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仮想デバイスドライバ

索引 仮想デバイスドライバ

仮想デバイスドライバ (Virtual Device Driver, VxD)とはWindows 3.xからWindows 9x系までにおいて用いられたデバイスドライバの形式である。VxDとは仮想デバイスドライバの多くがVデバイスD(例えばマウスのドライバならVMOUSEDという具合)のように名付けられていたことに由来する。 VxDは次のような経緯で誕生した。そもそもは、シングルタスクだったDOSアプリケーションがハードウェアデバイスを独占的に使用していたことによる。そのため、Windows/386からWindows上で複数のDOSアプリケーションを実行可能となるにあたって、そのままでは複数のDOSアプリケーション同士でデバイスの使用要求が衝突する可能性が懸念された。 そこで、マイクロソフトは各DOSアプリケーションを仮想DOSマシン (VDM) と呼ばれる仮想機械上で動作することにした。仮想機械内ではデバイスも仮想化され、DOSアプリケーションがデバイスだと思って操作しているものは、実際のデバイスではない。代わって相手をするのが仮想デバイスドライバである。仮想デバイスドライバは各仮想マシンの要求を調停して実際のハードウェアを操作する。この「仮想デバイスを提供する」という点から仮想デバイスドライバと呼ばれるのである。仮想機械のインターフェイスとして16ビットコードと32ビットコードの混在が必要になるため、Linear Executable形式のファイルとなっている。 なお、DOSアプリケーションや16ビットWindowsアプリケーションばかりでなく、Win32アプリケーションでもInt 21hソフトウェア割り込みなど一部の仮想デバイスの操作は可能である。手順としては、CreateFile関数でVxDオブジェクトを作成し、得られたハンドルを基にDeviceIoControl関数を呼び出す。そのような例は、やなどに散見される。 Windows NT系はVxDに対応していない。Windows 2000やWindows XPではWindows Driver Model (WDM) が用いられている。Windows Vistaでは、新しくWindows Driver Foundation (WDF) も導入されている。.

13 関係: 仮想DOSマシン仮想機械デバイスドライバインターネットアーカイブLinear ExecutableMicrosoft Windows 2000Microsoft Windows 3.xMicrosoft Windows VistaMicrosoft Windows XPWindows 9x系Windows Driver FoundationWindows Driver ModelWindows NT系

仮想DOSマシン

仮想DOSマシン(Virtual DOS Machine:VDM)とは、マイクロソフトのWindows等に実装されたIA-32の仮想86モードを利用したMS-DOSシステムコールが動作し、いくつかの周辺機器を仮想化した仮想機械アーキテクチャである。.

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仮想機械

仮想機械(かそうきかい、仮想マシン、バーチャルマシン、virtual machine、VM)とは、コンピュータの動作をエミュレートするソフトウェアやフレームワークである。また、エミュレートされた仮想のコンピュータそのものも仮想機械という。仮想機械によって、1つのコンピュータ上で複数のコンピュータやOSを動作させたり、別のアーキテクチャ用のソフトウェアを動作させることができる。.

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デバイスドライバ

デバイスドライバ(略称:ドライバ、ドライバー、デバドラ)とは、画像ディスプレイモニター、プリンターやイーサネットボード、拡張カードやその他周辺機器など、パソコンに接続されているハードウェアなどをOSによって制御可能にするために用意された、ソフトウェアである。 一般にバスや通信サブシステムを経由してそこに接続している周辺機器と通信する。プログラムからドライバ内のルーチンを呼び出すと、ドライバが周辺機器に対してコマンドを発行する。周辺機器がドライバに対してデータを送り返してきたら、ドライバは元の呼び出したプログラム内のルーチンを呼び出すなどする。ドライバはハードウェアに依存し、OS毎に異なる。非同期なハードウェアインターフェイスに対応するため、割り込み処理を提供していることが多い。.

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インターネットアーカイブ

旧インターネットアーカイブ本部(1996年 - 2009年11月) インターネットアーカイブ (The Internet Archive) は、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名なウェイバックマシン (Wayback Machine)を運営している団体である。本部はカリフォルニア州サンフランシスコのリッチモンド地区に置かれている。 アーカイブにはプログラムが自動で、または利用者が手動で収集したウェブページのコピー(ウェブアーカイブ)が混在しており、これは「WWWのスナップショット」と呼ばれる。ほか、ソフトウェア・映画・本・録音データ(音楽バンドなどの許可によるライブ公演の録音も含む)などがある。アーカイブは、それらの資料を無償で提供している。.

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Linear Executable

Linear Executableとは、OS/2やMicrosoft Windowsそして、一部のDOSエクステンダで使われたオブジェクトファイルフォーマットである。最初にOS/2 2.0で導入された。 特徴はIA-32のプロテクトモードを意識した、16ビットおよび32ビットの複数のセグメントに渡る実行イメージを保持可能なことである。特にWindowsにおいては、その性質上16ビットコードと32ビットコードが混在する必要のある仮想デバイスドライバ(VxD)で使われた。 他のEXEフォーマットの拡張フォーマットと同様に互換性のために、対応しないオペレーティングシステムで実行した場合、対応していない旨を表示して終了する等のDOSプログラムを最初に付ける事になっている。その拡張ヘッダから指されたオフセットに'LE'または'LX'と言うシグネチャで始まるファイルヘッダがある。(WindowsのVxDでは常にLE) 尚、Windows NT系に於いてはドライバも全てPortable Executableになっており使われていない。.

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Microsoft Windows 2000

Windows 2000(ウィンドウズ にせん)はマイクロソフトがWindows NT 4.0の後継バージョンとして発表したWindows NT系のオペレーティング システムである。略称はWin2000、Win2k、W2K。コードネームはCairo(カイロ)。.

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Microsoft Windows 3.x

Microsoft Windows 3.x(マイクロソフト ウィンドウズ 3.x)は、MS-DOSを拡張する16ビットオペレーティング環境(Operating Environment:)Windows 3.1からオペレーティングシステムを名乗った。。主なバージョンとして1990年に発売された「Windows 3.0」と、1991年に発売された改良版「Windows 3.1」がある。 その他、マルチメディアに対応した「Windows 3.0 with Multimedia Extensions (Windows MME)」を一部機種で展開するなど、幾度かのマイナーバージョンアップが行われている。英語版ではネットワークをサポートする「Windows for Workgroup(Windows3.1ベース)」も発売されている。また追加モジュールとして32ビットアプリケーションを動作させるための「Win32s」、画像表示を高速化するための「WinG」、AVI形式の動画を再生するための「Video for Windows」、LANに接続するための「LAN Manager」、インターネットやメールをするための「Internet Explorer(16ビット版)」がある。 MS-DOS環境から起動させるため、事前にMS-DOSシステムをコンピュータ上で動作させておく必要がある。しかし、Windows 3.1以前はMS-DOSの拡張製品としてそれぞれが別々に販売されたため、MS-DOSは別途購入する必要がある。.

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Microsoft Windows Vista

Windows Vista (ウィンドウズ ビスタ)は、マイクロソフトが2006年にリリースした、Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステム(OS)である。.

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Microsoft Windows XP

Windows XP(ウィンドウズ エックスピー)は、マイクロソフトが2001年に発表したWindowsシリーズに属するオペレーティングシステム(OS)である。 XPは「経験、体験」を意味するexperienceに由来する。開発時のコードネームはWhistler(ウィスラー)と呼ばれていた。.

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Windows 9x系

Windows 9x系(ウィンドウズ 9エックスけい)とは、マイクロソフト製のオペレーティングシステム(OS)のうち、Windows 95及びそれを元に開発されたOSの総称である。.

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Windows Driver Foundation

Windows Driver Foundation(WDF)は、Windows 2000 以降の Windows 向けのデバイスドライバ開発のためのマイクロソフト製ツールセットである。 WDF を構成する主要ツールは Kernel-Mode Driver Framework (KMDF) と User-Mode Driver Framework (UMDF) である。これらのツールキットは、Windows のドライバ開発のための新しいオブジェクト指向プログラミングモデルを提供する。フレームワークの主要な目標は "Conceptual Scalability"(概念的スケーラビリティ)であり、ドライバ開発者が少数の単純な概念を学ぶだけで簡単なドライバを書けるようになり、さらに学ぶに従ってより複雑な機能のドライバを書けるようになることを意味する。これは、単純なドライバを書く場合にも複雑な技術的詳細に精通している必要がある Windows Driver Model (WDM) とは著しく異なる。 Conceptual Scalability を実現する鍵の一部は、KMDF と UMDF が "opt-in" モデルだという点にある。このモデルでは、模範的なドライバのデフォルトの動作を拡張したり、オーバーライドすることが可能である。これは、WDM でドライバの動作のあらゆる面を開発者が書いて実装する必要があったのとは対照的である。.

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Windows Driver Model

Windows Driver Model (WDM) とは、Windows 98とWindows 2000で導入されたデバイスドライバーのフレームワークであり、それ以前のWindowsで使われていたVxDなどを代替するものとして登場した。導入当時はWin32 Driver Modelと呼ばれていた。.

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Windows NT系

Windows NT系(ウィンドウズ エヌティけい)はマイクロソフトが開発したWindows NTのアーキテクチャに基づいて製作されたOSの総称。遅くとも Windows 98/98SE/me のサポートが終了した2006年以降から2018年現在に至る Windows の主流系統となっている。MS-DOSを基に拡張・発展してきたWindows 9x系とは全く異なった構造をしており、9x系とは分けて考えるときに、NT系と定義する。 広義の「Windows NT」として、Windows NT系という言葉が用いられる。.

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VXDVxD

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