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オーラル・ヒストリー

索引 オーラル・ヒストリー

ーラル・ヒストリー (oral history) あるいは口述歴史(こうじゅつれきし)とは、歴史研究のために関係者から直接話を聞き取り、記録としてまとめること。 歴史学では主として文献から歴史を調べてゆくが、文献資料から知られる内容には限りがある。例えば、政策決定の過程を検討しようとしても、文献としては公表された結果のみで、どのようにそうした決定が行われたのかは、文書が残っていないことが多い。また、記録に残ることの多くは特異な事件などであり、一般人の日常生活などは文献にはほとんど残らない。その当時は常識であったことも、年月を過ぎると全くわからなくなるということはよくあることである。 当時の関係者にインタビューを行うことで、文献からはわからないことが様々に知られるようになる。以前から「聞き書き」という手法はあったが、特に近現代史の研究者の間で1990年代以降、オーラル・ヒストリーが注目されるようになり、組織的な取り組みが行われている(例えば『明治天皇紀』の編纂、国鉄民営化、日米半導体摩擦などをテーマに関係者のインタビューが行われている)。.

20 関係: 原彬久口承上野英信井上寿一伝説伝承御厨貴保苅実ハインリヒ・バルトリリアン・ホドソンフィールドワークインフォーマントインタビュー国鉄分割民営化無形文化遺産語り部清水透 (歴史学者)明治天皇紀海軍反省会文献資料 (歴史学)

原彬久

原 彬久(はら よしひさ、 1939年10月20日 - )は、日本の政治学者、東京国際大学名誉教授。専門は日本外交史。 北海道釧路市生まれ。1963年早稲田大学政治経済学部卒業。国際商科大学(現東京国際大学)助教授、東京国際大学教授、2010年定年、名誉教授。1990年「戦後日本と国際政治 安保改定の政治力学」で一橋大学から法学博士号を取得。プリンストン大学客員研究員およびケンブリッジ大学客員研究員も務めた。2000年から2002年まで日本公共政策学会会長。 1980年代に岸信介元総理大臣、太田薫元総評議長をはじめとする安保騒動関係者へのオーラル・ヒストリーを実施し、日米安全保障条約改訂交渉をめぐる日本政治についての先駆的研究を行なったことで知られる。2016年、『戦後政治の証言者たち――オーラル・ヒストリーを往く』で第64回日本エッセイストクラブ賞受賞。.

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口承

口承(こうしょう、oral tradition)は、歌いついだり、語りついだりして、口から口へと伝えること、あるいは伝えられたもの。 口頭での伝承(口頭伝承)・口伝(くでん)、口伝え(くちづたえ)での伝承(口伝伝承)ともいう。 口承のうち、限られた選ばれた者だけに、伝承することを口秘といい、いわゆる一子相伝や秘伝といわれるものも口秘である。 口承の内容が石碑に刻まれたもののように永くから変わらず伝わっている、という意味で口碑ともいう。.

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上野英信

上野 英信(うえの えいしん、本名:上野鋭之進、1923年(大正12年)8月7日 - 1987年(昭和62年)11月21日)は、日本の記録文学作家。.

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井上寿一

井上 寿一(いのうえ としかず、1956年(昭和31年)11月9日 - )は、日本の政治学者・歴史学者。専門は日本政治外交史・歴史政策論。学習院大学学長、日本国際政治学会評議員、法学博士。1995年(平成7年)吉田茂賞受賞。2011年(平成23年)第12回正論新風賞受賞。東京都出身。.

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伝説

伝説(でんせつ; legend; Legende)は、人物、自然現象『世界百科事典』第15巻、804–6頁。 関敬吾「伝説(でんせつ)」の項。等にまつわる、ありきたり日常茶飯事のものではない異常体験を、形式上「事実」として伝えた説話の一種。.

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伝承

伝承(でんしょう、folklore、tradition populaire)は、ある集団のなかで古くからある慣習や風俗、信仰、伝説、技術や知識などを受け継いで後世に伝えていくこと、もしくは、そのように伝えられた事柄や物を指す。歴史学や民俗学にとって、重要な資料となる。.

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御厨貴

御厨 貴(みくりや たかし、1951年4月27日 - )は、日本の政治史学者・政治学者(博士(学術))。東京大学・東京都立大学名誉教授。東京大学先端科学技術研究センター客員教授、放送大学客員教授。公益財団法人サントリー文化財団理事、サントリーホールディングス株式会社取締役。専門は、近現代日本政治史、オーラル・ヒストリー。 祖父は戦前の貴族院議員で、検事総長や司法大臣を歴任した木村尚達。父はジョンソン社長・山梨学院大学教授を勤めた御厨文雄。.

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保苅実

保苅 実(ほかり みのる、 1971年7月8日 - 2004年5月10日)は、日本の歴史学者。.

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ハインリヒ・バルト

ハインリヒ・バルト(Heinrich Barth, 1821年2月16日 – 1865年11月25日)は、ドイツ人のアフリカ冒険者、学者。 バルトは、入念に学術的な準備を行い、アラビア語を習得して現地へ赴き、アフリカの諸言語を学んだ。また、訪れた先々の文化を詳細に注意深く記録に残した。そのため、最も偉大なヨーロッパ人のアフリカ探検家の一人であると考えられている。また、各民族のオーラルヒストリーを用いることを理解した最初の人の一人であり、オーラルヒストリーを数多く収集した。バルトは1850年から1855年にかけて行った5年間のアフリカ旅行の中で、アフリカの支配者や知識人との間に信頼関係を築いた。バルトの旅に同伴した二人のヨーロッパ人が亡くなってからは、バルトはアフリカ人の助けを借りて旅を完遂した。そして、彼のアフリカ旅行を詳細に綴った五巻本の旅行記を英語とドイツ語で執筆・出版した。これは同時代の学者にとって非常に価値のあるものだったが、現在の研究者にとっても評価ができないほど貴重なものであり続けている。.

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リリアン・ホドソン

リリアン・ホドソン(、1940年12月20日 - )はアメリカ合衆国の科学史家、物理学者、イリノイ大学教授。夫とアーバーナに在住。趣味はテコンドー。来日経験もある。 トランジスタの発明と超伝導のBCS理論で2つのノーベル物理学賞を受賞したジョン・バーディーンの伝記や固体物理学の歴史について、著書を発表している。 バーディーンの伝記については、その前書きで Lillian was encouraged to conduct oral history interviews and write a biography of Bardeen.

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フィールドワーク

フィールドワーク()は、ある調査対象について学術研究をする際に、そのテーマに即した場所(現地)を実際に訪れ、その対象を直接観察し、関係者には聞き取り調査やアンケート調査を行い、そして現地での史料・資料の採取を行うなど、学術的に客観的な成果を挙げるための調査技法である。地学や地理学では巡検ともいう。.

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インフォーマント

インフォーマント(Informant、あるいはInformer)とは、文化人類学、人類学や言語学のフィールド調査などで研究者にデータを提供する人。情報提供者。 たとえば方言学者にとっての方言話者など。 服部四郎のフィールドワークや小泉八雲の妻などが有名。.

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インタビュー

インタビュー()とは、二人かそれ以上の間での会話で、一方が他方に質問をして情報を得るために行われるものである。インタビューは大きく分けて、評価のためのインタビューと情報収集のためのインタビューの2つに分かれる。.

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国鉄分割民営化

国鉄分割民営化(こくてつぶんかつみんえいか)とは、中曽根内閣が実施した行政改革である。日本国有鉄道(国鉄)をJRとして、6つの地域別の「旅客鉄道会社」と1つの「貨物鉄道会社」などに分割し、民営化するもので、これらの会社は1987年(昭和62年)4月1日に発足した。 このほか、同時期に日本電信電話公社や日本専売公社を含めた三公社の民営化が自由民主党によって進められた。.

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無形文化遺産

無形文化遺産(むけいぶんかいさん、)は、民族文化財、フォークロア、口承伝統などの無形文化財を保護対象とした、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の事業の一つ。2006年に発効した無形文化遺産の保護に関する条約に基づく。無形文化遺産に対して、ユネスコの世界遺産は建築物など有形文化財を対象とする。関係して2001年から3回行われた傑作宣言による90件を引き継いて含まれる。 これまでに対象とされた無形文化遺産は、各国の音楽、舞踏、祭り、儀式のほか、インドのヨーガ(2016年)、日本の和紙(2014年)、和食(2013年)など伝統習慣、工芸など多岐にわたる。.

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語り部

語り部(かたりべ)とは、昔から語り伝えられる昔話、民話、神話、歴史などを現代に語り継いでいる人を指していう。 古代の日本においては品部の職業部として置かれた職掌であった。また現代の日本においては話芸を中心とするタレント、あるいは災害や事件の教訓を語り継ぐ活動を行う者を「語り部」と紹介する例が見られる。 語り手と呼ぶ場合もある。.

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清水透 (歴史学者)

清水 透(しみず とおる、1943年7月30日 - )は、日本の歴史学者。慶應義塾大学名誉教授。研究領域は、ラテンアメリカ社会史、オーラル・ヒストリーなど。.

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明治天皇紀

明治天皇紀(めいじてんのうき)は、宮内省が勅旨を奉じて編修した明治天皇の伝記である。明治天皇や明治時代の歴史を研究するための基本文献として活用されている。.

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海軍反省会

海軍反省会(かいぐんはんせいかい)は、1980年から1991年まで、大日本帝国海軍軍令部、第二復員省OBが一般には公にせず内密に組織した旧海軍学習グループである。.

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文献資料 (歴史学)

歴史学における文献資料(ぶんけんしりょう)とは、史料のひとつで、文書および古文書(特定の相手に意思を伝える公的文書と、請求書や手紙(電子メールを含む)など私人間でやりとりされる私文書がある)、個人的な日記や備忘録などの古記録、書籍、新聞、雑誌など文字によって伝達あるいは記録された資料の総称である。.

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