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方立

索引 方立

方立(縦)と無目(横)で仕切られた窓 方立(ほうだて、mullion)とは、建具の用語である。左右につながった窓(連窓)や側部に明り取りの窓がついたドアでは左右を仕切る部材を、カーテンウォールでは縦桟(さん)部材を指して言う。 方立は構造的要素であり、隣接する窓ユニットを仕切る。方立は二枚ドアを垂直に仕切ることもある。 方立は様々な材料から作成されるが、木材やアルミニウムが最も一般的である。ただし石材が窓の仕切りとして使われることもある。方立は垂直な要素であり、水平に使われる無目としばしば混同される。この言葉は「桟」と混同されることもあるが、こちらはサッシを小さなパネルや明り取りに仕切る小さな木あるいは鉄の部材を指す単語である。 方立は構造部材として機能し、開口上部の静荷重への耐力および窓ユニットにかかる風荷重を建物構造に伝える。この言葉はまた一般的なカーテンウォールシステムの大きくて厚みのある構造部材にも当てはまる。 19世紀中頃以前、ゴシック調教会やエリザベス風宮殿の大きな窓に見られるような、非常に大きなガラス部分が必要とされる場合、開口には、一般的には石材の方立や無目の枠組みへの仕切りを必要とした。さらに、大きなガラスパネルは主に鏡としての利用に使われており、ガラス窓やドアに利用するには高額であったため、各ガラスパネルのサッシや額縁などをさらに格子や鉛のリムに仕切る必要があった。 現在の一般的なデザインでは、玄関や他の大きな部分にガラスを使用する際、通常は方立や無目と仕切られた明り取り窓やドアの組み合わせが使用される。.

19 関係: 宮殿建具リムアルミニウムカーテンウォールガラスゴシック様式サッシ石材玄関無目額縁木材教会堂19世紀

宮殿

イタリア共和国カンパニア州 宮殿(きゅうでん)は、王族、皇族などの君主およびその一族が居住する、もしくは居住していた御殿。君主が政務や外国使節の謁見、国家的な儀式などを行う朝廷部分と、君主が私的な生活を行う宮廷(きゅうてい)部分に分かれる。中世ヨーロッパにおいては戦士階級と世俗君主階級が一体化していたため、城壁に囲まれた城砦の中に国王や領主が居住し、君主が住み政治的機能を有する城砦を宮殿と同時に呼ぶことが一般的であった。しかし、時代の変遷とともに城砦形式の有効性が低下したことなどから、防衛機能より見た目の豪華さ、壮大さや居住性を重視して、都市の中に建設されるようになった。ヨーロッパ大陸諸国では都市の中に建てられた貴族の壮麗な邸宅を指すことがある。ヨーロッパ諸語における「Palace(英)」、「Palast(独)」「 Palais(仏)」、「Palazzo(伊)」という表現は、古代ローマのローマの七丘の一つである「Palatinus Mons(パラティーノ)」に由来する。この丘にローマ貴族の多くが邸宅を建て、初代皇帝も居住したからである。 日本においては戦士階級(武士)に対して、天皇の形式上の地位が保たれていたことから、天皇の住居のみが宮殿と呼ばれ、武士の住居および軍事的基地である城砦とは明確に区別される。日本語の「御所」は「宮殿」と共に英語のPalaceに意味が近い。イタリア語のPalazzoは宮殿というより単に大邸宅を指す語となっている。.

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建具

建具(たてぐ)は、建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ仕切り。おもに壁(外周壁や間仕切壁)の開口部に取り付けられて扉や窓として用いられることが多い。用途は、出入口、通風口、採光、遮音、防犯など多岐にわたり、それぞれさまざまなタイプの建具が用いられている。.

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リム

リム.

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アルミニウム

アルミニウム(aluminium、aluminium, aluminum )は、原子番号 13、原子量 26.98 の元素である。元素記号は Al。日本語では、かつては軽銀(けいぎん、銀に似た外見をもち軽いことから)や礬素(ばんそ、ミョウバン(明礬)から)とも呼ばれた。アルミニウムをアルミと略すことも多い。 「アルミ箔」、「アルミサッシ」、一円硬貨などアルミニウムを使用した日用品は数多く、非常に生活に身近な金属である。天然には化合物のかたちで広く分布し、ケイ素や酸素とともに地殻を形成する主な元素の一つである。自然アルミニウム (Aluminium, Native Aluminium) というかたちで単体での産出も知られているが、稀である。単体での産出が稀少であったため、自然界に広く分布する元素であるにもかかわらず発見が19世紀初頭と非常に遅く、精錬に大量の電力を必要とするため工業原料として広く使用されるようになるのは20世紀に入ってからと、金属としての使用の歴史はほかの重要金属に比べて非常に浅い。 単体は銀白色の金属で、常温常圧で良い熱伝導性・電気伝導性を持ち、加工性が良く、実用金属としては軽量であるため、広く用いられている。熱力学的に酸化されやすい金属ではあるが、空気中では表面にできた酸化皮膜により内部が保護されるため高い耐食性を持つ。.

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カーテンウォール

ーテンウォール は、建築構造上取り外し可能な壁であり、建物の自重および建物の荷重はすべて柱、梁、床、屋根等で支え、建物の荷重を直接負担しない壁をいう。間仕切り壁と同様の非耐力壁である。 カーテンウォールを直訳して幕壁、建築基準法用語で帳壁(ちょうへき)とも呼ばれる。.

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ガラス

ガラス工芸 en) 建築物の外壁に用いられているガラス ガラス(、glass)または硝子(しょうし)という語は、物質のある状態を指す場合と特定の物質の種類を指す場合がある。.

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ゴシック様式

ック様式(ゴシックようしき Gothic Style)とは美術史や美術評論において、西ヨーロッパの12世紀後半から15世紀にかけての建築や美術一般を示す用語。最初は建築のみに使用された用語だが、次第にゴシック建築が建造された時代の装飾、彫刻、絵画などへとその適応範囲が広がった。この時代の様式(厳密にいえば、建築様式)を初めに「ゴシック」と呼んだのは、15世紀~16世紀のルネサンス期イタリアの人文主義者たちである。彼らはこの様式を、混乱や無秩序が支配する野蛮な様式だとして侮蔑の意味を込めて、「ドイツ様式(la maniera tedescha)」または「ゴート族の様式」つまり「ゴシック様式(la maniera gotico)」だと言い表した。当時は既にゴート族と称される集団は存在しなかったが、「ゴート族」という言葉はしばしばゲルマン人全体を指して用いられ、アルプス以北のドイツ語を話す人々(Tedeschi)のことを指し示して使われたからである。そして「ゴート族」と言った場合には、ローマ帝国と古典芸術を破壊した蛮族という批判的な見方が含まれていた。 しかしこの様式に対する認識は間違いである。ゴシック様式はフランスのイル・ド・フランス地方から始まって各地へ広まった様式であり、ゴート族またはドイツ語を話す人々が創始した様式ではない。また、この様式が創始された時代の者たちは「現代様式」や「フランス様式」と言い表している。 ルネサンス期以後ゴシック様式は蔑まれ、一部その使用され続けたところもあるにせよ(ゴシック・サバイバル)、ほとんど採用されなくなった。しかし、18世紀後半から19世紀前半にかけてイギリスにおいてゴシック・リヴァイヴァルと呼ばれるゴシック様式再興運動が活発化する。以後ゴシック様式が再考されて再び脚光を浴びるようになり、名前が由来するところの侮蔑的な意味合いはなくなった。.

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サッシ

ッシ(sash)とは、サッシュともいい、窓枠として用いる建材のことをいう。あるいは、窓枠を用いた建具であるサッシ窓そのものをサッシと呼ぶことも多い。窓枠にガラスなどをはめ込んで用いるガラス窓が一般的であるが、網戸ではサッシに防虫網を貼って用いる。英語でsash window(サッシ窓)というときには、上げ下げ窓(ギロチン窓)のことを指すことが多い。.

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石材

石材(せきざい)は、土木・建築用、墓石や石碑、美術・工芸品などの材料として利用される天然の岩石。色、模様、質感、耐久性などによって、用途に応じた岩石が用いられる。大理石と御影石(花崗岩)などに分類されるが、岩石学的な分類とは異なる。.

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玄関

書院造りの流れをくむ武家屋敷風の玄関。(小諸宿本陣主屋) 玄関(げんかん)とは、建物の主要な出入口、また出入口の部分に設けられた空間である。 ただし本来、中国の道教(煉丹術の内丹の法では体内にある気を巡らすための最初に気を通す場所のことである)、禅(達磨による禅の伝来の際、達磨の指示でディヤーナを玄(後に禪(禅)と訳す)と訳したともされる)などの用語で「玄関」とは「玄妙の道に入る關門」(「玄牝の関」)ことである。 日本では禅寺の方丈に設けられる入口日本建築学会編 『建築学用語辞典 第2版 普及版』岩波書店 p.202 1999年や書院造で邸宅への正式の出入口に設けられる部屋や建物を指し、また、江戸時代には式台を構えている出入口を「玄関」と称した『建築大辞典 第2版 普及版』彰国社 p.483 1993年。明治時代以降は形式を問わず住居・公共建築の出入口を指す概念となっている。.

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窓(部屋の中から) 窓(部屋の外から) 窓(まど)とは、採光、通風、眺望といった目的のために日常は人の出入りに供さない開口部に設置される可動型もしくははめ込み型の建具 特許庁。部屋や廊下などの建物の外壁部分や屋根などに設けられる。近代化された建物ではガラス戸などが取り付けられていることが多い。また、ステンドグラスなどの高度な装飾が施されることもある。自動車や鉄道車両などの車体、航空機の機体などにも設けられる(なお、自動車の窓についてはパワーウィンドウ、三角窓も参照)。.

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無目

ドアと明り取りの窓を分ける無目 無目(むめ、transom)とは、建具の用語である。上下につながった窓(段窓)や上部に明り取りの窓がついたドアでは上下を仕切る部材を、カーテンウォールでは横桟(さん)部材を指して言う。 英語名の"transom"は欄間をさす事もあることから、無目の部材をさす場合は特に"transom bar"と言う場合もある。この発音はカタカナにすると「トランサム」であるが、サッシ業界ではにごって「トランザム」と呼ばれることがある。縦を強調したカーテンウォールを「トランザムタイプ」のように使っている。.

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鏡(つぼや背後の植物が映る) 鏡台 鏡(かがみ)は、通常、主な可視光線を反射する部分を持つ物体である。また、その性質を利用して光を反射させる器具を指す。鏡に映る像は鏡像といい、これは左右が逆転しているように見えるものの、幾何学的に正確に言えば、逆転しているのは左右ではなく前後(奥行き)である。なお、これらの鏡像の発生原因を、自分が鏡に向き合ったとき、自分の顔の左側から出た光線および顔の右側から出た光線が、それぞれ鏡に反射した後、それら両方の反射光線が、いずれも右目に入射する時の、両光線の相互の位置にて説明できるとする見解がある。.

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額縁

額縁(がくぶち)とは、.

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鉄(てつ、旧字体/繁体字表記:鐵、iron、ferrum)は、原子番号26の元素である。元素記号は Fe。金属元素の1つで、遷移元素である。太陽や他の天体にも豊富に存在し、地球の地殻の約5%を占め、大部分は外核・内核にある。.

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木材

材木店の店頭に並ぶ各種木材 木材(もくざい)とは、様々な材料・原料として用いるために伐採された樹木の幹の部分を指す呼称。 その用途は、切削など物理的加工(木工)された木製品に限らず、紙の原料(木材パルプ)また薪や木炭に留まらない化学反応を伴うガス化・液化を経たエネルギー利用や化学工業の原料使用、飼料化などもある岡野 p.147-169 6.エピローグ-その将来を展望する-。樹皮を剥いだだけの木材は丸太(まるた)と呼ばれる。材木(ざいもく)も同義だが、これは建材や道具類の材料などに限定する場合もある。.

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教会堂

聖ソフィア大聖堂(ビザンティン建築・ロシア建築)。ロシア正教会のものとして建設されたが現在は博物館。 教会堂(きょうかいどう)は、キリスト教などの教会の建築物である。単に教会とも言うが、その場合には、教会堂と、そこに関わる共通の信仰を持つ人々の総体を表す。 キリスト教の場合、日本では正教会やカトリック教会、聖公会では教会堂ではなく聖堂(せいどう)と呼ぶことが多く、聖堂を荘厳にして、イコンやステンドグラス、壁画を用いて感覚的に信仰をわかりやすく説いたものが多い。プロテスタントの教会では、説教や集会のためという実用本位な教会が多く、装飾は控えられ、なかには十字架も置かない場合もある。 以下、特徴ある各時代の教会堂の様式を述べる。.

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ヴッパータール市) 扉(とびら)、ドア(英: door)とは一般に建物(家屋など)やその内部の部屋、自動車・鉄道車両・航空機などの乗り物の出入口につけられる建具である。戸(と)とも言うが、扉は開き戸、戸は引き戸の事を指す事が多い​​。ドアという言葉も開き戸に対して使われ、通常は引き戸の事はドアとは言わない。 人や物の出入りを主目的しない建物の開口部は窓に分類する。人や物が出入りをするフランス窓、吐き出しなどをどう分類するとよいかは業界や立場によって異なる。扉に取り付けた飼い犬や飼い猫などが通るための押し開き式の小さな扉は「ペットドア」という。自動車業界では室内の扉や戸を全てドアと呼ばれ、後部のハッチや後部座席の引き戸もドアである。カメラなどの小型の物の開口部もドアと呼ばれる場合も有る。 なお、収納用の家具で物を出し入れする部分に取り付けられる開閉式の板も扉という。戸棚、押入れが典型的である。.

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19世紀

19世紀に君臨した大英帝国。 19世紀(じゅうきゅうせいき)は、西暦1801年から西暦1900年までの100年間を指す世紀。.

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