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産飯

索引 産飯

産飯(うぶめし)は、出産直後に神などに供える飯や料理や膳などのこと。 飯は出産直後に焚き、神仏などに供え、ご近所や産婆やお世話になった人などにも食べてもらうと、生児がよく育つと言われる。 この風習は、生児の肉体と霊魂をこの世に認めようとする願いもこめられている『これは重宝漢字に強くなる本』光文書院、1979年、622頁。 長崎県壱岐島では、女の子の場合、えくぼができるように、椀に盛った飯の上を指で押し、「えくぼめし」と呼ぶ。また、膳に乗せる小石を産婆の家から持ってくる風習もあるが、これは産婆が昔は産神を祀り、産土神を祀る巫女の役目を担っていたものと言われる。なお産婆とは助産師のことである。 長野県佐久地方では、死者の枕元に置く一膳飯と同じものを準備し、産飯とする。これを「御高盛」「てっこもり」とも呼び、命の循環を示したのかもしれない。ところで、佐久地方にも「えくぼめし」の風習があり、「片えくぼ」を望む時は一つ、「両えくぼ」を望む際には二つくぼみを飯につける。それにこの時に使う箸は、萱を用いる。 出産の前後に産飯を用意する例もみられる。 愛知県には産飯の膳に添える小石は産土神の境内から頂き、それを「産神」の御守とする風習が残っている。なお、この石を「産石」「力石」とも呼んで、生児の頭が固くかたまり、また丈夫な歯が生え育つようにという祈りをこめる。.

14 関係: 助産師えくぼ壱岐島佐久地域出産産土神長崎県長野県料理愛知県

助産師

助産師(じょさんし、midwife)とは、助産行為の専門職であり、妊娠、出産、産後ケア、女性の性保健(婦人科検査、家族計画、更年期ケア)、新生児ケアなどを分野とする 。かつて腰抱き、産婆、助産婦などと呼称された職業の発展形。 アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリアなどでは男性の助産師も存在している。日本では助産師国家試験の受験資格が女性のみとなるため、助産師は女性しかいない。 ただし、男性の産婦人科医は居る。.

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えくぼ

えくぼ(笑窪、靨、ゑくぼ)は、人が笑うとき、頬にできる小さなくぼみのこと。顔の筋肉の大きな歪みにより隙間が生じるため上部皮膚が窪んでできる。 子供のえくぼは魅力的であるとされるが、大人の場合は顔面の頬がコケて見えるため嫌う人が多い。また大きなものは成長に伴い二重顎やほうれい線と繋がり、深いシワを形成する。 整形手術でも治すことができるが、専門のマッサージや筋肉をほぐす効果のある美顔器でも時間はかかるが消すことができる。 あばたもえくぼ(痘痕も靨)とは、親の目には、子供のあばた(痘瘡によって生じた丘疹が治癒時に残った瘢痕)でもえくぼのように見える、ひいき目で見れば欠点も長所に見えるというたとえ。.

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壱岐島

壱岐島(いきのしま)は、九州北方の玄界灘にある南北17km・東西14kmの島である。九州と対馬の中間に位置する。『古事記』によれば、別名を天比登都柱(あめひとつばしら)という。 周囲には23の属島(有人島4・無人島19)が存在し、まとめて壱岐諸島と呼ぶ。ただし、俗にこの属島をも含めて壱岐島と呼び、壱岐島を壱岐本島と呼ぶこともある。官公庁の定義では「壱岐島」と呼ぶ場合、周囲の属島は含めない。 現在は長崎県壱岐市の1市体制で、長崎県では島内に壱岐振興局(旧・壱岐支庁、壱岐地方局)を置いている。また、全域が壱岐対馬国定公園に指定されている。.

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佐久地域

赤い部分が佐久地域。 佐久地域(さくちいき)は、長野県東信地方の佐久市を中心とした地域のことを指す名称で、県を10地域に分けるときに用いられる。佐久地方と呼ばれることもある。 佐久広域連合の範囲に一致する。人口は221,752人(2005年8月1日現在)。 北西部は上小地域、南西部は諏訪地域、北部および東部は群馬県、南部は山梨県と接している。 碓氷峠や内山峠を介して群馬県と隣接し、長野県の中では関東地方との繋がりが最も深い地域である。南佐久郡では山梨県中北地域との交流も活発である。 古来より北国街道の起点であり、また中山道が域内を通過している。碓氷峠は信濃国と上野国を隔てる要衝であり、かつ有名な難所であった。このような地理的な事情から、戦国時代においては武田信玄の信濃平定や、武田氏滅亡後の織田信長家臣による信濃支配、さらに天正壬午の乱に於ける徳川家康による信濃平定において、佐久地域は諏訪地域とともに重要な拠点と位置づけられた。 近代以降も北陸新幹線や1997年に廃止された信越本線(現 しなの鉄道線)、上信越自動車道、中部横断自動車道、国道18号、国道254号、国道142号などの交通網が集中しており、関東地方から長野県各地、また新潟県や山梨県への交通・物流の拠点となっている。国道141号は佐久地域を横断している。 軽井沢や蓼科などが主要な観光地である。 経済の中心地はかつては小諸市であったが、1997年の北陸新幹線開業に際して停車駅が佐久市の佐久平駅に置かれた事によって急激に経済成長を果たした佐久市が取って替わり、2000年には小諸都市圏が佐久都市圏に包含されるに至った。 南佐久郡でも特に小海町以南の地域はいわゆる「昭和の大合併」および「平成の大合併」に於いても殆ど合併が推進されなかった。北相木村および南相木村は明治22年の町村制施行以来一度も分立・合併を行っていない。.

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出産

出産(しゅっさん、Geburt、birth, childbirth)とは、子が生まれること、子を分娩すること。 「お産(おさん)」ともいう。 子を産むことは分娩(ぶんべん、英:delivery)とも呼ばれる。「出産」のほうは、より一般的な語であり、社会的、文化的側面も含まれる。 生物学的に言えば、分娩(出産)は、胎生の動物の雌の胎から胎児が出ること、あるいは出すことを指す。.

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(かみ)は、信仰の対象として尊崇・畏怖  されるもの。 一般的には「古代ギリシア語:Θεός テオス、ラテン語:deus、Deus デウス、英:god、God」にあたる外来語の訳語として用いられるが、これらの意味と日本語における「神」は厳密には意味が異なるとされる。詳細は下記を参照。また、英語において、多神教の神々はGodではなく、頭文字を小文字にしてgod、複数形:gods、もしくはdeity、複数形:deitiesと区別する。.

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産土神

産土神(うぶすながみ、うぶしなのかみ、うぶのかみ)は日本の神の区分のひとつ。単に産土ともいう。.

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萱.

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お椀に盛りつけた御飯 飯(いい、はん、まま、まんま、めし)は、.

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膳、饍(ぜん)は、一人前の食器と食物を載せる台のこと。移動が容易で、複数を組み合わせることで卓としても使える。日本や朝鮮半島などで近世に発達した。.

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長崎県

長崎県(ながさきけん)は、日本の九州地方北西端に位置する県である。県庁所在地は長崎市。 五島列島、壱岐島、対馬など、数多くの島嶼を含み、47都道府県中最も島が多いことで知られる。また、多島であるうえにリアス式海岸を多く擁することから、海岸線の長さは47都道府県中第2位もしくは第1位である(※「地形」節にて詳説)。.

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長野県

長野県空撮画像。長野盆地、富士山、浅間山、日本アルプスなどを望む。 長野県の地形図 長野県(ながのけん)は、本州内陸部に位置する日本の県の一つ。令制国名の信濃国に因み「信州」とも呼ばれている。海に面していないいわゆる内陸県であり、大規模な山岳地があるため可住地面積率は小さい。県庁所在地は長野市。善光寺の門前町として発展し第18回冬季オリンピックの開催地となった自治体でもある。.

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料理

料理(りょうり)は、食物をこしらえることで、同時に、こしらえた結果である食品そのもの広辞苑第5版。調理ともいう。 すなわち、食材、調味料などを組み合わせて加工を行うこと、およびそれを行ったものの総称である。.

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愛知県

愛知県(あいちけん)は、太平洋に面する日本の県の一つ。県庁所在地は名古屋市。.

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