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ヨール

索引 ヨール

ヨール(jol、yawl)は、帆船の一種。ケッチやスクーナーなどの他の帆船と比べ、縦帆のミズンセイルが船尾に配置されていることが特徴的。 ヨールはケッチと混同されることが多い。ともに船体の中ほどにメインマストを持ち、それより低いミズンマストを船体の後方に持つ。一般的にこの2つは、ミズンマストの位置と用途によって分類される(ケッチ#類似した帆装を参照)。 ヨールは当初、商業用の釣り船として登場した。全盛期には世界一周を達成したジョシュア・スローカムやフランシス・チチェスターらをはじめとする多くの航海士から人気を得ていた。これは片手で操帆できる扱いやすさから、方位磁針の指し示す方向へ正確に進むことが容易であったためだが、自動操縦やナビゲーションシステムの発達により需要が減っていった。

目次

  1. 7 関係: 帆船マストケッチスクーナー航法方位磁針

帆(ほ、)とは、風により船の推進力を得るための器具である。欧米の船のものに関しては、日本でもセイル(セール)と呼ぶことが一般的である。

見る ヨールと帆

帆船

帆船、2種の写真。うしろが'''トールシップ'''(海王丸II世)。手前が'''セーリングクルーザー'''(個人所有のもの)。 シップの例(ノルウェー船籍のChristian Radich号) 帆船(はんせん、ほぶね、)とは、「帆」(ほ)に風を受けて推進力とする船のことである。 伝統的な帆装の大型船はトールシップと呼ばれ、一方、小型の帆船はセイルボート()と呼ばれる。日本では小型セイルボート(特に縦帆のもの)を「ヨット」と呼ぶことが多いが、英語の「yacht」は「豪華な遊行船」を意味している。 水上交通のルールを定めている海上交通安全法でいう「帆船」は、帆を推力として進む水上の乗り物全てを指している。当記事では、この種の船全般について、中東、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカのものも含めて解説する。

見る ヨールと帆船

マスト

マスト(mast)とは、帆船の甲板に帆を張るために立てられた垂直棒のことである。日本語ではそのままマスト、あるいは帆柱と訳す。「檣」の漢字で表記することもある。軍艦で、マストが発展した檣楼や、上構(セイル)と区別するため"信号檣"という呼称が使われる場合もある。

見る ヨールとマスト

ケッチ

ケッチ(ketch)は帆船の一種である。漁船や軍艦、交易船として用いられた。排水量は100tから300t前後で、全長は十数メートルから30メートル。

見る ヨールとケッチ

スクーナー

フランス海軍の2本マストスクーナー、エトワール メインガフトップセイル、6)メインセイル、7)ブーム スクーナー()とは、2本以上のマストに張られた縦帆帆装を特徴とする、帆船の一種である。スクーナーは、最初にオランダで16世紀から17世紀にかけて用いられ、アメリカ独立戦争の時期に北米でさらに発展した。日本では幕末に君沢形と呼ばれた。

見る ヨールとスクーナー

航法

航法(こうほう、)とは、船舶や航空機、自動車、宇宙機などの移動体において、出発地から経由地、目的地までの航行を導く方法である。

見る ヨールと航法

方位磁針

方位磁針 方位磁針(ほういじしん、 コンパス)は、磁石を用いて方位を知るための道具。方位磁石、あるいは単に「磁針」とも呼ばれる。 ナビゲーション(航海術)などに使うための道具として仕立てられた方位磁針は伝統的には「羅針盤(らしんばん)」と呼ばれた。より複雑な羅針儀(らしんぎ)は水平を維持するジンバルと呼ばれる機構と、全周の360度に目盛を付けたコンパスカードと呼ばれる板からなる池田勝, 「」『らん:纜』 1992年 17巻 p.43-46, 、2020年6月19日閲覧。。また、振動等を軽減する機構をもつ磁気コンパス(電子コンパス)というタイプもある。回転するコマの原理を利用して地球の自転軸に合わせる機構をもつものはジャイロコンパスという。また、方位磁針は中国からシルクロードを使って日本に渡ってきた。

見る ヨールと方位磁針