ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
ダウンロード
ブラウザよりも高速アクセス!
 

リン酸三カリウム

索引 リン酸三カリウム

リン酸三カリウム(リンさんさんカリウム、)は化学式K3PO4で表される無機化合物。一カリウム、二カリウム同様食品添加物として使われるが、水溶液はpH11.5~12.5(キリン協和フーズ)と、アルカリ性を示す。中華麺用かん水の原料、食肉製品・魚肉練り製品用結着剤、プロセスチーズ用乳化剤、醸造用添加物などの食品添加物として幅広く使用される。金属の表面処理、肥料、合成洗剤の洗浄助剤としての用途もあるが、河川や湖沼に過剰に流入すると富栄養化の原因ともなる。 カリウムとリン酸との反応で得られる。.

24 関係: かん水吸湿性合成洗剤富栄養化中華麺乳化剤リン酸リン酸三ナトリウムリン酸二水素カリウムリン酸水素二カリウムプロセスチーズエタノールカリウム結着剤無機化合物表面処理食品添加物食肉魚肉練り製品肥料醸造MCフードスペシャリティーズ水素イオン指数洗浄助剤

かん水

かん水(かんすい、梘水、鹹水、乾水、漢水、鹸水、礆水、鹻水、堿水、碱水)は、中華麺などの製造に使うアルカリ塩水溶液で、小麦粉に混ぜることで柔らかさや弾力性をもたせる。中華麺特有の麺の風味、感触、色合いは、かん水を入れることにより生じる。 モンゴル(内蒙古)で偶然、鹹水(塩湖のアルカリ塩水)を使った製麺技法が発見され、麺類の伝播とともに日本にも広がった。日本に麺食を伝えた中国では現在、西北部の中心都市である甘粛省蘭州の名を冠した蘭州拉麺の名称の手打ち麺が全国的に消費されているほか、鹸水の他にアヒルの卵などをも練りこみ、香港やマカオなど広東を中心に食べられている生麺()など、鹸水は広く用いられている。また、ワンタンの皮作り、スルメのような乾物を、ほぼ生に近い状態に戻すときなどにも使用される。副作用として、かん水独特の臭気と苦味の発生がある。 本草綱目に、「咸の音に二有り、音咸は、下を潤おすの味なり。音減は、塩土の名なり。後人碱に作り鹻に作る是れなり」と有り、塩辛い義の「鹹」とは別であることが分かる。.

新しい!!: リン酸三カリウムとかん水 · 続きを見る »

吸湿性

吸湿性(きゅうしつせい Hygroscopy)とは、物質が水分を吸収、もしくは吸着する性質のことである。セルロース鎖を持つ砂糖などが、空気中の水分を吸収して溶ける性質(潮解)が身近な例である。.

新しい!!: リン酸三カリウムと吸湿性 · 続きを見る »

合成洗剤

合成洗剤(ごうせいせんざい)とは、石鹸などと同様、水と洗濯物の汚れの馴染みを良くすることで洗濯の汚れ落ちを良くするための界面活性剤であるが、石油や油脂を原料として化学合成されたもので、石鹸とは化学的な組成の異なる洗剤である。石鹸より水溶性に優れ、洗浄力が強く、石けんカスが発生しないため、洗濯機の普及とともに広まった。なお、日本では家庭用品品質表示法の適用対象となっており、雑貨工業品品質表示規程に定めがある。.

新しい!!: リン酸三カリウムと合成洗剤 · 続きを見る »

富栄養化

富栄養化(ふえいようか、英語:Eutrophication、とは、海・湖沼・河川などの水域が、貧栄養状態から富栄養状態へと移行する現象を言う。 本来富栄養化は、形成されたばかりの池や湖が、遷移によって湖沼型を変化させてゆく非人為的な過程を指す言葉であった(自然富栄養化)。しかし近年では、人間活動の影響による水中の肥料分(窒素化合物やリンなど)の濃度上昇を意味する場合が多い。富栄養化の要因は下水・農牧業・工業排水・船舶航行など多岐に渡る。このような富栄養化は生態系における生物の構成を変化させ、一般には生物の多様性を減少させる方向に作用する。極端な場合では、赤潮や青潮などの現象を二次的に引き起こす為、富栄養化は公害や環境問題として広く認識されている。.

新しい!!: リン酸三カリウムと富栄養化 · 続きを見る »

中華麺

生麺 中華麺(ちゅうかめん)は、小麦粉を原料とする中国発祥の麺の一種。かん水(鹹水)を使って作られることが必須であり特徴である(現代では別の原料で代替されるものもある)。日本では、ラーメンや焼きそばなどに使用されることが多い料理の材料である。 かん水を入れる以外、基本的な製法は同じ小麦粉が原料のうどんやパスタと同じである。独特の成分のかん水を加えることで「コシ(噛みごたえ/弾力性)」・「黄色の色合い」・「独特の香り」・製法により「縮れ」など独特の特徴が出る。.

新しい!!: リン酸三カリウムと中華麺 · 続きを見る »

乳化剤

乳化剤(にゅうかざい、Emulsifier)は、乳化や起泡・消泡などの目的で使用される薬剤の総称。界面活性剤と概ね同義であるが、食品用として使用されるものでは界面活性剤と表記されることは稀である。本項では主に食品用乳化剤について扱う。食品用途以外の乳化剤については、界面活性剤を参照されたい。.

新しい!!: リン酸三カリウムと乳化剤 · 続きを見る »

リン酸

リン酸(リンさん、燐酸、phosphoric acid)は、リンのオキソ酸の一種で、化学式 H3PO4 の無機酸である。オルトリン酸(おるとりんさん、orthophosphoric acid)とも呼ばれる。リン酸骨格をもつ他の類似化合物群(ピロリン酸など)はリン酸類(リンさんるい、phosphoric acids)と呼ばれている。リン酸類に属する化合物を「リン酸」と略することがある。リン酸化物に水を反応させることで生成する。生化学の領域では、リン酸イオン溶液は無機リン酸 (Pi) と呼ばれ、ATP や DNA あるいは RNA の官能基として結合しているものを指す。.

新しい!!: リン酸三カリウムとリン酸 · 続きを見る »

リン酸三ナトリウム

リン酸三ナトリウム(リンさんさんナトリウム)は化学式 Na3PO4、分子量 163.92 の金属リン酸塩。無色または白色の結晶。通常は12水和物である。単にリン酸ナトリウムともいう。リン酸に多量の水酸化ナトリウムを加えた水溶液を蒸発濃縮させて得られる。加水分解して強塩基性の水溶液とされるが、その他の溶媒には溶けにくい。 写真用現像液、砂糖の精製、硬水軟化剤、リン酸系洗剤、製紙薬剤、皮なめし剤、染色助剤などに広く使われる。.

新しい!!: リン酸三カリウムとリン酸三ナトリウム · 続きを見る »

リン酸二水素カリウム

リン酸二水素カリウムの単結晶 リン酸二水素カリウム(リンさんにすいそカリウム、)ないしはリン酸一カリウム(リンさんいちカリウム、)はカリウムのリン酸塩で、化学式KH2PO4で表される無機化合物。しばしばKDPと略される。.

新しい!!: リン酸三カリウムとリン酸二水素カリウム · 続きを見る »

リン酸水素二カリウム

リン酸水素二カリウム(リンさんすいそにカリウム、)ないしはリン酸二カリウム(リンさんにカリウム、)は化学式K2HPO4で表される無機化合物。.

新しい!!: リン酸三カリウムとリン酸水素二カリウム · 続きを見る »

プロセスチーズ

プロセスチーズは、1種類、もしくは数種類のナチュラルチーズを原料として作られるチーズの種別。加工チーズまたはアメリカン・チーズとも呼ばれる。.

新しい!!: リン酸三カリウムとプロセスチーズ · 続きを見る »

エタノール

タノール(ethanol)は、示性式 CHOH、又は、CHCHOH で表される、第一級アルコールに分類されるアルコール類の1種である。別名としてエチルアルコール(ethyl alcohol)やエチルハイドレート、また酒類の主成分であるため「酒精」とも呼ばれる。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つである。殺菌・消毒のほか、食品添加物、また揮発性が強く燃料としても用いられる。.

新しい!!: リン酸三カリウムとエタノール · 続きを見る »

カリウム

リウム(Kalium 、)は原子番号 19 の元素で、元素記号は K である。原子量は 39.10。アルカリ金属に属す典型元素である。医学・薬学や栄養学などの分野では英語のポタシウム (Potassium) が使われることもある。和名では、かつて加里(カリ)または剥荅叟母(ぽたしうむ)という当て字が用いられた。 カリウムの単体金属は激しい反応性を持つ。電子を1個失って陽イオン K になりやすく、自然界ではその形でのみ存在する。地殻中では2.6%を占める7番目に存在量の多い元素であり、花崗岩やカーナライトなどの鉱石に含まれる。塩化カリウムの形で採取され、そのままあるいは各種の加工を経て別の化合物として、肥料、食品添加物、火薬などさまざまな用途に使われる。 生物にとっての必須元素であり、神経伝達で重要な役割を果たす。人体では8番目もしくは9番目に多く含まれる。植物の生育にも欠かせないため、肥料3要素の一つに数えられる。.

新しい!!: リン酸三カリウムとカリウム · 続きを見る »

結着剤

結着剤(けっちゃくざい)は、食品の保水性を高め、形状を保ったり食感を良くするために加えられる材料。本項では、食品添加物としての結着剤と、一般につなぎと呼ばれる材料について述べる。.

新しい!!: リン酸三カリウムと結着剤 · 続きを見る »

無機化合物

無機化合物(むきかごうぶつ、inorganic compound)は、有機化合物以外の化合物であり、具体的には単純な一部の炭素化合物(下に示す)と、炭素以外の元素で構成される化合物である。“無機”には「生命力を有さない」と言う意味があり、“機”には「生活機能」と言う意味がある。 炭素化合物のうち無機化合物に分類されるものには、グラファイトやダイヤモンドなど炭素の同素体、一酸化炭素や二酸化炭素、二硫化炭素など陰性の元素と作る化合物、あるいは炭酸カルシウムなどの金属炭酸塩、青酸と金属青酸塩、金属シアン酸塩、金属チオシアン酸塩、金属炭化物などの塩が挙げられる。 無機化合物の化学的性質は、元素の価電子(最外殻電子)の数に応じて性質が多彩に変化する。特に典型元素は周期表の族番号と周期にそれぞれ特有の性質の関連が知られている。 典型元素.

新しい!!: リン酸三カリウムと無機化合物 · 続きを見る »

表面処理

表面処理(ひょうめんしょり、surface treatment、surface finishing)は、機械工学等の分野においては、めっきや塗装など、素材表面の性質を高めるために行われる機械工作法の一種である。硬さや耐摩耗性、潤滑性、耐食性、耐酸化性、耐熱性、断熱性、絶縁性、密着性、および、装飾性や美観など、これらの性質のいくつかを向上させることを主要な目的として施される。 材料技術 (''cf.'') の一分野であり、合金設計を頂点としその傘下の加工、熱処理、溶接、鋳造などの材料プロセス技術群に属するが、補助的技術群のひとつである。しかし熱処理や研磨技術と同様に、金属母材の性能を極限までに高める重要な技術であるにもかかわらず、性能理論が確定しておらず、その存在が極端な過小評価に陥る場合がある。.

新しい!!: リン酸三カリウムと表面処理 · 続きを見る »

食品添加物

PAGENAME 食品添加物(しょくひん てんかぶつ、英語 food additives)は、食品製造の際に添加する物質のこと。広義には食品包装に使われる樹脂などを、間接食品添加物として扱う場合がある。 主な用途.

新しい!!: リン酸三カリウムと食品添加物 · 続きを見る »

食肉

牛、豚、鶏といった代表的な食肉 肉が大量に並ぶメキシコのスーパーマーケット 食肉(しょくにく)とは.

新しい!!: リン酸三カリウムと食肉 · 続きを見る »

魚肉練り製品

魚肉練り製品(ぎょにくねりせいひん、surimi)は、魚のすり身を主原料とし、食塩を加えて練って整形した後、加熱によりゲル化させて製造した食品。特有のテクスチャ(歯応え、弾力性)が特徴である。.

新しい!!: リン酸三カリウムと魚肉練り製品 · 続きを見る »

肥料

肥料(肥糧、ひりょう)とは、植物を生育させるための栄養分として、人間が施すものである。特に窒素・リン酸・カリは肥料の三要素と呼ばれる。肥料成分としては、他にカルシウム、マグネシウムを加えて肥料の五大要素である。さらに銅、亜鉛など、合計17種類は必須元素と呼ばれる。リン鉱石の枯渇が懸念されている。 肥料は、無機肥料と、有機肥料に大別される。前者は無機物が主であり水に溶けやすいが流出もしやすく、長期間の使用によって土壌障害の原因ともなる。後者は糠、草木灰、魚粕、糞など有機物であり、発酵などによって分解され、無機物となって植物に吸収される。2002年には一部は有機物のまま吸収されることが判明している。.

新しい!!: リン酸三カリウムと肥料 · 続きを見る »

醸造

醸造(じょうぞう)とは、発酵作用を利用してアルコール飲料(酒類)やその他の食品(主に液状の調味料)を製造することである。アルコール燃料等に転用する場合もある。 日本語の醸造という言葉は元来麹(こうじ)を用いて発酵させるものをさしたが、現代では麹以外の微生物を用いたものも含める。.

新しい!!: リン酸三カリウムと醸造 · 続きを見る »

MCフードスペシャリティーズ

MCフードスペシャリティーズ株式会社は、日本の調味料やパン資材等の食品化学製品を扱う国内トップクラスのメーカーであり、東京都千代田区に本社を置く。 もともとは協和醱酵工業(現・協和発酵キリン)の食品事業を分社化して設立されたが、協和醱酵工業がキリンホールディングスグループ入りしたのに伴い、グループ内の食品・調味料事業の再編を目的に、キリンフードテックを合併してキリン協和フーズとなった。2013年(平成25年)3月、三菱商事がキリンホールディングスから段階的に全株式を取得して、傘下に収めると発表し、2014年(平成26年)1月に商号をMCフードスペシャリティーズに変更した。.

新しい!!: リン酸三カリウムとMCフードスペシャリティーズ · 続きを見る »

水素イオン指数

水素イオン指数(すいそイオンしすう、Wasserstoffionenexponent)とは、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量で、記号pHで表す。水素イオン濃度指数または水素指数とも呼ばれる。1909年にデンマークの生化学者セレン・セーレンセンが提案した『化学の原典』 p. 69.

新しい!!: リン酸三カリウムと水素イオン指数 · 続きを見る »

洗浄助剤

洗浄助剤(せんじょうじょざい)とは、合成洗剤の洗浄力向上のために加えられる、水軟化剤やキレート剤などの添加剤。助剤やビルダーとも呼ばれる。かつては縮合リン酸塩が多く使われていたが、排水の富栄養化が問題になり、ゼオライトなどの代替物質に代わっていった。.

新しい!!: リン酸三カリウムと洗浄助剤 · 続きを見る »

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »