15 関係: 原子爆弾、三重水素、ブースト型核分裂兵器、フランス、フランス海軍、高濃縮ウラン、重水素、M2 (ミサイル)、M20 (ミサイル)、TN 60 (核弾頭)、核実験、核弾頭、潜水艦発射弾道ミサイル、1971年、1979年。
原子爆弾
長崎に投下された原子爆弾のキノコ雲1945年8月9日 広島型原爆(リトルボーイ)による被害者の一人。(1945年10月。日本赤十字病院において) 原子爆弾(げんしばくだん、原爆、atomic bomb)は、ウランやプルトニウムなどの元素の原子核が起こす核分裂反応を使用した核爆弾で、初めて実用化された核兵器でもある。原子爆弾は、核爆発装置に含まれる。水素爆弾を含めて「原水爆」とも呼ばれる。 核兵器は通常兵器と比較して威力が極めて大きいため、大量破壊兵器として核不拡散条約や部分的核実験禁止条約などで規制されており、核廃絶を求める主張もある。.
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三重水素
三重水素(さんじゅうすいそ、tritium、記号:H または T)とは、質量数が3、すなわち原子核が陽子1つと中性子2つから構成される水素の放射性同位体である。一般に、トリチウムと呼ばれる。.
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ブースト型核分裂兵器
ブースト型核分裂兵器(boosted fission weapon)または、ブースト型核分裂爆弾、あるいは強化原爆は、通常は少量の核融合物質を用いて余分な中性子を発生させ、核分裂の頻度を増加させることで、早期発火(predetonation、または未熟核爆発 (fizzle yield))を防ぐとともに核出力 (nuclear yield) を増強するタイプの核兵器(爆縮型核分裂兵器)を指す。 この方式による核分裂(そして核出力)の増強効果をブースト、そのためのメカニズムをブースターと呼ぶ。核融合反応を利用するが、それによる発生エネルギーの増加はごく僅か、恐らく1%程度であり、その主な目的が核分裂反応の増強である点で水素爆弾などの核融合兵器とは異なる。 ブーストによる早期発火の防止は、原子炉級プルトニウム (reactor grade plutonium, RGPu) で核分裂兵器を製造する際の鍵となる技術でもある、社団法人 原子燃料政策研究会。また、同量の核物質であれば、この技術を用いることにより、より大きな威力を得られるので、核弾頭の小型化には不可欠の技術とされる。 このブーストというアイデアは、1947年の秋から1949年の秋の間に、米国のロスアラモス国立研究所で初めて開発された。.
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フランス
フランス共和国(フランスきょうわこく、République française)、通称フランス(France)は、西ヨーロッパの領土並びに複数の海外地域および領土から成る単一主権国家である。フランス・メトロポリテーヌ(本土)は地中海からイギリス海峡および北海へ、ライン川から大西洋へと広がる。 2、人口は6,6600000人である。-->.
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フランス海軍
フランス海軍(フランスかいぐん、Marine nationale、MN)はフランスが保有する海軍。 第二次世界大戦での教訓から独自の軍事体制を維持しており、戦略核や空母などを保持している。また、海外に植民地があることから、小型の艦艇を警備用として太平洋・インド洋・カリブ海などの海外領土に展開している。海軍司令部はパリの総司令部、ブレストの大西洋艦隊司令部、トゥーロンの地中海艦隊司令部及びシェルブールの英仏海峡小艦隊司令部が存在する。.
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高濃縮ウラン
1953年に行われたW9核砲弾の実験。M65 280mmカノン砲で発射。核出力は広島に投下されたのと同じ15kt。W9はアメリカ陸軍初の核砲弾であり、ガンバレル型の核分裂弾頭である。核物質には50kgの高濃縮ウランを用い、砲弾状のものとリング状のものとを衝突させることにより臨界量に達し、核分裂反応を開始させる。 高濃縮ウラン(こうのうしゅくウラン、HEU,High Enriched Uranium)とは、核分裂を起こすウラン235の濃縮度を20%以上に高めたウランのことであり、原子爆弾、研究用原子炉、軍事用艦艇の原子力推進機関などに使用される。 天然ウランに含まれるウラン235は、およそ0.7%程度であるため、濃縮度を高めるにはウラン濃縮を行う必要がある。高濃縮ウランは、一般的な商用原子炉で用いられる低濃縮ウラン燃料に対し、相対的に核暴走を引き起こしやすいため、取り扱いに注意を要する。原子爆弾向けには最低20%以上、実用上90%以上の濃縮度が必要とされている。このため、90%以上の濃縮度は、兵器級 (Weapons-grade) とも呼ばれる。 高濃縮ウランは、核兵器転用・核テロの可能性があるため、それを燃料としていた原子炉の低濃縮ウラン利用への転換も進められている。 また、原子力推進機関を備えた艦艇で、高濃縮ウランが使用されるのは、原子炉稼動期間を長期にすることにより、燃料の交換を不要にするためである。原子力空母や原子力潜水艦の核燃料交換には、船体を大きく切り開く必要があり、多大な費用が必要となるが、高濃縮ウランを使用することで、艦齢より長い原子炉稼動期間を実現し、理論的に運用期間中における核燃料の交換作業を不要とした。.
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重水素
重水素(じゅうすいそ、heavy hydrogen)またはデューテリウム (deuterium) とは、水素の安定同位体のうち、原子核が陽子1つと中性子1つとで構成されるものをいう。重水素は H と表記するが、 D(deuteriumの頭文字)と表記することもある。例えば重水の分子式を DO と表記することがある。 原子核が陽子1つと中性子2つとで構成される水素は三重水素(H)と呼ばれる。重水素、三重水素に対して普通の水素(原子核が陽子1つのもの)は軽水素(H)と呼ばれる。.
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M2 (ミサイル)
M2はフランス海軍が運用していた潜水艦発射弾道ミサイル(英 SLBM/仏 MSBS)。ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦向けであり、艦には16基搭載できた。 フランスは、独自の核戦力として、潜水艦発射弾道ミサイルの開発を行っており、1971年にフランス初のSLBMとして、M1ミサイルの配備が開始された。このM1ミサイルを原型に、改良型としてM2ミサイルが開発されている現代の兵器総集 月刊 丸 別冊,P278,潮書房,1978年。M1は2段式固体燃料ロケットであり、M2では2段目がRita IIロケットエンジンに更新・改良され、射程が伸びている。1973年に試射が開始され、1974年より配備が開始された。 弾頭は単弾頭であり、M1と同じく、MR41核分裂弾頭(ブースト付 核出力500kt)。後継となるM20ミサイルも、M2の改良型であるが、弾頭が熱核弾頭となっている。M20への更新は1977年より開始されている。.
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M20 (ミサイル)
M20はフランス海軍が運用していた潜水艦発射弾道ミサイル。ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦向けのものであり、各艦に16基搭載されていた。 M2ミサイルの改良型であり、1977年から配備が開始された。2段式固体燃料ロケットとなっていた。弾頭は単弾頭であったが、M2より熱核弾頭へ更新されている。後継のMIRV化されたM4ミサイルへの更新が1985年より開始され、1991年には退役した。.
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TN 60 (核弾頭)
TN 60はフランスが開発した核弾頭。フランス海軍が運用していた潜水艦発射弾道ミサイル・M20向けであり、M20には単弾頭として搭載された。フランス初の熱核弾頭であり、核出力は1.2Mt。1968年から開発が進められ、ムルロア環礁などで核実験が行われた。1976年から生産が開始されている。M20ミサイルに搭載され、1977年から配備が開始されたが、同年には軽量化などの改良がなされたTN 61が開発されたために、それに更新され配備は短期間で終了した。なお、弾頭部はある程度の地中貫通能力を有し、対核戦力攻撃にも用いられると推測されていた。.
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核実験
核実験(かくじっけん)とは、核爆弾の新たな開発や性能維持を確認したり、維持技術を確立したりするために、実験的に核爆弾を爆発させることを指す。1945年から約半世紀の間に2379回(その内大気圏内は502回)の核実験が各国で行われた。そのエネルギーはTNT換算で530メガトン(大気圏内は440メガトン)でこれは広島へ投下されたリトルボーイの3万5千発以上に相当する。.
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核弾頭
核弾頭(かくだんとう、nuclear warhead)とは、モジュール化された核兵器のことであり、ミサイルや魚雷などの弾頭として用いられているもののことである。.
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潜水艦発射弾道ミサイル
潜水艦発射弾道ミサイル(せんすいかんはっしゃだんどうミサイル、submarine-launched ballistic missile, SLBM)は、射程に限らず潜水艦から発射する弾道ミサイルを指す。現用兵器は全て核弾頭を装備する戦略兵器であり、爆撃機および大陸間弾道ミサイルと並ぶ主要な核兵器運搬手段である。.
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1971年
記載なし。
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1979年
記載なし。
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