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車輪配置 4-4-2

索引 車輪配置 4-4-2

国鉄6600形蒸気機関車 車輪配置 4-4-2 (しゃりんはいち4-4-2、ホワイト式分類)は2軸先輪・2軸動輪・1軸従輪で構成されるものをさす。アメリカ式分類での愛称は「アトランティック (Atlantic)」。.

10 関係: 従輪アトランティック・コースト・ライン鉄道キャメルバック式蒸気機関車先輪国鉄5300形蒸気機関車国鉄5500形蒸気機関車国鉄6200形蒸気機関車国鉄6600形蒸気機関車駆動輪車輪配置 4-4-0

従輪

従輪 (じゅうりん trailing wheel) は、機関車において動輪より後ろにある車輪、また非駆動輪 (non-driving wheel) のことである。この項では前者について述べる。通常、従輪の車軸は台車に配置されており、この台車のことを従台車という。大型の機関車の中には、重い列車を牽引して起動する時や勾配において低速で運転する時に追加の牽引力を得るために従台車にブースターを装備していることがある。 従輪は初期のいくつかの機関車で用いられていたが、19世紀後半にはあまり用いられなくなった。より強力な機関車への要求が強くなると、従輪は運転台と火室後部を支えるために用いられるようになった。 従輪はアメリカの機関車に1890年から1895年に掛けて用いられるようになったが、この車軸は固定されたペデスタルにはめ込まれていた。台枠を動輪の後ろで下げて火室の下に回りこませることで、ボイラーの位置を下げられるようにしている。さらに火室の拡大により火格子面積と伝熱面積を増し、蒸気発生能力、つまり蒸気機関車の出力を拡大することもできる。この概念はすぐに、従輪の車軸をサブフレームか台車に取り付けて横方向の動作を可能にする様改良された。通常、横方向の安定性のために外側に軸受を備えている。一体鋳鋼による従台車は1915年頃にブースターを設置する強度を得るために開発された。最終的に1921年頃に台車枠後ろ側にinverted-rocker centering deviceを備えたデルタ式従台車が開発された。デルタ式従台車はすぐに2軸用に拡張され、さらに後には3軸用のものも造られた。火格子面積を拡大する目的とは別に低規格の線区へ入線できるように軸重を低減する目的でも使用された。 ホワイト式車輪配置では、一連の番号のうち最後の数値で従輪の数が指定される。例えばミカド式の車輪配置 2-8-2の機関車は2輪(1軸)の先輪、8輪(4軸)の動輪、2輪(1軸)の従輪を備えている。例えばアメリカン式の車輪配置 4-4-0の機関車のように従輪を備えていない機関車もあり、この場合車輪配置の最後の部分に0を表記する。 1両の機関車に取り付けられた従輪の最大数は6輪(3軸)であり、車輪配置 2-6-6-6のアレゲニー式やペンシルバニア鉄道の車輪配置 6-8-6の蒸気タービン機関車や車輪配置 6-4-4-6 のデュープレックス機関車、数多くのメイソン台車式機関車 (Mason Bogie) に見られる。.

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アトランティック・コースト・ライン鉄道

アトランティック・コースト・ライン鉄道(Atlantic Coast Line Railroad、略称ACL)は、1898年から1967年7月1日にかけてアメリカ合衆国に存在した鉄道運営組織である。1967年に、競合相手であったシーボード・エア・ライン鉄道(SAL)と合併し、シーボード・コースト・ライン鉄道となった。本社は1961年まではノースカロライナ州ウィルミントン、以降はフロリダ州ジャクソンビルにあった。その後も合併を繰り返し、現在はCSXトランスポーテーションの一部となっており、その本社はジャクソンビルのままである。.

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キャメルバック式蒸気機関車

ャメルバック式蒸気機関車は、アメリカ合衆国で開発・使用された、前方視界を改善するためにボイラーに運転台がまたがるような形態にされた蒸気機関車である。.

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先輪

先輪 (せんりん、leading wheel) は、蒸気機関車において動輪より前にある動力のない車輪である。通常、先輪の車軸は台車に配置されている。この台車のことを先台車という。先輪は機関車がカーブを通り抜ける助けをし、またボイラーの前部、あるいはキャブフォワードの場合には運転室を支える働きをする。 重要な点として、先台車は垂直な軸に沿って単純に回転するだけの動きをするわけではなく、わずかながら横方向の動きも許容しなければならない。そうでなければ、機関車はカーブに正確に沿って走ることができない。この動きを制御し、中心に戻ろうとする復元力を与えるために、通常スプリングなどを用いた機構が組み込まれている。この種のスライドする台車は、1865年にイギリスのウィリアム・アダムス (William Adams (locomotive engineer)) によって特許が取得された。先輪を初めて使ったと一般に考えられているのはアメリカ合衆国のジョン・ジャービス (John B. Jervis) で、1832年に2軸の先輪と1軸の動輪を備えた機関車の設計に採用した。この車軸配置はジャービスと呼ばれている。ホワイト式表記法によれば、この機関車は4-2-0と表され、4輪の先輪と2輪の動輪を備え、従輪を備えていないということである。UIC式表記法では車輪の数ではなく車軸の数を数え、また動軸の数を数えるために記号を用い、ジャービス式は2-Aとなる。 先台車を備えていない機関車は一般的に高速用には不適とみなされている。イギリスの鉄道検査官は、グレート・ウェスタン鉄道のダブルボイス駅 (Doublebois) で起きた2両の車輪配置0-4-4の機関車による事故を受けて、この慣例を1895年に宣告した。しかしながら、他の技術者はこの慣例に反発し、ロンドン・ブライトン・アンド・サウス・コースト鉄道 (London, Brighton and South Coast Railway) の有名な車輪配置0-4-2のグラッドストンクラス (LB&SCR B1 class) 旅客急行用機関車は、1933年まで特に問題なく運行を続けていた。先輪が1軸の場合(ポニー台車 pony truckと呼ばれる)でもいくらか安定性を向上するが、2軸の先台車は高速運行にはほとんど必須である。 1両の機関車に備えられた最大の先輪の数は6輪(3軸)で、車輪配置6-2-0のクランプトン機関車 (Crampton locomotive) や、車輪配置6-4-4-6のペンシルバニア鉄道S1型 (PRR S1) デュープレックス機関車 (Duplex locomotive)や車輪配置6-8-6のS2型 (PRR S2) 蒸気タービン機関車などがある。3軸の先台車はあまり一般的ではない。クランプトン機関車は1840年代の製造であるが、その後ペンシルバニア鉄道がS1型に採用するまで使用例が無かった。.

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国鉄5300形蒸気機関車

5300形は、1882年(明治15年)から1890年(明治23年)にかけて、イギリスのベイヤー・ピーコック社(Beyer, Peacock & Co. Ltd., Gorton Foundry)で製造され、輸入された蒸気機関車である。官設鉄道(後の国鉄)で使用されたほか、日本鉄道、山陽鉄道でも同形機が使用された。ピーコック社製のテンダー機、略して「ピーテン」と呼ばれる一連の蒸気機関車の一党である。 日本鉄道及び山陽鉄道の同形機は、1906年(明治39年)に制定された鉄道国有法により官設鉄道に移管され、1909年(明治42年)の鉄道院が制定した車両形式称号規程により、5300形となった。両数は、官設鉄道が12両、日本鉄道が2両、山陽鉄道が10両の計24両である。 本形式は1921年(大正10年)から1923年(大正12年)にかけて、東武鉄道に譲渡された2両を除く22両がタンク機関車に改造され960形となっている。 官設鉄道および甲武鉄道、山陽鉄道では、1889年(明治23年)および1891年(明治25年)にニールソン(ネルソン)社(Neilson & Co., Hyde Park Locomotive Works)製を計14両(後の5400形)、関西鉄道では1890年にダブス社(Dübs & Co., Glasgow Locomotive Works)製の2両(後の5450形)を輸入し、山陽鉄道では1901年(明治34年)および1903年(明治35年)にニールソン社製を模倣して自社兵庫工場で2両(後の5480形)を製造しており、本項ではこれらについても取扱う。.

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国鉄5500形蒸気機関車

5500形は、1893年(明治26年)から1898年(明治31年)にかけて、イギリスのベイヤー・ピーコック社 (Beyer, Peacock & Co. Ltd., Gorton Foundry) で製造され、輸入された蒸気機関車である。.

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国鉄6200形蒸気機関車

6200形は、1897年(明治30年)および1900年(明治33年)に、イギリスのニールソン(ネルソン)社 (Neilson & Co., Hyde Park Locomotive Works) で製造され、官設鉄道が輸入したテンダー式蒸気機関車である。.

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国鉄6600形蒸気機関車

6600形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院、鉄道省に在籍していた旅客列車牽引用のテンダー式蒸気機関車で、もとは日本鉄道が1897年(明治30年)にアメリカのボールドウィン社から輸入したものである。 日本唯一の4-4-2(2B1)アトランティック型車軸配置を持つテンダー機関車として知られる。.

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駆動輪

駆動輪(くどうりん)とは、原動機の起こした力を直接受け回転運動に変換し、それを利用して動く車輪のことを指す。.

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車輪配置 4-4-0

国鉄6760形蒸気機関車 車輪配置 4-4-0 (しゃりんはいち4-4-0、ホワイト式分類)は2軸先輪・2軸動輪で構成されるものをさす。アメリカ式分類での愛称は「アメリカン (American)」。.

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