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ターナ文字

索引 ターナ文字

ターナ文字 (ތާނަ; Thaana) はモルディブで話されているディベヒ語の表記に用いられる文字である。アブギダの一種ではあるが、その母音字はアブジャド系であるアラビア文字の母音記号から派生したものである。ターナ文字は非常に表音的な文字である。多少のまれな例を除いて、綴りと発音は相互に予測可能である。ディベヒ語のローマ字表記と単純に対応づけられている。 ターナ文字の起源は、世界の文字の中で独特である。最初の9文字 (h - v) はアラビア文字の数字を起源としており、次の9文字 (m - d) はインド数字を起源としている (アラビア数字参照)。借用語の表記とアラビア語転記用に用いるための文字 (z - ch) は、ディベヒ語で用いられる類似の子音にダイアクリティカルマークを付け加えたものである。例外はただ1文字で、y のみは起源が不明である。これは、ターナ文字は原シナイ文字を図形的に継承していないごく少数のアルファベットの1つであることを意味する。ただしインド数字を除く(ブラーフミー文字参照)。 アラビア文字と同様、右から左に書かれる。アラビア文字に由来するダイアクリティカルマークにより母音を表す。各文字には1個の母音か、母音が存在しないことを表すスクンをつけなければならない。文字アリフには3つの異なる用法がある: (1)前に子音がつかない母音を表すために使う、(2)スクーンを伴って、促音を表す。(3)アリフ+スクーンが単語の末尾に来たときは、その単語が /eh/ で終わることを表す。 Unicode では U+0780 - U+07BF (ހ - &#1983)。U+07B1は Unicode 3.2、それ以外は Unicode 3.0 で収録されている。.

17 関係: 促音モルディブローマ字ワディ・エル・ホル文字と原シナイ文字ブラーフミー文字ディベヒ語ダイアクリティカルマークアラビア語アラビア文字アラビア数字アルファベットアブギダアブジャドインド数字国際音声記号Unicode文字

促音

促音(そくおん)は、つまる音ともいい、日本語のかな表記で「っ」「ッ」で表され、1モーラとして数えられる。ただし、単独では成立せず、通常、3モーラを構成する真ん中の要素としてのみ存在する。.

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モルディブ

NASAによるモルディブのサテライトイメージ モルディブ共和国(モルディブきょうわこく、ދިވެހިރާއްޖޭގެ ޖުމްހޫރިއްޔާ, )、通称モルディブは、アジアのインド洋にある島国で、インドとスリランカの南西に位置する。.

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ローマ字

ーマ字(ローマじ)は、仮名文字をラテン文字に転写する際の規則全般(ローマ字表記法)、またはラテン文字で表記された日本語(ローマ字つづりの日本語)を表す。.

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ワディ・エル・ホル文字と原シナイ文字

原シナイ文字(げんシナイもじ)は、シナイ半島の (アラビア語: سرابت الخادم) で発見された、青銅器時代中期 (紀元前2000年-紀元前1500年) の年代と推定される少数の刻文に使われている文字を指す。 最古の「原シナイ文字」刻文は、早くて紀元前19世紀、遅くて紀元前16世紀のものと推定される。「主な議論は早い時期である1850BCごろか、遅い時期である1550BCごろかで争われている。どちらの時期をとるかによって、原シナイ文字と原カナン文字のどちらが古いか、そこからの帰結として音素文字がエジプトとパレスチナのどちらで生まれたかが決定される」。青銅器時代の「原シナイ文字」およびさまざまの「原カナン文字」の刻文資料はわずかな量のものしか存在しない。青銅器時代が崩壊し、レヴァント地方に新しいセム系の王朝が勃興して、はじめて鉄器時代のフェニキア文字の直接の祖先である「原カナン文字」(ビブロス刻文)が現れる。 いわゆる「原シナイ文字」は、1904年から1905年にかけての冬にシナイ半島でフリンダーズ・ピートリー夫妻が発見した。これに加えて、紀元前17世紀から15世紀のものとされるさまざまな短い「原カナン文字」刻文がカナンで発見された。より新しくは、1999年に:en:John Darnellと:en:Deborah Darnellが中エジプトでいわゆるワディ・エル・ホル文字(ワディエルホルもじ、英語:Wadi el-Hol script)を発見した。紀元前19世紀から紀元前18世紀頃のものと推定される。.

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ブラーフミー文字

ブラーフミー文字(ブラーフミーもじ、Brāhmī script)は、初期のブラーフミー系文字の一種である。ブラーフミー文字で書かれた最も有名な碑文としては、紀元前3世紀頃の石に刻まれたアショーカ王法勅がある。これは長い間、ブラーフミー文字の最初期の使用例であると考えられてきた。しかし、最近の南インドとスリランカにおける考古学的知見は、ブラーフミー文字が最も初期に使われたのは紀元前6世紀前後であると示唆している。年代は放射性炭素法と熱ルミネッセンス法で測定された。 ブラーフミー文字は南アジア、東南アジア、チベット、モンゴルのほとんどの文字体系の祖である。さらにパスパ文字を通じて朝鮮のハングルにも影響を与えている可能性が高い。ブラーフミー数字は、現在世界中で使われているアラビア数字の元になっている。.

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ディベヒ語

ディベヒ語(ディベヒご、ディベヒ語: ދިވެހި)はインド・ヨーロッパ語族に属する言語である。話者数はおよそ30万人である。モルディブ共和国の公用語でもある。モルディブ周辺のミニコイ諸島にも話者がいる。地理的な近さからシンハラ語の影響を多く受け、現代ディベヒ語の構築には英語、ヒンディー語、フランス語、ペルシャ語、ポルトガル語なども影響している。シンハラ語とともにインド語派の中でも最南部で話されているグループであり、他の言語には無い特徴を持っていることから、この二つの言語はもともと同じで、後から分岐したのではないかと推測されている。1700年頃までは左から書かれていたが、モルディブでのイスラム教の普及に伴いアラビア語の影響を受けて徐々に右からになった。20世紀前半からは公用文章も右からになり、1960年代には孤島に残っていた左書きの使用者が絶えてしまった。 モルディブおよびその周辺は北から南へ広範囲に渡って島が点在しているため各島の方言差は大きく、北の人が南の方言を聞いても全く分からないという。.

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ダイアクリティカルマーク

ダイアクリティカルマーク()または発音区別符号(はつおんくべつふごう)は、ラテン文字等の文字で、同じ字形の文字であるが、発音が区別されるべき場合に文字に付される記号のこと。あえて日本語の文字で似た概念を探せば、濁点と半濁点に相当するであろう。満州文字における圏点もこれに類似したものといえる。.

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アラビア語

アラビア語(アラビアご、اللغة العربية, UNGEGN式:al-lughatu l-ʻarabīyah, アッ.

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アラビア文字

アラビア文字(アラビアもじ)は、アラビア語をはじめ、世界中のイスラム文化圏に属する諸言語を記述するのに使われる文字。ラテン文字、漢字に次いで、世界で三番目に使用者数が多い文字体系である。.

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アラビア数字

アラビア数字(アラビアすうじ、Arabic numerals)あるいはインド・アラビア数字は、インド数字に起源を持つ十進記数法の数字である。 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 の10種類がある。.

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アルファベット

アルファベット(alphabet)は、ひとつひとつの文字が原則としてひとつの子音または母音という音素をあらわす表音文字の一種であり、また、それを伝統的な配列で並べたものをいう。「アルファベット」という語は、ギリシア文字の最初の2文字 α, β の読み方である「アルファ」(ἄλφα)、「ベータ」(βήτα)に由来する。 日常語において「アルファベット」という単語は主にヨーロッパ系の言語の文字一覧を表すが、学術的には後述する定義を満たしさえすればヨーロッパ系の言語でなくともよい。また、文字一覧はどの言語習得においても初期に学ぶことであるから、「学習の初歩」を意味することもある。 なお、英語の「alphabet」という単語は日常語においてもヨーロッパ系言語に限らない文字一覧を表す。たとえばハングルはKorean alphabetと呼ばれる。 日本においては「アルファベット」の語は、世界でもっとも広く通用している代表的なアルファベットであるラテン文字(ローマ字)の代名詞としても定着しており、一方で(歴史的経緯により)「ローマ字」の語を日本語のラテン文字化に限定する用法も一般的である。 形式言語とオートマトンの理論の用語では、その対象とする文字列や文などに現れる要素(終端記号)を「アルファベット」という。これは、一般的な用語のアルファベットとだいたい同様に文字のことを指すこともあるが、文字というよりは語にあたる「トークン」のことである場合もある。詳細は、アルファベット (計算機科学) の記事を参照。.

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アブギダ

アブギダ(abugida。アルファシラバリー alphasyllabary、シラビックス syllabics とも)は、文字体系の分類のひとつ。子音の符号(書記素)だけを書くと、子音にある決まった母音が続くものとして読む。その母音をなくしたいときや、ほかの母音を続けたいときは、補助的な符号を使うなどしてそのことを明示するのが普通である。デーヴァナーガリーなどの、インド語派で用いられるブラーフミー系文字のさまざまな文字体系をはじめとして、現在世界で用いられる文字体系のおよそ半数はアブギダである。.

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アブジャド

アブジャド(abjad。時に子音文字または単子音文字 consonantary とも)とは、文字体系の分類のひとつ。ひとつの子音に対し、通常ひとつの音素文字をもつ。アブジャドは、子音のみを基本的な書記素で表し、母音はそうしないという点で、アルファベットと異なる。アブジャドはまた、母音の音を音韻論的に暗示し、表記体系にはニクダーやハラカのような母音マークがあるものの、必ず書かなければならないというわけではないという点で、アブギダとも異なる。アブギダでは、母音をダイアクリティカルマーク、字のわずかな変形、独立した書記素などによって必ず付加する。特別な記号を使って随伴母音を脱落させることで、子音だけを明示できるアブギダもある。音節文字では、書記素で完全な音節を表示する。 アブジャドおよびアブギダという用語はピーター・T・ダニエルズの創案になるものである。.

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インド数字

インド数字(インドすうじ)、ヒンディー数字、あるいはアラビア・インド数字とは、アラビア語などでアラビア文字と共に用いられる数字である。ペルシア語では 4, 5, 6 の字形がやや異なる。 インドの数字に由来するのでインド数字と呼ばれるが、インドではなくアラビアで使われる数字である。 アラビア文字は右から左に書かれるが、インド数字は左から右に記す。.

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国際音声記号

国際音声記号 (こくさいおんせいきごう、Alphabet phonétique international (API), International Phonetic Alphabet (IPA)::aɪphiːeɪ:) は、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号である。国際音声字母(こくさいおんせいじぼ)、国際音標文字(こくさいおんぴょうもじ)とも言う。.

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Unicode

200px Unicode(ユニコード)は、符号化文字集合や文字符号化方式などを定めた、文字コードの業界規格である。文字集合(文字セット)が単一の大規模文字セットであること(「Uni」という名はそれに由来する)などが特徴である。 1980年代に、Starワークステーションの日本語化 (J-Star) などを行ったゼロックス社が提唱し、マイクロソフト、アップル、IBM、サン・マイクロシステムズ、ヒューレット・パッカード、ジャストシステムなどが参加するユニコードコンソーシアムにより作られた。1993年に、国際標準との一致が図られ、DIS 10646の当初案から大幅に変更されて、Unicodeと概ね相違点のいくつかはDIS 10646に由来する互換のISO/IEC 10646が制定された。.

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文字

文字(もじ)とは、言葉・言語を伝達し記録するために線や点を使って形作られた記号のこと。文字の起源は、多くの場合ものごとを簡略化して描いた絵文字(ピクトグラム)であり、それが転用されたり変形、簡略化されたりして文字となったと見られる。.

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