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メロシアニン

索引 メロシアニン

メロシアニン(Merocyanine)は、ポリメチンに属する合成染料である。代表的なメロシアニン色素にはメロシアニンIがある。この染料は通常激しく発色し、大きな吸光係数を持つ。 メロシアニン540は膜電位の計測に用いられた初めての蛍光染料である。また、ブルッカーメロシアニンおよびその関連化合物は目立ったソルバトクロミズム挙動を示す。.

4 関係: 吸収係数シアニンソルバトクロミズム膜電位

吸収係数

吸収係数(きゅうしゅうけいすう、absorption coefficient)または吸光係数(きゅうこうけいすう)とは光がある媒質に入射したとき、その媒質がどれくらいの光を吸収するのかを示す定数。長さの逆数の次元を持つ。ランベルト・ベールの法則に従えば、媒質をある距離通過した光の強度と入射した光の強度の比の対数(吸光度)は、通過距離と比例関係にあり、その比例係数を吸収係数と呼ぶ。 記号としては自然対数の形式ではα、常用対数の形式ではβを用いる場合が多い。また、溶液などの吸収を観測する場合、αまたはβを溶液の単位モル濃度で規格化したモル吸光係数εが用いられる。 音波についても同様に、音波吸収係数などの概念が用いられる。.

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シアニン

アニン (cyanine) は、ポリメチンに属する合成染料である。シアニン類は蛍光染料、特に生物医学イメージングに用いられている。構造によるが、シアニン類は赤外から紫外領域のスペクトルをカバーする。 シアニン類はもともと、写真乳剤の感光範囲を増大させるために使われていた(例:フィルム上に像を形成する波長の範囲の増大)。また、CD-RやDVD-Rにも使われている。その用途での色は大部分が緑色かライトブルーである。シアニンで作られたCDやDVDは、化学的に不安定であり数年で読み取ることができなくなる。 シアニン類が初めて合成されたのは100年ほど前である。.

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ソルバトクロミズム

ソルバトクロミズム(Solvatochromism)は、溶媒の極性の変化によってその化学物質の色調が変化する現象のことである。溶媒の極性の増加によって、負の溶媒和発色は浅色移動し、正の溶媒和発色は深色移動する。ソルバトクロミズムの兆候は基底状態と励起状態間の染料分子の双極子モーメントの違いに依存する。 ソルバトクロミック効果またはソルバトクロミックシフトは溶媒極性とともに吸収・発光スペクトルの強い依存を示す。発色団の基底状態と励起状態の極性が異なるので、溶媒極性の変化は異なる基底・励起状態の安定化を導き、電子状態のエネルギーギャップが変化する。その結果、吸収スペクトルの位置、強度、そして形状の変化は、溶質と溶媒分子の間の特異性相互作用の直接的な測定をすることができる。 フランク=コンドンの原理(光吸収の間はその原子核間距離が変わらない)のため、その励起状態の溶媒シェルは励起状態分子(溶質)との平衡にはない。実際には、基底状態イオン対の電荷移動遷移は吸収スペクトルにおいて最大の変化を与えるため、溶媒極性の計測に役立っている。 正のソルバトクロミズムの例:4,4'-ビス(ジメチルアミノ)フクソンは非極性のトルエン中では橙色、やや極性のあるアセトン中では赤色、極性の大きいメタノール中では赤紫色を示す。 負のソルバトクロミズムの例:2-(4'-ヒドロキシスチリル)-N-メチル-キノリニウムベタインは、非極性のクロロホルム中では青色、極性のある水中では血赤色を示す。また、ヨウ化 4-(4'-ヒドロキシスチリル)-N-メチル-ピリジニウムはn-ブタノール中では紫色、1-プロパノール中では赤色、メタノール中では橙色、水中では黄色を示す。 Category:分光学 Category:化学 Category:クロミズム.

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膜電位

中脳黒質緻密部から得た神経細胞にて、電流固定法(カレントクランプ法)によって観察された、膜電位の変動。脱分極刺激を与えられた神経細胞が8本の活動電位を発生していることが観察される。膜電位(まくでんい、membrane potential)は細胞の内外に存在する電位の差のこと。すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっており、この電荷を持つイオンの分布の差が、電位の差をもたらす。通常、細胞内は細胞外に対して負(陰性)の電位にある。 神経細胞や筋細胞は、膜電位を素早く、動的に変化させる事により、生体の活動に大きく貢献している。そのため、膜電位とはこれらの細胞の専売特許であるかのように誤解される事も多い。しかし現実には、全ての細胞において膜内外のイオン組成は異なっており、膜電位は存在する。たとえばゾウリムシの繊毛の打つ方向の制御は膜電位の変化によって制御されている。また植物細胞において有名な例としては、オジギソウの小葉が触れる事により閉じるのも、オジギソウの細胞の膜電位の変化によるものである事が知られている。このように、膜電位(とその変化)は、単細胞生物や植物細胞にさえ存在する、生物共通の基本原理である。.

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