11 関係: 危急種、世界自然保護基金、低危険種、保全対策依存、保全状況、レッドリスト、レッドデータブック (環境省)、国際自然保護連合、絶滅、環境省、2017年。
危急種
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおける 危急種(ききゅうしゅ、Vulnerable species)とは、絶滅の危険性が高いと判断された種のことを指す。IUCNでは、「野生絶滅の高い危険性」がある種を危急種と定義している。危急種は、環境の悪化などちょっとした状況の変化によって、容易に絶滅危惧種にカテゴライズされる恐れがある。 種の保全状況が危急になる主な理由は、生息地の破壊や消失などである。生息状況をモニタリングされている危急種もおり、常に絶滅の危機に晒されている。.
世界自然保護基金
世界自然保護基金(せかいしぜんほごききん、英:World Wide Fund for Nature、略称:WWF)は、世界最大規模の自然環境保護団体である国際的NGO。1986年まではWorld Wildlife Fundとして活動し、略称もここからとられている。現在、WWFインターナショナルのホームページ WWF Globalでは、生物多様性を維持しつつエコロジカル・フットプリントを減らし、総じて地球一個分の暮らしを目標とするのが、WWFの活動方針であることを示している。ホームページでは基本的に科学的情報を基準(サイエンスベース)とする活動方針を示している。具体的な活動分野は気候変動、森林保全、海洋保全、水産物管理、綿花や砂糖などの農産物、水など多岐にわたり、人間の持続可能な環境づくりが活動の中心になっている。 WWFは巨大な組織と資金源を有する団体であり、その科学的信頼性や活動の有効性、主張の政治性や資金の使途等に対しては後述の通り、多くの批判がある。.
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低危険種
低危険種(ていきけんしゅ、Least Concern、LC)は、IUCNで定められた保全状況の1つで、生息状況の評価が行われたが、他のどのカテゴリにも該当しない種(または亜種以下)が低危険種に分類される。つまり低危険種とされた種は、絶滅のおそれもなく、近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種である。 まだ保全状況が評価されていない種については、生息状況の評価が行われるまでは低危険種とはされず、未評価 (Not Evaluated) とされる。つまり、低危険種に分類されるには、個体群の分布調査や絶滅リスクの評価といった、生息状況を適切に評価できる情報が必要となる。 公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、Least concernの呼称を「低危険種」としている。.
保全対策依存
保全対策依存(ほぜんたいさくいそん、Conservation Dependent、LR/cd)とは、かつてIUCNのレッドリストにおいて設けられていた保全状況のカテゴリー。ある生物種(あるいは亜種以下の分類群)が、保護対策や保全の努力がなされなければ、絶滅が危惧される種になると判断された場合、このカテゴリーに分類された。2001年のIUCNレッドリスト(Ver.
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保全状況
生物種の保全状況(ほぜんじょうきょう、Conservation status、保全状態とも)とは、ある生物の種(それ以下の分類群も含む)が現在、または将来的に存在している見込みを表す指標である。保全状況を評価する際には、現在何個体生存しているか、といった単純なことだけではなく、個体数の増減率や、繁殖の成功率、既知の脅威などさまざまな要因が考慮される。.
レッドリスト
レッドリスト()とは、国際自然保護連合(IUCN)が作成した絶滅のおそれのある野生生物のリスト編集部「」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、1984〜1994年(。2015年5月18日閲覧。)。正式には The IUCN Red List of Threatened Speciesという。2017年12月現在で、最新のバージョンは2017年版。 また、日本では環境省が作成した「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」も、レッドリストと呼ばれる。.
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レッドデータブック (環境省)
レッドデータブック(Red Data Book、略記:RDB)は、絶滅のおそれのある野生生物に関する保全状況や分布、生態、影響を与えている要因等の情報を記載した図書である。1966年にIUCN(国際自然保護連合)が中心となって作成されたものに始まり、現在は各国や団体等によってもこれに準じるものが多数作成されている。日本で単に「レッドデータブック」と言うときは、環境省によるもの、あるいはIUCNによるものを指すことが多い。本項では環境省作成のものについて記す。.
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国際自然保護連合
国際自然保護連合(こくさいしぜんほごれんごう、英:International Union for Conservation of Nature and Natural Resources、IUCN)は、1948年に創設された、国際的な自然保護団体である。国家、政府機関、NGOなどを会員とする。本部はスイスのグランにある。日本は1978年に環境庁が日本の政府機関として初めて加盟、1995年に国家会員として加盟した。また、日本国内の18団体(NGOなど)が加盟している。1993年には、旭硝子財団よりブループラネット賞が贈られた。.
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絶滅
絶滅(ぜつめつ)とは、一つの生物種の全ての個体が死ぬことによって、その種が絶えること。種全体に対してではなく個体群に対して用いることもある。ただし野生のものも含めて全ての個体の死亡を確認するのは難しく、絶滅したとされた種の個体が後になって生存を確認されることもある。 また、IUCNレッドリストのカテゴリーである「Extinct」の訳語としても用いられる。.
環境省
境省(かんきょうしょう、Ministry of the Environment、略称:MOE)は、日本の中央省庁の一つである。 「地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全(良好な環境の創出を含む)並びに原子力の研究、開発及び利用における安全の確保を図ること」を任務とする(環境省設置法第3条)。.
2017年
この項目では国際的な視点に基づいた2017年について記載する。.
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