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邑部

索引 邑部

邑部(ゆうぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では163番目に置かれる(7画の17番目、酉集の17番目)。 西安の明代城壁。古代中国では城壁で囲まれた空間が都市であった。 「邑」字は人々が集まって居住する場所を意味する。囲い(城壁や城柵)に象る「囗」とひざまずいた人に象る「卩」の会意文字。引伸して都市・みやこの意。 「邑」「都」「國(国)」はいずれも古代の都市国家を意味した。甲骨文の研究によると殷代に最も早く都市の意味を獲得したのは「邑」であり、例えば王城の商を商邑と呼んだ。周代においては諸侯の都城を「国」、諸侯の子弟や卿・大夫の封城を「邑」といい、常住して祖廟を設けた都城を「都」と呼んだ。戦国時代以降は国家の考え方が領域国家となり、郡県制に移行していったため、「國」は意味が広がって都市の意味を失い、「邑」は地方集落の意味で用いられるようになり、「都」が都市の総称となっていった。 偏旁の意符としては地名・都市名・国名を示すことが多く、またそこに居住した人の姓氏を表すようになったことから中国人の姓を示すものもある。さらには都市区画や行政区画に関することを示す。偏旁の「邑」は「」に変形して右側の旁に置かれ、左右構造を形成する。ちなみに「阜」の変形も「」であるが、こちらは左側に置かれ、占める位置が異なる。 邑部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。.

44 関係: 偏旁卩部反切大夫中古音中国語三十六字母平水韻康熙字典広韻広東語会意チャク部ピン音呉音イェール式ウェード式入声囗部甲骨文字音読み首都香港語言学学会粤語ピン音方案諸侯郡県制部首都市都市国家阜部酉部注音符号漢字漢音朝鮮語戦国時代 (中国)日本語普通話

偏旁

偏旁(へんぼう)とは、漢字の字体を構成する要素の一つで、左右上下内外の部分に分解できる要素をいう。偏や旁を総合して言う。四字で偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)ともいう。筆画を組み合わせて作られ、同じ組み合わせの偏旁をもつ漢字同士は、類型的な意味あるいは音声のグループを形成する。 また偏旁の配置構造も漢字の字体を構成する重要な要素の一つであり、例えば「岩」であれば、「山」が左にあったり、下にあったり、右にあったりすることはなく、必ず上にあることで一つの字体として認識される。.

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卩部

卩部(せつぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では26番目に置かれる(2画の20番目)。 卩字は『説文解字』は割り符の形に象るとしているが、甲骨文の研究からは人のひざまずく形に象るという。 偏旁としては跪いた人に関することを示す。多く旁の位置に置かれ、時に脚に置かれると「」のように縦画を右に曲げるかたちとなる。 卩部はこれらの構成要素をもつ漢字を収めるとともに、「卩」「」の形を筆画の一部にもつ漢字を分類している。.

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卿(きょう、けい)は中国・日本の官位制における高位の官職。それに由来する呼称も指す。;官職.

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反切

『説文解字』艸部、大徐本系の一篆一行本。下についている反切は唐韻による 反切(はんせつ)は、漢字の発音を示す伝統的な方法のひとつ。2つの漢字を用い、一方の声母と、他方の韻母および声調を組み合わせて、その漢字の音を表す。.

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大夫

大夫(たいふ/だいぶ/たゆう)とは、ほんらい古代中国における身分呼称のひとつ。日本では太夫(たゆう)とも表記し、人物の呼称として色々な意味を持つようになった。.

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姓(せい)とは、東アジアの漢字文化圏で用いられる血縁集団の名称。その範囲は地域や時代によって変動し、氏や名字といった他の血縁集団名と様々な階層関係にあった。近代以降、ヨーロッパなどの他の文化圏の血縁集団名、家系名の訳語としても用いられている。.

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中古音

中古音(ちゅうこおん)は、中国音韻学上、南北朝時代後期から、隋・唐・五代・宋初にかけて使用された中国語の音韻体系。南北朝後期、隋から唐代初期の中古音を前期中古音、唐代中期から五代・宋にかけての中古音を後期中古音に分ける。中古音で重要なのは前期中古音なので、その中心となる時代から隋唐音と呼ばれることもある。狭義としては、中古音の復元の中心となる『切韻』に示されている音韻体系を指す。 中古音は、『切韻』などの韻書や韻図、現代中国語の諸方言、日本語・朝鮮語・ベトナム語など周辺言語の漢字音の研究から推定される。.

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中国語

記載なし。

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三十六字母

三十六字母(さんじゅうろくじぼ)は、伝統的な中国音韻学上、韻図などで声母(音節頭子音)を表すために使われた36個の漢字。.

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平水韻

平水韻(へいすいいん、ひょうすいいん)は、 近体詩の押韻に使われる106韻。一般に詩韻(しいん)と呼ばれるものはこの平水韻を指す。『切韻』系の韻書を整理したもので、中古音の音韻体系を表している。上平声15韻、下平声15韻、上声29韻、去声30韻、入声17韻の計106韻。.

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康熙字典

康熙字典 康熙字典(2005年の復刻版) 『康熙字典』(康煕字典、こうきじてん、)は、中国の漢字字典である。清の康熙帝の勅撰により、漢代の『説文解字』以降の歴代の字書の集大成として編纂された。編者は張玉書、陳廷敬ら30名で、6年の編集期間を経て康熙55年閏3月19日(1716年)に完成。全42巻、収録文字数は49,030にのぼり、その音義(字音と字義)を解説している。字の配列順は先行字書である『字彙』『正字通』が部首の画数順、同部首内の文字の画数順によっているのに倣ったものだが、「康熙字典順」という呼称が使われているようにのちの部首別漢字辞典の規範となり、さらに情報化時代においてはUnicode内の漢字コードの配列順(Kangxi Radicals, U+2F00-2FDF)にも使われている。.

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広韻

広韻(こういん)は、北宋の大中祥符元年(1008年)陳彭年(ちんほうねん)らが、先行する『切韻』『唐韻』を増訂して作った韻書。正式名称は大宋重修広韻。 『切韻』系韻書の一つであり、清朝に再発見されて以降、古音を知るための重要な書として利用されてきた。またカールグレンによる中古音の復元にも利用された。『広韻』以前の切韻系韻書は長く失われていたが、第二次大戦後に王仁昫『刊謬補欠切韻』の完本が発見された。.

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広東語

広東語(カントンご、)は、粤語の一方言である広州方言を基盤に成立した言語で、広州のみならず香港、マカオのほか、マレーシア、シンガポール、ブルネイの華人、及び各国にいる華僑と華人の一部にも多くの話者がいる。欧米やオセアニアの華系社会でも主要な言語となっている。.

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廟(びょう)とは.

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会意

会意(かいい、會意)とは、漢字の造字法である六書(りくしょ)の一つ。既成の象形文字または指事文字を組み合わせること。会意によって作られた漢字を会意文字(かいいもじ)という。 例えば、「休」は「人」と「木」によって構成され、人が木に寄りかかって休むことから「やすむ」の意味を表す字として作られたとされる。 『説文解字』では会意の例として、「武」と「信」を挙げている。「武」は「戈(ほこ)」と「止(とめる)」から構成され、これは『春秋左氏伝』宣公12年の「戈を止めるを武と為す」にもとづいて解釈されている。しかし、「止」は「足」を表す字でもあるので、武器をもって行進することと考える方が無難である。このように会意文字の解釈は人それぞれ恣意的になされる場合が多いので注意が必要である。甲骨文字の発見以後、かなりのものが見直されつつある。 なお、日本の国字は会意で作られたものが多い。 Category:漢字 en:Chinese_character_classification#Ideogrammatic_compounds zh:會意.

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チャク部

部(ちゃくぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では162番目に置かれる(7画の16番目、酉集の16番目)。日本での通称はしんにょう、しんにゅう。.

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ピン音

(ピンイン)は、中国語で音節を音素文字に分け、ラテン文字化して表記する発音表記体系を指す。一般的な場合この語は、(かんごピンイン、Hànyǔ Pīnyīn)と呼ばれる1958年に中華人民共和国が制定したという表記法、またはそれに基づくという文字を指す。 のように中国大陸とは異なる「」もあり、ウェード式などの他のラテン文字による表記法も中国語ではと称することがある。の名称は、それらと特に区別する必要がある場合用いられる。 は、当初は将来的に漢字に代わる文字として中国で位置づけられていたが、現在では中国語の発音記号として使用されている。.

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周(しゅう、、紀元前1046年頃 - 紀元前256年)は、中国古代の王朝。殷を倒して王朝を開いた。紀元前771年の洛邑遷都を境に、それ以前を西周、以後を東周と、2つの時期に区分される。国姓は姫(き)。周代において中国文明が成立したとみられる。.

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呉音

呉音(ごおん)とは、日本漢字音(音読み)の一つ。当時の南朝(日本では大和時代)の首都 建康(南京)付近の漢字音をいう。中国語の中古音の特徴を伝えている。 一般に、呉音は仏教用語をはじめ歴史の古い言葉に使われる。 慣用的に呉音ばかり使う字(未〔ミ〕、領〔リョウ〕等)、漢音ばかり使う字(健〔ケン〕、軽〔ケイ〕等)も少なくないが、基本的には両者は使用される熟語により使い分ける等の方法により混用されている。.

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イェール式

イェール式(イェールしき、Yale Romanization)は、アジア言語をラテン文字化する方法の一つ。北京官話(標準中国語・普通話)、広東語、朝鮮語、日本語の4言語に対するローマ字化の方法を規定している。第二次世界大戦中に、アメリカ陸軍が使用するために作成された。4言語を対象にしているが、各言語のラテン文字化の方法の関連性は薄く、同じラテン文字が同じ音を表しているわけではない。 イェール式は、かつては米国で学生への教育目的で使用されたが、現在は使用されなくなってきており、学術分野において残っているのみである。例えば標準中国語の教育においては、現在では、イェール式に代わり漢語拼音が使用されるようになっている。.

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ウェード式

ウェード式(ウェードしき)は、中国語をラテン文字によって表記する方法の一つ。19世紀後半にイギリスの中国駐在公使を経てケンブリッジ大学教授となったトーマス・ウェードが使ったローマ字表記法で、その著書『語言自邇集』といった中国語教科書で用いられた。その後ハーバート・ジャイルズが『中英辞書』(1892年上海、1912年ロンドン)の発音表記に用いたことで広く普及した。このため「ウェード・ジャイルズ式 (Wade-Giles)」と称することもある。 ウェードの教科書はもともとイギリスの外交官の通訳教育のためのものであったが、かつては日本を含む世界中で広く用いられ、ウェード式のローマ字は中国国外で広く普及した。1906年の制定から1958年に漢語拼音方案が制定されるまで中国で地名表記に使われた郵政式は、ウェード・ジャイルズ式を元に有気音の記号や声調表記・ダイアクリティカルマークを除くなど簡略化し、一部既に慣用になっていた綴りや方言音に基づいた綴りを採り入れたものであった。 中華人民共和国では1958年以来拼音が用いられ、1980年代からは国外でも拼音が主に使われるようになったが、現在でもウェード式は台湾の主要都市の地名表記や、英語新聞の記事、人名のラテン字での表記に使われている(例:高雄 Kaohsiung、丁光訓 K.H. Tingなど)。 拼音と比べた場合のウェード式の大きな特徴として、有気音と無気音の区別に「ʻ」(シングルクォートの始まりに似た記号、アポストロフィで代用されることが多い)を用いることが挙げられる。.

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入声

入声(にっしょう、にゅうせい)は、古代中国語の声調(四声)のうち、音節末子音が内破音,, で構成され、短く詰まって発音される音節を調類としたものをいう。韻尾の分類からは入声韻と呼ばれ、陰声韻(母音)・陽声韻(鼻音,, )と対立する。仄声。中古音では明確にこの音素を持っていたと考えられるが、現代中国語では方言によっては変化・消滅し、普通話では失われている。.

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囗部

left 囗部(いぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では31番目に置かれる(3画の2番目)。 囗字は一まわりする様子に象り、「周囲を囲む」ことを意味する。 偏旁では囲うこと・囲まれた領域・円形などに関わることを示す。 囗部は「囗」を構成要素とする漢字と「囗」の形を筆画としてもつ漢字を収める。.

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甲骨文字

文字(こうこつもじ)とは、中国・殷(商)時代の遺跡から出土する古代文字。 漢字の原初形態であり、現在確認できる漢字の最古の祖形を伝えている。古代中国で生まれ発達してきた文字(漢字)と獣骨を用いる占卜とが結びついて文字記録となったものである。亀甲獣骨文字、甲骨文ともいう。 殷後期(第22代殷王武丁以降)の考古学資料が小屯村(殷墟)で大量に出土した。亀の甲羅(腹甲)や牛や鹿の骨(肩胛骨)に刻まれた。 2017年、ユネスコが主催する世界記録遺産にも登録された。.

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音読み

音読みは、日本語における漢字の字音による読み方である。.

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首都

ブラジルの首都、ブラジリア ボリビアの憲法上の首都、スクレ オーストラリアの首都、キャンベラ 南アフリカ共和国の首都の一つ、プレトリア フィリピンの首都圏、マニラ首都圏 ベトナムの首都、ハノイ 首都(しゅと、Capital city)とは、一国の中心となる都市のことを指す。ほとんどの場合にはその国の中央政府が所在し、国家元首等の国の最高指導者が拠点とする都市のことである。ただ、場合によっては、中央政府の所在とは別に、その国のシンボル的存在として認められている都市が首都とされることもある。首府・国都・都などとも呼ばれ、また、帝制国家や王制国家の場合は帝都・王都等の称がある。.

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香港語言学学会粤語ピン音方案

香港語言学学会粤語音方案(ホンコンごげんがくがっかいえつごピンインほうあん)、略称粤 (えつピン、Jyutping) とは、粤語(広東語)をラテン文字によって表記する方法の一つ。香港語言学学会 (LSHK) によって1993年に制定された。特にコンピュータ処理の分野で支持されており、インプットメソッド(粤輸入法)として発展している。.

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諸侯

諸侯(しょこう)とは、主君である君主の権威の範囲内で一定の領域を支配することを許された臣下である貴族のことである。 原義においては、古代中国において、春秋時代まで天子である周王朝などの王から封土を与えられて、封土の内側(国家)において天子にかわって「君」として振る舞うことが許された、あるいは許されたと観念されていた諸都市国家や都市国家連合の世襲的な首長のことであった。戦国時代に整理された周の理想的制度においては、諸侯は公・侯・伯・子・男の五等の爵位を与えられていたと考えられ、前漢以後は郡国制において王・公などの爵位と「藩国」と呼ばれる封土を与えられた者を諸侯と呼んだ。.

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郡県制

郡県制(ぐんけんせい)は、古代中国の地方統治制度。郡と県の2段階で地域が区画され、中央から派遣された官吏によってその統治がおこなわれた。世襲制の封建制に代わる支配制度で、王朝の中央集権体制の強化に役立った。日本列島や朝鮮半島などの東アジア地域の古代王朝にも制度的影響を与えた。.

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部首

部首(ぶしゅ、Radical)とは、漢字を分類する際に用いられる漢字の一部分である。また、それによる分類の、各グループである。部首による分類では、全ての漢字に一つの部首が割振られる。 字書などで漢字を分類する際、偏旁、すなわち偏(へん)や冠(かんむり)など、字の一部分を用いる方法がある。部首とは一つには、そのような分類での、一つ一つの項目である。部首による分類は、字書における漢字の分類・配列方法であるのみならず、字書を引く際の検索方法も与える。 ある漢字がどの部首に分類されるかは字書による。形声文字では、意味を表す部分が用いられることが多い。たとえば「鉄」の字は、左半分の金属を意味する「釒」(金偏、かねへん)を部首とすることが普通である。これは、字書では「金」の部に置かれる。 一方で、「心」部とされうる部分は、いくつかの変形がある。.

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都市

都市(とし、city)とは、商業、流通などの発達の結果、限られた地域に人口が集中している領域である。.

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都市国家

都市国家(としこっか、City-state)は、ひとつの都市とその周辺地域が、独立した政体や文明としてひとつとなり、まとまった形態をなす小国家を表す。明確な要件・定義はないが、現代ではシンガポール・モナコを指す。.

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阜部

部(ふぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では170番目に置かれる(8画の4番目、戌集の4番目)。 left 「阜」字は小高い土山・丘陵を意味する。『説文解字』によると、大きな「陸」(台地・高原の意)で、「山」に石がないものといい、その象形とする。また階梯の形に象るといった説もある。なお山地を表す字の一つで類義字が多いが、小さい方から「丘」「阜」「陵」「阿」の順とされる。また「山」は『説文解字』に「石有りて高」いものとあり、「山」は岩山、「阜」は土山という違いとされる。 篆書の字形では「」のように左側の縦画に「コ」字形が3つついた形であり、隷書にいたって最下の「コ」形が貫く横画に変形し、楷書ではこれを「十」字とするようになった。 偏旁の意符としては土山や丘陵といった地形、通行の障害、昇降、高低などに関することを示す。このとき左側の偏の位置に置かれるが、楷書では「」のように2つのコの字を崩し、最後の横画を省略した形に変形する。これは邑部の偏旁と同形である。 阜部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。ただし、「隣」字の意符は「邑」であるが、左偏にあるということで、この部に入れられている。.

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邑(ゆう)は、古代中国の都市国家的な集住地。後の中国の文化や文明のもととなった黄河の流域の古代文明において、新石器時代から青銅器時代である春秋時代中期にかけて広く展開した。漢字の邑は区画や囲壁をあらわす「囗(くにがまえ)」にひざまずいた人をあらわす「巴」をあわせた会意文字で、この全体を略した部首が「阝(おおざと)」である。邑の社会は同姓の一族による氏族共同体で大抵は土塁よりなる囲壁をめぐらし、周囲に氏族民共有の耕作地が展開した。.

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酉部

酉部(ゆうぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では164番目に置かれる(5画の18番目、酉集の18番目)。 left 「酉」字は十二支の第10位(酉)を表す。十干と組みあわせて六十干支を構成し、日を記録する記号として用いられた。漢代以降は年の記録にも使われ、方位では西、月では仲秋、旧暦8月を表す。『説文解字』では「酉は就(成熟)の意味であり、八月に黍が成熟し、芳醇な酒を造ることができる」とし、酒つぼの形に象るとする。甲骨文を見ても、酒つぼの形に象っており、「酒」の本字と考えられる。 偏旁の意符としては酒や発酵食品、調味料などに関することを示す。 酉部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。また「醜」(鬼部に属する辞典もあり)のように声符となっているものもあり、声符兼意符の「酒」も水部ではなく、この部に収められている。.

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殷(いん、、紀元前17世紀頃 - 紀元前1046年)は、中国の王朝である。文献には天乙が夏を滅ぼして王朝を立てたとされ、考古学的に実在が確認されている中国最古の王朝である。商(しょう、)、商朝ともよばれる。紀元前11世紀に帝辛の代に周によって滅ぼされた(殷周革命)。.

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氏.

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注音符号

注音符号(ちゅういんふごう、ちゅうおんふごう)とは、中国語の発音記号の一つ。現在は主に台湾で用いられる。先頭の四文字「ㄅㄆㄇㄈ」からボポモフォ (bopomofo) とも呼ぶ。.

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漢字

漢字(かんじ)は、中国古代の黄河文明で発祥した表語文字。四大文明で使用された古代文字のうち、現用される唯一の文字体系である。また史上最も文字数が多い文字体系であり、その数は10万字を超え、他の文字体系を圧倒する。古代から周辺諸国家や地域に伝播して漢字文化圏を形成し、言語のみならず文化上の大きな影響を与えた。 現代では中国語、日本語、朝鮮語の記述に使われる。20世紀に入り、漢字文化圏内でも日本語と中国語以外は漢字表記をほとんど廃止したが、なお約15億人が使用し、約50億人が使うラテン文字についで、世界で2番目に使用者数が多い。.

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漢音

漢音(かんおん)とは、日本漢字音(音読み)の一つ。古くは「からごえ」とも呼んだ。7, 8世紀、奈良時代後期から平安時代の初めごろまでに、遣隋使・遣唐使や留学僧などにより伝えられた音をいう。中国語の中古音のうち、唐中葉頃の長安地方の音韻体系(秦音)を多く反映している。他の呉音や唐音に比べて最も体系性を備えている。また唐末に渡航した僧侶たちが持ち帰った漢字音は中国語の近世音的な特徴を多く伝えており、通常の漢音に対して新漢音と呼ばれることがある。.

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朝鮮語

朝鮮語(ちょうせんご)または韓国語(かんこくご)は、主に朝鮮民族が使う言語で、朝鮮半島の大韓民国(韓国)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)および中華人民共和国吉林省延辺朝鮮族自治州・長白朝鮮族自治県の公用語。 韓国での政府呼称は「韓国語」、北朝鮮での政府呼称は「朝鮮語」である。日本において「韓国語」は、専ら韓国の言語を指す呼称として用いられ、南北を区別しない呼称としては、言語学・音韻論など学術的にも、標準表記として「朝鮮語」が用いられるので、ここでは言語名を全て朝鮮語に統一して記述する。.

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戦国時代 (中国)

中国の戦国時代(せんごくじだい)は、春秋時代に続く時代で、紀元前403年に晋が韓・魏・趙の3つの国に分かれてから、紀元前221年に秦による中国統一がなされるまでをいう。この名前は『戦国策』から取られている。 どの時点をもって春秋と戦国の境目とするかは、歴史家の間でも意見が分かれている。詳しくは春秋戦国時代の項目を参照。.

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日本語

日本語(にほんご、にっぽんご「にっぽんご」を見出し語に立てている国語辞典は日本国語大辞典など少数にとどまる。)は、主に日本国内や日本人同士の間で使用されている言語である。 日本は法令によって公用語を規定していないが、法令その他の公用文は全て日本語で記述され、各種法令において日本語を用いることが規定され、学校教育においては「国語」として学習を課されるなど、事実上、唯一の公用語となっている。 使用人口について正確な統計はないが、日本国内の人口、および日本国外に住む日本人や日系人、日本がかつて統治した地域の一部住民など、約1億3千万人以上と考えられている。統計によって前後する場合もあるが、この数は世界の母語話者数で上位10位以内に入る人数である。 日本で生まれ育ったほとんどの人は、日本語を母語とする多くの場合、外国籍であっても日本で生まれ育てば日本語が一番話しやすい。しかし日本語以外を母語として育つ場合もあり、また琉球語を日本語と別の言語とする立場を採る考え方などもあるため、一概に「全て」と言い切れるわけではない。。日本語の文法体系や音韻体系を反映する手話として日本語対応手話がある。 2017年4月現在、インターネット上の言語使用者数は、英語、中国語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語、マレー語に次いで7番目に多い。.

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普通話

普通話(ふつうわ/プゥトンホア)は、中華人民共和国において公用語として定められた中国語のことをいう。中国語の「普通」も日本語の「普通」と同じく「普(あまね)く通る」「広く通用する」「一般」を意味する語である。 北京語音を標準音とし、北方話を基礎方言とし、典型的な現代白話文の著作を文法規範とする。現代の普通話は中国の公用語とされる。1950年代から1960年代にかけて共産党と人民政府により、普通話の名称と簡体字、ピンインの採用などその内容を法律として定められ、各民族も普通話を学ぶことが推奨されている。中国語圏外の外国語教育における「中国語」は、一般的に普通話を指す。 中華民国(台湾)の公用語である国語とは基本的に同一の言語とされるが、正書法(繁体字、注音符号)や規範的な発音・語彙に一部差異がある(#台湾の中国語参照)。.

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おおざと阝部

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