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ピラムモーン

索引 ピラムモーン

ピラムモーン(Φιλάμμων, )は、ギリシア神話の人物で、予言者、音楽家、詩人である。ピランモーン、あるいはピラモーン、長母音を省略してピラムモン、ピランモン、ピラモンとも表記される。アルゴナウタイの1人。コロス(合唱)の創始者とされる。 ダイダリオーンの娘キオネーとアポローンの子で、ヘルメースの子アウトリュコスとは双子の兄弟。が、アポローンとピロニースの子であるとも、クレタの神官カルマーノールの娘クリューソテミスの子であるともいわれる。ニュムペーのアルギオペーとの間にタミュリスが生まれたが、エウモルポスも彼の子供といわれることがある。 ピラムモーンはデルポイではピュティア競技会のアポローン讃歌を創作・吟唱する競技で、クリューソテミス、タミュリスとともに最古の優勝者の1人として知られていた。さらにレルネーではレルナイア祭におけるデーメーテール・プロシュムネーの秘儀を創設したことになっている。 後にピラムモーンはデルポイがプレギュアイ人に攻められたとき、アルゴスから援軍を率いてやって来て、デルポイに味方して戦い、戦死したという。.

33 関係: 双生児岩波文庫岩波書店中村善也京都大学学術出版会予言ヘルメースプルタルコスパウサニアスピューティア大祭テオクリトスデルポイデーメーテールニュンペーダイダリオーンアポローンアポロドーロスアルゴナウタイアルゴス (ギリシャ)アウトリュコスオウィディウスキオネーギリシア神話クリューソテミスクレタ島コロスタミュリス音楽家西沢竜生詩人高津春繁論創社長母音

双生児

ウィリアム・ブーグロー 双生児(そうせいじ)は同じ母親の胎内で同時期に発育して生まれた2人の子供である。いわゆる双子(ふたご)のことであり、多胎児の一種である。多胎児の中では一番多い。 受胎時の受精卵の数により、一卵性双生児(いちらんせいそうせいじ)と二卵性双生児(にらんせいそうせいじ)に大別される。 出産の時には数分程度の時間差で産まれることが多いが、中には数時間から数十日の間隔で生まれる場合もある(双子が一度の分娩で生まれるとは限らない)ので、誕生日・誕生年が異なってしまう兄弟姉妹もいる。 また日本では、かつて後から生まれた方を兄または姉、先に生まれた方を弟または妹として扱う慣習があったが、戸籍法上は生まれた順に記載する事となっている。 双子は多くの哺乳類(猫や羊、フェレットなど)で一般的に観察される出生形態の一つであり、例えば牛の双子発生率は1%から4%程度ある。ただし一般に犬猫の一腹の仔は双子等とは呼ばれず、単に兄弟として扱われる。双子受胎時の困難さを克服できる、あるいは管理することが出来ればより高利益を確保できるため、双子率を上昇させる研究も行なわれている。ただし、類人猿(ヒト上科)の多胎妊娠および多胎出産は非常に珍しい。.

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岩波文庫

岩波文庫(いわなみぶんこ)は、株式会社岩波書店が発行する文庫本レーベル。1927年(昭和2年)7月10日に、ドイツのレクラム文庫を模範とし、書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的として創刊された日本初の文庫本のシリーズ。最初の刊行作品は『新訓万葉集』などであった。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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中村善也

中村 善也(なかむら ぜんや、1925年 - 1985年)は、古典古代文学者。 福井県生まれ。京都大学文学部卒。西京大学、京都府立大学助教授、教授。在職中に死去。.

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京都大学学術出版会

一般社団法人京都大学学術出版会(きょうとだいがくがくじゅつしゅっぱんかい、英称:Kyoto University Press)は、京都大学の出版部に当たる一般社団法人で、大学出版部協会の会員。主として京都大学における学術的成果を出版活動を通じて公表・普及することを目的とする。現会長は山極寿一、理事長は末原達郎。同会の出版活動に対して、梓会出版文化賞第20回記念特別賞、2011年度地中海学会賞が授与されている。.

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予言

予言(よげん、prediction)とは、ある物事についてその実現に先立ち「あらかじめ言明すること」である。神秘的現象としての「予言」は、その中でも合理的には説明することのことのできない推論の方法によって未来の事象を語ることを指し、占星術やチャネリングと同じく疑似科学の領域の話題として扱われることが多い。未来の事象を扱う場合でも、自然科学や社会科学のモデルに則り、合理的な説明が可能なものは、神秘的な意味での予言とは扱われない。例として、人間の身近な物体の運動、天気予報、人口推計などが挙げられる。漢語としての「預言」と「予言」は本来同義である。一方、啓示宗教における預言と予言・予測は本来的に異なる概念である千代崎秀雄『世紀末的情況と終末預言』(いのちのことば社、1992年)pp.78-82、小杉泰『イスラームとは何か』(講談社現代新書、1994年)p.32。なお、日本での「預言」と「予言」の用字については預言者#訳語の問題を参照のこと。。また、預言や神託には、未来を語ったものも含まれており、その部分は予言でもある。本項では主に神秘的現象としての予言を取り扱い、対比として部分的に自然科学における未解明問題に対する予想に「予言」という語を充てる例を取り上げる。.

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ヘルメース

ヘルメース(Ἑρμῆς.、Hermēs)は、ギリシア神話に登場する青年神であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店。長母音を省略してヘルメスとも表記される。 オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、とりわけゼウスの使いであり、旅人、商人などの守護神である。能弁、境界、体育技能、発明、策略、夢と眠りの神、死出の旅路の案内者などとも言われ、多面的な性格を持つ神である。その聖鳥は朱鷺および雄鶏。幸運と富を司り、狡知に富み詐術に長けた計略の神、早足で駆ける者、牧畜、盗人、賭博、商人、交易、交通、道路、市場、競技、体育などの神であるとともに、雄弁と音楽の神であり、竪琴、笛、数、アルファベット、天文学、度量衡などを発明し、火の起こし方を発見した知恵者とされた。プロメーテウスと並んでギリシア神話のトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有する。.

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プルタルコス

プルタルコス像 プルタルコス(Πλούταρχος、羅:Plutarchus、46年から48年頃 - 127年頃)は、帝政ローマのギリシア人著述家。著作に『対比列伝』(英雄伝)などがある。英語名のプルターク(Plutarch )でも知られる。.

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パウサニアス

パウサニアス(Παυσανίας, Pausanias, 115年頃 - 180年頃)は2世紀ギリシアの旅行家で地理学者。『ギリシア案内記』の著者として知られる。この著作は当時のギリシアの地誌や歴史、神話伝承、モニュメントなどについて知る手がかりとされている。.

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ピューティア大祭

ピューティア大祭(ピューティアたいさい、英語:Pythian Festival、または、Pythian Games)は古代ギリシアの大祭で、デルポイの聖地に全ギリシアから市民が訪れて開催されたアポローン神の祭儀である。大祭は8年に一度開催される音楽競技を奉納していたが、後に隣接し、重税を課す都市クリッサとの戦争に勝利してからは体育競技を加え4年に一度の大祭に変更される。アポローンを称えるために、芸術分野の競技や、後にはオリュンピア大祭と似て、全ギリシア的に祝われた4つの古代競技祭典中の一つでもあった。.

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テオクリトス

テオクリトス(ΘΕΟΚΡΙΤΟΣ, Θεόκριτος,, Theocritus)は、古代ギリシアの詩人である。ギリシア文学史の牧歌の範疇の創造者にして『小情景詩』(エイデュリア、ΕΙΔΥΛΛΙΟΝ, )32編の著者。 生年は紀元前310-前318年と推定され、現在のシチリアに生まれた。前290年-前283年頃、コス島でプトレマイオス2世の家庭教師ピレタスに師事。ニキアス、アスクレピアデス、レオニダスともに学ぶ。この頃『牧歌』第1、3、6、8、11及び12歌を創作した。前285年-前275年、シチリアに移り、『牧歌』第4、5、9、10歌を創作。ポエニ戦争のためシラクサの僭主ヒエロン2世が前275年-前278年支配権を有していたと雖も、同僭主への頌歌第16歌を献上すると雖も、ヒエロン2世はテオクリトスを保護しなかった。そのため、前274年-前270年にかけて、東方のアレクサンドリアに招聘され、アレキサンドリアの王、プトレマイオス2世の保護下に移り、宮廷詩人として同宮廷に迎えられる。この時期に、カリマコスと非常に親しくなり、詩作もカリマコスの詩法の影響を受ける。前270年頃、コス島に戻り、ミレトゥスの許で過ごす。没年は前270年以降とされるが不詳。.

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デルポイ

デルポイ(Δελφοι / Delphoi)は、古代ギリシアのポーキス地方にあった都市国家(ポリス)。パルナッソス山のふもとにあるこの地は、古代ギリシア世界においては世界のへそ(中心)と信じられており、ポイボス・アポローンを祀る神殿で下される「デルポイの神託」で知られていた。古代デルポイの遺跡はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。 日本語では「デルフォイ」「デルファイ」と表記されることも多い。英語表記(Delphi)、フランス語表記(Delphes)や現代ギリシア語発音に基づく「デルフィ」も用いられる。遺跡の西にはデルフィの名を持つ集落があり、また遺跡を含む自治体の名前にもなっている。.

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デーメーテール

デーメーテール(ΔΗΜΗΤΗΡ, Δημήτηρ, )は、ギリシア神話に登場する女神である。長母音を省略してデメテルとも表記される。豊穣神であり、穀物の栽培を人間に教えた神とされる。オリュンポス十二神の一柱。その名は古典ギリシア語で「母なる大地」を意味する。「掟をもたらす者」という意味の「デーメーテール・テスモポロス」という別名がある。.

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ニュンペー

en)所蔵 ニュンペー(, )、複数形ニュンパイ()は、ギリシア神話などに登場する下級女神(精霊)である。 山や川、森や谷に宿り、これらを守っている。 一般に歌と踊りを好む若くて美しい女性の姿をしている。 ギリシア語の普通名詞としては「花嫁」や「新婦」を意味する。 ニュムペー、ニュムパイ、長母音を省略してニュンペ、ニュムペとも表記される。英語ではニンフと呼ばれる。 オリュンポス十二神のように完全な不老不死ではないが、非常に長命であるとされる。 また、樹木のニュンペーなどは、守護している樹木が枯れると自身も共に死ぬという。 庭園や牧場に花を咲かせ、家畜を見張り、狩りの獲物を提供し、守護する泉の水を飲む者に予言の力を授けたり、病を治すなど、恩寵を与える者として崇拝の対象となり、ニュンペーのいるとされる泉などには、しばしば供物が捧げられた。 ヘスペリデスの園を知る海神ネーレウスの居場所をヘーラクレースに教えたニュンペーたちは、ゼウスとテミスの間の娘であった。.

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ダイダリオーン

ダイダリオーン(Δαιδαλίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してダイダリオンとも表記される。明けの明星ヘオースポロスの子で、ケーユクスと兄弟。娘キオネーの父。剛勇を誇る好戦的な人物だったとされる。 オウィディウスによると、娘のキオネーはヘルメースとアポローンに愛されて、両神の子アウトリュコスとピラムモーンを生んだが、傲慢だったのでアルテミスに射殺された。 ダイダリオーンはこの死を嘆き、娘の火葬の炎の中に自分も飛び込もうとした。しかし人々に止められると、彼はパルナッソス山の山頂に登り、断崖から飛び降りた。アポローンは彼を哀れに思い、ダイダリオーンをハイタカに変えた。このためハイタカの一族は、ダイダリオーンが人間だったころの荒々しい性格を引き継いで、攻撃的な鳥になったのだという。ヒュギーヌスも同様の話を伝えている。.

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アポローン

アポローン(ΑΠΟΛΛΩΝ, Ἀπόλλων, )は、ギリシア神話に登場する男神。オリュンポス十二神の一柱であり、ゼウスの息子である。詩歌や音楽などの芸能・芸術の神として名高いが、羊飼いの守護神にして光明の神でもあり、イーリアスにおいてはギリシア兵を次々と倒した「遠矢の神」であり、疫病の矢を放ち男を頓死させる神「アポローンの矢に射られる」という表現は男が頓死することを意味した(ホメロス 『イリアス(上)』 松平千秋訳、394頁)。であるとともに病を払う治療神でもあり、神託を授ける予言の神としての側面も持つなど、付与された性格は多岐に亘る。もとは小アジアに起源をもつ神格で、本来は繁茂する植物の精霊神から転じて牧畜を司る神となったという説や、北方の遊牧民に起源を求める説など、アポローンの出自については諸説あり、複数の神格の習合を経て成立したものとも考えられている。古典期のギリシアにおいては理想の青年像と考えられ、また、ヘーリオス(太陽)と同一視されるようにもなった。 推定される原音に近づけてその名をカナ転写すればアポルローンとなるが、日本語のカタカナ表記ではアポローン、または長母音を省略してアポロンとするのが通例である。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アルゴナウタイ

ヘヴェリウス星図』 (1690年)よりアルゴ座の星座図—「物言う木」が船首ではなく船尾に描かれている(この図は天球儀の展開図として描かれているため、実際の星空と左右が逆転している) アルゴナウタイ(古典ギリシア語:Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。 アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテース(Ἀργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。ラテン語では、アルゴナウタエ(Argonautae)、英語ではアルゴノーツ(Argonauts)。.

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アルゴス (ギリシャ)

アルゴス(Άργος / Árgos)は、ギリシャ共和国ペロポネソス地方東北部にある人口約2万5000人の都市。古代ギリシアの都市国家であり、古代アルゴリスの中心地であった。現在はアルゴリダ県市に属し、同市の中心地区である。.

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アウトリュコス

アウトリュコス(Αὐτόλυκος, )は、ギリシア神話の人物である。盗みの名人として知られ、アルゴナウタイの一人に数えられる。 ダイダリオーンの娘キオネーとヘルメースの息子で、ピラムモーンとは父親の違う双子の兄弟だともいう。アウトリュコスはアムピテアーを妻とし、アンティクレイア、ポリュメーデー、アイシモスが生まれた。アンティクレイアはオデュッセウスの母、ポリュメーデーはイアーソーンの母(別説ではアルキメデーとされる)、アイシモスはシノーンの父となった。 父ヘルメースから盗みの技と巧妙な偽誓の術を学び、手で触れるものすべてを目に見えないようにすることができた。また、白い獣を黒く、黒い獣を白くする術を心得、角のある獣から角を取り去って、それを角のない獣に取り付けることもできた。カール・ケレーニイによれば、アウトリュコスとは「狼そのもの」の意である。.

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オウィディウス

プーブリウス・オウィディウス・ナーソー(Publius Ovidius Naso,; 紀元前43年3月20日 - 紀元後17年又は18年)は、帝政ローマ時代最初期の詩人の一人。共和政末期に生まれ、アウグストゥス帝治下で平和を享受し繁栄するローマにて詩作を行った。エレギーア形式で詠まれた『』や『』などの恋愛詩集や、叙事詩の形式で詠まれた『変身物語』などがよく知られている。『変身物語』は15巻12000行あまりの大作で、韻律としてヘクサメトロスを用い、神話伝説上の数々の変身譚を語る。一般にの集大成と受け取られている。 存命中から絶大な人気を博したオウィディウスであったが、紀元後8年にアウグストゥス帝の命により黒海に面した僻地に追放され、そこで生涯を閉じた。追放の理由はよくわかっておらず、文学史上最も不可解な事件の一つである。オウィディウス自身は追放の原因を「一つの詩歌と一つの過誤(carmen et error)に帰す」とだけ書いた。その言葉の選びようが意味深長であるからかえって、その意図するところをめぐって、後代の学者たちが膨大な議論を積み重ねることになった。 ラテン文学史上は「黄金の時代」の掉尾を飾る詩人とされる。オウィディウスの詩作品は後期古代から中世にかけての時代に多くの詩人に模倣され、西洋美術とに絶大な影響を与えた。ウェルギリウスやホラティウスよりは一世代若い世代に属する。彼らの時代から下ること数十年後の修辞学者クインティリアヌスはオウィディウスを最後のラテン恋愛悲劇作家と評したQuint.

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キオネー

ネー(Χιόνη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してキオネとも表記される。同名の人物が複数知られており、それらは、.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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クリューソテミス

リューソテミス(, Chrysothemis)は、ギリシア神話に登場する女性の名前である。同名の女性が複数知られている。日本語では長母音記号を省略しクリュソテミスともいう。 この名前は「黄金の秩序」(Golden Justice)を意味する。.

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クレタ島

レタ島(Κρήτη / Kriti; Crete)は、ギリシャ共和国南方の地中海に浮かぶ同国最大の島。古代ミノア文明が栄えた土地で、クノッソス宮殿をはじめとする多くの遺跡を持つ。また、温暖な気候や自然景観から地中海の代表的な観光地でもある。 クレタ島は島全体で、ギリシャ共和国の広域自治体であるペリフェリア(地方)を構成する。首府はイラクリオ(イラクリオン)。.

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コロス

(、 chorus)は、古代ギリシア劇の合唱隊のこと。ディテュランボスおよびtragikon dramaから発生したと考えられている。コロスは観客に対して、観賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、劇のテーマについて注釈し、観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える。また、劇中の一般大衆の代弁をすることもある。多くの古代ギリシア劇の中で、コロスは登場人物が劇中語れなかったこと(恐怖、秘密など)を代弁する。コロスの台詞は通常、歌の形式を採るが、時にはユニゾンで詩を朗読する場合もある。 コロスは、悲劇・喜劇が抒情詩作品だった時期の古代ギリシア劇で、重要かつ主要な構成要素だった。とくに、アイスキュロスが複数の俳優を使いだす以前は、たった一人しかいなかった俳優に対する重要な相手役だった。その重要性が減衰していったのは紀元前5世紀以降で、コロスは劇の動きから切り離されはじめる。後の時代の劇作家、たとえばソポクレスなどは、それ以前の作家ほどコロスに依存しなくなった。ソポクレスの『オイディプス王』を始めとするテーバイ三部作の中で、コロスは全知の解説者の役割を果たし、しばしば物語の教訓性を補強した。コロスは「解説者」と「登場人物」の中間に位置するようになり、登場人物である時は、他の登場人物たちに彼らが必要とする洞察を与えた。 コロスには、1〜3人の俳優で演じられる劇を説明して助ける役割があった。古代ギリシアの円形劇場は非常に大きかったので、遠くの観客にもわかるよう動きは誇張され、また発声もはっきり聞き取れるようにした。技術的には、シンクロニゼーション(同期性)、エコー、波紋、身体表現を駆使し、仮面をつけていた。.

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タミュリス

タミュリス(Θάμυρις, )、あるいはタミュラース(Θαμύρας, )は、ギリシア神話の人物で、トラーキアの有名な音楽家、吟遊詩人である。美男で、リラ(竪琴)の名手。 ピラムモーン(アポローンの子)とニュムペーのアルギオペーの子とされるがアポロドーロス、1巻3・3。パウサニアス、4巻33・3。、ムーサイのメルポメネー、あるいはエラトーの子供ともいわれる高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.147a。。一説にタミュリスの娘メニッペーはオルペウスの母という。またタミュリスは美少年ヒュアキントスの最初の恋人であり、ラーイオス同様、ギリシア人で最初の男性同性愛者といわれる。 神話によるとタミュリスはリノスから音楽を学んだが、ムーサイに対する不敬によって音楽の全ての技を失ったとされる。 タミュリスはオイカリアの王エウリュトスの王宮を辞して旅をしていたが、メッセーネーのドーリオンでムーサイに出会い、ムーサイたちに歌で勝利して見せようと宣言したため、怒ったムーサイたちは彼を盲目にし、声を奪い、さらにリラの技を忘れさせた。 後代の伝承ではタミュリスはムーサイ全員を自分のものとするため、敗れたらムーサイの欲するものを何でも差し出すという条件で、あるいはムーサイの1人と結婚するため、歌比べの勝負を挑んだが敗北した。全てを失ったタミュリスはリラをドーリオン近くの川に投げ捨てたので、その川はバリュラ川と呼ばれた。 なお、ソポクレースはこの物語を題材に悲劇『タミュラース』を作った。.

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音楽家

音楽家(おんがくか)、ミュージシャン(musician)は、曲を作ったり(作曲・編曲)、演奏したりする人のこと。主に実演家(プレイヤー)と制作者に大別される。.

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西沢竜生

西沢 龍生(にしざわ りゅうせい、旧字体では西澤 龍生、1928年7月27日 - )は、日本のスペイン史学者、筑波大学名誉教授。 東京府生まれ。東京高等師範学校卒。杉勇等から薫陶を受ける。京都帝国大学史学科卒。下村寅太郎に師事する。東京教育大学助手、東海大学助教授、愛知県立大学教授を経て、筑波大学教授、1992年定年退官、名誉教授、東京成徳大学教授。 原随園、井上智勇、田中美知太郎の指導のもと、古典古代史の研究から出発したが、後にオルテガの翻訳など、スペイン史、ヨーロッパ精神史を研究した。.

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詩人

詩人(しじん)とは、詩を書き、それを発表する者。また、そのことを職業にしている者。 後者でも詩作のみで生活している人はほとんどおらず、多くの場合、評論、随筆、翻訳、小説、音楽、絵画、演劇、漫画、歌の作詞など他の分野の創作活動を並行して行っていたり、あるいは(文学と縁遠い)他の職業を持っている。たとえば高村光太郎は彫刻家としても多数の作品を残しているし、草野心平にはバーや居酒屋の経営をしていた時期がある。アルチュール・ランボーは10代に残した業績によって詩人と呼ばれているが、詩作を止めた後は貿易商などさまざまな仕事に捧げた。 シンガーソングライターが詩人としても高い評価を得、詩集を出すまでに至る例もある。ボブ・ディラン、パティ・スミスなどがその例である。 また、詩人は古くから聴衆を前に自身の詩を朗読するのを常としていたが、その行為を、ポエトリーリーディングという表現形態において現代社会に甦らせた動きが、欧米のみならず、日本においても1990年代の半ば以降見受けられる、フランスのパリのレーベルで自身のポエトリーリーディングのCDを出している詩人であり美術家でありポエトリーリーディングアートパフォーマーである千葉節子等がその代表的な例である。 詩を書く者以外に対しても「詩人」という言葉が使われることがある。新明解国語辞典第六版(三省堂)にもそのような広義の意味が書かれているし、三好達治は『詩を読む人のために』(至文堂、1952年)の中で「誰かもいったように」と前書きした上で「詩を読み詩を愛する者は既に彼が詩人」であると書いている。 歌の歌詞の作者のことは一般に作詞家と呼ばれる。.

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高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

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論創社

論創社(ろんそうしゃ)は、日本の出版社。.

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長母音

長母音(ちょうぼいん)とは、母音の持続時間が長いものをいう。これと対照的に持続時間が短いものは、短母音(たんぼいん)と呼ばれる。.

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ピランモーン

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