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NKS 1867 4to

索引 NKS 1867 4to

NKS 1867 4to(Danish Royal Library, MS NKS 1867 4oとも。NKS とは Den nye kongelige samling (デンマーク語で「王立図書館新コレクション」の意)の略)とは、1760年頃の紙写本である。現在はコペンハーゲンのデンマーク王立図書館(en) に収められている。 この写本にはスカルド詩や、ルーン文字学(en) に繋がる情報が含まれていた。.

30 関係: 北欧神話バルドルバウギヨルムンガンドロキトールヘルヘルモーズヘイムダルヘイズルーンヘズブーリヒュミルテュールデンマーク王立図書館デンマーク語フェンリルアウズンブラウル (北欧神話)オーディンギュルヴィたぶらかしコペンハーゲンスレイプニルスィアチスカルド詩写本長き秋SÁM 661760年

北欧神話

北欧神話の神々は不死ではないため、最終戦争であるラグナロクまで老いることのないよう、イズンの黄金の林檎を食べなければならない。1890年、J・ペンローズ作 北欧神話(ほくおうしんわ、アイスランド語:Norræn goðafræði、ノルウェー語:Norrøn mytologi、スウェーデン語:Nordisk mytologi、デンマーク語:Nordisk mytologi)は、キリスト教化される前のノース人の信仰に基づく神話。スカンディナビア神話とも呼ばれている。ゲルマン神話の一種で、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランドおよびフェロー諸島に伝わっていたものの総称。普通、フィンランド神話とは別系統のものとされる。 神話は主にキリスト教化以前に存在した現地の宗教と、主にノルウェー人が入植、定住し、北欧神話の文書化された典拠の大多数が収集されるに至ったアイスランドを含むスカンディナヴィア人の伝説と信仰で構成されている。北欧以外のゲルマン人は、早くからキリスト教化されたため、民族独自の神話や思想を示す書物がほとんど残っていない。そのため北欧神話は、年代の古い一般的なゲルマン・ペイガニズムが最も良い状態で保存されており、ゲルマン人の古来の習俗や精神を理解する上で貴重な資料となっている。このゲルマン・ペイガニズムは、アングロ・サクソン神話と極めて密接に関連した内容を含んでいる。なお、ゲルマン神話は初期のインド・ヨーロッパ神話から発展したものである。 北欧神話は北ゲルマン民族によって共有されていた信仰や物語が集約されたもので、神話は詩の形で口承により伝えられ、現存する神話についての知識は主にスノッリ・ストゥルルソンにより書かれた『エッダ』や、キリスト教化中またはその後に書き下ろされた、中世における他の版本に基づいている。北欧神話は基本的に古ノルド語で著わされているが、『デンマーク人の事績』などラテン語で書かれたものもある。 北欧神話の中にはスカンディナヴィアの伝承の一部となり、現在まで生き残ったものもある。その他は近年、ゲルマン・ネオペイガニズムとして再考案・構築されている。ステージでの上演劇や映画同様、神話は現在も様々な文学の着想として残されている。.

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バルドル

のヘズの手で刺殺されるバルドル。18世紀のアイスランドの写本『SÁM 66』より。 バルドル(Baldr、Baldur、Balder)は北欧神話の光の神である。 後述の『スノッリのエッダ』では、最も賢明で、美しく光り輝く美貌と白いまつ毛を持ち、雄弁で優しいとされ、やや優柔不断な面もあったが彼の裁きは不変であるといわれる『エッダ 古代北欧歌謡集』p.244(「ギュルヴィたぶらかし」第22章)。 両親はオージン(オーディン)とフリッグ谷口幸男「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』第43巻No.特輯号3、1983年、p.20、妻はネプの娘ナンナで、彼女との間に息子フォルセティがいる。ブレイザブリク(ブレイダブリク、ブレイザブクリク)という館に住みフリングホルニという船を所有している『エッダ 古代北欧歌謡集』pp.270-273(「ギュルヴィたぶらかし」第49章)。 両『エッダ』においては、ロキの奸計により異母弟ヘズにより殺されるが、ラグナロクで世界が滅びた後に現れる新世界に甦り、ヘズと共に暮らすとされている。罪なくして一度死んだ後に復活するという神話は、キリスト教の伝播に伴ってその影響を受けたものとも考えられている。山室静によれば、バルドルはサガなどでは戦士とみなされており、彼が神として崇拝されていた形跡はないという。.

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バウギ

ーディンが内部に入れるようにバウギが山に錐で穴を開けている。18世紀のアイスランド語写本『SÁM 66』の挿絵。 北欧神話において、バウギ(Baugi)は霜の巨人でスットゥングの弟である。スットゥングは父を殺害したフィアラルとガラールから詩の蜜酒を得た後、それを隠匿していた。 『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によると、オーディンはこの蜜酒を入手することに決めた。オーディンはボルヴェルクと名乗ってはバウギの元へ行き、彼の9人の奴隷を殺し合わせた。働き手をなくしたバウギのために、オーディンは農民として夏の間中働いた。秋になるとオーディンは報酬として、スットゥングの保管している蜜酒の数口分を要求した。バウギとオーディンはスットゥングに頼みに行ったが断られた。そこでバウギは、蜜酒を隠している山にラチ(Rati)という錐で穴を開けた。するとオーディンは蛇に変身し、内部に滑り込んだ。内部ではスットゥングの娘グンロズが蜜酒を守っていた。オーディンは彼女を口説いて3夜を共にし、自分に3口分だけ譲ってくれるように彼女を説得し、ついに彼女が応じた。オーディンはその蜜酒を全部飲み込み、鷲に変身して逃げたのである。.

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ヨルムンガンド

ヨハン・ハインリヒ・フュースリーによって描かれた、釣り上げたヨルムンガンドをミョルニルで斃そうとするトール。 Södermalm)にある、ヨルムンガンドとトールの像。 ヨルムンガンド(Jörmungandr)は、北欧神話に登場する毒蛇の怪物。その名は「大地の杖」あるいは「大いなるガンド(精霊)」を意味する。ロキが巨人アングルボザとの間にもうけた、またはその心臓を食べて産んだ3匹の魔物(フェンリル・ヨルムンガンド・ヘル)のうちの1匹。日本語訳では、ユルムンガンド、イオルムンガンドルなどがみられる。他の呼称としては、ミドガルズオルム(Miðgarðsormur。綴りは他にMidgardsormrも)、ミズガルズの大蛇、ミッドガルド大蛇、ミッドガルド蛇、世界蛇などがある。.

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ロキ

自分が工夫した魚網をもったロキ。18世紀のアイスランドの写本『SÁM 66』より。 ロキ(Loki)は北欧神話に登場する悪戯好きの神。その名は「閉ざす者」、「終わらせる者」の意。神々の敵であるヨトゥンの血を引いている。巨人の血を引きながらもトールの義兄弟となってアースガルズに住み、オーディンやトールと共に旅に出ることもあった。変身術を得意とし、男神であるが時に女性にも変化する『ロキの口論』第23節では、ロキが8年間乳搾り女となって子供ももうけたというエピソードが語られている(『エッダ 古代北欧歌謡集』83頁)。。自身が変身するだけでなく、他者に呪文をかけて強制的に変身させたこともある。『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』において、女神イズンを胡桃に変身させている。 美しい顔を持っているが、邪悪な気質で気が変わりやすい。狡猾さでは誰にも引けを取らず、よく嘘をつく。「空中や海上を走れる靴」(「陸も海も走れる靴」または「空飛ぶ靴」とも)を持っている。 元は火を神格化した存在だったと考えられており、ロキをモデルとした『ニーベルングの指環』のローゲはその点が強調されている。 なお、巨人の王ウートガルザ・ロキおよびその宮殿で相まみえるロギとは、三者同時に登場する神話が残っているので別人のようだが混同されることもあったらしく、サクソ・グラマティクスの『デンマーク人の事績』にはロキのように地下に縛られ幽閉されているウートガルザ・ロキの話がある他、ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』ではロキとロギを混同この劇はフレイアがイドゥンの役目(神々の食す金の林檎を管理)を兼任するなどストーリーの都合での改変はあるが、ロギが登場する話の要素は一切ないのでストーリー上の都合でロキにロギの要素を加えたわけではない。して「火の神」のローゲというキャラクターが登場する。.

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トール

トールとは、北欧神話に登場する神である。神話の中でも主要な神の一柱であり、神々の敵である巨人と対決する戦神として活躍する。その他考古学的史料などから、雷神・農耕神として北欧を含むゲルマン地域で広く信仰されたと推定されている。アーサソール(アースたちのソール)やオクソール(車を駆るソール)とも呼ばれる。.

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ヘル

18世紀のアイスランド語写本『SÁM 66』に描かれた、バルドルの奪還に来たヘルモーズ(左)を迎えるヘル(右下)。 John Charles Dollmanによって描かれた、ヘルモーズ(手前)を迎えるヘル。(1909年) Johannes Gehrtsによって描かれたヘルとガルム。(1889年) ヘル (Hel, Hela) は、北欧神話における老衰、疾病による死者の国を支配する女神。エーリューズニルという館に住む。 古ノルド語のヘルはゲルマン祖語の「隠す」と言う意味の* khalija、また、その語の元となったインド・ヨーロッパ祖語の「隠す」「秘密にする」という意味の*Kel-から来ている。英語の hell (地獄)と語源が共通している。.

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ヘルモーズ

ヘルモーズ(Hermóðr Hermod)は北欧神話の神の一柱。「Hermóðr」とは、古ノルド語で「勇気-戦い」を意味するOrchard (1997:83).

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ヘイムダル

ヘイムダルがフレイヤにブリーシンガメンの首飾りを返す場面。ニルス・ブロメールによる。 写本『SÁM 66』に描かれたヘイムダル。 写本『AM 738 4to』に描かれたヴァルハラ。門にヘイムダルがいる。 ヘイムダル(ヘイムダッルとも。)は北欧神話の光の神。「白いアース」とも呼ばれる。.

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ヘイズルーン

ヘイズルーン(Heiðrún) は、北欧神話に登場する牝山羊の名である。この山羊はエインヘリャルのために蜜酒を造り出す。英語ではしばしば Heidrun、Heidhrun、Heithrun、Heidrún、Heithrún、Heidhrún などのように綴られる。.

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ヘズ

ヘズ(古ノルド語: 、アイスランド語:Höður 、「戦」の意)は、北欧神話に登場する盲目の神。バルドルの弟で、オーディンの息子。.

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ブーリ

ブーリ(またはブリ。Búri)は、北欧神話において最初に生まれたとされる神である。 彼は、ボルの父であり、オーディンの祖父である『エッダ 古代北欧歌謡集』229頁。。 ブーリは、ギンヌンガ・ガップの中に貯まった塩分を含む氷を舐め続けた雌牛のアウズンブラによって作り出された。この物語を唯一現在に伝えているのが、スノッリ・ストゥルルソンが書いた『散文のエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』である。 ブーリは、『詩のエッダ』にはどこにも言及されず、スカルド詩の全ての文献に1度だけ言及される。 『散文のエッダ』第二部『詩語法』の中で、スノッリ・ストゥルルソンは12世紀のスカルド詩人、ごちゃまぜ詩人ソルヴァルド(Þórvaldr blönduskáld)による詩の、次の節を引用している。.

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ヒュミル

18世紀のアイスランド語写本『SÁM 66』の挿絵 ヒュミル(Hymir)とは、北欧神話のトールのミズガルズの大蛇釣りにまつわる伝承に登場する海の巨人である。 これを題材とした文献は複数存在し、『スノッリのエッダ』の「ギュルヴィたぶらかし」や、『古エッダ』の「ヒュミルの歌」のほか、ブラギ・ボッダソンの「ラグナル頌歌」、ウルヴ・ウッガソンの「御館頌歌」にも異説が伝わっている。また、などのルーン石碑にも、トールとミズガルズの大蛇の対決をモチーフとした線刻画が描かれている。 ヒュミルについては「海の巨人」ということ自体は変わらないものの、最低でも二通りの人物造形がある。.

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テュール

18世紀のアイスランドの写本『ÍB 299 4to』に描かれたテュール。 テュール(Týr Tyr)は、ドイツ神話や北欧神話における軍神。勇敢な神とされる。.

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デンマーク王立図書館

デンマーク王立図書館(Det Kongelige Bibliotek)はコペンハーゲンにあるデンマークの国立図書館であり、コペンハーゲン大学の大学図書館。北欧諸国の中では最大の図書館である。 17世紀以降、デンマーク国内で印刷された出版物を全て収めているが、その中には歴史的に貴重なものが多数含まれる。過去に様々な寄贈がおこなわれたおかげで、デンマークで1482年に最初に出版された書籍を始めとして、デンマークでの全ての既知の出版物をほぼ網羅している。.

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デンマーク語

デンマーク語(デンマークご、dansk, dansk sprog )は、デンマーク本土などで話される言語で、デンマーク民族の母語である。 デンマークの自治領であるフェロー諸島とグリーンランドでは、それぞれ西ノルド語のフェロー語、及びエスキモー語であるグリーンランド語が話されているが、デンマーク語も公用語として一般的に通用する。また、ドイツのシュレースヴィヒ地方にはデンマーク語を母語とする「デンマーク少数民族」が約5万人ほど存在しているほか、アイスランドでも外国語として学ばれていることから同国でもデンマーク語が広く通用する。 デンマーク語の系統としてはインド・ヨーロッパ語族(印欧語族)ゲルマン語派のノルド諸語(北ゲルマン語群)東ノルド語に属する。.

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フェンリル

テュールの腕を喰いちぎるフェンリル。スウェーデンの画家ヨン・バウエルによる。(1911年) 18世紀のアイスランドの写本『NKS 1867 4to』に描かれた、テュールの腕を喰いちぎるフェンリル。 フェンリル『エッダ 古代北欧歌謡集』などにみられる表記。(Fenrir、「地を揺らすもの」の意『虚空の神々』290頁。)は、北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物。ロキが女巨人アングルボザとの間にもうけた、またはその心臓を食べて産んだ『虚空の神々』323頁。三兄妹の長子。彼の次にヨルムンガンドが、三人目にヘルが生まれた。 神々に災いをもたらすと予言され、ラグナロクでは最高神オーディンと対峙して彼を飲み込む。 語尾に『狼』をつけてフェンリス狼(Fenrisúlfr)、フェンリスヴォルフ(沼に潜む狼)またはフェンリスウールヴ(フェンリル狼)とも呼ばれる。 別名にフローズヴィトニル(Hróðvitnir、悪評高き狼の意)やヴァナルガンド(Vanargand、ヴァン河の怪物)などがある。.

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アウズンブラ

アウズンブラ(アウドムラ、アウズフムラとも)(、、、 など)は、北欧神話に登場する最初の牛(雌牛)である。 その名前は「豊かなる、角なし牛」を意味する。 アウズンブラは、スノッリ・ストゥルルソンが書いた『散文のエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』において、ギンヌンガガプとユミルの記述の後に紹介されている。 アウズンブラは『散文のエッダ』と、「名の諳誦」の中で1度触れられる以外再び言及されることはなく、この牛の名前は他のどの古い文献にも見い出せない。 それでも研究者らは、これをスノッリが後世に創作したもとはせず、アウズンブラは古代北欧の神話に確実に根付いたものと受け入れられている。.

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ウル (北欧神話)

18世紀のアイスランド語の写 本『SÁM 66』より。スキーを履き弓を持ったウル。 オラウス・マグヌスの著作に描かれた、魔法使いのHoller(ウルに相当する)が動物の骨に乗り、海を渡って旅する様子。 ウル(ウッル、ウッルル。古ノルド語:Ullr、「光輝」の意)は、北欧神話の神。狩猟、弓術、スキー、決闘の神。 シヴの息子で、トールの義理の子にあたり、ユーダリル(Ýdalir:「イチイの谷」の意)というところに住む。なお、イチイは弓やスキーの材料であり、ルーン文字・エイワズ[]であらわされる。 『デンマーク人の事績』にはオレルス (Ollerus) という名前で登場する。彼は呪文を刻んだ骨を船とし、海を渡る魔術師とされている。オーティヌス(オーディン)がロシアの王女リンド を騙して孕ませたことを恥と考えた神々はオーティヌスを追放し、その名と地位をオレルスに引き継がせ、汚名をすすごうとした。彼は10年その地位にあったが、オーティヌスが賄賂で再び地位を買い戻したために王位を追われた。その後、スウェーデンに退いたが、デンマーク人に殺された。 『デンマーク人の事績』でウルが追われて行ったスウェーデンのウップランドを中心とする地方およびノルウェー南東部にウルに由来する地名が多く残されており、かなりの崇拝された神だったようである。地名には「耕地」や「牧草地」を意味する語との複合語が見られ、これは豊穣に関連するものと考えられており、元来は狩猟や決闘に留まらず、より高い地位にある天空神だったと推定されている。 彼の地位の高さを裏付けるものとして「ウルとあらゆる神々の恩寵を受ける」という表現がある。 また「南の太陽や勝利の神(オーディン)の岩と寝室と、ウルの腕輪にかけてしばしば誓った通りに」という表現もある。 自分と同じように弓とスキーを得意とする女巨人のスカジと出会い、彼女の父が遺した館トリムヘイムで一緒に暮らしたという伝承も残されている。 スカルド詩ではウルについてのケニングとして、「スキーのアース」「弓のアース」「狩のアース」「楯のアース」などが用いられている。 17世紀のアイスランド語の写本『AM 738 4to』より、ウル。.

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オーディン

流離人オーディン。このように絵画などでは一般に、片目が無い、長い髭を持った老人で、つばの広い帽子を被り、グングニルという槍を持った姿で表される。スウェーデンの画家ゲオルク・フォン・ローゼンによる(1886年)。 オーディンは、北欧神話の主神にして戦争と死の神。詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロンでもある。魔術に長け、知識に対し非常に貪欲な神であり、自らの目や命を代償に差し出すこともあった。.

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ギュルヴィたぶらかし

『ギュルヴィたぶらかし』(古ノルド語・アイスランド語:Gylfaginning)とは、スノッリの『エッダ』を構成する作品の一つで、『エッダ』の第1部にあたり、約20,000語から成る。 スウェーデンの王ギュルヴィとオーディンの間で交わされる質疑応答の形で、北欧神話における世界の創造から滅亡、再生までの物語がエッダ詩やスカルド詩からの引用とともに語られている。 現在一般によく知られている形の「北欧神話」は、その大部分をこの作品に依拠している。.

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コペンハーゲン

ペンハーゲン(Kopenhagen )、クブンハウン(ケブンハウン)(København 、コゥペンヘイゲン(Copenhagen )は、デンマークの首都。デンマーク最大の都市で、自治市の人口は52万人。市名はデンマーク語の"Kjøbmandehavn"(商人たちの港)に由来する。「北欧のパリ」と比喩される。.

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スレイプニル

en]所蔵) オーディンの命を受けたヘルモーズ(左上)がスレイプニルを駆ってヘルヘイムへ赴き、ロキの奸計よって殺された兄バルドルを取り戻すべく冥府の女王ヘル(右下)に迫る場面(上と同じ書より) ヴァルキューレ』のために描いた、神々の長ヴォータン(オーディン)とその愛馬。馬にはスレイプニル同様に8本の脚がある。 スレイプニル(スレイプニール、スレイプニィールとも記す。古ノルド語:Sleipnir)は、北欧神話に登場する神獣の一つ。主神オーディンが騎乗する8本脚の軍馬である。.

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スィアチ

ィアチ(またはシアチ、シャチ『「詩語法」訳注』にみられる表記。、シャツィ、チアシ、スィアツィ、スィヤチ、ティアチなど。古ノルド語:Þjazi)は、北欧神話に登場する巨人の一人。 娘はスカジ。父はアルヴァルディ(またはオルヴァルディ)。兄弟にイジ、ガングがいる。.

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スカルド詩

ルド詩(スカルドし、吟唱詩とも)とは、9世紀から13世紀ごろの北欧(特にスカンディナヴィアやアイスランド)で読まれた古ノルド語の韻文詩のことである。宮廷律、ヘイティ、ケニングの多用などの特徴をもつ。神話や古代の英雄を謳ったエッダ詩とは対照的に、その詩が詠まれた当時の王や戦士を主題として取り上げたものが多い。また概してエッダ詩より複雑な技法が用いられている。サガや石に刻まれたルーン文字の碑文などにみられる。.

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写本

13世紀ヨーロッパの彩色写本 写本(しゃほん、Manuscript)とは、手書きで複製された本や文書、またはその行為そのものを指して示す用語。時に、原本(オリジナル)である正本(しょうほん・せいほん)と対応させて、それを書き写した書写本であることを強調するために用いられることもある。.

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紙(かみ)とは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平(たいら)に成形したもの。日本工業規格 (JIS) では、「植物繊維その他の繊維を膠着させて製造したもの」と定義されている。 白紙.

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長き秋

『長き秋』伊藤訳「原典資料」p.110 の表記。(ながきあき、)は、900年頃にノルウェーのスカルド詩人によって作られたとされるスカルド詩マッキネル「原典資料」p.110。。北欧神話の物語を含んでいる数少ないスカルド詩の一つである。『秋の長詩』『ハウストロン』とも。 部分的にしか残っておらず、スノッリの『エッダ』の2ヶ所にそれぞれ13節程度と6節半『北欧神話物語』p.310。が引用という形で保存されていた『北欧神話物語』p.287。。ショーゾールヴルはこの詩を楯の上に書いたという『北欧神話物語』p.287。。 現存する部分では、以下の2つの物語が描かれている。.

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SÁM 66

SÁM 66とは、18世紀のアイスランドの写本であり、図版を多く含んでいることで知られている。SÁMとは Stofnun Árna Magnússonar á Íslandi アールニ・マグヌースソン研究所(en) の略であり、2007年現在は同研究所が所蔵している。 File:Manuscript Odinn.jpg |オージン。 File:Processed_SAM_thorr.jpg |ソール。 File:Processed SAM loki.jpg |ロキ。 File:Processed SAM heimdallr.jpg |ヘイムダッル。 File:SÁM_66,_75v,_death_of_Baldr.jpg |バルドル。 File:Manuscript Ullr.jpg|ウッルル。 File:Manuscript_Audhumla.jpg |アウズンブラ。 File:Processed SAM sleipnir.jpg|スレイプニルを駆るオージン。 File:Manuscript Gylfi.jpg |『ギュルヴィたぶらかし』の一場面。 File:SÁM_66,_78v,_Fenrir_and_Týr.jpg|テュールの腕に噛みつくフェンリル狼。 File:Thor_and_Hymir.jpg|ヨルムンガンドを釣りに行くソールとヒュミル。 File:SÁM_66,_75r,_Hermóðr_and_Baldr.jpg |ヘルの下を訪ねるヘルモーズル。 File:Manuscript boiling.jpg |料理をしようとするオージン、ロキ、ヘーニルと木の上でそれを窺うシャツィ。 File:Processed SAM rati.jpg |詩人の蜜酒を手に入れるため、バウギに穴を掘らせるオージン。 File:Processed SAM mjodr.jpg |鳥に変身し、蜜酒を持ち帰るオージン。.

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1760年

記載なし。

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