ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

基部被子植物

索引 基部被子植物

基部被子植物 (Basal angiosperms) は、被子植物から真正双子葉類・単子葉類を除いた側系統群である。「原始的被子植物」 (primitive angiosperms) とも呼ばれる。 ニューカレドニアの山地に生育する常緑低木でただ1種のみからなるアムボレラ目 (Amborellales) 、スイレン属などの水生植物からなるスイレン目 (Nymphaeales) 、シキミ属をはじめ強い香りを放つ木本類からなるアウストロバイレヤ目 (Austrobaileyales) の3つの目から構成される。 基部被子植物は、数十万種と言われる真正双子葉類・単子葉類・モクレン類らに対し、わずか数百種のみ現生する。基部被子植物は、Mesangiospermae(真正双子葉類・単子葉類・モクレン類・マツモ目・センリョウ目の5つのグループからなるクレード)より先に、共通祖先となる被子植物から分岐している。.

40 関係: APG IIAPG III側系統群単子葉植物単系統群学名主要被子植物マツモ科マツブサ科ハゴロモモ科モクレン目トリメニア科ヒダテラ科ニューカレドニアアムボレラ科アルメン・タハタジャンアウストロバイレヤ科アウストロバイレヤ目カネラ目キンポウゲ目クロンキスト体系クスノキ目ケシ目コショウ目シキミ属シキミ目スイレン属スイレン科スイレン目センリョウ科共有原始形質福岡教育大学筑波大学系統樹維管束真正双子葉類目 (分類学)花粉被子植物

APG II

APG II は、APG植物分類体系の、2003年に発表された第2版である。.

新しい!!: 基部被子植物とAPG II · 続きを見る »

APG III

APG III は、APG体系の、2009年に公表された第3版である。.

新しい!!: 基部被子植物とAPG III · 続きを見る »

側系統群

側系統群(そくけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、単一の進化的系統からその中の特定の単一系統を除いたすべてをまとめた群をいう。系統樹でいえば、1つの枝の中からいくつかの小さい枝を除き、残りをまとめたものに当たる。 それに対し、単一の系統全体からなる分類群を単系統群といい、全く異なる系統をまとめた群を多系統群という。.

新しい!!: 基部被子植物と側系統群 · 続きを見る »

単子葉植物

単子葉植物(たんしようしょくぶつ)とは、被子植物のうち、1枚の子葉を持つことで特徴づけられている植物の一群のことであり、双子葉植物としばしば対比される。.

新しい!!: 基部被子植物と単子葉植物 · 続きを見る »

単系統群

単系統群(たんけいとうぐん)とは、生物の分類群のうち、単一の進化的系統からなり、しかもその系統に属する生物すべてを含むものをいう。つまり1つの仮想的な共通祖先とその子孫すべてを合わせた群である。系統樹でいえば、1つの枝の全体に当たる。身近な例では、哺乳類全体、脊椎動物全体、種子植物全体などがこれであると考えられている。 単系統群内では、系統が分岐したときの共通祖先が持っていた形質が(二次的に失われた場合を除いて)共有されており、これを共有派生形質と呼ぶ。.

新しい!!: 基部被子植物と単系統群 · 続きを見る »

学名

学名(がくめい、)は生物学(かつては博物学)的な手続きにもとづき、世界共通で生物の種および分類に付けられる名称。英語では二名法による名称という意味で 、あるいは科学的な名称という意味で という。命名には一定の規則があり、ラテン語として表記される。この規則は、それぞれの生物分野の命名規約により取り決められている。動物には「国際動物命名規約」があり、藻類・菌類と植物には「国際藻類・菌類・植物命名規約」が、細菌には「国際細菌命名規約」がある。日本語独自の和名(標準和名)などと異なり、全世界で通用し、属以下の名を重複使用しない規約により、一つの種に対し有効な学名は一つだけである。ただし、過去に誤って複数回記載されていたり、記載後の分類の変更などによって、複数の学名が存在する場合、どの学名を有効とみなすかは研究者によって見解が異なる場合も多い。 種の学名、すなわち種名は属名+種小名(細菌では属名+種形容語)で構成される。この表し方を二名法という。二名法は「分類学の父」と呼ばれるリンネ(Carl von Linné, ラテン語名 カロルス・リンナエウス Carolus Linnaeus, 1702 - 1778)によって体系化された。.

新しい!!: 基部被子植物と学名 · 続きを見る »

主要被子植物

主要被子植物 (学名:Mesangiospermae、俗称:Mesangiosperm) は、被子植物の1グループである。被子植物の4つの系統群の内の一つで、全被子植物からアムボレラ目・スイレン目・アウストロバイレヤ目の3つの系統群を除いた残りから構成される単系統群である。 分類階級はないが、系統関係に基づいて分類群を命名するルールであるPhyloCode (ファイロコード) のシステムに基づいて "Mesangiospermae" と命名されている。.

新しい!!: 基部被子植物と主要被子植物 · 続きを見る »

マツモ科

マツモ科(Ceratophyllaceae)は被子植物に属す科で、沈水性の水草である。マツモ(通称キンギョモ)などが所属するマツモ属(6種ほどに分けられる)からなり、世界に広く分布する。.

新しい!!: 基部被子植物とマツモ科 · 続きを見る »

マツブサ科

マツブサ科 (Schisandraceae) はアウストロバイレヤ目に属する被子植物の科の一つ。日本にはサネカズラなどが自生種として知られている。シキミ属は別科とする場合もあり、これを除いた狭義のマツブサ科 (Schisandraceae sensu stricto) はつる性である。.

新しい!!: 基部被子植物とマツブサ科 · 続きを見る »

ハゴロモモ科

ハゴロモモ科(羽衣藻、Cabombaceae, 別名ジュンサイ科ともいう)はスイレン科に近縁な科で、多年生の水草2属7種(ハゴロモモ属6種とジュンサイ属1種)からなる。ヨーロッパを除き世界の熱帯と温帯に広く分布する。 ハゴロモモ属は沈水性で、葉は房状の水中葉となり(別名フサジュンサイともいう)、水上に花をつける。ジュンサイは花と葉が水面に浮き、葉はスイレンに似る。 日本にはジュンサイが自生し、古くから食用にされる。ハゴロモモは鑑賞(水槽)用に栽培され逸出、野生化している。.

新しい!!: 基部被子植物とハゴロモモ科 · 続きを見る »

モクレン目

モクレン目 (Magnoliales) は双子葉植物綱(モクレン綱)に属する目の1つである。花被片や雄蕊、雌蕊が不定数でらせん状に配列する。すべて木本で、約3000種からなる。 クロンキスト体系の元となったストロビロイド説では、モクレン目を被子植物の中でも原始的な形態を保存したグループとする。現代のAPG植物分類体系の基礎である分子系統でも、単子葉植物より前の原始的な段階で分岐した群に含まれるとされている。 ファイル:Annona squamosa Blanco1.192.png|バンレイシ ファイル:Muskatnussbaum.jpg|ニクズク(ナツメグ、メース).

新しい!!: 基部被子植物とモクレン目 · 続きを見る »

トリメニア科

トリメニア科 (Trimeniaceae) は双子葉植物の科のひとつで原始的な形質を持つ。1-2属数種がニューギニアからフィジー、オーストラリア南東部に分布する。.

新しい!!: 基部被子植物とトリメニア科 · 続きを見る »

ヒダテラ科

ヒダテラ科(Hydatellaceae)は被子植物の科で、2属10種ほどがオーストラリア、ニュージーランド、インドの各一部に分布する。小型の一年生水草である。葉は細長く、茎の基部に集中する。水底に根を下ろす。花は単性で、いずれも無花被、単一の雄蕊・雌蕊からなる。心皮は嚢状で先端(柱頭部分)に数本の毛がある。茎頂に小穂状または頭状の花序をなし、苞葉に囲まれている(この“花序”については下記参照)。果実は袋果または痩果で1個の種子を含む。 ヒダテラ科はその形態から従来、単子葉類のイネ科やホシクサ科などに近いと考えられ、カツマダソウ科(Centrolepidaceae)に含められることもあった。クロンキスト体系ではユリ亜綱(単子葉類)の中の単独のヒダテラ目としている。 ところが、Saarelaらによる複数の遺伝子による分子系統学的研究で、スイレン目の姉妹群であること、すなわち単子葉類とは異なる原始的被子植物の1系統であることが明らかにされた。表現型から見ても、単子葉類よりむしろスイレン目に共通点が多い。 APG植物分類体系(APG II:2003年現在の情報に基づく)ではイネ目に入れていた。しかしこれの根拠になっているrbcL遺伝子の解析結果は誤りであった(イネ科サンプルが混入したか)とされる。Angiosperm Phylogeny Website(2007年3月17日改訂)ではヒダテラ科をスイレン目の中に入れている。 化石被子植物で、最も原始的な形態を示すといわれるアルカエフルクトゥス(やはり水生とされており、スイレン目に類縁があるとの考えもある)では、雄蕊と雌蕊が茎頂について花序のような形になっているが、この全体が1つの花に相当するとの考えもある。ヒダテラ科とアルカエフルクトゥスの“花序”が相同かどうかも今後の検討課題である。.

新しい!!: 基部被子植物とヒダテラ科 · 続きを見る »

ニューカレドニア

ニューカレドニア(Nouvelle-Calédonie)は、ニューカレドニア島(フランス語でグランドテール Grande Terre、「本土」と呼ばれる)およびロイヤルティ諸島(ロワイヨテ諸島)からなるフランスの海外領土(collectivité sui generis、特別共同体)である。ニッケルを産出する鉱業の島である一方、リゾート地でもある。ニューカレドニアの珊瑚礁は世界遺産に登録されている。.

新しい!!: 基部被子植物とニューカレドニア · 続きを見る »

アムボレラ科

アムボレラ科 (Amborellaceae) は双子葉植物の科で、ニューカレドニアの山地に生育する常緑低木 Amborella trichopoda 1種のみからなる。.

新しい!!: 基部被子植物とアムボレラ科 · 続きを見る »

アルメン・タハタジャン

アルメン・レオーノヴィチ・タハタジャン(タフタジャン、タクタジャンとも、Армен Леонович Тахтаджян, Արմեն Թախտաջյան〈アルメン・タハタジヤン〉、1910年6月10日 - 2009年11月13日)はソビエト連邦・ロシアの植物学者。植物の進化・形態・分類、古植物学および植物相に関する業績で有名。 ロシア帝国シュシャ郡に生まれ、ロシア連邦サンクトペテルブルクで死去。 1932年、トビリシのソビエト亜熱帯作物研究所を卒業。エレバン国立大学、アルメニア科学アカデミー植物学研究所、レニングラード国立大学、さらにレニングラードのコマロフ植物学研究所で研究した。被子植物の進化系統を研究し、これを重視した分類体系を1940年に発表した。これは西側では1950年以降に知られるようになった。50年代末からアメリカの植物学者アーサー・クロンキストと進化系統や植物相の共同研究を行い、クロンキストの分類体系はタハタジャンらの考えから強い影響を受けている。タハタジャンの分類体系はストロビロイド説に基づき、クロンキストのそれに似ているがやや細かく分類される傾向がある。タハタジャンはまた植物相の地理分布に関する体系も発表している。ロシア科学アカデミー会員、アメリカ科学アカデミー外国人会員、ソビエト連邦植物学会会長(1973)、国際植物分類学会会長(1975)等を務めた。 Category:ソビエト連邦の植物学者 Category:ソビエト連邦科学アカデミー正会員 Category:社会主義労働英雄 Category:ソビエト連邦国家賞受賞者 Category:レーニン勲章受章者 Category:労働赤旗勲章受章者 Category:人民友好勲章受章者 Category:ソビエト連邦共産党の党員 Category:ロシア帝国のアルメニア人 Category:エリザヴェトポリ県出身の人物 Category:シュシャ出身の人物 Category:1910年生 Category:2009年没.

新しい!!: 基部被子植物とアルメン・タハタジャン · 続きを見る »

アウストロバイレヤ科

アウストロバイレヤ科 (Austrobaileyaceae) は被子植物の原始的な形質を持つ科のひとつで、1属2種が含まれる。.

新しい!!: 基部被子植物とアウストロバイレヤ科 · 続きを見る »

アウストロバイレヤ目

アウストロバイレヤ目 はAPG分類体系における被子植物の目のひとつで、木本性の低木やつる植物の約100種が属している。 もっとも有名な植物は、おそらくマツブサ科に属するスパイスの一種であるスターアニス()である。 被子植物の進化初期に分岐したグループで、基部被子植物の一員である。アムボレラ目()、スイレン目()の後に分岐したとされ、これら2つとアウストロバイレヤ目の頭文字からANAグレードと呼ばれる。ANAグレードはその他の現生の被子植物の姉妹群となっている 。.

新しい!!: 基部被子植物とアウストロバイレヤ目 · 続きを見る »

カネラ目

カネラ目 (Order Canellales) は、APG植物分類体系におけるモクレン類(原始的双子葉植物)の目で、カネラ科の6属16種と、シキミモドキ科の9属129種ほどを含んでいる。すべて南半球の熱帯から温帯にかけて分布する木本で、枝や葉に精油成分を含むものが多く、エッセンシャル・オイルなどに加工されている。日本には自生種がないばかりでなく、紹介されている植物もほとんどない。 *.

新しい!!: 基部被子植物とカネラ目 · 続きを見る »

キンポウゲ目

ンポウゲ目 (Ranunculales) は被子植物の目の一つで、キンポウゲ科を含むもの。クロンキスト体系の元となったストロビロイド説では、モクレン目などと共に被子植物の中でも原始的な形態を保存したグループとしていた。.

新しい!!: 基部被子植物とキンポウゲ目 · 続きを見る »

クロンキスト体系

ンキスト体系(クロンキストたいけい、)は、1980年代にアーサー・クロンキスト が提唱した、被子植物の分類体系である。1990年代にAPG体系が登場するまでは最新の分類体系だったが、21世紀の現在では旧分類である「植物の進化を扱う学問分野においては、EnglerやCronquistの体系はもはや時代遅れのものでしかない」。.

新しい!!: 基部被子植物とクロンキスト体系 · 続きを見る »

クスノキ目

ノキ目 (Laurales) はモクレン類に属する被子植物の目である。 双子葉植物の古い特徴を残すグループであり、モクレン目と非常に近い性質を持つ。.

新しい!!: 基部被子植物とクスノキ目 · 続きを見る »

ケシ目

(Papaverales) は被子植物の目の1つでケシ科をタイプ科とするもの。分類体系によって内容は異なる。.

新しい!!: 基部被子植物とケシ目 · 続きを見る »

コショウ目

ョウ目 (Piperales) はモクレン類に属する被子植物の目の1つ。.

新しい!!: 基部被子植物とコショウ目 · 続きを見る »

シキミ属

ミ属(学名: )は、マツブサ科に分類される被子植物の属の一つ Integrated Taxonomic Information System (ITIS).

新しい!!: 基部被子植物とシキミ属 · 続きを見る »

シキミ目

ミ目 (Illiciales) は被子植物の目のひとつで、シキミ科をタイプ科とするもの。分類体系によって含まれる科は異なる。.

新しい!!: 基部被子植物とシキミ目 · 続きを見る »

スイレン属

イレン属(スイレンぞく、water lily、学名:Nymphaea)は、スイレン科の属の一つ。水生多年草。 日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。日本全国の池や沼に広く分布している。白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。睡蓮はヒツジグサの漢名であるが、一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられる。.

新しい!!: 基部被子植物とスイレン属 · 続きを見る »

スイレン科

イレン科(学名:)は、双子葉植物の分類群の一つで沼や河川などで見られる水草である。世界に約70種ある。 スイレンのほかコウホネ、オニバス、オオオニバスなどを含む。 水底の土中に根と地下茎を持ち、葉と花は水面に浮くかまたは水上に出る。葉の形は円形、やじり形など。花弁と雄蕊は多数あり、雌蕊も多数の心皮からなるが、合生して柱頭は放射状になる。 スイレン属は花が美しいのでよく栽培される。南米原産のオオオニバスは葉が巨大なので有名。 かつてはハス科(ハス)やハゴロモモ科(ジュンサイなど)も含めていたが、これらは心皮が離生することなどからクロンキスト体系では別科に分けている(バルクラヤ属もバルクラヤ科として分けているが、APG植物分類体系ではスイレン科に含める)。 分子系統学的研究によれば、スイレン科やハゴロモモ科は被子植物の中で最も原始的な群に属する。一方ハス科はスイレン科などとは系統が大きく異なりヤマモガシ目に属する。.

新しい!!: 基部被子植物とスイレン科 · 続きを見る »

スイレン目

イレン目 (Nymphaeales) は被子植物の目の一つ。スイレン科などの水草からなる。.

新しい!!: 基部被子植物とスイレン目 · 続きを見る »

センリョウ科

ヒトリシズカ センリョウ科(Chloranthaceae)は被子植物の科の一つ。センリョウ、ヒトリシズカ、フタリシズカなど、4属65種を含む。.

新しい!!: 基部被子植物とセンリョウ科 · 続きを見る »

共有原始形質

系統学において、原始形質(げんしけいしつ)あるいは祖先形質(そせんけいしつ)(plesiomorphy)、共有原始形質(きょうゆうげんしけいしつ)あるいは共有祖先形質(きょうゆうそせんけいしつ)(symplesiomorphy or symplesiomorphic character)とは、2つ以上の分類群で共有される祖先的な形質の状態である。原始形質は、通常は派生形質に対して、祖先的な形質状態と言及される。共有原始形質は最も近い共通祖先をもつ、考慮に入れる他の分類群にも共有されうる。したがって、共有原始形質を共有する分類群が、ほかの分類群よりも近縁であることにはならない。共有原始形質(symplesiomorphy)は1950年にドイツ人昆虫学者ヴィリー・ヘニッヒによって造られた語である。.

新しい!!: 基部被子植物と共有原始形質 · 続きを見る »

福岡教育大学

記載なし。

新しい!!: 基部被子植物と福岡教育大学 · 続きを見る »

筑波大学

開かれた大学」、「柔軟な教育研究組織」、「新しい大学の仕組み」を基本理念として、以下の目標を掲げている。.

新しい!!: 基部被子植物と筑波大学 · 続きを見る »

系統樹

全生物を対象にした系統樹。青が真正細菌、赤が真核生物、緑が古細菌、真ん中付近が共通祖先 ヘッケルの系統樹 系統樹(けいとうじゅ)とは、生物の進化やその分かれた道筋を枝分かれした図として示したものである。樹木の枝分かれのように描かれることがあるので、こう呼ばれる。.

新しい!!: 基部被子植物と系統樹 · 続きを見る »

維管束

維管束(いかんそく、vascular bundle)とは、植物が持つ内部組織の1つ。植物体の全体に亘ってその内部を貫く。役割としては液体(主に水や養分)の運搬と植物体の機械的な支持である。維管束を持つ植物は、シダ植物と種子植物であり、これらをまとめて維管束植物という。ただし、"維管束"とは線維と管からなる束の意味であるがシダ植物と裸子植物には維管束に繊維が無い。.

新しい!!: 基部被子植物と維管束 · 続きを見る »

真正双子葉類

真正双子葉類(しんせいそうしようるい、英語:eudicots、eudicotyledons)は、被子植物のクレード(単系統群)のひとつで、従来の「双子葉類」(側系統群とされる)の中で、単子葉類(単系統群)と姉妹群をなすグループである。すなわち、従来の双子葉類の中から、単子葉類が分岐する前に分岐した古いグループを除いたもの。分子系統解析に基づくAPG植物分類体系で分類階級のないクレードとして名称がつけられている。 DoyleとHotton(1991年)により提唱された。単子葉類が原始的な双子葉類から進化したとの推測は古くからあったが、Doyleらは花粉の構造などの形質に基づき、被子植物から従来の双子葉類の一部と単子葉類とを除いたものが単系統群としてまとまると考えた(Doyleらによればこの一部の双子葉類には主要なグループとしてモクレン類が含まれる)。 別名として三溝粒類(さんこうりゅうるい Tricolpates)とも呼ばれるが、これは花粉の発芽溝または発芽孔が基本的に3個ある (tricolpate) という意味である(二次的に数が変わったものもある)。原始的双子葉類と単子葉類はこれが基本的には1個(単溝粒)であり、この形質は裸子植物とも共通で、共有原始形質と考えられる。1990年代には分子系統学の立場からも、この考えが支持されるようになった。 なお真正双子葉類以外の双子葉類(真正双子葉類・単子葉類を除いた被子植物)を「原始的双子葉類 (paleodicots)」と称することがあるが、これは単系統群ではなく、古い考え方(下記)とも紛らわしいのであまり使われない。 真正双子葉類のうちで初期に分化したやや原始的な諸群(ステムグループ)には、キンポウゲ目、ハス科、ヤマグルマ科などの原始的な形質状態、例えば花で多数の心皮が離生してらせん状に配置する(ストロビロイド説で原始的とされる)ものや、道管のないものなどがある。古くはこれらを「原始的双子葉類」のシキミ科、モクレン科などとまとめて「多心皮類」と呼んでいた(クロンキスト体系のモクレン亜綱もこれに近い分類)。これは現代的に見れば多系統群ということになる。 このやや原始的な諸群を除いたクレードをcore eudicotsと呼び、日本語ではコア真正双子葉類、中核真正双子葉類、あるいは基幹真正双子葉類という。これらは基本的には「双子葉類らしい」形態(花弁とがく片が分化した花など)を持っており(それからさらに進化して無花被になったものなどもある)、種数的にも真正双子葉類の大多数を占める。 さらにコア真正双子葉類の主要な群は、バラ類とキク類の2つに分かれる。.

新しい!!: 基部被子植物と真正双子葉類 · 続きを見る »

目 (分類学)

(もく、order、ordo)は、生物分類学のリンネ式階級分類における基本的階級のひとつ、および、その階級に属するタクソンのことである。 目は、綱の下・科の上に位置する。さらに、目の上に上目(じょうもく、英: superorder、羅: supraordo)をおく場合もある。目の下に亜目(あもく、英: suborder、羅: subordo)、亜目の下に下目(かもく、英: infraorder、羅: infraordo)、下目の下に小目(しょうもく、英: parvorder、羅: parvordo)を置くことがある。.

新しい!!: 基部被子植物と目 (分類学) · 続きを見る »

花粉

花粉(かふん)とは、種子植物門の植物の花の雄蘂(おしべ)から出る粉状の細胞。花粉がめしべの先端(柱頭)につくことにより受粉が行われる。種子植物が有性生殖を行う際に必要となる。大きさは数10μmほどである。種により大きさは異なるが、同一種ではほぼ同じ大きさになる。 ラン科植物では花粉が塊になり、はなはだしい場合にはプラスチック片状にすらなる花粉塊を形成する。 花粉は一見では1個の細胞に見えるが共通の細胞壁内で細胞分裂が進んでおり、栄養細胞と生殖細胞が分化している。これはシダ植物の小胞子が発芽した雄性配偶体にあたるものである。.

新しい!!: 基部被子植物と花粉 · 続きを見る »

被子植物

被子植物(ひししょくぶつ、Angiospermae、Magnoliophyta、Angiosperm)とは、植物の分類の主要な1グループ名。種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。.

新しい!!: 基部被子植物と被子植物 · 続きを見る »

セコイアデンドロンの木 リュウケツジュ 木(き)とは、.

新しい!!: 基部被子植物と木 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »