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第一審裁判所 (EU)

索引 第一審裁判所 (EU)

一審裁判所(だいいっしんさいばんしょ)は、1989年に設立された欧州連合の裁判所。欧州司法裁判所に併設されており、特定の分野に関する紛争の第1審を行い、控訴された場合は案件を欧州司法裁判所に送る。.

20 関係: 単一欧州議定書ニース条約判事EU法裁判所控訴欧州司法裁判所欧州連合欧州連合加盟国欧州連合公務員裁判所欧州連合理事会欧州憲法11月2日12月2日1989年2003年2004年2005年2月1日3つの柱 (EU)

単一欧州議定書

単一欧州議定書(たんいつおうしゅうぎていしょ、英:Single European Act, SEA)は、ローマ条約を初めて大規模に修正し、単一欧州市場と欧州政治協力を正式に設立した議定書。1986年2月に調印がなされ、1987年に発効。 1980年代の欧州共同体(EC)では、域内各国間での自由貿易に関する制度の整備不足があることを重要な課題ととらえていた。政財界からは各国間の法律の調整と政策のずれを是正を求める声が上がっていた。欧州委員会はヨーロッパでの共通市場成立の可能性と、成立までにいたる過程を分析し、域内市場に関する白書にまとめた。その後、この白書をもとに単一欧州議定書が作成されていった。 単一欧州議定書では、単一市場の成立には各国間に残る障壁の除去、制度面の調整、さらには欧州各国の競争力の向上が必要とされた。また各機関における議決手続きが改められ、欧州連合理事会の特定多数決方式を適用する分野が拡張された。単一市場成立の目標期限については1992年と定められた。 議定書では、のちの欧州連合における共通外交・安全保障政策の起源となる欧州政治協力の概念が正式に取り入れられた。 議定書は1986年2月17日のルクセンブルク市と1986年2月28日のハーグにおける調印を経て、1987年7月1日、ドロール委員会のもとで発効した。.

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ニース条約

ニース条約(ニースじょうやく)は、欧州連合の基本条約のうち、ローマ条約とマーストリヒト条約について修正を加えた条約。2000年12月11日にニースで開かれた欧州理事会において合意され、2001年2月26日調印、2003年2月1日に発効した。.

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判事

判事(はんじ)は、日本の裁判官の職位の1つ(裁判所法5条2項)。旧法下においては、現在の「裁判官」に相当する意味で用いられていた。ただし旧憲法では裁判官と称していた。現行法においては、旧法下の「判事」に代わり「裁判官」が最高裁判所長官から判事補に至るまでの総称的な官名かつ訴訟法上の地位となっており、「判事」はその「裁判官」の中の1つの職名となっている。現在でも通俗的には裁判官全体の総称を指すことがある。.

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EU法

EU法(英:European Union law)は、欧州連合加盟国内の法律と平行して執行される独自の法体系である。EU法は加盟国の法体系に直接作用し、とくに経済政策や社会政策においては国内法に優先する。.

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裁判所

裁判所(さいばんしょ、英:Law court)は、裁判官によって構成され司法権を行使する国家機関、及びその庁舎を指す。日本語の「裁判所」は、1890年に公布された裁判所構成法(明治23年法律第6号)から一般的な呼称になった。.

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控訴

控訴(こうそ)とは、第一審の判決に対して不服がある場合に、上級の裁判所に対してその判決の確定を遮断して新たな判決を求める不服申立てをいう。上訴の一つ。 日本法など大陸法系訴訟法においてみられる概念であり、控訴審判決に不服がある場合にさらになされる不服申立てである上告とは厳密に区別される。.

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欧州司法裁判所

欧州司法裁判所(おうしゅうしほうさいばんしょ)は、欧州連合の基本条約や法令を司り、これらを適切に解釈し、域内において平等に適用することを目的として設置されている機関。欧州連合における最高裁判所に相当する。英語では European Court of Justice; ECJと表記するのが一般的である。基本条約上は Court of Justice of the European Communities(欧州諸共同体司法裁判所)といったが、2009年発効のリスボン条約で、正式名称がCourt of Justice of the European Union(欧州連合司法裁判所)と改められた。ルクセンブルクの首都ルクセンブルク市に、司法裁判所(1952年創設)、裁判所(同1988年)、特別裁判所(同2004年)の3つのパートからなる常置機関として設置されている(各パートの設立年は(公式サイト)による)。 欧州連合においては、欧州議会や欧州連合理事会、欧州委員会などの機関が法律を制定・執行しているが、このような法律が欧州共同体設立条約や欧州連合条約といった基本条約と整合しないということが起こりうる。たとえるならば、国内においてある法律が憲法の規定に反するという状況だが、通常こういった場合はその国における裁判所において、憲法とその法律を解釈し、整合性の審査が行われる。ところが欧州連合の法律について、加盟国内の裁判所が判断を下すとなると、その判断が欧州連合全体で統一的なものにならないことが生じうる。そこで欧州共同体設立条約により、欧州司法裁判所は EU法について排他的に判断する権限が与えられ、統一的な法の解釈を行っている。 また加盟国が基本条約や第2次法で定められている義務を履行しない場合には、欧州委員会の請求を受けて、欧州司法裁判所は違法状態の認定を行ったり、違法とされた当該国が対応しないときには、高額の罰金を科したりすることによって、各種法令、とくに基本条約の尊重の確保に当たっている。.

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欧州連合

欧州連合(おうしゅうれんごう、、略称:)は、マーストリヒト条約により設立されたヨーロッパの地域統合体。 欧州連合では欧州連合条約の発効前に調印されていた単一欧州議定書によって市場統合が実現し、またシェンゲン協定により域内での国境通過にかかる手続きなどの負担を大幅に削減した。さらに欧州連合条約発効後によって外交・安全保障分野と司法・内務分野での枠組みが新たに設けられ、ユーロの導入による通貨統合が進められている。このほかにも欧州議会の直接選挙が実施されたり、欧州連合基本権憲章が採択されたりするなど、欧州連合の市民の概念が具現化されつつある。加盟国数も欧州経済共同体設立を定めたローマ条約発効時の6か国から、2013年7月のクロアチア加盟により28か国にまで増えている。.

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欧州連合加盟国

欧州連合加盟国(おうしゅうれんごうかめいこく)とは、1951年署名のパリ条約によって設立された欧州石炭鉄鋼共同体に事実上の起源を持つ、欧州連合(EU)に加盟している28の主権国民国家。原加盟国数は6で、その後7度の拡大が繰り返された。その拡大の中でも2004年5月1日のものは10か国が加盟する最大のものであった。欧州連合は21の共和国、6つの王国、1つの大公国で構成されている。 クロアチアは2013年7月1日に加盟しており、最も新しい加盟国である。このほかにも多くの国が欧州連合への加盟協議を続けている。加盟の過程はヨーロッパの統合と表現されることもある。しかしながら、この「ヨーロッパの統合」という表現はヨーロッパ規模の諸機関に権限を段階的に集中させている欧州連合加盟国のそれぞれの国家としての協力の強化という意味としても用いられている。欧州連合に加盟することが認められるまでに、加盟を希望する国家はコペンハーゲン基準と呼ばれる経済的・政治的条件を満たさなければならない。この条件のもとでは、加盟候補国は宗教権力によらない、民主的な体制を持つ政府、またそのような政府に対応する自主性や統治機関、そして法の支配の尊重を備えていなければならない。欧州連合条約の規定では、連合の拡大は欧州議会の同意と既存の加盟各国の合意が必要とされている。.

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欧州連合公務員裁判所

欧州連合公務員裁判所(おうしゅうれんごうこうむいんさいばんしょ)は、2005年12月2日に設置された、欧州連合の欧州司法裁判所の制度的枠組み内で欧州連合機関とそれに従事する職員間の紛争を取り扱うことに特化された裁判所。.

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欧州連合理事会

欧州連合理事会(おうしゅうれんごうりじかい)は、欧州連合の政策決定機関。閣僚理事会や、単に理事会とも呼ばれ、基本条約でもこれらの表現が用いられている。またラテン語表記の Consilium とも呼ばれる。欧州連合理事会は欧州連合加盟国の首脳らによる欧州理事会や、欧州連合とは別の国際機関である欧州評議会とは混同されがちであるが、まったく異なるものである。 理事会は、欧州連合のもうひとつの政策決定機関である欧州議会よりも強力な権限を有している。理事会は加盟国から1人ずつの閣僚で構成されている。ただし政策分野によって出席する閣僚が異なり、たとえば農業政策の議論を行うさいには各国の農業担当大臣が出席することになる。 理事会は特定の人物を議長としておらず、加盟国が6か月ごとに輪番制で議長国を務め、議長国の閣僚が各理事会の議論課題を定めていくことになっている。ただし外交理事会については外務・安全保障政策上級代表が議長を務めることになっている。また理事会の運営は事務総長が担っている。 理事会は法律を新たに作ることができ、そのため既存の国内法を置き換えることができる。特定の分野において理事会の決定は特定多数決方式でなされ、それ以外の分野では全会一致でなされる。通常全会一致で決定を行なう場合には、欧州議会に対しては諮問のみがなされる。ただしほとんどの分野において共同決定手続きが適用され、理事会と欧州議会が法令制定と予算決定において平等の権限を有している。.

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欧州憲法

欧州のための憲法を制定する条約(おうしゅうのためのけんぽうをせいていするじょうやく)は、欧州連合における憲法を制定することを企図したものの、未発効となった国際条約。略して欧州憲法条約ともいう。その包括的な性格からさらに「欧州憲法」とも呼ばれる。 2004年に当時の欧州連合加盟25か国の代表により署名されたが、発効にはすべての加盟国における批准を要した。加盟国の多くでは、議会における採決または国民投票により批准されたが、フランスとオランダにおける国民投票では批准が拒否された。本条約の狙いは、従来より事実上の憲法を構成している複数の基本条約と置き換え、欧州連合全体での人権規定を法文化し、またその後の27か国体制における意思決定を効率化することであった。 欧州憲法条約は2004年10月29日にローマにおいて加盟国の代表により調印された。その後それぞれの国内において批准手続きが進められていたが、2005年にフランス(5月29日)とオランダ(6月1日)で実施された国民投票で本条約の批准が拒否された。両国での市民の本条約に対する賛成を得られなかったことによって、ほかの加盟国の一部で批准手続きが延期または凍結されることとなり、また直後の欧州理事会において「熟慮期間」が置かれることになった。なお仮にすべての加盟国が批准を済ませていれば、本条約は2006年11月1日に発効することになっていた。結果的には18の加盟国(2007年1月に加盟することになっていたブルガリアとルーマニアを含む。またこのなかには国民投票を実施したスペインとルクセンブルクを含む)が本条約を批准したものの、フランスとオランダの批准拒否を受けて7か国が批准手続きを延期した。 熟慮期間が置かれたのち、欧州理事会は2007年6月の会合で欧州憲法条約の代替策として改革条約についての協議を開始することを決定した。.

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11月2日

11月2日(じゅういちがつふつか)はグレゴリオ暦で年始から306日目(閏年では307日目)にあたり、年末まであと59日ある。.

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12月2日

12月2日(じゅうにがつふつか)は、グレゴリオ暦で年始から336日目(閏年では337日目)にあたり、年末まであと29日ある。.

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1989年

この項目では、国際的な視点に基づいた1989年について記載する。.

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2003年

この項目では、国際的な視点に基づいた2003年について記載する。.

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2004年

この項目では、国際的な視点に基づいた2004年について記載する。.

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2005年

この項目では、国際的な視点に基づいた2005年について記載する。.

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2月1日

2月1日(にがつついたち)はグレゴリオ暦で年始から32日目にあたり、年末まであと333日(閏年では334日)ある。.

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3つの柱 (EU)

欧州連合の3つの柱(3つのはしら)とは、欧州連合の創設を定めたマーストリヒト条約において定義された、主要な政策分野を3つに分類したうえで、それぞれを担う欧州連合の構造を柱に例えた枠組み。リスボン条約により廃止された。.

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