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諸書

索引 諸書

諸書(しょしょ、ヘブライ語:כְּתוּבִים)とは、ヘブライ聖書(תנ"ך)に収められた二十四巻(キリスト教では旧約三十九巻に含まれる)をカテゴリーごとに分類する際に用いられるユダヤ教の概念である。.

32 関係: ミドラーシュミズラヒムマソラマソラ本文ネヘミヤ記メギッラーモーシェ・ベン=マイモーンユダヤ教ヨブ記ルツ記トーラーヘブライ語ヘブライ語聖書ティベリアダニエル書アラム語アシュケナジムエステル記エズラ記キリスト教ゲマーラーコヘレトの言葉セファルディムタナハタルムード哀歌箴言聖霊預言者詩篇雅歌歴代誌

ミドラーシュ

ミドラーシュとは、ヘブライ語で、「捜し求めるもの」の意味。 聖書解釈法「デラーシュ」と、そこから誕生した文学ジャンルの一つ。デラーシュとはミクラー註解法の一つで、意味の解説、隠れた意味を探るなど、決して字義通りではない聖書解釈のことをいう。しばしば、文字に書かれていること(ペシャート)とはまったく異なった内容の解釈を引き出すこともある。 ミドラーシュの指す内容には次の二つがある:.

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ミズラヒム

ミズラヒム(Mizrachim, )とは、主に中東・カフカス以東に住むユダヤ人。主にスペイン語等を話すセファルディムに対し、伝統的なアラブ世界やイスラム教が多数派の社会のユダヤ人を言うことが多い。ミズラハ Mizrach とはヘブライ語で「東」の意。ミズラヒ Mizrachi は Mizrachim の単数形。 イスラエルで、アシュケナジムやセファルディム社会への反発から始まった用語で、便宜的傾向が強い。 アラブ世界のほか、クルド地方のユダヤ人、グルジア・ユダヤ人、山岳ユダヤ人、ベタ・イスラエル(エチオピアのユダヤ人・Falasha)、インドのユダヤ人、ブハラ・ユダヤ人、中国のユダヤ人(開封のユダヤ人)など、多くの集団を含むこともある。モズラヒムは系統を異にするが、多少のミンハーグの違いはあるが、セファルディムのユダヤ教 Sephardic Judaismであることが多い。 (これらは全て、シナゴーグや言語的な伝統による名称で、そういう名前の民族がいるわけではない)に比べユダヤ人であるという意識が希薄であり、アラブ人や、その国籍国の国民であるという意識のほうが強い」といった主張がなされることもあるが、こういった主張は多分に政治的な反シオニズム Anti-Zionism(反ユダヤ主義)的主張と関連がある。反シオニストは、ユダヤ人は存在しないとか、シオニズムはヨーロッパで始まったとか、だから植民地主義(この時点で既にヨーロッパとアラブ世界を切り離し、差別的視点で語っている)であるとか、「アシュケナジムは白人である」とか(血によってユダヤ人となるわけではない)、ハザール人の末裔であるといった主張まで行い、反ユダヤ主義や、イスラエルの地に帰還したユダヤ人を狙ったテロリズムを奨励し、平和条約締結の拒否とアラブ・ナショナリズムを正当化しようとする。 反ユダヤ主義者は、ユダヤ人はユダヤ教徒に過ぎないとか、「「シオニズムが始まる以前」は平和に共存していた」などと言い、ユダヤ教とユダヤ人の価値、1500年間ユダヤ教徒がイスラム教徒から受けた2級市民以下の地位、キリスト教徒から受けた悲惨な差別を無視する。 「ユダヤ人はユダヤ教徒に過ぎない」というのはユダヤ教に無知な者や、反ユダヤ主義者の発言である。-->.

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マソラ

マソラとは、.

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マソラ本文

マソラ本文(マソラほんもん、Masoretic Text)とは、ユダヤ教社会に伝承されてきたヘブライ語聖書のテキストをいう。ユダヤ教の成立以後にそれぞれの時代ごとにソーフェリーム、タンナイーム、アモライーム、マソラ学者などと呼ばれる宗教的指導者であり宗教学者でもあるグループがさまざまな編集を加えたものである。ヘブライ語のマソラ (מסורה) とは伝統の伝達のことを示す語である。.

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ネヘミヤ記

『ネヘミヤ記』は旧約聖書中の一書で古代ユダヤの歴史を記す。キリスト教では歴史書として『エズラ記』のあとにおかれ、ユダヤ教では「諸書」の1つとして扱われる。 もともと『エズラ記』と『ネヘミヤ記』は1つの書物であると言われるが、それはその物語の内容の連続性や、同一の登場人物が登場しているためである。また、70人訳聖書の『エスドラ書』ともその内容が重複している。そのため『歴代誌』と『エズラ記』『ネヘミヤ記』は「歴代誌史家」とよばれる同じ著者グループの作品であるというのが定説である。しかし、必ずしもすべての研究者がそのことを認めているわけではなく、特に1人称(「私は…」)で記された箇所の背景にはエズラ、及びネヘミヤの回顧録が保存されていると考えられる。それぞれが別の著者によるものという理解が排除されているわけではない。 題名は、捕囚からの解放後、エルサレムに派遣されたペルシャの総督(もしくは宦官)で、エルサレムの城壁を再建し、民族の復興に尽力したとされる人物ネヘミヤに由来している。.

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メギッラー

メギッラー( məgillāh)は、巻物を示すヘブライ語の言葉。 ハーメーシュ・メギッロート The Five Scrolls(五つの巻物)とはユダヤ教における聖書(ミクラー、タナフ、ヘブライ聖書)の区分の一部であり、雅歌、哀歌、ルツ記、コヘレトの言葉、エステル記のことである。 単にメギッラーという場合、エステル記のことを指す。 Image:V08p429001 Megillot.jpg|18世紀 Image:V08p430001 Megillot.jpg| Image:V08p430002 Megillot.jpg|銀のケー.

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モーシェ・ベン=マイモーン

ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン(רבי משה בן מיימון Mōšéh ben Mayimōn, Abū ‘Imrān Mūsa ibn ‘Ubayd Allāh Maymūn al-Qurṭubī al-Isrā'īlī, スペイン語:Moises Maimonides, ラテン語(本来はギリシア語):Moses Maimonides, 1135年3月30日 - 1204年12月13日)は、スペインのユダヤ教徒のラビであり、哲学者。医学・天文学・神学にも精通していた。カバリスト、アリストテレス主義者、新プラトン主義者。 その業績は「モーシェの前にモーシェなく、モーシェの後にモーシェなし」と称賛されザハル『ユダヤ人の歴史』、305頁、ルネサンスのヒューマニズムの先駆者と評価されるディモント『ユダヤ人 神と歴史のはざまで』上巻、190頁。 アイユーブ朝前後のアラビア語資料ではイブン・マイムーンの名前で表れるが、ラテン語でのマイモニデスという名前でも知られている。ラムバム RaMBaM (הרמב"&#1501) という、「ラビ・モーシェ・ベン=マイモーン」の頭文字をとったヘブライ語的な略称でも知られる。.

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ユダヤ教

ダビデの星 ユダヤ教(ユダヤきょう、יהדות)は、古代の中近東で始まった唯一神ヤハウェ(יהוה)を神とし、選民思想やメシア(救世主)信仰などを特色とするユダヤ人の民族宗教である。ただしメシア思想は、現在ではハバド・ルバヴィッチ派などを除いて中心的なものとなっていない。 『タナハ』(キリスト教の『旧約聖書』に当たる書物)が重要な聖典とされる。.

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ヨブ記

『ヨブ記』(ヨブき、ヘブライ語:סֵפֶר אִיּוֹב)は、『旧約聖書』に収められている書物で、ユダヤ教では「諸書」の範疇の三番目に数えられている。ユダヤ教の伝統では同書を執筆したのはモーセであったとされているが、実際の作者は不詳。高等批評に立つ者は、紀元前5世紀から紀元前3世紀ごろにパレスチナで成立した文献と見る。ヘブライ語で書かれている。『ヨブ記』では古より人間社会の中に存在していた神の裁きと苦難に関する問題に焦点が当てられている。正しい人に悪い事が起きる、すなわち何も悪い事をしていないのに苦しまねばならない、という『義人の苦難』というテーマを扱った文献として知られている。.

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ルツ記

『ルツ記』(ルツき)はヘブライ聖書におさめられたモアブ人女性・ルツの物語。『十二小預言書』を一書と考えた場合、『ルツ記』は旧約聖書でもっとも短い書である。 『ルツ記』は、異邦人であるルツがダビデ王にいたる家系の中で重要な役割を果たすことを語ることで、救いの歴史において「自らの民」ユダヤ人にとらわれない神の意図の壮大さを語っている。ルツは日本正教会ではルフィと表記される。.

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トーラー

トーラー(תּוֹרָה、)は、ユダヤ教の聖書(タナハ)における最初の「モーセ五書」のこと。また、それに関する注釈を加えてユダヤ教の教え全体を指す場合もある。 超正統派 (ユダヤ教)の男性はトーラーの学習に打ち込むため、働かない人もいる トーラーはヘブライ語で書かれており、「教え」という意味を持つ。.

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ヘブライ語

ヘブライ語(ヘブライご、עברית, Ivrit, Lingua Hebraea)は、アフロ・アジア語族のセム語派に属する北西セム語の一つ。ヘブル語とも呼ばれる。.

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ヘブライ語聖書

ヘブライ語聖書(ヘブライごせいしょ、(תַּנַ"ךְ、תּוֹרָה, נביאים ו(־)כתובים)) とは、ユダヤの「聖書」。タナハ、ミクラー。聖書ヘブライ語 (Biblical Hebrew) で書かれており、ユダヤ教の「聖書正典」である。 最初の5書(חֻמָשׁ, Pentateuch, 狭義の「トーラー」)とタナフ全体(トーラー、תּוֹרָה)は、「成文トーラー、成文律法(תּוֹרָה שֶׁ(־)בִּכְתָב, Written Torah, Written Law)」として、口伝トーラー(תּוֹרָה שֶׁ(־)בְּעַל־פֶּה, Oral Law)と主に「二重のトーラー (Dual Torah)」の一部とされる。「トーラー(תּוֹרָה)」は教え、指図、理論、学説の意味であり、算術(תּוֹרַת הַ(־)חֶשְׁבּוֹן)、論理学(תּוֹרַת הַ(־)הִגָּיוֹן)、認識論(תּוֹרַת הַ(־)הַכָּרָה)、のように一般名詞としてもつかわれる。口伝トーラーは「タルムード(「学び」)」の代名詞となった。 最初の5書は「フンマーシュ(Chumash(חֻמָשׁ), キリスト教的なニュアンスを含む用語では「五書 Pentateuch, モーセ五書 Five Books of Moses(חֲמִשָּׁה חֻמְשֵׁי תוֹרה))」である(特に日本語訳の「聖書(ביבליה)」自体がすでにキリスト教的ニュアンスを含んでいる)。本来のヘブライ語での「聖(קֹדֶשׁ, קָדוֹשׁ, קִדּוּשׁ)」とは特別な、特殊な、他と違う、献呈された、献納された、捧げられた、費やされた、といった意味である。 タナフは本来セーフェルー・トーラー (Sefer Torah) として巻物の形であった。 なお、「旧約聖書(Old Testament, הברית הישנה)」というのはキリスト教徒や彼らの影響を受けた異教徒の呼び方、考え方であり、ユダヤ教、つまりユダヤ人はキリスト教徒の言う「新約聖書」を認めないため(「古い契約」とも考えないため)、旧約聖書とは呼ばれない。.

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ティベリア

ティベリア(Tiberias・ヘブライ語: טְבֶרְיָה, Tverya・アラビア語: طبرية abariyyah)は、ガリラヤ湖(別名、ティベリアス湖)の北西岸に位置するイスラエルの都市。都市の名はローマ皇帝ティベリウスに因んで名付けられた。.

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ダニエル書

『ダニエル書』(ダニエルしょ、)は、旧約聖書の中の一書。キリスト教では「預言書」のひとつとして『エゼキエル書』の後におかれているが、ユダヤ教の分類では(「黙示文学」として)「諸書」に入る。.

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アラム語

記載なし。

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アシュケナジム

アシュケナジム(アシュケナージム、Ashkenazim, אשכנזים)とは、ユダヤ系のディアスポラのうちドイツ語圏や東欧諸国などに定住した人々、およびその子孫を指す。語源は創世記10章3節ならびに歴代誌上1章6節に登場するアシュケナズ(新共同訳や新改訳での表記。口語訳ではアシケナズと表記)である。単数形はアシュケナジ(Ashkenazi, אשכנזי)。 アシュケナジムとセファルディムは、今日のユダヤ社会の二大勢力である。アシュケナージは、ヘブライ語でドイツを意味する。イスラエルでは一般に、前者が白系ユダヤ人、後者がアジア人、南欧系及び中東系ユダヤ人を指す語として大雑把に使われる場合があるが、これはオスマン朝からイギリス委任統治期を経てイスラエル共和国建国後に至るユダヤ教の宗教行政において「オリエントのユダヤ教徒」(Yahudei ha-Mizrah)がセファルディムの主席ラビの管轄下に置かれていたことに起因する。しかし、それ以前の歴史や人種的にはっきりしたことは不詳で、現在も論争がたえない。.

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エステル記

『エステル記』(Megillat Esther)は、旧約聖書の中の一書。ユダヤ教の分類では「諸書」の1つ、キリスト教では一連の歴史物語の最後に置かれる。外典にもギリシア語版があり、更に詳細な内容となっている。 メギラーは巻物のことであるが、単にメギラーという場合はこの『エステル記』を指す。ユダヤ教聖書では1巻の巻物になっており、プーリムの祭りの際にシナゴーグで読まれる。エステルの勇気によってユダヤ人が救われたことを祝うのが、ユダヤ教のプーリムの祭りである。 ペルシャ王の后となったユダヤ人女性エステルの知恵と活躍を描くこの書は、その主人公的役割を演ずるエステルの名をもって『エステル記』と呼ばれる。聖書中、女性の名が書名として用いられているのは、『ルツ記』と『エステル記』のみである。.

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エズラ記

『エズラ記』(えずらき、עזרא ezrā エズラー、Book of Ezra)はヘブライ聖書中の一書で古代ユダの歴史を記す。 ユダヤ教聖書配列では「諸書」の1つとして扱われ、キリスト教では歴史書として『歴代誌』のあとにおかれる。 もともと『エズラ記』と『ネヘミヤ記』は1つの書物であり、『歴代誌』の続編として書かれたようである。『エズラ記』1章は、『歴代誌』下巻36章と内容が全く重複している。そのため批評学者によって『歴代誌』と『エズラ記』『ネヘミヤ記』は「歴代誌史家」とよばれる同じ著者グループの作品であると考えられている。しかしその文体などから、『エズラ記』は独立した著者によるものと考える研究者もいる。 題名は、捕囚からの解放後、エルサレムに派遣された律法の書記官(ヘブル語:ソーフェール)で、律法によってユダヤ民族をまとめなおそうとした人物エズラに由来している。.

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キリスト教

リスト教で最も頻繁に用いられるラテン十字 アギア・ソフィア大聖堂にある『全能者ハリストス』と呼ばれるタイプのモザイクイコン。 キリスト教(キリストきょう、基督教、Χριστιανισμός、Religio Christiana、Christianity)は、ナザレのイエスをキリスト(救い主)として信じる宗教「キリスト教」『宗教学辞典』東京大学出版会、1973年、146頁。「キリスト教」『大辞泉』増補・新装版、小学館、1998年11月20日、第一版、714頁。 小学館、コトバンク。。イエス・キリストが、神の国の福音を説き、罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ、復活したものと信じる。その多く(正教会正教会からの出典:・東方諸教会東方諸教会からの出典:・カトリック教会カトリック教会からの出典:・聖公会聖公会からの出典:・プロテスタントルーテル教会からの出典:改革派教会からの出典:バプテストからの出典:メソジストからの参照:フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』p103 - p105, 教文館 (2010/11)、ISBN 9784764240353など)は「父なる神」「御父」(おんちち、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)。と「その子キリスト」「御子」(みこ、『ヨハネによる福音書』3:35〈『新共同訳聖書』〉)・「子なる神」。と「聖霊」を唯一の神(三位一体・至聖三者)として信仰する。 世界における信者数は20億人を超えており、すべての宗教の中で最も多い。.

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ゲマーラー

マーラー( gmarah', アシュケナジム式(イディッシュ語) gmore)とは、アラム語で「完成」「伝統から学んだもの」という意味の言葉。 ミシュナーに関するアモライーム(3世紀-6世紀)の議論・註解書。 また、俗に、タルムード全体をさす言葉として使われる。.

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コヘレトの言葉

『コヘレトの言葉』(コヘレトのことば、ヘブライ語:קֹ‏הֶ‏לֶ‏ת)、あるいは『コヘレトの巻物』(מְגִילָ‏ת קֹ‏הֶ‏לֶ‏ת)または『コーヘレト書』は旧約聖書の一文献で、ハメシュ・メギロット(五つの巻物)の範疇に含まれている。ハメシュ・メギロットとは旧約聖書の諸書に属する五つの書物、『コヘレトの言葉』、『雅歌』、『哀歌』、『ルツ記』、『エステル記』を指すユダヤ教の概念である。コヘレトとは「伝道者」を意味するので、『伝道の書』とも呼ばれる。 アシュケナジーの社会では仮庵祭の期間、シナゴーグの中で朗誦される習慣があるが、これは11章2節の記述に基づいている。 この章句は、ハザルの注釈によれば、仮庵祭の七日間と八日目の集会についての暗示とされている。.

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セファルディム

ファルディム(Sephardim, ספרדים)は、ディアスポラのユダヤ人の内、主にスペイン・ポルトガルまたはイタリア、トルコなどの南欧諸国に15世紀前後に定住した者を指す言葉。それ以前については目下不明である。セファルディーム、スファラディ(Sephardi, ספרדי)、スペイン系ユダヤ人などとも言う。語源はオバデヤ書(20節)に見える地名、セパラデ(Sepharad、イベリアと同一視された)である。セファルディはセファルディムの単数形である。.

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タナハ

タナハ(タナク、タナフ、תנ״ך、Tanakh)は、ユダヤ教の聖書のことであり、すなわちヘブライ語のヘブライ語聖書を指す言葉である。 ユダヤ教では聖書を3つの部分に分け、それぞれを以下のように呼ぶ。.

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タルムード

タルムード(תלמוד Talmud、「研究」の意)は、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。ただし、聖典として認められるのはあくまでヘブライ語で記述されたもののみであり、他の言語に翻訳されたものについては意味を正確に伝えていない可能性があるとして聖典とはみなされない。と対比してバビロニア・タルムード(ヘブライ語版)と呼ばれることがある。.

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哀歌

『哀歌』(あいか, מגילת איכה ’ēykhāh エーハー, Klagelieder (Jeremias), Book of Lamentations)はヘブライ聖書の中の一書。『エレミヤの哀歌』とも。ユダヤ教が用いるマソラ写本では「諸書」に分類されるが、キリスト教聖書が底本として用いた七十人訳聖書ではエレミヤの作であることが冒頭で触れられ、『エレミヤ書』の後に収められている(作者はユダヤ教でもキリスト教でも預言者エレミヤに帰せられる)。 哀歌というとおり、本書には5つの歌がおさめられている。それぞれは紀元前586年におきたエルサレムの陥落とエルサレム神殿の破壊を嘆く歌であり、バビロン捕囚の時代につくられたものと考えられている。 ちなみに第1〜第4の歌はヘブライ文字のアルファベットが各連のはじめに来るような技巧を凝らした歌になっている。第5の歌は厳密には哀歌でなく、民の祈りになっている。.

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箴言

『箴言』(しんげん、ヘブライ語:מִישְׁלֵי、 ミシレイ)は、ユダヤ教では「諸書」の1つであり、キリスト教では知恵文学の1つとして『詩篇』の後に置かれる。 題名はヴルガータ訳におけるタイトル『Liber Proverbiorum』に由来する。 内容は教訓の集合で、様々な徳や不徳とその結果、日常における知恵や忠告等である。『箴言』中の格言の多くはソロモン王によって作られたとされている。これは、律法に関する五書がモーセの名で呼ばれているように、知恵文学(箴言、コヘレトの言葉、雅歌)はソロモンの名で呼ばれるからである。実際は彼以外にも複数の作者の言葉が収められている。.

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聖霊

聖霊(せいれい、Άγιο Πνεύμα、Spiritus Sanctus、Holy Spirit、日本正教会では聖神゚:せいしん)は、キリスト教において、三位一体の神の位格の一つ神゚は「神」に半濁点の「゜」をつけたもので、唯一神と区別するために付す。。聖霊について論じる神学を聖霊論という。 広く「第三の位格」とも説明される一方で、「第三の」といった数え方をせずに「ペルソナ(位格)の一者」「個位(のひとつ)」「神格(のひとつ)」とだけ説明される場合もある。4世紀に聖霊論を展開した聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、聖霊に限らず、三位一体の各位格に言及する際に、数を伴わせることに批判的である聖大バシレイオス(聖大ワシリイ)は、「第一に、第二に、第三に」「一つには…、二つには…、三つには…」といった数え方・言及の仕方を三位一体に適用することに批判的である。彼はその根拠として、マタイによる福音書28章19節を挙げ、そこでイエス・キリストが「父と子と聖霊」を述べる際に数を伴わせていない事を挙げている。。 本項で扱う聖霊に漢字「精霊」を当てるのは誤字(もしくは誤変換)であるΆγιο Πνεύμαは「聖なるプネウマ(霊)」、Holy Spiritも聖なるスピリット(霊)」であって、「精」の字(「精霊」)は教会で使われないのみならず、語義的にも不適切である。。.

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預言者

言者(よげんしゃ、prophet)とは、「自己の思想やおもわくによらず、霊感により啓示された神意 (託宣) を伝達し、あるいは解釈して神と人とを仲介する者。祭司が預言者となる場合もあり、しばしば共同体の指導的役割を果す。」 本項ではユダヤ教、キリスト教、イスラム教、バハーイー教における預言者について詳述する。.

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詩篇

『詩篇』または『詩編』(しへん、תהלים, Psalm)は、旧約聖書に収められた150篇の神(ヤハウェ)への賛美の詩。 文語訳聖書では「詩篇」と表記し、口語訳聖書、新改訳聖書もそれを引き継いでいるが、新共同訳聖書では「詩編」と表記している。正教会では聖詠と呼ばれている。.

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雅歌

『雅歌』(がか、 Šīr-hašŠīrīm シール・ハッ.

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歴代誌

『歴代誌』(れきだいし, דברי הימים Dibhrēy hayYāmīm ディブレー・ハイ=ヤーミーム、Books of Chronicles)は旧約聖書におさめられたユダヤの歴史書。歴代誌という書名は聖書の日本語訳者によって様々に表記され、歴代志、歴代史、歴代の書、歴代誌略などとも表記される。2巻に分かれており、ダビデの死までが書かれた巻は上や第一、第一巻などと呼ばれ、バビロン捕囚までが書かれた巻は下や第二、第二巻などと呼ばれる。『サムエル記』『列王記』と内容が重複している。ユダヤ教では「預言書」でなく「諸書」の1つになっている。 キリスト教では歴史書として『列王記』と同列に扱われ、その後におさめられている。『歴代誌』(ラテン語:Chronica)という題名はヒエロニムスが初めて使用したものである。ギリシア語聖書では『パレレイポメナ』(省略されたもの)というタイトルがついていて、『列王記』などの歴史書の補足という意味合いをもたされている。 この書物の原作者は、伝統的にエズラであると伝えられている。文体や記述法が似通っているため、批評学的には『エズラ記』『ネヘミヤ記』と同じ著者グループによってかかれたものではないかと考えられている。.

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