7 関係: 堰、ダム、スキージャンプ (ダム)、運動エネルギー、跳水、放流 (ダム)、放流設備。
堰
堰(長良川河口堰) 堰(せき)とは、河川の流水を制御するために河川を横断する形で設けられるダム以外の構造物で堤防の機能をもたないものをいう高橋裕『河川工学』東京大学出版会 1990年 235頁。.
ダム
ダム(Dam)、堰堤(えんてい)は、水力発電、治水、利水、治山、砂防、廃棄物処分などを目的として、川や谷を横断もしくは窪地を包囲するなどして作られる土木構造物。一般にコンクリートや土砂、岩石などによって築く人工物を指すが、ダムを造る動物としてビーバーがおり、また土砂崩れや地すべりによって川がせき止められることで形成される天然ダムと呼ばれるものもある。また、ダムは地上にあるものばかりでなく、地下水脈をせき止める地下ダムというものもある。このほか、貯留、貯蓄を暗示する概念的に用いられることがあり、森林の保水力を指す緑のダムという言葉がある。 堰(せき、い、いせき)ともいうが、この場合は取水や水位の調節などが目的で、砂防目的のものは除く。 日本のダムについての詳細は日本のダムを参照のこと。.
スキージャンプ (ダム)
ダムのスキージャンプとは、ダムに付随する余水吐きの減勢工としての形態のひとつである。ダムの高い位置からスロープ状の水路が設けられており、ダムからあふれ出た水がこれを駆け下り、高い位置から空中に放出される。スキーのジャンプ台に見えることからこう呼ばれている。 スキージャンプのように、放出先である下流の河川水位よりも高い位置から水を放出し落下させるものを総称してフリップ式水叩きという。放たれた水が水面に落下する際、衝撃で河床が洗掘されることになるので、ダム直下が洗掘されないよう、ダムからできるだけ遠く離れた地点に水を落下させる必要がある。とはいえ、周囲にある空気を抱き込みながら拡散して落下するので、その勢いは低減され、河床の洗掘はある程度抑えられる。 余水吐きにフリップ式水叩きを採用する例としては重力式コンクリートダムやロックフィルダムなどダムの型式にとらわれないが、高さのあるアーチ式コンクリートダムでは特に高い位置から水を空中に放出するよう設計されており、これをスキージャンプと呼んでいる。日本における例としては宮崎県にある上椎葉(かみしいば)ダムや一ツ瀬(ひとつせ)ダムのスキージャンプが特徴的で、左岸・右岸の両岸から勢いよく放った水を空中で衝突させるという、たいへん派手な設計をしている。もっとも、経済面ではダムの中央から水を落下させる型式の方がスキージャンプよりも有利である。.
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運動エネルギー
運動エネルギー(うんどうエネルギー、)は、物体の運動に伴うエネルギーである。物体の速度を変化させる際に必要な仕事である。英語の は、「運動」を意味するギリシア語の (kinesis)に由来する。この用語は1850年頃ウィリアム・トムソンによって初めて用いられた。.
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跳水
ダム放流の跳水 thumb 跳水(ちょうすい、hydraulic jump)とは、開水路流れにおいて、射流から常流に変わるときに、流れの速度が減少し、水深が急激に増大する現象である。.
放流 (ダム)
放流のようす(稲核ダム・長野県) ダムにおける放流(ほうりゅう)とは、ダム貯水池内に貯留された流水などを下流に流す操作である。ダムの機能に応じて様々な目的で放流が行われる。放水(ほうすい)ともいう。.
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放流設備
ダムに設けられた放水路の例 放流設備(ほうりゅうせつび)は、ダムや堰から水を放流するための設備である。余剰の水を放流する目的で設けられる放流設備は、特に余水吐き(よすいばき)と呼ばれる。また、洪水時においてダムの安全を確保する目的で設けられる放流設備は、特に洪水吐き(こうずいばき)と呼ばれる。これ以外にもメンテナンスなどにおいて貯水池の水位を低下させるための放流設備や、河川の正常な機能を維持するための放流設備がある。.