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第三脳室

索引 第三脳室

三脳室(だいさんのうしつ、third ventricle)とは、左右の間脳に挟まれた空間を指す。両外側では室間孔(interventricular foramen、またはモンロー孔、Monro foramen)を通じて側脳室に、尾側では中脳水道を通じて第四脳室につながり、脳脊髄液(cerebrospinal fluid、以下CSF)の通り道になっている。 第三脳室は、左右の視床を隔てる幅の狭い空間である。その壁になっているものを次に挙げる。なお、この場所では特に方向の表現が誤解されやすい。原則として間脳・大脳については前が吻側・上が背側、脳幹については前方ななめ上が吻側である。.

13 関係: 側脳室大脳中脳第四脳室視床視床下部視神経解剖学における方向の表現間脳脳下垂体脳脊髄液脈絡叢松果体

側脳室

側脳室(そくのうしつ、英語:lateral ventricle、ラテン語:ventriculus lateralis)とは、左右の大脳半球の内部に対称性に存在する脳脊髄液(cerebrospinal fluid、以下CSF)で満たされた一対の空間(脳室)である。側脳室を満たす脳脊髄液は、内側の室間孔(interventricular foramen、またはモンロー孔、Monro foramen)を通じて第三脳室に流れ出る。(側脳室は左右一対あることから、これらを第一と第二に数え、それに続く脳室は「第三脳室」「第四脳室」と呼ばれている。しかし左右の側脳室のどちらかを第一脳室と呼ぶようなことはなく、あくまで「右側脳室」「左側脳室」である。) 側脳室は大脳半球の形に沿って、(外側から見たときに)Cの字型に広がっている。その背側部分は中心部と呼ばれる。中心部から吻側に延びた部分は前角、中心部の尾側から急なカーブを作って吻側腹側に延びた部分は下角という。中心部と下角の境界あたりでは、後頭葉に入る後角が出ている。各部分の壁になっているものを次に挙げる。なお、各部分の区別は厳密なものではないから、対応する大脳葉もおおむねその位置にあるといった程度に理解されたい。.

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大脳

大脳(だいのう、羅: Cerebrum)、あるいは、終脳(Telencephalon)は、中枢神経系の一部である。頭蓋骨の直下に位置し、ヒトでは非常に発達している。大きく分けると次の三つの構造に分けられる。.

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中脳

中脳(ちゅうのう、midbrain, mesencephalon)は、脳の一部。狭義の脳幹(下位脳幹)のうち、もっとも上の部分であって、さらに上には第三脳室、下には橋、両外側には間脳がある。なめらかな動きを可能にする錐体外路性運動系の重要な中継所を含むほか、対光反射、視聴覚の中継所、眼球運動反射、姿勢反射(立ち直り反射)、γ運動ニューロン活動抑制、歩行リズムの中枢をも含む。.

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第四脳室

四脳室(fourth ventricle)とは、脳幹と小脳に挟まれた空間を指す。吻側では中脳水道を介して第三脳室に、尾側では脊髄の中心管につながり、脳脊髄液(cerebrospinal fluid、以下CSF)の通り道になっている。 第四脳室は、平らな菱形窩と、菱形窩の周りから小脳に延びる上髄帆・下髄帆の間でテントのような形になっている。その壁になっているものは以下のとおり。.

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視床

視床(ししょう、thalamus)は、脳の構造のうち、間脳の一部を占める部位。また、広義の脳幹の最吻側部に当たる。 嗅覚を除き、視覚、聴覚、体性感覚などの感覚入力を大脳新皮質へ中継する重要な役割を担う。.

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視床下部

視床下部(ししょうかぶ、hypothalamus)は、間脳(視床の前下方で、第三脳室下側壁)に位置し、自律機能の調節を行う総合中枢である。中脳以下の自律機能を司る中枢がそれぞれ呼吸運動や血管運動などの個々の自律機能を調節するのに対して、視床下部は交感神経・副交感神経機能及び内分泌機能を全体として総合的に調節している。.

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視神経

人間の目の断面図 視神経の経路 視神経(ししんけい、optic nerve)は12対ある脳神経の1つであり、第II脳神経とも呼ばれ、視覚を司る。前頭部に位置しており、嗅神経とともに脳幹から分岐しておらず、間脳に由来する中枢神経系の一部と見なされているが、歴史的に末梢神経に含めて考えられている。 視神経は主に網膜から第一次視覚中枢まで伸びる神経線維からなる。網膜の神経節細胞から起こり、そこから伸びる軸索は視中枢に情報を伝達する、間脳の視床の一部である外側膝状体と、中脳にある上丘まで続く。 視神経は視神経管を通り眼窩から抜け出す。その後、後内側に走り、視交差を作り、半交差を行う。 外側膝状体から視放線の神経線維は後頭葉の視中枢へと向かう。 より詳細には、反対側上部の視界からの情報を伝える視神経はマイヤーループを横断し、後頭葉において鳥距溝の下にある舌状回で終端に達する。一方反対側下部の視界からの情報を伝える視神経はより上で終端に達する。 視神経は約100万の神経線維を持つ。この数は網膜にある約1億3000万の受容体に比べ少なく、これは暗に、情報が視神経を通り脳へと行くまでに網膜内で十分な前処理が行われていることを示している。 網膜表面で、視神経が目から出るところは、光受容体が無いため、盲点となる。 視神経の損傷は、一般に瞳孔異常や視野狭窄、失明を引き起こす。視野狭窄では、どの視神経のどの部位に損傷を受けたかにより、見えなくなる部位が異なる。.

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解剖学における方向の表現

解剖学における方向の表現(かいぼうがくにおけるほうこうのひょうげん)では、解剖学における方向の表現について述べる。 解剖学における方向の表現は、正確を期して厳密に定義されている。日常の表現とは食い違うことがあるので注意を要する。.

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間脳

間脳(かんのう、diencephalon)は、大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢。.

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脳下垂体

脳下垂体(のうかすいたい)または下垂体(かすいたい)は、脊椎動物の体に存在する内分泌器官の1つである。脳に接して、脳の直下(腹側)に存在し、脳の一部がぶら下がっているように見えることからこの名がある。.

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脳脊髄液

脳脊髄液(のうせきずいえき、cerebrospinal fluid、CSF)とは、脳室系とクモ膜下腔を満たす、リンパ液のように無色透明な液体である。弱アルカリ性であり、細胞成分はほとんど含まれない。略して髄液とも呼ばれる。脳室系の脈絡叢から産生される廃液であって、脳の水分含有量を緩衝したり、形を保つ役に立っている。一般には脳漿(のうしょう)として知られる。.

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脈絡叢

脈絡叢(choroid plexus)は脳脊髄液を産出し、脳室に分泌する重要な器官である。また脈絡叢上皮細胞は毛細血管の血管内皮細胞とともに血液脳脊髄液関門(blood-cerebrospinal fluid barrier、BCSFB)を形成する。毛細血管の内皮細胞が窓あき型であり血液脳関門が発達していないことから脳室周囲器官に分類されることもある。ヒトの脈絡叢は側脳室脈絡叢、第三脳室脈絡叢、第四脳室脈絡叢があるがその構造は共通している。.

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松果体

松果体(しょうかたい、英語:pineal body)は、脳に存在する小さな内分泌器である。松果腺 (pineal gland) 、上生体 (epiphysis) とも呼ばれる。脳内の中央、2つの大脳半球の間に位置し、間脳の一部である2つの視床体が結合する溝にはさみ込まれている。概日リズムを調節するホルモン、メラトニンを分泌することで知られる。.

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