6 関係: 実践理性批判、人倫の形而上学の基礎づけ、仮言命法、イマヌエル・カント、義務論、経験論。
実践理性批判
『実践理性批判』(じっせんりせいひはん、独:Kritik der praktischen Vernunft)はカントが著した哲学書である。1788年に出版される。カントのいわゆる三批判書(『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』)の一部を占めるため、第二批判(だいにひはん)と呼ばれることもある。.
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人倫の形而上学の基礎づけ
『人倫の形而上学の基礎づけ』(じんりんのけいじじょうがくのきそづけ、Grundlegung zur Metaphysik der Sitten)とは、1785年に出版されたイマヌエル・カントの倫理学・形而上学に関する著作。『道徳形而上学の基礎づけ』(どうとくけいじじょうがくのきそづけ)、『道徳形而上学原論』(どうとくけいじじょうがくげんろん)等とも。.
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仮言命法
仮言命法(かげんめいほう、Hypothetischer Imperativ)とは条件付きで提示される命令の形式である。これはある目的を達成させるという仮定が存在している上で、その目的を達成させることを望む者に対して行われるような命令のことである。例えば「もし長生きを欲するならば,健康に気をつけよ」などという形に、長生きを欲するという目的を仮定した上で、その目的を達成することを望む者に対して、健康に気をつけることを命令するといった形式である。このような目的を仮定せずとも、無条件に成り立たせられるような命令の方法は定言命法と言う。.
イマヌエル・カント
イマヌエル・カント(Immanuel Kant、1724年4月22日 - 1804年2月12日)は、プロイセン王国(ドイツ)の哲学者であり、ケーニヒスベルク大学の哲学教授である。『純粋理性批判』、『実践理性批判』、『判断力批判』の三批判書を発表し、批判哲学を提唱して、認識論における、いわゆる「コペルニクス的転回」をもたらした。フィヒテ、シェリング、そしてヘーゲルへと続くドイツ古典主義哲学(ドイツ観念論哲学)の祖とされる。彼が定めた超越論哲学の枠組みは、以後の西洋哲学全体に強い影響を及ぼしている。.
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義務論
義務論(ぎむろん、英語:Deontology)とは、哲学者であり倫理学者であるカントの唱えた道徳論である。 その内容は「汝の信条が普遍的法則となることを、その信条を通して汝が同時に意欲できる、という信条に従ってのみ行為せよ」というもの。 功利主義などを含む帰結主義とは対立する関係にある。.
経験論
経験論(けいけんろん)、あるいは、経験主義(けいけんしゅぎ、empiricism)とは、人間の全ての知識は我々の経験に由来する、とする哲学上または心理学上の立場である(例:ジョン・ロックの「タブラ・ラサ」=人間は生まれたときは白紙である)。中でも感覚・知覚的経験を強調する立場は特に感覚論と呼ぶ。 この語彙・概念自体は、元々は17世紀から18世紀にかけて生じた近代哲学の認識論において、英国を中心とする経験主義的傾向が強い議論(イギリス経験論)と、欧州大陸を中心とする理性主義(合理主義)的性格が強い議論(大陸合理論)を区別するために生み出されたものだが、現在では遡って古代ギリシア以来の西洋哲学の傾向・系譜を大別する際にも用いられる - ブリタニカ国際大百科事典/日本大百科全書/コトバンク。 経験論は哲学的唯物論や実証主義と緊密に結びついており、知識の源泉を理性に求めて依拠する理性主義(合理主義)や、認識は直観的に得られるとする直観主義、神秘主義、あるいは超経験的なものについて語ろうとする形而上学と対立する。 経験論における「経験」という語は、私的ないし個人的な経験や体験というよりもむしろ、客観的で公的な実験、観察といった風なニュアンスである。したがって、個人的な経験や体験に基づいて物事を判断するという態度が経験論的と言われることがあるが、それは誤解である。.