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ペナーテース

索引 ペナーテース

ペナーテース(Di Penates、Penates)はローマ神話に登場する神であり、元々は納戸の守護神だったが、後に世帯全体を守る家庭の神となった。ラレース、ゲニウス、レムレースと関係が深い。ペナーテースはプロペルティウスの詩 (iv.i) でも言及されている。 ペナーテースはローマの各氏族の権勢とも関連付けられており、祖先の霊とされることもある。古代ローマの住居には入り口に女神ウェスタの小さな祠があった。この祠の中にペナーテースの小さな像が安置されていた。.

9 関係: 守護神世帯ラレースレムレースローマ神話ウェスタゲニウスセクストゥス・プロペルティウス

守護神

守護神(しゅごしん)とは、何かを守るのが役目の神、またはそれに準ずる存在。守り神(まもりがみ)とも呼ばれる(英語:guardianなど)。.

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世帯

世帯(せたい、英:household)とは、.

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ラレース

ラールのブロンズ像。紀元1世紀。ローマ カピトリーノ美術館 ラレース(Lares、古い綴りは Lases)は、古代ローマ時代の守護神的な神々(複数)である。単数形はラール(Lar)。その起源はよくわかっていない。家庭、道路、海路、境界、実り、無名の英雄の祖先などの守護神とされていた。共和政ローマの末期まで、2体の小さな彫像という形で祭られるのが一般的だった。 ラレースは、その境界内で起きたあらゆることを観察し、影響を与えると考えられていた。家庭内のラレース像は、家族が食事中はそのテーブル上に置かれた。家族の重要な場面では、ラレース像が必須となっていたと見られている。このため古代の学者らはこれを「家の守護神」に分類していた。古代ローマの作家の記述を見ると、ラレースと同様の家の守護神とされていたペナテースを混同している場合もある。ローマ神話の主な神々に比べると守備範囲も力も小さいが、ローマの文化には深く根付いていた。アナロジーから、本国に戻るローマ人を ad Larem (ラレースに)戻ると称した。 ラレースはいくつかの公けの祭りで祝福され礼拝された。中には vici (行政区)全体を守護するとされたラレースもある。また、ラレースを祭った交差点や境界線にある祠(コンピタレス; Compitales)は、宗教、社会生活、政治活動の自然な焦点となっていた。これらの文化はローマ帝国初期の宗教・社会・政治改革に取り込まれた。ラレースを家庭内に祭るという文化は変化しなかったようである。これらは少なくとも紀元4世紀まで持ちこたえた。.

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レムレース

レムレース(lemures)は、ローマ神話における騒々しく有害な死者の霊または影を意味し、騒がしたり怖がらせたりするという意味で悪霊 (ラルヴァ、larva、larvae)に近い。lemures は複数形で、単数形はレムール (lemur)。レムレースは文学にもまれに使われる語で、ホラティウスの作品やオウィディウスの『祭暦』で使っている。レムレースは、埋葬や葬式や心のこもった祭儀を行ってもらえなかった霊がさまよいだし恨みを抱くようになったものを意味することもある。墓や奉納文があるからといってレムレースにならないとは言えない。オウィディウスはレムレースを放浪し常に満たされず執念深い地下世界の祖先神(マネス神またはパレンテス神)と解釈していた。彼にとって、それらの信仰儀礼は不可解なほど古風で、半ば神秘的で、おそらくかなり古い伝統の根ざしているだろうことを示唆していた。後のアウグスティヌスはレムレースとラルヴァを騒がせたり怖がらせたりする悪い「マネス」だとし、一方でラレースをよい「マネス」だとした。 レムレースは形を持たず、ほとんど知覚できないもので、暗闇や暗闇によってもたらされる不安と結びついている。共和政時代からローマ帝国時代にかけて、5月の9日、11日、13日をレムレースを慰め、家庭内から追い払う祭り(レムーラーリア (Lemuralia) またはレムーリア (Lemuria))の日としていた。家長がその夜、立った状態で黒い豆を後ろに投げ、豆の転がっていった方向を注視しないようにする。レムレースはその豆を好むものとされていた。レムレース自体は恐ろしいものであり、彼らが家長の提供したものに満足できなかった場合、青銅の壷を強打して打ち鳴らしびっくりさせることがあると言われていた。 レムレースに着想を得たカール・フォン・リンネはキツネザル(正確にはワオキツネザル属)のラテン名を Lemur とした。これはこの目が「幽霊のように凝視」する性質があり、夜行性でぞっとするような鳴き声を持つことが背景にある。彼はまた、昆虫の幼虫でイモムシ状のものを larva と呼ぶ用法を確立した。.

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ローマ神話

ーマ神話(ローマしんわ)とは、古代ローマで伝えられた神話である。そのうちローマの建国に関する部分について、歴史的事実を反映したものとして解釈した場合の詳細は王政ローマを参照のこと。.

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ウェスタ

ウェスタ()は、ローマ神話に登場する女神で竃の神、転じて家庭の守護神。処女神とされ、のちにギリシア神話のヘスティアーと同一視された。俗ラテン語・英語などでの発音はヴェスタ(ベスタ)。.

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ゲニウス

太鼓と鏡を持った女性の前に立つ翼のあるゲニウス。南イタリア。紀元前320年ごろ ゲニウス(genius、複数形は genii)は擬人化された精霊を指すラテン語である。古代ローマ人の信仰においては、ゲニウスは概して守護霊もしくは善意の霊とされ、悪霊は malus genius と呼ばれた。一般的に言って、古代ローマの宗教におけるゲニウスとは、個人や場所や事物にあまねく現臨している普遍的な神性を個別化したものであり、換言すれば、万象に宿る非人格的な神的力を個別に人格化・神格化したものである。.

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セクストゥス・プロペルティウス

トゥス・アウレリウス・プロペルティウス(Sextus Aurelius Propertius, 紀元前50年頃 - 紀元前15年頃)はラテン語のエレギア詩人。 プロペルティウスについて知られていることは、その著作を除けばほとんどない。その詩の中に多く言及されていることから、ウンブリアで生まれ育ったようである。アッシジが、自分の町こそプロペルティウスの出生地であると主張している。現存する作品の中には、4巻の『エレギア』詩集が含まれている。.

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(かみ)は、信仰の対象として尊崇・畏怖  されるもの。 一般的には「古代ギリシア語:Θεός テオス、ラテン語:deus、Deus デウス、英:god、God」にあたる外来語の訳語として用いられるが、これらの意味と日本語における「神」は厳密には意味が異なるとされる。詳細は下記を参照。また、英語において、多神教の神々はGodではなく、頭文字を小文字にしてgod、複数形:gods、もしくはdeity、複数形:deitiesと区別する。.

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