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阻害音

索引 阻害音

阻害音(そがいおん、obstruent)とは、子音の分類の一つ。妨げ音(さまたげおん)ともいう。調音器官で閉鎖や狭めなどの障害を作って、気流を妨げることによって調音される子音、すなわち破裂音・摩擦音・破擦音を総称する。また非肺臓子音では放出音・吸着音・入破音もこれに含まれる。 IPAの用語ではないが、調音方法の性格が同じものをまとめて言及するのによく使われる。 これに対照的なものは共鳴音である。共鳴音が通常、有声音のみであるのに対し、阻害音は無声音を典型として、声帯振動を伴う有声音をも有する。 Category:子音.

14 関係: 吸着音声帯子音入破音共鳴音国際音声記号破裂音破擦音無声音非肺臓気流機構調音方法有声音摩擦音放出音

吸着音

吸着音(きゅうちゃくおん、click)は、調音方法に基づいた自然言語の子音のグループである。放出音、入破音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

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声帯

声帯(せいたい)とは脊椎動物の喉頭の上部(前部)にある発声するための器官。 鳥類には声帯はなく、さらに肺に近い部位に位置する鳴管が発声器官となっている。 開閉する左右1対の襞(ひだ)の間の隙間に、肺から排出される空気を通過させ、振動を引き起こすことで音(声)を発する。 ヒトの場合、声帯の運動を支配するのは、第X脳神経である迷走神経の分枝、反回神経である。反回神経は、右側では右鎖骨下動脈の下、左側では大動脈の下で分枝し、迷走神経本幹とは逆に上行し(このために反回神経と呼ばれる)、喉頭に入る。.

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子音

子音(しいん、consonant)は、音声、即ち人が発声器官を使って発する音の一種。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にまたは部分的に、かつ瞬間的に閉鎖して発音する。無声音と有声音とがある。息の通り道を狭くすることによる摩擦音もある。 母音の対立概念であり、英語の consonant から C と略して表されることがある。 この記事では、音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。ただし、音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。 なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は、「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。.

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入破音

入破音(にゅうはおん、implosive)は子音のタイプのひとつで、発声可能な状態の喉頭の押し下げによる気流始動と声帯の振動、および閉鎖の開放と空気の流入によって特徴づけられる、有声声門気流吸気閉鎖音である(キャットフォード 2006:62f)。放出音、吸着音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

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共鳴音

共鳴音(きょうめいおん、英語:sonorant あるいは resonant)とは言語音の分類の一つ。響き音(ひびきおん)ともいう。 これは声帯が振動する音を声道内で共鳴させることによって作られる音を総称する。 まず母音が共鳴音であり、子音では鼻音・接近音・はじき音・ふるえ音がこれに含まれる。これらの音はすべて聞こえ(Sonority)の度合いが有声摩擦音よりも高く現れている。 IPAの用語ではないが、調音方法の性格が同様のものをまとめて言及するのによく使われる。 これと対照される言葉は阻害音であり、阻害音は主として気流の妨害によって作られる音である。 Category:子音 Category:音響.

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国際音声記号

国際音声記号 (こくさいおんせいきごう、Alphabet phonétique international (API), International Phonetic Alphabet (IPA)::aɪphiːeɪ:) は、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号である。国際音声字母(こくさいおんせいじぼ)、国際音標文字(こくさいおんぴょうもじ)とも言う。.

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破裂音

裂音(はれつおん、plosive)とは、鼻腔と口腔の双方の通気を同時に完全閉鎖するように、喉頭部または声門を閉鎖するか、あるいは口蓋帆を上げて鼻腔内を通る声道を閉鎖した上、口腔内の上下の調音器官を密着させて口腔内の声道も閉鎖することによって、閉鎖位置までの気圧を高め、その閉鎖を開放することによって発生する音(子音)を指す。.

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破擦音

擦音(はさつおん、affricate)とは、破裂音と同様の閉鎖を作るが、閉鎖を開放するときに摩擦音が発生する子音を言う。破裂音に摩擦を伴わせることは破擦化という。破裂音と摩擦音の調音点は原則として同じ(同器官的)である。但し、両唇唇歯破擦音 などの例外も存在する。 ・ のように摩擦音の部分が歯擦音であるものは世界各地の言語で広く見られる。それ以外の破擦音は分布が限られる。 摩擦音部分が側面摩擦音になることもある。例:ナワトル語 (アホロートル)・(ナワトル語)。.

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無声音

無声音(むせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気が喉頭を通る時に喉頭上部にある声帯を震動させずそのまま通り抜けて出る音。国際音声記号では、 と表記する。 子音のうち、破裂音 p, p̪, t̪, t, ʈ, c, k, q 並びに摩擦音 ɸ, f, θ, s, ʃ, ʂ, ç, x, χ, ħ, h などが無声音である。.

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非肺臓気流機構

非肺臓気流機構(ひはいぞうきりゅうきこう)または非肺気流機構(ひはいきりゅうきこう)とは、言語音を作るための気流を起こす方法のうち、肺以外の器官で気流を起こすものの総称。喉頭を動かして気流を起こす「喉頭気流機構」と、軟口蓋と舌で気流を起こす「軟口蓋気流機構」とがある。.

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調音方法

調音方法(ちょうおんほうほう、manner of articulation)は、調音に際して、喉頭以上の調音器官の形や動きによって発声器官内の空気の流れを制御したり、発声器官内で発生する音声の共鳴の仕方を変化させたり、新たな音を発生あるいは追加したりして、さまざまな母音や子音を発生させる方法を言う。調音方法の多くは多数の調音部位に共通して適用されるが、すべての調音方法がすべての調音部位に適用されるわけではない。各調音方法の日本語の名称は、「方法名+音」で表され、その方法によって生成される音声の総称名と同じであることが多い。調音法あるいは調音様式ともいう。.

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有声音

有声音(ゆうせいおん)とは、言語音を調音する際、肺からの呼気による声帯の周期的な震動(いわゆるこえ)を伴う音をいう。 母音は通常の場合、有声音であり、子音では(破裂音)、(摩擦音)、(鼻音)、(流音)などが有声音である。特に鼻音、流音(あわせて共鳴音)は多くの言語で通常有声であり、対立する無声音が音素として存在しないことが多い。 日本語や英語といった言語は、破裂音・摩擦音における有声音と無声音の差異、例えば有声音であると無声音である、有声音であると無声音であるといった差異で語の意味を区別する。一方、中国語や朝鮮語は、前述の例のような有声音と無声音の違いで意味を弁別せず、代わりに気息音の有無で弁別する言語である。それらの言語の摩擦音の多くは無声である。.

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摩擦音

摩擦音(まさつおん、fricative)とは、調音方法による子音の分類の一種。調音する際、声道内に狭い隙間をつくり、空気がその狭めを通るときに噪音を発する。調音点の隙間がこれよりも狭いと破裂音になり、これよりも広いと接近音になる。 摩擦音は破裂音と異なり、それだけを持続して発することができる。.

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放出音

放出音(ほうしゅつおん、英語: ejective)は、調音方法に基づいた自然言語の子音の分類のひとつ。入破音、吸着音と並んで、肺からの呼気を用いない非肺気流機構の子音である。.

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