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カレリア語

索引 カレリア語

レリア語(karjala)は、ウラル語族フィン・ウゴル語派のバルト・フィン諸語に含まれる言語で、ロシア連邦カレリア共和国のカレリア人が用いる。 フィンランド語に近いのでフィンランド語の方言と見られることもある。しかし相互理解が容易でない程度の差があり、歴史的にも政治的に分断される前からすでに大きな違いがあったので、一般には別の言語と見なされる。一方でヴェプス語の北部方言にも近い。しかしフィンランド領カレリア地方の方言は、大部分がフィンランド語の方言とされる(旧ソ連領からフィンランドへ移住した人々はカレリア語方言を用いている)。 話者数は12万人程度。いくつかの方言があり、標準(共通)カレリア語と呼べるものはないが、標準語の制定が検討されている。フィンランド語同様にラテン文字が用いられる。 方言としては、カレリア方言(さらに北部・南部に分けられる)、その南のオロネツ方言(ラドガ湖とオネガ湖の間)およびリューディ方言(オネガ湖東岸付近)に分けられる。リューディ方言はヴェプス語の方言とされることもある。.

22 関係: 後部歯茎音バルト・フィン諸語ラテン文字ラドガ湖ロシアヴェプス語フィン人フィンランドフィンランド語フィン・ペルム諸語フィン・ウゴル語派ウラル語族エリアス・リョンロートオネガ湖カレリアカレリア人カレリア共和国カレワラ国際音声記号標準語有声歯茎摩擦音方言

後部歯茎音

後部歯茎摩擦音 後部歯茎音の発声 後部歯茎音(こうぶはぐきおん・こうぶしけいおん、post-alveolar)は、上の歯茎後部に舌端を接近ないし密着させることによって調音される子音。硬口蓋歯茎音(こうこうがいはぐきおん・こうこうがいしけいおん、palato-alveolar)ともいう。 実際には歯茎硬口蓋音やそり舌音の調音部位としても後部歯茎は使われるので、「後部歯茎音」という名称を ・ にのみ用いるのはやや不適当である。歯茎硬口蓋音・後部歯茎音・そり舌音の3つを区別するのは、口蓋化の程度、舌が奥よりかどうか、舌尖・舌端・舌の裏のどこで調音されるか、などの点による。 国際音声記号(IPA)による後部歯茎音の表記は以下のとおり。 Category:子音.

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バルト・フィン諸語

バルト・フィン諸語はウラル語族フィン・ウゴル語派に含まれる言語群。単にフィン諸語と呼ぶこともある。スカンジナビア東部、バルト海東岸、ロシア北西部で話される。主要な言語としてはフィンランド語、エストニア語がある。現在の話者は7百万人ほど。ロシア領内イングリア地方の少数民族の言語も含まれ、特にリヴォニア語は母語話者が死去、ヴォート語の話者も100人足らずとなり、危機に瀕している。ロシア語が拡がる前はこの地方一帯の土着言語であったと思われる。.

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ラテン文字

ラテン文字(ラテンもじ、abecedarium Latinum、Latin alphabet、ラテンアルファベット)は、表音文字(音素文字・アルファベット)の一つである。ローマ文字、ローマ字(alfabeto Romano、Roman alphabet)とも呼ばれる。 文字を右書きで横に並べることで単語を表記し、単語間を分かち書きで区切って並べることで文章を構成する。それぞれの文字は子音か母音を表す。 今日、人類社会で最も解読者人口が多い文字である。 元来ラテン語の文字で、古くから西欧・中欧の諸言語で使われているが、近代以降はこれら以外にも使用言語が多い。ただし発音の文字への表記方法は各言語ごとに異なっており、同じ綴りでも言語によって違う発音をすることはラテン文字においては全く珍しくない。英語など、古い時代に表記法が定められた言語においては表記と発音の間の乖離も大きなものとなってきている。.

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ラドガ湖

地図 ラドガ湖の位置(赤矢印) ラドガ湖(ラドガこ、Ладожское озеро、カレリア語 Luadogu、フィン語 Laatokka、スウェーデン語 Ladoga)は、ロシアにあるヨーロッパ最大の湖。.

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ロシア

ア連邦(ロシアれんぽう、Российская Федерация)、またはロシア (Россия) は、ユーラシア大陸北部にある共和制及び連邦制国家。.

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ヴェプス語

ヴェプス語はウラル語族フィン・ウゴル語派バルト・フィン諸語に属す言語。ロシアのサンクトペテルブルク近くで少数民族ヴェプス人(Veps/Vepsians:1970年代末のソ連の統計では8千人)によって話されている。 北部(オネガ湖付近)、中部(サンクトペテルブルク付近)、南部(ヴォログダ州)の3方言に分けられるが、これらは相互理解可能。一方で、北部方言はカレリア語の方言と見なされることもある。.

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フィン人

フィン人/スオミ人(フィンランド語: suomalaiset)は、北ヨーロッパに居住する民族の一つ。居住域は「フィンランド」と呼ばれ、現在のこの地域にはフィンランド共和国がある。フィンランド国民(フィンランド人)を構成する主要な民族である。.

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フィンランド

フィンランド共和国(フィンランドきょうわこく、Suomen tasavalta、Republiken Finland)、通称フィンランドは、北ヨーロッパに位置する共和制国家。北欧諸国の一つであり、西はスウェーデン、北はノルウェー、東はロシアと隣接し、南はフィンランド湾を挟んでエストニアが位置している。 首都ヘルシンキは露仏同盟以来、ロシアの主要都市であるサンクトペテルブルク方面へ西側諸国が投資や往来をするための前線基地となってきた。同じく直近の旧領ヴィボルグはサイマー運河の出口であったが、現在はロシア領で、ノルド・ストリームの経由地となっている。ロシアと欧州諸国の間にある地政学的な重要性から、勢力争いの舞台や戦場にも度々なってきた。 中立的外交の裏では、外交・安全保障やエネルギー政策を巡り東西の綱引きが行われている。国内には原子力発電所があり、オンカロ処分場は2020年に開設されれば世界初の使用済み核燃料の最終処分場となる。情報産業も政治と関係しており、エスコ・アホという首相経験者がノキア取締役を務めている。 人口や経済規模は小さいが、一人当たりGDPなどを見ると豊かで自由な民主主義国として知られている。フィンランドはOECDレビューにおいて「世界で最も競争的であり、かつ市民は人生に満足している国の一つである」と2014年には報告された。フィンランドは収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、すべての点でOECD加盟国平均を上回っている。.

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フィンランド語

フィンランド語(フィンランドご、Suomen kieli / Suomi)は、ウラル語族フィン・ウゴル語派のフィン・ペルム諸語に属すバルト・フィン諸語の一言語。主にフィン人が使用する。 原語名称からスオミ語(Suomi)、またフィン語ともいう。この言語は膠着語であり、15格を有する。また同じバルト・フィン諸語にはエストニア語、サーミ語、カレリア語などが挙げられる。.

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フィン・ペルム諸語

フィン・ペルム諸語(Finno-Permic languages)はウラル語族フィン・ウゴル語派の下位分類として提唱されている言語群。ウゴル諸語と姉妹群を成し、下位言語群としてペルム諸語、バルト・フィン諸語、サーミ諸語、モルドヴィン語、マリ語が含まれるとされる。 ウラル語族の伝統的な分類では。フィン・ペルム諸語はフィン・ウゴル祖語から紀元前3000-紀元前2500年頃に分かれ、ペルム諸語とフィン・ボルガ諸語に紀元前2000年頃に分化した。今日は分類群として完全に支持されている訳ではない。 「フィン諸語」という言葉は、しばしばフィン・ペルム諸語を指す。これはペルム諸語がウゴル諸語よりもバルト・フィン諸語とはるかに近縁であるとされているからである。しかしフィンランドの学界では「フィン諸語」はボルガ・フィン諸語のみを指す。 下位言語群の分類には、さまざまな見方があるが、ペルム諸語が最初に分化したことは一般に支持される。.

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フィン・ウゴル語派

フィン・ウゴル語派(フィン・ウゴルごは、Finno-Ugric languages)は、ウラル語族に属する言語群。 ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語などを含む。このほかにロシア連邦などに分布する多数の少数民族の言語を含むが、すでに絶滅した言語、現在危機に瀕する言語も多い。話者人口は2300万人程度。 シベリア北部のサモエード語派とともにウラル語族を構成する。しかし、話者の人種という面から見ると、サモイェード語派の話者がほぼモンゴロイドであるのに対してフィン・ウゴル語派の話者はモンゴロイドとコーカソイドの混合であり、特にバルト・フィン諸語話者は完全なコーカソイドに近い。.

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ウラル語族

ウラル語族(ウラルごぞく)は、シベリア(北アジア)中北部、北ヨーロッパ、東ヨーロッパに話者地域が分布する語族である。約2,500万人に話されている。フィン・ウゴル語派(サーミ語、フィンランド語、エストニア語など)、サモエード語派(ネネツ語など)に大別できる。 かつてはアルタイ語族とあわせて、ウラル・アルタイ語族を構成するという説もあった。また、インド・ヨーロッパ語族と共にインド・ウラル語族を形成するという説、ユカギール語との同系説(ウラル・ユカギール語族)もある。.

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エリアス・リョンロート

リアス・リョンロート(Elias Lönnrot 、1802年4月9日 - 1884年3月19日)は、フィンランド大公国において活動した著作家、医師、植物学者、文学者、言語学者、フィンランド語学者であり、フィンランドの民間説話の収集家である。.

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オネガ湖

ネガ湖の形状 オネガ湖(、フィンランド語・カレリア語: アーニネン湖 Ääninen / Äänisjärvi)は、ロシア北西部、サンクトペテルブルクの北東約435kmにある淡水湖。大部分はカレリア共和国にふくまれる。面積 9,894 km²でヨーロッパで2番目に大きい。水深は南部で50m、北部で100mあり、最深部は115mに達する。起源は構造湖であるが、氷食作用をうけて、北岸は屈曲がはげしく断崖をなす。冬には摂氏マイナス35度にもなり、湖面全体に1m以上の氷が張る。以前には氷上の60kmを徒歩で渡る競技も開催されていた。.

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カレリア

'''カレリア''' 国境線西側のフィンランドには北カレリアと南カレリアが広がる。白海、オネガ湖、ラドガ湖、フィンランド湾など水域が多い カレリア(Karelia)は、フィンランドの南東部からロシアの北西部にかけて広がる森林と湖沼の多い地方の名前である。そこに住む人たちのことをカレリア人と呼ぶ。フィンランド、ロシア、スウェーデンにとって歴史的にも重要な地方である。 カレリアは、カレリア語とフィンランド語ではKarjala(カルヤラ)、ロシア語ではКаре́лия(カリェーリヤ)、スウェーデン語ではKarelen(カレーレン)と呼ぶ。 今日、政治的にはロシア共和国のレニングラード州とカレリア共和国、フィンランドの北カルヤラ県と南カルヤラ県に分割されている。.

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カレリア人

レリア人(Karelians)は、ロシア北西部、カレリア共和国に居住するバルト・フィン系民族。ウラル語族フィン・ウゴル語派に属すカレリア語を話す。人種は北ヨーロッパ人に属するゲルマン系の容貌を持ったコーカソイドであるが、モンゴロイド系のDNAである父系遺伝子ハプログループNも多く検出される(紀元前の中国東北部にある遼河文明人からも発見される)。.

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カレリア共和国

レリア共和国(カレリアきょうわこく、カレリア語:Karjalan Tazavaldu、)は、ロシア連邦、北西連邦管区に属する共和国の一つ。首都はペトロザヴォーツク。.

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カレワラ

『カレワラ』(Kalevala、カレヴァラ) は、フィンランドの民族叙事詩。19世紀に医師エリアス・リョンロート(Elias Lönnrot, 1802年4月9日 - 1884年3月19日)によって民間説話からまとめられた。フィンランド語の文学のうち最も重要なもののうちの一つで、フィンランドを最終的に1917年のロシア帝国からの独立に導くのに多大な刺激を与えたとされている。名称は「英雄の地」の意。 リョンロートによる『カレワラ』は、1835年に2巻32章からなる叙事詩として出版され、当時の知識人階級に大きな衝撃を与えた。その後、それを増補し、1849年には全50章からなる最終版として出版した。 フィンランドの作曲家、特にジャン・シベリウスなどは、『カレワラ』に影響を受けた音楽を多数作曲している。 『アイノ』(アクセリ・ガッレン=カッレラ、1891年) - ワイナミョイネンは乙女アイノに求婚するが、アイノはそれを厭って見知らぬ海辺で溺れ死ぬ.

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国際音声記号

国際音声記号 (こくさいおんせいきごう、Alphabet phonétique international (API), International Phonetic Alphabet (IPA)::aɪphiːeɪ:) は、あらゆる言語の音声を文字で表記すべく、国際音声学会が定めた音声記号である。国際音声字母(こくさいおんせいじぼ)、国際音標文字(こくさいおんぴょうもじ)とも言う。.

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標準語

標準語(ひょうじゅんご)とは、公共の言説において人々の集団(民族、共同体、国家、組織など)によって用いられる言語変種である。あるいは、言語変種は文法や辞書におけるのために整理され、こういった参考文献において記号化される際に起こる標準化の過程を経ることによって標準となる。典型的には、商業や政治の中心で話されている方言が標準化される言語変種となる。標準語は複数中心地言語(例えばアラビア語、英語、、ペルシア語、セルボ・クロアチア語、、ポルトガル語、)にも単一中心地言語(例えばアイスランド語、イタリア語、日本語、ロシア語Clyne 1992, p. 3.

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有声歯茎摩擦音

有声歯茎摩擦音(ゆうせい・しけい・まさつおん)とは子音の種類の一つ。舌端と歯茎で隙間を作って起こる摩擦の音。国際音声記号では と書く。.

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方言

方言(ほうげん)は、ある言語が地域によって別々な発達をし、音韻・文法・語彙(ごい)などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた、と見なされたときの、それぞれの地域の言語体系のこと。ある地域での(他の地域とは異なった面をもつ)言語体系のこと。地域方言とも言い、普通、「方言」と言うと地域方言を指す。一方、同一地域内にあっても、社会階層や民族の違いなどによって言語体系が違う場合は社会方言と言う。.

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