ロゴ
ユニオンペディア
コミュニケーション
Google Play で手に入れよう
新しい! あなたのAndroid™デバイスでユニオンペディアをダウンロードしてください!
無料
ブラウザよりも高速アクセス!
 

アクアチント

索引 アクアチント

アクアチント(Aquatint)とは版画の凹版技法のひとつ。銅版画の面の表現の技法である。 腐食防止用の防蝕剤(松脂を細かくパウダー状にしたもの)を布の袋などに入れて、銅版に振りかけ、熱で定着させた後に腐蝕する。防触剤の隙間から覗いた銅版が腐蝕され、ざらざらなサンドペーパーのような面が出来る。濃淡は腐蝕の時間で加減する。近年は、アクリル樹脂系の防触剤をエアブラシで吹きつける方法も多く用いられている。 線で明暗を描く技法とは違い、面で明暗をつけることにより繊細なトーンを表現することができる。 応用技法として、シュガー・アクアチント、スピットバイト・アクアチントなどがある。.

9 関係: メゾチントリトグラフドライポイントアクリル樹脂エングレービングエッチングエアブラシ紙やすり版画

メゾチント

メゾチント(Mezzotint)とは版画の凹版技法のひとつ。 金属凹版にロッカーという櫛のような刃がついた器具で版全体に無数の刻みを入れたり、ささくれ状態の線をつくったりする。さらにその上をバーニッシャーやスクレーパーという金属のヘラのような器具でささくれを削ったりならしたりして絵を描き、刷る際にはインクを細かな刻みに擦り込んだ後に、刻みのない部分からは拭い落とす。これにより、刻みが残っている部分はインクの色が濃く現れ、刻みが削られたりならされたりした部分は白く浮き出るという効果が得られる。 微妙な明暗の加減を楽しむことが出来るとされる。.

新しい!!: アクアチントとメゾチント · 続きを見る »

リトグラフ

リトグラフ: Borek (Borkau) in 1883, by Alexander Duncker. 石の版面(左)と石版画(右) リトグラフ (lithograph, lithography) は版画の一種で、平版画にあたる。水と油の反発作用を利用した版種で、製作過程は大きく「描画」「製版」「刷り」の3工程にわかれる。ほかの孔版画、凹版画、凸版画などに比べると複雑で時間も多く要するが、クレヨンの独特のテクスチャや、強い線、きめ細かい線、筆の効果、インクの飛ばした効果など、描写したものをそのまま紙に刷ることができ、多色刷りも可能で、版を重ねるにつれて艶を有した独特の質感が出てくる。 19世紀頃、ヨーロッパで偶然から原理が発見され、以降ロートレックなどの画家が斬新で芸術性の高いポスターをこの方法で描いた。以前は巨大な石(石灰岩)に描いていたため石版画(石版印刷術、リトグラフィ)とも呼ばれるが、近年は扱いやすいアルミ板を使うことが多い。.

新しい!!: アクアチントとリトグラフ · 続きを見る »

ドライポイント

ドライポイント(drypoint)とは版画の技法のひとつ。 「ポイント」と呼ばれる先端が鋼鉄の針や、ダイヤモンドが付いた針などを使い、銅板に直に彫って描画する凹版技法。「ドライ」とは、エッチング用の腐蝕液を用いないことから、そして、尖った先端をもつ道具「ポイント」で刻描するので、ドライポイントという。彫られた線は均一な線ではなく、針で押し出された銅のささくれや、まくれなどを生かして刷ることも特徴の一つとされ、独特のタッチになる。 腐蝕液や防触剤などが必要なく、引っ掻くだけの簡単な技法なので、小中学校や初歩の銅版画教室で取り上げられることが多い技法である。ただ、手軽な技法ではあるが、ポイントで描画する際に針が銅版に引っ掛かり描きづらく、まくれを強く出すためには力が必要であったり、また、金属のめくれによって刷り上がりが変化するため、描画している時にトーンが把握しづらいなど、腐蝕液を使う技法であるエッチングに比べると、意外と描画が難しい。.

新しい!!: アクアチントとドライポイント · 続きを見る »

アクリル樹脂

アクリル樹脂(アクリルじゅし、英語 acrylic resin)とは、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い非晶質の合成樹脂である。特にポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethyl methacrylate)。略称PMMA)による透明固体材はアクリルガラスとも呼ばれる。擦ると特有の匂いを発することから匂いガラス(においガラス)とも呼ばれた。また、ポリカーボネートなどと共に有機ガラスとも呼ばれる。 アクリル樹脂は1934年ごろ工業化された。 数多くの商標名があることでも知られ、ドイツの「プレキシグラス(Plexiglas)」などが有名。.

新しい!!: アクアチントとアクリル樹脂 · 続きを見る »

エングレービング

ングレービング(engraving)とは版画の凹版技法のひとつで、ビュランという先端にダイアモンド用の固い刃のついたノミのような器具を使い、銅版に線を彫る。そして、その溝にインクを埋め、それを刷って作品にする版画技術。鮮明な線が特徴とされる。エッチングより成立は早い。ただ単に金属やガラスを削ること、あるいはそれによる彫金作品を意味することもある。ビュラン彫り。 印刷におけるエングレービング(engraving)とは、銅版を写真製版やグレーバーで彫刻し、インキをつめて紙に転写する印刷技法で、熟練した高度な技術が必要とされる。細かい線や文字などの再現性がよく、最高級印刷の分類に属する。世界のVIPや王室などに利用され、企業でも信頼の証として使用されている。最近では偽造防止の観点からも注目を浴びる。よって、高級ブランドのタッグなど用途は様々である。また、印字部分が盛り上がるのも特徴。最近は銅版印刷により高級グリーティングカードなどに使用されている。.

新しい!!: アクアチントとエングレービング · 続きを見る »

エッチング

ッチング(英: Etching)または食刻(しょっこく)とは、化学薬品などの腐食作用を利用した塑形ないし表面加工の技法。使用する素材表面の必要部分にのみ(防錆)レジスト処理を施し、腐食剤によって不要部分を溶解侵食・食刻することで目的形状のものを得る。 銅版による版画・印刷技法として発展してきた歴史が長いため、銅や亜鉛などの金属加工に用いられることが多いが、腐食性のあるものであれば様々な素材の塑形・表面加工に応用可能である。 金属の試験片をナイタール(エタノールと硝酸の混合液)などの腐食液によって表面を腐食することで、金属組織の観察や検査などに用いられている。.

新しい!!: アクアチントとエッチング · 続きを見る »

エアブラシ

代表的なエアブラシパーシェ社のシングルアクション・吸上式型 エアブラシ(英語:air brush)とは、塗装に用いられるスプレー式塗装器具の一種である。.

新しい!!: アクアチントとエアブラシ · 続きを見る »

紙やすり

紙やすり(かみやすり、紙鑢)とは、研磨加工に用いる、紙に砥粒を塗布した研磨材である。サンドペーパー、研磨紙などとも呼ばれる。 研磨剤の塗布してある基部が布のものは研磨布紙を参照。.

新しい!!: アクアチントと紙やすり · 続きを見る »

版画

画(はんが)とは、印刷を行う紙以外に、彫刻や細工を施した版を作り、インクの転写・透写等によって複数枚の絵画を製作する技法、またはそれにより製作された絵画のこと。版画はその版の仕組みから大きく4つに分類される。凸版画、凹版画、平版画、孔版画である。また、印刷する版面の種類によって木版画、銅版画、石版画に分類される。.

新しい!!: アクアチントと版画 · 続きを見る »

ここにリダイレクトされます:

アクアティント

出ていきます入ってきます
ヘイ!私たちは今、Facebook上です! »