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ポルタメント

索引 ポルタメント

ポルタメント (portamento) は、ある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法である。イタリア語の"portar' la voce "、フランス語の"port de voix "(いずれも「声を運ぶ」の意味)に由来し、声楽やヴァイオリンなど擦弦楽器の表現方法であった。現在は管楽器や電子楽器でも使用される。旋律を情感豊かに歌うために使用されるが、乱用は悪趣味であるとされる『標準音楽辞典』音楽之友社、1966年。.

17 関係: 声楽尺八三味線一弦琴弦楽器チョーキングヴァイオリントロンボーンピッチベンドグリッサンドシンセサイザーシタールスラースライドギター邦楽擦弦楽器

声楽

声楽(せいがく)とは器楽の対語であり、人声を中心とした音楽を指す。通常、浪曲や演歌は含まない『新明解国語辞典』(2010)。.

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尺八

尺八の前面(左)と背面(右) 尺八(しゃくはち)は日本の木管楽器の一種である。リードのないエアリード楽器に分類される。中国の唐を起源とし、日本に伝来したが、その後空白期間を経て、鎌倉時代から江戸時代頃に現在の形の祖形が成立した。 名称は、標準の管長が一尺八寸(約54.5cm)であることに由来する 。語源に関する有力な説は、『旧唐書』列伝の「呂才伝」の記事によるもので、7世紀はじめの唐の楽人である呂才が、筒音を十二律にあわせた縦笛を作った際、中国の標準音の黄鐘(日本の十二律では壱越:西洋音階のD)の音を出すものが一尺八寸であったためと伝えられている 。演奏者のあいだでは単に竹とも呼ばれる。英語ではあるいは、とも呼ばれる。 真竹の根元を使い、7個の竹の節を含むようにして作るものが一般的である。上部の歌口に息を吹きつけて音を出す。一般的に手孔は前面に4つ、背面に1つある。 尺八に似た楽器として、西洋のフルートや南米のケーナがある。これらは、フィップル(ブロック)を持たないエアリード楽器である。.

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三味線

三味線(しゃみせん)は、日本の有棹弦楽器。もっぱら弾(はじ)いて演奏される撥弦楽器である。四角状の扁平な木製の胴の両面に猫や犬の皮を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を、通常、銀杏形の撥(ばち)で弾き演奏する。.

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一弦琴

一弦琴(いちげんきん、一絃琴)とは、細長い木製の胴に一本の弦を張った琴で、弦楽器の一種蒲生『国史大辞典』「一絃琴」。須磨琴・独弦琴・板琴などともいう三谷『日本史大事典』「一弦琴」。 一般的なものは、胴の長さは110cmくらい、幅は頭部で11cm・尾部で8cmくらい、中間に2か所のくびれがある。胴の表面部には徽とよばれる12個の目印がはめ込まれている。弦は絹糸で作られている。 奏者は左側に尾部を見るようにして頭部の横側に正座して演奏を行う。元々は膝の上に琴を載せて演奏していたが、後には台の上に置いて演奏するようになった。右手人差指に竜爪(短管)と呼ばれる義甲を、左手中指に転管(長管)という管をそれぞれはめて、転管で徽がはめられている感所(勘所)を抑えながら、竜爪で撥弦(弦をはじく)して演奏する。竜爪と転管は、8cmくらいの竹もしくは象牙の管の中間から少し外れた場所から斜め切りにし、短い方を竜爪に、長い方を転管にして用いる。 日本における一弦琴の由来は諸説あって不明である。『日本後紀』によれば、延暦18年(799年)7月のこととして三河国に流れ着いた天竺の人が一弦琴をひいたのが最古の記録であるが、インドのビーナに近いものであったと推定される。「一弦琴の祖」と称される須磨琴については、幕末に松平四山が著した『当流板琴大意抄』によれば、平安時代(9世紀)に在原行平が須磨に流された際に庇の板で琴を作ってつれづれを慰めたとする説を載せているが、同時代の富士谷御杖が著した『北辺随筆』ではこの説を否定している。 中根淑の説では今日知られる一弦琴は寛文年間(17世紀)に中国(清)から伝えられた比較的新しいもので、宝暦から明和年間の頃(18世紀)に河内国金剛輪寺にいた覚峯(麦飯真人と号する)という僧侶が普及させ、中山信敬(備前)・中川蘭窓ら弟子に伝えられた。幕末から明治にかけて大坂で真鍋豊平やその門人である土佐(高知)の徳弘太橆や東京の富田豊春が活躍して隆盛となり、志士たちからは一弦琴の練習を口実に密会を重ねたとされる。だが、その隆盛も短い間であり、高雅で繊細な楽曲に向いていたが余りに地味であったため、明治末期以降衰微して、現在わずかに行われるのみである。.

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弦楽器

弦楽器(げんがっき)(絃楽器とも)とは、弦に何らかの刺激を与えることによって得られる弦の振動を音とする楽器の総称である。弦の振動を得るために、弦とそれを張力をもって張っておく装置を備え、多くの場合は得られた音を共鳴させて音を拡大するための装置を持つ。 楽器分類学では弦鳴楽器と呼ぶ。.

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チョーキング

thumb チョーキング(bending)とは弦を弾いた後に押弦している指で弦を引っ張り、無段階に音の高さを変えるギターの演奏技法である。 そもそもチョーキングは「絞める」という意味の英語だが、この言葉が使われるのは日本のみで、日本国外では意味が通じない。 古くからアメリカの黒人ブルースミュージシャン達(B.B.キングなど)や、白人カントリーミュージシャン達が使っていたテクニックである。それ以前よりジャズやブルース音楽でのサックスは持続音の中で音程を上げるピッチベンドという奏法を用いていたが、ブルース音楽のギタリスト達がこの管楽器のピッチベンドを模して使いだした奏法がチョーキングである。これが世の中に広まったのは、白人のロックミュージシャン達(エリック・クラプトンなど)が多用して以来と見る向きもある。太い弦を使用するアコースティックギターの時代から存在したテクニックだが、エレクトリックギターの時代になって以降、ロックの殿堂入りバンド、 の が張力の弱い細い弦を考案し、それ以降、ようになった。 チョーキングで音程を上げた状態において、ビブラートをかけることをチョーキングビブラートという。 同様の技法はヴァイオリン、三味線のようなフレットのない有棹弦楽器を除く弦楽器に広く用いられており、例えば箏の「押し手」の技法は弦を引っ張る方向こそチョーキングとは違えど原理は全く同じである。また、インドのシタールのミンドはチョーキングに極めて近い奏法である。.

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ヴァイオリン

ヴァイオリンまたはバイオリンは弦楽器の一種。ヴァイオリン属の高音楽器である。ヴァイオリン属に属する4つの楽器の中で最も小さく、最も高音域を出す楽器である。弦を弓や指などで振動させて音を出す、弦鳴楽器に属する。しばしば「Vn」「Vl」と略記される。.

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トロンボーン

トロンボーンは、金管楽器の一種である。スライド式のものは、2つの長いU字型の管を繋ぎ合わせた構造を持ち、その一部(スライド)を伸縮させて音高を変える。また、バルブ式の物もある。テナートロンボーンと現代のベーストロンボーンの調はB♭(変ロ調)であるが、いずれも実音で記譜される。語源はラッパを意味するイタリア語 tromba に、より大きなものを表す接尾語(“-one”)を付けたものであり、「大きなトランペット」という意味である。.

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ピッチベンド

ピッチベンド()は、各種楽器の奏法で、音高(ピッチ)を連続的に(滑らかに)変化させることである。 直訳すると「ピッチを曲げる」の意で、単にベンドとも呼ぶ。 ある音を基準としてその上または下に若干変化させることを意味し、別の音に滑らかに変化させるグリッサンドやポルタメントとは区別される。.

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グリッサンド

リッサンド (glissando)またはグリッサンド奏法 は、一音一音を区切ることなく、隙間なく滑らせるように流れるように音高を上げ下げする演奏技法をいう。演奏音を指しグリッサンドという場合もあり、演奏音は滑奏音とも呼ばれる。 グリッサンド奏法を、主に旋律の表現のために使う場合はポルタメントと呼ばれる。ただし、ポルタメントが次の音に移る瞬間に素早く移動するのに対し、グリッサンドでは前の音から一定の時間をかけてほぼ等速で移行する。.

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シンセサイザー

ミニモーグ」 シンセサイザー(synthesizer)は、一般的には主に電子工学的手法により楽音等を合成(synthesize:シンセサイズ)する楽器「ミュージック・シンセサイザー」の総称。電子楽器、音源と呼ばれることもある。.

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シタール

タール(ヒンディー語:सितार、英語:Sitar)は、北インド発祥の弦楽器。民族楽器の一つ。.

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スラー

ラー(slur)とは、楽譜に用いられる演奏記号のひとつで、いくつかの音符を弧でくくり、音と音を滑らかにつなげて演奏することを表す。アーティキュレーションのひとつである。 タイと形状が似ているが、異なる音楽記号である。 実際の演奏では、スラーの始点から終点までがひとまとまりに聞こえるように演奏する。このため、終点の音を除き、すべての音は十分に伸ばされる。スラーはひとつのフレーズを表すことも多く、この場合には、音質や音量に段差がないように演奏されるが、まとまりを感じさせるために終点の音を弱くするのが普通である。また、始点の音は若干強く演奏することが多い。スラーの中で音の上下があるときには上行でだんだん強くし、下行でだんだん弱くするなど、一般的なフレーズの作り方に準ずる。 ヴァイオリンなど擦弦楽器においてはひと弓で、フルートなど管楽器においては基本的にを付けないことを示す奏法記号である。 これら以外にもこの記号がつけられる場合があるが、その場合は滑らかにつなげることを意味する。.

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スライドギター

ライドギター(slide guitar、別名:ボトルネックギター)は、ギターの奏法のひとつ。スライドバーと呼ぶ棒を指に装着または持ち、弦がフレットや指板から浮いた状態のままバーを任意の位置で弦に接触させ、ピッキングして発音する奏法である。.

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箏(そう)は、日本の伝統楽器。十三本の糸を有するが、十七絃箏など種々の多絃箏がある。箏は一面、二面(いちめん、にめん)と数える。弦楽器のツィター属に分類される。 一般的に、「箏(こと)」と呼ばれ、「琴(きん)」の字を当てることもあるが、「箏」と「琴」は別の楽器である。最大の違いは、箏は柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴は柱が無く弦を押さえる場所で音程を決める。ただし、箏の柱(箏の駒)は「琴柱」とするのが一般的で(商品名も琴柱)、箏の台は琴台(きんだい)と必ず琴の字を使う。 箏 総象牙巻繰り甲の箏(金子誠次作).

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邦楽

邦楽(ほうがく)とは、日本の音楽のこと。 日本のポピュラー音楽全般をさして邦楽という場合もある。欧米のポピュラー音楽である洋楽との対に成っている。 日本のポピュラー音楽全般の事を言っているのかは前後の文脈で判断する。 本項においては狭義の邦楽である、日本の伝統的な民族音楽や古典音楽などを説明する。和楽、国楽とも呼ばれ、日本のポピュラー音楽であるJ-POPや昭和時代の歌謡曲との区別のため、純邦楽とされることもある。.

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擦弦楽器

擦弦楽器(さつげんがっき)とは、弓または棒で、弦をこする(擦・さつ)ことによって音を出す楽器の総称である。.

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