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プロパルギル基

索引 プロパルギル基

プロパルギル基(プロパルギルき、propargyl group)とは有機化学における1価の置換基で、化学式が HC≡C-CH2- と表されるもの。すなわち 2-プロピニル基を表し、「プロパルギル」は慣用名にあたる。 プロパルギルアルコール、臭化プロパルギルなどに共通する置換基で、アセチレン部位の反応性やメチレン部位のカチオン、アニオンを安定化させる性質から、ニコラス反応、マイヤー・シュスター転位などの合成化学で利用される。.

6 関係: マイヤー・シュスター転位プロパルギルアルコールニコラス反応アリル化合物有機化学

化学において、基(き、group、radical)は、その指し示すものは原子の集合体であるが、具体的には複数の異なる概念に対応付けられているため、どの概念を指すものかは文脈に依存して判断される。 分子中に任意の境界を設定すると、原子が相互に共有結合で連結された部分構造を定義することができる。これは、基(または原子団)と呼ばれ、個々の原子団は「~基」(「メチル基」など)と命名される。 「基」という語は、上に述べた原子団を指す場合と、遊離基(またはラジカル)を意味する場合がある。後者の用語法は、日本語でかつて遊離基の個別名称を原子団同様に「~基」(「メチル基」など)としていたことに由来するが、現在ではほとんどの場合「ラジカル」、「遊離基」と呼ぶ。原語における経緯についてはラジカルの項に詳しい。以上、語義の変遷は、おおかた右図のようにまとめられる。 以下この記事では、原子団たる基(group)について述べる。.

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マイヤー・シュスター転位

マイヤー・シュスター転位(マイヤー・シュスターてんい、Meyer-Schuster rearrangement)とは、有機化学における人名反応のひとつで、酸の作用によりプロパルギルアルコールの誘導体が α,β-不飽和ケトンに異性化する反応のこと。1922年、Kurt H. Meyer と Kurt Schuster, K. によって最初に報告された。 酸として、酢酸、硫酸、塩酸などが用いられる。反応機構は Edens らによって調べられた。 アセチレンが末端 (R.

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プロパルギルアルコール

プロパルギルアルコール (propargylalcohol) とは、アルキンを含む最も単純なアルコールである。IUPAC名は2-プロピン-1-オール (2-propyn-1-ol)。.

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ニコラス反応

ニコラス反応(ニコラスはんのう、Nicholas reaction)とは、有機合成化学 における人名反応のひとつ。反応の概略は下式の通りで、プロパルギルアルコールやプロパルギルエーテルなど α-位に脱離性の置換基 (-OR4) を持つアルキンを基質とする置換反応。 アルキンにジコバルトオクタカルボニル (Co2(CO)8) を作用させて得られる錯体に酸を加えてプロパルギルカチオンを発生させ、求核種 (Nuc) と再結合させる。コバルトを除去するためにヨウ素などの酸化剤で処理し、最終生成物を得る。1972年に Kenneth M. Nicholas らが最初に報告した。.

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アリル化合物

アリル化合物(-かごうぶつ、allyl compound)とは、2-プロペニル (2-propenyl) 基 を持つ化合物の総称である。2-プロペニル基はアリル基 (allyl group) とも呼ばれ、IUPAC命名法では慣用名とされる。ただし、イソプロピル基などとは異なり、アリル基をさらに置換命名法で誘導した名称(例:2-メチルアリル基)を使用できる。 なお、日本語表記においては r と l を区別できないことから、芳香族基を示す aryl group は本記事のアリル基と区別するため「アリール基」と字訳することになっているので、注意が必要である。 「アリル」の語源はユリ科ネギ属の属名 に由来する。ネギ、タマネギ、ラッキョウ、ニンニクなど、ネギ属の植物には硫化アリルをはじめとする、アリル基を有する有機硫黄化合物が多く含まれている。 アリル化合物、特に1位に電子求引性や電子供与性の原子あるいは基を持つアリル化合物は反応性に富み、種々の反応や重合反応に利用される。.

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有機化学

有機化学(ゆうきかがく、英語:organic chemistry)は、有機化合物の製法、構造、用途、性質についての研究をする化学の部門である。 構造有機化学、反応有機化学(有機反応論)、合成有機化学、生物有機化学などの分野がある。 炭素化合物の多くは有機化合物である。また、生体を構成するタンパク質や核酸、糖、脂質といった化合物はすべて炭素化合物である。ケイ素はいくぶん似た性質を持つが、炭素に比べると Si−Si 結合やSi.

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