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言語障害

索引 言語障害

言語障害(げんごしょうがい、英:Language disorder)とは、言語の適切な理解と表現が困難な病態(状態)を言う。『DSM‒5』では言語症も併記されている。 言語障害には、「音声機能の障害」と「言語機能の障害」とがある。前者は、音声、発音、話し方についてであり、後者は、表現や理解についてである。.

23 関係: 吃音症失語症学習障害小学校局所性ジストニア中学校広汎性発達障害保育士医療機関リハビリテーション知的障害理解特別支援学級聴覚障害者表現言語言語聴覚士高次脳機能障害脳性麻痺自閉症スペクトラム障害通級構音障害教員

吃音症

吃音症(きつおんしょう、stammering symptom)とは、言葉が円滑に話せない疾病、または障害である。「発語時に言葉が連続して発せられる」、「瞬間あるいは一時的に無音状態が続く」などの症状を示す。WHO(世界保健機関)の疾病分類ICD-10では、吃音症であり、米国精神医学会の以前のDSM-IVでは吃音症、2013年のDSM-5(『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版)では 小児期発症流暢症/小児期発症流暢障害(吃音)と、症と障害が併記され、英語表記で、Childhood‒Onset Fluency Disorder (Stuttering) の診断名である。 日本国内においては吃音、どもりとも言われているが、特に近年「どもり」は差別用語や放送禁止用語とみなされており、公の場で使われなくなってきている。 吃音の原因には、児童の発達性のものと、後天的なもの(たとえば頭部外傷)が挙げられる。発達性の吃音は、2歳で発生することが多く、成人では0.8〜1.2%、学齢期の子供で約1.2%、5歳までの子供では約5%が吃音者であるといわれ、その4分の3のケースは治療の有無にかかわらず時間と共に解決する。子供の頃は本人が気づいていない場合も多い。吃音の程度や吃音の症状が出る言葉や場面には個人差があり、千差万別である。 吃音症が発症する原因が不明であるため、2018年現在、決定的な治療法がないことから、吃音を障害として認定している国もある。例えば、アメリカでは連邦障害者法、ニュージーランドでも法律により障害として扱われる。ドイツでも、障害認定を受けることができる。このように、法的に吃音症患者を保護する体制作りが各国で求められている。日本でも吃音に対する社会保障がある。2005年より吃音が発達障害者支援法に含まれるようになった。精神障害者保健福祉手帳を希望すれば軽度であっても取得できる障害者である。 吃音で身体障害者手帳を取得しているケースもある。この曖昧な部分については、厚生労働省によると、発達障害者支援法に吃音が含まれるという立場になっている。吃音という診断を使わなければ身体障害の可能性もあるという。.

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失語症

失語症(しつごしょう、aphasia)とは、高次脳機能障害の1種であり、主には脳出血、脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢(言語野)が損傷されることにより、獲得した言語機能(「聞く」「話す」といった音声に関わる機能、「読む」「書く」といった文字に関わる機能)が障害された状態である。 「聞く」「話す」「読む」「書く」全てのモダリティが障害される。よって、構音器官の麻痺などによる運動機能障害、先天的な構音器官の奇形などによる器質性障害など所謂構音障害とは異なる。また、声の出なくなる失声症などとも異なる。 病理学分野において、脳の特定部位の損傷が失語症の発生、その症候に強く関係することが分かっている。このことから、損傷すると失語症を起こすような部位を言語機能の中枢である言語野とみなすことができる。また、言語野は大脳半球の左右どちらかに偏在すること、統計的に利き手との相関性があることが知られている。総合的には90%以上の人で言語野は左大脳半球にあるとされる。 これについては脳機能局在論に詳しい。 発症原因は脳血管障害による言語野の損傷が大多数を占めるが、被殻、視床など言語野以外の損傷によるもの、重度の脳炎、大脳の変性疾患(アルツハイマー病、ピック病など)など様々な原疾患が報告されている。.

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学習障害

学習障害(がくしゅうしょうがい、Learning Disability, LD)は、単一の障害ではなくさまざまな状態が含まれる。医学、心理学、教育学の分野にまたがって研究が進められ、それぞれで若干概念が異なっている。バランス感覚を欠き、身体の協調運動の困難を合わせ持つ子も多いため、リハビリテーション医学の分野でも研究が行われている。 種類には、読解(ディスレクシア)、数学(ディスカルキュリア)、書き取り(ディスグラフィア)などがあるChildhood Voyages in Development Third Edition, Thomson Wadsworth.

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小学校

小学校(しょうがっこう)は、初等教育を施し、学校系統上最も基礎的な段階をなす学校であり、一般的にISCED-1に分類される。 英語表記には、米国式のElementary Schoolと英国式のPrimary Schoolがあるが、いずれも「初等学校」という意味であり、日本の文部科学省では米国式のElementary Schoolという表記を用いている。 どこまでを小学校と区切るかは様々であり、6・3制もあれば、4・3・2制も存在し、一方で15歳までの小中一貫教育を行う国もある。.

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局所性ジストニア

局所性ジストニア(きょくしょせいジストニア)とは、不随意で持続的な筋肉収縮を引き起こす神経疾患である。この収縮により姿勢異常が生じ、手(書痙)、指(音楽家のジストニア)、首(痙性斜頸)、眼瞼(眼瞼痙攣)、喉頭(喉頭ジストニア)、下顎骨(顎口腔ジストニア)のような身体の一部に影響を及ぼす。 局所性ジストニアは音楽家に多く見られるが、一定期間内に指を繰り返し動かすことが原因と考えられる。.

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中学校

中学校(ちゅうがっこう)は、日本における前期中等教育段階の学校。修業年限は3年間で義務教育期間(9年間)の最後の3年間にあたる 国立教育政策研究所 2018年月14日閲覧。就学については原則として満12歳となった最初の4月1日を基準とする年齢主義がとられている。 日本の中学校の制度上の正式な英語表記はLower Secondary Schoolである。一般にみられるJunior High SchoolやJ.H.S.との訳は米国の古い方式による名称である。 なお、日本の学制改革以前の中学校については旧制中学校を、中等教育機関については高等小学校・国民学校、旧制中等教育学校を参照。.

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広汎性発達障害

広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい、pervasive developmental disorders, PDD)とは、との対義される分類名であり、世界保健機関(WHO)が定めた現在のICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類 第10版)、またかつてアメリカ精神医学会が刊行したDSM-IV(精神疾患の分類と診断の手引 第4版)において分類上の概念として取り扱われている。 PDDは、社会性の獲得やコミュニケーション能力の獲得といった人間の基本的な機能の発達遅滞を特徴とする、5つの精神と行動の障害のグループである。PDDには以下5つの疾患が含まれるNational Dissemination Center for Children with Disabilities (NICHCY) (October 2003) Fact Sheet 20 (FS20)。うち、1-3番目は自閉スペクトラムと呼ばれ一般的である。4-5番目は稀であり、自閉スペクトラムに分類されることもあるが、そうでないこともある。.

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保育士

保育士(ほいくし、Childcare Worker)は、一般に保育所など児童福祉施設において子供の保育を行う者。日本の国家資格の一つである。 学歴によっては保育士と幼稚園教諭免許状(一種・二種免許状)の、双方の国家資格・教育職員免許状を取得することも可能である。保育士の単一資格者は後にオプションとして、幼稚園教諭免許状(一種・二種免許状)の教育職員免許状取得を目指す者も多い。.

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医療機関

医療機関(いりょうきかん)とは、医療を提供する施設のことである。.

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リハビリテーション

リハビリテーション(rehabilitation)とは、身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である。.

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知的障害

知的障害(ちてきしょうがい、Intellectual Disability)とは、.

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理解

解(りかい)とは、.

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特別支援学級

特別支援学級(とくべつしえんがっきゅう)とは、小学校(軽度·中度別のみ)、中学校、義務教育学校、高等学校および中等教育学校に、教育上特別な支援を必要とする児童および生徒のために置かれた学級。略して、「特学」と称する。 かつては特殊学級と呼ばれていたが、2006年に名称が変更された(特殊学級も「特学」と略していた)。学校教育法(昭和22年法律第26号)の第81条に規定があり、これに基づいた学級のため、81条学級ともいうこともある。.

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聴覚障害者

聴覚障害者の国際シンボルマーク。(なお、現在は2003年に行われた世界ろう連盟会議をもって使用を取りやめになっている。)日本においては別に「耳マーク」と呼ばれるマークが存在するhttp://www8.cao.go.jp/shougai/mark/mark.html 障害者に関するマークについて内閣府。 聴覚障害者(ちょうかくしょうがいしゃ)とは、聴覚に障害がある(耳が不自由な)人のことである。.

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表現

表現(ひょうげん)とは、自分の感情や思想・意志などを形として残したり、態度や言語で示したりすることである。また、ある物体や事柄を別の言葉を用いて言い換えることなども表現という。.

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言語

この記事では言語(げんご)、特に自然言語について述べる。.

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言語聴覚士

言語聴覚士(げんごちょうかくし、Speech-Language-Hearing Therapist (ST))は、言語や聴覚、音声、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職である。医療機関の他、保健施設、福祉施設、教育機関などで活動している。 医療機関では、医療従事者(コ・メディカルスタッフ)の一員として、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、視能訓練士(ORT)と共に、リハビリテーション専門職を構成する。米国では、オーディオロジスト(聴覚療法師)とスピーチ・ランゲージ・パソロジスト(言語療法士)に分かれており、米国での資格取得には大学院修士課程以上(聴覚療法士については博士課程)の教育歴を要する。.

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高次脳機能障害

次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)とは、主に脳の損傷によって起こされる様々な神経心理学的障害である。主として病理学的な観点よりも厚生労働省による行政上の疾患区分として導入された概念であり、異なった原因による複数の疾患が含まれる。それぞれの症状や治療について、詳しくは脳血管障害といった病理学的な観点から論じられる。.

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脳性麻痺

脳性麻痺(のうせいまひ、Cerebral palsy, CP)とは、受精から生後4週までの間に、何らかの原因で受けた脳の損傷によって引き起こされる運動機能の障害をさす症候群である。.

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自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害(じへいしょうスペクトラムしょうがい、英語:Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)、あるいは自閉スペクトラム症とは、『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)における、神経発達症群に分類されるひとつの診断名で、コミュニケーションや言語に関する症状があり、常同行動を示すといった様々な状態を連続体(スペクトラム)として包含する診断名である。従来からの典型的な自閉症だけでなく、もっと軽い状態が含まれることになった。自閉スペクトラム(Autism spectrum)、自閉症連続体(じへいしょうれんぞくたい)、自閉症スペクトルなどともいう。 かつてのICD-10やDSM-IVで用いられている広汎性発達障害の中分類に含まれていた、自閉性障害(自閉症)、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害、小児期崩壊性障害などの各障害は、DSM-5においてはASDの単一の診断名を用いて再定義された。そのためICD-5と、ICD-10やDSM-IVでは正確な分類の一致はない。 ASDの診断基準は「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」の2つを満たすとDSM-5では定められている。典型的には生後2年以内に明らかになる。有病率は0.65〜1%とされる。性差は男児において女児よりも4倍とされる。またASD児童のうち約30%は知的障害を、11〜39%はてんかんを併発している。 原因については現時点では脳機能の変異とされているが、親の子育て能力は関係しないと判明している。ASDは他の神経発達症と同様、一般的には治療法は存在せず、一生続き、治療より療育や支援に重きが置かれる。治療のゴールは、中核症状および関連症状を最小化し、さらに患者のQOLを最大化し患者家族のストレスを軽減することに置かれる。.

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通級

通級による指導(つうきゅうによるしどう)とは、日本の義務教育における特別支援教育の制度の一つで、通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度である。.

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構音障害

構音障害(こうおんしょうがい)とは、発音が正しく出来ない症状を言う(「構音」とは医学的用語であり、言語学上では「調音」と言う。一般には「発音の操作」と理解される。狭い意味では咽頭以上の音声器官の操作を言う)。喉頭の障害である音声障害とは区別される。.

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教員

教員(きょういん, Teacher)とは、学校をはじめとする教育施設で、在籍者に対して教育・保育をつかさどる職、または、その職にある者のことである。 多くの国々では、フォーマル教育において教職に就くには教員資格が要求される。 「教員」の類義語に、教師、教諭、教授、教官などがある。.

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