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シャープレスカタログ

索引 シャープレスカタログ

は、313のHII領域(輝線星雲)のリストで、赤緯-27度より北を網羅することを意図している。なお、南天の星雲もいくつか含まれている。 1953年にスチュワート・シャープレスは、アメリカ海軍天文台フラッグスタッフ観測所のスタッフに加わり、パロマー天文台スカイサーベイからの画像を使用して、銀河系のHII領域を調査し、カタログに登録した。このカタログは、初版(Sh1)と第2版が出版されている。1953年に142の星雲が記載された初版が出版された。1959年に313の星雲が記載された最終版である第2版が出版された。 シャープレスカタログに記載されている天体は、メシエカタログ、ニュージェネラルカタログ、カルドウェルカタログ、RCWカタログなどの多くの他の天体カタログに重複して掲載されている。 シャープレス天体は、次の例のように表記する。Sharpless 123、Sh2-123、Sh 2-123。.

39 関係: ばら星雲かに星雲天体カタログ三裂星雲干潟星雲北アメリカ星雲マフェイ1マフェイ2バーナードループメシエカタログニュージェネラルカタログわし星雲アメリカ海軍天文台アストロフィジカルジャーナルオメガ星雲オリオン大星雲カリフォルニア星雲カルドウェルカタログケンブリッジ大学出版局スチュワート・シャープレス銀河系輝線星雲赤緯HII領域IC 405IC 5146NGC 1555NGC 2024NGC 2359NGC 281NGC 6302NGC 6334NGC 6357NGC 6888NGC 7635RCWカタログSh2-101Sh2-155SIMBAD

ばら星雲

バラ星雲 ばら星雲(ばらせいうん、The Rosette Nebula、Caldwell 49)は、いっかくじゅう座に位置する散光星雲である。 NGCカタログ番号はNGC 2237-9,NGC 2246であるAstroArts。 おおよそオリオン座α星ベテルギウスからこいぬ座α星プロキオンに向かって1/3ほど行った冬の天の川の中、いっかくじゅう座12番星を中心とする散開星団NGC 2244の周囲に広がっている。肉眼で見ることはできないが、望遠鏡に干渉フィルターを用いることで視認することができる。 写真に写すと真紅のバラの花飾り()のような姿に見えることからバラ星雲(ばら星雲)とよばれている。 理科年表では視直径75'、距離5000光年、実直径130光年となっている。.

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かに星雲

かに星雲(かにせいうん、Crab Nebula 、M1、NGC1952)はおうし座にある超新星残骸で、地球からの距離はおよそ7000光年。典型的なパルサー星雲で、中心部には「かにパルサー」と呼ばれるパルサーの存在が確認されており、現在も膨張を続けている。 この星雲の元となった超新星爆発が1054年に出現したことが、中国や日本の文献に残されている。.

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天体カタログ

天体カタログ(てんたいカタログ、astronomical catalog)とは、ある一定の種類や形態、起源、検出法、発見法に従ってまとめられた天体のリストまたは表である。単にカタログと呼ぶ場合もある。恒星のカタログは特に星表と呼ばれる。通常、天体カタログは掃天観測の成果物として発表されることが多い。 天体カタログに登録された個々の天体はそれらを識別する符号(大抵はカタログの略称+番号)で呼ばれ、カタログの各項目には最低限、その天体の座標が記載されている。これに加えて、天体の明るさや色、視直径、運動に関する情報など、天体の種類に応じた情報が記載される場合もある。.

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三裂星雲

三裂星雲(さんれつせいうん、M20、NGC 6514)はいて座にある散光星雲。.

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干潟星雲

干潟星雲 (ひがたせいうん、M8、NGC 6523) はいて座にある散光星雲(輝線星雲)である。散光星雲を南北に横切る帯状の暗黒星雲が存在し、その姿が干潟に似ていることからその名が付けられている。星雲と同じ位置に散開星団 NGC6530 も重なって見える。.

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北アメリカ星雲

北アメリカ星雲(きたあめりかせいうん、NGC 7000、Sh2-117、Caldwell 20)は、はくちょう座の尾部、デネブの近くに見える散光星雲である。18世紀の天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見された。形が北アメリカ大陸に似ているところから名づけられた。見かけの大きさは面積にして満月の十倍ほどと広大であるが、暗いため肉眼での観測は余程空の暗い場所でもなければ、ほぼ不可能である。ある程度の口径と広視界を持つ双眼鏡を使えば、しみのような星雲の姿を観測することができる。赤い星雲の姿を確認するには写真撮影する必要がある。 実際には、北アメリカ星雲とその隣にあるペリカン星雲とは、電離した水素からなる同一の星間雲の一部である。星雲と太陽系の間には別の宇宙塵を多く含む暗黒星雲の帯があり、これが星と星雲の光を吸収するため我々の知る星雲の形となっている。星雲までの距離は特定されていない。この星雲は近くの恒星の紫外線を受けて発光しているので、紫外線の元となる恒星が分かれば距離を特定できる。一説によればその恒星はデネブであり、それが正しければ距離はおよそ1800光年、星雲の実寸は100光年となる。.

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マフェイ1

マフェイ1(Maffei 1)は、カシオペヤ座の方角にある巨大な楕円銀河である。かつては局部銀河群の銀河であると考えられていたが、現在では自身の名前を冠したマフェイ銀河群の銀河であることが知られている。1967年に赤外線放射からこの銀河と近隣のマフェイ2を発見したパオロ・マフェイに因んで命名された。 マフェイ1は、かなり平らな核を持つ楕円銀河である。箱のような形で、主に古い、金属量の豊富な恒星で構成される。小さな青い銀河核を持ち、そこでは星形成が続いている。全ての大きな楕円銀河と同様に、かなりの球状星団を含む。銀河系からの距離は3-4MPcと推定され、最も近くにある巨大楕円銀河である。 マフェイ1は銀河面吸収帯に位置し、銀河系の恒星と塵にかなり隠されている。もし隠されていなければ、マフェイ1は(満月の大きさの約3/4と)最も大きく、また最も明るかったはずである。非常に暗い空で、30-35cm以上の望遠鏡を用いれば見ることができる。.

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マフェイ2

マフェイ2(Maffei 2)は、カシオペヤ座の方角に約1000万光年離れた位置にある中間渦巻銀河である。マフェイ2とマフェイ1は、1968年にパオロ・マフェイによって、その赤外線放射から発見された。マフェイ2は銀河面吸収帯にあるため、約99.5%が前面にある銀河系の塵の雲に隠されており、可視光波長ではほとんど検出されない。発見後すぐに、マフェイ2は局部銀河群に属しているのではないかと指摘されたが、現在は局部銀河群に最も近い他の銀河群であるIC 342銀河群に属していると考えられている。 マフェイ2は、画像の下部近くにある渦巻銀河である。.

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バーナードループ

バーナードループ(Barnard's Loop 、Sh 2-276)はオリオン座にある巨大な散光星雲である。この星雲は同じオリオン座の馬頭星雲やオリオン大星雲(M42)を含む巨大なオリオン座分子雲の一部を構成している。この星雲はオリオン大星雲付近に中心を持つ円弧状の形をしている。バーナードループのガスを電離して輝かせているのもオリオン大星雲の若い星々だと考えられている。 地球から見ると10度以上の範囲に広がっており、オリオン座のほとんどを覆うほどの大きさである。肉眼では見ることはできないが、長時間露出の写真撮影では明るく写る。1895年にエドワード・エマーソン・バーナードが写真から発見した。 地球から約1,600光年の距離にあると見積もられている。この場合、実際の星雲の直径は約300光年となる。この星雲は約200万年前にこの領域で起きた超新星爆発の残骸であると考えられているが、古い超新星残骸であるため、既にシンクロトロン放射で発光するほどの高温にはなっておらず、通常のHII領域と同様にOB型星からの紫外線で水素ガスが電離されて光っている。このため、星雲の分類としては散光星雲(輝線星雲)に分類されることが多い。 天球上で大きな固有運動を持って運動している恒星を「走り去る星(runaway star、逃亡星)」と呼ぶことがある。このような速い運動をする恒星には、ぎょしゃ座AE星、はと座μ星、おひつじ座53番星がある。これらの星は、固有運動の方向を逆に延長すると約200万年前にオリオン大星雲付近にあったことが分かっている。このことから、かつてこれらの星は多重連星系を作っていたが、約200万年前にその中の一つが超新星爆発を起こし、その衝撃波で連星系が壊れて、残りの星がばらばらの方角に飛び出したものと考えられている。爆発時期が一致することから、バーナードループを作ったのもこの時の超新星ではないかとする説もある。.

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メシエカタログ

M32/M110のスケッチ メシエカタログ()は、フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した星雲・星団・銀河のカタログである。.

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ニュージェネラルカタログ

ニュージェネラルカタログ(New General Catalogue )は、ジェネラルカタログにジョン・ドレイヤーが追補して1888年に発表したもので、全部で7,840個の星雲、星団や銀河などの天体が載っている天体カタログである。略してNGCと呼ばれることが多い。 新一般カタログ、New General Catalogue of Nebulae and Clusters of Stars(星雲と星団の新一般カタログ)とも呼ばれる。 番号は1860年の分点に基づいた天体の赤経の小さい順に付けられている。なお、ドレイヤーがNGCを補遺するために作ったカタログがインデックスカタログ(IC)である。 現在用いられているものは1973年にパロマー写真星図と照合して誤りや曖昧さを正したものでRevised NGC(RNGC)と呼ばれる。こちらは収載されている天体の座標を1975年の分点に基づいたものに変換している。またNGCで示された座標付近に複数の天体が存在した場合、NGC番号の後ろにA、B、…の記号を付して曖昧さを避けるようにしている。さらに現在はICに収載された天体も合わせ、座標を2000年の分点に変換してその赤経順に並べなおしたNGC 2000.0というカタログも発行されている。.

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わし星雲

わし星雲(わしせいうん、M16、NGC6611、IC4703)は、へび座に位置する散開星団と散光星雲の複合した天体である。散開星団の背景に散光星雲が広がっており、メシエ天体としての番号M16は散開星団の方に付けられた番号である。散光星雲にはIC4703という番号が付けられている。.

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アメリカ海軍天文台

アメリカ海軍天文台(アメリカかいぐんてんもんだい、英:United States Naval Observatory)は、アメリカ海軍の管轄下にある天文台。.

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アストロフィジカルジャーナル

『アストロフィジカルジャーナル』(The Astrophysical Journal)とは、天文学と天体物理学を扱う査読制度付き学術雑誌である。1893年にアメリカ合衆国の天文学者ジョージ・E・ヘールとジェームズ・エドワード・キーラーによって創刊された。500ページの厚さの号を一か月に3冊ほど発行している。 1953年以降は、アストロフィジカルジャーナル本体の補足として『アストロフィジカルジャーナル・サプリメントシリーズ』(- Supplement Series)が出版されている。これは2ヶ月に1巻のペースで刊行され、それぞれの巻は280ページの厚さの号2つから成り立っている。この他に、研究者の間で迅速な意見交換を行うために、『アストロフィジカルジャーナル・レターズ』(- Letters)が発行されている。 出版は英国物理学会出版局がアメリカ天文学会に代わって行っている。かつてはシカゴ大学出版局から刊行されていたが、2009年1月に現在の出版局に移された。2008年には同学会の別の学術雑誌アストロノミカルジャーナルが英国物理学会出版局に移されており、アストロフィジカルジャーナルの移管はこれに続くものだった。.

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オメガ星雲

メガ星雲 (M17、NGC6618) は、いて座に位置する散光星雲である。.

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オリオン大星雲

リオン大星雲(オリオンだいせいうん、M42、NGC 1976)は、オリオン座の三つ星付近に存在する散光星雲である。.

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カリフォルニア星雲

リフォルニア星雲(NGC1499)は、ペルセウス座にある散光星雲である。 長時間露光で撮影された写真で見ると、形がアメリカ合衆国のカリフォルニア州によく似ているためにこの名が付けられている。ペルセウス座ξ星のすぐ北に位置するが、表面輝度は非常に低いためにほとんど肉眼では見ることができない。写真に撮影すると赤い星雲の姿を写すことができる。 カリフォルニア星雲はエドワード・エマーソン・バーナードによって1884年に発見された。.

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カルドウェルカタログ

様々なカルドウェル天体 は、アマチュア天文学者の観測用に109個の明るい星団、星雲、銀河を収録した天体カタログである。パトリック・ムーアとして知られるパトリック・アルフレッド・カルドウェル.

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ケンブリッジ大学出版局

ンブリッジ大学出版局(Cambridge University Press)は、ケンブリッジ大学の出版事業を手がける出版社である。1534年、ヘンリー8世により特許状が発せられたのを起こりとする世界最古の出版社、かつ世界第2の規模の大学出版局であり、聖書や学術誌の出版も手掛けている。 「出版活動を通して、大学の理念である全世界における学問、知識、研究の促進を推し進めること」を使命として掲げている。これは、ケンブリッジ大学規約中の「Statute J」に規定されている。そして、「公益のため継続的に出版活動を行い、ケンブリッジという名前の評価を高めること」を目的としている。 ケンブリッジ大学出版局は、学術、教育分野の書籍の出版を行なっており、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカ、アジア太平洋といった地域で事業を展開している。世界中に50以上の事業所を持ち、2000人近くの従業員を抱え、4万以上のタイトルの書籍を発行している。その種類は、専門書、教科書、研究論文、参考書、 300近くに及ぶ学術誌、聖書、祈祷書、英語教育教材、教育ソフト、電子出版など、多岐にわたる。.

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スチュワート・シャープレス

チュワート・シャープレス(Stewart Sharpless)は、アメリカ合衆国の天文学者であり、銀河系の構造についての基礎的な研究を行った。 シャープレスは、ヤーキス天文台の大学院生として、ウィリアム・ウィルソン・モーガンの下でドナルド・オスターブロックとともに研究を行った。1952年、彼らは、HII領域の距離の推定と若い熱い恒星の観測に基づく銀河系の渦巻き構造を示す観測結果を発表した。しばらくの間、シャープレスは、ウィルソン山天文台でウォルター・バーデやエドウィン・ハッブルと一緒に銀河の写真の研究を行ったこともあった。 1953年、シャープレスはアメリカ海軍天文台フラッグスタッフ観測所のスタッフとなった。ここで、彼は、パロマー天文台スカイサーベイの画像を用いて銀河系のHII領域をサーベイしてカタログ化した。この研究から、シャープレスは1953年に142の星雲、1959年に313の星雲を収録した2版の天体カタログ(シャープレスカタログ)を出版した。 シャープレスは、現在は引退してロチェスター大学物理・天文学部の名誉教授となっている。.

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銀河系

銀河系(ぎんがけい、the Galaxy)または天の川銀河(あまのがわぎんが、Milky Way Galaxy)は太陽系を含む銀河の名称である。地球から見えるその帯状の姿は天の川と呼ばれる。 1000億の恒星が含まれる棒渦巻銀河とされ、局部銀河群に属している。.

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輝線星雲

輝線星雲(きせんせいうん、emission nebula)はさまざまな色の光を放出している電離ガスからなる天体である。ガスを電離するエネルギー源として最も典型的なものは星雲の近くにある高温の恒星から放出される高エネルギーの光子である。光源となる恒星がO型やB型のような若い大質量星の場合には星雲はHII領域と呼ばれ、古い白色矮星の場合には惑星状星雲と呼ばれるが、発光の機構はどちらもほぼ同じである。.

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赤緯

赤緯(せきい、declination)は、天体の位置を表す値。Dec、Decl、δと略して表記される。通常、赤経と合わせて使われる。.

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HII領域

M33銀河の巨大HII領域NGC604 HII領域(えいちつーりょういき、HII region)とは、電離された水素が光を放っている天体である。直径数百光年に達する大きさを持ち、内部で星形成が行われている。このガス雲の中で生まれた若い高温の青い星が多量の紫外線を放出し、星の周囲にある星雲を電離することで光っている。 HII領域は数百万年にわたって数千個の新しい恒星を生み出す。生み出された星団の中で最も質量の大きな星々が超新星爆発を起こしたり激しい恒星風を放出したりすると、HII領域のガスは吹き払われ、星団の背後にわずかな星雲を残すのみとなる。 HII領域は電離された水素原子を大量に含んでいることからその名が付けられている(天文学や分光学では、電気的に中性の原子にはその元素記号にローマ数字の I を、1階電離されている場合には II、2階電離では III…を付けて表記する。そのため、中性の水素原子を HI (H one)、電離された水素原子(陽子)を HII (H two) と呼ぶ。水素の分子は H2 である)。HII領域は宇宙の中で比較的遠距離にあっても観測することができる。系外銀河のHII領域を研究することは、その銀河までの距離を測定したり銀河の化学組成を知る上で重要である。.

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IC 405

IC 405(Sh2-229、Caldwell 31)は、ぎょしゃ座の散光星雲である。不規則型(I)の爆発型変光星であるぎょしゃ座AE星を囲み、輝線星雲IC 410や散開星団のM38やM36、ぎょしゃ座ι星の近くに位置して見える。中心星の固有運動はオリオン座のベルトの領域にまで遡ることができると推測されている。星雲は約5光年に渡って広がっている。日本ではマガタマ星雲と呼ばれる事もある。.

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IC 5146

IC 5146(Caldwell 19)は、はくちょう座にある反射星雲、輝線星雲である。まゆ星雲(Cocoon Nebula)とも呼ばれる。また、特にIC 5146と言う時は星雲、コリンダー470(Collinder 470)という時は星団を表す。等級は、+10.0/+9.3/+7.2である。近傍には、裸眼で見えるはくちょう座π星やとかげ座の散開星団NGC 7209、明るい散開星団M39等がある。星団は約4000光年離れており、中心星は約10万年前に形成されたと考えられている。星雲は約12分の範囲に広がり、これは直径15光年に相当する。IC 5146を観測すると、暗黒星雲バーナード168と一体となって見え、暗い帯として西の方へ尾を引いたように見える。.

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NGC 1555

NGC 1555(ハインドの変光星雲)は、おうし座に位置する変光星雲(散光星雲)である。この星雲は、おうし座T星によって照らされている。.

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NGC 2024

NGC 2024 (Sh2-277) は、オリオン座の散光星雲である。 NGC2024に対し、オリオンのベルトの最も東の星ζ星は、高エネルギーの紫外線を照射し、星雲内の大きな水素ガス雲から電子を飛び出させている。 また、電子と電離した水素を再結合する事が多々ある。 星雲の明るく輝くガスの正面に位置する暗い部分は濃いガスと塵である。 NGC 2024は、オリオン座分子雲の一部である。.

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NGC 2359

NGC 2359は、おおいぬ座に位置する散光星雲である。 ウォルフ・ライエ星と知られている中心星HD 56925(WR7)は、短期間で超新星となる前の段階であると考えられている極端に高温の巨星である。 この星雲の性質はNGC 7635に似ており、近くの大きな分子雲との相互作用は、より複雑な形状や湾曲したThor's Helmetと呼ばれている構造を作っていると考えられている。.

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NGC 281

NGC 281は、カシオペヤ座に位置するHII領域で、ペルセウス腕の一部である。散開星団 IC 1590や重星 HD 5005、複数のボック・グロビュールを含んでいる。パックマンのキャラクターに似ているのでパックマン星雲(Pacman Nebula)とも呼ばれている。 この星雲は1883年8月にエドワード・エマーソン・バーナードにより発見された。バーナードは、大きくかすかな星雲で、とても広がっている、と述べている。 重星HD 5005は\beta1とも呼ばれており、シャーバーン・バーナムによって発見された。8等星の主星と4つの伴星で構成され、1.4秒から15.7秒離れて見える。この5重星系は、1875年の最初の観測より明確な変化は見られていない。 この星雲は、空の暗い場所であればアマチュアが天体望遠鏡で見ることができる。アマチュア天文家の:en:Walter Scott Houstonは、著書『Deep Sky Wonders』で小口径の天体望遠鏡での見え方を記述している。.

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NGC 6302

NGC 6302(Caldwell 69)は、さそり座にある双極性の惑星状星雲である。その形からバタフライ星雲とも呼ばれる。星雲中の構造は、これまで惑星状星雲で観測された中で最も複雑なものの1つである。スペクトルにより、中央の恒星の表面温度は20万Kを超え、この銀河の中で最も熱い恒星の1つであることが示されており、形成の元となった恒星が非常に大きいものであったことが示唆されている(PG1159型星参照)。 中央の恒星は白色矮星で、改良されたハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3を使って、近年になって発見された。恒星の現在の質量は、約0.64太陽質量であり、周囲にガスと塵でできた非常に密度の濃い円盤を持っている。この密度の高い円盤により、恒星から流れ出る物質は、砂時計のような双極構造を形成することになる。この双極構造は、様々な興味深い構造を示す。.

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NGC 6334

NGC 6334(Sh2-8)は、さそり座の散光星雲である。1837年に南アフリカの喜望峰からジョン・ハーシェルによって発見された。日本では、出目金星雲や猫の足星雲と呼ばれる事がある。.

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NGC 6357

NGC 6357(Sh2-11)は、さそり座の散光星雲でNGC 6334の近くに位置する。 この星雲は、その外観からWar and Peace NebulaとMSXの科学者達に名づけられた。彼らは、星雲は赤外線画像では明るく、西部は鳩に似ていて、東部は頭蓋骨のように見えると述べた。日本では彼岸花星雲と呼ぶこともある。この星雲はガスの濃いディスクで覆われた多くの原始星を含んでいる。.

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NGC 6888

NGC 6888(Sh2-105、Caldwell 27)は、はくちょう座の散光星雲 である。WR型星WR 136(HD 192163)からの高速の恒星風と、約40万年前の赤色巨星の時に放出された速度の遅い恒星風が衝突して形成されている。衝突の結果は殻と衝撃波となる。衝撃波は外側へ向かうものと内側へ向かうものがあり、内側への衝撃波は、恒星風をX線放射温度に熱している。三日月星雲、クレセント星雲(Crescent Nebula )とも呼ばれている。.

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NGC 7635

NGC 7635(Sh2-162、Caldwell 11)は、カシオペヤ座に位置する散光星雲(HII領域)である。この星雲は、M52の近くに位置して見える。この星雲は1787年に、ウィリアム・ハーシェルによって発見された。 泡状に見える部分は、中心の8.71等級の若く高温な大質量(15 ± 5 M☉)な恒星、SAO 20575(BD+60 2522)からの恒星風によって作られている。なお、SAO 20575(BD+60 2522)は、10-40太陽質量だと推測されている。 この星雲は巨大な分子雲の近くにあり、星雲自体は熱い中心星によって膨張している。.

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RCWカタログ

NGC 3582は、銀河系の大きな星形成領域の一部であり、RCW 57と呼ばれる。この画像は、チリのラ・シヤ天文台の広域カメラを用いて撮影された。 RCWカタログ(RCW Catalogue、Rodgers Campbell Whiteoak Catalogue)は、で記述された、銀河系南側のHα線放出領域の天体カタログである。180個の天体を収録し、その中には、先のガムカタログ(84個)に既に収録されていたものや後のカルドウェルカタログに収録されたものも多い。また、このカタログとガムカタログは主に南側を収録しているが、主に北側を収録するシャープレスカタログ第2版(312個)との重複も多い。 このカタログは、バルト・ボークに指導されたAlexander William Rodgers、Colin T. Campbell、John Bartlett Whiteoakによって、1960年代にオーストラリアのストロムロ山天文台で編纂された。.

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Sh2-101

Sh2-101は、はくちょう座に位置する散光星雲である。この星雲は、スチュワート・シャープレスによって1959年に記録された。はくちょう座X-1はこの領域に位置し、星雲と同じ8000光年の彼方にあると推測されている。.

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Sh2-155

Sh2-155(Caldwell 9)は、ケフェウス座の散光星雲である。Sh2-155は、輝線星雲・反射星雲・暗黒星雲の複合体からなる大きな星雲の中に存在する、かすんで非常に拡散した明るい星雲である。見ることは困難だが、適切な露出で写すと鮮烈な画像になる。望遠鏡で見た時に、輝線星雲の最も明るいカーブに隣接している東側の暗いラインが、深い洞窟の外観となっており、Cave Nebulaとも呼ばれる。.

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SIMBAD

SIMBAD(ジンバッド、the Set of Identifications, Measurements, and Bibliography for Astronomical Data)は太陽系外の天体の目録。フランスのストラスブール天文データセンターによって維持管理されている。 SIMBADは1979年まで存在したムードンのコンピューターセンターで製作されたCatalog of Stellar Identifications(CSI)とBibliographic Star Index(BSI)を合わせ、他の星表や、論文、追加の情報を取り入れることで製作された。最初にオンライン上で閲覧可能になったのはVer.2であり1981年に製作された。Ver.3はストラスブール天文台でUNIXベースのシステムでC言語を用いて開発され1990年に閲覧可能になった。 2006年現在はVer.4であり、データはデータベース (DBMS) のPostgreSQLに保存され、Javaで記述されたサポートソフトウェアがあり、閲覧可能である。2013年4月2日の時点で、279,589の目録を参照、9,480,094の目録を引用し、17,607,943種の名前で7,071,849の天体情報を含んでいる。 小惑星(4692)SIMBADはこの目録の名誉をたたえて名づけられた。.

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