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ベニタケ科

索引 ベニタケ科

ベニタケ科(Russulaceae)はハラタケ目のキノコの分類。傘は若いとき半球型。古いものは中央が窪むものが多い。傘の縁は破れたり、反り返ったりするものがある。胞子紋は白色が多いが、黄土色のものもある。柄は中心性で下部が細くなっている。柄の内部は中空、髄質のものが多いが、中実のものもある。つぼやつばはない。ひだは離生、又は垂生。肉は繊維状の菌糸ではなく、球状の細胞から成るためぼそぼそで、ちぎりやすい。いわゆる「縦に裂くことのできないキノコ」とはこうした組織構造をもつベニタケ科のキノコのことである。もちろん、縦に裂くことができないものは毒キノコであるという説は迷信であり、ベニタケ科には食用になるキノコと毒キノコの両方が含まれる。胞子は球状かやや楕円回転型で表面に模様がある。多くが菌根菌であるため人工栽培が困難であるのみならず、人工培地上での菌糸株の培養維持すらも難しいものが多い。ハラタケ目とされているが、マイタケに形態の似た木材腐朽菌であるミヤマトンビマイ科等とともにベニタケ目(Russulales)とする説が提唱されている。.

14 関係: チチタケ属ハラタケ亜門ハラタケ目ベニタケ属ベニタケ目キノコ真正担子菌綱生物の分類菌類菌根菌黄土色胞子紋木材腐朽菌担子菌門

チチタケ属

チチタケ属(Lactarius (DC.) Gray)は、担子菌門ハラタケ綱のベニタケ目ベニタケ科に属するキノコの属の一つ。.

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ハラタケ亜門

ハラタケ亜門(Agaricomycotina)、または菌蕈亜門(きんじんあもん、Hymenomycotina)とは、プクシニア菌亜門、クロボキン亜門と並び、担子菌門の3つのタクソンのうちの1つである。20,000種以上を含むが、その98%はハラタケ綱に属するキノコである。ハラタケ綱以外に属するものにはキクラゲなどがある。 Category:菌類 Category:担子菌 fr:Agaricomycetideae lv:Himēnijsēnes ru:Гименомицеты.

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ハラタケ目

ハラタケ目(Agaricales)はキノコの分類。子実体は、柄と傘からなり、イグチ科はしっかりしているが、それ以外は柔らかく壊れやすい。虫に食べられていることも多い。傘の裏にはひだ、もしくは管孔があり、そこから胞子を飛ばす。ひだや管孔は幼菌では白いものが多いが、胞子が成熟すると色が変わるものも多い。胞子の色は科を調べる重要な手がかりになる。マツタケやシイタケ等、食用になるものも多いが、毒キノコの大半がハラタケ目に属している。.

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ベニタケ属

ベニタケ属( (Pers.:Fr)Gray)はベニタケ目ベニタケ科に所属するキノコの属の一つ。.

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ベニタケ目

ベニタケ目は担子菌門真正担子菌綱に属する菌類の一群。従来の分類体系においてベニタケ属・チチタケ属・多孔菌類(サルノコシカケ類)・コウヤクタケ類とされたもの、およびホウキタケ類として扱われてきた菌の一部などを含んでいる。 ベニタケ類はハラタケ類から独自の進化を遂げたものと考えられている。このためハラタケ目との関係は直接的ではない。 ベニタケ目はまた、ミヤマトンビマイ属のような多孔菌類やハリタケ類、ソウメンタケ型の菌群やホウキタケ型の菌(フサヒメホウキタケ属など)のほか、柄が退化しただんご状の子実体を形成する菌をも含んでいる。ミミナミハタケ属においては、典型的な子実体は柄を欠いたヒラタケ型の外観を示す。 このグループの担子胞子は、典型的にはアミロイド性(ヨウ素を含む試薬によって、青黒く染まる性質)を示す瘤状~とげ状ないし網目状の紋様を備えているが、ニンギョウタケモドキ属に属する菌群やマツノネクチタケ属などのような例外も知られている。また、子実体の構成要素として、内部にゴム質や油脂などを含んだ「乳管菌糸」と呼ばれる特殊な菌糸を持っていることが多い。 子実体の形態ばかりでなく、生態的にも多種多様で、樹木の細根と結合して一種の共生関係を営む外生菌根菌および木材を腐朽・分解して栄養源とする木材腐朽菌のほか、樹木の枯れ葉や枯れた細枝を分解して資化する「リター分解菌」の範疇に入るものもある。さらに、一部のものは地下生菌としても知られている。 Clavicorona属は時にベニタケ目として扱われてきたが、その基準種であるClavicorona taxophilaは、DNAの塩基配列を用いた分子系統学的解析によれば、ハラタケ目に属するものであることが明らかになった。旧来の定義によるClavicorona属に置かれていた菌群のうち、C.

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キノコ

野生のエノキタケ キノコ(茸、菌、蕈、Mushroom)とは、特定の菌類(Fungi)のうちで、比較的大型の(しばしば突起した)子実体(Fruiting body)あるいは、担子器果そのものをいう俗称である。またしばしば、キノコという言葉は特定の菌類の総称として扱われるが、本来は上述の通り構造物であり、菌類の分類のことではない。子実体を作らない菌類はカビである。植物とは明確に異なる。ここでいう「大型」に明確な基準はないが、肉眼で確認できる程度の大きさのものをキノコという場合が多い。食用、精神作用用にもされるが毒性を持つ種もある。語源的には、「木+の+子」と分析できる。 目に見える大きさになる子実体を持つ菌は、担子菌門 Basidiomycotaか子嚢菌門 Ascomycota に属するものが多い。日本では約300種が食用にされ、うち十数種が人為的にキノコ栽培されている。日本では既知の約2500種と2、3倍程度の未知種があるとされ、そのうちよく知られた毒キノコは約200種で、20種ほどは中毒者が多かったり死に至る猛毒がある。.

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真正担子菌綱

真正担子菌綱(しんせいたんしきんこう、Homobasidiomycetes)は担子菌門、菌蕈亜門の菌類。ハラタケ綱(Agaricomycetes)とも。きのこが多いが、そうでないものもある。.

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生物の分類

生物の分類(せいぶつのぶんるい)では、生物を統一的に階級分類する方法を説明する。分類学、学名、:Category:分類学、ウィキスピーシーズも参照のこと。.

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菌類

菌類(きんるい)とは、一般にキノコ・カビ・酵母と呼ばれる生物の総称であり、菌界(学名:Regnum Fungi )に属する生物を指す。外部の有機物を利用する従属栄養生物であり、分解酵素を分泌して細胞外で養分を消化し、細胞表面から摂取する。 元来、「菌」とは本項で示す生物群を表す語であったが、微生物学の発展に伴い「細菌」などにも派生的に流用されるようになったため、区別の観点から真菌類(しんきんるい)、真菌(しんきん)とも呼ばれる。.

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菌根菌

菌根菌(きんこんきん、mycorrhizal fungi)とは、菌根を作って植物と共生する菌類のことである。土壌中の糸状菌が、植物の根の表面または内部に着生したものを菌根と言う。共生の形態から植物の根を包み込み鞘状の菌糸を形成する外生菌根菌と、根の内部で伸長する内生菌根菌に大別される。いつから共生が始まったのかは不明だが、4億年前の化石から発見されたとの報告がある。 菌根菌は、土壌中に張り巡らした菌糸から、主にリン酸や窒素を吸収して宿主植物に供給し、代わりにエネルギー源として共生主となる植物が光合成により生産した炭素化合物を得ることで、菌自身が成長する。多くの菌根菌は共生植物に対し明確な成長促進効果があり、実際に、菌根菌を取り除いた土壌で栽培した植物は生育が悪くなる傾向にある。 特定の植物とのみ共生をする種もいれば、アーバスキュラー菌根の様に多くの植物と共生を行う種もいる。森林の地上に発生するキノコは、多くが菌根菌である。主なものは、マツタケ、アミタケ、ショウロ等がある。これらの例は宿主がすべてマツだが、コナラやシラカバが宿主のものもいるし、様々な木と菌根を作るものもある。なお、高級食材として知られるトリュフやホンシメジも菌根菌である。腐生菌と比べて、人工栽培が難しい。 ダイズなどのマメ科植物では、1888年に根粒菌との共生関係が証明されており、大気中の単体の窒素を窒素固定により宿主に供給しているが、この共生機構の背景にある遺伝子群の多くがアーバスキュラー菌根共生を成り立たせている遺伝子群と共通している 。 ラン(蘭)の人工栽培においては、菌根菌の人工接種を行い増殖速度向上に好成績を得ている。 植物から発せられる共生菌を引き寄せる物質の解明も進んでいる。.

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黄土色

土色(おうどいろ)は、色のひとつ。黄土色の黄土自体は、ありふれた帯黄の土であり、様々な場所で見受けられる。この色を黄土色と呼ぶ。黄褐色、ラクダ色も同様の色を指す。 ピグメント・顔料、絵画用顔料の含水酸化鉄を主要顕色成分とする土壌由来の「黄土色」を呈する顔料、日本画で用いる顔料である天然岩絵具の「黄土」は黄土原鉱から作られる。 同様の色を英語で ocher といい、日本語の外来語でオーカーと言う。しかし、ocherは彩度が高く明るいyellow ocherや、赤いred ocherなど幅広い色を含める広義の概念であり、黄土色のみを指すのではない。 フランス語のocreは黄土(すなわち黄色い土)と訳されるため、いちいちyellowに当たる語を付けると二重表現になるため、"ocre"で黄土色を指したといわれる。 ocreは英語のocherに対応する。どちらの単語もプロヴァンス地方等から産出される絵具の構成要素となる黄土原鉱をも指す。.

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胞子紋

胞子紋(ほうしもん、spore print)とはキノコの胞子を紙の上に落下させてできる紋様のこと。成熟したキノコの子実体の傘を柄から切り離し、紙の上に置き、コップ等でふたをしておくと作ることが出来る。紙は胞子が白っぽいときは黒いものを、その他の場合は白いものを使うのが一般的である。胞子は一般的に夜明け頃が落下が多い。 キノコの同定に際して顕微鏡下で観察される胞子の形態、大きさ、色彩の他に、胞子の集団の肉眼的色彩も必要とされるため、採集したキノコから胞子紋を得ることが研究者や愛好家によって一般的に行われている。胞子の量によって多少色が異なって見えるので、胞子紋を同定に用いるときには注意が必要である。色を調べるには、反射光を分光光度計にかけ、吸光度を調べる方法が、数値化されることによって確実性は上がるはずであるが、菌類の分類学研究室やアマチュアの愛好家がそうした機器を持っていないことが多いこと、また、顕微鏡的形態など多くの同定に必要な形質の中の一つに過ぎないこともあり、実際はほとんどそうしたことは行われず、文献に記された色彩名と肉眼観察の照合に頼っている。.

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木材腐朽菌

木材腐朽菌(もくざいふきゅうきん)とは、木材を腐朽(腐食による劣化)させる腐生菌のうち、特に、木材に含まれる難分解性のリグニン、セルロース、ヘミセルロースを分解する能力を持つもの。特にリグニンの分解は事実上この菌類のみに限られている。ダイオキシンもまた分解する事から利用が進められている。.

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担子菌門

担子菌門(たんしきんもん)とは、菌界に属するもので、いわゆるキノコとして知られている生物を含むグループである。菌界内では子嚢菌についで多く30%程度を占める。その体が多数の菌糸と呼ばれる管状の細胞から構成されており、多くのものが肉眼的な子実体を作る。.

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