目次
34 関係: 基本相互作用、原子、吉岡書店、場の量子論、ノーベル物理学賞、マックス・プランク・メダル、ハイネマン賞数理物理学部門、ポメランチュク賞、ラルス・オンサーガー賞、ローマ、ローマ・ラ・サピエンツァ大学、ボルツマン賞、ディラック賞、ニコラ・カビボ、アッカデーミア・デイ・リンチェイ、イタリア、ウルフ賞物理学部門、カーダー・パリージ・ザン方程式、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞、クラウス・ハッセルマン、コロンビア大学、ゆらぎ、理論物理学、系 (自然科学)、眞鍋淑郎、統計力学、青山秀明、青木薫、高エネルギー・素粒子物理学賞、高等師範学校 (パリ)、Institut des Hautes Études Scientifiques、惑星、1948年、8月4日。
基本相互作用
基本相互作用(きほんそうごさよう、Fundamental interaction)は、物理学で素粒子の間に相互にはたらく基本的な相互作用。素粒子の相互作用、自然界の四つの力、相互作用とも。
原子
原子(げんし、)は化学的手段では分割できない元素の最小単位であり、陽子と中性子からなる原子核と、それを取り囲む電磁気的に束縛された電子の雲から構成される。原子は化学元素の基本粒子であり、化学元素は原子に含まれる陽子の数によって区別される。たとえば、11個の陽子を含む原子はナトリウムであり、29個の陽子を含む原子は銅である。中性子の数によって元素の同位体が定義される。 原子は非常に小さく、直径は通常100ピコメートル(pm)程度である。人間の毛髪の幅は、約100万個の炭素原子を並べた距離に相当する。これは可視光の最短波長よりも小さいため、従来の顕微鏡では原子を見ることはできない。原子は非常に小さく、量子効果による作用を受けるため、古典物理学では原子の挙動を正確に予測することは不可能である。
吉岡書店
吉岡書店(よしおかしょてん)とは、主に物理学・数学の専門書を出版する日本の出版社。京都府京都市左京区に所在。 物理学・数学の専門書を中心に出版する。(自費出版にも対応する。) 出版物は、「物理学叢書」・「数学叢書」などのシリーズが有名である。 なお、既に絶版した吉岡書店の出版物に関してはPOD()版として個別注文に対応している。 京都大学吉田(本部)キャンパス北側(百万遍交差点北東)の店舗では大学教科書を中心に古書の販売も行う。
場の量子論
場の量子論(ばのりょうしろん、quantum field theory (QFT))は、量子化された場(素粒子物理ではこれが素粒子そのものに対応する)の性質を扱う理論である。
ノーベル物理学賞
ノーベル物理学賞(ノーベルぶつりがくしょう)は、ノーベル賞の一部門。アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設された5部門のうちの一つで、自然科学分野で権威ある賞。物理学の分野において重要な発見を行った人物に授与される。 対象となる分野は大きく分けて、天文学や天体物理学、原子物理学、素粒子物理学の3分野であるが、気象学など地球科学からの受賞もある。 ノーベル物理学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には宝箱を持ち雲の中から現れた自然の女神のベールを科学の神(科学のゲニウス)が持ち上げる素顔を眺めている姿がデザインされている(化学賞と共通)。
マックス・プランク・メダル
マックス・プランク・メダル(Max-Planck-Medaille)は、毎年ドイツ物理学会が理論物理学の優れた業績に対して授与する賞である。
ハイネマン賞数理物理学部門
ハイネマン賞数理物理学部門(Dannie Heineman Prize for Mathematical Physics)は、ハイネマン賞の一部門であり、アメリカ物理学会と米国物理学協会により、優れた数理物理学の業績に対して毎年贈られる賞である。
ポメランチュク賞
ポメランチュク賞(Премия имени И. Я. Померанчука,Pomeranchuk Prize)は、ロシアの理論物理学の賞。にちなんで1998年に創設された。
ラルス・オンサーガー賞
ラルス・オンサーガー賞(Lars Onsager Prize)はアメリカ物理学会 (American Physical Society) が理論統計物理学や量子液体研究の貢献に授与する賞である。アメリカ合衆国の物理学者ラルス・オンサーガーに由来する。賞金は10,000ドル。
ローマ
ローマ(伊/Roma、英/Rome)は、イタリアの首都。欧州有数の世界都市であり、ラツィオ州の州都。
ローマ・ラ・サピエンツァ大学
ローマ・サピエンツァ大学(Sapienza – Università di Roma)は、イタリア共和国の国公立大学で、首都ローマに位置する。イタリアのみならず欧州でも屈指の歴史を持ち、その起源は中世時代の1303年にまで遡る事ができる。現在の学生数は11万8655名に達し、21の学部を持つ西ヨーロッパで最大規模の大学である。 簡潔に「ローマ大学」と呼ばれる場合もあるが、ローマ市内には第二次世界大戦後に設立された二つの国公立大学(ローマ・トル・ヴェルガータ大学、ローマ・トレ大学)が存在する為、「ローマ大学のサピエンツァ校(サピエンツァは英語のwisdomと同義)」を意味するローマ・ラ・サピエンツァの別名で呼称されている。また三校を纏めてローマ第一大学(サピエンツァ)、ローマ第二大学(トル・ヴェルガータ)、ローマ第三大学(トレ)と呼ぶ場合もある。
ボルツマン賞
ボルツマン賞(ボルツマンしょう、Boltzmann Award)は、熱力学や統計力学に関連する新しい成果を生み出した物理学者に授与される権威ある賞である。統計力学の創始に貢献したことで有名な物理学者、ルートヴィヒ・ボルツマンにちなんで名付けられた。ボルツマン賞は3年に一度開かれる統計物理学国際会議において、国際純粋・応用物理学連合 (IUPAP, International Union of Pure and Applied Physics) の熱力学・統計物理学委員会によって授与される。 受賞は一人一回までであり、また既にノーベル賞を受賞している人は除外される。ただしケネス・ウィルソンのように、ボルツマン賞受賞の後にノーベル賞を受賞することはある。
ディラック賞
ディラック賞(ディラックしょう、Dirac Medal、ディラック・メダル)と呼ばれる著名な賞は4つあり、理論物理学、計算科学、数学の各分野において異なる組織によって授与されている。本項はその4つの賞を、便宜上、同一ページ内で解説するものである。
ニコラ・カビボ
ニコラ・カビボと小林誠(2006年) ニコラ・カビボ(Nicola Cabibbo, 1935年4月10日 - 2010年8月16日)はイタリアの理論物理学者。カビボ・小林・益川行列で知られる。
アッカデーミア・デイ・リンチェイ
アッカデーミア・デイ・リンチェイ(Accademia (Nazionale) dei Lincei: オオヤマネコの学会の意味)は、ローマのにある科学アカデミーである。現在のAccademia Nazionale dei Linceiは、数学者のカステルヌオーヴォ(Guido Castelnuovo)らによって1946年に再建された。伝統のある名称のdei Linceiはオオヤマネコの鋭い視力を科学者の目標にしたものである。和訳の例としては「山猫学会」「山猫アカデミア」など。
見る ジョルジョ・パリージとアッカデーミア・デイ・リンチェイ
イタリア
イタリア共和国(イタリアきょうわこく、)、通称イタリア()は、南ヨーロッパに位置する共和制国家。首都はローマ。 北はスイスとオーストリア、西はフランス、 東はスロベニアと国境を接している。南は地中海が位置しており、アルバニア、アルジェリア、クロアチア、ギリシャ、リビア、マルタ、モンテネグロ、スペイン、チュニジアとを共有している。また、国土には独立国であるバチカンとサンマリノが存在している。
ウルフ賞物理学部門
ウルフ賞物理学部門(ウルフしょうぶつりがくぶもん)は、ウルフ賞の一部門であり、物理学の分野で優れた業績を上げた者に与えられる賞である。
カーダー・パリージ・ザン方程式
カーダー・パリージ・ザン方程式(Kardar–Parisi–Zhang equation) は、、ジョルジョ・パリージ、イー・チャン・ジャン らによって提案された、ランジュバン型の非線形の確率偏微分方程式であり、結晶の界面成長を記述する。しばしば提案した三人の頭文字を取って、KPZ方程式と略記される。 fracleft(vec,tright)。
クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞
クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞(クラリベイト・アナリティクスいんようえいよしょう、Clarivate Citation Laureates)は、アメリカ・フィラデルフィアとイギリス・ロンドンに本社を置くクラリベイト社(en)が、研究者の論文の被引用件数や重要度の観点から、ノーベル賞受賞の有力候補者として、ノーベル賞受賞者の発表に先立つ毎年9月に発表している学術賞。以前はトムソン・ロイター社がトムソン・ロイター引用栄誉賞として発表していたが、2016年10月にトムソン・ロイター社の知的財産・科学事業がオネックス・コーポレーションとベアリング・プライベート・エクイティ・アジアに売却されて新会社クラリベイト・アナリティクスが設立されたことにより、本賞へとその名称を変え、2020年からはクラリベイト引用栄誉賞(クラリベイトいんようえいよしょう)となった。
見る ジョルジョ・パリージとクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞
クラウス・ハッセルマン
クラウス・フェルディナンド・ハッセルマン(Klaus Ferdinand Hasselmann, 1931年10月25日 - )は、ドイツの気象学者。専門は気候変動、気候モデル。2021年に眞鍋淑郎、ジョルジョ・パリージとともにノーベル物理学賞を受賞した。
コロンビア大学
コロンビア大学(コロンビアだいがく、Columbia University、正式名称: Columbia University in the City of New York)は、ニューヨーク州ニューヨーク市に本部を置くアメリカの私立大学。各種大学ランキングで常に最上位に位置する全米屈指の名門校で"Columbia University," Britannica Encyclopedia, 2017.、アイビーリーグの1校に数えられている。イギリス植民地時代の1754年にジョージ2世 (イギリス王)の勅許により創立された全米で5番目に古い大学である。 大学名の「コロンビア Columbia」は北米大陸を指す古い名称・雅語(「コロンビア (古名)」)。
ゆらぎ
ゆらぎとは、ある量の平均値からの変動をいう。
理論物理学
理論物理学(りろんぶつりがく、)は、物理学において、理論的な模型や理論的仮定(主に数学的な仮定)を基に理論を構築し、既知の実験事実(観測や観察の結果)や、自然現象などを説明し、かつ未知の現象に対しても予想する物理理論を扱う分野のこと。実験物理学と対比して使われる言葉。 手段として、伝統的な紙と鉛筆によるもの以外に、現在ではコンピュータによる数値的なシミュレーション、数値解析、物理シミュレーションなどにおいて使用される計算機も重要なものの一つとなっている。このシミュレーションなどによる計算物理学分野も、通常は理論物理学に含める。ただ計算物理学を、理論、実験以外の第三の分野と捉える考え方もある。
系 (自然科学)
自然科学における系(けい、)とは、自然界のうちで考察の対象として注目している部分をいう。分野や考察の内容に応じて力学系、生態系、太陽系、実験系などというように用いられる。考察の対象とされない部分はとして区別される。これは外界が系に比べて非常に大きく、外界が系に影響を及ぼして系の状態の変化を引き起こすことがあっても、系が外界に及ぼす影響は無視できるとする仮定の下に考察の対象から外される。外界の状態は、常に一定であるとしたり、単純な変化をしたりと、考察の前提として仮定される。また、観測者は外界にいるものとして通常は考察の対象とされない。 物理学では、系を古典論で記述するとき、その系を古典系と呼ぶ。一方で系を量子論で記述するとき、その系を量子系とよぶ。
眞鍋淑郎
眞鍋 淑郞(まなべ しゅくろう、真鍋 淑郎、Syukuro "Suki" Manabe、1931年(昭和6年)9月21日 - )は、日系アメリカ人一世の地球科学者(気象学『』日本学士院。・気候学)。プリンストン大学上席研究員。国立研究開発法人海洋研究開発機構フェロー。米国科学アカデミー会員。2021年ノーベル物理学賞受賞。 理学博士(東京大学、1958年)。アメリカ国立気象局大循環研究部門の研究員、アメリカ海洋大気庁地球流体力学研究所の上級研究員、プリンストン大学大気海洋科学プログラムの上級研究員などを歴任した。 国際的には専ら (スーキー・マナベ)として知られる。
統計力学
は、力学系の微視的な物理法則を基にして、確率論の手法を用いて巨視的な性質を導き出すことを目的とした物理学の分野の一つである。統計物理学(statistical physics)や統計熱力学(statistical thermodynamics) とも呼ばれる。歴史的には理想気体の温度や圧力などの熱力学的な性質を気体分子運動論の立場から演繹することを目的としてルートヴィッヒ・ボルツマン、ジェームズ・クラーク・マクスウェル、ウィラード・ギブズらによって始められた。理想気体だけでなく、実在気体や、液体、固体やそれらの状態間の相転移、磁性体、ゴム弾性などの巨視的対象が広く扱われる。
青山秀明
青山 秀明(あおやま ひであき、1954年 - )は、日本の理論物理学者。京都大学名誉教授。 サムネイル 経済産業研究所 (RIETI) ファカルティフェロー https://www.rieti.go.jp/users/aoyama-hideaki/ 理研iTHEMS 客員主管研究員 https://ithems.riken.jp/ja/members/hideaki-aoyama 国際学会 Big Data for Economy, Science and Technology (B.E.S.T.) Society 会長 https://best-society.org/。
青木薫
青木 薫(あおき かおる、1956年 - )は、日本の女性翻訳家。 1956年山形県生まれ。1975年山形県立米沢興譲館高等学校卒業。1979年京都大学理学部物理学科卒業。1984年京都大学大学院理学研究科博士課程修了、「原子核間ポテンシャルのパリティ依存性及び角運動量依存性に関する微視的研究」で理学博士の学位を取得。専門は理論物理学。2007年度日本数学会出版賞受賞。
高エネルギー・素粒子物理学賞
高エネルギー・素粒子物理学賞(こうエネルギーそりゅうしぶつりがくしょう、High Energy and Particle Physics Prize)は欧州物理学会が隔年で授与する物理学の賞。
高等師範学校 (パリ)
高等師範学校(フランス語:École normale supérieure、略称 ENS、エコール・ノルマル・シュペリウール)は、フランス・パリのPSL研究大学のグランゼコール及びグランテタブリスマンである。高等教育機関の教員や研究者の養成を目標とし、一学年は300人程度の少数精鋭校である。エコール・ポリテクニーク、王立工芸院と並び、フランス革命時に創設された三校の一つである。多くのノーベル賞受賞者やフィールズ賞受賞者を輩出している。エコール・ポリテクニークとも並び、その入学試験はフランスで最難関と言われている。 学校制度上の高等師範学校(École normale supérieure)はパリ、サクレー、リヨン、レンヌにそれぞれ存在するが、単に高等師範学校と言えば、パリ5区ユルム通りに所在する狭義のパリ高等師範学校を指す。以下、本記事では同校について記述する。
Institut des Hautes Études Scientifiques
Institut des hautes études scientifiques (IHÉS) は、フランスのパリ郊外の町にある数学及び理論物理学の研究所。訳語として、フランス高等科学研究所の他、フランス高等科学研究院等が当てられている。 1958年にレオン・モチャーンにより設立された。同年にグロタンディークとデュドネが教授として選任された。その後、グロタンディークは1970年に研究所に軍からの資金援助があることを知ったことから、研究所を去ることになった。 プリンストン高等研究所と並ぶ数学の研究所として有名で、現在までにI.H.É.S.に所属していたフィールズ賞受賞者はトム、グロタンディーク、ドリーニュ、コンヌ、ブルガン、コンツェビッチ、ラフォルグで合計7人いる。
見る ジョルジョ・パリージとInstitut des Hautes Études Scientifiques
惑星
とは、恒星の周りを回る天体のうち、比較的低質量のものをいう。正確には、褐色矮星の理論的下限質量(木星質量の十数倍程度)よりも質量の低いものを指す。ただし太陽の周りを回る天体については、これに加えて後述の定義を満たすものが惑星である。英語「」の語源はギリシア語の『プラネテス』(「さまよう者」「放浪者」などの意)。 宇宙のスケールから見れば惑星が全体に影響を与える事はほとんど無く、宇宙形成論からすれば考慮の必要はほとんど無い。だが、天体の中では非常に多種多様で複雑なものである。そのため、天文学だけでなく地質学・化学・生物学などの学問分野では重要な対象となっている別冊日経サイエンス167、p.106-117、系外惑星が語る惑星系の起源、Douglas N.
1948年
この項目では、国際的な視点に基づいた1948年について記載する。
8月4日
8月4日(はちがつよっか)は、グレゴリオ暦で年始から216日目(閏年では217日目)にあたり、年末まであと149日ある。