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エクリチュール (哲学)

索引 エクリチュール (哲学)

エクリチュール(écriture)は、パロール(話し言葉)に対して用いられる、哲学用語の一つである。現代において、エクリチュールとパロールの二項対立とその差異に注目したのは、フランス現代思想家のジャック・デリダである。したがって、哲学思想において、エクリチュールと呼ぶときは、まず西欧社会にパロール本位主義(音声中心主義(:fr:Phonocentrisme))があるとし、それに潜んでいた倒錯を暴くためのシステムが問題となる。それは、脱構築のための最初の手立てであった(詳細は「脱構築」を参照)。 しかし、たとえばモーリス・ブランショにおいては、本質的に死を含む言語活動として、またロラン・バルトにおいては、快楽の知的媒介として、それぞれ機能している。エクリチュールは、話し言葉に対して、書き言葉の特質に注目したときに用いられるタームである。したがって、その思想家の数だけ、その意義が存在すると言っても過言ではないため、留意が必要である。 Category:哲学の概念 Category:フランス語の語句.

10 関係: 口語快感モーリス・ブランショロラン・バルトパロールジャック・デリダ哲学脱構築思想家

口語

口語(こうご)とは、普通の日常的な生活の中での会話で用いられる言葉遣いのことである。書記言語で使われる文語と違い、方言と呼ばれる地域差や社会階層などによる言語変種が応じやすく、これらと共通語などを使い分ける状態はダイグロシアと呼ばれる。.

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快感

快感(かいかん、ἡδονή hēdonē, voluptas, pleasure)は、気持ち良いと感じる事。快楽(かいらく)、享楽(きょうらく)とも。喜び・幸せ・満足等の感情と密接に結びついている。.

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モーリス・ブランショ

モーリス・ブランショ(Maurice Blanchot、1907年9月22日 - 2003年2月20日)は、フランスの哲学者、作家、批評家。通称“顔の無い作家”。ストラスブール大学卒業。戦前のポール・ヴァレリーに比せられる戦後最大のフランスの文芸批評家であるという評価が定着している。.

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ロラン・バルト

ラン・バルト(Roland Barthes、1915年11月12日 - 1980年3月26日)は、フランスの哲学者、批評家。高等研究実習院(École pratique des hautes études)教授、コレージュ・ド・フランス教授。.

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パロール

パロール(parole)は、言語学・哲学における言語の側面についての用語。用いる人によって意味が異なる。.

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ジャック・デリダ

ャック・デリダ(Jacques Derrida, 1930年7月15日 - 2004年10月8日)は、フランスの哲学者である。フランス領アルジェリア出身のユダヤ系フランス人。一般にポスト構造主義の代表的哲学者と位置づけられている。エクリチュール(書かれたもの、書法、書く行為)の特質、差異に着目し、脱構築(ディコンストラクション)、散種、差延等の概念などで知られる。エトムント・フッサールの現象学に関する研究から出発し、フリードリヒ・ニーチェやマルティン・ハイデッガーの哲学を批判的に継承し発展させた。哲学のみではなく、文学、建築、演劇など多方面に影響を与えた。またヨーロッパだけでなくアメリカ、日本など広範囲に影響を与えた。国際哲学コレージュの初代議長でもある。代表的な著作に『グラマトロジーについて』、『声と現象』、『エクリチュールと差異』などがある。.

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哲学

哲学(てつがく、Φιλοσοφία、philosophia、philosophy、philosophie、Philosophie)は、語義的には「愛智」を意味する学問的活動である。日本語辞典の広辞苑では、次のように説明している。 観念論的な形而上学に対して、唯物論的な形而上学もある。諸科学が分化独立した現在では、哲学は学問とされることが多いが、科学とされる場合哲学は「自然および社会,人間の思考,その知識獲得の過程にかんする一般的法則を研究する科学」である。出典は、青木書店『哲学事典』。もある。.

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脱構築

脱構築(だつこうちく、、)は、「静止的な構造を前提とし、それを想起的に発見しうる」というプラトン以来の哲学の伝統的ドグマに対して、「我々自身の哲学の営みそのものが、つねに古い構造を破壊し、新たな構造を生成している」とする、20世紀哲学の全体に及ぶ大きな潮流のこと。 19世紀まで、論理整合性を重視する英米哲学と、主観性や社会性を問題にする独仏哲学は、それぞれ独自に議論を重ねてきたが、この問題に至り、活発に相互参照と議論交流が起こる。 しかしながら、脱構築という思想においては、「脱構築という思想そのものもまた、つねに脱構築され、つねに新たな意味を獲得していく」ということを意味しており、それぞれの哲学者によって、またその発言の機会によって、主張の主眼が異なる。だが、この不定形さを受容することそのものが、脱構築である。.

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死(し、death)とは、.

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思想家

思想家(しそうか、)は、様々な思想・考えに関する問題を研究し、学び、考察し、熟考し、あるいは問うて答えるために、自分の知性を使おうと試みる人。.

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