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ディティ

索引 ディティ

ディティ(दिति Diti)は、インド神話に登場する女性。ダクシャの娘の1人で、カシュヤパ仙の妻。ダイティヤ(「ディティの息子たち」の意)と呼ばれるアスラ族の母。 ディティの子供たちの中で有力なアスラ王であったヒラニヤークシャとヒラニヤカシプの前世はヴィシュヌ神に仕える門番ジャヤとヴィジャヤであった。彼らは聖仙サナカに非礼であったので、サナカの呪いによってアスラとして女神ディティの子として転生したとされる。 またマルト神群もディティから生まれたといわれる。それによるとヒラニヤークシャとヒラニヤカシプがヴィシュヌ神に殺されたとき、ディティはその責任がヴィシュヌに助けを求めたインドラ神にあると考えた。そこでインドラを倒せる息子を得るために厳しい苦行を行った。これを知ったインドラがディティに和解を申し入れ、彼女に仕えたいと言った。そして彼女が苦行に疲れてぐったりしている隙に彼女の胎内に入り込み、ヴァジュラで胎児を切り裂いた。その結果、胎児は49のマルト神群となって生まれてきたという。.

16 関係: マルト神群リシヴィシュヌヒラニヤークシャヒラニヤカシプダイティヤダクシャアスラインドラインド神話カシュヤパ前世菅沼晃苦行東京堂出版

マルト神群

Sambor_Prei_Kukから発見されたマルト神群の石彫(7世紀前半)。パリ、ギメ東洋美術館所蔵。 マルト神群(マルトしんぐん、मरुत,, Marutas)は、インド神話に登場する暴風雨を神格化した神々の1群である『インド神話伝説辞典』, p. 314.

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リシ

寺院のリシのレリーフ リシ(Ṛṣi、Rishi)とは、本来サンスクリットで、ヴェーダ聖典を感得したという神話・伝説上の聖者あるいは賢者達のこと。漢訳仏典などでは「仙人」などとも訳され、インド学では「聖賢」などと訳される。または、サンヒターの内の1つ。.

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ヴィシュヌ

ヴィシュヌ(विष्णु Viṣṇu)はヒンドゥー教の神である。ブラフマー、シヴァとともにトリムルティの1柱を成す重要な神格でありDavid White (2006), Kiss of the Yogini, University of Chicago Press, ISBN 978-0226894843, pages 4, 29、特に ヴィシュヌ派では最高神として信仰を集める, (1996), p. 17.

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ヒラニヤークシャ

倒されるヒラニヤークシャ。右がヴァラーハ ヒラニヤークシャ(, Hiranyāksha)は、インド神話に登場するアスラ族の名。名の意味は「金の目を持つもの」という意味である『インド神話伝説辞典』, p. 281.(ヒラニヤークシャ)。 カシュヤパ仙とディティの子。ダイティヤ族(「ディティの子」を意味するアスラ族の一派)のひとり。三界を征服したアスラ王ヒラニヤカシプとは兄弟『インド神話伝説辞典』, p. 70.(ヴァラーハ)。軍神スカンダに倒されたターラカや、アディティから秘宝のイヤリングを盗んだナラカ(奈落)は彼の息子とされる。また苦行によってシヴァ神からアンダカ(暗黒)を子供として授かった。 ヴィシュヌ神の敵対者であり、ヴィシュヌがヴァラーハ(猪)に化身して海中に没した大地を持ち上げるのを邪魔したが、逆に討ち取られた。大地を海中に沈めたのはヒラニヤークシャの仕業だとする神話もある。.

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ヒラニヤカシプ

ヒラニヤカシプ(, Hiranyakashipu)とは、インド神話に登場するアスラの名前である。子はプラフラーダである。名の意味は「金の衣を着たもの」という意味である『インド神話伝説』, p.281.

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ダイティヤ

ダイティヤ(Daitya)は、インド神話に登場するアスラの一族。「ディティの息子たち」という意味で、主にカシュヤパ仙とその妻の1人ディティとの間に生まれた子供たち、あるいはその家系に属する一族を指す。 神話上での神々(デーヴァ)の敵対者が、しばしばこの一族に属している。ディティの子ヒラニヤークシャ、ヒラニヤカシプや、その子孫にあたるマハーバリはヴィシュヌ神の化身(アヴァターラ)に倒された。他にもティローッタマーが原因で死闘を繰り広げたスンダ、ウパスンダ兄弟王もダイティヤ族の末裔とされる。 ただし、デーヴァであるシヴァ・スカンダ親子と共闘するバーナースラや、ヴィシュヌを篤く信仰するプラフラーダなどもダイティヤ族とされ、すべてのダイティヤ族がデーヴァと敵対しているわけではない。 また、マハーバリの妻で、バーナースラの母であるコータヴィーはダイティヤ族の守護女神とされる。 category:インド神話の種族 category:アスラ.

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ダクシャ

ヴァの化身とダクシャ(右) ダクシャ.

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アスラ

アスラ(असुर asura)とは、インド神話・バラモン教・ヒンドゥー教における神族または魔族の総称。 本来、『リグ・ヴェーダ』に見られるように、古代インドにおいてアスラは悪役的な要素はあまりなく、デーヴァ神族の王インドラに敵対することもある天空神・司法神ヴァルナとその眷属を指していたが、その暗黒的・呪術的な側面が次第に強調されるようになり、時代が下った古代インドではアスラを魔族として扱うようになった。「アスラはア(a=非)・スラ(sura=生)である」という俗語源説も、この転回を支持するものだった。 インド神話がバラモン教からヒンドゥー教へと発展し、シヴァ・ヴィシュヌが新しく主神となると、アスラはヴァルナの眷属であるという設定はなくなり、神々の敵対者、主にダーナヴァ族・ダイティヤ族の総称としてアスラの呼称は使われるようになった(カシュヤパ仙の憎しみから生まれたヴリトラや、シヴァの破壊衝動から生まれたジャランダーラなどもアスラとして扱われているため、必ずしもこの限りではない)。彼らはデーヴァ(神々)のようにアムリタを飲んではいないため、不死・不滅の存在ではないが、自らに想像を絶する厳しい苦行を課すことによって神々をも超越する力を獲得し、幾度となくデーヴァ(神々)から世界の主権を奪うことに成功している。 アスラが仏教に取り込まれてそれが中国に伝わると、漢字を当てて「阿修羅」と表記されるようになった。また、中国において「阿」の文字が名の接頭辞(日本でいう「○○ちゃん」、また1文字の女性名(:Category:日本語の女性名参照)に添えられる「お」に該当する)と同じ表現であることからか、「修羅」とも呼ばれる。.

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インドラ

インドラ。アイラーヴァタに乗っている ミャンマー、タヂャーミン寺院のインドラ(サッカ) インドラ(Indra、इंद्र、इन्द्र)はバラモン教、ヒンドゥー教の神の名称である。省略しない名称は「サンスクリット語:シャクロー・デーヴァナーン・インドラハ、パーリ語:サッコー・デーヴァナン・インドー」で「強力な神々の中の帝王」を意味する(シャクラ・デーヴァナーン・インドラハ)とする文献も。「」は、男性名詞「(男神)」の複数形・属格。は、(王、征服者)の単数形・主格。「(シャクロ―)」は形容詞「(強力な、有能な)」の変化形。インドラの修飾語であるが、固有名詞とする説もある。その場合は「神々の帝王であるシャクラ」となる。。「シャクラ()」や「サッカ()」とも呼ばれる。 デーヴァ神族に属する雷霆神、天候神、軍神、英雄神である。ディヤウスとプリティヴィーの息子。 特に『リグ・ヴェーダ』においては、最も中心的な神であり、ヴァルナ、ヴァーユ、ミトラなどとともにアーディティヤ神群の一柱とされる。また、『ラーマーヤナ』には天空の神として登場する。 漢訳では、因陀羅・釋提桓因・帝釈天・天帝釈・天主帝釈・天帝・天皇などと書かれ、特に仏教における帝釈天の名で知られている。 株式会社日立ソリューションズ・ビジネス 『世界大百科事典 第2版』 Kotobank、2014。楠戸義昭 『戦国名将・智将・梟将の至言』 学習研究社、2009。楠戸義昭 『戦国武将名言録』 PHP研究所、2006。。-->.

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インド神話

ヒンドゥー教の最高神の一柱、シヴァの石像 インド神話(インドしんわ)は、インドに伝わる神話であり、特にバラモン教、ヒンドゥー教、仏教に伝わるものを指す。成立時期や伝承者の層などによって様々な神話があるが、概ねヴェーダ神話がバラモン教に、叙事詩・プラーナ神話がヒンドゥー教に属し、ブラーフマナ・ウパニシャッド神話がその両者を繋ぐものと考えられている。 以下、ヴェーダ神話とブラーフマナ・ウパニシャッド神話、叙事詩・プラーナ神話の3つに大別して概説する。.

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カシュヤパ

アンドラプラデシュ州でカシュヤパ像 カシュヤパ(サンスクリット कश्यप kaśyapa)は、古代インドのリシである。アトリ(Atri)、ヴァシシュタ(Vashistha)、ヴィシュヴァーミトラ(Vishvamitra)、ジャマダグニ(Jamadagni)、バラドヴァージャ(Bharadwaja)、ゴータマ(Gautama)の6人とともに現在のマンヴァンタラ(Manvantara、マヌに始まる暦)における7賢人(Saptarishi)のひとりに数えられる。 に代表されるShrutarshiは立法を司り、Jaiminiに代表されるKarmakandaは祭事を司る。--> また、彼はカシュヤパ・サンヒター(あるいはジヴァキヤタントラ(Jivakiya Tantra))の著者でもある。この書は特に小児科学、婦人科学、産科学の分野を扱うアーユルヴェーダの参考図書である。 カシュヤパとされる人物が複数存在した、或いはそもそも「カシュヤパ」は個を特定するものではなくある種の役職であったのではないかと考える向きもある。.

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前世

前世(ぜんせ)とは、ある人生を起点として、それより前の人生のことを指す。転生を認める世界観ならば、必然的に内包する概念である。人の転生が何度も繰り返されているということを認めるならば、全ての人は皆、ひとつではなく多数の前世を持っているということになる。.

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菅沼晃

菅沼 晃(すがぬま あきら、1934年4月5日-2016年4月7日)は、日本の仏教学者。.

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邸 門(もん、かど)とは、敷地と外部を区切る塀や垣に通行のために開けられた出入口のこと。外構の一種。 正面口のことは、特に正門(せいもん)とよばれる。門の脇の柱を門柱(もんちゅう)、門の番人を門番(もんばん)、門の扉を門扉(もんぴ)とそれぞれ呼ぶ。.

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苦行

苦行(くぎょう)とは、身体を痛めつける事によって自らの精神を高めようとする宗教的行為。禁欲とも密接に関係し主立った宗教(仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、神道など)には共通して禁欲主義的な傾向が見られる。.

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東京堂出版

株式会社 東京堂出版(とうきょうどうしゅっぱん)は、東京都千代田区にある日本の出版社。.

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