10 関係: くさび、のこぎり台投影式、化学式、ナッタ投影式、ハース投影式、フィッシャー投影式、ニューマン投影式、分子、シクロアルカン、ジグザグ。
くさび
130px くさび(楔)とは、堅い木材や金属で作られたV字形または三角形の道具。 一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。隙間に打ち込むための形状である。その用途として、.
のこぎり台投影式
(2''S'',3''S'')-ブタンジオール: のこぎり台投影式による2種類の表現 (2''S'',3''S'')-ブタンジオール: ナッタ投影式による2種類の表現 のこぎり台投影式(のこぎりだいとうえいしき、sawhorse projection)または木挽き台表示は、3次元の分子を2次元で表現する方法の一つである。2つの隣接する炭素原子間の結合の空間的配置は、のこぎり台の形の斜視図で示される。 2つの原子間の結合は斜めの線で表わされる。のこぎり台配座は付加反応や脱離反応における分子の配座を描写するのに有用である。.
新しい!!: 投影式とのこぎり台投影式 · 続きを見る »
化学式
化学式(かがくしき、chemical formula)とは、化学物質を元素の構成で表現する表記法である。分子からなる物質を表す化学式を分子式(ぶんししき、molecular formula)、イオン物質を表す化学式をイオン式(イオンしき、ionic formula)と呼ぶことがある。化学式と呼ぶべき場面においても、分子式と言い回される場合は多い。 化学式が利用される場面としては、物質の属性情報としてそれに関連付けて利用される場合と、化学反応式の一部として物質を表すために利用される場合とがある。.
ナッタ投影式
ナッタ投影式(ナッタとうえいしき、Natta projection)は、2次元の構造式中で完全な立体化学を持つ分子を描く方法の一つである。名称はジュリオ・ナッタに因む。主鎖を形作る全ての炭素原子が四面体形幾何構造を取る炭化水素分子では、ジグザグ形の主鎖が紙面にあり、置換基は紙の手前側(化学結合はくさび形で描かれる)あるいは奥側(破線のくさび形で描かれる)にある。ナッタ投影式はポリマーの立体規則性を表わすのに有用である。 アイソタクチックポリマー.
新しい!!: 投影式とナッタ投影式 · 続きを見る »
ハース投影式
α-D-グルコピラノースの構造のハース投影式 α-D-グルコピラノース。左下がフィッシャー投影式、右下がハース投影式 ハース投影式(ハースとうえいしき、)は環状構造を持つ糖類の立体配置を表現する際に使用される構造式である。 1929年にウォルター・ハースによって糖類の立体配置の表現法として提案された。五炭糖、六炭糖の多くは環状ヘミアセタール構造をとっており、ハース投影式ではこれらの環を上下につぶれた五角形または六角形で表す。そして一番右側の原子を1位の炭素として時計回りに2位、3位・・・となるようにする。そしてこの環におおよそ平行となる平面を考えて、この平面に対して上方向に出ている結合は環から上向きに、下方向に出ている結合は環から下向きに出ているように描く。 フィッシャー投影式とハース投影式は相互に容易に変換することができる。まず、フィッシャー投影式を1位の炭素が一番上に来るようにし、環状の原子が上下にならぶような形に修正する。この時フィッシャー投影式で右側に出ている置換基はハース投影式では下側に、左側に出ている置換基は上側になる。 環状の炭素同士が結合してできた二糖以上の糖類についても、その糖類を構成するそれぞれの単糖のハース投影式をつなぎ合わせることで表現することができる。.
新しい!!: 投影式とハース投影式 · 続きを見る »
フィッシャー投影式
フィッシャー投影式で表したD-グルコース フィッシャー投影式(フィッシャーとうえいしき、Fischer projection)は、不斉炭素についての絶対立体配置を表現するために使われる構造式である。1891年にエミール・フィッシャーが糖類の絶対立体配置を表現するために初めて使用した。.
新しい!!: 投影式とフィッシャー投影式 · 続きを見る »
ニューマン投影式
ーシュ配座の1-ブロモ-2-クロロエタンのBall&Stickモデル(図左、中)とNewman投影式(図右) ニューマン投影式(ニューマンとうえいしき、)は特定の化学結合、すなわち1つの結合とその両端の原子の側鎖についての立体配座を表現するための構造式である。 1955年にメルヴィン・ニューマンによって分子の立体配置、立体配座を表現法として提案された。特にエクリプス配座、ゴーシュ配座、アンチ配座といった単結合についての立体配座を表現したいときに用いられる。 ニューマン投影式は、以下のように構築される。.
新しい!!: 投影式とニューマン投影式 · 続きを見る »
分子
分子(ぶんし)とは、2つ以上の原子から構成される電荷的に中性な物質を指すIUPAC.
シクロアルカン
アルカン (cycloalkane) とは、一般式 CnH2n (ただし n ≧ 3)であらわされる脂環式有機化合物の総称である。シクロアルカンは3つ以上の炭素間単結合で構成された単環化合物であり、環の大きさにより小員環 (n.
新しい!!: 投影式とシクロアルカン · 続きを見る »
ジグザグ
(英/仏:zigzag)は、Z字状に直線が何度も折れ曲がっている物や形態のこと。フランス語で「鋸の刃(歯)」を意味する語が由来である。類似語としてはぎざぎざがある。日本語では、稲妻の形に例えて稲妻形(いなづまがた)と呼ぶ。 上図のように、直線に対し、左へ角度を付けたら次は右へ、その次は再び左、次はまた右…と、一定の間隔ごとに角度を付け、そのたびに折り返して逆方向へ折れ曲がる線状のものをジグザグという。 ジグザグ線の角の部分を緩やかな曲線にしたものは、波線という。.