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鍾乳石

索引 鍾乳石

1596年の李時珍による『本草綱目』中の石鍾乳の図秋吉台と鍾乳洞探検, 1992. 山口ケイビングクラブ 沖永良部島白蛇洞の鍾乳管 鍾乳石(しょうにゅうせき、)は、洞窟生成物 (石灰華生成物、二次生成物とも)のうち、洞窟の壁や天井からつらら状に垂れ下がるもので、つらら石(氷柱石)とも呼ばれる。広義では、石筍や石柱等を含む洞窟生成物の総称としても使用される。.

22 関係: 二次生成物後漢ミナスジェライス州ポストイナ鍾乳洞ブラジルカルスト地形コンクリートスロベニアセメントタケノコ石灰神農本草経炭酸カルシウム白華鍾乳洞正倉院氷柱洞窟洞窟生成物本草学本草綱目方解石

二次生成物

ノーテの地下水脈内 二次生成物(にじせいせいぶつ)とは、prettiesとひとまとめに呼ばれることもあるが、洞穴探険家の間で、洞穴内生成物((ギリシャ語で洞穴内堆積物の意)、cave formation)のことを指し、洞窟二次生成物の略語である。それらは洞穴内部での水や石灰岩や空気との反応の結果、生成する。 水が岩の割れ目から漏れ出るにつれ、それは特定の化合物を溶かし込んでいく。洞穴内では、それらの化合物とは、大抵が方解石、あられ石(どちらも炭酸カルシウム)か石膏(硫酸カルシウム)である。最初に、水は水路を作り出す。水路は時間をかけて大きく成り続け、鍾乳洞を形成する。ついには、岩の中にうがたれた空間は流れる水が空気と接触し、その溶質が水と分離して沈殿物を生じさせるのに充分なほどに大きく成長する。それらの析出物は水から炭酸カルシウムや硫化カルシウムの除去、若しくは炭酸ガスの奪取(炭酸カルシウム)を通じて濃縮の機能となることがある。数万年以上の時を経て、それらの化合物を溶かし込んだ一粒一粒の雫は洞穴内生成物を形成するのである。二次生成物が天井に生じれば、垂れ下がった構造(鍾乳石)を作り出すか、洞窟の中の床面から上へ伸び上がる構造物(石筍)を作り上げる。充分な時間が有れば、鍾乳石と石筍はともに成長し続け、石柱として一体化してしまう。 水がしたたり落ちる、染み出る、凝縮する、流れる、プールに留まる、等々、水の動き次第でいろいろなタイプの二次生成物が成長する。多くの物は、それら洞穴内生成物が、人工物や自然物でそれらに良く似たものと類似していることから名付けられる。洞穴生成物は以下の物を含む。:.

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後漢

後漢(ごかん、東漢、、25年 - 220年)は、中国の王朝。漢王朝の皇族劉秀(光武帝)が、王莽に滅ぼされた漢を再興して立てた。都は洛陽(当時は雒陽と称した。ただし後漢最末期には長安・許昌へと遷都)。五代の後漢(こうかん)と区別するため、中国では東漢と言う(この場合、長安に都した前漢を西漢という)。.

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ミナスジェライス州

ミナスジェライス州 (IPA) はブラジルの南東部に位置する州。州庁所在地はベロオリゾンテ。略称は「MG」である。.

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ポストイナ鍾乳洞

ポストイナ鍾乳洞(ポストイナしょうにゅうどう)は、スロベニアのポストイナ近郊にある鍾乳洞である。島洞窟、黒洞窟、ピウカ洞窟、マグダレナ洞窟等と合わせた洞窟システムの総延長は20km以上で、スロベニアで最長である。.

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ブラジル

ブラジル連邦共和国(ブラジルれんぽうきょうわこく、República Federativa do Brasil)、通称ブラジルは、南アメリカに位置する連邦共和制国家である。南米大陸で最大の面積を占め、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ(つまりチリとエクアドル以外の全ての南米諸国)と国境を接している。また、大西洋上のフェルナンド・デ・ノローニャ諸島、トリンダージ島・マルティン・ヴァス島、セントピーター・セントポール群島もブラジル領に属する。その国土面積は日本の約22.5倍で、アメリカ合衆国よりは約110万km2(コロンビア程度)小さいが、ロシアを除いたヨーロッパ全土より大きく、インド・パキスタン・バングラデシュの三国を合わせた面積の約2倍に相当する。首都はブラジリア。 南アメリカ大陸最大の面積を擁する国家であると同時にラテンアメリカ最大の領土、人口を擁する国家で、面積は世界第5位である。南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国であり、同時に世界最大のポルトガル語使用人口を擁する国でもある。公用語はポルトガル語ではあるがスペイン語も比較的通じる。ラテンアメリカ最大の経済規模であり、同時に世界で7番目の経済規模でもある。 ブラジルは全体的に低緯度(北部は赤道直下)で、尚且つ海流等の影響もあり気候は大変温暖であり、ポルトガルによる植民地支配が厳格化する17世紀半頃までは、ほとんどの原住民は男女とも全裸に首飾り等の装飾品を付けた状態で生活していたという。.

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カルスト地形

ルスト地形(独: )とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水、地表水、土壌水、地下水などによって侵食(主として溶食)されてできた地形(鍾乳洞などの地下地形を含む)である。化学的には、空気中の二酸化炭素を消費する自然現象である。 広義には、クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園や中国の九寨溝、トルコのパムッカレ、アメリカのイエローストーン国立公園などの、大量の石灰分を溶解した地下水や温・熱水から石灰華が大規模に再沈殿して作り出される地形も、カルスト地形に含まれる。これらの場合、基盤地質が石灰岩であるとは限らず、化学的には空気中に二酸化炭素を放出する。 また、石灰岩やチョーク(白亜)、泥灰岩、白雲岩(ドロマイト)などの炭酸塩岩以外にも、蒸発岩類(石膏岩、岩塩など)には溶食性の地形が大規模に形成されることがあり、カルスト地形に含められる。空気中の二酸化炭素量の増減には関係しない。.

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コンクリート

ンクリートブロック コンクリート(、混凝土)は、砂、砂利、水などをセメントで凝固させた硬化物で建築土木工事の材料として多く利用される。セメントを水で溶いて混ぜただけのものをセメントペースト、これに細骨材の砂を練混ぜたものをモルタルと呼び区別する。.

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スロベニア

ベニア共和国(スロベニアきょうわこく、Slovenija: )、通称スロベニア、スロヴェニアは、中央ヨーロッパに位置する国で 、主要なヨーロッパの文化や交易の交差路である。.

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セメント

メント(cement)とは、一般的には、水や液剤などにより水和や重合し硬化する粉体を指す。広義には、アスファルト、膠、樹脂、石膏、石灰等や、これらを組み合わせた接着剤全般を指す。 本項では、モルタルやコンクリートとして使用される、ポルトランドセメントや混合セメントなどの水硬性セメント(狭義の「セメント」)について記述する。.

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タケノコ

タケノコ(竹の子、筍、英名:bamboo shoot)は、イネ科タケ亜科タケ類(一部はダイミョウチクやチシマザサなどのササ類を含む)の若芽。日本や中国などの温帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されている。広義には、竹の皮(稈鞘)が稈に付着していて離脱するまでのものであれば地上に現れてから時間が経過して大きく伸びていてもタケノコといえるが、一般には食用とする地上に稈が出現する前後のもののみを指す。夏の季語広辞苑第5版『俳句歳時記 第4版』、 角川学芸出版、2008年、ISBN 978-4-04-621167-5。.

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石灰

石灰の一種である消石灰の粉末 石灰(せっかい)とは、生石灰(酸化カルシウム、CaO)または消石灰(水酸化カルシウム、Ca(OH)2)のこと。炭酸カルシウム(CaCO3)やカルシウム(Ca)を指すこともある。 消石灰は生石灰を水で消和してつくり、炭酸カルシウムは消石灰と二酸化炭素が反応してできる。「いしばい」ともいう。.

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神農本草経

『神農本草経』( しんのうほんぞうきょう、しんのうほんぞうけい または )は、後漢から三国の頃に成立した中国の本草書である。.

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炭酸カルシウム

炭酸カルシウム(たんさんカルシウム、calcium carbonate)は、組成式 CaCO3 で表されるカルシウムの炭酸塩である。 貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、方解石、霰石、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)の主成分で、貝殻を焼いて作る顔料は胡粉と呼ばれる。土壌ではイタリアのテラロッサに含まれる。.

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白華

白華(はっか)とは、コンクリートやモルタルの表面部分に浮き出る白い生成物のことである。これが浮き上がる現象を白華現象(エフロレッセンス、efflorescence)という。白華が生じたとしても、コンクリート構造物の強度には問題はなく、生成物も無害であるが、外見上の問題となることがある。.

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鍾乳洞

沖縄県玉泉洞の秀麗峰 無数の成長した鍾乳石と石筍が見られる 鍾乳洞(しょうにゅうどう)又は石灰洞(せっかいどう)は、石灰岩が地表水、地下水などによって侵食(溶食)されてできた洞窟であり、ふつう石灰岩地帯に存在する。 前者が洞窟内に生じた鍾乳石などの洞窟生成物(二次生成物)に視点をおいた用語であるのに対し、後者は洞窟を胚胎する地質的な母岩の種類に視点をおいた用語である。 広義には、石灰洞以外でも鍾乳石類が生じている洞窟を鍾乳洞と呼んでいる(例.長崎県の七ツ釜鍾乳洞)。なお、鍾乳洞の鍾は金偏に「重」であり、金偏に「童」の鐘と書くのは誤り。.

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正倉院

正倉院正倉 正倉院(しょうそういん)は、奈良県奈良市の東大寺大仏殿の北北西に位置する、校倉造(あぜくらづくり)の大規模な高床式倉庫。聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする、天平時代を中心とした多数の美術工芸品を収蔵していた建物で、1997年(平成9年)に国宝に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。.

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氷柱

氷柱(つらら)は、建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。.

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洞窟

洞窟 洞窟(どうくつ、)とは、地中にある、ある程度以上の大きさの空間である。ふつう人間が入ることの可能なサイズ以上のものを指すことが多い。洞穴(どうけつ、ほらあな)とも言う。水平方向に伸びている横穴や井戸状に開口している縦穴(竪穴)などがある。洞口部では日光が差し込むこともあるが、氷河洞・雪渓洞などを除いて奥部は完全な暗黒となる。 内部の気温は、一般に洞窟がある外部の平均気温になり、内部は外部と較べると夏は涼しく・冬は暖かい。また地中であることも含め、一般に湿度が高い。水が湧き出る泉の奥や海面下にも水中洞窟があることがある。 広義には、自然にできた鍾乳洞や溶岩洞(熔岩洞)、海食洞などだけでなく、過去に人間によって掘られ、遺棄された古い穴や隧道跡なども含めることがある(人工洞窟)。 洞窟内に神仏を祭った例が各地にみられ(宮崎県鵜戸神宮、埼玉県橋立鍾乳洞など)、洞窟そのものをご神体とする例も多い。 用語としての洞穴と洞窟は、洞窟の方がやや多用される感もあるが、とくにこだわられない。日本の洞穴学研究の学会の名称は日本洞窟学会で、自然科学や人文科学/社会科学の関係分野、および探検技術の分野から成っている。 アラバマ洞窟(アメリカ合衆国).

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洞窟生成物

洞窟生成物 (どうくつせいせいぶつ) とは洞窟堆積物あるいは洞窟充填堆積物の一つで、洞窟内の天井や壁・床に滲出する地下水、あるいは洞窟内を流れる地下水流中に溶存した鉱物分の晶出/沈殿によって二次的に形成される化学沈殿物の総称である。 洞窟石灰生成物、洞窟二次生成物、あるいは洞窟装飾物とも (洞窟は省略されることも多い)。広義では鍾乳石に同義。 特別な例として、熔岩洞にみられる熔岩鍾乳や珪酸鍾乳も洞窟生成物の一つであるが、熔岩鍾乳は地下水中から晶出したものではなく、熔岩が固まったもので二次的な成長はしないので、厳密な意味では鍾乳石ではない。しかし珪酸鍾乳は成長するという意味で鍾乳石である。.

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本草学

本草学(ほんぞうがく)は、中国および東アジアで発達した医薬に関する学問である。.

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本草綱目

本草綱目(ほんぞうこうもく)は、中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の李時珍(1518年 - 1593年)で、1578年(万暦6年)に完成、1596年(万暦23年)に南京で上梓された。日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。中国では何度も版を重ねたが、日本でもそれらが輸入されるとともに和刻本も長期に亙って数多く出版され、それら和刻本は3系統14種類に及ぶ。 慶長12年(1607年)、林羅山が長崎で本草綱目を入手し、駿府に滞在していた徳川家康に献上している。これを基に家康が本格的に本草研究を進める契機となる。 2011年、ユネスコが主催する世界記録遺産にも登録された。.

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方解石

複屈折を示す方解石 方解石(ほうかいせき、calcite、カルサイト)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。組成は炭酸カルシウム(CaCO3)。 比重2.7。モース硬度3。六方晶系。.

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