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3次元電子顕微鏡法

索引 3次元電子顕微鏡法

電子顕微鏡で通常撮影される画像は2次元の平面画像である。しかし、本来、その2次元画像として、撮影されている物体は立体構造をもった三次元物体である。そこで、情報工学的手法を使って、コンピュータの内部で、もとの物体の立体像を再構成する必要がある(3次元再構成法)。このような、電子顕微鏡法と3次元再構成法を組み合わせた、物体の構造解析法は、3次元電子顕微鏡法(3じげんでんしけんびきょうほう)と呼ばれている。  関連する画像処理法としては、単粒子解析法、電子線トモグラフィー法、対称性を用いた構造解析、電子線結晶解析法が挙げられる。いずれも、2次元投影像もしくは回折パターンから、3次元像を再構成を実施する。  単粒子解析法は、主として同じ構造をしている粒子の投影画像を多数収集し、それらの投影方向を決定することで、三次元再構成を実施する方法である。 Category:電子顕微鏡.

6 関係: 単粒子解析法コンピュータ電子顕微鏡情報工学2次元3次元再構成法

単粒子解析法

単粒子解析の概念図。多数の撮影画像の加算平均をとることでノイズを低減し、観察対象の分解能を向上させる。 単粒子解析法(single particle analysis, SPA)とは、3次元電子顕微鏡法の一つである。透過型電子顕微鏡 (TEM) 下で多数の均一な粒子を観察、撮影し、画像処理によって粒子の詳細な構造を得る手法。単一の撮影像よりも分解能を向上させることができるほか、様々な方向を向いた粒子を撮影することで、3次元立体構造を把握することも可能となる。低温電子顕微鏡法の利用とともに主にタンパク質などの生体高分子やウイルスなどの解析に用いられ、近年各種解析手法や検出器の向上により分解能が原子分解能を達成した。(2016年8月現在における単粒子解析法による最高分解能は1.8Å).

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コンピュータ

ンピュータ(Computer)とは、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。実際の対象は文字の置き換えなど数値計算に限らず、情報処理やコンピューティングと呼ばれる幅広い分野で応用される。現代ではプログラム内蔵方式のディジタルコンピュータを指す場合が多く、特にパーソナルコンピュータやメインフレーム、スーパーコンピュータなどを含めた汎用的なシステムを指すことが多いが、ディジタルコンピュータは特定の機能を実現するために機械や装置等に組み込まれる組み込みシステムとしても広く用いられる。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照。.

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電子顕微鏡

電子顕微鏡(でんしけんびきょう)とは、通常の顕微鏡(光学顕微鏡)では、観察したい対象に光(可視光線)をあてて拡大するのに対し、光の代わりに電子(電子線)をあてて拡大する顕微鏡のこと。電子顕微鏡は、物理学、化学、工学、生物学、医学(診断を含む)などの各分野で広く利用されている。.

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情報工学

情報工学(じょうほうこうがく)は情報分野についての工学である。語感としては、情報科学という語がもっぱらおおまかに「科学」という語が指す範囲を中心としているのに対し、「工学」的な分野に重心があるが、内実としてはどれもたいして変わらないことが多い(たとえば、大学の学部学科名などに関しては、個々の大学の個性による違いのほうが、名前による違いより大きい)。日本で、大学の工学部などにコンピュータ科学ないし情報関係の学科を設置する際に、「工学」部という語との整合のためだけに便利に使われた、という面が大きい(情報工学科の記事を参照)。 なお英語の information engineering はソフトウェア工学における一手法であり、日本語の「情報工学」とは対応しない。また似た言葉に情報学がある。.

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2次元

2次元(にじげん、二次元)は、空間の次元が2であること。次元が2である空間を2次元空間と呼ぶ。 なおここでいう空間とは、物理空間に限らず、数学的な一般の意味での空間であり、さまざまなものがある(詳細は「次元」を参照)。.

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3次元再構成法

3次元再構成法(さんじげんさいこうせいほう)とは、トモグラフィック復元の一手法で、異なる投影角度により投影された2次元の画像の集合から、元の3次元像を再構成する手法の事である。医療画像処理や電子顕微鏡画像で用いられるコンピュータ断層撮影(Computed Tomography: CT、トモグラフィー)法や単粒子解析法などの各種方法がある。数学的には、ラドン変換、逆ラドン変換により記述することができる。フーリエ変換における中央断面定理が、投影像からの3次元像の再構成が可能であることを理解しやすい形で示している。.

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三次元電子顕微鏡法

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