ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
インストール
ブラウザよりも高速アクセス!
 

イド語

索引 イド語

イド語 (Ido) は、人工言語の一種で、エスペラントの改修案として1907年に発表されたものである。 1907年に国際語選定委員会はエスペラントを採択したが、この際に「一応の採択はするが改変が必要だとみて、検討をすべきだ」という条件が付けられており、これを受けてフランス人エスペラント支持者のルイ・ド・ボーフロンを長とする会が結成され、改作が進められた。 このエスペラント改造案には多くのエスペランティストが、国際語の完成の期待を寄せた。多くの人は不完全なエスペラントがその発展にブレーキをかけるのではないかと思った。エスペラントの改造をしようとした人が数多く、1884年にエスペラントを初めて作ったルドヴィコ・ザメンホフも、現在イド語に入っている複数形の-iの使用と対格形の-nをほとんどの場合でなくして、語順のため曖昧な場合だけ続けてすることを提案したが、可決には至らなかった。 ボーフロンはパリで行われた国際語選定代表者会で、国際語案の候補として、このエスペラントの改造案、「イド」を発表した。この改造案が発表された後、国際エスペラント運動は重大な分裂が続いた。この新しい計画は特にプロの言語学者から支持を受けた。しかし、エスペラントはボーフロンのような指導者無しに言語として確立したが、イディスト(イド語使用者)は発表後も文法規則をよく変えていったため、一般のエスペランティスト達の支持を受けられなくなっていった。1920年代に入ってからは改造がなくなり、その時のイド語と今のイド語はほぼ同じになったが、時はすでに遅く、多くのイディストたちが離れてしまった後だった。 ただし、組織化されたイド運動は現在でも存在し、インターネットのウェブページと少数の使用者たちによって支えられている。エスペラントのように一年に一回大会を開くが、エスペラントの世界大会が2000人程度であるのに対し、イド語大会の参加者は2001年以後、毎年20人未満の参加である。.

19 関係: 対格一致人工言語ルドヴィコ・ザメンホフパリインターネットウェブページエスペラントエスペランティスト国際補助語言語学者の一覧SVO型接尾辞文法1884年1907年1920年代2001年2007年

対格

対格(たいかく、accusative case 、casus accusativus 。略号ACC)は、名詞がもつ格のひとつで、主格対格型言語の場合、他動詞の直接目的語を標識する場合に用いられる。目的格・業格と呼ばれることもある。ドイツ語では4格(der vierte Fall)ということもある。 日本語の場合、「を」が該当する。また、多くの言語において対格は特定の前置詞の目的語としても用いられる。このとき、フランス語では代名詞の強勢形を使用する。現代ギリシャ語の対格は古典語にあった与格の意味も含まれていて、前置詞の後の名詞の多くが対格に変化する。 対格はインド・ヨーロッパ語族の多くの言語(ラテン語、サンスクリット語、ギリシャ語、ドイツ語、ロシア語など)、またセム語族の言語(アラビア語など)に存在する。 フィン語、エストニア語のようなフィン語族の言語では、直接目的語を標識する場合に、対格だけでなく分格(partitive case)も用いられる。形態論では、いずれも対格としての働きを持つが、対格の名詞は動作的意味をもち、一方、分格の名詞は動作的な意味をもたないという相違がある。.

新しい!!: イド語と対格 · 続きを見る »

一致

一致(いっち、agreement『文部科学省学術用語集:言語学編』)または呼応(こおう、concordance)とは、ある語や句の意味的・形式的な特徴によって、別の語の形式が変わることである。照応または符合といわれることもある。.

新しい!!: イド語と一致 · 続きを見る »

人工言語

人工言語(じんこうげんご、constructed language 又は conlang、artificial language)とは、個人や団体などによって語彙や文法が人為的に作られた言語の総称である。.

新しい!!: イド語と人工言語 · 続きを見る »

ルドヴィコ・ザメンホフ

Ludwik Lejzer Zamenhof, 1908 ルドヴィコ・ラザーロ・ザメンホフ(エスペラント:Ludoviko Lazaro Zamenhof 、1859年12月15日 - 1917年4月14日)は、ユダヤ系ポーランド人の眼科医・言語学者で、現在のところ最も広く使われている人工言語エスペラントの創案者。 本名はエリエゼル・レヴィ・ザメンホフ(ヘブライ語:אֱלִיעֶזֶר לֵוִי זאַמענהאָף 、ドイツ語転写:Eliezer Lewi Samenhof )。ファーストネームは、少年時代はエリエゼルのイディッシュ語形レイゼル(Lejzer)とそのロシア語形ラーザリもしくはラーザリ・マルコヴィチ(Лазарь (Маркович))を併用し、大学以降はレヴィの欧州語代用名ルードヴィク(Ludwik)とリュードヴィク(Людвик)、そして1901年にエスペラントでルドヴィーコ(Ludoviko)と名乗り、"Dr.

新しい!!: イド語とルドヴィコ・ザメンホフ · 続きを見る »

パリ

ランドサット パリの行政区 パリ(Paris、巴里)は、フランス北部、イル=ド=フランス地域圏にある都市。フランスの首都であり、イル=ド=フランス地域圏の首府である。 フランス最大の都市であり、同国の政治、経済、文化などの中心である。ロンドン、ニューヨーク、香港、東京などと並ぶ世界トップクラスの世界都市でもある。行政上では、1コミューン単独で県を構成する特別市であり、ルーヴル美術館を含む1区を中心に、時計回りに20の行政区が並ぶ(エスカルゴと形容される)。.

新しい!!: イド語とパリ · 続きを見る »

インターネット

インターネット(internet)は、インターネット・プロトコル・スイートを使用し、複数のコンピュータネットワークを相互接続した、グローバルな情報通信網のことである。 インターネットは、光ファイバーや無線を含む幅広い通信技術により結合された、地域からグローバルまでの範囲を持つ、個人・公共・教育機関・商用・政府などの各ネットワークから構成された「ネットワークのネットワーク」であり、ウェブのハイパーテキスト文書やアプリケーション、電子メール、音声通信、ファイル共有のピア・トゥ・ピアなどを含む、広範な情報とサービスの基盤となっている。.

新しい!!: イド語とインターネット · 続きを見る »

ウェブページ

ウェブページ (Web page, webpage) は、ウェブ上にあり、ウェブブラウザで閲覧可能な、ページ単位の文書のこと。ホームページと表記することもあるが、誤用であるという主張もある(詳しくはホームページの項を参照)。.

新しい!!: イド語とウェブページ · 続きを見る »

エスペラント

ペラント (Esperanto) とは、ルドヴィコ・ザメンホフとその弟子(協力者)が考案・整備した人工言語。母語の異なる人々の間での意思伝達を目的とする、国際補助語としては最も世界的に認知され、普及の成果を収めた言語となっている。.

新しい!!: イド語とエスペラント · 続きを見る »

エスペランティスト

ペランティスト(Esperantisto)とは、エスペラントで、「エスペラントを知り、使用する者」を意味する。 エスペラントが日本に入ってきた明治時代の頃の日本語では「エスペランチスト」と表記されていたが、近年は原語の発音に近いエスペランティストと表記されることが多い。これはエスペラントでti(ティ)とĉi(チ)の区別があるためである。「エスペラント使用者」、「エスペラント主義者」とも訳される。.

新しい!!: イド語とエスペランティスト · 続きを見る »

国際補助語

国際補助語(こくさいほじょご、、、)とは、共通の母語を持たない人々の間で意思伝達をするために使われる(あるいはそれを目的として創られた)言語である。.

新しい!!: イド語と国際補助語 · 続きを見る »

言語学者の一覧

言語学者(げんごがくしゃ)とは、言語学を専攻する研究者のこと。広く言語について研究を行っている者を言うこともある。多くの言葉を話す人のことではない。 この項目は、日本及び外国の言語学者の一覧である。日本語学者も参照のこと。.

新しい!!: イド語と言語学者の一覧 · 続きを見る »

SVO型

SVO型(SVOがた)とは、文を作るときに、主語 (Subject) - 動詞 (Verb) - 目的語 (Object) の語順をとる言語のこと。自然な能動態の表現において、次のような三つの構成素で文を作る言語類型を言う。例:「サム 食べた オレンジ」(サムはオレンジを食べた) 代表的な言語には英語がある。現代ヨーロッパでは、SOV型のドイツ語、オランダ語、バスク語、トルコ語など、VSO型のゲール語、ウェールズ語、ブルトン語などを除き、この形式を基本語順とする。曲用あるいは接尾辞により名詞に格を持つスラヴ諸語やフィンランド語、ハンガリー語などには多様な語順が認められる。東南アジアの言語もSVO型が多い。 ドイツ語およびオランダ語はSOV型のV2語順(動詞第二位)と分析される。V2のため、主語で始まる平叙文に限定すれば、SVOになる。 中国語はSVO型だが、現代の北方語はアルタイ諸語の影響で日常会話中疑問句にSOV型の特徴もある。これはアルタイ諸語の影響ではなく、ただ目的語を意識的に前置しただけである。.

新しい!!: イド語とSVO型 · 続きを見る »

接尾辞

接尾辞(せつびじ)とは、接辞のうち、語基の後ろに付くもの。接尾語(せつびご)とも言うが、接尾辞は語ではない。.

新しい!!: イド語と接尾辞 · 続きを見る »

文法

文法(ぶんぽう、grammar)とは、言語の体系、およびそのモデル、およびそれをもとにした、ある個別言語の話し手が従うべき規範である。この記事ではもっぱら自然言語の文法について扱う。形式言語の文法については形式文法の記事を参照のこと。なお、「文法論(grammar)」という語が指すものと「統語論(syntax、分野等によっては構文論とも)」という語が指すものが同一のものであるとして扱われている場合もあるが、ここでは別とする。.

新しい!!: イド語と文法 · 続きを見る »

1884年

記載なし。

新しい!!: イド語と1884年 · 続きを見る »

1907年

記載なし。

新しい!!: イド語と1907年 · 続きを見る »

1920年代

1920年代(せんきゅうひゃくにじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)1920年から1929年までの10年間を指す十年紀。.

新しい!!: イド語と1920年代 · 続きを見る »

2001年

また、21世紀および3千年紀における最初の年でもある。この項目では、国際的な視点に基づいた2001年について記載する。.

新しい!!: イド語と2001年 · 続きを見る »

2007年

この項目では、国際的な視点に基づいた2007年について記載する。.

新しい!!: イド語と2007年 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

IdoIdo (ISO 639)イード語

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »