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亜硫酸

索引 亜硫酸

亜硫酸(ありゅうさん、sulfurous acid)は、化学式 H2SO3 で表される硫黄のオキソ酸で、二酸化硫黄の水溶液中に存在するとされる酸である。分子量 82 。酸性雨に含まれる物質の1つである。 遊離酸は不安定なため単離できない。古くは水溶液としては存在するとされていたが、ラマンスペクトルにおいて (HO)2SO という構造を持つ化合物が全く検出されないことから、実際には水溶液中での平衡は以下のようなものであると考えられている。 この反応の平衡定数は K1.

24 関係: 二亜硫酸亜ジチオン酸二硫酸亜硫酸ナトリウム亜硫酸カリウム亜硫酸水素ナトリウム二酸化硫黄ペルオキソ二硫酸チオ硫酸ポリチオン酸ラマン分光法ワインオキソ酸ジチオン酸硫黄硫酸炭酸発煙硫酸過硫酸足尾銅山酸と塩基酸性雨水溶液

塩の結晶 塩(しお)は、塩化ナトリウムを主な成分とし、海水の乾燥・岩塩の採掘によって生産される物質。塩味をつける調味料とし、また保存(塩漬け・塩蔵)などの目的で食品に使用されるほか、ソーダ工業用・融氷雪用・水処理設備の一種の軟化器に使われるイオン交換樹脂の再生などにも使用される。 日本の塩事業法にあっては、「塩化ナトリウムの含有量が100分の40以上の固形物」(ただし、チリ硝石、カイニット、シルビニットその他財務省令で定める鉱物を除く)と定義される(塩事業法2条1項)。.

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二亜硫酸

二亜硫酸(にありゅうさん、disulfurous acid)は硫黄のオキソ酸のひとつ。化学式はH2S2O5。遊離酸は極めて不安定で単離できず二亜硫酸塩に希硫酸などの強酸を作用させると二酸化硫黄と水が生成する。.

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亜ジチオン酸

亜ジチオン酸(あジチオンさん、dithionous acid)は硫黄のオキソ酸のひとつ。化学式は H2S2O4。遊離酸は極めて不安定であり単離できない。塩には安定なものがあり、ナトリウム塩は市販品が入手可能。本物質は次亜硫酸ともよばれる。遊離酸は、二酸化硫黄の希薄溶液に、鉄や亜鉛などの金属をいれ、そこに、ナトリウムアマルガムを入れると得られる。.

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二硫酸

二硫酸(にりゅうさん)は硫黄のオキソ酸のひとつ。ピロ硫酸(pyrosulfuric acid)とも呼ばれる。化学式はH2S2O7。2分子の硫酸が脱水縮合した化合物に相当する。発煙硫酸中に存在し、芳香族化合物に対してスルホン化剤としてはたらく。.

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亜硫酸ナトリウム

亜硫酸ナトリウム(ありゅうさんナトリウム、sodium sulfite)は亜硫酸のナトリウム塩で、化学式 Na2SO3 で表される無機化合物。 排煙脱硫の過程で二酸化硫黄 SO2 を吸収した洗浄液に含まれる。ドライフルーツの退色を防いだり、肉類を保存する際の防腐剤として用いられる。また、チオ硫酸ナトリウムと同様に単体ハロゲンをハロゲン化水素に変換する性質を持ち、写真の作成やプールの塩素濃度を減少させるのに使われる。.

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亜硫酸カリウム

亜硫酸カリウム(ありゅうさんカリウム、)はカリウムの亜硫酸塩で、化学式K2SO3で表される無機化合物。.

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亜硫酸水素ナトリウム

亜硫酸水素ナトリウム(ありゅうさんすいそナトリウム、sodium hydrogen sulfite または sodium bisulfite)とは、化学式が NaHSO3 と表される無機化合物である。亜硫酸水素イオンとナトリウムイオンからなる塩で、別名を重亜硫酸ナトリウム、あるいは酸性亜硫酸ナトリウムとも呼ぶ。食品添加物(保存料として)、化学における還元剤などとして用いられる。 NaHSO3は固体としては室温で不安定であり水溶液として存在し、亜硫酸水素塩は固体としては亜硫酸水素ルビジウムRbHSO3、亜硫酸水素セシウムCsHSO3、およびテトラアルキルアンモニウム塩NR4HSO3のみ室温で安定であり FA コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年,原書:F.

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二酸化硫黄

二酸化硫黄(にさんかいおう、Sulfur Dioxide)は、化学式SO2の無機化合物である。刺激臭を有する気体で、別名亜硫酸ガス。化石燃料の燃焼などで大量に排出される硫黄酸化物の一種であり、きちんとした処理を行わない排出ガスは大気汚染や環境問題の一因となる。 二酸化硫黄は火山活動や工業活動により産出される。石炭や石油は多量の硫黄化合物を含んでおり、この硫黄化合物が燃焼することで発生する。火山活動でも発生する。二酸化硫黄は二酸化窒素などの存在下で酸化され硫酸となり、酸性雨の原因となる。.

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ペルオキソ二硫酸

ペルオキソ二硫酸(ペルオキソにりゅうさん、peroxydisulfuric acid)は、硫黄のオキソ酸のひとつ。化学式は H2S2O8、構造式は HO3SOOSO3H と書かれる。ペルオキシド構造を持ち、酸化性を示す。.

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チオ硫酸

チオ硫酸(チオりゅうさん、thiosulfuric acid)とは、硫黄のオキソ酸の一種で、化学式 H2S2O3 の化合物。本稿ではチオ硫酸とその塩ならびにイオンについて述べる。 チオ硫酸は酸解離定数がpKa1.

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ポリチオン酸

ポリチオン酸 (-さん, polythionic acid) は硫黄の直鎖を基本骨格とするオキソ酸の総称で、一般式はH2SnO6(ただしn > 2)である。n.

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ラマン分光法

物質に振動数\nu_iの単色光を当てて散乱されると、ラマン効果によってストークス線\nu_sと反ストークス線\nu_aのラマン線が現れる。ラマン線の波長や散乱強度を測定して、物質のエネルギー準位を求めたり、物質の同定や定量を行う分光法をラマン分光法(ラマンぶんこうほう)と呼ぶ。ラマン分光の特徴として、赤外分光法では測定が困難な水溶液のスペクトルが容易に測定でき、しかも微小量の試料でよいことから、水溶液の定性、定量分析に適している。また強誘電体の相転移機構、結晶の格子振動、分子振動などの固体の物性研究にも応用されている。.

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ワイン

ワイン(vin、wine、vino、Wein)とは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料である。葡萄酒、ぶどう酒(ぶどうしゅ)とも。通常、単に「ワイン」と呼ばれる場合には他の果汁を主原料とするものは含まない。日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。.

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オキソ酸

最も簡単なオキソ酸の1つ。炭酸。 オキソ酸(オキソさん、Oxoacid)とは、ある原子にヒドロキシ基 (-OH) とオキソ基 (.

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ジチオン酸

チオン酸(ジチオンさん、dithionic acid)は硫黄のオキソ酸のひとつ。化学式は H2S2O6。CAS登録番号は 。遊離酸は単離できない。塩には安定なものがあり、ナトリウム塩が市販品として入手可能である。.

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硫黄

硫黄(いおう、sulfur, sulphur)は原子番号 16、原子量 32.1 の元素である。元素記号は S。酸素族元素の一つ。多くの同素体や結晶多形が存在し、融点、密度はそれぞれ異なる。沸点 444.674 ℃。大昔から自然界において存在が知られており、発見者は不明になっている。硫黄の英名 sulfur は、ラテン語で「燃える石」を意味する言葉に語源を持っている。.

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硫酸

硫酸(りゅうさん、sulfuric acid)は、化学式 H2SO4 で示される無色、酸性の液体で硫黄のオキソ酸の一種である。古くは緑礬油(りょくばんゆ)とも呼ばれた。化学薬品として最も大量に生産されている。.

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炭酸

炭酸(たんさん、)は、化学式 H2CO3 で表される炭素のオキソ酸であり弱酸の一種である。.

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発煙硫酸

煙硫酸(はつえんりゅうさん、英語: Oleum)は濃硫酸に過剰の三酸化硫黄を吸収させたものである。発煙硫酸は三酸化硫黄の蒸気を徐々に放出しており、湿った空気中で白煙と鼻を突く刺激臭を発する。試薬、工業用ともに、三酸化硫黄含有率が 30 %、60 % 等の製品がある。一般的には濃硫酸よりも高価である。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている 。 英語名は、ラテン語で『油』を意味する。.

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過硫酸

過硫酸(かりゅうさん)は硫黄のオキソ酸のひとつ。ペルオキソ一硫酸、カロ酸 (Caro's acid) とも呼ばれる。化学式は H2SO5。強い酸化剤である。CAS登録番号は 。ドイツの化学者、ハインリッヒ・カロ(de:Heinrich Caro)により最初に報告された。.

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足尾銅山

足尾銅山(あしおどうざん)は、栃木県上都賀郡足尾町(現在の日光市足尾地区)にあった銅山(鉱山)。「足尾銅山跡」として国の史跡に指定されている。 明治期には亜砒酸も産出し、精錬の副産物として硫酸も生産していた。.

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酸と塩基

酸と塩基(さんとえんき)は化学反応における性質である。化学の初期には水溶液における化学反応を水素イオンと水酸化物イオンから説明するものとして酸と塩基を定義付けていたが(アレニウスの定義)、化学の発展とともにその定義は拡張され、今日では水溶液に限定しない一般の化学反応における電子対の授受により酸と塩基は定義付けられている(ルイスの定義)。.

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酸性雨

酸性雨(さんせいう)とは、環境問題の一つとして問題視される現象で、大気汚染により降る酸性の雨のことを指す。酸性の雪は酸性雪(さんせいせつ)、酸性の霧は酸性霧(さんせいむ)と呼ばれる。.

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水溶液

水溶液(すいようえき、aqueous solution)とは、物質が水(H2O)に溶解した液体のこと。つまり、溶媒が水である溶液。水分子は極性分子なので、水溶液の溶質となる物質はイオン結晶もしくは極性分子性物質となる。.

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亜硫酸塩

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