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ポントス (ギリシア神話)

索引 ポントス (ギリシア神話)

ポントス(Πόντος,, Pontus)とは、ギリシア神話に登場する原初の海神である。もっとも単純に海を神格化した存在である。 ヘーシオドスの『神統記』によれば大地母神ガイアが1人で産んだ子で、ウーラノス、ウーレアーとは兄弟に当たる。ガイアと親子婚し、その間にネーレウス、タウマース、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーをもうけたとされる。またガイアとアイテールの子とする説もある。.

24 関係: 岩波文庫岩波書店廣川洋一地母神ネーレウス (ギリシア神話の神)ポルキュースヘーシオドスアポロドーロスアイテールウーラノスウーレアーエウリュビアーガイアガイウス・ユリウス・ヒュギーヌスギリシア神話ケートータウマース神統記親子婚高津春繁講談社学術文庫松田治海神

岩波文庫

岩波文庫(いわなみぶんこ)は、株式会社岩波書店が発行する文庫本レーベル。1927年(昭和2年)7月10日に、ドイツのレクラム文庫を模範とし、書物を安価に流通させ、より多くの人々が手軽に学術的な著作を読めるようになることを目的として創刊された日本初の文庫本のシリーズ。最初の刊行作品は『新訓万葉集』などであった。.

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岩波書店

株式会社岩波書店(いわなみしょてん、Iwanami Shoten, Publishers. )は、日本の出版社。.

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廣川洋一

廣川 洋一(ひろかわ よういち、1935年1月19日- )は、日本の哲学者。専攻は西洋哲学。筑波大学名誉教授。 新潟県出身。東京教育大学文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東海大学助教授、教授、1988年筑波大学教授、1999年定年退官、名誉教授、龍谷大学教授。2005年退任。古代ギリシア哲学が専門。.

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地母神

地母神(じぼしん、ちぼしん)、母なる神(ははなるかみ)は一般的な多産、肥沃、豊穣をもたらす神で、大地の豊かなる体現である。「大地の母」として描かれる。.

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ネーレウス (ギリシア神話の神)

ネーレウス(Νηρεύς,, Nereus)は、ギリシア神話に登場する海神である。特に穏やかな内海を神格化している。ギリシア神話の英雄ネーレウスとは綴りが違う。長母音を省略してネレウスとも表記される。.

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ポルキュース

ポルキュース(Φόρκυς,, )、あるいはポルコス(Φόρκος,, アポロドーロス、1巻2・6。アポロドーロス、2巻4・2。アポロドーロス、摘要(E)7・20。)は、ギリシア神話の神である。大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ケートー、エウリュビアーと兄弟。物静かな入り江や浜辺を住処としていた。兄妹のケートーを妻とし、グライアイ3姉妹や、ゴルゴーン3姉妹の父となった。一説にはエキドナや、スキュラ、セイレーンの父親でもある。 またトロイア戦争で活躍したプリュギアの武将にも、同名のポルキュースがいる。.

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ヘーシオドス

ヘーシオドス (Ἡσίοδος, Hēsíodos) は、古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定される。『神統記』や『仕事と日』(仕事と日々)の作者として知られる。 1939年からギリシャで発行されていた旧50ドラクマ紙幣に肖像が使用されていた。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アイテール

アイテール(Αἰθήρ, Aether)とは、ギリシア神話に登場する原初神で、天空神である。日本語では長母音を省略してアイテルとも表記する。.

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ウーラノス

ウーラノス(Ουρανός、Ouranos)は、ギリシア神話に登場する天空神である。全宇宙を最初に統べた原初の神々の王とされる。果てしなく巨大な体躯を持ち、無数の銀河系が鏤められた宇宙を常に身に纏っている。ウーラノスとはギリシア語で 「天」 の意味で、天そのものの神格化である。日本語では長母音を省略してウラノスとも表記する。 ローマ神話にも取り入れられカイルス(Caelus)と呼ばれる高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、60,95,104,287頁。。.

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ウーレアー

ウーレアー(Oὔρεα。発音:Oὔρος。Ourea)は、ギリシア神話に登場する山神である。もっとも単純に山を神格化した存在である。 ヘシオドス『神統記』によればガイアが産んだ子の一人でありヘーシオドス、129~131。、ガイアの産んだ神・女神の中で最初の人物の一人にも当たる。『神統記』では以下のように記されている。 ガイアは丘に住むニムフたちに優美な社交の場となるべく 延々と続く丘陵(ウーレアー)を生み出した。 ウーレアーは10人いた。エトナ、アトス、ヘリコン、ニソス、オリンポス(1,2)、オレイオス、パルネス、トモーロスであり、ウーラノスやポントスと同様、ガイアの単為生殖によりできた。ギリシャ人は個々の山を擬人化することは、リュディアの王や山であったトモーロスを例外として、殆ど無かった。どの山もそれぞれ独自のニムフ、オーリアッドを持っていたと言われていた。 ミノア文明の創造の象徴である、五階建の宮殿はギリシャ本土の建築物においてしばしば擬人化されていた。これは山においてはほとんど該当しなかった。.

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エウリュビアー

ウリュビアー(Εὐρυβία, )は、ギリシア神話の女神、あるいは人間の女性である。長母音を省略してエウリュビアとも表記される。.

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ガイア

イア(Γαῖα, Gaia, Gaîa, Gæa, Gaea)、あるいはゲー(Γῆ, Gē)は、ギリシア神話に登場する女神である。地母神であり、大地の象徴と言われる。ただし、ガイアは天をも内包した世界そのものであり、文字通りの大地とは違う存在である。『神統記』によれば、カオスから生まれ、タルタロス、エロースと同じく世界の始まりの時から存在した原初神であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店フェリックス・ギラン 『ギリシア神話』 青土社。 ギリシア神話に登場する神々の多くはガイアの血筋に連なり、また人類もその血を引いているとされ、母なる女神としてギリシア各地で篤く崇拝された。未来を予言する能力を持つ女神であり、デルポイの神託所はアポローンの手に渡る前に元々ガイアのものであった。さらに、地上のあらゆる事がその上で行われることから、誓言の神でもある。 ローマ神話におけるテルースに相当する。.

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ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス

イウス・ユリウス・ヒュギーヌス(Gaius Iulius Hyginus) は、ラテン語の著作家。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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ケートー

ートー(Κητώ,, Ceto)は、ギリシア神話の女神である。その名は「海の怪物」という意味である。ケートーは海の危険性や恐怖、海の未知の生物を神格化した女神である。長母音を省略してケトとも表記される。 大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ポルキュース、エウリュビアーと兄弟。兄であるポルキュスを夫とし、ゴルゴーン3姉妹やグライアイ3姉妹の母となった。一説にはエキドナやスキュラ、セイレーンの母ともいう。 このように、二人の子や孫はすべて怪物となった。.

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タウマース

タウマース(Θαύμας,, Thaumas)は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してタウマスとも表記される。ガイアとポントスの子で、ネーレウス、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーと兄弟アポロドーロス、1巻2・6。。オーケアノスとテーテュースの娘エーレクトラーとの間に虹の女神イーリスと、2人のハルピュイア、アロエーとオーキュペテーをもうけた。 また一説にイーリスと3人のハルピュイア、ケライノー、オーキュペテー、ポダルゲーをもうけたとも、オゾメネーとの間に3人のハルピュイア、アエロープス、ケライノー、オーキュペテーをもうけたともいう。.

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神統記

『神統記』(しんとうき、θεογονία, テオゴニアー、Theogony)は、紀元前700年頃の古代ギリシアの詩人ヘーシオドス作の叙事詩である。ヘクサメトロス(長短短六脚韻)1022行からなる。冒頭の記述からヘーシオドスの処女作とされ、30代前半の作品と推定される。原題の「テオゴニアー」は「神々の誕生系譜」を意味する。 原初の混沌=カオスからの世界の創造、神々の系譜とその三代にわたる政権交代劇を描き、ギリシア神話の宇宙観の原典とされる。 特徴として、ゼウス政権の正統性、無謬性を強調する事(そのためティーターノマキアーやプロメーテウスの説話に若干矛盾が生じている)、女神ヘカテーを強く賛美している事などがある。 作品中には後世の挿入と見られる箇所もあり、965行から後を、元来は別の作品(『女傑伝』)であったと推定する研究者もいる。.

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親子婚

親子婚(おやここん)は、親子同士による結婚のこと。日本では、「親子婚」と書いて「おやこたわけ」と読む場合もある。「おやこたわけ」という言葉は、単なる「親子同士の結婚」という意味に加え、罪として忌み嫌われた親子間の性行為という意味で用いられる用語である。 多くの社会では許可されていないが、世界には伝統的に許容していた文化もある。山内昶曰く、母と息子の結婚はアメリカ州のインディオではカリブ族やティンネ族など、ジャワではカラング族、アフリカではムブティ族やバニョロ族で可能とされていた山内昶 『タブーの謎を解く―食と性の文化学』(筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年) 55ページ ISBN 4-480-05691-2。同じく山内昶曰く、父と娘の結婚はビルマではカレン族、アフリカではアザンデ族、オセアニアにおいてはソロモン諸島やマーシャル諸島などで可能とされていた。また、山内昶は母と息子の結婚を許可する文化と父と娘の結婚を許可する文化の両方が存在した例として、セレベスのミナハサ族を挙げている。.

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高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

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講談社学術文庫

講談社学術文庫(こうだんしゃがくじゅつぶんこ)は、講談社刊の文庫判・学術書レーベル、1976年(昭和51年)に発足。シンボルマークは、古代エジプトで知識や学問の象徴とされていた「トキ」(アフリカクロトキ)の姿をした神トートである。 単行判・選書新書の(改訂・改題も含む)再刊、古典新訳のみならず、文庫書き下ろしでの出版も多い。約40年間で2000冊代を刊行、重版多数の書目がある一方で、初版のみで品切絶版となった書目も多い。 2011年(平成23年)より、電子書籍版を購入できるiOS用のアプリケーション「選書メチエ&学術文庫」をApp Storeを配信している。.

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松田治

松田 治(まつだ おさむ、1940年 - 2006年)は、日本の古典古代文学者。 奄美大島生まれ。東京教育大学文学部卒業。東京大学大学院西洋古典学修士課程修了。流通経済大学教授、つくば国際大学教授。.

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海(うみ)は、地球の地殻表面のうち陸地以外の部分で、海水に満たされた、一つながりの水域である。海洋とも言う。 海 海は地表の70.8%を占め、面積は約3億6106万km2で、陸地(約1億4889万km2)の2.42倍である。平均的な深さは3729m。海水の総量は約13億4993万立方キロメートルにのぼる理科年表地学部。ほとんどの海面は大気に露出しているが、極地の一部では海水は氷(海氷や棚氷)の下にある。 陸地の一部にも、川や湖沼、人工の貯水施設といった水面がある。これらは河口や砂州の切れ目、水路で海とつながっていたり、淡水でなく塩水を湛えた塩湖であったりしても、海には含めない。 海は微生物から大型の魚類やクジラ、海獣まで膨大な種類・数の生物が棲息する。水循環や漁業により、人類を含めた陸上の生き物を支える役割も果たしている。 天体の表面を覆う液体の層のことを「海」と呼ぶこともある。以下では主に、地球の海について述べる。.

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海神

海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)は、海を司る神。また、海に住んでいるという神。世界各地の神話においても比較的高位の神とされている場合が多い。.

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