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バトゥカーダ

索引 バトゥカーダ

バトゥカーダ(ポルトガル語:batucada)はブラジル音楽のサンバのサブスタイル。主にメロディーや歌のない打楽器のみの演奏を指して言う。またエスコーラ・ジ・サンバやブロコではバテリアと呼ばれる打楽器隊により構成されたそれらの打楽器演奏をいう。 ペピニキ(ヘピーキ)、スルド、タンボリン、アゴゴ(ラテンパーカッションでいうベル、またはカウベル)、カイシャ(ドラムセットのスネアに充当する)、クイーカ、ティンバ(もしくはチンバゥという)、パンデイロ、ヘコヘコ(キューバ系、ラテンパーカッションでギロに充当する)、アピート(ホイッスル)等の打楽器などにより演奏される。 日本においてはTHE BOOMの「風になりたい」の曲の合間に起用されていることで知られる。 バトゥカーダのスタイルは経年によりかなり変化している。日本のエスコーラでは約10~15年位前のスタイルに準じているが、近年ではファンキ(ブラジルでいうファンク)や、マラカトゥなどブラジル北東部のリズムなどをアレンジしたものもあり多岐に渡る。 日本で知られているバトゥカーダのパターンは以下のようなものがある。.

22 関係: マスターポルトガル語リオのカーニバルヘコヘコブラジル音楽パンデイロファンクベルアピートアイアート・モレイラアゴゴカイシャカウベルギロクイーカスルドタンボリンサンバ (ブラジル)THE BOOM指揮者1959年1997年

マスター

マスター.

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ポルトガル語

ポルトガル語(Português, língua portuguesa)は、主にポルトガルおよびブラジルで使われている言語である。俗ラテン語から発展して形成されたロマンス語の1つで、スペイン語などと共にインド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する。 スペインの作家セルバンテスはポルトガル語を「甘美な言語」と評し、ブラジルの詩人オラーヴォ・ビラックは「ラティウムの最後の、粗野で美しい花」と評している。 ポルトガル語は、大航海時代のポルトガル海上帝国の成長とともにアジア・アフリカ地域に広まった。日本では最初に伝播したヨーロッパの言語であり、古くからの外来語として定着しているいくつかの単語は、ポルトガル語由来である。代表的な例として「パン」があり、戦国時代にキリスト教と共に伝わった。.

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リオのカーニバル

リオデジャネイロのカーニバル(Carnaval do Rio de Janeiro, Carnival in Rio de Janeiro)、あるいは、リオのカーニバル(Carnaval do Rio, Rio Carnival)として言及される、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバル(謝肉祭)。厳粛な雰囲気の四旬節の期間に入る前に行われる祝祭であり、世界最大の見世物のひとつと見なされている。リオデジャネイロにおけるこの祝祭には、1723年にまで遡る歴史がある。 音楽とダンスは、リオのカーニバルのあらゆる場面に結び付いている。最も有名なダンスは、かつて奴隷たちが海を越えてアフリカからもたらした、サンバである。サンバは、アフリカ系奴隷たちによって、ブラジルの街頭の音楽であるショーロなどを混ぜ合わせて生み出された。サンバは、カーニバルのダンスとして人気が高いだけでなく、主な都市の外縁部に広がる貧しい集落でたいへんな人気がある。こうした集落は、西洋文化の影響などから離れて、アフリカ由来であるサンバの歴史的な側面を活かし続けているのである。サンバ以外にも、ルンドゥ(Lundu)、ポルカ、マシシ(Maxixe) などのダンスが、カーニバルで踊られる。 リオのカーニバルの主要なダンスであるサンバは、もちろん音楽なしに踊られるわけではない。音楽もまた、カーニバルのすべての場面で重要な要素となっている。インターネット上のサイト「Samba City」が述べるように、「サンバ・カーニバルの楽器は、ブラジルにとって、リオデジャネイロのカーニバルにとって重要な要素であり、思わず体を動かしたくなるビートとリズムを奏でて、色鮮やかなダンス革命幻想の祭典へと、観衆をはじけさせる」。リオで聴かれるサンバは、バトゥカーダという、おもに打楽器演奏を基盤にしたダンスと音楽である。この音楽は、「歌いながら、踊りながら、パレードすることを可能にするようなリズムが必要とされて、誕生したものである」。このため、リオの街頭でのカーニバルのほとんどにおいて、このバトゥカーダのスタイルが広く取り入れられているのである。.

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ヘコヘコ

製ヘコヘコ 金属製ヘコヘコ ヘコヘコ(Reco-reco)は、ブラジル音楽で用いられる体鳴楽器のひとつで、ギロと同等のものである。英語圏では表記どおりにレコレコとも呼ばれる。.

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ブラジル音楽

ブラジル音楽は、南米ブラジルで発展した音楽の総称である。.

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パンデイロ

パンデイロ(ポルトガル語:pandeiro)は、一般に、サンバやボサノヴァ、ショーロなどで用いられるブラジル風のタンバリンである。ただしポルトガル語ではタンバリン全般をこう呼ぶ。なおブラジルには「タンボリン」という楽器もあるが、まったく別の楽器である。 プラチネイラといわれる金属円盤(いわゆるジングル)の響きが通常のタンバリンよりも少なくなっており、これによって細かいリズムを明瞭に出すことができる。 また、皮の張力を変化させて、音の高さを変えることができる。高音、中音、低音の3要素を持つことにより様々なリズムの表現が可能だがレガートの表現が難しいため4ビートを表現しづらいなどの難点もある。 演奏する音楽やスタイルによって大きさ(インチ)や、ヘッドといわれる叩く表面の材質も異なる。たとえば、ショーロでは10インチ程度の大きさで枠は軽い木枠、ヘッドは山羊の革のものがよく使われるが、パゴーヂといわれるサンバなどでは10~12インチで合板の枠で、ヘッドはナイロン、いわゆるプラヘッドのものがよく使われる。 カーニバル・パレードでは、かつては楽器として演奏しながら行進していた。パンデイロはスルドが発明され使われるまでは、最も低い音としてサンバの基礎的な楽器であった。しかしさまざまな楽器が発明・使用され、打楽器隊の人数が増加すると、周りの楽器の大音量にパンデイロの音が掻き消され本来の演奏が活かされなくなった。 そのため、マラバリスタといって(マラバリズム=ジャグリング、曲芸師)のように指先で回したり、空中へ高く投げてキャッチしたりするなど、専らパフォーマンス用として使われる役割が大きくなった。しかし更に最近では行進を妨げるので、このマラバリスタも少なくなってきている。 パンデイロ奏者としてはマルコス・スザーノが有名。他にはショーロ演奏の、ブラジル北東部の音楽フォホーで有名ななどが有名。日本人のプロのパンデイロ奏者としては、安井源之新、小澤敏也、長岡敬二郎が有名である。.

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ファンク

ファンク (funk) は、音楽ジャンルの1つであり、その中でもアフリカ系アメリカ人(黒人)起源のブラック・ミュージックのジャンルである。.

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ベル

ベル.

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アピート

アピート(ブラジルポルトガル語:Apito)は、サンバの演奏で使われる笛のこと。 もともとは鳥を捕獲する時に、おびき寄せるために用いた呼び笛である。かつてはシギダチョウの擬音として木製の笛が使われていた。形状はカルガモやガチョウのくちばしのように平べったく、左右に穴が開いている。これが進化して十字形のいわゆるサンバホイッスルとなった。 現在でもブラジルのリオ・デ・ジャネイロやバイーアなどの観光都市では、露天商が観光客向けに木製のアピートを売っている。 同じサンバでも、少人数で演奏されるホーダ・ジ・サンバやパゴーヂではほとんど使われない。アピートが使用されるのはリオのカーニバルで有名なサンバ・ジ・エンヘード(テーマ・物語に添って毎年作られるサンバ、以下エンヘードと略す)やバトゥカーダ(打楽器のみの演奏)である。 しかしエスコーラの肥大化に伴いバテリア(打楽器隊)の構成人数が増加したため、木製のアピートだと打楽器隊全体には聞こえない。そのため、現在はプラスティック製のアピートが多用されている。 またホイッスル・笛にはさまざまな形状があるが、現在サンバで多用されるアピートは、カナダのFortron社製のFOX40 miniというタイプが主流である。これはプラスティック製で中にコルク球がなく、上部の穴が一般のホイッスルのように1つではなく左右に2つ開いている。また大きさも一般のものよりやや小さい。音的な特徴は一般のものより高音で、甲高く響く。これによってバテリア全体に指示を出し、演奏をコントロールすることができる。 これらエンヘードやバトゥカーダでは、ヂレトール(音楽監督)がこのアピートによって指示を出し、打楽器隊の演奏全体をコントロールする。かつては演奏の楽器として使われたが、現在では専ら合図を出したり警笛用でなど要所要所で最低限に使用される。したがってテンポに合わせて吹くことはほとんどない。ただし現在でもテンポに合わせてアピートを吹くバテリアもあるが、それは演奏力が未熟なために吹かれるものである。 楽器学上では気鳴楽器、また管楽器に分類されるが、サンバの楽器の多くは打楽器であり、演奏者がそれらを演奏するので、打楽器にも分類される場合がある。 category:打楽器.

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アイアート・モレイラ

アイアート・モレイラ(Airto Moreira、1941年8月5日-)はブラジルのパーカッショニスト。パラナ州出身。.

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アゴゴ

アゴゴベル アゴゴ(もしくはアゴゴー、アゴゴベル、ブラジルポルトガル語:Agogô)は、体鳴楽器に分類される金属製の打楽器。いわゆる、2連の鉄琴。.

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カイシャ

イシャ カイシャ(Caixa)は、ブラジルのパーカッションのひとつで、主にサンバで演奏される。ドラムセットのスネアに相当する。なおカイシャには、タロール(Tarol)やカイシャ・ジ・ゲーハ(Caixa de Guerra)、マラカシェッタ(Malacacheta)という種類があり、これらを総称したものをカイシャと呼んでいる。.

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カウベル

ウベルを装着した牛 カウベルは、牛(カウ)などの家畜の首に付ける、金属製の鐘鈴(ベル)のことである。.

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ギロ

虎をモチーフにしたものもある ギロ(guiro、güiro ())は、ヒョウタンの内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する打楽器 JEI ONE。体鳴楽器に分類される。グイロ、グィロとも書かれる。おもにラテン音楽で使用される。民族楽器である。同種の楽器にヘコヘコ(レコレコ、Reco-reco)がある。 刻みはヒョウタンの長手方向に垂直に入れられ、それを何本も並べてぎざぎざにする。ヒョウタンを鉛直にぶら下げ、ぎざぎざの部分に木や金属、象牙や動物の角などの棒をあて、ヒョウタンを上下させることにより、棒でこする。これにより「ギー」(長いとき)、「チャッ」(短いとき)というような音を出すのである。 ヒョウタンではなく全体が木製のものは「ウッドギロ」と呼ばれる(奏法は同じ)。 この楽器の基本のリズムは4分-8分-8分で、ギーーーチャッチャッというように聞こえる。 変わったところでは、ストラヴィンスキーの春の祭典でもごく一部に利用されている。 ドイツの現代音楽作曲家ヘルムート・ラッヘンマンは、この楽器の「点の集合が線に聞こえる」音響に興味を持ち、ギロそのものを偏愛しているほか、他の楽器にもギロ的な奏法を求めるなど様々な方法で自作に応用している。 似たような音響を奏でる楽器にラチェットがある。しかしその外見や奏法は全く異なる。.

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クイーカ

イーカ(葡:Cuíca, Cuíga)は、打楽器に分類される楽器の一種で、皮に垂直に短い棒を取り付けたもの。片面太鼓の皮の内側中央に付けられたこの棒を、ぬらした手やしめった布でこすり振動させることにより、独特の音を出す。棒を挟む指の力を調整したり、もう一方の手で皮の張力を調整することで、音の高低を作ることができる。9.25インチのものが比較的多く見られるが、特にプラスチックヘッドやプリマウントヘッドでは6、8、10インチのものもある。本皮ヘッドでは「ポッチ」のある竹ヒゴのポッチ部分を皮で包み込むようにして糸で留めるが、プラスチックヘッドの場合は小さな穴をナイロンナットおよび竹ヒゴ付きのナイロンボルトで挟み込んで固定することが多い。 「クイカ」とも表記されることがある。 ブラジル楽器で、サンバなどのブラジル音楽に多く使われる。 特徴的な音色を放ち、NHKの番組、『できるかな』の「ゴン太くん」の声として用いられたことがある。 テレビアニメ『けものフレンズ』のオープニングテーマ、『ようこそジャパリパークへ』にも使用されている。.

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スルド

ルド スルド(ポルトガル語:Surdo)は、ブラジルの打楽器である。主にサンバやボサノヴァなどのブラジル音楽全般で使われる。.

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タンボリン

タンボリン タンボリン(Tamborim)はタンボリムとも呼ばれる、ブラジルのパーカッションのひとつである。主にサンバやボサノヴァなどのブラジル音楽で使用される。タンバリンと名前が似ているが、まったく異なる。なおブラジルでは、タンバリン状の楽器はパンデイロというが、他にもブラジル北東部音楽などで演奏されるタンボール(Tambor)という打楽器もある。 当初、タンボリンはサンバの基本的な楽器ではなかったが、1920年代にビヂ(Bide)という人物がサンバで演奏するようになったことから、サンバの楽器として定着した。.

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サンバ (ブラジル)

ンバ(Samba)は、ブラジルの代表的な音楽(ブラジル音楽)の一つである。なお、アルゼンチンにもサンバ(Zamba)と呼ばれる音楽があるが、まったくの別物である。ブラジルでは毎年12月2日をサンバの日と定められており、この日に翌年2月前後に行われるサンバカーニバル曲集が発売されるほか、多くのイベントも開催される。.

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THE BOOM

THE BOOM(ザ・ブーム)は、日本の4人組ロックバンド。1986年に結成し、2014年に解散した。.

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指揮者

指揮者(しきしゃ、Conductor, Dirigent, Chef d'orchestre, Direttore d'orchestra)は、合奏や合唱を指揮する人物を指す。.

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1959年

記載なし。

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1997年

この項目では、国際的な視点に基づいた1997年について記載する。.

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