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オクルス

索引 オクルス

パンテオンのオクラス(頂上の明るい部分) オクルス(oculus、複数形は oculi)は、元々はラテン語で目を意味し、ローマのパンテオンのドーム頂上部にある円形の開口部の名前として使われ、似たような形状の丸い窓や開口部を指すのに使われる。眼窓あるいは円形窓とも。 パンテオンのオクルスは単なる開口部なので外気が入ってくるし、雨が降ればそれが床を濡らし、排水路を通って排水されるようになっている。右の図ではオクルスから入ってきた日光がドームの内面を照らしている。このように明るく丸い形状が目に似ていることから、このように呼ばれている。 16世紀以降、古典建築の特徴である円形窓は、フランス語の oeil de boeuf(牛の目)という名称で呼ばれることが多くなった。そのような円形窓や卵形窓は、建物の主要な窓の配置と競合することなく、ファサードにおける中二階の存在を示している。ドーマーに円形窓を設置する様式はフランス古典建築の特徴で、17世紀に始まった。構造上の理由から、船の舷窓にも円形窓がよく使われている。 考古学では、オクルスは西ヨーロッパ先史時代の芸術品に見られる模様の一種を指す。一対の円形または螺旋形であり、目を表していると解釈されることが多く、土器や陶器、像、巨石記念物によく見られる。オクルス模様は、神や女神が注意深く見つめていることを表しているとされ、特に新石器時代の遺物によく見られる。.

13 関係: 巨石記念物中二階ルネサンスローマパンテオン (ローマ)ファサードドーマードームエスファハーン舷窓考古学新石器時代

巨石記念物

トーンヘンジ カルナックの列石群 モンゴルの立石 マルタの巨石神殿 Poulnabrone dolmen Argimusco, モンタルバーノ・エリコーナ, シチリア 巨石記念物(きょせききねんぶつ、megalithic monument(s))は、自然石で、あるいは面取り・化粧仕上げなどの一部の加工のみが加えられた石で、築かれた構築物。単一のものや後述するような列石など集合体の形態をとるもの、ストーンヘンジのような建造物に近い形態のものを指す。世界中に分布し、伝播説もある。 「巨石記念物」という名称は、有史以来の全ての石造建造物を指すのではなく、新石器時代から初期金属器時代までの、特に「巨石使用」を特徴とする構築物についてこのように呼称する。通常は、ピラミッドやジッグラトのようにある程度確立された工法による石組み構造の建築物は除外され、やや原始的な文化という意味合いを持たせて、古代の構造物が単に巨石で築かれていることを強調して使用される用語である。.

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中二階

倉庫にある鋼鉄製メザニン ビルバオの地下鉄駅にある中二階 中二階(ちゅうにかい)またはメザニン(mezzanine)は、建築物の主要な階層の中間にある床であり、通常は階数に数えない。中二階では天井が低く、バルコニーのような形状をしていることが多い。劇場では、一番低いバルコニーまたはそのバルコニーの最前列から数列の席をメザニンと呼ぶ。.

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ルネサンス

レオナルド・ダ・ヴィンチによるウィトルウィウス的人体図、科学と芸術の統合 ルネサンス(Renaissance ルネサーンスイギリス英語発音: リネイスンス、アメリカ英語発音: レナサーンス)は「再生」「復活」を意味するフランス語であり、一義的には、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動であり、14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった(文化運動としてのルネサンス)。また、これらの時代(14世紀 - 16世紀)を指すこともある(時代区分としてのルネサンス)。 日本では長らく文芸復興と訳されており、ルネサンスの時代を「復興期」と呼ぶこともあったが、文芸のみでなく広義に使われるため現在では余り使われない。ルネッサンスとも表記されるが、現在の歴史学、美術史等ではルネサンスという表記が一般的である。.

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ローマ

ーマ(Roma、Roma)は、イタリアの首都。欧州有数の世界都市であり、ラツィオ州の州都、ローマ県のコムーネの一つで、ローマ県の県都でもある。英語とフランス語の表記は「Rome」。.

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パンテオン (ローマ)

パンテオン パンテオン(Pantheon)は、ローマ市内のマルス広場に建造された神殿。元々は、様々なローマ神を奉る万神殿であった。.

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ファサード

ランス大聖堂 ファサード(façade)とは、建築物の正面部分(デザイン)のことである。フランス語に由来し、英語のfaceと同根。最も目に付く場所であり、町並みを形成するもので、設計上、重要視される。 内部空間を率直に表現するもの(例:ゴシック建築のランス大聖堂)と、内部空間との有機的なつながりなしに造形されるもの(例:ルネサンス建築のアルベルティによるサンタンドレア教会)がある。側面や背面でも装飾的に造形されている場合などはファサードと呼ぶことがある。 またファサードは、建物の格式、性格を示すものでもある。.

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ドーマー

ドーマー (Dormer)とは、屋根に小さな空間を設けて取り付ける窓のこと。.

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ドーム

ドーム ドーム(dome)あるいは丸屋根(まるやね)は、建築における屋根の形式のひとつで、半球形をした屋根のことである。.

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エスファハーン

ファハーン(اصفهان; Eṣfahān) は、イランの都市。エスファハーン州の州都。テヘランの南約340kmに位置する『西アジア』、108頁。日本語では、慣例的にイスファハン、イスファハーンとも表記される。 古くからの政治・文化・交通の拠点であり蒲生「イスパハーン」『アジア歴史事典』1巻、168頁、16世紀末にサファヴィー朝の首都に定められ発展した。当時の繁栄は「エスファハーンは世界の半分(Esfahān nesf-e jahān ast、エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン)」と賞賛され20世紀のイランの作家サーデグ・ヘダーヤトは、1932年に同名の紀行文『エスファハーンは世界の半分』を発表した。(『事典 イスラームの都市性』、59頁)、この街を訪れたヨーロッパの商人も繁栄の記録を残している。イラン人にとってエスファハーンは歴史的・文化的に重要な町であり、町の美しさは「イランの真珠」と例えられる。 町は16世紀以前に建設された旧市街と、サファヴィー朝の王アッバース1世が建設した新市街で構成される。有名なイマーム・モスク(王のモスク1979年のイラン革命でパフラヴィー朝が崩壊した後、王(シャー)という言葉の使用が禁止されたため、王のモスクはイマーム・モスク、王の広場はイマーム広場に改称された。(宮田『物語イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜』、83-84頁))などがある新市街のイマーム広場(王の広場)は、ユネスコにより世界遺産に登録されている。 町の住人は出費に厳しい「倹約家」「吝嗇家」として良くも悪くも有名であり、他の地域の人間からは敬遠されることがある『西アジア』、111頁。イランでは「エスファハーンはいいところだ。エスファハーン人さえいなければ」という住民を揶揄する言葉も知られている上岡『イラン』、291-293頁。また、エスファハーンの人間は訛りが強いことでも知られ、言葉を聞いただけで容易に出身地が判別できるほどだと言われる。.

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(眼、め)は、光を受容する感覚器である。光の情報は眼で受容され、中枢神経系の働きによって視覚が生じる。 ヒトの眼は感覚器系に当たる眼球と附属器解剖学第2版、p.148、第9章 感覚器系 1.視覚器、神経系に当たる視神経と動眼神経からなる解剖学第2版、p.135-146、第8章 神経系 4.末端神経系。眼球は光受容に関連する。角膜、瞳孔、水晶体などの構造は、光学的役割を果たす。網膜において光は神経信号に符号化される。視神経は、網膜からの神経情報を脳へと伝達する。付属器のうち眼瞼や涙器は眼球を保護する。外眼筋は眼球運動に寄与する。多くの動物が眼に相当する器官を持つ。動物の眼には、人間の眼と構造や機能が大きく異なるものがある。 以下では、まず前半でヒトの眼について、後半では動物全体の眼についてそれぞれ記述する。.

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舷窓

真鍮製の舷窓。蝶番で止めた窓部分と舷窓蓋からなる。 舷窓(げんそう、porthole)は、船の船体にある小さな窓で、採光と換気の役目を持つ。一般に丸い窓が多い。"porthole" は "port hole window" の略である。海事関係の言葉だが、装甲車、航空機、自動車(フォード・サンダーバードなど)、宇宙船などの丸窓一般を指すのにも使われる。 船の舷窓は、下層の甲板の湿気を外に逃がし、日光と新鮮な空気を採り入れるという機能がある。また、下層の甲板では閉鎖されていて外界の様子がわかりにくいため、舷窓で少しだけ外の様子を知ることができる。舷窓を閉じると雨風の侵入を防ぎ、時には日光も遮る。 英語では "side scuttle" とも呼ぶ。.

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考古学

考古学(こうこがく、英語:archaeology)は、人類が残した物質文化の痕跡(例えば、遺跡から出土した遺物、遺構などの考古資料)の研究を通し、人類の活動とその変化を研究する学問である。.

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新石器時代

新石器時代(しんせっきじだい)は、伝統的に石器時代の最後の部分とされる時代である。新石器時代は、完新世のうちのひとつの区切りである亜旧石器時代に続き、新石器革命を形成する耕作の発展によって開始され、銅器時代もしくは青銅器時代に、また地域によっては直接鉄器時代に入り、冶金術の成立によって金属による道具が広まったときに終了した。ただし、生産段階と道具が対応しない地域も存在する。 この時代には主に磨製石器が使用されるようになったが、打製石器の使用も継続している。.

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円形窓眼窓

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