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ソルド

索引 ソルド

ルド(イタリア語:Soldo)は、中世イタリアの硬貨である。12世紀後半にミラノで初めて神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世によって発行された。 名前は、ローマ時代後期のソリドゥス金貨を由来とする。 発行後すぐにジェノバ、ボローニャ、および他の多くの都市で造られイタリアで広く普及した。 ヴェネツィアでは、フランチェスコ・ダンドロ統治時代に鋳造され、ヴェネツィア共和国が無くなった1797年からオーストリア占領下の1862年まで使用された。14世紀のフィレンツェでは、銀貨として発行され12ドゥニエ、1/20リラと等価であったが、急速に品位が低下し合金貨となり、17世紀には銅貨がほとんどとなった新・世界貨幣大事典 著者: 平木啓一 p628。 そして19世紀にオーストリアのクローネンターレル銀貨がヴェネツィアとミラノで発行され、6リラと等価となるとリラが主要な通貨基準となり、ソルドは名称だけの存在となった。.

16 関係: 古代ローマ中世ミラノハインリヒ6世 (神聖ローマ皇帝)リラ (通貨)ヴェネツィアヴェネツィア共和国ボローニャドゥニエイタリアイタリア・リライタリア語オーストリアジェノヴァソリドゥス金貨ターラー (通貨)

古代ローマ

古代ローマ(こだいローマ、Roma antiqua)は、イタリア半島中部に位置した多部族からなる都市国家から始まり、領土を拡大して地中海世界の全域を支配する世界帝国までになった国家の総称である。当時の正式な国号は元老院ならびにローマ市民(Senatus Populusque Romanus)であり、共和政成立から使用されて以来滅亡まで体制が変わっても維持された。伝統的には476年のロムルス・アウグストゥルスの退位をもって古代ローマの終焉とするのが一般的であるが、ユスティニアヌス1世によってイタリア本土が再構成される554年までを古代ローマに含める場合もある。ローマ市は、帝国の滅亡後も一都市として存続し、世界帝国ローマの記憶は以後の思想や制度に様々な形で残り、今日まで影響を与えている。.

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中世

中世(ちゅうせい、英語:middle ages)は、狭義には西洋史の時代区分の一つで、古代よりも後、近代または近世よりも前の時代を指す。17世紀初頭の西洋では中世の観念が早くも定着していたと見られ、文献上の初見は1610年代にまでさかのぼる。 また、広義には、西洋史における中世の類推から、他地域のある時代を「中世」と呼ぶ。 ただし、あくまでも類推であって、西洋史における中世と同じ年代を指すとは限らないし、「中世」という時代区分を用いない分野のことも多い。 また、西洋では「中世」という用語を専ら西洋史における時代区分として使用する。 例えば英語では日本史における「中世」を通常は「feudal Japan」(封建日本)や「medieval Japan」(中世日本)とする。.

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ミラノ

ミラノ(Milano)は、イタリアで最大の都市圏人口を擁する都市で、ミラノ県の県都およびロンバルディア州の州都である。ヨーロッパ有数の世界都市。イタリア語のアクセントの関係でミラーノと記されることもある。英語ではミラン(Milan)、フランス語ではミラン(Milan)、ドイツ語ではマイラント(Mailand)、スペイン語ではミラン(Milán)、ラテン語ではメディオラーヌム(Mediolanum)と言う。.

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ハインリヒ6世 (神聖ローマ皇帝)

ハインリヒ6世(Heinrich VI., 1165年11月 - 1197年9月28日)はローマ王(在位:1169年 - 1197年)及びイタリア王(在位:在位:1186年 - 1197年)、並びに中世西ヨーロッパのローマ皇帝(在位:1191年 - 1197年)、シチリア王(在位:1194年 - 1197年)。ホーエンシュタウフェン朝第3代ローマ王、第2代皇帝、初代シチリア王。ローマ皇帝フリードリヒ1世と2番目の妃ベアトリクスの子。ローマ皇帝としてはハインリヒ「5世」であるが、皇帝でない東フランク王(ドイツ王)ハインリヒ1世から数えて「6世」とするのが一般的である。.

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リラ (通貨)

リラ (lira) は、トルコなどの通貨。トルコ語ではリラス (lirası)。イタリア語・英語等での複数形はリレ (lire)。.

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ヴェネツィア

ヴェネツィア(Venezia)は、イタリア共和国北東部に位置する都市で、その周辺地域を含む人口約26万人の基礎自治体(コムーネ)。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県都である。ヴの表記によりベネチアと表記されることもある。 中世にはヴェネツィア共和国の首都として栄えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」などの別名をもつ。英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれることもある。.

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ヴェネツィア共和国

ヴェネツィア共和国(薄赤)の領域はポー平原北部からイストリア半島、ダルマチアに及んでいた。1494年時点の状況 最も高貴な共和国ヴェネツィア(もっともこうきなきょうわこく ヴェネツィア、Serenìsima Repùblica de Venexia(Venessia)、Serenissima Repubblica di Venezia)、通称ヴェネツィア共和国(ヴェネツィアきょうわこく、、)は、現在の東北イタリアのヴェネツィアを本拠とした歴史上の国家である。7世紀末期から1797年まで1000年以上の間に亘り、歴史上最も長く続いた共和国である。「最も高貴な国」や「アドリア海の女王」とも呼ばれる。東地中海貿易によって栄えた海洋国家であった。また、信教の自由や法の支配が徹底されており、元首の息子であっても法を犯せば平等に処罰された。.

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ボローニャ

ボローニャ(Bologna)は、イタリア共和国北部にある都市で、その周辺地域を含む人口約39万人の基礎自治体(コムーネ)。エミリア=ロマーニャ州の州都であり、ボローニャ県の県都でもある。 アペニン山脈とポー川の間にあるポー川谷に位置する。1088年創立と、西欧最古の大学ボローニャ大学(ラテン語名アルマ・マーテル・ストゥディオルム)がある。.

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ドゥニエ

ャルルマーニュのドゥニエ。793年または794年 - 812年。左(表面)は十字架を中心として2重の同心円の間に“+CARLVS REX FR”(右にある“+”から読む(上部の“+”は“REX”の“X”)。“CARLVS” はシャルルマーニュの銘で、 “REX” は王、“FR” は“FRANCORUM”)。右(裏面)はシャルルマーニュの組み合わせ文字(モノグラム)の周囲に“+TOLVSA”(トゥールーズ。造幣所の地名)。上記のうち、“ + ”は十字架をあらわす(本項の以降の例でも同じ)。 ドゥニエ()はかつてフランスで使われていた通貨単位。シャルルマーニュ(在位:768年 - 814年)の先代ピピン3世が着手した改革により、フランク王国はソリドゥス金貨を通貨単位とした金本位制と決別し、銀本位制へ舵をきった。ここで採用されたのがデナリウス銀貨()である。フランク王国はやがて分裂し、デナリウスは盛期中世には各国語で呼ばれるようになった。そのフランス語読みがドゥニエである。日本語ではドニエ、デニエなどと表記されるが本項ではドゥニエに統一する。.

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イタリア

イタリア共和国(イタリアきょうわこく, IPA:, Repubblica Italiana)、通称イタリアは南ヨーロッパにおける単一国家、議会制共和国である。総面積は301,338平方キロメートル (km2) で、イタリアではロスティバル(lo Stivale)と称されるブーツ状の国土をしており、国土の大部分は温帯に属する。地中海性気候が農業と歴史に大きく影響している。.

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イタリア・リラ

イタリア・リラ(Lira italiana)は、2002年まで使用されたイタリアの通貨である。通貨記号は、またはITL。.

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イタリア語

イタリア語(イタリアご)は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する言語の1つで、おおよそ6千万人ほどが日常的に使用しており、そのほとんどがイタリアに住んでいる。後置修飾で、基本語順はSVO。イタリアは漢字で「伊太利亜」と表記することから、「伊太利亜語」を略記し伊語と称される。.

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オーストリア

ーストリア共和国(オーストリアきょうわこく、、バイエルン語: )、通称オーストリアは、ヨーロッパの連邦共和制国家。首都は音楽の都といわれたウィーン。 ドイツの南方、中部ヨーロッパの内陸に位置し、西側はリヒテンシュタイン、スイスと、南はイタリアとスロベニア、東はハンガリーとスロバキア、北はドイツとチェコと隣接する。基本的には中欧とされるが、歴史的には西欧や東欧に分類されたこともある。.

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ジェノヴァ

ェノヴァ(Genova)は、イタリア共和国北西部にある都市で、その周辺地域を含む人口約58万人の基礎自治体(コムーネ)。リグーリア州の州都であり、ジェノヴァ県の県都である。 リグリア海に面した港湾都市で、中世には海洋国家(ジェノヴァ共和国)として栄え、商工業・金融業の中心地としての長い歴史を持つ。現代においてもミラノ、トリノなど北イタリアの産業都市を背後に持つジェノヴァ港はイタリア最大の貿易港であり、地中海有数のコンテナ取扱高を誇っている。コムーネ人口は全国6位(2011年現在)。.

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ソリドゥス金貨

リドゥス金貨(ソリドゥスきんか、Solidus)は、4世紀のローマ皇帝・コンスタンティヌス1世の時代よりローマ帝国・東ローマ帝国で鋳造された金貨の総称。東ローマ帝国では「ノミスマ」(νόμισμα)と称された。11世紀ころまで高純度を維持し、「中世のドル」として東ローマ帝国の内外で流通した。 中世フランスや南米などで使われた通貨のソル(Sol)、中世イタリアで使われたソルド(soldo)、中世スペインで使われたスエルド(sueldo)はソリドゥスに由来し、ペルーでは現在もヌエボ・ソルという通貨が使われている。 ドル記号$の由来ともされる。また、兵士(ソルジャー、soldier)という語は、「ソリドゥスのために戦う者」という意に由来する。.

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ターラー (通貨)

ターラー(ターレル、Thaler、Talerとも)は16世紀以来数百年にわたりヨーロッパ中で使われていた大型銀貨。その名残は、現在もアメリカ合衆国ドルをはじめとするドル(dollar)や、2007年までスロベニアで使われていたトラール(tolar)などの通貨名に残る。 ターラー(ターレル)の語源は「ヨアヒムスターラー」(Joachimsthaler)という銀貨の名が短縮されたものである。ヨアヒムスターラーは、16世紀初めに大きな銀山が発見され、1518年以来この種の銀貨が鋳造されてきたボヘミア(現在のチェコ)の町、ザンクト・ヨアヒムスタール(現在のヤーヒモフ)に由来する。.

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