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1,3-ジオキサン

索引 1,3-ジオキサン

ンの3つの異性体小さい青色の数字は、環の原子の番号である。1,3-ジオキサン(1,3-Dioxane)またはm-ジオキサン(m-dioxane)は、C4H8O2という化学式を持つ環状エーテルである。CAS登録番号は505-22-6。異性体には1,2-ジオキサン、1,4-ジオキサンがある。 融点−45度、沸点の105-106度の無色の液体で、水に可溶。酸化剤と反応しやすい。引火点が1度のため引火しやすい。他のエーテル類同様に空気に触れると爆発性のある過酸化物を作る。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する。 1,3-ジオキサンと1,3-ジオキソランは、ブレンステッドまたはローリー酸触媒の存在下で、カルボニル化合物と、1,3-プロパンジオールまたは1,2-プロパンジオールから生成される。.

18 関係: 引火点プロピレングリコールエーテル (化学)カルボニル基シグマ アルドリッチジオキサンCAS登録番号異性体過酸化物触媒酸と塩基酸化剤東京化成工業消防法1,2-ジオキサン1,3-プロパンジオール1,3-ジオキソラン1,4-ジオキサン

引火点

引火点(いんかてん、flash point)とは、物質が揮発して空気と可燃性の混合物を作ることができる最低温度である。この温度で燃焼が始まるためには点火源(裸火、火花など)が必要である。また引火点ぎりぎりでは、いったん引火しても点火源がなくなれば火は消えてしまう。燃焼が継続するためにはさらに数度高い温度が必要で、これを燃焼点という。さらに高温になると点火源が無くとも自発的に燃焼が始まり、この温度を発火点という。 引火点は、火災予防の見地から、燃料やその他の液体の危険性を表現するために用いられる。例えばアメリカ合衆国では引火点が華氏100度(摂氏37.8度)以下の液体を引火性(flammable)、それ以上の液体を可燃性(combustible)と区分する。また日本の消防法では、第4類危険物(引火性液体)をその引火点に応じてさらに区分して数量規制を行っている。.

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プロピレングリコール

プロピレングリコール(propylene glycol)とは、プロパン-1,2-ジオールのことである。示性式CH3CHOHCH2OHで表される有機化合物で、中央の炭素はキラル中心であるため1対の鏡像異性体が存在する。保湿や乳化など様々な用途に使用され、食品や医薬品にも用いられる場合がある。工業的には酸化プロピレンの加水分解によって製造される。.

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エーテル (化学)

ーテルの一般構造式 エーテル(ether)は有機化合物の分類のひとつで、構造式を R−O−R'(R, R' はアルキル基、アリール基などの有機基、O は酸素原子)の形で表される化合物を指す。また、エーテルに含まれる −O− の部分をエーテル結合という。また、溶媒としてのジエチルエーテルを単にエーテルということも多い。ジエチルエーテルが発見された際に、その高い揮発性を「地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている」と解釈されたことから、古来天界の物質として考えられていたエーテルの名を援用して名付けられた。 なお、高揮発性の低沸点石油留分が名称の由来と同一発想で「石油エーテル」と命名され、実務分野ではそのまま定着しているが、石油エーテルは炭化水素のみで構成され化学種のエーテルを含んでいない。.

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カルボニル基

ルボニル基(カルボニルき、carbonyl group)は有機化学における置換基のひとつで、−C(.

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シグマ アルドリッチ

マ アルドリッチ (Sigma-Aldrich Co.)は、世界40ヵ国に展開し9,600人の従業員を有する、化学薬品の製造販売メーカーである。製造される化学、生化学製品は科学的研究、バイオテクノロジー、新規医薬品の開発およびハイテク産業における重要要素として使われている。日本法人はシグマ アルドリッチ ジャパン。 2014年9月22日、ドイツの化学会社メルク(Merck KGaA)に売却されることが発表され、2015年11月18日にメルクのライフサイエンス部門「ミリポアシグマ」の一部となった。.

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ジオキサン

ンは一般に、1,4-ジオキサンを指す。 この他、異性体に以下の2種が存在する。.

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CAS登録番号

CAS登録番号(キャスとうろくばんごう、CAS registry number)とは、化学物質を特定するための番号である。CAS番号、CASナンバー、CAS RNとも呼ばれる。.

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異性体

性体(いせいたい、、発音:()とは同じ数、同じ種類の原子を持っているが、違う構造をしている物質のこと。分子A1と分子A2が同一分子式で構造が異なる場合、A1はA2の異性体であり、A2はA1の異性体である。また同一分子式の一群の化合物をAと総称した場合、A1もA2もAの異性体である。「ジエチルエーテルはブタノールの異性体である」というのが前者の使い方であり、「ブタノールの構造異性体は4種類ある」というのが後者の使い方である。分子式C4H10Oの化合物の構造異性体と言えば、ブタノールに加えてジエチルエーテルやメチルプロピルエーテルも含まれる。 大多数の有機化合物のように多数の原子の共有結合でできた分子化合物は異性体を持ちうる。ひとつの中心原子に複数種類の配位子が配位した錯体は異性体を持ちうる。 異性体を持つという性質、異性体を生じる性質を異性(isomerism、発音:または)という。イェンス・ベルセリウスが、「同じ部分が一緒になっている」ことを意味するギリシャ語ιςομερηςから1830年に命名した。.

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過酸化物

過酸化物(かさんかぶつ、peroxide)は、有機化合物では官能基としてペルオキシド構造 (-O-O-) または過カルボン酸構造(-C(.

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触媒

触媒(しょくばい)とは、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう。また、反応によって消費されても、反応の完了と同時に再生し、変化していないように見えるものも触媒とされる。「触媒」という用語は明治の化学者が英語の catalyser、ドイツ語の Katalysator を翻訳したものである。今日では、触媒は英語では catalyst、触媒の作用を catalysis という。 今日では反応の種類に応じて多くの種類の触媒が開発されている。特に化学工業や有機化学では欠くことができない。また、生物にとっては酵素が重要な触媒としてはたらいている。.

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酸と塩基

酸と塩基(さんとえんき)は化学反応における性質である。化学の初期には水溶液における化学反応を水素イオンと水酸化物イオンから説明するものとして酸と塩基を定義付けていたが(アレニウスの定義)、化学の発展とともにその定義は拡張され、今日では水溶液に限定しない一般の化学反応における電子対の授受により酸と塩基は定義付けられている(ルイスの定義)。.

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酸化剤

酸化剤のハザードシンボル 酸化とは、ある物質が酸と化合する、水素を放出するなどの化学反応である。酸化剤(さんかざい、Oxidizing agent、oxidant、oxidizer、oxidiser)は、酸化過程における酸の供給源になる物質である。主な酸化剤は酸素であり、一般的な酸化剤は酸素を含む。 酸化反応に伴い熱やエネルギーが発生し、燃焼や爆発は、急激な酸化現象である。酸化剤は燃料や爆薬が燃焼する際に加えられて、酸素を供給する役割を果たす。一般に用いられる酸化剤としては空気,酸素,オゾン,硝酸,ハロゲン (塩素,臭素,ヨウ素) などがある。.

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東京化成工業

東京化成工業株式会社(とうきょうかせいこうぎょう、Tokyo Chemical Industry Co., Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く、化学品の製造会社。試薬を主体に、化成品や受託製造にも対応している。欧米や中国にも海外拠点を持つ。 試薬分野では、取扱い品目を有機試薬に特化して競争力を維持する戦略を採ることにより、高い収益を上げる企業として評価されている。2017年5月には深谷工場内にGMP対応工場が完成し、9月から治験薬の受託合成を始めた。.

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消防法

消防法(しょうぼうほう、昭和23年7月24日法律第186号)は、「火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、火災又は地震等の災害に因る被害を軽減し、もつて安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資すること」(1条)を目的とする法律である。 消防本部における消防吏員及び消防団の消防団員の職務についても定める。.

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1,2-ジオキサン

ンの3つの構造異性体小さい青文字は環上の原子の番号を示している。 1,2-ジオキサン(1,2-Dioxane)またはo-ジオキサン(o-dioxane)は、化学式C4H8O2の化合物である。.

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1,3-プロパンジオール

1,3-プロパンジオール(1,3-propanediol)は、炭素数が3であるグリコールの一種。溶媒、不凍液、接着剤などに用いる。別名をトリメチレングリコール。PDO と略される。消防法に定める危険物#第4類 第4類危険物 第3石油類に該当する。.

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1,3-ジオキソラン

1,3-ジオキソラン(1,3-dioxolane)は、C3H6O2という分子式を持つ複素環式化合物で、アセタール構造を持つ。単にジオキソランとも呼ばれ、溶媒やデルリン(ポリオキシメチレン)製造の際のコモノマーとして利用される。構造が似た化合物に、テトラヒドロフランとジオキサンがある。また構造異性体の 1,2-ジオキソランは有機過酸化物に分類される。 1,3-ジオキソランはエチレングリコールの水酸基をアセタール化することによって得られる。(+)-cis-ジオキソランは、ムスカリン・アセチルコリン受容体のアゴニストである L-(+)-cis-2-メチル-4-トリメチルアンモニウムメチルヨウ化-1,3-ジオキソランの慣用名である。 消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する。.

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1,4-ジオキサン

1,4-ジオキサン (1,4-dioxane) は、常圧常温において無色透明の液体の有機化合物である。分子式は C4H8O2 である。ジエチルエーテルの臭気を弱くしたような臭気を持ち、非プロトン性溶媒としてよく用いられる。構造異性体に1,2-ジオキサンと1,3-ジオキサンがある。 1,4-ジオキサンはエーテル類に分類され、2つの酸素原子の両方がエーテル基を形成している。4つの炭素原子と1つの酸素原子を有するジエチルエーテルより極性が高い。このためジエチルエーテルは水に溶けにくい一方、1,4-ジオキサンは水と混合しやすく、吸湿性もある。有機溶媒としてしばしば用いられる他、塩素系溶剤の安定化剤としても用いられることがある(pdf)。しかしグリニャール反応では、シュレンク平衡を不活性側に偏らせてしまうため、ほとんど用いられない。また重水を用いたNMRでは、化学シフトの内部基準物質としても用いられる。 なおダイオキシン (dioxin) も2つのエーテル基を有するが、ジオキサン (dioxane) とは全く特性の異なる化合物である。.

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