の薬」と呼ばれることがあるのも、このことによる。 1990年頃には、天然由来の抗生物質は5,000〜6,000種類があると言われ、約70種類(微量成分を含めると約100種類)が実用に使われている。この他にも半合成抗生物質も80種が利用されている。 しかし乱用が指摘されており、抗生物質処方の50%以上は不適切であるとOECDは報告している。WHOやCDCはガイドラインを作成し、適切な利用を呼び掛けている。厚生労働省も2017年ガイドライン第1版を公開した。薬剤耐性菌を生む問題があり、感染症でもないのに使用することは戒められる。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と抗生物質 · 続きを見る »

水疱

水疱(すいほう)とは、皮膚疾患などでみられる皮疹の一つ。一般に水膨れ、水ぶくれ(みずぶくれ)と呼ばれる。皮膚の表皮中または表皮下にサラサラとした水分がたまり、半球状に隆起した状態を指す。中の水分は損傷した組織からしみ出た血清やタンパク質などである。ふつうは表皮にでき治りも早く痕も残らないが、全身性疾患に伴って皮膚の深い層にできた水疱は治癒に時間がかかり痕が残ることがある。 湿疹(湿疹の3角形)でみられる滲液性丘疹は、丘疹の上に小水疱が出現している状態をいう。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と水疱 · 続きを見る »

悪性腫瘍

悪性腫瘍(あくせいしゅよう、malignant tumor)は、遺伝子変異によって自律的で制御されない増殖を行うようになった細胞集団(腫瘍)のなかで周囲の組織に浸潤し、または転移を起こす腫瘍である。悪性腫瘍のほとんどは無治療のままだと全身に転移して患者を死に至らしめる大西『スタンダード病理学』第3版、pp.139-141Geoffrey M.Cooper『クーパー細胞生物学』pp.593-595とされる。 一般に癌(ガン、がん、cancer)、悪性新生物(あくせいしんせいぶつ、malignant neoplasm)とも呼ばれる。 「がん」という語は「悪性腫瘍」と同義として用いられることが多く、本稿もそれに倣い「悪性腫瘍」と「がん」とを明確に区別する必要が無い箇所は、同一語として用いている。.

新しい!!: スティーブンス・ジョンソン症候群と悪性腫瘍 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

Steven-Johnson症候群Stevens-Johnson症候群スティーヴンス・ジョンソン症候群スティーブンスジョンソン症候群皮膚粘膜眼症候群

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »