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高津春繁

索引 高津春繁

津 春繁(こうづ はるしげ、1908年1月19日 - 1973年5月4日)は、日本の言語学者、比較言語学研究者、古代ギリシア文学研究者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、武蔵大学人文学部教授、人文学部長(初代)を歴任。東京大学名誉教授。.

700 関係: 原郷みずへび座古代ペルシア語古代ギリシアの宗教中平解中動態世界古典文学全集市河三喜下宮忠雄平和 (アリストパネス)井内雄四郎ペムプレードーペリペーテースペリメーレーペリメーデーペリパースペリアースペリエーレースペリクリュメノスペルシア人 (アイスキュロス)ペルセポネーペルセーイスペルセースペルセウスペレースペレクロスペロプスペンテウスペンテシレイアペーネレオースペーネロペーペーレウスペーローペーダイオスペーダソスペーガソスナディン・ゴーディマーペイレーネーペイロオスペイディッポスペイシディケーペイシストラトス (ギリシア神話)ペイサンドロス (ギリシア神話)ナウプリオスナウシトオスナクシェ・ロスタムミマースミハイル・ヘラースコフミデア (ギリシア神話)ミニュアース...マルペーッサマルグリット・オードゥーマローン (ギリシア神話)マイアマイケル・ヴェントリスマカーオーンマグネースネメアーの獅子ネメシスネーレーイスネーレウス (ギリシア神話の神)ネストールハマドリュアスハリテルセースハルモニアーハルモスハルピュイアハンス・バウアー (セム学者)ハーデースハイモーンポリュペーモスポリュペイデースポリュネイケースポリュムニアーポリュメーデーポリュボーテースポリュボスポリュデウケースポリュデクテースポリュドーラーポリュドーロスポリュイードスポリュクソーポリーテースポルピュリオーンポルキュースポローネウスポントス (ギリシア神話)ポーモーナポール=エミール・ボッタポーコスポースポロスポダルケースポダルゲーポイニクスポイベーポイアースムネーモシュネーメノイケウスメネスティオスメラムプースメリアスメルポメネーメロペーメーキステウスメーストールメトーペーメディア (ギリシア悲劇)メドゥーサメガペンテースメガラーメゲースモネータモリオネモルモーモロス (ギリシア神話)モーリュモプソスモスコスヤズルカヤユーノーラミア (ギリシャ)ラムペティエーラムポスランパスラーイオスラーエルテースラーオメドーンラーオトエーラーオディケーラーオドコスラーオダマースラーオダメイアラブダコスラピテースラピテース族ライラプスラインの黄金ライストリューゴーン族ラケダイモーン (ギリシア神話)ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯リュンケウスリュンコスリューシッペーリューシディケーリュカーオーンリュコメーデースリュコスリーベラリーベルリビュエーリカースリキュムニオスルーナルーミーナルーキーナルウィ語ルキアノスレートーレーイトスレーソスレアーレイペピレーレウキッポス (ギリシア神話)レウコーンレオンテウスレオニード・レオーノフロートパゴス族ロイオーヴェルネル・フォン・ヘイデンスタムボジェナ・ニェムツォヴァートモーロストラキアのリュクルゴストラシュメーデーストリプトレモストレーポレモストローストアーストクセウスヘルマン・メラーヘルムート・テーオドール・ボッセルトヘルセーヘレノスヘレーヘレーンヘレイオスヘーラーヘーラクレイダイヘーローンダースヘーパイストスヘーベーヘーシオネーヘーシオドスヘカメーデーヘカテーヘスペリデスヘスペロスブリーセーイスブーテースブーコリオーンブーシーリスプラークシテアープリアモスプリアーポスプリクソスプルートープレーイオネープレイアデスプレウローン (ギリシア神話)プレギュアースプレスボーンプロマコスプロメーテウスプローナクスプロートゲネイアプローテウスプロトオスプロイトスプロクネープロセルピナプテレラーオスプサマテーパラー語パルテノパイオスパルカパンディーアパンディーオーンパンドーラーパンダロスパーシパエーパイドラーパイアパイオーンパエトゥーサヒュペリーオーンヒュペルムネーストラーヒュペレーノールヒュラースヒュロスヒュプシピュレーヒュプセウスヒュドラーヒュアデスヒュアキントスヒュアキンティア祭ヒンドゥスターニー語ヒッペーヒッポリュテーヒッポロコス (ギリシア神話)ヒッポコオーンヒッタイト語ヒケターオーンビブリオテーケービアービアースピュラーピュライメネースピュラコスピューレウスピュートーンピラムモーンピリュラーピロイティオスピロクテーテースピーネウスピッテウスピエロ・ヤイエルピエール・ジャン・ジューブテミステミストーテュルソステューポーンテューローテューデウステュエステーステラモーンテルミヌステルプシコラーテルサンドロステーバイ攻めの七将テーメノステーレポステーレパッサテーレウステーテューステアーノーティートーノスティーピュスティテュオステイアーテウメーッソスの狐テウクロステオクリュメノステスピオステスティオスデーモポーンデーモドコスデーイポボスデーイピュレーデーイピュロスデーイダメイアデーイオーンディパ・ヌサンタラ・アイディットディオメーデーディオーネーディオニューソスディクテュスディケーデイノーデウカリオーンフョードル・レシェートニコフフランシス・ド・ミオマンドルフランシス・アンブリエールフランシスコ・デ・ロハス・ソリーリャフーゴー・シューハルトドリュアスドローン (ギリシア神話)ドーリス (ギリシア神話)ドーロスニュクティーモスニュクテウスニュクスニルス・ルズヴィ・ヴェスタゴーニーレウスニーキッペーニオベーホルガー・ペデルセンホーラダナエーダナオスダルダノスダシドルジーン・ナツァグドルジベーロスベドジフ・フロズニーアペーモシュネーアナトリア語派アナクソーアナクサゴラースアミュントールアミューモーネーアミュクラースアミュターオーンアミソーダロスアポロドーロスアムピノモスアムピロコスアムピトリュオーンアムピトリーテーアムピアラーオスアムピクテュオーンアラクネーアリアドネーアリス・コーバーアリストマコスアリストパネスアリストデーモスアリスタイオスアルテミスアルカディアのリュクルゴスアルカイオス (ギリシア神話)アルカスアルキメデーアルキュオネーアルクマイオーンアルクメーネーアルケースティスアルゲイアーアルゴナウタイアルタイメネースアレークトーアレオスアロペーアローアダイアローエウスアンリ・ベルンスタンアンワリーアントワーヌ=イザーク・シルヴェストル・ド・サシアンティノオスアンティマコス (ギリシア神話)アンティポスアンティロコスアンティオペーアンティゴネ (ソポクレス)アンティゴネーアンドライモーンアンドレウスアンドロゲオースアンカイオスアンキーセースアンタイオスアーチボルド・セイスアーエロペーアーキスアーソーポスアッサラコスアブラアム=ヤサント・アンクティル=デュペロンアプシュルトスアパレウスアドメートスアドラーストスアイトラーアイトーロスアイテールアイエーテースアイギュプトス (ギリシア神話)アイギーナアイギアレイアアイギアレウスアイギストスアイゲウスアイスキュロスアイソーンアイタリデースアイサコスアウトノエーアウトメドゥーサアウトリュコスアウクソーアウゲーアウゲイアースアエローアエードーンアエトリオスアカマースアカストスアガウエーアガステネースアキレウス・タティウスアクリシオスアクタイオーンアクタイオスアグライアーアグラウロスアグリオスアゲラーオスアゲーノールアザーン (ギリシア神話)アシアーアシオス (ギリシア神話)アストライアーアストライオスアステュダメイアアステュオケーアステリアーアスカラポスアスカニオスアタマースイリュリオスイーナコスイーノーイーリアスイーリオネーイーピノエーイーピダマースイーピアナッサイーピクレースイーピクロスイーピスイードメネウスイーダースイーアペトスイーアシオーンイーオーイーカリオスイーカロスイドモーンイアルメノスイェジ・クリウォヴィチイオバテースイオラーオスイオレーイジー・ヴォルケルイスキュスウーラノスウーラニアーウーレアーウゥルカーヌスウェルトゥムヌスウジェーヌ・ビュルヌフエナレテーエペイオスエミール・アンリオエミール=オーギュスト・シャルティエエラレーエラトーエラトスエリュマントスの猪エリュルスエリュテイアエリュクスエリュシクトーンエリピューレーエリクトニオスエレペーノールエレウシスの秘儀エレクトラ (ソポクレス)エレクテウスエンデュミオーンエンデーイスエンキドゥエーマティオーンエーリダノスエーレクトラーエーレクトリュオーンエパポスエピアルテースエピゴノイエピストロポスエテオクロスエドワード・ヒンクスエドウィン・ノリスエドガー・ハワード・スターティヴァントエニューオーエイレーネー (ギリシア神話)エイデュイアエウペーモスエウノミアーエウネーオスエウポルボスエウメーロスエウリュノメーエウリュメドーンエウリュトスエウリュビアーエウリュピュロスエウリュディケー (アルゴス)エウリュアレーエウリュアロスエウリュクレイアエウリュステウスエウリピデスエウロペの略奪 (ティツィアーノ)エウローペーエウロータスエウプロシュネーエウテルペーエウドーロスエウアドネーエウエーノスエキーオーンエキドナオムパレーオリュンポス十二神オルトロスオルクスオーレイテュイアオーキュペテーオーケアニスオトレーレーオピーオーンオデュッセイアオイノマオスオイノーネーオイノトロポイオイバロスオイレウスオイディプースオイディプス王オイアクスオイオーノスオイクレースカナケーカムペーカリュドーン (ギリシア神話)カリュドーンの猪カリュケーカリロエーカリオペーカリクローカリスカルカースカレー (ギリシア神話)カレートールカロン・ド・ボーマルシェカールステン・ニーブールカッシオペイアカトレウスカパネウスカピュスカドモスカイネウスカイロスガニュメーデースキュノルタスキュララベースキュレーネーキューレーネーキュプロス文字キュパリッソスキュティッソーロスキュクノスキュクレウスキラ (ギリシア神話)キリクスキオネーギリシア喜劇ギリシア神話ギリシア神話 (曖昧さ回避)クラナオスクリュメネークリューセーイスクリューセースクリュティオスクリーソスクリスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルトクレーテウスクレータの牡牛クレイトス (ギリシア神話)クレイオークレイオスクレウーサクレオパトラークレオダイオスクロニオスクサントス (ギリシア神話)グライアイグラウコスグーネウスケルベロスケルキュオーンケーペウスケーユクスケートーケーダリオーンケブリオネースケブレーンケクロプスゲラーノールゲーリュオーンコマイトーコメーテースコロノスのオイディプスコローニスコイオスゴルギュティオーンゴルゲーゴルゴポネーゴルゴーンシノーンシモエイスシャルル・ヴィロローシーシュポスシドニー・キーズシニスジョージ・スミス (考古学者)スーザニースパルタ (ギリシア神話)スピーヌムステネロスステネボイアステュムパーロスステロペーステンノースティルベースカマンドロススケイローンセレーネーゼートスゼウクシッペータミュリスタラオスタレイア (ムーサ)タレイア (カリス)タロース (ギリシア神話)ターユゲテータウマースタソスサラミースサラーキアサルペードーンサルモーネウス兵庫県出身の人物一覧兵庫県立神戸高等学校の人物一覧神話・伝説の物一覧第六高等学校 (旧制)線文字A線文字B縛られたプロメテウス産経児童出版文化賞田中秀央田中美知太郎青年文法学派風間喜代三言語学者の一覧辻直四郎蜂 (アリストパネス)関根正雄雲 (戯曲)蛙 (喜劇)RUKIの法則柳沼重剛松本克己武蔵大学武蔵大学の人物一覧死に至る病比較言語学指令法斎藤忍随日本言語学会日本語の起源 インデックスを展開 (650 もっと) »

原郷

原郷(げんきょう、Urheimat, Homeland)とは言語学において、ある語族の祖語の拡散の始まった場所をさす。いわば語族の故郷、起源地というべき場所のことである。ホームランド、故地、祖地などともいうが、日本語訳が必ずしも定まっている訳でない。 語族は系統樹モデルにより仮説がたてられ、分岐年代、原郷などが想定される。原郷は不確かなことが多いが、言語学的、考古学的、遺伝学的証拠を基に、学際的に解明が試みられる。.

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みずへび座

みずへび座(水蛇座、Hydrus)は、南天の星座の1つ。.

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古代ペルシア語

古代ペルシア語(こだいペルシアご)はイラン語派に属する言語のひとつである。古代ペルシア帝国(アケメネス朝)の公用語の一つで、古代ペルシア楔形文字を用いて書かれた紀元前6世紀から紀元前4世紀までの碑文が残る。 アヴェスター語とともに古代イラン語に含まれる。中世ペルシア語(パフラヴィー語)や現代ペルシア語の祖先にあたる。.

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古代ギリシアの宗教

古代ギリシアの宗教(こだいギリシアのしゅうきょう)では、古代ギリシアにおける信仰、儀式、神話等について説明する。古代ギリシア世界は多神教であり、多くの古代ギリシア人は、ギリシア神話のオリュンポス十二神やその他の神々を信仰していた。 そもそも古代ギリシア語に「宗教」(英語:religion)にあたる語彙はなく藤村、p.223。、神々への祈りも儀礼も、先祖から受け継いだ「慣習」であったと言えるが、本記事では便宜的にそれらを「宗教」と称する。 同じ神を崇めるにも、都市ごとにその地の神として特徴づけるため、形容語句を添える場合があった。古代ギリシアの宗教は英語で言うところの"religions"や"cults"のように複数形で表現できるほど多様性に富むが、共通点も多い。 ギリシア神話の体系には、クレータ、エジプト、パレスティナ、プリュギア、バビロニアなど、様々な地域からの影響の混入が見られる。また、これらの宗教は、ギリシア本土だけでなく、エーゲ海の島々や、イオーニア、小アジア沿岸部、マグナ・グラエキア(シケリアと南イタリア)の他、マッサリアのような西地中海の植民都市にも広まった。.

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中平解

中平 解(なかひら さとる、1904年〈明治37年〉1月12日 - 2001年〈平成13年〉11月12日)は、日本のフランス語学研究者。日本民俗語学者。.

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中動態

中動態(ちゅうどうたい、medium、middle)は、インド・ヨーロッパ語族の態のひとつ。能動態とは人称語尾によって区別される。中動態と受動態は形態の上で区別されないことが多い。中動態がよく残っている言語にサンスクリット、古代ギリシア語、アナトリア語派などがある。 中動相・中間態などとも呼ぶ。サンスクリット文法では反射態(reflexive)と呼ぶことが多い。.

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世界古典文学全集

『世界古典文学全集』(せかいこてんぶんがくぜんしゅう)は、筑摩書房が1964年から2004年にかけ刊行した叢書(全54冊)である。.

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市河三喜

市河 三喜(いちかわ さんき、1886年2月18日 - 1970年3月17日)は、日本の英語学者。日本の英語学の祖と言われている。新しい教授法の普及にも力を注いだ。文学博士、東京大学名誉教授、日本学士院会員、語学教育研究所所長。 英語学の新人賞として市河三喜賞が設けられている。.

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下宮忠雄

下宮 忠雄(しもみや ただお、1935年 - )は日本の言語学者。ゲルマン言語学・比較言語学分野を専門とする。学習院大学名誉教授。.

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平和 (アリストパネス)

『平和』(へいわ、Εἰρήνη, Eirēnē, エイレーネー、Pax)は、古代ギリシアのアリストパネスによるギリシア喜劇の1つ。 ポレモス(戦争の神)によって洞窟の奥深くに投げ込まれてしまったエイレーネー(平和の女神)とその侍女オポーラーとテオーラーを、葡萄農夫トリュガイオス等が救い出し、平和を回復するという物語を通して、戦争の悲惨さと平和の尊さを表現している。 紀元前421年の大ディオニューシア祭で上演され、2等になった。優勝はエウポリスの『追従者たち(コラケス)』、3等はレウコンの『兄弟団(プラートレス)』だった。.

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井内雄四郎

井内 雄四郎(いのうち ゆうしろう、1933年12月 - )は、英文学者、早稲田大学名誉教授。 1964年早大英文科大学院博士課程単位取得満期退学、早大第一文学部教授。2003年定年退職。アイリス・マードックを中心に、英国女性小説が専攻。伯父はギリシア古典文学研究者の高津春繁。ワセダミステリクラブ二代目会長もつとめた。.

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ペムプレードー

ペムプレードー(Πεμφρηδώ, 、「意地悪な」の意)、あるいはペプレードー(Πεφρηδώ, アポロドーロス、2巻4・2。)は、ギリシア神話に登場するグライアイの1人である。日本語ではペンプレードー、また長母音記号を省略してペムプレド、ペンプレドとも表記される。 ポルキュースとケートーの娘で、エニューオーと姉妹。ヘーシオドスは「美しい衣をつけたペムプレードー」と呼んでいる。デイノーを加えて3姉妹とする場合もある。.

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ペリペーテース

ペリペーテース(Περιφήτης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してペリペテスとも表記される。主に、.

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ペリメーレー

ペリメーレー(Περιμήλη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してペリメレとも表記される。主に3人知られている。.

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ペリメーデー

ペリメーデー(Περιμήδη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してペリメデとも表記される。同名の女性が複数知られており、主に、.

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ペリパース

ペリパース(Περίφας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してペリパスとも表記される。主に、.

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ペリアース

ペリアース(Πελίας, Peliās)は、ギリシア神話に登場するイオールコスの王である。長母音を省略してペリアスとも表記される。 コルキスの黄金の羊の皮の探索をイアーソーンに命じ、アルゴナウタイの冒険の原因を作った。ポセイドーンとテューローの子。テッサリアでビアースの娘アナクシビアーを妻として、アカストス、ペイシディケー、ペロペイア、ヒッポトエー、アルケースティスを得た。一説には、妻としたのはアムピーオーンの娘ピューロマケーだともいう。.

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ペリエーレース

ペリエーレース(Περιήρης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してペリエレスとも表記される。同名の複数の人物が知られている。それらは、.

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ペリクリュメノス

ペリクリュメノス(Περικλύμενος, Periklymenos)は、ギリシア神話の人物である。ネーレウスの子、ポセイドーンの子、ペーネロペーの求婚者の一人が登場する。カール・ケレーニイによれば、ペリクリュメノスとは「広く名高い者」の意である。.

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ペルシア人 (アイスキュロス)

『ペルシア人』(Πέρσαι, Persai, ペルサイ、Persae)は、アイスキュロスによるギリシア悲劇。紀元前5世紀に起きたペルシア戦争におけるサラミスの海戦での敗北に対するペルシア人の反応を題材としている。散逸せずに現存しているギリシア悲劇作品の中では、最古の作品である『全集2』 岩波 p.307。 神話を題材とするのが通例のギリシア悲劇にあって、同時代の事件を題材として作品の存在は本作とによる『フェニキアの女たち』と『ミレトスの陥落』のみしか伝わっておらず、現存するのは本作が唯一である。 本作を挟む形で.

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ペルセポネー

イシス・ペルセポネー像 (イラクリオンにある考古学博物館蔵) ペルセポネー(ΠΕΡΣΕΦΟΝΗ, Περσεφόνη, )は、ギリシア神話に登場する女神で冥界の女王である。 ゼウスとデーメーテールの娘(一説にゼウスとステュクスの娘)で、ハーデース(ローマ神話のプルートーに相当)の妻として傍らに座しているとされる。しばしばコレー(「乙女」の意)とも言及される(地上にいる間はコレーと呼ばれ、冥界に入るとペルセポネーと呼ばれることもある)。 ペルセフォネーとも。日本語では長母音を省略してペルセポネ、ペルセフォネとも呼ぶ。ローマ神話ではプロセルピナと呼ばれ、春をもたらす農耕の女神となっている。.

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ペルセーイス

ペルセーイス(Πέρσηΐς, ヘーシオドス、356行。アポロドーロス、1巻9・1。アポロドーロス、3巻1・2。ヒュギーヌス、156話。)、あるいはペルセー(Πέρση, ヒュギーヌス、序文。)は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してペルセイス、ペルセとも表記される。 オーケアノスとテーテュースの娘で、太陽神ヘーリオスとの間にアイエーテースヘーシオドス、956行-957行。、キルケー、パーシパエー、ペルセースを生んだアポロドーロス、1巻9・28。。子供のうちアイエーテースはコルキスの王であり、キルケーは魔女として有名である。パーシパエーはクレータ島の王ミーノースの妻となった。ペルセースはアイエーテースを追放してコルキスの王となったが、後にメーデイアあるいはメードスに殺された。.

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ペルセース

ペルセース(Πέρσης, )は、ギリシア神話の神、あるいは人物である。長母音を省略してペルセスとも表記される。.

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ペルセウス

メドゥーサの首を切り落としたペルセウス。アントニオ・カノーヴァ作『メドゥーサの頭を持つペルセウス』(1800年頃) バチカン美術館所蔵。 ペルセウス(Περσεύς, )は、ギリシア神話に登場する英雄である。英語読みでパーシアスとも呼称する。 ゼウスとダナエー(アルゴス王アクリシオスの娘)の子。妻アンドロメダーとの間にペルセウス(ペルセース)、アルカイオス、ステネロス、ヘレイオス、メーストール、エーレクトリュオーン、ゴルゴポネーをもうけたアポロドーロス、2巻4・5。。 ペルセウスはゼウスの血を引く半神であり、神々から授かった魔術的な武具を駆使してメドゥーサ殺しを成し遂げ、その後も多くの困難を乗り越えた。ミュケーナイ王家の創始者となり、死後は星座になったとも言われる。.

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ペレース

ペレース(Φέρης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してペレスとも表記される。主に、.

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ペレクロス

ペレクロス(Φέρεκλος, )は、ギリシア神話の人物である。ハルモンの子テクトンの子。 トロイアの工匠で、イーデー山から木材を切り出し、1日でパリスのために船を建造した。パリスはこの船で海を渡り、スパルタからヘレネーを奪ってきたという。トロイア戦争ではクレータ島の将メーリオネースに討たれた。.

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ペロプス

ペロプス(Πέλοψ, )はギリシア神話に登場する英雄である。ペロポネーソス半島の地名はペロプスに由来している。 タンタロスとエウリュアナッサの子。タンタロスはリューディア地方のシピュロスからにかけての王で、クロノスの娘プルートーとゼウスの息子だといわれるが、トモーロス山の神トモーロスが父だとする説、オーケアノスとテーテュースの子とする説もある。ペロプスの母エウリュアナッサは河神パクトーロスの娘だが、河神クサントスの娘エウリュテミスタであるという説やアムピダマースの娘クリュティアーとする説など異説が多い。 オイノーマオスの娘ヒッポダメイアとの間にアトレウス、テュエステース、ピッテウス、アステュダメイア、リューシディケー、ニーキッペーをもうけた。また庶子にクリューシッポスがいた。.

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ペンテウス

ペンテウス(Πενθεύς, )は、ギリシア神話の人物で、テーバイの王である。カドモスの娘アガウエーとスパルトイのエキーオーンの子でアポロドーロス、3巻5・2。、オクラソスの父、メノイケウスの祖父。 ペンテウスはカドモスから王位を継承したが、ディオニューソスを信じなかったために母アガウエーに殺された。この物語はエウリーピデースの悲劇『バッコスの信女』で有名である。.

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ペンテシレイア

ペンテシレイア(Πενθεσίλεια,, Penthesilea)は、ギリシア神話の女性である。アマゾーンの女王で、アレースとオトレーレーの娘であり、メラニッペーとは姉妹の関係に当たる。トロイア戦争の際にトロイア軍側について戦った。 誇り高く、美しい女性であったが、アキレウスと一対一で戦い、敗れた。.

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ペーネレオース

ペーネレオース(Πηνέλεως, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してペネレオスとも表記される。ヒッパルモスの子、あるいはヒッパルコスとアステロペーの子、あるいはイトーノスの子ヒッパルキモスの子。アルゴナウタイの1人、ヘレネーの求婚者の1人。 トロイア戦争では、テーバイ王テルサンドロスがミューシアで戦死したとき、王の子ティーサメノスが若かったためテーバイの武将に選ばれ、ボイオーティア勢の長として、レーイトス、アルケシラーオス、プロトエーノール、クロニオスとともに参加し、12隻の軍勢を率いた。ペーネレオースはプロマコスを討ったアカマースを退かせつつ、ポルバースの子イーリオネウス、さらにリュコーンを討ったが、ゼウスがトロイアの味方をしてアイギスを振りかざしたとき一番に逃げ出し、プーリュダマースの槍に傷つけられた。その後テーレポスの子エウリュピュロスに討たれたとも、戦死せずに木馬作戦に参加し、コロエブスを討ったともいう。 なお、ペーネレオースには子オペルテースがあり、ダマシクトーン、プトレマイオス、クサントスと子孫が続いた。他にはピロータースがいた。ダマシクトーンはティーサメノスの死後、テーバイ王。。.

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ペーネロペー

ペーネロペー(Πηνελόπη, Pēnelopē)は、ギリシア神話に登場する女性である。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』ではペーネロペイア(Πηνελόπεια, Pēnelopeia)の名で登場する。長母音を省略してペネロペ、ペネロペイアとも表記される。 イタケーの王、オデュッセウスの妻。イーカリオスと水のニュンペーであるペリボイアの娘。父親はイーカディオス、母親はドーロドケーあるいはアステロディアーとする異説がある。オデュッセウスとの間に息子テーレマコスとプトリポルテース(ポリポルテース)をもうけた。美女として知られる。.

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ペーレウス

ペーレウス(Πηλεύς, Pēleus)は、ギリシア神話の英雄である。海の女神テティスの夫で、アキレウスの父である。 アイギーナ島の王アイアコスの子で、大アイアースの父テラモーンの兄弟に当たる。アルゴナウタイの一人でもある。日本語では長母音を省略してペレウスとも表記する。.

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ペーロー

ペーロー(Πηρώ, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してペロとも表記される。.

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ペーダイオス

ペーダイオス(Πήδαιος, )は、ギリシア神話の人物である。トロイアの老臣アンテーノールの子供の1人。長母音を省略してペダイオスとも表記される。ペーダイオスはアンテーノールと妾の子だったが、妻のテアーノーは自分の子を育てるのと等しい愛情でペーダイオスを育てたとされる。その後、成長したペーダイオスはトロイア戦争で戦ったが、ドゥーリキオンの武将メゲースに討たれた。.

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ペーダソス

ペーダソス(Πήδασος, )は、ギリシア神話に登場する人物、馬である。長母音を省略してペダソスとも表記される。主に、.

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ペーガソス

ペーガソス 前515年-前500年頃のコリントスのコイン。ペーガソス伝説の残るコリントスはコインの図像にペーガソスと女神アテーナーを用いた。 これに対してコリントスの隣国シキュオーンは、コインの図像にベレロポーンとペーガソスによって退治されたキマイラを用いた。 ペーガソス(Πήγασος,, Pegasus, Pegasos)は、ギリシア神話に登場する伝説の生物である。鳥の翼を持ち、空を飛ぶことができる馬とされる。海神ポセイドーンとメドゥーサの子で、クリューサーオールと兄弟。 ラテン語ではペーガススといい、英語読みペガサス(Pegasus)でも知られる。日本語では長母音を省略してペガソス、ペガススと呼ばれるほか、天馬(てんば)と訳される。.

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ナディン・ゴーディマー

ナディン・ゴーディマー(Nadine Gordimer、1923年11月20日 - 2014年7月13日)は南アフリカの作家。1991年にウォーレ・ショインカに次いでアフリカ人で二人目となるノーベル文学賞を受賞した。.

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ペイレーネー

ペイレーネー(Πειρήνη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してペイレネとも表記される。.

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ペイロオス

ペイロオス(Πείροος, Peiroos)は、ギリシア神話の人物である。イムブラソスの子。トロイア戦争の10年目に、アカマースとともにトラーキアの軍勢を率い、トロイアを救援して戦った。『イーリアス』の初日、ペイロオスはエーリスの武将の1人ディオーレースに石を投げつけ、ディオーレースが倒れたすきに討ち取ったが、その直後にトアースの投げた槍によって討たれた。.

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ペイディッポス

ペイディッポス(Φείδιππος,, Pheidippus)は、ギリシア神話の人物である。ヘーラクレースの子テッサロスの子で、アンティポスと兄弟『イーリアス』2巻676行-680行。アポロドーロス、摘要(E)3・13。ストラボン、9巻5・23。。.

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ペイシディケー

ペイシディケー(Πεισιδίκη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してペイシディケとも表記される。主に、.

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ペイシストラトス (ギリシア神話)

ペイシストラトス(Πεισίστρατος,, Pisistratus)は、ギリシア神話の人物である。ピュロスの王ネストールの子で、ペルセウス、ストラティコス、アレートス、エケプローン、アンティロコス、トラシュメーデース、ペイシディケー、ポリュカステーと兄弟。同名の子ペイシストラトスの父。 テーレマコスがオデュッセウスの消息を尋ねるためにピュロスを訪問したとき、ネストールの命でテーレマコスをスパルタのメネラーオスのもとに案内した。このときペイシストラトスは槍の扱いに長け、武将としての実力を備えていたが、まだ青年で妻もいなかった。またトロイア戦争で戦死した兄アンティロコスとは面識がない。 一説に紀元前6世紀頃のアテナイの僭主ペイシストラトスはネストールの子孫とされ、その名前もペイシストラトスにちなんで名づけられたという。しかし『オデュッセイア』のペイシストラトスはむしろ僭主ペイシストラトスのために創造された登場人物であり、したがって『オデュッセイア』は前6世紀頃のアテナイで現在の形にまとめられたという説がある。.

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ペイサンドロス (ギリシア神話)

ペイサンドロス(Πείσανδρος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ナウプリオス

ナウプリオス(Ναύπλιος, Nauplios)は、ギリシア神話に登場する人物である。同名の人物が複数知られており、それは、.

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ナウシトオス

ナウシトオス(, )は、ギリシア神話の人物である。同名の人物が複数おり、主に、.

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ナクシェ・ロスタム

ナクシェ・ロスタム(نقش رستم Naqš-e Rostam)は、イランのペルセポリスの北にある巨岩の遺跡。岩壁にはアケメネス朝時代の墓標やサーサーン朝時代のレリーフなどが刻まれている。付近にはもある。.

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ミマース

ミマース(Μίμας, Mimās)は、ギリシア神話に登場する巨人族(ギガースたち)、あるいは人物である。長母音を省略してミマスとも表記される。主に、.

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ミハイル・ヘラースコフ

ミハイル・ヘラースコフ ミハイル・マトヴェーヴィッチ・ヘラースコフ(ロシア語:、ラテン文字表記例:Mikhail Matveyevich Kheraskov、1733年11月5日(旧暦では10月25日) - 1807年10月9日(旧暦では9月27日))は、ロシア帝国(現:ウクライナ、キエフ州ペレヤースラウ=フメリヌィーツィクィイ)出身の詩人、小説家。日本語では「ヘラスコフ」とも表記する。 1771年から1779年にかけて著されたイヴァン雷帝のを扱った代表作『』は、12章9000行からなるロシア最初の叙事詩となった(後述)。 また、1785年頃に著された『ロシアーダ』と共に評されるヘラースコフの叙事詩に『復活せるヴラディーミル()』があり、この作品はルーシの洗礼を謳った作品として名高い。 なお、ヘラースコフは熱心なフリーメイソンリー(フリーメイソンの会員)としても活躍し、モスクワ大学の学長を務めた。 日本での評価に、ロシア文学者の木村浩はヘラースコフの『ロシアーダ』をロシア古典主義の最後を飾るものとしている。.

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ミデア (ギリシア神話)

ミデア(Μιδέα, )またはミデイア(Μίδεια, )は、ギリシア神話の女性である。下記の4人が知られる。.

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ミニュアース

ミニュアース(Μινύας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してミニュアスとも表記される。ボイオーティア地方のオルコメノスの王である。.

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マルペーッサ

マルペーッサ(Μάρπησσα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してマルペッサとも表記される。エウエーノスの娘で、メッセーネーの英雄イーダースの妻、クレオパトラーの母。クレオパトラーはメレアグロスの妻となった『イーリアス』9巻。。.

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マルグリット・オードゥー

マルグリット・オードゥー(フランス語:Marguerite Audoux、1863年7月7日 - 1937年1月31日)は、フランス・出身の小説家。 日本ではフランス文学者の堀口大學や河合亨が翻訳した『少女マリー(仏:Marie-Claire)』の著作で知られ、1910年にこの作品でフェミナ賞を受賞した。 最期は不遇のうちに亡くなったが、その素朴な作品は写実的で、「何故あんなに美しい物語を書けるのか?」と言う質問に対し「あたし、なんにも知りませんの。あたし、なんにも学んだことがないんですの。ただ、あたしは、夢想することが好きでした!」と答えるだけだったと言うエピソードで知られる。.

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マローン (ギリシア神話)

マローン(Μάρων, Marōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してマロンとも表記される。エウアンテースの子。ディオニューソスエウリーピデース『キュクロープス』。、あるいはシーレーノスの子ともいわれるノンノス。。 マローンはトラーキアのキコネス人(キコーン人)の町イスマロスのアポローンの神官で、大変に美味なブドウ酒の持ち主として知られる。.

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マイア

マイア(Μαῖα, 、Maia)は、ギリシア神話またはローマ神話の女神。マイヤとも。ギリシア神話のマイアとローマ神話のマイアは本来無関係だったが、後に混同されるようになった。.

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マイケル・ヴェントリス

マイケル・ジョージ・フランシス・ヴェントリス(Michael George Francis Ventris, 1922年7月12日 - 1956年9月6日)はイギリスの建築家、アマチュアの古代文化研究家。言語学者ジョン・チャドウィックとともに線文字Bを解読したことで知られる。.

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マカーオーン

マカーオーン(Μαχάων, Machāōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してマカオンとも表記される。医神アスクレーピオスの子で、ポダレイリオスと兄弟。アレクサノール、スピュロス、ポレモクラテース、ニーコマコス、ゴルガソスの父。 アスクレーピオスの子であるマカーオーンとポダレイリオスはともに名医であり、特にマカーオーンは外科、ポダレイリオスは内科に長けていた。彼らはヘレネーの求婚者の1人で、トロイア戦争ではポダレイリオスとともにトリッケーの軍勢30隻を率いて参加した。マカーオーンはアスクレーピオスがケイローンから授かった薬を持っており、ギリシア軍の軍医的存在であった。 『イーリアス』初日、マカーオーンはパンダロスの矢に傷つけられたメネラーオスをケイローンの薬で癒し、3日目には最大の激戦区だったスカマンドロス河沿いでイードメネウス、ネストールとともに戦った。しかしパリスの矢を受け、それを見たイードメネウスはネストールに「傷の手当てができる者は他の者より何倍も価値があるから」と言い、マカーオーンを戦場から運び出すよう頼んだ。そこでマカーオーンはネストールの戦車に乗って戦場を脱出したが、それを見たアキレウスは心配してパトロクロスをネストールの陣に遣わした。後にマカーオーンはニーレウスとともにテーレポスの子エウリュピュロスに討たれた。あるいはアマゾーンの女王ペンテシレイアに討たれたともいわれる。しかしマカーオーンは戦死せずに木馬作戦に加わったとも、ピロクテーテースを癒したのはポダレイリオスではなくマカーオーンであるともいわれる。 メッセーネーの伝承では、マカーオーンとポダレイリオスはメッセーネーの出身で、一部の人々が彼らを王とした。また彼らはメッセーネーの武将としてトロイア戦争に参加した。戦後、ネストールはマカーオーンの遺骨を持ち帰ったといわれ、かつてネストールが養育されたというゲレーニアにはマカーオーンの墓と聖域があった。聖域はロドスと呼ばれ、病気の癒しが行われた。この聖域を最初に祭祀したのはヘーラクレイダイ出身のメッセーネー王グラウコスであったという。.

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マグネース

マグネース(Μάγνης, )は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してマグネスとも表記される。テッサリアー地方のマグネーシアの名祖ヘーシオドス断片194a(アントーニーヌス・リーベラーリス、23話)。。 アイオロスとエナレテーの子の1人で、水のニュムペーアポロドーロス、1巻9・6。(あるいはケーレビアー)との間にポリュデクテース、ディクテュス、ピーエロスをもうけたとされる。 この人物は系譜的に曖昧で、デウカリオーンの娘テュイアーとゼウスの子で、マケドーン(マケドニアの名祖)と兄弟とも、アルゴス(プリクソスとカルキオペーの子)とペリメーレー(アドメートスの娘)の子で、ヒュメナイオスの父ともいわれる。.

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ネメアーの獅子

300px ネメアーの獅子(ネメアーのしし、Νεμέος λέων, )はギリシア神話に登場するライオン。ネメアという谷に住み着き、人や家畜を襲ったとされる。 母はエキドナ、父はその子オルトロスとも、テューポーンともいわれる。 ヘーラクレースの最初の難行がこのネメアーの獅子を殺す事だった。ヘーラクレースは矢を撃ち、次いで棍棒で殴ったが毛皮には傷一つつかなかった。ヘーラクレースは3日間獅子の首を締め上げて獅子を殺した。獅子の皮は獅子の足の爪で引き裂かれてヘーラクレースの服にされ、肉は食べられたという。その後、ネメアーの獅子の魂はゼウスによって星座の一つである『獅子座』になったと言われている。 通常のライオンよりも大柄、洞窟を住居とする、単独生活など推察されているヨーロッパホラアナライオンの生態と共通点が目立つ。.

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ネメシス

ネメシス(Νέμεσις, Nemesis)は、ギリシア神話に登場する女神である。人間が神に働く無礼(ヒュブリス)に対する、神の憤りと罰の擬人化である。ネメシスの語は元来は「義憤」の意であるが、よく「復讐」と間違えられる(訳しにくい語である)。擬人化による成立のため、成立は比較的遅く、その神話は少ない。主に有翼の女性として表される。 ヘーシオドスの『神統記』ではニュクス(夜)の娘とされる。ゼウスはネメシスと交わろうとしたが、ネメシスはいろいろに姿を変えて逃げ、ネメシスがガチョウに変じたところゼウスは白鳥となってついに交わり、女神は卵を生んだ。この卵を羊飼いが見つけてスパルタの王妃レーダーに与え、これからヘレネーとディオスクーロイが生まれたとされる。ただしゼウスがこのとき白鳥となって交わったのはレーダーであるという伝承もある。 ネメシスのもっとも知られた神殿はアッティカ北部のにあり、ペイディアースの刻んだ神像があった。ここでのネメシスはアルテミスに似た性格の女神とされ、ラムヌースの女神(Rhamnusia、Rhamnousia)とも呼ばれた。またボイオーティアではアドラストスが始めたとされるネメシス・アドラステイア(Adrasteia 遁れることの出来ない者)、すなわち必然のネメシスの崇拝があった。 ニュンペーのエーコーの愛を拒んだナルキッソス(ナルシス)に罰を与えたのはネメシスであるとされる。 ギリシア悲劇においては、アーテーやエリーニュスらと似たような役割、神罰の執行者としてしばしば言及される。アテーナイではネメシスの祭、ネメセイア(Nemeseia)が行われた。これは十分な祭祀を受けなかった死者の恨み(nemesis)が、生者に対して向かわぬよう、執り成しを乞うことを主な目的とした。 スミュルナで崇拝されたネメシスは、二つの姿をもつものとされ、アルテミスよりアプロディーテーに似た性格の女神であった。この二重性の起源は不詳であるが、ネメシス自体の性格の二重性(復讐をなだめる恩恵をほどこす側面と、呵責のない復讐者)あるいはスミュルナの市が新旧二つの部分からなっていたことの反映であるとも推測される。.

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ネーレーイス

ネーレーイスとヒッポカムポス(グリュプトテーク蔵) ネーレーイス(Νηρηΐς, )は、ギリシア神話に登場する海に棲む女神たち、あるいはニュムペーたちの総称である。ネーレーイスは単数形で、複数形ではネーレーイデス(Νηρηΐδες, )。長母音を省略してネレイス、ネレイデスと呼ばれる。英語ではネレイド。 彼女たちは「海の老人」ネーレウスとオーケアノスの娘ドーリスの娘たちでアポロドーロス、1巻2・7。、姉妹の数は50人ともヒュギーヌス、序文。、100人ともいわれ、エーゲ海の海底にある銀の洞窟で父ネーレウスとともに暮らし、イルカやヒッポカンポスなどの海獣の背に乗って海を移動するとされた。.

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ネーレウス (ギリシア神話の神)

ネーレウス(Νηρεύς,, Nereus)は、ギリシア神話に登場する海神である。特に穏やかな内海を神格化している。ギリシア神話の英雄ネーレウスとは綴りが違う。長母音を省略してネレウスとも表記される。.

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ネストール

ネストール(Νέστωρ, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してネストルとも表記される。メッセーネーの都市ピュロスの王で、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の一人。 ネーレウスとクローリスの子で、タウロス、アステリオス、ピュラーオーン、デーイマコス、エウリュビオス、エピラーオス、ブラシオス、エウリュメネース、エウアゴラース、アラストール、ペリクリュメノス、ペーローと兄弟。クリュメノスの娘エウリュディケー、あるいはクラティエウスの娘アナクシビアーを妻とし、ペルセウス、ストラティコス、アレートス、エケプローン、ペイシストラトス、アンティロコス、トラシュメーデース、ペイシディケー、ポリュカステーをもうけた。 ネストールは神の好意で人間の3倍の寿命を与えられたといわれるヒュギーヌス、10話。。ネストールはラピテース族とケンタウロスの戦いや、一説にアルゴナウタイやカリュドーンの猪狩りにも参加し、トロイア戦争でも高齢にかかわらず参加した。『イーリアス』におけるネストールはしばしば自分の自慢話を語って聞かせる老将で、高齢のために戦士として戦うことはなかったが軍の指揮者の1人であり、弁舌においてはオデュッセウスと肩を並べ、献策においては常にアガメムノーンの信頼を得ており、ギリシア軍のあらゆる武将から敬意を持って遇された。.

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ハマドリュアス

en)所蔵 ハマドリュアス(Ἁμαδρυάς, Hamadryas)は、ギリシア神話に登場する木の精霊であるニュムペーである。複数形はハマドリュアデス(Ἁμαδρυάδες, Hamadryades)。 ドリュアスたち(ドリュアデス)の別名であり特に区別されないが、中にはオレイオスの息子オクシュロスとその姉妹であるハマドリュアスの娘たちであるとする説もある。ただしこのハマドリュアスを固有名詞とみるか、木の精の一人とみるかで話は変わってくる。 アテナイオスによればオクシュロスのハマドリュアスの娘のハマドリュアスの中には、クルミの木の精であるカリュアーなどがいる。その8人姉妹の名前は下表参照。.

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ハリテルセース

ハリテルセース(Ἁλιθέρσης, Halithersēs )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してハリテルセスとも表記される。 ハリテルセースはイタケー島の老人で、オデュッセウスの一族とも親交が深かった。また鳥占いに長け、オデュッセウスがトロイア戦争に参加するさいに帰国に20年かかることを予言した。テーレマコスが集会を開いて求婚者たちの横暴を訴えたときも、ハリテルセースは鳥の飛翔を見て、オデュッセウスが帰国し、求婚者たちが誅殺されることを予言した。またハリテルセースはテーレマコスの船旅の用意をし、オデュッセウスに誅殺された求婚者の親たちが復讐しようとしたときには説得を試みた。.

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ハルモニアー

ハルモニアー(Ἁρμονία, Harmoniā, Harmonia)は、ギリシア神話の女神で、調和(ハーモニー)を司る。日本語では長母音を省略してハルモニアとも呼ぶ。 アレースとアプロディーテーの娘とされる高津、p.198。。テーバイの始祖カドモスと結婚し子供を生んだが、子供たちはことごとく不幸な死に方をしたため、神の呪いがこれ以上テーバイに降りかからないようにと、カドモスと連れ添いテーバイを出て放浪の旅に出た。 カドモスが蛇に変化する際に、ずっと抱き続け最後には自らも蛇に変じてしまった。その後二人はエーリュシオンの野に住むこととなる。 カドモスとの結婚式の際に祝いの品としてもらった首飾りと婚礼衣装はテーバイ王家に代々受け継がれ、それぞれテーバイ攻めの七将、エピゴノイにて買収工作に利用された。.

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ハルモス

ハルモス(Ἅλμος, )は、ギリシア神話の人物である。アルモスとも表記される。 コリントスの王シーシュポスとメロペーの子で、グラウコス、オルニュティオーン、テルサンドロスと兄弟。クリューソゴネイア、クリューセーという娘がいた。クリューセーはアレースとの間にプレギュアースを生み、クリューソゴネイアはポセイドーンとの間にクリューセースが生まれ、クリューセースからミニュアースが生まれた。 ハルモスはボイオーティア地方のオルコメノスの王エテオクレース(アンドレウスの子)に土地を分けてもらって住んだが 、エテオクレースの死後、オルコメノスの王権はハルモスの子孫に移り、プレギュアース、クリューセース、ミニュアース、ミニュアースの子オルコメノスと続いた。しかしオルコメノスには子がなかったため、王権はプリクソスの子孫に移った 。.

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ハルピュイア

ハーピー ハルピュイア(Ἅρπυια,, Harpyia)あるいはハルピー(Harpie)、ハーピー(Harpy)は、ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説の生物である。複数形ハルピュイアイ(Ἅρπυιαι, )。顔から胸までが人間の女性で、翼と下半身が鳥と描写される。その名は「掠める者」を意味する。.

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ハンス・バウアー (セム学者)

ハンス・バウアー(Hans Bauer、1878年1月16日 - 1937年3月6日)は、ドイツのセム語研究者。ウガリット文字を最初に解読した人物として特に知られる。.

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ハーデース

ハーデース(ΑΙΔΗΣ, Ἅιδης, ) は、ギリシア神話の冥府の神。日本語では長母音を省略してハデスとも呼ばれる。クロノスとレアーの子で、ポセイドーンとゼウスの兄である。妻はペルセポネー。その象徴は豊穣の角及び水仙、糸杉。ポセイドーンと同じく馬とも関連がある。 オリュンポス内でもゼウス、ポセイドーンに次ぐ実力を持つ。後に冥府が地下にあるとされるようになったことから、地下の神ともされる。普段冥界に居てオリュンポスには来ないためオリュンポス十二神には入らないとされる場合が多いが、例外的に一部の神話ではオリュンポス十二神の1柱としても伝えられてもいる「ギリシア神話の代表的な神々は、アテーナイのパルテノン神殿小壁の彫刻にある十二神である。ハーデースはオリュンポス十二神に属してはいないが、ゼウス、ポセイドーンに次ぐ主要な神の1柱である。「十二神」は図式化が行われており、述べる者の立場でいくらかの入れ替わりがある(Classical Dictionary, p.1301, religeon, Greek, Gods and other cult figures)。また、さらに後には豊穣神(作物は地中から芽を出して成長する)としても崇められるようになった。パウサニアースの伝えるところに依ればエーリスにその神殿があったといわれている。.

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ハイモーン

ハイモーン(、Haimon)は、ギリシア神話の人物。テーバイの王・クレオーンとその妻・エウリュディケの息子。日本語では長音を省略してハイモンと表記する場合もある。.

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ポリュペーモス

ポリュペーモス(Πολύφημος,, Polyphemus)は、ギリシア神話の巨人または人物である。長母音を省略してポリュペモスあるいはポリュフェモスとも表記する。ポリュペーモスとは「名の知られた」という意味である。 神話では、一つ目の人食い巨人と、アルゴナウタイの一員である人間、ふたりのポリュペーモスが登場する。.

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ポリュペイデース

ポリュペイデース(Πολυφείδης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してポリュペイデスとも表記される。主に、.

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ポリュネイケース

ポリュネイケース(Πολυνείκης,, Polynices)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してポリュネイケスとも表記する。テーバイ攻めの七将の一人。 テーバイ王オイディプースとイオカステーの息子。母親については、ヒュペルパースの娘エウリュガネイアであるとする説もある。兄弟姉妹にエテオクレース、アンティゴネー、イスメーネーがある。ポリュネイケースはアドラストスの娘アルゲイアーと結婚し、息子にテルサンドロスがある。 ポリュネイケースの名は「多くの争いを引き起こす者」という意味であり、アイスキュロスのギリシア悲劇『テーバイ攻めの七将』では、エテオクレース(「真の名誉を持つ者」)の英雄性との対比から厭うべき存在として描かれている。.

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ポリュムニアー

ポリュムニアー(Πολυμνία, )あるいはポリュヒュムニアー(Πολυυμνία, )は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してポリュムニア、ポリュヒュムニアとも表記される。 ムーサの1人で、讃歌と雄弁を司る。名前は「多くの歌」を意味する。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコレー、ウーラニアー、タレイアと姉妹。 トリプトレモス、エロース、オルペウスの母とされることがある。 たいへんに厳格な女性で、憂いに沈み、瞑想にふける。指を口にあて、長い外套とベールを身に付け、ひじを柱にもたれた姿で描かれる。この女神は、不朽の名声を得る作品を書いた作家に名声を運んでくる。しばしば、幾何学、修辞学、瞑想、農業を司る神とも見なされる。.

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ポリュメーデー

ポリュメーデー(Πολυμήδη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してポリュメデとも表記される。アウトリュコスの娘でアポロドーロス、1巻9・16。、アンティクレイア、アイシモスと兄弟。アポロドーロスによるとアイソーンと結婚し、イアーソーンとプロマコスを生んだアポロドーロス、1巻9・27。。ただしヘーシオドスではアイソーンの妻の名前はポリュメーレーとなっており、他の説ではアルキメデーである。 イオールコス王ペリアースは、コルキスに旅立ったイアーソーンの帰還をしばらくの間は待っていた。しかしやがて待つのを諦めてアイソーンを殺そうとした。そのためアイソーンとポリュメーデーは幼いプロマコスを残して自殺した。アイソーンは供儀の最中に牡牛の血を飲んで死に、ポリュメーデーはペリアースを呪いながら首を吊って死んだ。ペリアースは残されたプロマコスをも殺したという。.

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ポリュボーテース

ポリュボーテース(Πολυβώτης, )は、ギリシア神話の巨人で、ギガースの1人である。長母音を省略してポリュボテスとも表記される。 ギガントマキアーのさい、他のギガースとともにオリュンポスの神々と戦ったが、ポリュボーテースはコース島に逃げた。しかしポセイドーンが追いかけて来て、コース島の一部を削り取ってポリュボーテースに投げつけ、ポリュボーテースは押しつぶされて死んだ。またこのときポセイドーンが投げつけたのは後にニーシューロンと呼ばれたという。なお、パウサニアスによればポセイドーンはケローネー岬を投げつけたらしい。.

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ポリュボス

ポリュボス(Πόλυβος, Polybos)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ポリュデウケース

ポリュデウケース(Πολυδεύκης, Polydeukēs, Pollux)は、ギリシア神話に登場する英雄である。長母音を省略してポリュデウケスとも表記される。父はゼウス、母はスパルタ王妃レーダー。 日本では、ラテン語形ポルクスまたはポルックスとも呼ばれる。.

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ポリュデクテース

ポリュデクテース(Πολυδέκτης, )は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してポリュデクテスとも表記される。セリフォス島の王で、漁師ディクテュスと兄弟。マグネースの子とされるが、ポセイドーンとアミューモーネーの子ナウプリオスの子孫という説がある。 ポリュデクテースはダナエーに恋をしたが、ペルセウスが成長するとダナエーに近づけなくなった。そこで彼は島の親しい人を集め、ヒッポダメイア(エーリス王オイノマオスの娘)に求婚すると称し、贈物として馬を寄付するよう呼びかけた。その一方でペルセウスにはゴルゴーンの首を持って来るよう命じた。 彼はペルセウスがいない間にダナエーに乱暴しようとしたが、ダナエーはディクテュスとともに祭壇に逃れた。そのうちペルセウスがゴルゴーンを退治して戻ってきたが、彼はペルセウスがゴルゴーンを倒したことを信じなかった。そこでペルセウスは彼にゴルゴーンの首を見せて証明したが、その結果ポリュデクテースは石と化してしまった。 ある説によると、ポリュデクテースはダナエーと結婚し、ペルセウスをアテーナー神殿で育てたとされる。さらにその説ではアクリシオスが死んだのはポリュデクテースの追悼競技会のときであったという。.

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ポリュドーラー

ポュドーラー(Πολυδώρα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してポリュドラとも表記される。主に、.

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ポリュドーロス

ポリュドーロス(Πολύδωρος,, Polydorus)は、ギリシア神話の人物である。ラテン語ではポリュドールス。長母音を省略してポリュドロス、ポリュドルスとも表記される。主に、.

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ポリュイードス

ポリュイードス(Πολύιδος, )、あるいはポリュエイドス(Πολύειδος, )は、ギリシア神話の占い師、予言者である。長母音を省略してポリュイドスとも表記される。 コリントス、アルゴス、あるいはビュザンティオンの出身ヒュギーヌス、136話。とされる。レーロスのペレキューデースによると、暁の女神エーオースに愛されたクレイトスの子コイラノスの子レーロスのペレキューデース断片(『イーリアス』13巻663行への古註)。。パウサニアスによるとアバースの子コイラノスの子パウサニアス、1巻43・5。。いずれの説でも予言者メラムプースの子孫にあたる。ピューレウスの娘エウリュダメイアとの間に、クレイトス、エウケーノール、アステュクラテイア、マントーをもうけた。 ポリュイードスに関する神話では、クレータ王ミーノースの子グラウコスを蘇生させたこと、ベレロポーンに天馬ペガソスを捕らえる助言をしたこと、ミューシア王テウトラースの狂気を癒したこと、また我が子エウケーノールの死を予言したことなどが知られるが、特にグラウコスの蘇生が有名でアポロドーロス、3巻3・1。、これとほぼ同じ話が『グリム童話』にも収録されている。.

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ポリュクソー

ポリュクソー(Πολυξώ, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してポリュクソとも表記される。主に、.

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ポリーテース

ポリーテース(Πολίτης, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してポリテスとも表記される。.

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ポルピュリオーン

ポルピュリオーン(Πορφυρίων, )は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物。長母音を省略してポルピュリオンとも表記される。.

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ポルキュース

ポルキュース(Φόρκυς,, )、あるいはポルコス(Φόρκος,, アポロドーロス、1巻2・6。アポロドーロス、2巻4・2。アポロドーロス、摘要(E)7・20。)は、ギリシア神話の神である。大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ケートー、エウリュビアーと兄弟。物静かな入り江や浜辺を住処としていた。兄妹のケートーを妻とし、グライアイ3姉妹や、ゴルゴーン3姉妹の父となった。一説にはエキドナや、スキュラ、セイレーンの父親でもある。 またトロイア戦争で活躍したプリュギアの武将にも、同名のポルキュースがいる。.

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ポローネウス

ポローネウス(Φορωνεύς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してポロネウスとも表記される。 河神イーナコスとオーケアノスの娘メリアーの子で、アイギアレウスと兄弟アポロドーロス、2巻1・1。。一説に母はアルゲイアともいわれるヒュギーヌス、143話。。ニュムペーのテーレディケー、あるいはキンナとの間にアーピス、ニオベーをもうけた。またあるいはケルドーとの間に、カール、スパルトーン、クリュメニスとクトニアーをもうけたともいわれる。 兄弟のアイギアレウスの死後にペロポネーソスの王となったが、ポローネウスこそが最初の王だったともいわれパウサニアス、2巻15・5。、ときには最初の人間だったとさえいわれることがある。 ヒュギーヌスによると、はじめ人間は1つの言語だけを話して平和に暮らしていたが、ヘルメースが人間たちにさまざまな言語を教えると人間は互いに争うようになった。ゼウスはこれを嫌い、ヘーラーに最初に犠牲を捧げたポローネウスに最初の王権を授けた。あるいはポローネウスは最初に武器を作ってヘーラーに捧げたので最初の王権を授かった。またあるいはポローネウスは初めてヘーラーの神殿を創建した。 パウサニアスによると、ヘーラーとポセイドーンがアルゴリス地方の領有をめぐって争ったとき、敗れたポセイドーンは怒って河の水を干上がらせた。このためポローネウスは初めて人々を集めてポローニコンという市を建設した。またアルゴスでは最初に火を発見したのはプロメーテウスではなくポローネウスであり、アポローン・リュケイオス(オオカミを御すアポローン)の神殿では「ポローネウスの火」と呼ばれる火が燃やされていたという。.

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ポントス (ギリシア神話)

ポントス(Πόντος,, Pontus)とは、ギリシア神話に登場する原初の海神である。もっとも単純に海を神格化した存在である。 ヘーシオドスの『神統記』によれば大地母神ガイアが1人で産んだ子で、ウーラノス、ウーレアーとは兄弟に当たる。ガイアと親子婚し、その間にネーレウス、タウマース、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーをもうけたとされる。またガイアとアイテールの子とする説もある。.

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ポーモーナ

ポーモーナ(Pōmōna, Pomona)は、ローマ神話に登場する果物とその栽培を司る女神マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店 1988年、529頁。(pomaは「果物」の意高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、263頁。)。長母音を省略してポモナとも表記される。 ローマからオスティアへの街道上にポーモーナの聖森・「ポーモーナル」があった。 果物の神・ウェルトゥムヌスはポーモーナに恋して、求愛を成功させるために、樣々に身を変じて求婚した。.

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ポール=エミール・ボッタ

ポール=エミール・ボッタ(Paul-Émile Botta、1802年12月6日 - 1870年3月29日)は、フランスの外交官で考古学者。アッシリア学の草分けで、1843年にコルサバード(ドゥル・シャルキン)のサルゴン2世の王宮を発掘したことで知られる。.

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ポーコス

ポーコス(Φῶκος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してポコスとも表記される。主に、.

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ポースポロス

ポースポロス(Φωσφόρος, Phōsphoros)は、ギリシア神話に登場する暁の明星を司る神である高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、122,143,230,261,305頁。。名前は「光をもたらす者」という意味。ヘオースポロス(Εωσφόρος, Heōsphoros)という別名を持つ。 アストライオスとエーオースの息子(一説はケパロスとエーオースの息子)で、宵の明星・ヘスペロスと兄弟関係だった。またケーユクスとダイダリオーンの父である。 ローマ神話ではルーキフェル(Lucifer)と呼ばれた。.

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ポダルケース

ポダルケース(Ποδάρκης, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してポダルケスとも表記される。主に.

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ポダルゲー

ポダルゲー(Ποδαργη, 、「足の速い者」を意味する)は、ギリシア神話に登場する怪物である。ホメーロスの長編叙事詩『イーリアス』に登場するハルピュイアである。日本語では長母音記号を省略してポダルゲとも表記される。 ポダルゲーはオーケアノスのそばの牧場で西風の神・ゼピュロスの間に2頭の不死の名馬・クサントスとバリオスを産んだ。この2頭はアキレウスに与えられ、ペーダソスとともにアキレウスの戦車を牽いた。またステーシコロスの現存しない作品『ペリアースの葬礼競技』によると、ポダルゲーはディオスクーロイの馬プロゲオスとハルパゴスの母になったともいう。.

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ポイニクス

アミュントールの子ポイニクスとブリーセーイス。ルーブル美術館。 ポイニクス(Φοῖνιξ,, Phoenix)は、ギリシア神話の人物である。主に.

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ポイベー

Pergamonaltarに描かれたポイベーとアステリアー。ベルリン、ペルガモン博物館。 同上。ポイベー。 ポイベー(Φοίβη, )は、ギリシア神話に登場するティーターン神族の女神である。日本語では長母音を省略してポイベとも呼ぶ。.

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ポイアース

ポイアース(Ποίας, Poiās)はギリシア神話の人物。長母音を省略してポイアスとも表記する。タウマコスの息子。デーモーナッサを妻とし、息子にピロクテーテースがある。 アポロドーロスはポイアースをアルゴナウタイの一人に数え、ヒュギーヌスはポイアースでなくピロクテーテースをアルゴー船の乗員としている。アルゴー船がクレータ島でタロースに襲われたとき、メーデイアがタロースを騙して倒したとされるが、ポイアースがタロースのかかとを射抜いて殺したという説もある。 ヘーラクレースが最期を迎えるとき、オイテー山で火葬壇を築きいてその上に登り、壇に火を付けるように命じたが、だれもこれに従おうとしなかった。そこへ羊の群を探して通りかかったポイアースが火を付けた。ヘーラクレースはポイアースに弓を与えた。ヒュギーヌスでは、ピロクテーテースがヘーラクレースの火葬壇を築き、ヘーラクレースの弓を譲られたとする。この弓は、後に予言者カルカースによって、トロイア戦争でギリシア勢が勝利する条件とされた。.

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ムネーモシュネー

ムネーモシュネー(Μνημοσύνη, )は、ギリシア神話に登場する記憶を神格化した女神である。日本語では長母音を省略してムネモシュネとも表記される。 ウーラノスとガイアの娘で、ティーターン族の一人であり、オーケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ポイベー、テーテュースと兄弟。 またゼウスとの間に9人のムーサ(ミューズ)たち、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーを生んだ。 ヘーシオドスの『神統記』によると、ムネーモシュネーはエレウテールの丘の主で、ピーエリアにおいてゼウスと9日間に渡って添い臥し、人々から苦しみを忘れさせる存在として9人のムーサたちを産んだという。 ムネーモシュネーは名前をつけることを始めたとされ、また学問の道を究めるときにはムネーモシュネーとムーサたちに祈願された。 なお、小惑星番号57番の小惑星帯の小惑星はムネーモシュネーにちなんで命名された。.

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メノイケウス

メノイケウス(Μενοικεύς, )は、ギリシア神話に登場する人物。同名の人物が2人知られているが、どちらもテーバイの人物である。名前はMenos(強さ)とOikos(家)に分解でき、「家の強さ」を意味する。.

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メネスティオス

メネスティオス(Μενέσθιος, )は、ギリシア神話の人物である。ペーレウスの娘ポリュドーラーとペリエーレースの子ボロスの子『イーリアス』16巻173行-178行。、あるいはペーレウスとペリエーレースの娘ポリュドーラーの子。しかしどちらの場合も本当の父親は河神スペルケイオスであるといわれる。 トロイア戦争のさい、アキレウスに従ってミュルミドーン勢の武将の1人として参加し、パトロクロスがアキレウスの鎧をまとって戦ったさいにはミュルミドーン勢の第1部隊を指揮した。.

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メラムプース

メラムプース(Μελάμπους, )は、ギリシア神話の有名な占い師、予言者である。「黒い足」の意。メランプース、あるいは長母音を省略してメラムプス、メランプスとも表記される。 アミュターオーンとペレースの娘アポロドーロス、1巻9・11。(あるいはアバースの娘アポロドーロス、2巻2・2。)エイドメネーの子で、ビアース、アイオリアーアポロドーロス、1巻7・7。、ペリメーレーと兄弟シケリアのディオドロス、4巻69・3。。ティーリュンスの王プロイトスの娘イーピアナッサとの間にアンティパテース、マンティオス、アバース、あるいはメガペンテースの娘イーピアネイラとの間にアンティパテース、ビアース、プロノエー、マントーをもうけた。 メラムプースは自ら占術を作り出しヘーロドトス、2巻49。、初めて薬と清めの儀式による癒しを行ったとされ、彼の子孫にはポリュイードス、アムピアラーオス、テオクリュメノスなど多くの優れた予言者が現れた。またヘーロドトスによるとメラムプースはエジプト学に長け、ディオニューソス(いわゆるオシリス神)の儀礼をギリシアに紹介したとされるヘーロドロスはボイオーティア地方に移住したフェニキア人たちから、エジプトのディオニューソス儀礼を学んだと考えている。。ヘーシオドスはメラムプースの叙事詩を書いたと伝えられている。.

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メリアス

メリアス(Μελιάς, Melias)は、ギリシア神話に登場する、トネリコの木の精霊であるニュムペーである。複数形はメリアデス(Μελιάδες, Meliades)。英語ではメリアイ (Meliai) あるいはメリアエ (Meliae) という。 クロノスがウーラノスの男性器を切り取った際、そこからこぼれた血より生まれた。槍は血まみれになるため、その柄をトネリコで作るのはこの神話に由来する。 メリアスたちはクレータ島にあるレアーの洞窟で幼いころのゼウスの世話をしていた。また、ウーラノスの男根が漂着したことで子を多く産む力を授かったレアー自身もメリアスたちを産んでいる。.

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メルポメネー

メルポメネー(Μελπομένη, )は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1柱である。その名は「女性歌手」の意。長母音を省略してメルポメネとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、エウテルペー、エラトー、テルプシコレー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。絵画などでは有翼の女性として表される事も。 9柱のムーサたちのうち、「悲劇」「挽歌」を司る。楽器リュラーの女神でもあり、表される際の持ち物は、仮面・葡萄の冠・靴などであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 河神アケローオスとの間にセイレーンたちをもうけた。ただしこれはカリオペーやテルプシコラーとする説もある。また音楽家タミュリスもメルポメネーの子といわれる。.

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メロペー

メロペー(Μερόπη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してメロペとも表記される。主に、.

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メーキステウス

メーキステウス(Μηκιστεύς, Mecisteus)は、ギリシア神話の人物。タラオスとリューシマケーの子で、エウリュアロスの父親。 兄弟のアドラストスと共にテーバイ攻めの七将に参加したとされるが、アイスキュロスの悲劇では彼は七将に数えられていない。 アポロドーロスの『ビブリオテーケー』では、テューデウスの代わりに七将の一人として参加する説もある。 ヘロドトスもメーキステウスをテーバイを攻めた戦士の一人として記しているが、七将の一人なのかは明らかではない。 『イーリアス』では彼はテーバイでのオイディプスの葬礼競技に参加し、拳闘競技で全勝したとされる。.

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メーストール

メーストール(Μήστωρ, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してメストルとも表記される。主に、.

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メトーペー

メトーペー(Μετώπη, )は、ギリシア神話に登場する女性。.

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メディア (ギリシア悲劇)

『メディア』(メーデイア、Μήδεια, Mēdeia)は、古代ギリシアの劇作家エウリピデス作のギリシア悲劇。日本においては『王女メディア』のタイトルでよばれることも多い。 ギリシア神話に登場するコルキス王女メディア(メーデイア)の晩年におこったとされるコリントスでの逸話、すなわち夫イアソン(イアーソーン)の不貞に怒り、復讐を果たして去っていく話を劇化したもの。 紀元前431年に、古代アテナイのディオニュシア祭で.

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メドゥーサ

メドゥーサ(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ画) メドゥーサ(, )は、ギリシア神話に登場する怪物。ゴルゴーン3姉妹の1人である。名前は「女王」を意味する。姉はステンノー(「強い女」の意『ギリシア・ローマ神話辞典』p127)、エウリュアレー(「広く彷徨う女」あるいは「遠くに飛ぶ女」の意)と呼ばれ、メドゥーサは三女に当たる。 日本語では長母音を省略してメドゥサ、あるいは英語などでの表記・発音の影響からか、メデューサとも書く。.

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メガペンテース

メガペンテース(Μεγαπένθης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してメガペンテスとも表記される。主に、.

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メガラー

メガラー(Μεγάρα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してメガラとも表記される。テーバイの王クレオーンの娘。一説にリュコスの娘とも高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.278b。。ヘーラクレースの最初の妻で、3人の息子テーリマコス、クレオンティアデース、デーイコオーンを生んだアポロドーロス、2巻4・11。アポロドーロス、2巻7・8。。 また後にイオラーオスと結婚しアポロドーロス、2巻6・1。、娘レイペピレーを生んだ。レイペピレーはヘーラクレイダイの1人ピューラースと結婚し、ヒッポテース、テーローを生んだ。 メガラーについては異説が多い。メガラーとヘーラクレースの子共の数は2人、8人とも言われている。彼女の子供たちは気が狂ったヘーラクレースによって殺されるが、その死はヘーラクレースの12の難行以前とも、難行後であると言われ、特に前者の場合は12の難行および、ヘーラクレースがオイカリアー王エウリュトスを滅ぼすきっかけとなっている。一方、後者の説ではメガラーも子供たちと一緒に殺されたことになっている。.

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メゲース

メゲース(Μέγης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してメゲスとも表記される。ドゥーリキオンの王ピューレウスとテュンダレオースの娘ティーマンドラー、あるいはオデュッセウスの妹クティメネー高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.211b。高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.279a。、あるいはエウステュオケーとの子でヒュギーヌス、97話。、エウリュダメイアと兄弟。一説にディオーレースと兄弟。 ヘレネーの求婚者の1人で、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人として、ドゥーリキオンおよびエキーナデス群島の軍勢40隻を率いて出征した。.

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モネータ

モネータ(Moneta)は、ローマにおけるユーノーの添え名高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、290-291頁。。 モネータは「忠告する」という意味の「monere」が語源である。紀元前390年にガリア人がローマに侵入する際に、カピトーリウムの丘のユーノー・モネータの神殿で飼われていた聖なるガチョウが敵の襲来を告げたため等、この名称の起源は様々なものが伝えられている。 また、その神殿が貨幣鋳造所になったため、この名は「マネー(Money)」という英語の語源となった。.

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モリオネ

モリオネ(Μολίονε, )、あるいはモリオニダイ(Μολιονίδαι, )は、ギリシア神話の人物で、エーリス地方の英雄である。 アクトールの妻モリーオネーと海神ポセイドーンの2人の子供エウリュトスとクテアトスを指す。モリオネは双生児か、あるいは1つの身体に2つの頭を持つ結合双生児で、一説に銀の卵から生まれたといわれる。モリオネ、モリオニダイは母モリーオネーにちなんだ呼び名で、アクトールにちなんでアクトリオーネー、アクトリダイとも呼ばれる。 彼らはデクサメノスの双子の娘たちと結婚し、エウリュトスはテーライポネーとの間にタルピオスを、クテアトスはテーロニーケーとの間にアムピマコスをもうけた。タルピオスはヘレネーの求婚者の1人で、後にアムピマコスとともにトロイア戦争に参加した。.

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モルモー

モルモー(Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー(Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン(Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした吸血鬼の一種。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーにエンプーサと共に仕えている。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている。アケローン川神の乳母であったとされる。日本語では長母音を省略してモルモ(モルモン、モルモリュケ)とも呼ばれる。また、変身の術に長けているといわれる。 その性格は大人しく、親しみやすいお化けの様な存在とされる。元々神話中ではラミアーやゲローと同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている。しかし、民間においては母親が幼い子供に語って聞かせるお伽噺の中のお化けとして扱われた。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話が存在する。.

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モロス (ギリシア神話)

モロス(Μόρος, )は、ギリシア神話に登場する、死の定業、運命を司る神である。 ヘーシオドスの『神統記』によると、夜の女神ニュクスの子で、ケール、タナトス、ヒュプノス、オネイロス、モーモス、オイジュス、ヘスペリデス、モイラ、ネメシス、アパテー、ピロテース、ゲーラス、エリスと兄弟。彼らはニュクスが1人で生んだ子と言われる。 暗闇の中に住んでおり、人間の死を定義し支配すると言われる。.

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モーリュ

モーリュ(Μῶλυ, Mōly)は、ギリシア神話に登場する薬草である。 『オデュッセイア』によると、オデュッセウスが帰国の旅でアイアイエー島に上陸したさい、島に住む魔女キルケーはオデュッセウスの部下たちに毒を混ぜた飲物を飲ませ、杖で打って豚に変えてしまった。オデュッセウスはこのことを逃げてきた部下のエウリュロコスから聞き、キルケーの館に向かった。そのときヘルメースが現れてオデュッセウスにモーリュという薬草を与え、キルケーの魔法を防ぐ方法を授けた。そこでオデュッセウスはキルケーのところに行き、出された飲物にモーリュを入れて飲み、キルケーの魔法を防いだ。 このモーリュは芸香とも、野生のシクラメンとも、ニンニクの1種ともいわれる。.

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モプソス

モプソス(Μόψος, )はギリシア神話に登場する人物で、2人の有名な予言者がいる。現在トルコ領のパンフィリアやキリキアの海岸地域を、古代の「鉄の時代」に広く支配した一族の祖先とされている。.

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モスコス

モスコス(ギリシャ語:Μόσχος、ラテン文字表記例:Moschus、Moschos、生没年不詳)は、紀元前2世紀頃に活躍した古代ギリシアの詩人。現在のシチリア島シラクサ出身で、同国の詩人テオクリトスやと共にヘレニズム期を代表する牧歌詩人と称される。 ホメロスの『イリアス』や『オデュッセイア』を編纂したサモトラケのアリスタルコスを師に持ち、弟子にスミュルナのビオンを持ったとされるが定かではない。 2014年現在、モスコスの現存する詩はエピグラム数篇と、ギリシア神話に登場する最高神ゼウスが牛に変身し、美女エウローペーと逢引する神話に基づく小叙事詩『エウローペー』である - kとバンク、2014年8月12日閲覧。が、古代ギリシア文学研究者の高津春繁は「モスコスの作品ではない可能性が高い」と指摘しているため、確実にモスコスの作品であるとは断定できない。また『遁走するエロース』や『メガラー』を著した作者とも伝わる。 モスコスのエピグラムなどに書かれる技巧は後世の詩人に大きな影響を与え、彼の技巧を真似した詩人が多く現れた。.

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ヤズルカヤ

ヤズルカヤ(Yazılıkaya「刻文の岩」)は、ヒッタイト帝国の首都であるハットゥシャの聖域であり、現在のトルコのチョルム県にある。.

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ユーノー

バチカンのユーノー像 ユーノー(Juno、古典綴:Iūno)は、ローマ神話で女性の結婚生活を守護する女神で、主に結婚、出産を司る。また、女性の守護神であるため月とも関係がある高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960、293頁。。主神ユーピテルの妻であり、ローマ最大の女神である。神権を象徴する美しい王冠をかぶった荘厳な姿で描かれ、孔雀がその聖鳥。女性的気質の神格化である。ギリシア神話のヘーラーと同一視される。 英語ではジューノウ (Juno) 、フランス語ではジュノン (Junon) 。日本語ではユノ、ユノー、ジュノーなどともカナ表記する。 ユーピテル、ミネルウァと共に3柱1組でカピトーリウムの丘の神殿で崇拝されている。 古代ローマのユーノーの祭としては3月1日のマートローナーリア (Matronalia) や7月7日のノーナイ・カプロティーナイ (Nonae Caprotinae) があったが、現在では6月の女神として知られる。ヨーロッパの言語で6月を表す Giugno, Juin, June などはユーノーに由来する。また、「6月の花嫁(ジューン・ブライド)」は、6月に結婚することで花嫁にユーノーの加護を期待する風習である。.

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ラミア (ギリシャ)

ラミア()は、ギリシャの中央ギリシャ地方の主都であり、フティオティダ県の県都である。.

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ラムペティエー

ラムペティエー、あるいはランペティエー(Λαμπετίη, )は、ギリシア神話の女神あるいはニュムペーである。長母音 を省略してラムペティエ、ランペティエとも表記される。.

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ラムポス

ラムポスあるいはランポス(Λάμπος, )は、ギリシア神話の人物、あるいは馬。.

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ランパス

ランパス()は、ギリシア神話に登場する冥界のニュンペー(ニンフ)である。 ランパスは単数形で、複数形はランパデス()。 冥界の女神ヘカテーとともに松明を掲げて照らす者達であるといわれている。 また、アケローン川のニンフで、アケローン河神との間にアスカラポスを産んだオルプネーも冥界のニュンペーである。.

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ラーイオス

ラーイオス(Λάϊος, Lāïos)は、ギリシア神話に登場するテーバイの王である。長母音を省略してライオスとも表記される。 テーバイ王ラブダコスの息子。メノイケウスの娘イオカステー(エピカステーとも)との間に息子オイディプースが生まれた。ラーイオスがオイディプースに殺された神話は後に「エディプスコンプレックス」の語源となった。.

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ラーエルテース

ラーエルテース(Λαέρτης, Laērtēs)は、ギリシア神話の人物である。長母音を略してラエルテスとも表記する。 アルケイシオスの息子。アルケイシオスはケパロスとプロクリスの子で、ラーエルテースは父を継いでケパレーニア人の領主となった。アウトリュコスとアムピテアーの娘アンティクレイアを妻とし、子にオデュッセウスとクティメネーの兄妹がある。オデュッセウスの父はシーシュポスだともいわれる。イアーソーン率いるアルゴナウタイに参加した。.

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ラーオメドーン

ラーオメドーン(Λαομέδων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラオメドンとも表記される。 トローイアの王イーロスとアドラーストス(テーバイ攻めの七将の一人のアドラーストスとは別人)の娘エウリュディケー(オルフェウスの妻とは別人)の子で、河神スカマンドロスの娘ストリューモー、オトレウスの娘プラキアー、あるいはレウキッペーを妻とし、ティートーノス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、ポダルケース(プリアモス)、ヘーシオネー、キラ、アステュオケーを、またニュムペーのカリュベーとの間にブーコリオーンをもうけた。またプロクレイア、アンティゴネー、アイティラ、アイゲステーなどの娘がおり、一説にガニュメーデースもラーオメドーンの子供であるという。.

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ラーオトエー

ラーオトエー(Λαοθόη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してラオトエとも表記される。.

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ラーオディケー

ラーオディケー(Λαοδίκη, Lāodikē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してラオディケとも表記される。同名の女性が複数知られ、.

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ラーオドコス

ラーオドコス(Λαόδοκος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラオドコスとも表記される。主に、.

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ラーオダマース

ラーオダマース(Λαοδάμας, Lāodamās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラオダマスとも表記される。主にエテオクレースの子のほか数人が知られている。.

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ラーオダメイア

ラーオダメイア(Λαοδάμεια, Lāodameia, Laodamia)は、ギリシア神話の女性である。ラテン語ではラオダミーア。長母音を省略してラオダメイア、ラオダミアとも表記される。同名の女性が複数おり、.

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ラブダコス

ラブダコス(Λάβδακος, )は、ギリシア神話の人物で、テーバイの王である。カドモスの子ポリュドーロスとニュクテウスの娘ニュクテーイスの子で、ラーイオスの父アポロドーロス、3巻5・5。。 父ポリュドーロスはラブダコスが幼いときに死んだため、ニュクテウスはラブダコスの後見役となり、ニュクテウスが死ぬとその兄弟のリュコスが後見を引き継ぎ、ラブダコスは成人したときに王位を継いだ。アテーナイ王パンディーオーンと国境をめぐって起こった戦争では、パンディーオーンがトラーキア王テーレウスの協力を受けていたため敗北した。その後ラブダコスはペンテウスと同様、ディオニューソスの信仰を拒んだため殺された。ラブダコスが死んだとき、王の子ラーイオスが幼かったためリュコスが王位を簒奪したとも、リュコスがラーイオスの後見役になったともいわれる。.

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ラピテース

ラピテース(Λαπίθης, )、あるいはラピトス(Λάπιθος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してラピテスとも表記される。主にラピテース族の名祖のほか、数人が知られている。.

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ラピテース族

ンタウロスと闘うラピテース族の像。 ラピテース族(Λαπίθης, )は、ギリシア神話に登場するテッサリアー地方の半神話的民族である。複数形はラピタイ(Λαπίθαι, )。長母音を省略してラピテス族とも。英語ではラピタ(Lapith)。 ラピテースアポローンの子とされるの子孫とされ、ゼウスの妻の女神ヘーラーを誘惑しようとしたためにゼウスの怒りを受けたイクシーオーンや、結婚式のさいにケンタウロス達と闘ったペイリトオスといった人物で有名。.

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ライラプス

ンドン・ナショナル・ギャラリー)。プロクリスの横にいるのがライラプス。 ライラプス(Λαῖλαψ, )は、ギリシア神話に登場する犬である。 この犬はどんな獲物でも決して逃がさないと運命に定められていて、狙った獲物は決して外さないという槍とともにクレータ島の王ミーノースの宝物だったとされるアントーニーヌス・リーベラーリス、41話。。一説によるともともとはヘーパイストスがゼウスのために作った犬で、ゼウスはこれをエウローペーに槍とともに与え、エウローペーは息子のミーノースに与えたという。しかしアルテミスの宝物だったといわれることも多いパウサニアス、9巻19・1。オウィディウス『変身物語』7巻。。 アテーナイの王エレクテウスの娘プロクリスは夫ケパロスと仲たがいしたときにミーノースあるいはアルテミスからライラプスと槍を得て、ケパロスと仲直りしたさいにそれを夫に与えた。 後にアムピトリュオーンはテーバイを苦しめるテウメーッソスの狐を退治しなければならなくなったが、この牝の狐は誰にも捕まらないという運命にあったため、アムピトリュオーンはライラプスを持つケパロスを頼った。そこでタポスとの戦争で得られるであろう戦利品と引き換えにライラプスをテーバイに連れて来て狐狩りを行ったがアポロドーロス、2巻4・7。、牝狐は逃げきることができず、ライラプスも牝狐を捕まえることができず、延々と追いかけ続けた。あるいは牝狐を捕まえそうになった。これを見たゼウスは、ライラプスが獲物を取り逃がすことも、牝狐が捕まることも運命に反していたので両者を石に変えてしまったという。.

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ラインの黄金

『ラインの黄金』(ラインのおうごん、Das Rheingold)は、リヒャルト・ワーグナーが1854年に作曲し、1869年に初演した楽劇。台本も作曲者による。ワーグナーの代表作である舞台祝祭劇『ニーベルングの指環』4部作の「序夜」に当たる。.

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ライストリューゴーン族

デュッセウスの部下を襲うライストリューゴーン族の王アンティパテースと、その妻。 ライストリューゴーン族(Λαιστρυγών / Laistrygon 複数形: ライストリューゴネス(Λαιστρυγόνες / Laistrygones))は、ギリシア神話に登場する人喰い種族である。長母音を省略してライストリュゴン族、ライストリュゴネスとも表記される。 ライストリューゴーン族は、人間というより巨人に近く、巨大な身体と怪力を持ち、残虐で、人を喰らったといわれる。オデュッセウスはトロイアから帰国する途中、アイオロスの島に次いでアンティパテース王が支配するライストリューゴーン族の国を訪れた。.

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ラケダイモーン (ギリシア神話)

ラケダイモーン(Λακεδαίμων, Lacedaemon)は、ギリシア神話の登場人物。ラコニア地方を治めスパルタ王となった。長母音を省略してラケダイモンとも表記される。 ゼウスとプレイアデスの一人ターユゲテーの間に生まれる。エウロータスの娘スパルタと結婚し、スパルタ王アミュクラース、アルゴス王妃エウリュディケーの父となった。.

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ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯

『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯、およびその幸運と不運邦題についてはスペイン文学者の会田由の訳に従ったが、岩波文庫から刊行されている作品では単に『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』が題名で、副題の『およびその幸運と不運』が省かれている。また『トルメス川のラサリーリョ物語』と言った訳も存在する。』(スペイン語:La vida de Lazarillo de Tormes y de sus fortunas y adversidades)は、16世紀のスペインで出版された作者不明の中編小説。 下層階級出身で社会寄生的存在を主人公とし、一人称の自伝体で語られる写実主義的傾向を持った「ピカレスク小説」ピカレスク小説を日本語では悪者小説などと表記し、本項目では、下層階級出身で社会寄生敵存在を主人公とし、一人称の自伝体で語られる文学傾向をピカレスク小説と書いたが、社会批判が見られる作品もピカレスク小説と呼び、この限りではない。詳細はピカレスク小説を参照されたい。と呼ばれる小説の形式で書かれており、同時に最初のピカレスク小説とみなされている。また、スペイン文学者の長南実は『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』について、ピカレスク小説の最初の、最高の傑作と評している。 あまり自慢にならない両親の間に生まれた主人公ラサロ(Lázaro)と言う少年が親元を離れ、盲目の男を始めとした様々な主人に仕えるといった話が第七章まで一人称の自伝体で構成されている。スペインの繁栄の陰で、飢餓や貧困に苛まれる底辺社会の実相をペシミスティックに表現している。 2014年現在、現存する最古の『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』の版は1554年にスペインのアルカラ・デ・エナーレス、ブルゴス及びベルギーのアントウェルペンの3つの都市で出版された三種類であるが、これらのうちアルカラ・デ・エナーレスで出版された版には「新たに増補せる第2版」と記してあることから、1554年よりも古い版があったことが推定されているものの発見には至っていない。 『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』はピカレスク小説の嚆矢となり - コトバンク、2014年6月2日閲覧。、それまでスペインで流行していた理想主義的傾向が強かった「騎士道物語」に対するパロディや反動として主に16世紀から17世紀にかけて階級を問わずスペインで大流行した。また、スペインに留まらず1560年にはフランス語訳で出版され、1576年には英語訳で出版されるなどヨーロッパ全土に流行をもたらした。.

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リュンケウス

リュンケウス(Λυνκεύς, Lynkeus)は、ギリシア神話の人物である。アイギュプトスの息子、アパレウスの息子の二人が登場する。.

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リュンコス

リュンコス(Λύγκος, )は、ギリシア神話の人物で、スキュティアの王オウィディウス『変身物語』5巻。、あるいはシチリアの王であるヒュギーヌス、259。。トリプトレモスが穀物を持って農耕を伝えるためにスキュティアにやってきたとき、リュンコスは穀物を人々に与えるという名誉ある功績を横取りしたくなった。そこでリュンコスはトリプトレモスを客人としてもてなした後で、眠っている間に殺そうとした。しかしそのときデーメーテールはリュンコスをヤマネコに変え、トリプトレモスを救った。.

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リューシッペー

リューシッペー(Λυσίππη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してリュシッペとも表記される。主に、.

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リューシディケー

リューシディケー(Λυσιδίκη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してリュシディケとも表記される。.

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リュカーオーン

リュカーオーン(Λυκάων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してリュカオンとも表記される。同名の人物が複数知られ、.

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リュコメーデース

リュコメーデース(Λυκομήδης, )は、ギリシア神話の人物である。トロイア戦争当時のドロプス人の王で、スキューロス島に王宮を構えていた。彼は、少年時代のアキレウスを女装させて彼の王宮に匿ったことと、彼に庇護を求めた晩年のテーセウスを害したことで知られるGrimal, p.263。。 長母音を略してリュコメデスとも呼ばれる。.

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リュコス

リュコス(Λύκος, Lykos)は、ギリシア神話の人物である。「狼」の意味。主に、.

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リーベラ

リーベラ(Libera)は、ローマ神話における生産と豊穣の女神山北篤 『西洋神名事典』 新紀元社 1999年、247頁。。長母音を省略してリベラとも表記される。 生産と豊穣の男性神であるリーベルの女性形で、ケレース、リーベルとともに崇拝された高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、301頁。。また、プロセルピナやペルセポネーと同一視された。.

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リーベル

リーベル(Liber)は、イタリアの古い生産と豊穣の神高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.301。長母音を省略してリベルとも表記されるマイケル・グラント『ギリシア・ローマ神話事典』p.580。 ケレース、リーベラと一緒に崇拝された。リーベル・パテル(Liber Pater)という別名を持つ。またディオニューソスと同一視されている。リーベルの祭儀は3月17日に、リーベラーリアとして行われた。.

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リビュエー

リビュエー (Λιβύη, Libyē) は、ギリシア神話に登場する女性である。エパポスとメムピスの娘で、ポセイドーンとの間に双子の兄弟アゲーノールとベーロスを産んだ。リビアの地名はリビュエーに由来する。 アフリカは彼女にちなみリビュエーと呼ばれた(のちに範囲が狭まりリビアとなった)。これから逆に、リュビエー、エウローペー(ヨーロッパ)、アシアー(アジア)の3人は姉妹とも言われる。.

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リカース

リカース(Λίχας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してリカスとも表記される。ヘーラクレースの伝令使。.

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リキュムニオス

リキュムニオス(Λικύμνιος, Likymnios)は、ギリシア神話の人物である。ミュケーナイの王エーレクトリュオーンの庶子で、母はプリュギア出身の女性ミデア。ヘーラクレースの母であるアルクメーネーとは異母兄弟。クレオーンの姉妹ペリメーデーとの間にアポロドーロス、2巻4・6。、オイオーノスパウサニアス、3巻15・4-15・5。、アルゲイオス、メラースをもうけたアポロドーロス、2巻7・7。。またこの他にも子供がいたシケリアのディオドロス、4巻57・3。シケリアのディオドロス、4巻58・5。。.

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ルーナ

ルーナ(ラテン語:)は、ローマ神話に登場する月の女神高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960であり、その名は月を意味するラテン語に由来する。日本語では長母音を省略し、ルナともいう。 神殿はローマ市内にあったが、早いうちからディアーナと同一視されてしまい、独自の神話は持たなかった。後にギリシア神話のセレーネーと同一視された。.

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ルーミーナ

ルーミーナ(Rumina)は、ローマ神話における子供に乳を飲ませる母を保護する女神である高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、305頁。。日本語では長母音を省略してルミナとも呼ぶ。 ルーミーナの聖所附近にあるイチジクの樹下で、ロームルスとレムスが牝狼から授乳された。.

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ルーキーナ

ルーキーナ(Lucina)は、ローマ神話における出産の女神マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店 1988年、585頁。。ギリシア神話のエイレイテュイアと同一視される。 日本語では長母音を省略してルキナとも呼ぶ。 光の中にもたらす女神、即ち誕生の女神としてのユーノーの呼称でもある。.

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ルウィ語

ルウィ語(ルウィご)はインド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する言語で、紀元前16世紀から紀元前7世紀までの資料がアナトリア半島南部からシリアにかけての広い範囲に残っている。同じ語派に属するヒッタイト語と共通する点も多いが、はっきりと異なった言語である。.

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ルキアノス

ルキアノス(サモサタのルキアノス、ルーキアーノス、 Lucianos, Lucianus, Lucinus, 英語ではLucian of Samosata(ルシアン), 120年乃至125年頃 - 180年以後)はギリシャ語で執筆したアッシリア人の風刺作家である。 ルキアノスはシリアのサモサタで生まれ、アテナイで没した。父親の職業は不明だが、祖父と叔父が石工であり、ルキアノスを叔父の徒弟にしようとしていた。若き日は哲学、弁論、医学など様々な分野種々の流派の学問を聴講し勉学を積んだが、やがて弁論の虜になる(後年、弁論による興行的な活動にも従事している)。シリア属州生まれゆえの「夷狄訛り」を克服し、ギリシャ語と弁論術を習得して弁論家として一本立ちする。アテナイで弁論家及び弁護士として活躍もしていた他、一時アンティオコスで弁護士の仕事もしていたと伝えられている。イタリアや大西洋岸ガリアなどへ旅行し、彼の地にて誇示的な演説を披露し、成功を収めてさえいる。また、ガリアに一時的に居住していたともされる。 彼は80以上の作品の著者として考えられているが、それら全てを著わしたわけではないであろうと考えられる。最も知られている著作としては『神々の対話』と『死者の対話』があげられる。 風刺作品に『ペレグリーノスの昇天』があるが、この作品は主人公のペレグリーノスがキリスト教徒たちの寛大さとだまされやすさにつけ込むという話が展開されている。これは非キリスト教徒から見たキリスト教をとらえた書物で現在残っている初期のものの一つである。 また、『本当の話』という作品では、月への旅行譚を書いており、しばしば最古のSFの一つとして言及される。.

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レートー

レートー(Λητώ, )は、ギリシア神話に登場する女神である。ローマ神話ではラートーナ(Latona)。日本語では長母音を省略してレトとも表記する。ティーターン神族のコイオスとポイベーの娘で、アステリアーと姉妹である。ポーロスとポイベーの娘という説もあるヒュギーヌス、140話。。ゼウスの子アポローン、アルテミスを生んだ。 レートーは黒衣をまとい、神々のうちで最も柔和な女神といわれる。鶉に変身したゼウスとの間に子アポローンとアルテミスを生んだために、ヘーラーの激しい嫉妬をかったとされる。.

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レーイトス

レーイトス(Λήϊτος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してレイトスとも表記される。アレクトリュオーン『イーリアス』17巻。、あるいはアレクトールの子アポロドーロス、1巻9・16。、あるいはイトーノスの子エーレクトリュオーンの子、あるいはラクレトスとクレオブーレーの子で、クロニオスと兄弟ともいわれるヒュギーヌス、97話。。一説にレーイトスはスパルトイであるという。アルゴナウタイの1人で、ヘレネーの求婚者の1人。 トロイア戦争では、ペーネレオース、アルケシラーオス、プロトエーノール、クロニオスとともにギリシア軍におけるボイオーティア地方の武将の1人で、12隻の軍勢を率いた。レーイトスはピュラコスを討ったが、ゼウスがトロイアの味方をしてアイギスを振りかざしたとき、ヘクトールに手首を傷つけられて戦場から退いた。戦後、レーイトスはボイオーティアの武将として唯一生き残りパウサニアス、9巻4・3。、帰国後、持ち帰ったアルケシラーオスの遺骨をヘルキュナ河畔に葬った。レーイトス自身の墓はテーバイにあったという。.

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レーソス

レーソス(Ῥῆσος, Rhēsos, Rhesus)は、ギリシア神話の人物で、トラーキアの王である。長母音を省略してレソスとも表記される。 エーイオネウスの子で、従弟にヒッポコオーンがいたとも『イーリアス』10巻。、トラーキアの河神ストリューモーンとムーサイの1人エウテルペー、あるいはカリオペーの子、テルプシコラー、クレイオーの子ともいわれ、エウリーピデースの悲劇『レーソス』では母親は単にムーサとされている。一説によると、レーソスはトラーキアのヘブロス河(現在のマリツァ川)下流域のアイニオス人の王とされ、河神ヘブロスが父であるともいわれる。またレーソスはアルガントーネーを妻にしたといわれるパルテニオス、36(『ミューズ 舞踏と神話』p.117)。。 トロイア戦争のさい、レーソスはトラーキア勢を率いてトロイアの救援に向かったが、トロイアに到着したその夜にディオメーデースによって討たれた。.

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レアー

レアー(Ῥέα, Rheā)は、ギリシア神話に登場する女神であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店。ティーターンの1柱で、大地の女神とされる。レイアー(Ῥεία, Rheiā)ともいい、長母音を省略してレア、レイアとも表記される。.

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レイペピレー

レイペピレー(Λειπεφίλη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してレイペピレとも表記される。ヘーラクレースの甥イオラーオスとパウサニアス、9巻40・6。メガラーの娘。 ヘーラクレースは12の難行後、最初の妻メガラーをイオラーオスに与え、その後2人の間にレイペピレーが生まれた。レイペピレーはヘーラクレイダイの1人ピューテースと結婚し、ヒッポテースと娘テーローを生んだ。テーローはアポローンとの間にカイローンを生んだ。カイローンはカイローネイアの名祖であると言われる。.

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レウキッポス (ギリシア神話)

レウキッポス(Λεύκιππος, Leucippus)は、ギリシア神話の登場人物。最も有名なのはディオスクーロイに二人の娘を拐かされた父親のレウキッポスである。この項では、それについて記述する。 彼はペリエーレースとゴルゴポネーの間にできた息子で、ポイベーとヒーラエイラという名の二人の娘を産んだ。その二人は上述のようにディオスクーロイのポリュデウケースとカストールとが拐い、それぞれにムネーシレーオスとアノーゴーンという名の子供ができた。 兄弟のアパレウスの息子たち、すなわちレウキッポスの甥であるイーダースとリュンケウスはディオスクーロイのライバルでもあったので、その報復として戦いを挑み、後にカストールを殺した。.

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レウコーン

レウコーン(Λεύκων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してレウコンとも表記される。ボイオーティア地方のオルコメノスの王アタマースとテミストーの子で、エリュトリオス、スコイネウス、プトーオスと兄弟アポロドーロス、1巻9・2。。エリュトラースパウサニアス、6巻21・11。、エウヒッペー(エウイッペーパウサニアス、9巻34・9。)、ペイシディケーの父。.

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レオンテウス

レオンテウス(Λεοντεύς, )は、ギリシア神話の人物。.

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レオニード・レオーノフ

レオニード・マキシモヴィッチ・レオーノフ(ロシア語:、ラテン文字表記例:Leonid Maximovich Leonov、1899年5月31日(旧暦では5月19日) - 1994年8月8日)は、ロシア帝国モスクワ出身の小説家、劇作家である。 1922年に森の魔物を主人公にした怪奇幻想文学的な短編小説『ブルイガ()』を著して小説家デビューし、1924年に著された『平凡人の死()』は同国出身の小説家フョードル・ドストエフスキーの影響を受けているとしてレオーノフは「20世紀のドストエフスキー」ないし「ドストエフスキーの後継者」と評されている。 また、アイボリット先生の生みの親として名高い同国出身の文芸評論家コルネイ・チュコフスキーはレオーノフを「彼は詩的な性質を持っている。一言で言えば彼は典型的なロシア人だ」と評した。 日本ではロシア文学者の原卓也が精力的にレオーノフの作品を翻訳し、かつて集英社や岩波書店から訳書が出版されていた。.

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ロートパゴス族

ートパゴス族のもとから部下たちを連れ戻すオデュッセウス。 ロートパゴス族(Lotophagos, Λωτοφάγος)、複数形ロートパゴイ(Lotophagoi, 希:Λωτοφάγοι)は、ギリシア神話の伝説的な民族である。長母音を省略してロトパゴス族、ロトパゴイとも表記される。 ロートパゴスとはロートス食いの意で、ロートスの木というナツメに似た木の果実を食べて生活していたことからこの名がある。ロートパゴス族は平和的な人々で、オデュッセウスはトロイアから帰国するさいにロートパゴス族の土地を訪れたといわれる。 『オデュッセイア』によれば、トラーキアのイスマロスを出航したオデュッセウスの船団はキュテラ島付近で北風と波によって航路を外れてしまい、ロートパゴス族の土地に漂着した。そこでオデュッセウスは部下に土地を探索させたが、ロートパゴス族と遭遇した部下たちは彼らからロートスの果実をもらって食した。ところがロートスがあまりに美味だったので、それを食べた部下はみなオデュッセウスの命令も望郷の念も忘れてしまい、この土地に住みたいと思うようになった。このためオデュッセウスは嫌がる部下たちを無理やり船まで引きずって行き、他の部下がロートスを食べないうちに出航した。 ヘーロドトスはロートパゴス族はリビアの西部に住み、彼らが食べるロートスの実はナツメヤシのような味だったと述べている。ちなみにロートパゴス族の近隣に住んでいたマクリュエス族もロートスの実を食べたという。 ヒュギーヌスによれば、ロートパゴス族が食べるのは果実ではなく花である。.

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ロイオー

イオー(Ῥοιώ, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してロイオとも表記される。スタピュロスとクリューソテミスの娘で、モルパディアー、パルテノスと姉妹。アポローンの子アニオスの母。 ロイオーはアポローンに愛されて身ごもったが、父はそれを見て怒り、ロイオーを箱に入れて海に流した。箱はデーロス島に漂着し、ロイオーはアニオスを産んだ。ロイオーは助かったことに驚き、アニオスをアポローンに捧げた。そこでアポローンはアニオスを養育し、予言の術を授けたという。後にアニオスはデーロス島の王となった。.

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ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタム

20歳のヘイデンスタム Johan Krouthénによって描かれたヘイデンスタム(1931年) ヘイデンスタムの墓 カール・グスタフ・ヴェルネル・フォン・ヘイデンスタムより正確な発音だと「ヴァーネル」になる。(スウェーデン語:Carl Gustaf Verner von Heidenstam、1859年7月6日 - 1940年5月20日)は、スウェーデン・エレブルー県出身の作家、詩人、小説家。 1912年からはスウェーデン・アカデミーの会員に選出され、1916年にセルマ・ラーゲルレーヴに次いでスウェーデン人二人目となるノーベル文学賞を受賞したとして知られる1916年のノーベル賞は文学賞のみ受賞が行われ、ノーベル物理学賞、ノーベル化学賞、ノーベル生理学・医学賞、ノーベル平和賞はいずれも受賞者が居なかった。スウェーデン人初のーノーベル賞受賞者は1903年にノーベル化学賞を受賞した化学者スヴァンテ・アレニウスである。。また、ヘイデンスタムが母国スウェーデンを謳った詩『』は同国の作曲家ヴィルヘルム・ステーンハンマルが曲をつけてスウェーデンの第二国歌の歌詞として使用されている。 ヘイデンスタムの作品の多くはスウェーデンの人物、生活、伝統などを、時に愛国的な視点から情熱的に描いたものが多く、1888年に著した処女作『』訳によっては『巡礼と遍歴の歳月』などと表記する文献もあるが、本項目では下記に挙げた参考文献に倣って『巡礼と放浪の歳月』の訳を採用する。は南ヨーロッパや近東を旅行をもとに書かれたもので、自然主義文学に対抗して新ロマン主義の旋風を巻き起こした著作として名高い。.

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ボジェナ・ニェムツォヴァー

ボジェナ・ニェムツォヴァー(チェコ語:Božena Němcová、1820年2月4日 - 1862年1月21日)は、オーストリア帝国(現:チェコ)ウィーン出身の小説家。近代のチェコに於ける散文の創始者とされる。 チェコの通貨単位500チェコ・コルナに肖像画が描かれており、に住んでいた母方の祖母マグダレーナ・ノヴォトナ(Magdalena Novotná)と暮らし、後に大きな影響を受けて1855年に著した彼女の代表作『』は平凡な祖母の持つオプティミズムと生涯をロマンティックに描いたもので、チェコの国民であれば誰一人読まない人は居ないと称されるほどチェコでは著名な作品である。 者の栗栖継は『おばあさん』をチェコ最大の国民文学と評し、日本では1971年に栗栖継の翻訳によって岩波文庫から刊行されていた。また作家の傍ら、婦人解放運動の先駆者として名高く、税関吏を務めていた夫ヨセフ・ニェミツ(Josef Němec)と共に反オーストリア的思想を持ったため迫害され、ニェムツォヴァーの生活は生涯貧乏であった。.

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トモーロス

トモーロス(Τμῶλος,, Tmolus)は、ギリシア神話に登場する山の神、あるいは人間である。長母音を省略してトモロスとも表記される。主に、.

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トラキアのリュクルゴス

リュクルゴス(Λυκοῦργος, Lycurgus)はギリシア神話に登場するトラキア王。ドリュアスの息子で、リュクルゴスの息子もまたドリュアスと呼ばれる。 彼はデュオニソスの信仰を禁止し、デュオニソスが信者すなわちマイナデスと共に彼の王国に来訪すると、信者を牢屋に入れ、デュオニソスを雄牛を払う棒によって追い払ったという。デュオニソスは海の精霊テティスの住む海底の洞穴に逃れた。 アポロドーロスによると、デュオニソスは彼の扱いに対する罰として、リュクルゴスの気を狂わせた。そして彼は息子の身体をツタの熟した幹と勘違いして、鼻と耳、手足の指を斬り落とし惨殺した。その結果、トラキアの名声は墜落した。デュオニソスはリュクルゴスの不正が罰せられない限り、地が潤い名声を取り戻すことはないように運命を定めたので、トラキアの民はリュクルゴスを縛り上げ、パンガエオス山の人喰い馬に彼の身体を投げつけた。しかし別の話では、彼はツタの茎だと思い自らの脚を切り取ったという。リュクルゴスの死により、デュオニソスは地にかけた呪いを解いた。 ヒューギヌスによると、リュクルゴスはワインで酩酊し、母を犯した。自らの行いを後で知ると、ワインが悪の原因であると信じ、ブドウの木を切り落とそうとした。そこでデュオニソスは罰として彼の気を狂わせ、妻と子を殺すように仕向けた。その後リュクルゴスは自らロドピ山のヒョウの餌食となった。 ホメロスのイリアスの話では、リュクルゴスは神々への不敬のために、ゼウスにより盲目にされ、その後死んだという。.

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トラシュメーデース

トラシュメーデース(Θρασυμήδης, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してトラシュメデスとも表記される。.

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トリプトレモス

トリプトレモス(Τριπτόλεμος, )は、ギリシア神話の人物で、デーメーテールの使者として世界中に穀物の種をまいて回ったと伝えられるエレウシースの文化的英雄である。その名前は「三倍の戦士」という意味ケレーニイ、p.304。。 ソポクレースは悲劇『トリプトレモス』を制作し、複数の断片が残されている。.

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トレーポレモス

トレーポレモス(Τληπόλεμος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してトレポレモスとも表記される。ヘーラクレースとエピュラー王ピューラースの娘アポロドーロス、2巻7・6。アポロドーロス、2巻7・8。アステュオケー『イーリアス』2巻653行-670行。『イーリアス』では正確にはアステュオケイア。、あるいはアミュントールの娘アステュダメイアの子。ヘーシオドスとシモーニデースによるとオルメノスの娘アステュダメイアとの子。妻はアルゴス人のポリュクソーでパウサニアス、3巻19・10。、1児がいた。 ロドス島の王で、ヘレネーの求婚者の1人、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人。.

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トロース

トロース(Τρώς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してトロスとも表記される。トロイアの地名の名祖とされる。 トロイア王エリクトニオスと河神シモエイスの娘アステュオケーの子で、河神スカマンドロスの娘カリロエーとの間にイーロス、アッサラコス、ガニュメーデース、クレオパトラーをもうけた。 トロースはゼウスにガニュメーデースをさらわれた代償として、世界中に2つとない優れた名馬を授かった。ヘーラクレースはラーオメドーンのときにトロイアにやって来てトロースの馬を得ようとしたが、結局得られなかった。またアンキーセースはラーオメドーンの目を盗んで、密かに自分の牝馬と番わせて6頭の仔馬を手に入れ、うち4頭を自分の物とし、残りの2頭を息子のアイネイアースに与えた。アイネイアースはトロイア戦争のさいにその馬で戦車を引かせて戦ったが、ディオメーデースはステネロスと協力してアイネイアースの馬を奪った。.

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トアース

トアース(Θόασ, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してトアスとも表記される。主に、.

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トクセウス

トクセウス(Τοξεύς, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ヘルマン・メラー

ヘルマン・メラー(Hermann Möller または Møller、1850年1月13日 - 1923年10月5日)は、デンマークの言語学者。ゲルマン語の研究者だが、インド・ヨーロッパ語族とアフロ・アジア語族の親縁関係を主張したことと、フェルディナン・ド・ソシュールと並ぶ喉音理論の創始者として知られる。.

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ヘルムート・テーオドール・ボッセルト

ヘルムート・テーオドール・ボッセルト(Helmuth Theodor Bossert、1889年9月11日 - 1961年2月5日)は、ドイツの歴史学者、文献学者、考古学者。トルコのカラテペでヒッタイトの城塞を発掘し、2言語碑文を発見したことでアナトリア象形文字の解読につながったことによって特に知られる。.

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ヘルセー

ヘルセー()は、ギリシア神話に登場する女神あるいは人物。アッティカ方言以外ではヘルサー()とも呼ばれる。その名は「露」を意味するマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル 『ギリシア・ローマ神話事典』 大修館書店 1988年、287頁。。以下の通り、同名の女性が数名いる。.

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ヘレノス

ヘレノス(Ἕλενος,, Helenus)は、ギリシア神話の人物で、トロイアの予言者である。 トロイア王プリアモスとヘカベーの子で、ヘクトール、パリス、デーイポボス、パムモーン、アンティポス、ヒッポノオス、ポリュドーロス、トローイロス、クレウーサ、ラーオディケー、ポリュクセネー、カッサンドラーと兄弟。後にアンドロマケーを妻とし、ケストリーノスをもうけた。 ヘレノスは一説にカッサンドラーと双子の兄弟で、ともにアポローンによって予言の術を授けられたという。トロイア戦争では主に武将として戦ったが、ときには神の会話を聞くなどによって予言し、トロイア軍を助けた。戦後については諸説がある。.

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ヘレー

en)所蔵。 ヘレー(Ἕλλη, )は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してヘレとも表記される。ボイオーティアの王アタマースとネペレーの娘で、プリクソスの妹アポロドーロス、1巻9・1。。あるいはイクシーオーンとネペレーの娘。アタマンティス(Athamantis、アタマースの娘の意)ともいう。.

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ヘレーン

ヘレーンあるいはヘッレーン(Ἕλλην, )は、ギリシア神話の人物である。デウカリオーンとピュラーの息子でアポロドーロス、1巻7-2 - 7-3。、古代ギリシア人の名祖とされる。古代ギリシア人は自分たちをヘレーンの一族(ヘレーネス)と自称した。 長母音を省略してヘレン、ヘッレンとも表記される。.

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ヘレイオス

ヘレイオス(Ἕλειος, )は、ギリシア神話の人物である。ミュケーナイ王ペルセウスとアンドロメダーの子で、アルカイオス、ステネロス、メーストール、エーレクトリュオーン、ゴルゴポネーと兄弟。アルゴスのヘロースの王。アムピトリュオーンがタポス王プテレラーオスを攻めたとき、アッティカ地方のケパロス、ポーキス地方のパノペウス、テーバイのクレオーンとともに参加した。戦争に勝利するとケパロスとともに占領した島々を与えられ、分け合って支配した。.

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ヘーラー

ヘレニズム時代の原物を摸したローマのヘーラー像 (ルーヴル美術館蔵) ヘーラー(古希:ΗΡΑ, Ἥρα, Hērā、イオニア方言:ヘーレー)は、ギリシア神話に登場する最高位の女神であるマイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシア・ローマ神話事典』。。長母音を省略してヘラ、ヘレとも表記される。その名は古典ギリシア語で「貴婦人、女主人」を意味し、結婚と母性、貞節を司るフェリックス・ギラン『ギリシア神話』。。 ヘーラーの沿え名はガメイラ(結婚の)、ズュギア(縁結びの)で、アルカディアのステュムパーロスでは女性の一生涯を表すパイス(乙女)、テレイアー(成人の女性、妻)、ケーラー(寡婦)の三つの名で呼ばれた。ホメーロスによる長編叙事詩『イーリアス』では「白い腕の女神ヘーレー」、「牝牛の眼をした女神ヘーレー」、「黄金の御座のヘーレー」など特有の形容語を持っている。.

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ヘーラクレイダイ

ヘーラクレイダイ(Ἡρακλεῖδαι, )は、ギリシア神話の英雄ヘーラクレースの子孫である。長母音を省略してヘラクレイダイとも表記される。 ヘーラクレイダイは「ヘーラクレースの後裔」の意であり、字義どおりに解釈するならば神話時代のヘーラクレースの子孫とその末裔を称する歴史時代の諸王家全体を指すが、ギリシア神話では通常、ヘーラクレースの嫡流であるデーイアネイラの子供たち(特に長男ヒュロス)の家系をいう。ヘーラクレースの死後、子供たちはミュケーナイの王エウリュステウスから迫害を受け、ペロポネーソス半島を去った。このためヘーラクレイダイにとってペロポネーソス半島に帰還することは、英雄の育ての父アムピトリュオーンがミュケーナイを追放されて以来の長きにわたる悲願となった。 このヘーラクレイダイの帰還の物語はギリシア神話の世界で起きた最後の大事件であり、トロイア戦争をはさんだ長期間にわたって語られ、歴史時代にはヘーラクレイダイの帰還はドーリア人の侵入と結びつけられた。また古代の悲劇作家たちはこの物語をしばしば題材に取り上げた。.

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ヘーローンダース

ヘーローンダース(またはヘロンダス, Herondasor Heroidas, ギリシャ語:Ἡρώδας., Herodas, ヘーローダース)はヘレニズム期(紀元前3世紀)の古代ギリシアの詩人。おそらくコス島の出身。擬曲(ミモース、ミモス、Mimiamboi, μιμίαμβοι)の作者。ヘーローンダースの擬曲は長らく失われていたが、1899年にそのうちの8篇がエジプトのパピルスから発見された。見つかった擬曲は、売春宿の主人や奴隷といった下層階級の人々の日常生活が描かれている。.

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ヘーパイストス

ヘーパイストス(ΗΦΑΙΣΤΟΣ, Ἥφαιστος, )は、ギリシア神話に登場する神である。古くは雷と火山の神であったと思われるが、後に炎と鍛冶の神とされた。オリュンポス十二神の一柱。神話ではキュクロープスらを従え、自分の工房で様々な武器や道具、宝を作っているという。その象徴は円錐形の帽子、武具、金床、金鎚、矢床である。 その名前の語源は「炉」・「燃やす」という意味のギリシア語に由来するといわれているが、インド神話の火の神・ヤヴィシュタに由来するともいわれる。古くから小アジアおよびレームノス島、シチリア島における火山帯で崇拝された神といわれる。 ローマ神話ではウゥルカーヌス(Vulcānus)に相当する。あるいは、ローマ神話名を英語読みしたヴァルカン(Vulcan)や、日本語では長母音を省略してヘパイストスやヘファイストスとも呼ばれる。.

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ヘーベー

1800-1805年にアントニオ・カノーヴァが彫られたヘーベー像 (エルミタージュ美術館蔵) ヘーベー(Ἥβη, Hēbē)は、ギリシア神話の青春の女神である。元々、ヘーベーとは「若さ」、「青春(の美)」の意味で、青春が神格化された女神である。 日本語では、長母音を省略してヘベとも呼ぶ。.

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ヘーシオネー

ヘーシオネー(Ἡσιόνη, )は、ギリシア神話の女神、もしくは女性。長母音を省略してヘシオネとも表記される。.

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ヘーシオドス

ヘーシオドス (Ἡσίοδος, Hēsíodos) は、古代ギリシアの叙事詩人。紀元前700年頃に活動したと推定される。『神統記』や『仕事と日』(仕事と日々)の作者として知られる。 1939年からギリシャで発行されていた旧50ドラクマ紙幣に肖像が使用されていた。.

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ヘカメーデー

ヘカメーデー(Ἑκαμήδη, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してヘカメデとも表記される。テネドス島のアルシノオスの娘。トロイア戦争において、アキレウスがテネドス島を攻略したさいに捕虜となった。この戦いでピュロス王ネストールの策謀が優れていたので、ヘカメーデーはネストールに褒美として与えられ、以後仕えた。ネストールが傷ついたマカーオーンを戦場から助け出し、自分の幕屋に連れ帰ったとき、マカーオーンの世話をした。.

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ヘカテー

ヘカテー(ウィリアム・ブレイク/画、1795年) ヘカテー()は、ギリシア神話の女神である。ヘカテイアとも呼ばれる。日本では長音を省略してヘカテとも表記される『ギリシア・ローマ神話事典』(グラント & ヘイゼル)454頁。。 「ヘカテー」は、古代ギリシア語で太陽神アポローンの別名であるヘカトス(「遠くにまで力の及ぶ者」、または「遠くへ矢を射る者」。陽光の比喩)の女性形であるとも、古代ギリシア語で「意思」を意味するとも(ヘーシオドスの用法より)言われている。 「死の女神」、「女魔術師の保護者」、「霊の先導者」、「ラミアーの母」、「死者達の王女」、「無敵の女王」等の別名で呼ばれた『ギリシア神話』(ギラン)254頁。。「ソーテイラー(救世主)」の称号でも呼ばれる。また、江戸時代日本の文献では「ヘカッテ」と表記された。 古代ローマにおいてはトリウィア(Trivia、「十字路の」の意)という形容語を付けて呼ばれた。 トリカブトや犬、狼、牝馬、蛇(不死の象徴)『世界の神話伝説図鑑』41頁。、松明(月光の象徴)、ナイフ(助産術の象徴)、窪みのある自然石『悠久なる魔術』152頁。等がヘカテーの象徴とされる。.

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ヘスペリデス

ヘスペリデスの園 (フレデリック・レイトン, 1892年) ヘスペリデス(Ἑσπερίδες, Hesperides)は、ギリシア神話に登場する美しいニンフたちである。「黄昏の娘たち」という意味。ヘスペリデスは複数形で、単数形はヘスペリス(Ἑσπερίς, Hesperis)。.

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ヘスペロス

ヘスペロス(Ἓσπερος, Hesperos)は、ギリシア神話に登場する宵の明星を司る神である。名前は「黄昏、西方」という意味。 アストライオスとエーオースの息子(一説はケパロスとエーオースの息子)で、暁の明星・ポースポロスと兄弟関係だった高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店、230,261頁。。また、アトラースの子や兄弟という異説もあり、ヘスペロスの1人娘であるヘスペリス(Hesperis)がアトラースとの間に7人のヘスペリデスを産んだ。ヘスペロスはヘスペリデスの父という異説もある。 ローマ神話ではウェスペル(Vesper)と呼ばれた。.

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ブリーセーイス

John Flaxmanが1805年に描いた怒れるアキレウスとアガメムノーンに引き渡されるブリーセーイス。 ブリーセーイス(Βρισηΐς, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してブリセイスとも表記される。ブリーセウスの娘とも、クリューセースの娘ともいわれる。リュルネーソスの王ミュネースの妻。.

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ブーテース

ブーテース(Βούτης, Būtēs)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してブテスとも表記される。 アポロドーロスでは、アルゴナウタイの一人としてテレオーンの息子が挙げられているが、これとは別にアテーナイ王パンディーオーンの息子もいる。以下でそれぞれについて記述する。.

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ブーコリオーン

ブーコリオーン(Βουκολίων, )は、ギリシア神話の人物である。主にラーオメドーンの子のほか数人が知られている。長母音を省略してブコリオンとも表記される。以下に説明する。.

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ブーシーリス

ブーシーリス(Βούσιρις, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してブシリスとも表記される。 エジプト王エパポスの娘リューシアナッサとポセイドーンの子で、アムピダマースの父アポロドーロス、2巻5・11。。ブーシーリスは残虐なエジプト王で、異国人をゼウスの生贄にしたが、ヘーラクレースに退治されたとされる。 このブーシーリスの名は明らかにエジプトのオシリス信仰の中心地ブシリスに由来している。エウリーピデースはサテュロス劇『ブーシーリス』を書いたが散逸した。.

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プラークシテアー

プラークシテアー(Πραξιθέα, )は、ギリシア神話のニュムペーあるいは女性である。長母音を省略してプラクシテアとも表記される。主に、.

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プリアモス

プリアモス(Πρίαμος,, Priamus, Priam)は、ギリシア神話上の人物(ただし、トローイアの実在が判明している今、相当する人物が実在した可能性もないわけではない)で、イーリオス(トローイア)の王ラーオメドーンの子で、その後をつぎ、トローイア最後の王となった。ホメーロスの叙事詩『イーリアス』に登場する。 もともとはポダルケースという名前だった。ヘーラクレースによるトローイア攻略の際、姉ヘーシオネーによって、ヘーラクレースから購われた。このことにちなんで、プリアモスと呼ばれるようになったという。(Priamai「買う」という意味) アリスベーを妻とし、アイサコスが生まれた。しかしアリスベーをヒュルタコスに与えて、新しい妻ヘカベーを迎える。 ヘカベーとの間に、ヘクトール、パリス、カッサンドラ、デーイポボス、ヘレノス、パムモーン、ポリーテース、アンティポス、ヒッポノオス、ポリュドーロス、クレウーサ、ラーオディケー、ポリュクセネー、が生まれた。パリスがトローイアを滅亡させるとの神託を受け、イーダー山に捨てさせたが、パリスがヘレネーを伴い帰還したときにはこれを受け入れた。 他の女性との間にも息子メラニッポス、ゴルギュティオーン、ピライモーン、ヒッポトオス、グラウコス、アガトーン、ケルシダマース、エウアゴラース、ヒッポダマース、メーストール、アータース、ドリュクロス、リュカーン、、ビアース、クロミオス、アステュゴノス、テレスタース、エウアンドロス、ケブリオネース、ミュリオス、アルケマコス、ラーオドコス、エケプローン、イードメネウス、ヒュペリオーン、アスカニオス、デーモコオーン、アレートス、デーイオピテース、クロニオス、エケムモーン、ヒュペイロコス、アイゲオーネウス、リューシトオス、ポリュメドーン、娘メドゥーセー、メーデシカステー、リューシマケー、アリストデーメーなどが生まれた。 トロイア戦争でヘクトールがアキレウスに殺され、屍が戦車によって引きずりまわされた際には、アキレウスの陣まで自ら陰行して出向き、ヘクトールの遺骸をアキレウスに請うた。アキレウスは感動してヘクトールの遺骸を引き渡した。『イーリアス』はイーリオン城へ帰るプリアモスを描いて終わっている。 トローイア落城の際、ネオプトレモス(アキレウスの息子)に殺害された。.

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プリアーポス

プリアーポス プリアーポス プリアーポス(Πρίαπος, Priāpos)とは、ギリシア神話における羊飼い、庭園および果樹園の守護神で生殖と豊穣を司る、男性の生殖力の神である。日本語では長母音を省略してプリアポスとも表記される。 ディオニューソスとアプロディーテーまたはニュンペーの間に生まれたとされるが、他にもゼウスまたはアドーニスとアプロディーテー高津 (1960)、218-219頁。、ヘルメースとアプロディーテーの間に生まれたという説もあるグラント&ヘイゼル (1988)、438頁。。また、ディオニューソスの従者でもある。 アトリビュートは果物と巨大な陰茎。.

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プリクソス

en)所蔵。 プリクソス(Φρίξος, )は、ギリシア神話に登場する人物である。コルキス(現グルジア)の地に「金羊毛」をもたらした。これが後のイアーソーン率いるアルゴナウタイの物語につながる。 ボイオーティアの王アタマースとネペレーの息子で、妹にヘレーがいるアポロドーロス、1巻9・1。。2人はイクシーオーンとネペレーの子とする説もある。コルキスでアイエーテースとエイデュイアの娘カルキオペーを妻とし、アルゴス、メーラス、プロンティス、キュティッソーロス、プレスボーンが生まれた。妻をアイエーテースの娘イオポッサとする説もある。.

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プルートー

プルートー(ラテン語:Plūtō)は、ローマ神話における冥界を司る神高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、190,215,220頁。。ギリシア神話のハーデースがローマ神話に取り入れられたものである。日本語では長母音記号を省略しプルト、プルート、プルトーなどともいう。 この名はギリシア語のプルートーン(Πλούτων, Plūtōn, 「富める者」の意)が転訛したもので、ハーデースの呼称の一つだった。これをラテン語に訳したディース・パテル(ディス・パテル、Dis Pater)という名でも知られる。 本来はギリシア神話の神であるため、神話はほとんどがハーデースのものである。後に死の神オルクスや慰霊の神フェブルウスと同一視された。 現代西洋占星術では冥王星の守護神とされる。.

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プレーイオネー

プレーイオネー(Πληϊόνη, )は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してプレイオネとも表記される。 オーケアノスの娘で、アトラースの妻となり、アルカディアのキュレーネー山でプレイアデスと呼ばれる7人の娘たち、マイア、アルキュオネー、メロペー、ケライノー、エーレクトラー、ステロペー、ターユゲテーを生んだ。またヒュアデスとヒュアースも生んだともいわれる。プレーイオネーとプレイアデスはオーリーオーンに追われてスバルになったとされるが、オーリーオーンに追われたのはプレーイオネーだけだったともいわれる。.

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プレイアデス

リュー・ヴェッダー/画『プレイアデス』(1885年) メトロポリタン美術館所蔵 プレイアデス(Πλειάδες, Pleïades)またはプレーイアデス(Πληιάδες, Plēïades)は、ギリシア神話に登場する7人姉妹。一部の ει を長母音とする古い発音からプレーアデスとも。また綴りは とも。これらは複数形で、単数形はプレイアス (Πληιάς, Pleias) またはプレーイアス (Πληιάς, Plēias) 。また逆に、Πλειάδες をプレイアスたちなどとも訳す。 ティーターン族のアトラースと、海のニュンペーであるプレーイオネーとの間の7人娘であり、キュレーネー山で生まれた。カリュプソー、ヒュアース、ヒュアデス、ヘスペリデスとは姉妹で、一説にカリュプソーとディオーネーをプレイアデスに含める高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店 1960(この場合ディオーネーはアトラースの娘とされる)。 プレイアデス姉妹は狩猟と貞潔の女神アルテミスの侍女であり、ヒュアデスの7人姉妹と共に、幼いディオニューソスの乳母兼教師を務め、アトランティデス(Atlantides)、ドドニデス(Dodonides)、ニュシアデス(Nysiades)と呼ばれた。 あるいは一説に、アマゾーンの女王の姉妹だという。この場合の姉妹の名はよく知られた7姉妹とは異なる。.

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プレウローン (ギリシア神話)

プレウローン(Πλευρών, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してプレウロンとも表記される。アイトーリア地方の王アイトーロスとポルバスの娘プロノエーとの子で、カリュドーンと兄弟。ドーロスの娘クサンティッペーを妻とし、息子アゲーノールと娘たちステロペー、ストラトニーケー、ラーオポンテーをもうけたアポロドーロス、1巻7・7。。一説によると、プレウローンはクーレースとカリュドーンの父とされる。 プレウローンはアイトーリア地方の都市プレウローン(en)の名祖とされる。スパルタではディオスクーロイの祖にあたるプレウローンは英雄としての祭祀を受けたとされ、ゼウス・エウアネモス(風を鎮める神ゼウス)の聖域の右手にはプレウローンの英雄廟があったと伝えられている。.

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プレギュアース

プレギュアース(Φλεγύας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してプレギュアスとも表記される。 コリントスの王シーシュポスの子のハルモスの娘クリューセーとアレースの子で、娘コローニスの父。一説によるとプレギュアースはボイオーティア地方の女性ドーティスとアレースの子とされ、イクシーオーンの父であるとも、ラピテースの父であるともいわれる。 プレギュアースはテッサリアー地方のラピテース族の王といわれるが、ボイオーティア地方のオルコメノスの王であるともいわれ、娘のコローニスがアポローンとの間に医術の神アスクレーピオスをもうけたために、アスクレーピオスの聖域エピダウロスとも結びつけられる。.

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プレスボーン

プレスボーン(Πρέσβων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してプレスボンとも表記される。プリクソスとコルキスの王アイエーテースの娘カルキオペーとの子。通常、2人の子はアルゴス、プロンティス、メラース、キュティッソーロスの4人だが、エピメニデースはさらにプレスボーンを加えたと伝えられている。母親をアイエーテースの娘イオポッサとする説もある。クリュメノスの父パウサニアス、9巻37・1。。 パウサニアスによると、アタマースは3人目の妻テミストーとの間に生まれたレウコーンの死後、プリクソスが生きているのか、あるいはプリクソスに子孫がいるのか分からなかったので、シーシュポスの孫ハリアルトスとコローノスを養子に迎えた。後にプレスボーンがオルコメノスに帰国すると、2人の同意を得てアタマースから祖父の館とその周辺地域を継承し、ハリアルトスとコローノスも領地の一部を譲り受けてハリアルトス市とコロネイア市を創建した。 その後、子供のクリュメノスはミニュアースの家系が途絶えた後にオルコメノスの王となった。トロイア戦争に出征したアスカラポスとイアルメノスはプレスボーンの子孫である。.

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プロマコス

プロマコス(Πρόμαχος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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プロメーテウス

プロメーテウス( )は、ギリシア神話に登場する男神で、ティーターンの一柱である。イーアペトスの子で、アトラース、メノイティオス、エピメーテウスと兄弟ヘーシオドス『神統記』507行-511行。アポロドーロス、1巻2・3。、デウカリオーンの父。ゼウスの反対を押し切り、天界の火を盗んで人類に与えた存在として知られる。また人間を創造したとも言われる。日本語では長音を省略してプロメテウスと表記されることもある。ヘルメースと並んでギリシア神話におけるトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有する。.

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プローナクス

プローナクス(Πρώναξ, )は、ギリシア神話の人物である。アルゴス王ビアースの子タラオスとリューシマケーの子で、アドラーストス、パルテノパイオス、メーキステウス、アリストマコス、エリピューレーと兄弟、リュクールゴス、アムピテアーの父。一説によるとプローナクスはテーバイ攻めの7将が原因で死んだため、7将は彼の死を悼んでネメアー競技祭を創始したというアイリアーノス、4巻5。。ただし、一般的にネメアー競技祭の由来となったのはオペルテース(アルケモロス)の死である。.

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プロートゲネイア

プロートゲネイア(Πρωτογένεια, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してプロトゲネイアとも表記される。主に以下の3人が知られている。.

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プローテウス

プローテウス(Πρωτεύς, Prōteus)は、ギリシア神話の海神である。長母音を省略してプロテウスとも表記される。 ナイル川河口の三角州沖合に浮かぶパロス島でアザラシの世話をしている。ポルキュース、ネーレウスとともに「海の老人」と呼ばれ、彼ら同様にポントスとガイアの子とされることもあるが、アポロドーロスではプローテウスは外されており、ポセイドーンの子とする説が紹介されている。古い甕絵には魚の尾を持つ身体から、獅子や鹿、蝮が顔をのぞかせている姿で描かれている。カール・ケレーニイによれば、彼ら「海の老人」はポセイドーン以前のギリシアの海の支配者であった。 予言の能力を持つが、その力を使う事を好まないため、プローテウスの予言を聞くためには、捕まえて無理矢理聞き出さねばならない。しかし、他の物に変身する能力をも有するため、捕まえること自体が至難の技である。 彼の予言を求める英雄たちに格闘の末取り押さえられている点で、とくにネーレウスおよびその娘テティスと似たような神話が伝えられている。別の神話では、プローテウスはエジプト人の王としても登場する。 プローテウスの名は、海王星の衛星に付けられている。.

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プロトオス

プロトオス(Πρόθοος,, Prothous)は、ギリシア神話の人物。.

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プロイトス

プロイトス(Προῖτος, )は、ギリシア神話の人物で、ティーリュンスの王である。アルゴス王アバースとマンティネウスの娘アグライアーの子で、アクリシオスと双子の兄弟アポロドーロス、2巻2・1。。 リュキア王イオバテース『イーリアス』6巻。あるいはアムピナクスの娘アンテイア、あるいはステネボイアとの間にエウリーピデース『ステネボイア』古伝概概。ヒュギーヌス、57話。ヒュギーヌス、243話。、リューシッペー、イーピノエー、イーピアナッサ、メガペンテースをもうけたアポロドーロス、2巻2・2。。ステネボイアはアペイダースの娘ともいわれる。またプロイトスの娘はエレゲー、ケライネーともいわれるアイリアノス『ギリシア奇談集』3巻42。。.

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プロクネー

プロクネー(Πρόκνη, Procne)は、ギリシア神話の登場人物。長母音を省略してプロクネとも表記される。 アテーナイ王パンディーオーンの娘で、ピロメーラー、エレクテウス、ブーテースと兄弟。トラキア王のテーレウスと結婚した。 しかしテーレウスは妹のピロメーラの美貌に魅せられ、彼女たちは悲劇的な運命を辿った。詳しくはピロメーラーの項を参照。.

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プロセルピナ

プロセルピナ(ラテン語:Proserpina)は、ローマ神話に登場する春の女神、あるいは冥府の女王。ギリシア神話のペルセポネーに対応する。.

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プテレラーオス

プテレラーオス(Πτερέλαος,, Pterelaus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してプテレラオスとも表記される。タポスを含むエキーナデス群島の王。 ペルセウスの子メーストールの娘ヒッポトエーと海神ポセイドーンとの間に生まれたタピオスの子。クロミオス、テュラノス、アンティオコス、ケルシダマース、メーストール、エウエーレースとアポロドーロス、2巻4・5。、1女コマイトーの父アポロドーロス、2巻4・7。。あるいはポセイドーンの子で、タピオスとテーレボエースの父。またイタコス、ネーリトスという息子もいたこの2人はイタケー島の古王で、『オデュッセイア』にイタコス、ネーリトスに加えてポリュクトールの3人の名前が、イタケーの泉の創設者として挙げられている。。 ポセイドーンに植えられた黄金の毛髪が失われないかぎり不死であったといわれる。.

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プサマテー

プサマテー(Ψαμάθη, )は、ギリシア神話の女神、あるいは女性である。長母音を省略してプサマテとも表記される。.

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パラー語

パラー語(パラーご)は、アナトリア半島北部で紀元前2千年紀に使われていた言語。インド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する。.

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パルテノパイオス

パルテノパイオス(Παρθενοπαῖος, Parthenopaios)はギリシア神話に登場する人物。テーバイ攻めの七将の一人。 パルテノパイオスとは「処女の息子」という意味で、女狩人アタランテーとメラニオーンとの間に生まれた。父親についてはヒッポメネース、メレアグロスあるいはアレースだとする説もある。まったく別の説では、アルゴス王タラオスとリューシマケーの子であるとする。この場合、パルテノパイオスはアドラストスやエリピューレーの兄弟ということになる。 パルテノパイオスの息子にプロマコスがあり、エピゴノイの一人となった。.

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パルカ

パルカ は、ローマ神話の運命の女神である。複数形はパルカエまたはパルカイ。パルク(Parque)・パルツェ(Parze)などとも。 ギリシア神話のモイラと同一視される。運命の神としてのパルカの属性はギリシア神話から借りられたものであり、本来は誕生の女神だったようである。.

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パンディーア

パンディーア(Πανδία, Pandia)は、ギリシア神話に登場する女神で、ゼウスと月の女神セレーネーの娘。日本語では長母音を省略してパンディアとも表記される。神々の間でその美しさが際立っていたと言われており、姉妹に露のエルセーとネメアがいる。.

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パンディーオーン

パンディーオーン(Πανδίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してパンディオンとも表記される。主に、.

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パンドーラー

パンドーラー」 ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル (1882) パンドーラー(Πανδώρα, Pandōrā)は、ギリシア神話に登場する女性で高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、200頁。、神々によって作られ人類の災いとして地上に送り込まれた。人類最初の女性とされる。パン(Παν)は「全てのもの」であり、パンドーラーは「全ての贈り物」を意味する。 また日本では長音符を付けずにパンドラとも表記されている。 現在伝わっている神話では人間とされているが、かつては地母神であり芝崎みゆき『古代ギリシアがんちく図鑑』バジリコ、2006年、36,38,44頁。、陶器に描かれた絵に神々に作られたパンドーラーが大地から出現する表現が見られることから、地下から恵みをもたらす豊穣神だったと考えられている。 彼女が開けたパンドーラーの箱(甕)(パンドーラーのはこ)についても、本項で併せて詳述する。 また、人類最初の女性であるパンドーラーとは別に、アッティカ王エレクテウスの娘にも同名の人物がいる。.

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パンダロス

パンダロス(Πάνδαρος, Pandaros, Pandarus)は、ギリシア神話の人物である。ゼレイア王リュカーオーンの子で、エウリュティオーンと兄弟。弓矢の名手。トロイア戦争の10年目にトロイア側の味方として援軍を率いて戦った。 トロイア戦争のさい、父リュカーオーンはパンダロスに戦車に乗って戦うことを勧めたが、パンダロスは大軍が籠城すればまぐさが不足すると考え、徒歩で参加した。 はじめギリシア軍とトロイア軍はパリスとメネラーオスがヘレネーをかけて戦った。そのあいだ両軍は休戦し、2人の戦いを見守ったが、パリスが不利になるとアプロディーテーはパリスをさらって逃げた。そのためアテーナーはアンテーノールの子ラーオドコスに化けてパンダロスに近づき、メネラーオスに矢を射て休戦を破るようそそのかした。そこでパンダロスはメネラーオスを狙って矢を放ったが、アテーナーは矢を急所から逸らした。戦闘が再開するとディオメーデースがトロイア軍を蹴散らしていったので、パンダロスはディオメーデースに矢を放ち、深い傷を負わせた。しかしディオメーデースはアテーナーの加護を得てそれまで以上に活躍した。パンダロスは神の加護に自分の弓が通用しないことに腹を立て、戦車で戦えないことを悔やんだ。パンダロスはアイネイアースに求められて彼の戦車に乗って戦い、ディオメーデースに槍を投げた。槍はディオメーデースの楯を貫いたが身体には当たらず、逆にディオメーデースの投げた槍はアテーナーに導かれてパンダロスを殺した。アイネイアースはパンダロスの遺体を守ろうとしたが、ディオメーデースに大石を投げつけられて深く傷つき、さらにトロース王の馬の血を引く名馬を奪われた。.

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パーシパエー

パーシパエー(Πασιφάη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してパシパエとも表記される。 太陽神ヘーリオスとペルセーイスの娘でアポロドーロス、1巻9・1。アポロドーロス、3巻1・2。、キルケー、アイエーテース、ペルセースと兄弟。クレータ島の王ミーノースの妻となり、カトレウス、、グラウコス、アンドロゲオース、アカレー、クセノディケー、アリアドネー、パイドラーを生んだ。またミーノータウロスの母としても知られる。 キルケーと同じく魔術に優れており、また神の血を引くために不死だったとも伝えられているアントーニーヌス・リーベラーリス、41話。。.

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パイドラー

パイドラー(Φαίδρα,, Phaedra)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してパイドラとも表記される。 クレータ島の王ミーノースとパーシパエーの娘。カトレウス、、グラウコス、アンドロゲオース、アカレー、クセノディケー、アリアドネー、の兄妹。 アテーナイ王テーセウスの妻。テーセウスとの結婚の祝宴の席に嫉妬したアンティオペー(かつてテーセウスと結婚していたアマゾーンの女王)が、他のアマゾーンたちを引き連れて乱入し、命を狙われるが、テーセウスに助けられ、アンティオペーは殺される。テーセウスとの間に二子アカマースとデーモポーンとを生んだ後、テーセウスとアンティオペーの息子ヒッポリュトスへの恋をアプロディーテーに吹き込まれ、義理の息子を愛してしまう。しかし、その恋は実らず、恋文は焼き捨てられ、ヒッポリュトスに罵倒される。彼がテーセウスに訴えることを恐れ、自分の寝室の扉を破り、衣を引き裂き、ヒッポリュトスが暴行を働いたと偽りの訴えをした。テーセウスはこれを信じ、ポセイドーンに祈り、ヒッポリュトスは戦車に引きずられて死んだ。しかしその後、自分の恋情が露見したため、自殺した。.

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パイア

パイア(Φαῖα, )、またはクロミュオーンの猪は、ギリシア神話の怪物、あるいは女性である。パイアはテューポーンとエキドナの子といわれる牝の猪でアポロドーロス、E(摘要)1・1。、一説にカリュドーンの猪の母であるといわれる。この猪はコリントスのイストモス地峡のクロミュオーンにおいて老女パイアに育てられたので、猪もまたパイアの名で呼ばれた。パイアはクロミュオーンの人々を殺しシケリアのディオドロス、4巻59・4。、あるいは農民に被害を与えたため、テーセウスがアテーナイに向かう途中にペリペーテース、シニスに続いて3番目に退治したプルタルコス「テーセウス伝」9。。 一説には、パイアは「クロミュオーンの猪」と綽名される残忍な女盗賊だったという。.

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パイオーン

パイオーンによるパイオニアの創建。 パイオーン(Παίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してパイオンとも表記される。主に、.

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パエトゥーサ

パエトゥーサ(Φαέθουσα, )は、ギリシア神話の女神あるいはニュムペーである。長母音を省略してパエトゥサとも表記される。.

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ヒュペリーオーン

ヒュペリーオーン()は、ギリシア神話に登場する神である。その名は「高みを行く者」の意味。ティーターン神の1人で、太陽神・光明神と考えられる。 英語読みではハイペリオン。日本語では長母音を省略してヒュペリオンと表記される。.

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ヒュペルムネーストラー

ヒュペルムネーストラー(Ὑπερμνήστρα, )、あるいはヒュペルメーストラー(Ὑπερμήστρα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してヒュペルムネストラ、ヒュペルメストラとも表記される。主に、.

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ヒュペレーノール

ヒュペレーノール(Ὺπερήνωρ, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してヒュペレノルとも表記される。.

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ヒュラース

ヒュラース(Ὕλας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してヒュラスとも表記される。 ドリュオプス人の王テイオダマースとアポロドーロス、1巻9・19。ヒュギーヌス、271話。、オーリーオーンの娘でニュムペーのメノディケーの子ヒュギーヌス、14話。。あるいはケーウクスの子ニーカンドロス(アントーニーヌス・リーベラーリス、26話による引用)。。 ヒュラースはヘーラクレースに仕える美しい少年で、ヘーラクレースに愛された。しかしヘーラクレースに従ってアルゴナウタイに参加したが、美しさゆえに泉のニュムペーにさらわれたという。.

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ヒュロス

ヒュロス(Ὕλλος,, Hyllus)は、ギリシア神話の人物である。英雄ヘーラクレースとデーイアネイラの息子で、クテーシッポス、グレーノス、オネイテース、マカリアーと兄妹。イオレーとの間にクレオダイオスをもうけた。 ヘーラクレイダイの一代目であり、ミュケーナイ王エウリュステウスを戦って破るものの、ペロポネーソス半島から追放される憂き目にあった。.

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ヒュプシピュレー

ヒュプシピュレー(Ὑψιπύλη, )は、ギリシア神話の女性で、レームノス島の女王である。長母音を省略してヒュプシピュレとも表記される。 ヒュプシピュレーの父トアースはディオニューソスとアリアドネーの息子。ヒュプシピュレーとはギリシア語で「高い門の女」の意である。イアーソーンとの間にエウネーオスとネブロポノスの二人の息子を生んだ。エウオーネスは後にレームノス島の王となった。.

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ヒュプセウス

ヒュプセウス(Ὑψεύς, )は、ギリシア神話の人物である。「天の王」の意味とされる。テッサリアーの河神ペーネイオスと水のニュムペーのクレウーサの子で、スティルベーと兄弟。娘アステュアギュイアシケリアのディオドロス、4巻69・3。、キューレーネーシケリアのディオドロス、4巻81・1。、テミストーの父。 ヒュプセウスはラピテース族の王で、クレウーサはピンドス山中でヒュプセウスを生んだとされる。 娘のうち、アステュアギュイアはラピテース族のペリパースとの間にアンティオーンをもうけ、アンティオーンはアミュターオーンの娘ペリメーレーとの間にイクシーオーンをもうけた。キューレーネーはアポローンとの間にアリスタイオスを生み、テミストーはアタマースと結婚した。.

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ヒュドラー

ュスターヴ・モロー画『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(1876年) シカゴ美術館所蔵。 紀元前4世紀ごろのアポロニアの貨幣。表には冥府の女神ペルセポネーの怒った顔が、裏にヒュドラーの姿が描かれている。 紀元前6世紀ごろの黒絵式アンフォラ。ヒュドラーと戦うヘーラクレースとイオラーオスの姿が描かれている。ヘーラクレースは鎌のような武器で戦っており、その足元には彼の脚を攻撃せんとする大蟹カルキノスの姿がある。パリ、ルーブル美術館所蔵。 A Celestial Atlas』(1822年)に描かれたうみへび座(一部)。 ヨハネス・ヨンストン『鳥獣虫魚図譜』(1650年-1653年)に描かれたヒュドラー(下図)。 ヒュドラー(Ὕδρα', )は、ギリシア神話に登場する怪物である。長母音を省略してヒュドラとも表記される。 テューポーンとエキドナの子で、オルトロス、ケルベロス、キマイラ、また一説にネメアーの獅子、不死の百頭竜(ラードーン)アポロドーロス、2巻5・11。、プロメーテウスの肝臓を喰らう不死のワシ、スピンクス、パイア、金羊毛の守護竜と兄弟。 トレミーの48星座のうちの1つであるうみへび座(海蛇座、Hydra)はヒュドラーのことである。.

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ヒュアデス

ヒュアデス(Ὑάδες, )は、ギリシア神話に登場するニュムペーたちである。キュレーネー山で生まれた5人ないし7人の姉妹。名前は「雨を降らす女」を意味する。ティーターン族の巨人アトラースの娘で、カリュプソー、ディオーネー、マイラ(Maira)、プレイアデス、ヘスペリデスとは異母姉妹の関係にある。ヒアデス星団と同一視される。.

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ヒュアキントス

ヒュアキントス(Ὑάκινθος,, Hyacinthus, Hyacinth)は、ギリシア神話に登場する美少年である。アポローンに愛されたとされ、死後にヒヤシンスになったことで知られている。ヒアキントス、ヒヤキントスとも表記される。.

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ヒュアキンティア祭

ヒュアキンティア祭(Ὑακίνθια, 、Hyacinthia)は、スパルタにおける重要な宗教祭儀の一つ。カルネイア祭に次いで有名であった。毎年夏のヒュアキントス月に、スパルタ南部アミュクライのアポロン神殿で開催された。戦争よりもヒュアキンティア祭を優先した例もあるほどに、スパルタ人はこの祭儀を重視していた。.

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ヒンドゥスターニー語

ヒンドゥスターニー語は、インド・アーリア語派に属する言語で、一般にはインドの公用語・ヒンディー語、およびパキスタンの公用語・ウルドゥー語として知られる複数中心地言語である。インド亜大陸北部に「ヒンディー・ベルト」と呼ばれる方言連続体を形成しているが、デリー方言(カリー・ボリー)が中心的な方言であり、標準ヒンディー語、標準ウルドゥー語はいずれもデリー方言を基礎としている。南アジア(特に北部)のリンガフランカであり、話者の多く住むフィジーでも公用語のひとつとなっている。.

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ヒッペー

ヒッペー(Ἵππη, )、あるいはヒッポー(Ἱππώ, )は、ギリシア神話の女性、あるいは馬である。「牝馬」の意。長母音を省略してヒッペ、ヒッポとも表記される。ケンタウロスのケイローンとニュムペーのカリクローの娘で、もともとはオーキュロエーという名前だったといわれるオヴィディウス『変身物語』2巻。。ヘレーンの子のアイオロスとの間にメラニッペーを生んだエウリーピデース『女学者メラニッペー』断片、481。。 ヒッペーはケイローンに医術を学び、さらに予言の術にも長けていた。しかしヒッポーは人々に神託を授けたため、ゼウスによって栗毛色の牝馬に変えられた。 オウィディウスによれば、ケイローンのところにアポローンの赤子アスクレーピオスが連れてこられたとき、オーキュロエーは霊感によって赤子の運命を、さらにケイローンの死の運命を予言し、さらにもっと多くの予言を告げようとした。しかしゼウスはそれらすべてを言い終わる前に牝馬の姿に変えたため、それ以降、オーキュロエーはヒッペーと呼ばれるようになった。.

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ヒッポリュテー

ヒッポリュテー(Ἱππολύτη, )は、ギリシア神話に登場するアマゾーンの女王である。長母音を省略してヒッポリュテとも表記される。ヒッポリュテーが持つアレースの帯が、ヘーラクレースの「12の功業」のうち9番目の課題の対象となった。 ヒュギーヌスでは、ヒッポリュテーはアレースとアマゾーンの女王オトレーレーの娘とされる。.

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ヒッポロコス (ギリシア神話)

ヒッポロコス(Ἱππόλοχος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ヒッポコオーン

ヒッポコオーン (Ἱπποκόων,, Hippocoon)は、ギリシア神話に登場する人物である。ギリシア神話においてヒッポコオーンの名前は複数登場するが、他は事績に乏しく、ここではスパルタ王について述べる。 ヒッポコオーンはオイバロスと水のニュンペー、バテイアの息子。ヒッポコオーンには多くの息子がありカール・ケレーニイは『ギリシアの神話』(「英雄の時代」p.206)で20人と述べている。、アポロドーロスはドリュクレウス、スカイオス、エナロポロス、エウテイケース、プーコロス、リュカイトス、テブロス、ヒッポトオス、エウリュトス、ヒッポコリュステース、アルキコース、アルコーンの12人を挙げる。ヒュギーヌスはレウキッポス、エナイシモスを挙げ、この二人はカリュドーンの猪狩りに参加したとするヒュギーヌス『ギリシャ神話集』第173話「カリュドーンの猪退治にいった者たち」。また、オウィディウス『変身物語』第8巻では、この猪狩りでエナイシモスは猪に突き殺されたとする。ほか、ピュロスの王ネーレウスもヒッポコオーンの息子としているヒュギーヌス『ギリシャ神話集』第10話「クローリス」、第14話「招集されたアルゴー船隊員」、第31話「ヘーラクレースの付随的功業」より。一般的には、ネーレウスはポセイドーンの子とされる。。.

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ヒッタイト語

ヒッタイト語(ヒッタイトご)はインド・ヨーロッパ語族のアナトリア語派に属する言語。アナトリア半島中央部のハットゥシャ(現在のトルコ北部ボアズキョイ)を中心とするヒッタイト帝国で使われた言語で、楔形文字によって粘土板に書かれた紀元前16世紀から紀元前13世紀頃までの文書が残っている。第一次世界大戦中に解読された。インド・ヨーロッパ語族の言語のうちもっとも古い文献の残る言語である。 ヒッタイト語は他の印欧語と異なる点が多く、早い時期に印欧語から分離したと推測されてきた。印欧語族の「姉妹言語」と考える研究者もいる。.

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ヒケターオーン

ヒケターオーン(Ἱκετάων, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してヒケタオンとも表記される。.

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ビブリオテーケー

『ビブリオテーケー』(Βιβλιοθήκη、、Bibliotheca)は、伝統的なギリシア神話と英雄伝説の概要を述べた本。3巻が現存する。日本語訳書の題は『ギリシア神話』だが、原題は「文庫」の意。 この種類の書籍として、古代より現在にまで伝存した唯一のもので、世界の起源からトロイア戦争までのギリシア神話の系統的概説書である。.

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ビアー

ビアー(Βία, Biā)は、ギリシア神話の女神である。力、勇敢、武勇、暴力が神格化されたもの。長母音を省略してビアとも表記される。 ティーターンのパラースとステュクスの娘で、兄弟にニーケー(勝利)、クラトス(力)、ゼーロス(熱意)がいる。兄弟とともに、ゼウスの側近を務めている。 アイスキュロスは、ビアーはクラトスとヘーパイストスとともにプロメーテウスを縛ったと述べている。パウサニアスは、コリントスにはビアーとアナンケー(必然)を合祀した神域があったが、この神域に人が立ち入ることは許されていないと報告している。.

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ビアース

ビアース(Βίας, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してビアスとも表記される。.

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ピュラー

ピュラー(古代ギリシア語:または、Pyrrha、ピュッラー)は、ギリシア神話に登場する女性である。エピメーテウスとパンドーラーの娘で、デウカリオーンの妻である。彼女は、デウカリオーンと共に、「青銅の時代」を終焉させた大洪水を生き伸びた人間として知られる『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.158。。ピュラーとはギリシア語で、「赤い髪の女」の意味である。 パンドーラーの娘のピュラーの外に、アキレウスが少年時代、女装して少女たちのあいだにいた頃の偽名がピュラーである(偽名ピュラー参照)。.

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ピュライメネース

ピュライメネース(Πυλαιμένης, Pylaimenēs)は、ギリシア神話の人物で、エネトイ人、あるいはパフラゴニア人の王である。長母音を省略してピュライメネスとも表記される。ビルサテースの子、あるいはメリウスの子。ハルパリオーンの父。 ピュライメネースは内乱が起こったとき、から追放されたという。その後、トロイア戦争のときにパフラゴニア人を率いてトロイアを救援し、ギリシア軍と戦ったが、『イーリアス』の初日にメネラーオスに討たれた。さらにアンティロコスはピュライメネースの御者を討ち、馬を奪った。しかしホメーロスは後に息子のハルパリオーンがメーリオネースに討たれ、その遺体をイーリオス城に運ぶとき、ピュライメネースもそれに付き添ったと述べており、物語に矛盾があることが古くから指摘されている。 一説によればピュライメネースはアキレウスに討たれた。また戦後、ピュライメネースの部下たちはアンテーノールとともにイタリアに移住した。.

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ピュラコス

ピュラコス(Φύλακος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ピューレウス

ピューレウス(Φυλεύς, )は、ギリシア神話の人物である。ドゥーリキオンの王。長母音を省略してピュレウスとも表記される。 エーリス地方の王アウゲイアースの子でアポロドーロス、2巻5・5。パウサニアス、5巻1・10。、アガステネースパウサニアス、5巻3・3。、アガメーデー、エピカステーと兄弟。テュンダレオースの娘ティーマンドラーヘーシオドス断片247(エウリーピデース『オレステース』249行への古註)。、オデュッセウスの妹クティメネー高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.211b。、あるいはエウステュオケーを妻としヒュギーヌス、97話。、メゲースとエウリュダメイアをもうけた。メゲースはヘレネーの求婚者の1人で、後にトロイア戦争に参加した『イーリアス』2巻625行−630行。。エウリュダメイアは予言者ポリュイードスの妻。.

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ピュートーン

フィルギル・ゾリス『ピュトンを斃すアポロン』 ピュートーン(Πύθων, Pȳthōn, Python)とは、ギリシア神話に登場する巨大な蛇の怪物である。長母音を省略してピュトンとも表記される。雄蛇とされるが、『ホメーロス風讃歌』の「アポローン讃歌」によると雌蛇だとされる。絵画などでは脚のないドラゴンのような姿で表される事もある松平、127頁。。.

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ピラムモーン

ピラムモーン(Φιλάμμων, )は、ギリシア神話の人物で、予言者、音楽家、詩人である。ピランモーン、あるいはピラモーン、長母音を省略してピラムモン、ピランモン、ピラモンとも表記される。アルゴナウタイの1人。コロス(合唱)の創始者とされる。 ダイダリオーンの娘キオネーとアポローンの子で、ヘルメースの子アウトリュコスとは双子の兄弟。が、アポローンとピロニースの子であるとも、クレタの神官カルマーノールの娘クリューソテミスの子であるともいわれる。ニュムペーのアルギオペーとの間にタミュリスが生まれたが、エウモルポスも彼の子供といわれることがある。 ピラムモーンはデルポイではピュティア競技会のアポローン讃歌を創作・吟唱する競技で、クリューソテミス、タミュリスとともに最古の優勝者の1人として知られていた。さらにレルネーではレルナイア祭におけるデーメーテール・プロシュムネーの秘儀を創設したことになっている。 後にピラムモーンはデルポイがプレギュアイ人に攻められたとき、アルゴスから援軍を率いてやって来て、デルポイに味方して戦い、戦死したという。.

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ピリュラー

ピリュラー(Φιλύρā, )は、ギリシア神話の女神、あるいは女性。.

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ピロイティオス

ピロイティオス(Φιλοίτιος, Philoitios)は、ギリシア神話の人物で、イタケー王オデュッセウスに仕える牛飼いである。 幼い頃にオデュッセウスに牛の世話を命じられて以来忠実に牛の世話をしたが、ペーネロペーの求婚者たちがオデュッセウスの館に集まるようになると、彼らの食事のためにオデュッセウスの牛を連れてこなければならなかった。ピロイティオスは乞食に変装したオデュッセウスを見て主のために涙し、主人が帰って来て求婚者たちを討ってくれないものかともらした。そしてオデュッセウスがピロイティオスの望みは必ずかなうと告げると、ピロイティオスと豚飼いのエウマイオスはもしオデュッセウスが帰国したら主人のために尽力すると神に誓った。求婚者たちが花婿を決める弓競技を始めると、ピロイティオスはエウマイオスとともに館を出たが、後からオデュッセウスがやって来て、もし主人が帰って来たら主人の味方をするか、それとも求婚者の味方をするか問われ、ピロイティオスとエウマイオスが変わらぬ忠誠を示すと、オデュッセウスはぼろをまくって足の傷を見せ、自分の正体を明かした。ピロイティオスとエウマイオスは泣いて喜び、エウマイオスが弓をオデュッセウスのもとに運んでくると、ピロイティオスは中庭の門を固く閉じた。そしてオデュッセウス、テーレマコスに味方して求婚者たちと戦い、求婚者たちに協力したメランティオスをエウマイオスとともに縛り上げ、ペイサンドロス、クテーシッポスを討った。その後、テーレマコス、エウマイオスとともに求婚者たちと通じた下女たちやメランティオスを殺した。.

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ピロクテーテース

傷ついたピロクテーテース ピロクテーテース(Φιλοκτήτης, Philoktētēs, Philoctetes)は、ギリシア神話に登場する英雄である。長母音を省略してピロクテテスとも表記される。ポイアースの子。トロイア戦争にはオリゾーン人を率いて7隻の船とともに参加した。トロイア戦争の前にはイアーソーンとアルゴー船探検隊(アルゴナウタイ)の冒険にも参加している。.

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ピーネウス

ピーネウス(Фινεύς, Phīneus)はギリシア神話の人物である。長母音を省略してピネウスとも表記される。アンドロメダーの婚約者としてペルセウス伝説に、トラーキアのサルミュデーソスに住む盲目の予言者としてアルゴナウタイの冒険譚に、それぞれ登場する。.

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ピッテウス

ピッテウス(Πιτθεύς, )は、ギリシア神話の人物で、トロイゼーンの王である。エーリスの王ペロプスとヒッポダメイアの子で、アトレウス、テュエステース、トロイゼーンと兄弟パウサニアス、2巻30・8。。アイトラーアポロドーロス、3巻15・7。、ヘーニオケーの父。.

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ピエロ・ヤイエル

ピエロ・ヤイエル(イタリア語:Piero Jahier、1884年4月11日 - 1966年9月10日)は、イタリアジェノヴァ出身の詩人、翻訳家、ジャーナリスト。 代表作は1919年に著された、著者自身が体験した青春期の内面の葛藤を描いた小説『』だが、イタリアにファシズム体制が確立すると文筆活動を禁止され、その後はボローニャのトレニタリア(イタリアの国鉄)に勤務し、監視を余儀なくされた。.

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ピエール・ジャン・ジューブ

ューブの墓(モンパルナス墓地) ピエール・シャルル・ジャン・ジューブ(フランス語:Pierre Charles Jean Jouve、1887年10月11日 - 1976年1月8日)は、フランスアラス出身の詩人、小説家。 性を巡った苦悩と認識が人間を崇高な存在へ高めると言う主題を独自の文体で書く詩風で知られ、1933年から1935年にかけて著された詩集『』はオーストリアの精神科医ジークムント・フロイトの精神分析学の影響を受けた作品で、ジューブの代表作である。フランス文学者の松田穣はジューブを、ポール・エリュアール、ルイ・アラゴンと共に「進歩的現代三大詩人」の一人とした。.

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テミス

テミス(Θέμις, Themis)は、ギリシア神話の法・掟の女神である。ヘーシオドスによれば、ウーラノス(天)とガイア(大地)の娘で、ティーターンの一柱である。テミスとは古代ギリシア語で「不変なる掟」の意味であり、この名の擬人神である『ギリシア・ローマ神話辞典』 p.163。。.

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テミストー

テミストー(Θεμιστώ, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してテミストとも表記される。ラピテース族の王ヒュプセウスの娘でアポロドーロス、1巻9・2。ヒュギーヌス、1話。、アステュアギュイア、キューレーネーと姉妹。通常、テミストーはボイオーティア地方の王アタマースの第3の妻で、アタマースとの間にレウコーン、エリュトリオス、スコイネウス、プトーオスを生んだ。あるいはスピンキオス、オルコメノスを生んだ。.

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テュルソス

テュルソス(θύρσος、thyrsos)は、ギリシア神話に登場する杖。オオウイキョウでできており、ブドウのツルや葉などで飾られ、先端に松かさをつけたものである。タイニア(en)と呼ばれるリボンのようなものがつけられる場合もある。.

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テューポーン

Staatliche Antikensammlungen所蔵。 テューポーン(Τυφών,, )、テューポース(Τυφώς,, )、あるいはテュポーエウス(Τυφωεύς,, )は、ギリシア神話に登場する巨人にして、神あるいは怪物である。その力は神々の王ゼウスに比肩するほどであり、ギリシア神話に登場する怪物の中では最大最強の存在である。 長母音を省略してテュポンやテュポーン、テュポエウス、テュフォン、ティフォン(現代ギリシャ語ではこの読み方が最も近い)などとも表記される。.

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テューロー

テューロー(Τυρώ, )は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してテュロとも表記される。サルモーネウスとアルキディケーの娘。海神ポセイドーンとの間に双生児ペリアースとネーレウスをアポロドーロス、1巻9・8。、クレーテウスとの間にアイソーン、アミュターオーン、ペレースを、またシーシュポスとの間に2子を生んだとされるヒュギーヌス、60話。ヒュギーヌス、239話。ヒュギーヌス、254話。。.

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テューデウス

テューデウス(Τυδεύς, )は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してテュデウスとも表記される。 カリュドーン王オイネウスの息子でテーバイ攻めの七将の一人。メレアグロスの異母弟に当たる。トロイア戦争の英雄ディオメーデースの父。.

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テュエステース

テュエステース(Θυέστης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してテュエステスとも表記される。 タンタロスの子ペロプスとヒッポダメイアの子で、アトレウス、ピッテウス、プレイステネース、アステュダメイア、ニーキッペー、リューシディケーと兄弟、また異母兄弟にクリューシッポスがいる。水のニュムペーとの間にアグラオス、カリレオーン、オルコメノスを、アトレウスの妻アーエロペーとの間にタンタロス、プレイステネースをもうけたヒュギーヌス、88話。ヒュギーヌス、246話。。しかしプレイステネースはアトレウスの子供だったのを自分の子として育てたともいう。また自分の娘ペロピアとの間にアイギストスをもうけたヒュギーヌス、87話。アポロドーロス、摘要(E)2・14。。 テュエステースはミュケーナイの王位をめぐり、姦通と偽誓によって兄であるアトレウスを陥れようとし、アトレウスのおぞましい報復を受けたことで知られる。この悲劇はペロプスがミュルティロスを殺したことに起因する呪いが原因であるなどといわれ、タンタロスの家系にたび重なる悲劇の中核をなしている。.

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テラモーン

テラモーン(Τελαμών, ), は、ギリシア神話に登場する英雄である。サラミース島の王で、カリュドーンの猪狩り、アルゴナウタイ、ヘーラクレースのトロイア攻略に参加したアポロドーロス、2巻6・4。ディオドロス、4巻32・5。。長母音を省略してテラモンとも表記される。 アイギーナ島の王アイアコスとエンデーイス(スケイローンの娘)の子で、ペーレウスと兄弟。ポーコスとは異母兄弟である。一説ではテラモーンはキュクレウスの娘グラウケーとアクタイオスの子で、ペーレウスとは友人だったとされるアポロドーロス、3巻12・6。。グラウケーはテラモーンの最初の妻ともいわれるディオドロス、4巻72・1。。アルカトオスの娘ペリボイアとの間に大アイアース、トロイアの王女ヘーシオネーとの間にテウクロスアポロドーロス、3巻12・7。、また一説にトロイアの女テアーネイラとの間にトラムベーロスをもうけた。大アイアースとテウクロスはトロイア戦争の英雄である。.

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テルミヌス

テルミヌス(Terminus)は、ローマ神話における境界の標の神高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、170,171頁。。毎年2月23日に境界の標の神聖不可侵を確実にするために犠牲が捧げられた。 ユピテル・オプティムス・マキシムス、ユーノー、ミネルウァ神殿の中に合祀されている。.

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テルプシコラー

テルプシコラー(Τερψιχόρα,, Terpsichore, 「踊りの楽しみ」の意)は、ギリシア神話に登場する女神で、文芸を司るムーサたち(ムーサイ)の1柱である。ラテン語ではテルプシコレー。長母音を省略してテルプシコラ、テルプシコレ、またテレプシコーラとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。 9柱のムーサたちのうち、「合唱」「舞踊」を司る。表される際の持ち物は、竪琴だが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 河神アケローオスとの間にセイレーンたちをもうけたとする説があるが、通常はメルポメネーとされる。またリノスやレーソスの母とされることもある。.

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テルサンドロス

テルサンドロス(Θέρσανδρος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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テーバイ攻めの七将

『テーバイ攻めの七将』(テーバイぜめのななしょう、Ἑπτὰ ἐπὶ Θήβας, Hepta epi Thēbas, ヘプタ・エピ・テーバス、Septem contra Thebas)は、古代アテーナイの詩人アイスキュロスによるギリシア悲劇。ギリシア神話で古代都市テーバイの王権をめぐる戦いの物語に基づく。 紀元前467年の春、アテナイの大ディオニューシア祭にて、.

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テーメノス

テーメノス(Τήμενος,, Temenus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してテメノスとも表記される。ヘーラクレイダイの1人で、アリストマコスの息子。クレスポンテース、アリストデーモスと兄弟。ヘーラクレースの玄孫であり、ヘーラクレイダイ一族によるミュケーナイへの五度目の攻撃及び最終攻撃を指揮した。彼は後にアルゴスの王となり、カラノス、パルセス、アグラエウス、ケイソス、ヒュルネトの父となった。カラノスは後にマケドニア王国の創設者となり、アルゲアス朝の始祖となった。アルゲアス朝は紀元前356年にアレクサンドロス大王を生み、彼がヘーラクレースの血筋を主張するのも、テーメノスの息子であるカラノスが祖先だからである。.

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テーレポス

テーレポス(Τήλεφος, Tēlephos, Telephus)は、ギリシア神話の人物であり、小アジアのミューシアの王である。長母音を省略してテレポスとも表記される。 ヘーラクレースとアルカディアのテゲアーの王アレオスの娘アウゲーの子。トロイア王ラーオメドーンの娘アステュオケーを妻とし、エウリュピュロスをもうけた。あるいはミューシアの王テウトラースの娘アルギオペー、プリアモスの娘ラーオディケーを妻にしたとも、またヒエラーという妻がいたともいわれ、、彼女との間にタルコーンとテュレーノスをもうけたという。 テーレポスは幼いころに捨てられたが、後に母と再会しミューシアの王となった。トロイア戦争においてはギリシア軍がトロイアと間違えてミューシアを攻撃したさいにこれと戦ったが、その後両者は和解し、ギリシア軍がトロイアに航海できたのはテーレポスが案内したおかげだとされる。.

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テーレパッサ

テーレパッサ(Τηλέφασσα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してテレパッサとも表記される。フェニキア王アゲーノールの妻で、カドモス、キリクス、ポイニクス、エウローペーの母。またポセイドーンとの間にタソスを生んだといわれる。娘のエウローペーがゼウスにさらわれたとき、アゲノールは息子たちにエウローペーの捜索を命じたが、テーレパッサもカドモスに同行してトラーキアに渡り、その地で世を去った。カドモスはテーレパッサを葬ったのち、ギリシアに渡り、テーバイを創建した。 なお、一説にアゲーノールの妻はアルギオペーという。.

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テーレウス

ピーテル・パウル・ルーベンス作『イテュスの首を差し出されるテレウス』(1636/1638年) マドリッド、プラド美術館所蔵 テーレウス(Τηρεύς, )はギリシア神話の人物である。長母音を省略してテレウスとも表記される。 トラーキア王でアレースの息子とされる。妻のプロクネー、その姉妹ピロメーラーとともに鳥に姿を変えられた。.

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テーテュース

テーテュース(Τηθύς,, )とは、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してテテュスとも表記される。.

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テアーノー

テアーノー(Θεανώ, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してテアノとも表記される。主に、.

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ティートーノス

ティートーノス(Τιθωνός,, Tithonus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してティトノスとも表記される。 イーリオス王ラーオメドーンの子で、プリアモス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、ヘーシオネー、キラ、アステュオケーと兄弟。暁の女神エーオースの夫で、エーマティオーンとメムノーンの父アポロドーロス、3巻12・4。。一説にアッサラコスと兄弟.

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ティーピュス

ティーピュス(Τῖφυς, Tīphys)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してティピュスとも表記される。ハグニアースの子ロドスのアポローニオス、1巻105行。アポロドーロス、1巻9・16。、あるいはポルバースとヒュルミーネーの子でヒュギーヌス、14話。、ボイオーティアのシパイ、あるいはティパの出身。 ティーピュスはアルゴナウタイの1人で、アルゴー船の操舵手を務めた。ティーピュスは航海術に優れていたため、アテーナー自身がアルゴナウタイに加わることを勧めたといわれる。 アルゴナウタイがマリアンデューノス人の王リュコスのもとを訪れたとき、予言者イドモーンがイノシシに襲われて死んだが、イドモーンを埋葬した日にティーピュスも急な病気で死んだといわれる。ティーピュスの死後、アルゴー船の操舵手はアンカイオスが務めることになった。.

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ティテュオス

; ティテュオスの系図 ティテュオス(Τιτυός, )は、ギリシア神話に登場する巨人である。オルコメノスアポロドーロス、1巻4・1。、あるいはミニュアースの娘エラレーとゼウスの子。あるいは大地母神ガイアの子ヒュギーヌス、55話。。娘のエウローペーは海神ポセイドーンとの間にエウペーモス(アルゴナウタイの1人)を生んだ。 女神レートーに対する狼藉のために冥府で罰を受けているとされ、その様子が英雄オデュッセウスや『オデュッセイア』11巻576行-579行。、アイネイアースによって目撃されている。.

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テイアー

テイアー(Θεία, )は、ギリシア神話に登場する女神である。ティーターンの一族に属する。長母音を省略してテイアとも表記される。.

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テウメーッソスの狐

テウメーッソスの狐(テウメーッソスのきつね、ἀλώπηξ Τευμησσία)は、ギリシア神話に登場する牝の狐の怪物である。長母音を省略してテウメッソスの狐、テウメソスの狐、あるいはテウメッサの狐とも表記される。 この怪物はボイオーティアのテーバイの北東のテウメーッソス(テウメッサとも)に棲みパウサニアス、9巻19・1。アントーニーヌス・リーベラーリス、41話。、頻繁にカドメイアに出没し、多くの人間の子供を襲って食い殺した。ところがこの狐は何者にも捕まらない運命だったので、テーバイの人々は狐を捕まえることができず、被害を抑えるために毎月1人の子供を狐に生贄として捧げていた。 一説によると、この狐はディオニューソスがテーバイに災いをもたらすために育てた怪物だったという。 アムピトリュオーンはタポス王プテレラーオスと戦うための協力をテーバイの王クレオーンに求めたが、クレオーンはテウメーッソスの狐を退治することを協力の条件とした。そこでアムピトリュオーンはアテーナイのトリコスに行き、ケパロスに協力を求めた。というのはケパロスの犬ライラプスはどんな獲物でも逃がさないという運命にあったからである。アムピトリュオーンはタポスの戦争で得られるであろう戦利品と引き換えにライラプスをテーバイに連れて来て、狐狩りを行った。しかし狐が捕まることも、ライラプスが獲物を取り逃がすことも運命に反していたので、ゼウスは両者を石に変えてしまったという。.

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テウクロス

テウクロス(Τεῦκρος,, )は、ギリシア神話の人物である。ラテン語からテウケル、テウセルとも表記される。主に、.

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テオクリュメノス

テオクリュメノス(Θεοκλύμενος,, Theoclymenus)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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テスピオス

テスピオス(Θέσπιος, Thespios)は、ギリシア神話の人物である。ボイオーティアのテスピアイの王で、アテーナイ王エレクテウスの子、あるいは子孫。アルネオスの娘メガメーデーとの間に50人の娘をもうけ、娘たちはみなヘーラクレースの子を生んだとされる。.

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テスティオス

テスティオス(Θέστιος, )は、ギリシア神話の人物で、アイトーリア地方の都市の王である。しばしばテスピアイの王テスピオスと混同される。 プレウローンの子アゲーノールの娘デーモニーケーとアレースの子で、エウエーノス、モーロス、ピュロスと兄弟。サモスのアシオスによると、プレウローンの子アゲーノールの子。クレオボイアの娘エウリュテミスとの間にアルタイアー、レーダー、ヒュペルムネーストラー、イーピクロス、エウヒッポス、プレークシッポス、エウリュピュロスをもうけた。しかし妻はレウキッペーともいわれヒュギーヌス、14話。、さらにイーダイオス、リュンケウスヒュギーヌス、173話。、トクセウス『変身物語』8巻。、プロトゥース、コメーテースという子がいたともいわれる。さらにクリュタイムネーストラーの父ともいわれる。 テュンダレオースとイーカリオスがヒッポコオーンによってラケダイモーンから追放され、テスティオスのところに亡命したとき、テスティオスは彼らを受け入れた。そして彼らが戦争に協力して戦ってくれたとき、テュンダレオースに娘レーダーを妻として与えた。 アルタイアーはカリュドーンの王オイネウスの妻に、ヒュペルムネーストラーはアルゴスの王オイクレースの妻になった。息子のイーピクロスはアルゴナウタイに参加した、またテスティオスの息子たちはカリュドーンの猪狩りに参加してメレアグロスに殺された。より具体的にはプレークシッポスとトクセウスの2人とも、あるいはプレークシッポス、イーダイオス、リュンケウスの3人ともいわれる。.

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デーモポーン

デーモポーン(Δημοφῶν/Δημοφόων, )は、ギリシア神話の人物である。アテーナイ王。ピンダロスによると、テーセウスとパイドラーの息子で、アカマースと兄弟。 彼はトロイア戦争に参加し、トロイアの木馬に入った戦士の一人。ヘレネーの付き添いとしてトロイアに亡命していた祖母のアイトラーを連れ戻した。この時アカマースと協力した。.

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デーモドコス

物語を歌うデーモドコス、アルキノオス王、涙するオデュッセウス デーモドコス(Δημόδοκος, Dēmodokos, Demodocus)は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してデモドコスとも表記される。.

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デーイポボス

デーイポボス(Δηΐφοβος,, Deiphobus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してデイポボスとも表記される。 トロイアの王プリアモスとヘカベーの子で、ヘクトール、パリス、ヘレノス、パムモーン、ポリーテース、アンティポス、ヒッポノオス、ポリュドーロス、トローイロス、クレウーサ、ラーオディケー、ポリュクセネー、カッサンドラーと兄弟。 デーイポボスは兄弟の中でヘクトールと最も親しく、トロイア戦争ではトロイア軍における代表的な武将の1人として戦った。後にヘレネーの夫。.

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デーイピュレー

デーイピュレー(Δηιπύλη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してデイピュレとも表記される。アルゴス王アドラーストスとプローナクスの娘アムピテアーの娘で、アイギアレウス、キュアニッポス、アイギアレイア、アルゲイアーと兄弟。カリュドーン王オイネウスの子テューデウスと結婚しアポロドーロス、3巻6・1。ヒュギーヌス、69話。ヒュギーヌス、175話。、ディオメーデースを生んだヒュギーヌス、97話。。 アドラーストスはある預言者から、あるいはアポローンの神託から、猪とライオンに自分の娘を与えよという予言を授かった。のちにカリュドーンから親族を殺した罪でテューデウスが、テーバイからエテオクレースに追放されたポリュネイケースがアルゴスにやって来て、夜中に騒動を起こしたとき、アドラーストスは2人が楯にそれぞれ猪とライオンの頭をつけていると知り、あるいは猪とライオンの毛皮を身にまとっていると聞いて、2人が予言の男であることに思い至り、デーイピュレーをテューデウスに、アルゲイアーをポリュネイケースに与えて結婚させた。 子のディオメーデースは成長して祖父オイネウスを解放し、エピゴノイに参加、さらにトロイア戦争に参加した。.

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デーイピュロス

デーイピュロス(Δηΐπυλος, Dēipylos)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してデイピュロスとも表記される。主に、.

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デーイダメイア

デーイダメイア(Δηϊδάμεια, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してデイダメイアとも表記される。主に、.

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デーイオーン

デーイオーン(Δηΐων, )は、ギリシア神話の人物で、ポーキス地方の王である。長母音を省略してデイオンとも表記される。 アイオロスとエナレテーの子で、クレーテウス、サルモーネウス、シーシュポス、アタマース、マグネース、ペリエーレース、カナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、カリュケー、ペリメーデーと兄弟。 クスートスの娘ディオメーデーを妻とし、1女アステロディアーと、4子アイネトス、アクトール、ピュラコス、ケパロスを得た。 デーイオーンの子供の中では特にケパロスが有名で、彼は暁の女神エーオースや、プロクリスに愛された。しかしケパロスの系譜には異説があり、しばしば混乱が見られる。アポロドーロスによればエーオースに愛されたケパロスはアテーナイ王ケクロプスの娘ヘルセーとヘルメースの子であり、プロクリスに愛されたケパロスとは別人である。.

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ディパ・ヌサンタラ・アイディット

ディパ・ヌサンタラ・アイディット(インドネシア語:Dipa Nusantara Aidit、1923年7月30日 - 1965年11月22日)は、インドネシアメダン出身の政治家、共産主義者。日本語では「アイジット」とも表記する。 1953年にインドネシア共産党書記長を務め、1959年にはインドネシア共産党議長を務めた。しかし1965年9月30日に起きた9月30日事件に関わって失脚。同年11月22日にジャワ島で軍隊に射殺された。.

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ディオメーデー

ディオメーデー(Διομήδη, )は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してディオメデとも表記される。.

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ディオーネー

ディオーネー(Διώνη, )は、ギリシア神話に登場する女神である。長母音を省略してディオネとも表記される。主に、.

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ディオニューソス

ヘレニズム時代の原物を模した2世紀のローマのディオニューソス像 ディオニューソス(ΔΙΟΝΥΣΟΣ, Διόνυσος, )は、ギリシア神話に登場する豊穣とブドウ酒と酩酊の神である。この名は「若いゼウス」の意味(ゼウスまたはディオスは本来ギリシア語で「神」を意味する)。オリュンポス十二神の一柱に数えられることもある。 聖獣は豹、虎、牡山羊、牡牛、牡鹿、蛇、イルカ、狐、ロバで、聖樹は葡萄、蔦であり、先端に松笠が付き葡萄の蔓や蔦が巻かれたテュルソスの杖、酒杯、豊穣の角もその象徴となる。また、アメシストとの関係も深い。 日本語では長母音を省略してディオニュソス、デオニュソスとも呼ぶ。別名にバッコス(Βάκχος, Bakkhos)があり、ローマ神話ではバックス(Bacchus)と呼ばれ、豊穣神のリーベルと、エジプトではオシリスと同一視された。.

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ディクテュス

ディクテュス(Δίκτυς, )は、ギリシア神話に登場する人物である。その名は「網の男」という意味。セリーポス島の王ポリュデクテースと兄弟。系譜には諸説あるが、主にマグネースの子とするものと、ポセイドーンとアミューモーネーの子ナウプリオスの子孫とする説がある。 神話によるとアルゴス王アクリシオスは、娘のダナエーがペルセウスを生んでいるのを発見し、2人を箱に入れて海に流したとされる。箱はセリーポス島に漂着し、それをディクテュスが見つけた。アイスキュロスによるとディクテュスは箱を網で引き寄せたとされる(サテュロス劇『網を引く者』)。 ディクテュスが箱を開いてみると、中からダナエーとペルセウスが出てきた。そこで彼はダナエーを縁者としてかくまい、ペルセウスを養育したとされる(ただしダナエーのセリーポス島での境遇には諸説ある)。 後にポリュデクテース王はペルセウスをゴルゴーン退治にやったすきに、ダナエーに乱暴しようとしたので、ディクテュスはダナエーをつれて祭壇に逃れた。しかしペルセウスは無事に帰ってきて、ポリュデクテース王を石と化し、代わりにディクテュスをセリーポス島の王に就けた。 なお、現存しないエウリーピデースの悲劇『ディクテュス』は、この人物を題材にしたものと考えられる。.

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ディケー

ディケー(Δίκη, Dikē)は、ギリシア神話に登場する正義の女神。 ホーラ女神3姉妹の1人。長母音を省略してディケとも表記される。 ゼウスとテミスの娘で、エウノミアー、エイレーネーと姉妹。人類を見守り、人類が不正を働いた時にはこれをゼウスに訴えるという。 後世の神話の女神アストライアーやローマ神話のユースティティアと同一視される。.

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デイノー

デイノー(Δεινω,, 「恐ろしい」の意)は、ギリシア神話に登場するグライアイの1人である。日本語では長母音記号を省略してデイノとも表記される。 アポロドーロスによるとポルキュースとケートーの娘で、エニューオーとペムプレードー(ペプレードー)と姉妹。デイノーンとも。ヘーシオドスの『神統記』ではグライアイはペムプレードーとエニューオーの2人のみで、デイノーの名前は挙げられていない。.

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デウカリオーン

デウカリオーンとピュラー デウカリオーン(Δευκαλίων、Deukaliōn, Deucalion)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してデウカリオン、もしくはデュカリオンとも表記される。プロメーテウスとクリュメネー『オデュッセイア』10巻2行への古註。、プロノエー中務哲郎訳『ヘシオドス全作品』ではプリュノエーとなっている。、ヘーシオネー、あるいはパンドーラーとの息子で、プティーアーの王アポロドーロス、1巻7・2。。デウカリオーンの妻ピュラーは、プロメーテウスの兄弟エピメーテウスとパンドーラーの娘である。 「デウカリオーンの洪水」で知られる。世界中の神話や伝説に共通して見られる大規模な大洪水伝説は、紀元前3000年ごろのメソポタミアで起こった大洪水の記録であるとする説が有力である。デウカリオーンの大洪水神話は、この記録と、ギリシアで起こった大洪水の伝承とが重なったものと考えられている。 また、ギリシア神話には本項で述べるデウカリオーン以外に、クレータ島の王ミーノースの子でイードメネウスの父となったデウカリオーンが、別人として登場する。.

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フョードル・レシェートニコフ

フョードル・レシェートニコフ フョードル・ミハイロヴィッチ・レシェートニコフ(ロシア語:、ラテン文字表記例:Fyodor Mikhaylovich Reshetnikov、1841年9月17日(ユリウス暦9月5日) - 1871年3月21日(ユリウス暦3月9日))は、ロシア帝国エカテリンブルク出身の小説家。満29歳で死去したが、ロシアに於ける農奴解放令後の農民生活の破綻や、ウラルの労働者や下層民の実態、女性解放について書き、ロシア文学で初めてストライキを扱った作品を著してもいるref。 同国出身の小説家イヴァン・ツルゲーネフはレシェートニコフを「堅実な真理」と特色づけ、日本のロシア文学者である中村融もレシェートニコフを「ロシア民衆作家の写実派創始者」と評している。.

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フランシス・ド・ミオマンドル

フランシス・ド・ミオマンドル(フランス語:Francis de Miomandre、本名:フランソワ・フェリシアン・デュラン(François Félicien Durand)、1880年5月22日 - 1959年8月1日)は、フランス第三共和政トゥール出身の小説家。 1908年に著されたマルセイユの風俗や青春への決別を描いた代表作『』は同年のゴンクール賞受賞作としても知られる。.

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フランシス・アンブリエール

フランシス・アンブリエール(フランス語:Francis Ambriere、1907年9月27日 - 1998年7月1日)は、フランスパリ出身の小説家、批評家。 1940年にゴンクール賞を受賞した代表作『』は、ナチス・ドイツのフランス侵攻によりドイツ軍の捕虜となったアンブリエールが捕虜生活を的確に描いた作品である。 第二次世界大戦以前は同国の詩人ジョアシャン・デュ・ベレーに関する評論を著し、旅行叢書『の編集長として知られた。.

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フランシスコ・デ・ロハス・ソリーリャ

フランシスコ・デ・ロハス・ソリーリャ(スペイン語:Francisco de Rojas Zorrilla、1607年10月4日 - 1648年1月23日)は、スペイントレド出身の劇作家。スペイン黄金世紀演劇を担った。 時のスペイン王フェリペ4世の時代に活躍し、初期の作品は同国出身の劇作家やペドロ・カルデロン・デ・ラ・バルカと共に合作した作品があり、1640年頃からはロハス・ソリーリャ自身が手がけた『劇作集第一部・第二部』がある。 代表作は没した2年後である1650年に刊行された悲劇『王のほかは容赦せず』で、スペイン文学者の桑名一博はこの作品をスペイン古典劇中もっとも完成された作品と評している。 フランスの劇作家やポール・スカロン、などに影響を与えた。.

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フーゴー・シューハルト

フーゴー・エルンスト・マリオ・シューハルト(、1842年2月4日 – 1927年4月21日)は、ドイツ出身でオーストリアで活躍した言語学者、文献学者。 ロマンス語が専門だが、ほかにバスク語、ケルト語、クレオール他の混合言語などを広く研究した。また、青年文法学派への批判でも知られる。.

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ドリュアス

Nymph with morning glory flowers, ユール・ヨゼフ・レビイ画 The Dryad, イヴリン・デ・モーガン画 ドリュアス(Δρυάς, Dryas)は、ギリシア神話に登場する、木の精霊であるニュムペー。複数形はドリュアデス(Δρυάδες, Dryades)。ほぼ同一の存在にハマドリュアス(複数形ハマドリュアデス)がある。 英語ではドライアド (Dryad) 、フランス語ではドリアード (Dryade) といい、日本ではこちらの読みでもよく知られる。ヒンドゥー教などに登場する木の精霊もギリシア神話のニンフの名を借りてこう呼ぶことがある。 多くのニンフと同じく長命であるが、ドリュアスたち(ドリュアデス)の場合、自らの宿る木が枯れると共にその命を閉じる。このためドリュアスたちやギリシアの神々は木の精霊に敬意を払うことなく木を傷つける人間をこらしめるのである。 ドリュアスたちは普段は人前に姿を現すことは滅多にないが、美しい男性や少年に対しては緑色の髪をした美しい娘の姿を現し、相手を誘惑して木の中に引きずり込んでしまうことがあるという。そこで一日を過ごしただけで、外では何十年、何百年もの時が経過している場合がある。 その起源はインド・ヨーロッパ語族やケルト族のドルイド文化の中ではオークの木と密接に関係している。ギリシア人は彼らより昔の人々はオークの木の実を食べていたと想像した。女性をかたどった神殿の柱は、そのような建築に使われる前はその実を食べていたさまざまな木々と関係している。 おもなドリュアスたちにオルペウスの妻エウリュディケーや、ダナオスの50人の娘・ダナイスたち(ダナイデス)の母の一人であるアトランティエーがいる。.

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ドローン (ギリシア神話)

ドローン(Δόλων, Dolōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してドロンとも表記される。トロイア人エウメーデースの子、あるいはエウメーロスの子。トロイア戦争で戦ったトロイアの戦士。 『イーリアス』2日目の夜、ヘクトールが兵士たちにギリシア軍の偵察する者を求めたとき、ドローンはアキレウスの戦車と馬を報酬にもらうという条件で買って出た。そこでドローンは毛皮をまとってギリシアの陣地に向かったが、その夜、ギリシア軍もディオメーデースとオデュッセウスをトロイア軍の偵察に向かわせた。ドローンは自分に気がついたディオメーデースとオデュッセウスが近くに身を潜めていることに気づかずに通り過ぎ、背後から襲われた。ドローンはギリシア軍の方向に逃げて陣地にもぐりこもうとしたが捕らえられ、トロイアの援軍のあらゆる情報を明かした後で殺された。ディオメーデースとオデュッセウスはドローンの武具を剥いでアテーナーに捧げ、ドローンの情報に従ってトロイアの救援にやってきたばかりのトラキアの武将レーソスを討った。 なお、エウリピデースの悲劇『レーソス』では、ドローンがしゃべったのはヘクトールの寝床の場所で、レーソスの情報をもたらしたのはアテーナーとなっている。.

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ドーリス (ギリシア神話)

ドーリス(Δωρίς, )は、ギリシア神話の女神あるいはニュムペーである。長母音を省略してドリスとも表記される。.

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ドーロス

ドーロス(古希:Δῶρος、英:Dorus)はヘレーンの息子であり、ドーリア人の祖である。アポロドーロスによれば、ドーロスはペロポネソス半島対岸の領地を、そこに住まう人々に自らの名を冠し「ドーリア人」と呼んだ。ドーロスはペロポネソス半島を侵略しようとした際、アルゴス王アピスによって殺害された。.

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ニュクティーモス

ニュクティーモス(Νύκτιμος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してニュクティモスとも表記される。アルカディア王リュカーオーンの50人の子供の末子。他の兄弟がゼウスを人間を殺してもてなしたことが原因で滅ぼされたとき、ガイアがゼウスを止めたためニュクティーモスのみ助けられた。ニュクティーモスはアルカディアの王位を継承したが、デウカリオーンの大洪水が起こった。 あるいはニュクティーモスはリュカーオーンの長子で彼が王権を継承したため、他の兄弟はアルカディアの各地に町を建設し。、ニュクティーモスの後をカリストーの子アルカスが継いだという。。.

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ニュクテウス

ニュクテウス(Νυκτεύς,, Nycteus)は、ギリシア神話の人物である。「夜の男」の意。 ヒュリエウスとニュムペーのクロニエーの子で、リュコスと兄弟。あるいはスパルトイの1人のクトニオスの子であるともいわれるアポロドーロス、3巻10・1。アポロドーロス、3巻5・5。。ポリュクソーとの間にニュクテーイス、アンティオペーをもうけた。一説にカリストーもニュクテウスの娘といわれる。ニュクテーイスはカドモスの子ポリュドーロスの妻でラブダコスの母、アンティオペーは双子の兄弟ゼートスとアムピーオーンの母。.

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ニュクス

ニュクス(Νύξ, )とは、ギリシア神話に登場する原初の神で、夜の女神である。ニュクスとはギリシア語で夜の意味で、夜の神格化である。.

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ニルス・ルズヴィ・ヴェスタゴー

ニルス・ルズヴィ・ヴェスタゴー(Niels Ludvig Westergaard、1815年10月27日 - 1878年9月9日)は、デンマークの文献学者、東洋学者。インド学、イラン学の研究者で、またエラム語楔形文字碑文の解読に重要な役割を果たした。 日本語ではウェスターゴールなど、さまざまに表記される。.

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ニーレウス

ニーレウス(Νιρεύς, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してニレウスとも表記される。.

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ニーキッペー

ニーキッペー(Νικίππη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してニキッペとも表記される。.

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ニオベー

ニオベー(Νιόβη, )は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してニオベとも表記される。主に.

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ホルガー・ペデルセン

ホルガー・ペデルセン(Holger Pedersen、、1867年4月7日 – 1953年10月25日)は、デンマークの言語学者。 インド・ヨーロッパ語族の比較言語学、とくにケルト語の研究で知られるほか、比較言語学の発展をたどった『19世紀の言語学』を著したことで知られる。19世紀に活動を開始した言語学者のうち、ペデルセンは最後の生き残りのひとりだったSommerfelt (1966) p.283。 日本語で姓はペーデルセン、ペゼルセンなど、さまざまに記される。.

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ホーラ

ホーラ()とは、ギリシア神話に登場する時間の女神で、季節と秩序を司る。 なお、ホーラは単数形で、複数形ではホーライ()という。いずれも時間の意味。また、季節女神とも意訳される。.

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ダナエー

ダナエーと降り注ぐ黄金のしずく。ルーヴル美術館所蔵。 セリーポス島に漂着したダナエーとペルセウス。ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作『ダナエ』(1892年)。 ダナエー()は、ギリシア神話に登場するアルゴスの王女である。長母音を省略してダナエとも表記される。 父はアルゴス王アクリシオスで、母はラケダイモーンの娘エウリュディケー、あるいはアガニッペーであるヒュギーヌス、63。。黄金に変身したゼウスに愛されて、英雄ペルセウスを生んだといわれる。.

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ダナオス

ダナオス (Δαναός, Danaos) は、ギリシア神話の人物である。エジプトの王ベーロスとアンキノエーの息子。アイギュプトスと双子の兄弟。50人の娘の父となる。アイギュプトスと王権に関して争い、彼の50人の息子たちを恐れ、アテーナーの忠告通り、船の最初の建造者となり、娘達を乗せて逃れた。ロドスに立ち寄り、リンドスのアテーナーの像を建てた。そしてアルゴスに逃げ、その地で王となった。しかしアイギュプトスの息子たちはアルゴスにやって来て、和解を求め、ダナオスの50人の娘たち(ダナイデス)と結婚することを提案した。しかしダナオスはそれを信じず、国外流浪の身となったことを怨んでいたため、同意はしたが、娘たちの結婚相手が決まると彼女たちに短剣を渡し、夫を殺すことを命じた。このため娘たちは初夜の晩に眠っている夫を殺した。しかし、長女のヒュペルムネーストラーだけは夫のリュンケウスを助けた。このためヒュペルムネーストラーを投獄したが、その後、二人の結婚を許した。.

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ダルダノス

ダルダノス(Δάρδανος,, Dardanus)は、ギリシア神話に登場する人物である。プレイアデスの1人エーレクトラーとゼウスの息子で、イーアシオーンと兄弟アポロドーロス、3巻12・1。。あるいはハルモニアーも兄弟といわれることがあるシケリアのディオドロス、5巻48・5。。テウクロスの娘バテイアとの間にイーロスとエリクトニオスの2子、またピーネウスの妻となったイーダイアーが生まれた。 トロイア王家の祖であり、ギリシア神話に伝わる洪水伝説の1つは彼が主人公とされるギリシア神話における洪水伝説の主人公は、他にデウカリオーンとオーギュゲスがいる。。.

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ダシドルジーン・ナツァグドルジ

ウランバートルにあるナツァグドルジのモニュメント My Native Land (poem)』の碑文 ボルジギン・ダシドルジーン・ナツァグドルジ(モンゴル語:Боржгин Дашдоржийн Нацагдорж、ラテン文字表記例:Borjgin Dashdorjiin Natsagdorj、1906年11月17日 - 1937年6月13日)は、清(現:モンゴル)トゥブ県出身の詩人、小説家、劇作家。 代表作は、1933年に著されたモンゴルの自然を流麗な筆致や写実で歌い上げた詩『』で、広く国民に愛読された。30歳で夭折するまで短編小説や戯曲を発表し、革命後のモンゴルに新しい社会主義リアリズムのモンゴル文学を築き上げたことから「近代モンゴル文学の父」 - コトバンク、2014年8月14日閲覧。と称される。.

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ベーロス

ベーロス (Βεμοσ,, Belus) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してベロスとも表記される。 エジプト王エパポスの娘リビュエーとポセイドーンの子で、アゲーノールと双子の兄弟。ナイルの娘アンキノエーを妻にし、アイギュプトスとダナオスの双子の父となる。また、さらにケーペウスとピーネウスとが生まれたとも言う。ベーロスはダナオスをリビアに、アイギュプトスをアラビアに住まわした。.

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ベドジフ・フロズニー

ベドジフ・フロズニー ベドジフ・フロズニー(Bedřich Hrozný、1879年5月6日-1952年12月12日)は、チェコの東洋学者。アッシリア学の専門家だが、楔形文字で書かれたヒッタイト語を解読し、インド・ヨーロッパ語族に所属することを明らかにしたことで特に知られる。彼はチェコ人であったが、研究成果はドイツ語かフランス語で発表した。.

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アペーモシュネー

アペーモシュネー (Ἀπημοσύνη, ) は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアペモシュネとも表記される。クレータ島の王カトレウスの娘で、アーエロペー、クリュメネー、アルタイメネースと兄弟。 父カトレウスが自分の子供に殺される運命であることを知ったとき、アペーモシュネーはアルタイメネースに従ってロドス島に去った。あるときアペーモシュネーはヘルメースに求愛されたが拒み、ヘルメースよりも足が速かったので逃げ去った。しかしヘルメースはアペーモシュネーが泉から帰る道に生皮を敷いておいたため、アペーモシュネーは皮を踏んで滑り、ヘルメースに穢された。アペーモシュネーはこのことをアルタイメネースに話したが、アルタイメネースは嘘だと考え、アペーモシュネーを蹴り殺してしまった。.

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アナトリア語派

アナトリア語派(アナトリアごは、Anatolian languages)とは古代小アジア(アナトリア:現在のトルコ)で話されていたインド・ヨーロッパ語族の言語群で、すべて死語である。中でもヒッタイト語の資料が多く最もよく研究されている。その周辺で使われた言語もいくつか知られるが、これらについては資料が少ない。.

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アナクソー

アナクソー(Ἀναξώ, )は、ギリシア神話の女性である。主に下記の2人が存在する。.

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アナクサゴラース

アナクサゴラース(Ἀναξαγόρας, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアナクサゴラスとも表記される。アルゴス王メガペンテースの子で、イーピアネイラと兄弟シケリアのディオドロス、4巻68・4。、あるいはメガペンテースの子アルゲイオスの子パウサニアス、2巻18・4。。アレクトールの父で、イーピス、カパネウスの祖父。アナクサゴリダイの祖パウサニアス、2巻18・5。。 一説にプロイトスの時代に起きたとされるアルゴスの女たちの狂気は、アナクサゴラースの時代に起きたとされ、アナクサゴラースは狂気を治療したメラムプースに国土の3分の2と、イーピアネイラを妻として与えたという。アナクサゴリダイは子のアレクトールの後、カパネウス、キュララベースと続き、メラムプースの子孫のアムピロコスがトロイア戦争後に異国に移住したため、キュララベースの時代に全アルゴスを支配した。.

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アミュントール

アミュントール (Ἀμύντωρ, Amyntōr) は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してアミュントルとも表記される。.

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アミューモーネー

アミューモーネー (Ἀμυμώνη, ) は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してアミュモネとも表記される。アルゴス王ダナオスの50人の娘(ダナイデス)の1人で、海神ポセイドーンとの間にナウプリオス(ナウプリアの創建者)を生んだ。 神話によると女神ヘーラーとポセイドーンがアルゴスの領有権をめぐって争ったとき、河神イーナコスはヘーラーに有利な判定を下した。怒ったポセイドーンはアルゴリス地方にひどい旱魃を起こして報復した。そのためダナオスは娘たちに水を求めさせた。 そこでアミューモーネーも他の姉妹たちと同じように水を捜して歩いたが、あるとき鹿を発見し、槍を投げた。ところが槍はそれて、眠っていたサテュロスに当たった。するとサテュロスは目を覚まし、アミューモーネーに欲情して襲いかかった。彼女が叫んで助けを求めると、ポセイドーンが現れ、三叉戟を投げてサテュロスを追い払った。 アミューモーネーはポセイドーンに感謝して、一夜をともに過ごし、2人の間にナウプリオスが生れた。またポセイドーンは彼女を助けるときに投げた三叉戟が大地を撃った場所から泉を湧き出させ、アルゴスを旱魃から救った。 この泉はレルネーの泉、あるいはアミューモーネーの泉と呼ばれ、のちにヘーラクレースがヒュドラーを退治したのは、この泉のそばであったという。.

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アミュクラース

アミュクラース(Ἀμύκλας, Amyclas)は、ギリシア神話のスパルタ王。長母音を省略してアミュクラスとも表記される。 ラケダイモーンとその妻スパルタの息子で、エウリュディケー(オルペウスの妻とは別人)と兄弟。 アポロドーロスによるとディオメーデーの夫で、ヒュアキントス、キュノルタスの父。 パウサニアスはさらにラーオダメイア(アルカディアの語源となった英雄アルカスの妻)の父であるという。 彼の名にちなんで、ラコニア中部にアミュクレスを建設した。.

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アミュターオーン

アミュターオーン (Ἀμυθάων, ) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアミュタオンとも表記される。クレーテウスとサルモーネウスの娘テューローの子で、アイソーン、ペレースと兄弟。ペリアース、ネーレウスとは異父兄弟である。ペレースの娘エイドメネーとの間にビアース、メラムプース、アイオリアーアポロドーロス、1巻7・7。、ペリメーレーをもうけたシケリアのディオドロス、4巻69・3。。なお、妻はアバースの娘エイドメネーとも、アグライアとも言われる。 パウサニアスによれば、アミュターオーンは神話時代におけるオリュンピア競技祭の開催者の1人である。 子供のうちメラムプースは予言者として有名で、その家系はしばしば優れた予言者を輩出した。1世紀頃の歴史家ダマスコスのニコラオス(en)もアミュターオーンの子孫が優れた知識を持つために、古より予言にかけては他に並ぶ者がないと考えられていたと述べたうえで、アイアコス、アミュターオーン、アトレウスの子供たちが、ゼウスによってそれぞれ武勇、知識、富を授けられたことを詠ったヘーシオドスの詩を引用している。 娘たちのうちでは、アイオリアーはカリュドーンの妻となった。ペリメーレーはラピテース族のアンティオーンあるいはプレギュアースと結婚し、イクシーオーンの母になった。.

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アミソーダロス

アミソーダロス(Ἀμισώδαρος, )またはアミソダロス(Ἀμισόδαρος, )は、ギリシア神話の人物である。アテュムニオス、マリスの父『イーリアス』16巻317行-329行。。また怪物キマイラを育てた人物とされる。 一説によればアミソーダロスはリュキア人からはイサラスと呼ばれ、またキマイラはキマロスという海賊の首領で、彼らをゼレイアの地からリュキアに連れてきたのがアミソーダロスであるというプルタルコス『倫理論集』「烈女伝」。。しかしキマイラはベレロポーンに討伐された。 また彼の2人の息子はリュキア王サルペードーンに仕えたが、トロイア戦争で戦死した。2人を討ったのはピュロスの武将アンティロコスとトラシュメーデースだった。.

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アポロドーロス

アポロドーロス(Apollodoros)は、古代ローマ時代のギリシャの著作家。長母音表記を省略してアポロドロスとも。『ビブリオテーケー』(『ギリシア神話』)の編纂者として知られる。1世紀から2世紀頃の人物と推定されている。 紀元前2世紀後半ごろのアテーナイの文法家にアポロドーロスという人がいて、著作『神々について』、『年代記』の断片が現存している。かつてこのアポロドーロスと、『ビブリオテーケー』の編者は同一人物と見なされていたが、後年の研究によって、別人説が有力となっている。このため、『ビブリオテーケー』の編者は「偽アポロドーロス」とも呼ばれる。 『ビブリオテーケー』の編者については、9世紀にフォティオスが言及しているのが初出で、その後ツェツェース(Tzetzes, およそ1110年 - 1180年)が引用しているが、それ以前の記録は無い。伝承の諸写本ではこのアポロドーロスを「アテーナイ人にして文法家」、フォティオスも「文法家」と呼んでおり、古代後期の頃からこの両者は同一視されていたと見られる。 19世紀に入り、ローベルト(C.Robert)の研究(1873年)によって別人説が打ち出された。すなわち、アテーナイ人の文法家の著書の断片と『ビブリオテーケー』の比較から、文法家の合理主義的神話解釈と『ビブリオテーケー』の古代文学より伝承された神話の無批判的な編纂方針に於ける大きな乖離があることである。また、『ビブリオテーケー』ではカストール(Kastor)が引用されているが、異説はあるにせよ、ストラボンやスーイダースの伝えるところによれば、カストールは紀元前1世紀の歴史家であることから、『ビブリオテーケー』の編者としてのアポロドーロスは、最も早くとも紀元前1世紀より遡ることはないとの見解が有力である。とはいえ、年代を紀元前1世紀以後のいつごろに帰すべきかについては諸説の一致を見ておらず、「1世紀から2世紀ごろ」についても推定の域を出ていない。.

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アムピノモス

アムピノモス (Ἀμφίνομος, Amphinomos) は、ギリシア神話の人物で、ペーネロペーの求婚者の1人である。アンピノモスとも表記される。アレティアスの子ニーソスの子。アムピノモスはドゥーリキオンの有力者で、ドゥーリキオンの求婚者を率いてイタケーにやって来た。アムピノモスは優れた人物で、ペーネロペーもアムピノモスに好意的であった。 テーレマコスがピュロスから無事に帰国したとき、アムピノモスはテーレマコスの殺害に反対したが、もし神意が許すならば自分が真っ先にテーレマコスを討つと言った。変装したオデュッセウスがイーロスを打ち負かしたときアムピノモスは2つのパンと1杯の酒を与えたが、このときオデュッセウスはアムピノモスの人柄の良さを見て、オデュッセウスが帰国すればただではすまないだろうから、今のうちにドゥーリキオンに帰ることを勧めたが、アムピノモスは不吉なものを感じながらも帰らなかった。オデュッセウスがエウリュマコスと口論になり足台を投げられたときにはオデュッセウスはアムピノモスの足元に逃げ、アムピノモスはその場が穏やかになるように努めた。また求婚者たちが再びテーレマコスの殺害を企てたとき、鳥占いによって神意が得られなかったことを伝え、計画を中止させた。しかしオデュッセウスが求婚者たちを誅殺したさい、アムピノモスはエウリュマコスに続いてオデュッセウスに斬りかかり、テーレマコスに討たれた。 一説にアムピノモスはペーネロペーを穢したので、ペーネロペーはオデュッセウスに殺されたという。.

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アムピロコス

アムピロコス(Ἀμφίλοχος, )はギリシア神話に登場する人物である。予言者として名高いアムピアラーオスとエリピューレーの間にできた息子で、アルクマイオーンの弟。 エリピューレーは、夫の予言者アムピアラーオスがテーバイ攻めの七将の戦で自らが死ぬということを知っていたのにもかかわらず、彼に参加するように説得した。ポリュネイケースから、ハルモニアーの首飾りを贈与され、そうするように促されたからである。誓いにより妻の決定に逆らうことは出来なかったので、アムピアラーオスは嫌々ながら承知し、息子のアルクマイオーンとアムピロコスに、その予言どおり死んだ後、復讐するように言った。そしてテーバイ攻めの際、アムピアラーオスはポセイドンの息子ペリクリュメノスが彼を殺そうと追い立てるのから逃げた。しかしゼウスが雷霆を放ち、地面が割れ、アムピロコスは戦車もろとも呑み込まれた。アルクマイオーンがかつて母を殺し自ら追放された罰である。 アムピロコスもまた卓越した予言者で、キリキアのマロス(現在のトルコ南東部、ピュラモス川の河口付近)などに神託所を立てた。また、モプソスと共に、リュディアのコロポンにアポロンの神殿を建てた。ヘロドトスによると、さらに山を越え、キリキアとシリアの中程にポセイドンの神殿を建てたという。 彼はまた、ヘレネーの求婚者の一人であったという説もある。トゥキディデスによると、彼はトロイア戦争から帰還後、アルゴスのことは気にかけず、彼の名をとった「アムピロキア」という町をギリシア北西のアムブラキア湾に建設した。その時はまだギリシアの文化圏にはなかった地であるが、後にアムブラキア人たちによりギリシア文化が取り入れられた。その他の説では、彼はトロイア戦争後、アポローンに殺されたとか、モプソスと一騎討ちの末相打ちになり共に死んだとか言われる。しかしこれは、彼と同名の甥のアムピロコスの話であるとも言われる。.

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アムピトリュオーン

アムピトリュオーン(Ἀμφιτρύων, )は、ギリシア神話の人物である。アンピトリュオーン、長母音を省略してアムピトリュオン、アンピトリュオン、あるいはアンフィトリオン、アンフィトリュオンとも表記される。 ミュケーナイの王ペルセウスの子アルカイオスと、エーリスの王ペロプスの娘アステュダメイアアポロドーロス、2巻4・5。もしくはリューシディケーパウサニアス、8巻14・2。、グーネウスの娘ラーオノメー、またあるいはメノイケウスの娘ヒッポノメーの子で、アナクソーと兄弟。 アムピトリュオーンはミュケーネイ王エーレクトリュオーンとアナクソーの娘アルクメーネーとの間にイーピクレースをもうけ、アルクメーネーとゼウスの子でイーピクレースと双子の兄であるヘーラクレースの義理の父となった。またアムピトリュオーンはテーバイを苦しめた牝狐(テウメーッソスの狐)を退治し、タポスやエウボイアとの戦争に勝利した。.

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アムピトリーテー

アムピトリーテー(Ἀμφιτρίτη, )は、ギリシア神話の海神ポセイドーンの妃である。アンフィトリーテー、長母音を省略してアムピトリテ、アンピトリテ、アンフィトリテとも表記される。名前の意味は「大地を取り巻く第三のもの」、即ち海をあらわす。聖獣はイルカで、象徴は冠、ヴェール、王笏。 アムピトリーテーは、ネーレウスがオーケアノスの娘ドーリスとの間にもうけた50人の娘ネーレーイデスの1人で、ポセイドーンとの間に、トリートーンヘーシオドス『神統記』930行-933行。アポロドーロス、1巻4・6。、ロデー、ベンテシキューメーを生んだ。子供のうち、トリートーンは上半身が人間、下半身がイルカ(または魚)の姿をした海神である。ロデーは太陽神ヘーリオスの妻となった。ベンテシキューメーはエウモルポスを育てたといわれる。.

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アムピアラーオス

アムピアラーオス(Ἀμφιάραος, )は、ギリシア神話に登場する人物である。アンピアラーオス、長母音を省略してアムピアラオス、アンピアラオスとも表記する。予言者であり、テーバイ攻めの七将の1人。アルゴナウタイにも加わったとされる。 アムピアラーオスはアルゴスを三分する勢力のひとつである予言者メラムプースの家系(曾孫に当たる)で、オイクレースとヒュペルムネーストラーの息子ヒュギーヌス、70話。。アルゴス王タラオスとリューシマケーの娘エリピューレーを妻としアポロドーロス、3巻7・2。、息子アルクマイオーン、アムピロコスと、娘エウリュディケーパウサニアス、5巻17・7。、デーモーナッサをもうけたパウサニアス、9巻5・15。。.

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アムピクテュオーン

アムピクテュオーン (Ἀμφικτύων, ) は、ギリシア神話の人物で、アテーナイの王である。アンピクテュオーン、長母音を省略してアムピクテュオン、アンピクテュオンとも表記される。 プロメーテウスの子デウカリオーンとピュラーの子で、ヘレーン、プロートゲネイア、オレステウスと兄弟。アムピクテュオーンは大地から生まれたともいわれ、アテーナイ王クラナオスの娘と結婚し、息子イトーノスのほか、ケルキュオーンとトリプトレモスの母になった娘がいた。 アムピクテュオーンは義理の父クラナオスを追放して自ら王となり、12年間アテーナイを支配したが、その後エリクトニオスによって王位を追われた。 一説にアムピクテュオーンはポーキスにイオニア、ドロピア、テッサリアー、アイニアーネス、マグネーシア、マリス、プティオーティス、ドーリス、ポーキス、ロクリスの諸族を集め、デルポイの聖域を維持するための隣保同盟を創設した。この同盟の参加者はアムピクテュオーンにちなんでアムピクテュオネスと呼ばれ、その会議場があったボイオーティアのアンテーレー付近にはアムピクテュオーンとデーメーテール・アムピクテュオネスの聖域があったという。.

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アラクネー

アラクネー(Ἀράχνη, Aráchnē)は、ギリシア神話に登場する女性である。リューディアのコロポーンで染織業をいとなんでいたイドモーンの娘。長母音を省略してアラクネとも表記される。.

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アリアドネー

アリアドネー(Ἀριάδνη, )は、クレータ王ミーノースと妃パーシパエーのあいだの娘である『ギリシア・ローマ神話辞典』p.30。。テーセウスがクレータ島の迷宮より脱出する手助けをしたことで知られる。アリアドネーという名は「とりわけて潔らかに聖い娘」を意味するので、この名からすると本来女神であったと考えられる。 日本語では長母音を省略してアリアドネとも表記される。.

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アリス・コーバー

アリス・エリザベス・コーバー(Alice Elizabeth Kober、1906年12月23日 - 1950年5月16日)は、アメリカ合衆国の古典学者。ミノアの線文字Bの語尾変化をもとに、解読の鍵となる格子の作成に到った。これはマイケル・ヴェントリスによる解読以前の最大の貢献であり、ヴェントリスも解読に格子を利用した。.

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アリストマコス

アリストマコス (Ἀριστόμαχος, ) は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アリストパネス

アリストパネス(Ἀριστοφάνης,, 紀元前446年頃 - 紀元前385年頃)は、古代アテナイの喜劇詩人、風刺詩人である。アリストファネス、あるいはアリストパネース、アリストファネースと長母音でも表記される。 代表作はソクラテスに仮託する形でソフィストを風刺した『雲』、デマゴーグのクレオンを痛烈に面罵した『騎士』、アイスキュロスとエウリピデスの詩曲を材に採り、パロディーなどを織り交ぜて優れた文芸批評に仕上げた『蛙』など。.

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アリストデーモス

アリストデーモス (Ἀριστόδημος, ) は、ギリシア神話の人物で、ヘーラクレイダイの1人である。長母音を省略してアリストデモスとも表記される。アリストマコスの子で、テーメノス、クレスポンテースと兄弟。テーバイ王族のアウテシオーンの娘アルゲイアーを妻とし、双子の兄弟プロクレース、エウリュステネースをもうけたアポロドーロス、2巻8・2。ヘロドトス、6巻52。。 アリストデーモスは兄弟のテーメノス、クレスポンテースとともにペロポネーソスへの帰還を企てたが、帰還を果たす前に死んだといわれる。アポロドーロスによればアリストデーモスはヘーラクレイダイがナウパクトスで船を建造している間に、雷に撃たれて死んだ。パウサニアスはアリストデーモスの死について異なる説を2つ挙げている。アリストデーモスがデルポイに神託を授かりに行くと、ヘーラクレースが現れて帰還の成功を予言したため、デルポイで神託を授からずに帰ろうとしたところ、怒ったアポローンに射殺された。あるいはピュラデースとエーレクトラーの子メドーンとエピストロポスに殺された。 さらに別の説によれば、アリストデーモスは死ぬことなく帰還を果たし、スパルタを支配したが、アルゲイアーが双子を産んですぐに病気で死んだという。.

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アリスタイオス

アリスタイオス(Ἀρισταῖος, Aristaios)は、ギリシア神話に登場する神。アポローンとキューレーネーの子。カドモスの娘アウトノエーと結婚し、アクタイオーンとマクリスの二人の子を儲けた。 ミツバチの巣箱を作って養蜂の技術を発明、チーズの製法やオリーブの栽培、圧搾の技術も伝えたとされ、ゼウスやアポローンと並んで、あるいは彼らの称号としてアルカディア、ケオス島、ボイオーティア、テッサリア、マケドニア、サルディニア、シチリアなどで広く信仰された。.

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アルテミス

アルテミス(ΑΡΤΕΜΙΣ, Ἄρτεμις, )は、ギリシア神話に登場する狩猟・貞潔の女神である。アポローンがヘーリオスと同一視され太陽神とされたように、後にセレーネーと同一視され月の女神とされた。また、闇の女神ヘカテーと同一視され、三通りに姿を変えるものだとも考えられた。 アルテミスはゼウスとデーメーテールあるいはペルセポネーの娘とも、あるいはディオニューソスとイーシスとの間に生まれた娘とも言われているが、ギリシア人に普及した伝承によればゼウスとレートーの娘で、アポローンの双生児とされている。アテーナー、ヘスティアーと同様、処女神である。 オリュンポス十二神の一柱とされるが、本来のヘレーネス(古代ギリシア人)固有の神ではない。その名は古典ギリシア語を語源としていないと考えるのが妥当である。アルテミスは、ギリシアの先住民族の信仰を古代ギリシア人が取り入れたものと、現在の研究では考えられている。.

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アルカディアのリュクルゴス

リュクルゴス (Λυκοῦργος, Lycurgus)はギリシア神話の人物。アルカディアの王で、先王アレオスの息子。アンカイオス、エポコス、アムピダマース、イアーソスの父となった。妻はクレオピュレー、エウリュノメー、アンティノエーなど様々な説がある。 リュクルゴスは突然ボイオティアのアルネの王アレイトースに襲われた時に彼を殺した。そこは山間の狭い道だったので、アレイトースが好んで使っていた武器の鉄の棒が役に立たなかったのである。そしてリュクルゴスは戦利品としてアレイトースの鎧を奪った。その鎧は後にエレウタリオンに渡し、エーリスのピサでネストールと戦う時に装備した。アルゴナウティカの注釈によると、リュクルゴスはエレウタリオンを待ち伏せし戦ったが負けたという。アルカディア人は「モレイア」と呼ばれる饗宴の際、リュクルゴスの名誉を讃えた。.

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アルカイオス (ギリシア神話)

アルカイオス (Ἀλκαῖος, ) は、ギリシア神話の人物である。ペルセウスの子のほか数人が知られている。以下に説明する。.

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アルカス

アルカス (Ἀρκάς, ) は、ギリシア神話の人物である。アルカディア王リュカーオーンの娘カリストーとゼウスの子。 アルカスはアミュクラースの娘レアネイラ、クロコーンの娘メガネイラ、あるいはニュンペーのクリューソペレイアを妻とし、エラトス、アペイダースをもうけた。あるいはニュムペーのエラトーとの間にアザーン、アペイダース、エラトスをもうけたともいう。また庶子アウトラオスのほかに、ペラスゴス、ヒュペリッペー、ディオメネイア、エリュマントス、トリピューロスという子供がいたといわれる。.

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アルキメデー

アルキメデー(Ἀλκιμέδη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアルキメデとも表記される。テッサリアー地方の都市ピュラケーの王ピュラコスとオルコメノス王ミニュアースの娘クリュメネーとの娘で、イーピクロスの姉。アイソーンと結婚し、イアーソーンを生んだ。イアーソーンはアルゴー船の冒険で有名。.

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アルキュオネー

アルキュオネー (Ἀλκυόνη,, Alcyone) は、ギリシア神話の女性である。同名の女性が複数知られており、有名なものでは、.

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アルクマイオーン

アルクマイオーン(Ἀλκμαίων, )は、ギリシア神話の人物である。アルクメオーン(Ἀλκμέων, )、アルクマーン(Ἀλκμάν, )ともいわれ、長母音を省略してアルクマイオン、アルクメオン、アルクマンとも表記される。アルゴスの予言者アムピアラーオスとアドラーストスの姉妹エリピューレーの子で、アムピロコス、エウリュディケー、デーモーナッサと兄弟。 アルカディアのプソーピスの王ペーゲウスの娘アルシノエーと結婚し(あるいはアルペシボイア)、クリュティオスを、河神アケローオスの娘カリロエーとの間に、アムポテロス、アカルナーンをもうけた。またテイレシアースの娘マントーの間にアムピロコス、ティーシポネーをもうけたアポロドーロス、3巻7・7。。 アルクマイオーンはエピゴノイとしてテーバイに遠征した。またカリュドーンの王オイネウスがアグリオスの息子たちに幽閉されたとき、ディオメーデースとともに救出した。.

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アルクメーネー

アルクメーネー(Ἀλκμήνη,, Alkmena)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアルクメネとも表記される。 ミュケーナイ王エーレクトリュオーンとアナクソーの娘で、ストラトバテース、ゴルゴポノス、ピューロノモス、ケライネウス、アムピマコス、リューシノモス、ケイリマコス、アナクトール、アルケラーオスと兄弟。異母兄弟にリキュムニオス。伯父のアムピトリュオーンと結婚し、ヘーラクレース、イーピクレースの母となったアポロドーロス、2巻4・8。。.

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アルケースティス

アルケースティス(Ἄλκηστις, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアルケスティスとも表記される。 イオールコス王ペリアースとビアースの娘アナクシビアーの娘で、アカストス、ペイシディケー、ペロペイア(ペロピア)、ヒッポトエーと兄弟。ペライ王アドメートスの妻となり、エウメーロスを生んだ。またペリメーレーという娘もいたエウリーピデース『アルケースティス』でも娘がいるとされている。。 アルケースティスは貞淑な女性として有名で、若く死ぬ運命にあった夫の身代わりになって死んだといわれる。.

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アルゲイアー

アルゲイアー(Ἀργεία,, Argia)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアルゲイアとも表記される。主に、.

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アルゴナウタイ

ヘヴェリウス星図』 (1690年)よりアルゴ座の星座図—「物言う木」が船首ではなく船尾に描かれている(この図は天球儀の展開図として描かれているため、実際の星空と左右が逆転している) アルゴナウタイ(古典ギリシア語:Ἀργοναύται, Argonautai)は、ギリシア神話の長編叙事詩に登場する英雄たちの総称。イアーソーンに率いられて巨大なアルゴー船で数々の航海をする。 アルゴナウタイは複数形で、「アルゴーの船員」を意味するアルゴナウテース(Ἀργοναύτης, Argonautēs)が単数形である。ラテン語では、アルゴナウタエ(Argonautae)、英語ではアルゴノーツ(Argonauts)。.

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アルタイメネース

アルタイメネース(Ἀλθαιμένης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアルタイメネスとも表記される。クレータ島の王カトレウスの子で、アーエロペー、クリュメネー、アペーモシュネーと兄弟。 あるときアルタイメネースは父カトレウスが自分の子に殺される運命であると知り、アペーモシュネーとともにロドス島に去り、上陸したところをクレーティニアーと呼んで治めた。またアルタイメネースはアタビュリオン山に登ったとき、遠方にクレータ島を発見し、ゼウスの聖域を創設した。しかしアペーモシュネーがヘルメースに穢されたとき、相手が神というのは嘘だと考え、アペーモシュネーを蹴り殺してしまった。後に年老いたカトレウスがアルタイメネースにクレータ島の王権を与えたくなって、密かにロドス島にやって来たとき、カトレウスは海賊と間違われて島民と争いになり、やって来たアルタイメネースは老人が父であるとは知らずに槍で殺してしまった。後になってカトレウスだとわかると、アルタイメネースは絶望して大地に飲み込まれた。 シケリアのディオドロスによると、アルタイメネースは自分が父を殺害すると予言されたため、クレータ島を出たがっていた多くの人々を連れてロドス島に渡り、アタビュロス山にゼウスの聖域を創設した。こうしてアルタイメネースはロドス島のカメイロスに移住したが、後にカトレウスがロドス島にやって来て島民と争いになったとき、カトレウスと知らないまま殺してしまった。絶望したアルタイメネースは諸国を放浪した末に死んだが、ロドス島の人々は神託によって彼を英雄として祭祀したという。.

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アレークトー

アレークトー(またはアレクトー高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店、アーレークトー。Ἀληκτώ, Alektō; Ἀλληκτώ, Allektō、Alecto)は、ギリシア神話に登場するエリーニュスの1柱である。「止まない者」の意。長母音を省略してアレクトとも表記される。 ヘーシオドスによると、クロノスがウーラノスを去勢したときウーラノスから流れ出た血によって受胎したガイアの娘であった。彼女の姉妹はティーシポネー(en)とメガイラ(en)である。 アレークトーは、道徳的な罪悪(例えば怒り)、特にそれらが他の人々に対するものであるならば、それを非難する役割を持つエリーニュスである。後者の役割に、神に対する罪悪を非難することであるかの違いはあるものの、彼女の役割はネメシスのそれと非常に似ている。アレークトーはウェルギリウスの『アエネーイス』に、そしてまたダンテの『地獄篇』に、3柱のエリーニュスの1柱として登場する。.

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アレオス

アレオス(Ἄλεος, Aleos, Aleus)は、ギリシア神話に登場する人物で、アルカディアの町テゲアーの王である。アペイダース(アルカスの子)の子で、ステネボイアと兄弟。ペレウスの娘ネアイラを妻とし、1女アウゲーと、2人の息子ケーペウス、リュクールゴスをもうけた。またアムピダマースをアレオスの子に加えることもある。 アレオスはテゲアーのアテーナー・アレアー神殿の創設者とされ、娘のアウゲーもこの神殿に仕える女神官であったといわれる。 神話によるとあるときテゲアーの大地が実らなくなるという異変が起こった。神託によると、アテーナーの神域内での涜神行為が原因であると告げられた。そこでアレオスが神域を調べると、アウゲーが密かに赤子を生み、それを隠していたことがわかった。アウゲーはヘーラクレースに襲われ、この赤子(テーレポス)を身ごもったのであった。アレオスはすぐに赤子をパルテニオン山に捨て、アウゲーをナウプリオスに引き渡し、他国に売りとばすよう依頼した。 アウゲーはミューシアの王テウトラースの手にわたり、テウトラースは彼女を妻、あるいは養女とした。テーレポスも無事に成長し、後にミューシアで母と再会したとされる。.

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アロペー

アロペー(Ἀλόπη, Alopē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアロペとも表記される。エレウシースの暴君ケルキュオーンの娘で、ポセイドーンとの間にヒッポトオーンを生んだが、そのためにケルキュオーンに殺された。 エウリーピデースは悲劇『アロペー』を書いたが、散逸した。.

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アローアダイ

アローアダイ(Ἀλωάδαι, )、あるいはアローエイダイ(Ἀλωεῖδαι, )は、ギリシア神話の双子の人物、あるいは巨人である。長母音を省略してアロアダイ、アロエイダイとも表記される。 アローエイダイはアローエウスの妻イーピメディアとポセイドーンとの間に生まれた双子オートス(Ὦτος, )とエピアルテース(Ἐφιάλτης, )のことで、アローエウスとイーピメディアの子とも言われ、アローエウスにちなんでアローアダイと呼ばれる。アローアダイは恐るべき怪力の持主だったが、幼くしてオリュンポスの神々に戦いを挑み、滅ぼされた。.

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アローエウス

アローエウス(Ἀλωεύς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアロエウスとも表記される。主に、.

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アンリ・ベルンスタン

アンリ・レオン・ギュスターヴ・シャルル・ベルンスタン(フランス語:Henry Léon Gustave Charles Bernstein、1876年6月20日 - 1953年11月27日)は、フランスパリ出身の劇作家。 ユダヤ人銀行家の父の元に生まれ、処女作『市場(Le Marché)』訳によっては『取引』などがある。を同国出身の演出家アンドレ・アントワーヌに送り、腕が認められ1900年に自由劇場で初演された。その後はの中心的存在となり『渇望(La Soif)』などの原作を手がけ、同国出身の劇作家アンリ・バタイユの好敵手としてバタイユと人気を二分した、2014年12月28日閲覧。。.

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アンワリー

アンワリー(ペルシャ語:انوری、ラテン文字表記例:Anvari、Anwari、1126年頃 - 1189年頃)は、ペルシャの詩人。現在のイランホラーサーンのに生まれた。フルネームは「アウハド・アッディーン・アリー・イブン・マフムード(اوحد الدین علی ابن محد انوری)」 - コトバンク、2015年10月12日閲覧。と言い、1153年にグズ・トルコ族がホラーサーンの侵入を受けて詠んだ愛国的な詩『ホラーサーンの涙』で特に有名である。その生涯の多くは分かっていないが、セルジューク朝第8代スルターンであるアフマド・サンジャルに宮廷詩人として仕えたことは分かっている。 その詩は難解な文体ではあるが天文学や占星術、数学、哲学にも精通し、多くの頌詩()を残したことから同じくペルシャの詩人であるフェルドウスィーやサアディーと並び称され、カスィーダ詩人としては最高峰に位置する。また頌詩のみならず叙情詩や四行詩、風刺詩も残した。.

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アントワーヌ=イザーク・シルヴェストル・ド・サシ

アントワーヌ=イザーク・シルヴェストル・ド・サシ(Antoine-Isaac Silvestre de Sacy、1758年9月21日 - 1838年2月21日)は、フランスの東洋学者、政治家。フランス革命から王政復古の時代にかけて、フランス東洋学の代表的な学者だった。.

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アンティノオス

アンティノオス(Ἀντίνοος, Antinoos)、あるいはアンティヌース(Ἀντίνους, Antinūs)は、ギリシア神話の人物で、ペーネロペーの求婚者の1人である。イタケーのエウペイテースの子で、求婚者たちのリーダー的な存在だが、怒りっぽく乱暴な男で、ペーネロペーもアンティノオスを恐れていた。 『オデュッセイア』によると、アンティノオスはテーレマコスがピュロスやスパルタに旅立ったことを知ると、帰国するテーレマコスを待ち伏せして暗殺しようとした。しかしアンティノオスはテーレマコスの船を発見できず、結局テーレマコスの帰国後にイタケーに戻ってきた。アンティノオスはなおもテーレマコスの暗殺を主張したがアムピノモスに反対された。乞食に変装したオデュッセウスがやって来たときには、オデュッセウスを連れて来た豚飼いのエウマイオスを非難し、他の求婚者たちがオデュッセウスに食べ物を恵んでいるのにアンティノオスだけが何も与えなかった。このためオデュッセウスがアンティノオスを非難するとアンティノオスは怒って足台を投げつけた。乞食のイーロスがオデュッセウスと口論したときには2人を格闘させ、イーロスがオデュッセウスの筋肉におびえると叱りつけた。弓競技では求婚者たちが誰も弓を引くことができなかったとき、翌日メランティオスに山羊を連れてこさせ、アポローンに犠牲を捧げて改めて挑戦しようと提案した。しかし競技に挑戦することになったオデュッセウスが自分に狙いをつけていることに気づかず、杯を口に運ぼうとしていたところを狙われ、喉を射抜かれて殺された。息子を討たれたエウペイテースはこれに激怒し、仇を討とうとしたがラーエルテースに討たれた。 一説にアンティノオスはペーネロペーを穢したので、オデュッセウスはペーネロペーをイーカリオスのもとに帰したという。.

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アンティマコス (ギリシア神話)

アンティマコス(Ἀντίμαχος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アンティポス

アンティポス(Ἄντιφος, Antiphos, Antiphus)は、ギリシア神話の人物である、主に、.

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アンティロコス

アンティロコス(Ἀντίλοχος, 、Antilochus)は、ギリシア神話の人物である。ピュロスの王ネストールの子で、ペルセウス、アレートス、エケプローン、ペイシストラトス、トラシュメーデース、ペイシディケー、ポリュカステーと兄弟で、パイオーンの父である。 ヘレネーの求婚者の1人であり、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人である。アンティロコスは俊足の優れた戦士で、パトロクロスに次ぐアキレウスのお気に入りだった。アンティロコスがエーオースの子(メムノーン)に討たれたことはすでに『オデュッセイア』で述べられ、ピンダロスは彼の死を称えている。またアンティロコスはアイスキュロスの散逸した悲劇『ミュルミードーン』の登場人物であった。.

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アンティオペー

アンティオペー(Ἀντιόπη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアンティオペとも表記される。主に、.

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アンティゴネ (ソポクレス)

『アンティゴネ』(アンティゴネー、Ἀντιγόνη、)は、古代ギリシア三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが紀元前442年ごろに書いたギリシア悲劇。オイディプスの娘でテーバイの王女であるアンティゴネを題材としている。 内容はソポクレスがテーバイ王家を題材に書いたほかの2作(『オイディプス王』『コロノスのオイディプス』)の後、アイスキュロスの『テーバイ攻めの七将』に続く時間軸の物語である。.

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アンティゴネー

アンティゴネー(Ἀντιγόνη, Antigonē)はギリシア神話に登場するテーバイの王女。長母音を省略してアンティゴネとも表記される。父はオイディプース、母はその妃で母親のイオカステー。.

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アンドライモーン

アンドライモーン(Ἀνδραίμων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアンドライモンとも表記される。主に、.

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アンドレウス

アンドレウス(Ἀνδρεύς, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アンドロゲオース

アンドロゲオース(Ἀνδρόγεως, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアンドロゲオスとも表記される。クレータ島の王ミーノースとパーシパエーの子で、カトレウス、デウカリオーン、グラウコス、アカレー(アカカリス)、クセノディケー、アリアドネー、パイドラーと兄弟。アルカイオス、ステネロスの父。.

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アンカイオス

アンカイオス(Ἀγκαῖος, Ankaios, Ancaeus)は、ギリシア神話の人物である。リュクールゴスの息子とサモス島の領主があり、同名の別人とされるが、アポロドーロスには後者の言及がない。ともにポセイドーンの息子とされる場合があり、アルゴナウタイの一人に数えられ、猪に殺されるという共通点を持ち、しばしば混同される。 ここではロバート・グレーヴスに従い、リュクールゴスの息子を「大アンカイオス」、サモス島の領主を「小アンカイオス」として記述する。.

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アンキーセース

en)『アイネイアースの逃亡』(1598年)。ローマ、ボルゲーゼ美術館所蔵。 アンキーセース(Ἀγχίσης, )は、ギリシア神話の人物である。ラテン語ではアンキーセス。長母音を省略してアンキセスとも表記される。 トロイア王イーロスの娘テミステーとアッサラコスの子カピュスの子。一説にアッサラコスの子ヒュギーヌス、94話。、またカピュスの子でラーオコオーンと兄弟とも言われる。愛と美の女神アプロディーテーに愛されたことで知られ、アイネイアース、リュロスをもうけた。またヒッポダメイアという娘もいた。.

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アンタイオス

アンタイオス(Ἀνταῖος,, Antaeus)とは、ギリシア神話に登場する好戦的な巨人である。ラテン語ではアンタエウス。 海神ポセイドーンの息子アポロドーロス、2巻5・11。、あるいは大地の女神ガイアの息子であり、英雄ヘーラクレースによって倒された。.

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アーチボルド・セイス

アーチボルド・ヘンリー・セイス(Archibald Henry Sayce、1845年9月25日 - 1933年2月4日)は、イギリスの東洋学者、言語学者。アッシリア学の代表的な研究者として知られ、またアナトリア象形文字解読の草分けであった。.

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アーエロペー

アーエロペー(Ἀερόπη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアエロペとも表記する。主に、.

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アーキス

fr)の絵画(1877年)。 アーキス(Ἆκις, Ākis)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアキスとも表記される。ギリシア神話の牧神パーン(ローマ神話のファウヌス)と河神シュマイトスの娘の子。 アーキスはニュンペーのガラテイアとの恋で有名で、シケリア島のエトナ山から流れるアーキス河になったといわれる。.

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アーソーポス

アーソーポス (Ἀσωπός, ) は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してアソポスとも表記される。アーソーポスはオーケアノスとテーテュースの子アポロドーロス、3巻12・6。、ペーローとポセイドーンの子、あるいはゼウスとエウリュノメーの子で、シキュオーンのアーソーポス河、あるいはボイオーティア地方のアーソーポス河の河神である。 シケリアのディオドロスによると、河神ラードーンの娘メトーペーとの間に2子ペラスゴス、イスメーノス、12人の娘コルキュラ、サラミース、アイギーナ、ペイレーネー、クレオーネー、テーベー、タナグラ、テスペイア、アーソーピス、シノーペー、オルニス、カルキスをもうけた。またアポロドーロスによると2子ペラゴーン、イスメーノスと、20人の娘たちをもうけた。.

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アッサラコス

アッサラコス (Ἀσσάρακος,, Assaracus) は、ギリシア神話の人物である。トローイア王トロースと河神スカマンドロスの娘カリロエーの子で、イーロス、ガニュメーデースと兄弟。河神シモエイスの娘ヒエロムネーメーとの間にカピュスをもうけた。カピュスはアンキーセースの父シケリアのディオドロス、4巻75・5。。しかし一説にガニュメーデースや、アンキーセースもアッサラコスの子とされる。アッサラコスはトロースの娘クレオメーストラーの子ともいわれる。シケリアのディオドロスによるとアッサラコスはダルダノス族の王となった。.

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アブラアム=ヤサント・アンクティル=デュペロン

アブラアム=ヤサント・アンクティル=デュペロン(Abraham-Hyacinthe Anquetil-Duperron、1731年12月7日 - 1805年1月18日)は、フランスの東洋学者、インド学者。アヴェスターとウパニシャッドをはじめて西洋に紹介したことによって知られる。.

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アプシュルトス

アプシュルトス(Ἄψυρτος, )、あるいはアブシュルトス(Ἄβσυρτος, )は、ギリシア神話の人物である。 アポロドーロスによればコルキスの王アイエーテースとオーケアノスの娘エイデュイアの子で、メーデイア、カルキオペーの弟だが、ロドスのアポローニオスによるとアイエーテースとコーカサスのニュムペーのアステロディアーの子で、異母兄弟のメーデイア、カルキオペーの兄である。 アプシュルトスはメーデイアがアルゴナウタイを助けたために殺されたが、様々な説がある。.

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アパレウス

アパレウス(Ἀφαρεύς, Aphareus)は、ギリシア神話の人物で、メッセーネーの王である。アレネー市の創建者。 ペリエーレースとゴルゴポネーの子で、テュンダレオース、イーカリオス、レウキッポスと兄弟。しかしテュンダレオスとイーカリオスはゴルゴポネーの再婚相手のオイバロスの子であるともいわれる。妻はオイバロスとゴルゴポネーの娘アレネーで、イーダース、リュンケウスの父。 都市アレネーの名は妻にちなむとされ、『イーリアス』にも名が挙げられている。 ペリエーレースの死後、アパレウスはレウキッポスとともにメッセーネーを支配したが、アパレウスの勢力はやがてレウキッポスより有力になっていった。 彼のもとにはしばしば国を追われた者がやって来て、アパレウスは彼らを受け入れてやった。特にネーレウスは土地を与えられピュロスを創建した。 アパレウスの子イーダースとリュンケウスはアパレウスにちなんでアパレーティダイ(アパレウスの子供たち)とも呼ばれ、特にイーダースは当世最強の英雄との名声があったが(『イーリアス』)、後に2人とも死んでしまい男子がいなくなったため、メッセーネーの支配権はネーレウスの息子ネストールに移ったという。.

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アドメートス

アドメートス(῎Αδμητος, Admētos, Admetus)は、ギリシア神話に登場するテッサリア地方ペライの王である。長母音を省略してアドメトスとも表記する。ペライを建設したペレースの子であり、ネメアーの王となったリュクールゴスとは兄弟。カール・ケレーニイによれば、「アドメートス」とは、「征服されない男」の意。 父ペレースの兄弟にアイソーンがあり、したがって、アイソーンの子イアーソーンとアドメートスは従兄弟の関係である。アドメートスはイアーソーン率いるアルゴナウタイの冒険に参加し、また、カリュドーンの猪狩りにも加わった。.

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アドラーストス

アドラーストス()はギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してアドラストスとも表記される。アルゴス王で、テーバイ攻めの七将の一人。.

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アイトラー

アイトラー(Αἴθρα, Aithrā)は、ギリシア神話の女性である。トロイゼーン王ピッテウスの娘で、テーセウスの母である。その名は「晴れた空」の意。長母音を省略してアイトラとも表記される。 アテーナイの王母としてあったが、晩年に至り、ヘレネーと共にトロイアに亡命した『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.6。。.

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アイトーロス

アイトーロス(Αἰτωλός,, Aetolus)は、ギリシア神話の人物である。アイトーリア地方の王。長母音を省略してアイトロスとも表記される。 エーリス地方の王エンデュミオーンと、水のニュムペー、あるいはイーピアナッサの子とも、またはアステロデア、アテーナイの王アムピクテュオーンの娘クロミアー、アルカディア地方の王アルカスの娘ヒュリッペーとの子で、パイオーン、エペイオス、エウリュキダーと兄弟ともいわれる。ポルバスの娘プロノエーとの間にプレウローン、カリュドーンをもうけた。一説にエンデュミオーンの父とも、アムピクテュオーンの子で、ロクリスの祖父ともいわれる。.

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アイテール

アイテール(Αἰθήρ, Aether)とは、ギリシア神話に登場する原初神で、天空神である。日本語では長母音を省略してアイテルとも表記する。.

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アイエーテース

アイエーテース(Αἰήτης, Aiētēs)は、ギリシア神話に登場するコルキス(現ジョージア)の王である。イアーソーン率いるアルゴナウタイの物語で、航海の目的である金羊毛の持ち主として登場する。長母音を省略してアイエテスとも表記する。 太陽神ヘーリオスとペルセーイスの子。兄弟にキルケー、パーシパエー、ペルセース。最初の妻エイデュイアとの間に娘のメーデイア、カルキオペー、2番目の妻アステロディアーとの間に息子アプシュルトスが生まれた。.

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アイギュプトス (ギリシア神話)

アイギュプトス(Αἴγυπτος,, Aegyptus)は、ギリシア神話の人物。エジプトの王であり、エジプトの国名の語源ともなったアポロドーロス、2巻1・4。。 エジプト王ベーロスと河神ナイルの娘アンキノエーの子で、ダナオスと双子の兄弟。アルギュピュエーとの間にリュンケウスとプローテウスをもうけた他、多くの女性と結婚し50人の息子の父となった。.

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アイギーナ

アイギーナ (Αἴγινα,, Aegina)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してアイギナとも表記する。アイギーナ島の名の由来とされるアポロドーロス、3巻12・6。パウサニアス、2巻29・2。シケリアのディオドロス、4巻72・5。。 アイギーナは河神アーソーポスとメトーペーの娘の1人で、ピンダロスによればテーベーと双子の姉妹、アーソーポスの末の娘である。ゼウスとの間にアイアコスを、アクトールとの間にメノイティオスを生んだ。.

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アイギアレイア

アイギアレイア(Αἰγιάλεια,, Aegialea)、あるいはアイギアレー(Αἰγιαλη, )は、ギリシア神話の女性。.

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アイギアレウス

アイギアレウス(Αἰγιαλεύς,, Aegialeus)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アイギストス

アイギストス(Αἴγισθος, Aigisthos, Aegisthus)は、ギリシア神話の人物である。名前は「山羊の力」を意味する。 テュエステースとペロピアーの息子、ペロピアーはテュエステースの娘であり、ペロピアーとアイギストスは姉と弟の関係でもある。.

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アイゲウス

アイゲウス (Αἰγεύς, Aigeus, Aegius) は、ギリシア神話の登場人物。アテーナイの王。パンディーオーンの息子。トロイゼーン王ピッテウスの娘アイトラーとの間に英雄テーセウスをもうけた。テーセウスの父はポセイドーンともいわれる。.

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アイスキュロス

アイスキュロス(Αισχύλος,, 紀元前525年 - 紀元前456年)は、古代アテナイの三大悲劇詩人のひとりであり、ギリシア悲劇(アッティカ悲劇)の確立者。代表作はオレステイア三部作。.

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アイソーン

アイソーン(Αἴσων,, Aeson)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してアイソンとも表記される。 クレーテウスとテューローの子。英雄イアーソーンの父。妻はアウトリュコスの娘ポリュメーデー、またはアルキメデーとされる。 イオールコスの王であったが、異父兄弟でありポセイドーンの子であるペリアースのために王座を奪われ、亡命しなければならなかった。 オウィディウスの『変身物語』第7巻には、年老いたアイソーンがメーデイアの魔力で若返る神話が記されている。メーデイアがヘカテーの助力を得て、青春の女神ヘーベーの力を引き出して、アイソーンが40歳以上を若返らせることに成功した。.

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アイタリデース

アイタリデース(Αἰθαλίδης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアイタリデスとも表記される。ミュルミドーンの娘エウポレメイアとヘルメースの子ヒュギーヌス、14話。。テッサリアー地方のラーリッサの出身。アルゴナウタイの1人で、伝令使の役を務めた。 母エウポメレイアはプティーアの出身で、アンプリュッソス河畔でアイタリデースを生んだ。 アイタリデースは父ヘルメースから、死後も消えない記憶力を授かったといわれる。このおかげでアイタリデースは生前から記憶力に優れ、生まれ変わった後もその記憶を持ち続けた。しかしそれだけでなく死後に経験したことや、生まれ変わったときのことも覚えていて、トローイア人のエウポルボスに転生したときに、そのことを人々に話した。さらにその後もヘルモティモス、ピュロスを経て、ピュータゴラースに転生したという。.

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アイサコス

アイサコス(Αἴσακος,, Aesacus)は、ギリシア神話の人物である。トロイアの王プリアモスとメロプスの娘アリスベーの子アポロドーロス、3巻12・5。。あるいは河神グラーニーコスの娘アレクシロエーとの子オウィディウス『変身物語』11巻。。妻は河神ケブレーンの娘アステロペー。.

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アウトノエー

アウトノエー(Αὐτονόη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してアウトノエとも表記する。.

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アウトメドゥーサ

アウトメドゥーサ(Αὐτομέδουσα, )は、ギリシア神話の女性である。アルカトオスの娘。ヘーラクレースの異父兄弟イーピクレースと結婚してイオラーオスを産んだアポロドーロス、2巻4・11。。アウトメドゥーサはイーピクレースの最初の妻だったと伝えられている。子供のイオラーオスは成長してヘーラクレースの冒険を助けた。.

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アウトリュコス

アウトリュコス(Αὐτόλυκος, )は、ギリシア神話の人物である。盗みの名人として知られ、アルゴナウタイの一人に数えられる。 ダイダリオーンの娘キオネーとヘルメースの息子で、ピラムモーンとは父親の違う双子の兄弟だともいう。アウトリュコスはアムピテアーを妻とし、アンティクレイア、ポリュメーデー、アイシモスが生まれた。アンティクレイアはオデュッセウスの母、ポリュメーデーはイアーソーンの母(別説ではアルキメデーとされる)、アイシモスはシノーンの父となった。 父ヘルメースから盗みの技と巧妙な偽誓の術を学び、手で触れるものすべてを目に見えないようにすることができた。また、白い獣を黒く、黒い獣を白くする術を心得、角のある獣から角を取り去って、それを角のない獣に取り付けることもできた。カール・ケレーニイによれば、アウトリュコスとは「狼そのもの」の意である。.

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アウクソー

アウクソー(Αὐξώ, Auxō)は、ギリシア神話に登場する女神である。カリスの一柱で美と成長を司る。長母音を省略してアウクソとも表記される。別名はアウクセシアー(Αυξησια, Auxesia)で、ダミアーと関連する。 古代ギリシア語の「成長」、「大きくする女神」を象徴する女神の意味である。 アッティカ地方、特にアテナイではヘーゲモネーとともに2柱説の女神カリスの1柱である。アウクソーは春を司るカリスで、万物の生長を掌る。ヘーゲモネーは秋を司るカリスで、果実の収穫を掌る。またゼウスとテミスとの間に生まれた季節の女神・ホーラの1柱ともされており、夏を司る存在として植物の生長を象徴する。タロー、カルポーとともに3柱説のホーラの1柱でもある。.

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アウゲー

アウゲー (Αὔγη, Augē) は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してアウゲとも表記する。 アルカディアの町テゲアーの王アレオスの娘で、ケーペウス、リュクールゴスと兄弟。ヘーラクレースの子テーレポスを生んだのち、ミューシアの王テウトラースの妻、あるいは娘となった。.

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アウゲイアース

アウゲイアース (Αὐγείας,, Augeas) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアウゲイアスとも表記する。エーリス地方の王で、ヘーラクレースの「十二の功業」のうち5番目の課題である「アウゲイアースの家畜小屋掃除」に登場することで知られる。イアーソーン率いるアルゴナウタイの1人にも数えられるアポロドーロス、1巻9・16。ヒュギーヌス、14話。。 ヘーリオスとアムピダマースの娘ナウシダメーの息子。異説では父親はポセイドーンアポロドーロス、2巻5・5。、ポルバースシケリアのディオドロス、4巻69・3。、エーレイオスともいう。母親についてもイーピポエーあるいはナウピダメーともいわれる。兄弟にアクトール。息子にピューレウス、アガステネース『イーリアス』2巻。パウサニアス、5巻3・3。、娘にアガメーデー、エピカステーがある。カール・ケレーニイによれば、アウゲイアースとは「輝ける男」の意である。.

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アエロー

アエロー(Αελλω, 、「疾風」を意味する)は、ギリシア神話に登場するハルピュイアの一人である。日本語では長母音記号を省略してアエロとも表記される。 タウマースとエーレクトラーの娘で、オーキュペテーと姉妹。あるいはタウマースとオゾメネーの娘で、オーキュペテー、ケライノーと姉妹。 アポロドーロスはアルゴナウタイの物語の中で、アエロプース(Ἀελλόπους,, 嵐の足)という別名を挙げている。それによると、ハルピュイアたちは神々に命じられてピーネウスの食卓をさらったが、翼を持つアルゴナウタイ・カライスとゼーテースに追いかけられ、アエロプースはペロポネーソス半島のティグレース河に墜落した。ただし墜落したのはニーコトエー(Νικοθόη,, 突風)であるともいい、対してオーキュペテー(あるいはオーキュトエー、ヘーシオドスによればオーキュポデー)はエキーナデス群島に逃げのびたという。.

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アエードーン

アエードーン (Ἀηδών, Aēdōn)は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してアエドンとも表記される。 ホメーロスによれば、ゼウスに罰せられたパンダレオースの娘。彼女はテーバイの王ゼートスとの間に2人の子をもうけたが、夫の兄弟であるアンピーオーンの妻ニオベーが14人の子を生んだのをねたみ、ニオベーの子を殺そうとして、誤ってわが子を殺してしまった。悲しみにくれる彼女を哀れんだゼウスは、アエードーンの姿をナイチンゲールに変えた。 また別の話では、ポリュテクノス(技巧な大工)の妻。夫婦仲のよさを自慢したため女神ヘーラーの怒りを招き、2人は仲たがいする。夫が妹のケリドニスを誘惑した復讐に息子イティスを殺す。哀れんだゼウスがアエードーンをウグイス、ケリドニスをツバメ、ポリュテクスをキツツキに変えたという。.

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アエトリオス

アエトリオス(Ἀέθλιος, )は、ギリシア神話の人物である。デウカリオーンの娘プロートゲネイアとゼウスの子でパウサニアス、5巻1・3。、オプースと兄弟。アイオロスの娘カリュケーとの間にアポロドーロス、1巻7・5。エンデュミオーンをもうけた。パウサニアスによると、アエトリオスはエーリス地方の最初の王とされる。また一説にアエトリオスはアイオロスの子だったが、ゼウスの子と呼ばれていたという。 なお、息子のエンデュミオーンは月の女神セレーネーに愛されたことで有名。.

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アカマース

アカマース(Ἀκάμας,, Acamas)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアカマスとも表記される。同名の人物が数名いる。.

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アカストス

アカストス(Ἄκαστος,, Acastus)は、ギリシア神話に登場するイオールコスの王である。ペリアースとアナクシビアー、あるいはピューロマケーの子。姉妹にペイシディケー、ペロペイア、ヒッポトエー、アルケースティス。娘にステロペー、ステネレー、ラーオダメイアがあり、ラーオダメイアはトロイア戦争において敵地に真っ先に上陸して戦死したプローテシラーオスの妻となった。 アカストスはイアーソーンが率いるアルゴナウタイに加わった。これは父ペリアースの意志に反した参加だったともいう。ペリアースが死ぬとイオールコスの王位を継ぎ、ペリアースを殺したメーデイアとイアーソーンを追放に処した。 このほか、ペーレウスの神話で以下のように語られている。.

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アガウエー

アガウエー (Ἀγαύη,, Agave) は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してアガウエとも表示する。.

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アガステネース

アガステネース(Αγασθένης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアガステネスとも表記される。 エーリス地方の王アウゲイアースの子で『イーリアス』2巻624行。パウサニアス、5巻3・3。、ピューレウス、アガメーデー、エピカステーと兄弟。妻ペローリスとの間にヒュギーヌス、97話。、ポリュクセノスをもうけた。 ヘーラクレースがエーリス地方を占領したとき、かつてアウゲイアースと裁判で争ったさいに自分の味方をしたピューレウスをドゥーリキオンから呼び戻し、エーリスの王とした。しかしピューレウスはエーリスの国制を制定した後にドゥーリキオンに帰った。そのためアウゲイアースの死後、アガステネースが父の王権を継いだ。 アポロドーロスもヘーラクレースはピューレウスに王権を与えたとしているが、アウゲイアースとその息子たちは殺されたことになっている。.

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アキレウス・タティウス

アキレウス・タティウス(ギリシア語: Ἀχιλλεύς Τάτιος、ラテン文字表記:Achilleus Tatios、生没年不詳)は、古代ギリシアアレクサンドリア出身の小説家。 2世紀頃の人物 - コトバンク、2013年2月10日閲覧。だが、生涯については正確な資料は現存していない。。また、古代ギリシア文学研究者の高津春繁はアキレウス・タティウスがキリスト教の司教で古代ギリシアの詩人であったアラトスの注釈家を務めていた説について誤伝と述べている。 2013年現在、残っている作品は恋する男女の行く末を書いた物語『』と5篇の小説のみである。なお、『レウキッペとクリトフォン』はギリシア恋愛小説の中でも最後のものとされビザンティン帝国の時代に広く読まれた。.

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アクリシオス

アクリシオス(Ἀκρίσιος,, Acrisius)は、ギリシア神話の人物である。アルゴス王アバースとマンティネウスの娘アグライアーの子で、プロイトスと双子の兄弟アポロドーロス、2巻2・1。。ラケダイモーンの娘エウリュディケー、あるいはアガニッペーとの間にダナエーをもうけたヒュギーヌス、63話。。またエウアレーテーという娘もいた。ダナエーはペルセウスの母、エウアレーテーは一説にオイノマオスの妻。 ソポクレースは悲劇『アクリシオス』、『ダナエー』、『ラーリッサの人々』を書いたが散逸した。.

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アクタイオーン

アクタイオーン(Ἀκταίων,, Actaeon)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してアクタイオンとも表記される。父はアポローンの子アリスタイオス、母はテーバイの王カドモスの娘アウトノエーとされているアポロドーロス、3巻4・4。ヒュギーヌス、180話。ヒュギーヌス、181話。。 アクタイオーンが女神アルテミスに対する不敬のために罰っせられた物語は主にエウリーピデース『バッコスの信女』、オウィディウス『変身物語』、アポロドーロス、ヒュギーヌスなどで触れられており、特にオウィディウス『変身物語』の物語が有名である。.

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アクタイオス

アクタイオス(Ἀκταῖος, )は、ギリシア神話の人物。.

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アグライアー

アントニオ・カノーヴァによる彫刻『三美神』(1813年-1816年頃)。サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館所蔵。 アグライアー(Ἀγλαΐα, )は、ギリシア神話に登場する女神である。アプロディーテーの侍女である三美神・カリスの一柱で典雅・優美を司る。長母音を省略してアグライアとも表記される。 古代ギリシア語の「輝き」を象徴する女神の意味である。 ゼウスとエウリュノメーの3人の娘の1人で、エウプロシュネー、タレイアと姉妹。カリスたちのうちで最も若い(ホメーロスによればパーシテアーは最も若いカリスとなった)。鍛冶神・ヘーパイストスの妻とされることもある。ホメーロスの挙げるカリス(カレー)と同一視された。 ノンノスの挙げるパーシテアー、ペイトー、アグライアーの「三美神」には含まれるが、ディオニューソスとアプロディーテーの3人の娘の1人となっている。.

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アグラウロス

アグラウロス (Ἄγλαυρος, / Ἄγραυρος, ) は、ギリシア神話の女性である。主に、.

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アグリオス

アグリオス(Ἄγριος,, Agrius)は、ギリシア神話の登場人物である。英語ではアグリアス。主に、.

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アゲラーオス

アゲラーオス (Ἀγέλαος, ) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアゲラオスとも表記される。主に、.

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アゲーノール

アゲーノール (Ἀγήνωρ, ) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアゲノルとも表記される。同名の人物が複数知られ、その主なものは、.

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アザーン (ギリシア神話)

アザーン(Ἀζάν, ) は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してアザンとも表記される。アルカディアの王アルカスとニュムペー(ドリュアス)のエラトーの子で、アペイダース、エラトスと兄弟。また異母兄弟にアウトラオスがいた。1子クレイトールの父。 アザーンは、アルカスが王国を3つに分割したとき、くじでアザニアーを得た。一説によると、アザーンはオーレノスの王デクサメノスの娘ヒッポリュテーと結婚したが、ケンタウロスのエウリュティオーンがヒッポリュテーに乱暴をしようとしたため、結婚式に出席していたヘーラクレースが退治したといわれる。またアザーンの死後に行われた競技祭は葬礼競技の嚆矢とされるが、エーリスの王アイトーロスが追放されたのは、この競技祭で殺人を犯してしまったからだという。なお、子のクレイトールはアルカディアの王となったが子供がなかったので、王権はエラトスの子アイピュトスに移ったという。.

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アシアー

アシアー(Ἀσία, )は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してアシアとも表記される。 オーケアノスとテーテュースの娘で、一説にティーターンの1人イーアペトスとの間に、アトラース、メノイティオス、プロメーテウス、エピメーテウスを生んだという。さらに別の説によればアシアーはプロメーテウスの妻で、アジアー(アジア大陸、あるいは小アジア)という地名はアシアーに由来するという。しかしリューディア人によればアジアーという地名はマネースの子コテュスの子アシアースに由来し、サルディースのアシアー氏も同じであるという。.

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アシオス (ギリシア神話)

アシオス (Ἄσιος, Asios, Asius) は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アストライアー

アストライアー (Ἀστραία, Astraiā)は、ギリシア神話に登場する女神である。一説ではゼウスとテミスの娘。他説では星空の神アストライオスと暁の女神エーオースの娘。アストライアーの名は、「星のごとく輝く者」、「星乙女」の意味である。ホーラ(ホーライ)三女神の一柱で、正義の神格化であるディケー女神と同一視された。有翼の女性として表される事もある。 ラテン語形はアストライアー(Astraea)またはアストレア。ローマ神話の正義の女神であるユースティティアと同一視された。 乙女座.

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アストライオス

アストライオス(Ἀστραῖος,, Astraeus)は、ギリシア神話の星空の神である。その名は「星の男」の意。 ティーターンのクレイオスとポントスの娘エウリュビアーの子で、パラース、ペルセースと兄弟。エーオースとの間に、西風の神ゼピュロス、北風の神ボレアース、南風の神ノトス、さらに明けの明星エーオースポロスと星々をもうけた。アポロドーロスでは風と星をもうけたとあり、ヒュギーヌスではゼピュロス、ボレアース、ノトス、ファウォーニウスをもうけたとある。.

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アステュダメイア

アステュダメイア(Ἀστυδάμεια, )は、ギリシア神話の女性である。主に、.

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アステュオケー

アステュオケー (Ἀστυόχη, ) は、ギリシア神話の女性である。同名の女性が複数知られ、.

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アステリアー

アステリアー(Ἀστερία, )は、ギリシア神話に伝わる女神である。長母音を省略してアステリアとも表記される。 ティーターン神族のコイオスとポイベーの娘であり、レートーとは姉妹。ペルセースとの間に娘ヘカテーを生んだとされる。一説にポーロスとポイベーの娘。その名は「星座」、あるいは「星の女」を意味するとされる。 あるときアステリアーはゼウスに気に入られてしまい、彼から逃れようとした。逃げ切れないと悟ったときに姿を鶉に変え、海に身を投げた。他説ではアステリアーはゼウスに鶉に変えられ、海に投げ捨てられた。そこから島が生まれ、オルテュギアー島(Isola di Ortigia)と名付けられた。この島は後にゼウスに愛されたレートーがやって来てアポローンとアルテミスを産み、デーロス島と改名された。 またキケロは、複数のヘーラクレースのうちテュロスで崇められた第4のヘーラクレースは、ユーピテル(ゼウス)とアステリアーの子であり、その娘はカルターゴーであるとしている。.

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アスカラポス

アスカラポス (Ἀσκάλαφος,, Ascalaphus) は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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アスカニオス

アスカニオス(Ἀσκάνιος, Askanios, Ascanius)は、ギリシア神話に登場するアイネイアースの子で、ローマ神話に登場する伝説上の王である。ラテン語ではアスカニウス。 父がアイネイアースである事は間違いないが、母や兄弟・子供については伝承によって違いがある。.

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アタマース

アタマース (Ἀθάμας, ) は、ギリシア神話に登場するボイオーティア地方のオルコメノスの王である。長母音を省略してアタマスとも表記される。 アイオロスとエナレテーの子。父アイオロスはアイオリス人の祖とされ、アタマースの兄弟はみなテッサリアー地方周辺の王ないしは都市創建者である。クレーテウスはテッサリアー王、シーシュポスはコリントス(当初はエピュラー)の創建者、サルモーネウスはエーリス地方のサルモニアの創建者、デーイオーンはポーキス地方の王、マグネースはセリーポスの創建者、ペリエーレースはメッセーネー地方の王である。姉妹にカナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、カリュケー、ペリメーデー。 最初の妻ネペレーとの子にプリクソス、ヘレー、2番目の妻イーノーとの子にレアルコス、メリケルテースアポロドーロス、1巻9・1。ヒュギーヌス、1話。、3番目の妻テミストーとの間にレウコーン、エリュトリオス、スコイネウス、プトーオスアポロドーロス、1巻9・2。、スピンキオス、オルコメノス、ポリュピリオーンの子供たちがある。.

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イリュリオス

イリュリオス(Ἰλλύριος, )は、ギリシア神話の人物である。テーバイの王カドモスとハルモニアーの子でアポロドーロス、3巻5・4。、アウトノエー、イーノー、セメレー、アガウエー、ポリュドーロスと兄弟。イリュリアの名祖で、カドモスがイリュリア人の王となった後に生まれたとされる。 一説によれば(アッピアノス)、イリュリオスはポリュペーモスとガラテイアの子で、ガラース、ケレースと兄弟であり、それぞれイリュリア人、ガラテイア人、ケルト人の祖であるとされる。.

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イーナコス

イーナコス(Ἴναχος, Īnachos)は、ギリシア神話の神で、アルゴリス地方を流れるイーナコス河の河神である。長母音を省略してイナコスとも表記される。 ソポクレースは神話をもとに悲劇『イーナコス』を書いたが散逸した。.

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イーノー

イーノー(Ἰνώ, Īnō)はギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してイノとも表記する。 テーバイの王女として生まれ、のちにボイオーティアの王妃となった。死後、ゼウスによって女神とされ、海の女神レウコテアー(Leukothea)あるいはレウコトエー(Leukothoe)として信仰された。レウコテアーとは「白い女神」の意である。 カドモスとハルモニアーの娘。兄弟にポリュドーロス、イリュリオス。姉妹にアウトノエー、セメレー、アガウエー。ボイオーティアの王アタマースの後妻となり、二人の息子、レアルコスとメリケルテースを生んだ。.

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イーリアス

イーリアスの表紙(1572年・Rihel社) 『イーリアス』(Iλιάς, Ilias, Iliad)は、ホメーロスによって作られたと伝えられる長編叙事詩で、最古期の古代ギリシア詩作品である。.

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イーリオネー

イーリオネー(Ἰλιόνη, Īlionē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイリオネとも表記される。トロイアの王プリアモスとヘカベーの娘で、トラーキアのケルソネーソスの王ポリュメーストールの妻となり、デーイピュロスを生んだ。 ヒュギーヌスによると、イーリオネーはプリアモスから生まれたばかりの末の弟ポリュドーロスを預けられた。そこでイーリオネーはトロイアが滅亡してもポリュドーロスが生き延びられるように、デーイピュロスとを入れ替え、ポリュドーロスを我が子として育てた。後にトロイア戦争でトロイアが滅亡したとき、ギリシア軍はポリュメーストールに莫大な報酬と引き換えにポリュドーロスを殺すことを求め、ポリュメーストールは自分の子デーイピュロスをポリュドーロスと思って殺した。その後、ポリュドーロスが成長すると真実を話し、ポリュメーストールを殺すことを勧めた。.

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イーピノエー

イーピノエー(Ἰφινόη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイピノエとも表記される。主に、.

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イーピダマース

イーピダマース(Ἰφιδάμας, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してイピダマスとも表記される。.

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イーピアナッサ

イーピアナッサ(Ἰφιάνασσα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイピアナッサとも表記される。主に、.

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イーピクレース

イーピクレース(Ἰφικλῆς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクレスとも表記される。 アムピトリュオーンとアルクメーネーの子で、ゼウスの子ヘーラクレースと異父兄弟。アルカトゥースの娘アウトメドゥーサとの間にイオラーオスを、また新たにクレオーンの娘を妻として2人の子をもうけた。しかしクレオーンの娘との間に生まれた子供は気が狂ったヘーラクレースに殺された。一説によるとイオペーという娘がいて、テーセウスの妻になった。 カリュドーンの猪狩りに参加したが、参加したのは子のイオラーオスのほうだともいわれる。.

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イーピクロス

イーピクロス(Ἴφικλος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイピクロスとも表記される。主に、.

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イーピス

イーピスἾφις, )は、ギリシア神話の人物である。男性名としても女性名としても用いられる。長母音を省略してイピスとも表記される。主に、.

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イードメネウス

イードメネウス(;Ἰδομενεύς,, 「イーデーの力」の意味)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してイドメネスとも表記される。クレータ島の王。の息子で、クレーテーと兄妹、モロスとは異母兄弟。クレータ王ミーノースの孫にあたる。息子の名はオルシロコス。 ヘレネーの求婚者の1人としてクレータ島の軍勢80艘を率いてトロイア戦争に参加する。モロスの子は彼の従者であり戦友である。アガメムノーンの助言者の1人。トロイア戦争当時には初老であったが、アガメムノーン、ディオメーデース、オデュッセウスといったアカイア勢の英雄たちがヘクトールの猛攻で傷つき倒れた際に、危地を救うべく奮戦している。トロイアの木馬の中にいたアカイア勢の1人であり、13人の敵兵とブレムーサ(トローイア側の援軍アマゾーンの1人)を倒している。トロイア戦争を無事に生き残り帰国した。 アテーナイのアポロドーロスによる後の伝承では、帰国する際にイードメネウスの船は嵐に遭遇し、ポセイドーンに「この状況から救ってくれるのなら、国に戻って初めて会うものを生け贄に捧げる」と誓った。しかし初めて出会ったものは彼の息子で、イードメネウスは彼を生け贄に捧げた。神は息子を生け贄に捧げたことに怒り、疫病をクレータ島に遣わし、クレータ人はイードメネウスを追放した。その後彼はアナトリア半島のコロポーンで亡くなった。マルクス・テレンティウス・ウァロによるとサレンティーニ人は彼の子孫である。 他の伝承では、レウコスという男がイードメネウスの妻メーダーを誘惑し、後に殺害、王位を奪ってイードメネウスをクレータ島から追放した。 Achterbergらの仮説によれば、ファイストスの円盤はイードメネウスに言及している( i-du-ma-na という単語が存在する B.IX)。 モーツァルトの1781年のオペラ・セリア『イドメネオ』はイードメネウスのクレータ島への帰還を題材にしている。.

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イーダース

イーダース(Ἴδας, Īdās)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイダスとも表記される。アイギュプトスの息子、アパレウス(またはポセイドーン)の息子の二人が登場する。.

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イーアペトス

イーアペトス(Ἰάπετος,, Iapetus)は、ギリシア神話に登場する神である。ウーラノスとガイアの息子でティーターン族の1人である。 日本語では長母音を省略してイアペトスとも呼ぶ。.

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イーアシオーン

イーアシオーン(Ἰασίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイアシオンとも表記される。女神デーメーテールに愛されるもゼウスによって引き裂かれた。 アトラースの娘エーレクトラーとゼウスの息子で、ダルダノスの兄弟アポロドーロス、3巻12・1。。ハルモニアーが兄妹とされることもある。デーメーテールとの間にプルートスをもうけたヘーシオドス『神統記』969行-971行。。あるいはプルートスとピロメロスの双子であったといわれ、他に女神キュベレーとの間に息子コリュバース(Korybas)をもうけたともされるシケリアのディオドロス、5巻49・2。。.

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イーオー

en)所蔵(Inv. 585) イーオー(Ἰώ, ラテン文字転写: 、Io)は、ギリシア神話に登場する女性。長母音を省略してイオとも表記される。ゼウスの恋人であり、牝牛に姿を変えられてギリシアからエジプトまで各地をさまよった。 イーオーの生まれに関しては諸説があり、アイスキュロスら悲劇詩人の多くやオウィディウス、ヒュギーヌス、年代記作者のカストールらは河の神イーナコスの娘であるとし、ヘーシオドス、アクーシラーオスによればペイレーンの娘とする。アポロドーロスはイーアソスの娘との説も紹介している。 イーナコスはアルゴス地方(アルゴリス)を流れる河であり、アルゴスはゼウスの妃ヘーラー信仰の中心地であった。イーオーはアルゴスでヘーラーに仕える女神官を務めたとされる。.

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イーカリオス

イーカリオス(Ἰκάριος, Īkarios)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイカリオスとも表記される。主に、.

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イーカロス

イーカロス(Ἴκαρος, ラテン文字化:, Icarus)は、ギリシア神話に登場する人物の1人である。蝋で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで蝋が溶けて翼がなくなり、墜落して死を迎えた。イーカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話として有名である。長母音を省略したイカロスや、ラテン語読みのイカルスとも表記される。.

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イドモーン

イドモーン(Ἴδμων, )は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してイドモンとも表記される。.

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イアルメノス

イアルメノス(Ἰάλμενος, )は、ギリシア神話の人物である。アゼオスの子アクトールの娘アステュオケーとアレースの子で、アスカラポスと兄弟『イーリアス』2巻511行-516行。。プリクソスの子孫にあたり、アスカラポスとともにオルコメノスを支配した。アスカラポスとともにヘレネーの求婚者の1人、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人で、木馬作戦にも参加した。戦後は黒海沿岸に移住したとされる。なお、この兄弟は一説によるとアルゴナウタイでもあると言われる。.

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イェジ・クリウォヴィチ

イェジ・クリウォヴィチ(Jerzy Kuryłowicz、1895年8月26日 – 1978年1月28日)は、ポーランドの言語学者。特にインド・ヨーロッパ語族の研究で知られる。.

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イオバテース

イオバテース(Ἰοβάτης, Iobatēs)は、ギリシア神話の人物で、リュキアの王である。長母音を省略してイオバテスとも表記される。 ステネボイア(あるいはアンテイア)、ピロノエー(あるいはカッサンドラー、アルキメネー、アンティクレイア)の父。 神話によると、アクリシオスによってアルゴスを追放されたプロイトスに娘ステネボイアを与え、さらに軍を率いてアルゴスを攻め、ティーリンスを得てプロイトスを王にした。 後にプロイトスがベレロポーンを送ってきたとき、イオバテースはベレロポーンにキマイラ退治、ソリュモイ人やアマゾン族の討伐を命じ、さらにリュキア兵を待ち伏せさせて、帰って来たベレロポーンを殺そうとした。しかしベレロポーンはこれらの難業をやり遂げ、待ち伏せしていた兵を全て殺して戻ってきた。そのためイオバテースはベレロポーンが神の子だと考え、ピロノエーと結婚させて、リュキアの半分を支配させたという。.

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イオラーオス

ヘーラクレースとイオラーオス。紀元前1世紀頃のモザイク。イタリア、アンツィオ。 イオラーオス(Ἰόλαος, 、Iolaus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してイオラオスとも表記される。 ヘーラクレースの異父兄弟イーピクレースとアウトメドゥーサの子。クレオーンの娘メガラーとの間にレイペピレーをもうけた。レイペピレーはヘーラクレイダイのピューラースと結婚し、ヒッポテースとテーローの母となった。 イオラーオスはエウリュステウスに仕えた父イーピクレースとは異なり、ヘーラクレースの戦車の御者として冒険に同行し、ヘーラクレースの多くの冒険を助けた。.

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イオレー

イオレー(Ἰόλη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してイオレとも表記される。オイカリア王エウリュトスの娘で、イーピトス、クリュティオス、トクセウス、モリオーンと兄弟。ヘーラクレースとデーイアネイラの子ヒュロスの妻となり、クレオダイオス、アリスタイクメー、エウアイクメーを生んだパウサニアスもエウアイクメーに関して、ヘーシオドスの『大エーホイアイ』の説として同様の伝承に触れている(4巻2・1)。。.

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イジー・ヴォルケル

イジー・カレル・ヴォルケル(チェコ語:Jiří Karel Wolker、1900年3月29日 - 1924年1月3日)は、チェコスロバキア(国籍はチェコ)プロスチェヨフ出身の詩人・ジャーナリスト。 チェコスロバキア共産党の創立メンバーでありながら1920年代のプロレタリア詩の先駆者として詩集『『家への客』などとも訳されている。』や『きびしい時間(Těžká hodina)『苦しい時間』などとも訳されている。』を発表するものの、結核のため僅か23歳で夭折した。ヴォルケルの生前に発表された詩集は『家へ来た客』と『きびしい時間』の2詩集だけであった。 裕福な銀行員の家庭に生まれ、高校を卒業後、プラハの大学で法律を専攻する一方でチェコスロバキア共産党に入党した。生前に2つの詩集を発表するものの、結核により夭折。ヴォルケルの死後、詩集『3つの劇(Tři hry)』や童話『太陽を盗んだ百万長者の話(O milionáři, který ukradl slunce)』や『煙突掃除夫の話』などの優れた児童文学作品が出版された。.

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イスキュス

イスキュス(Ἴσχυς, ) は、ギリシア神話の人物である。「強い男」の意。アルカディアの王アルカスの子エラトスの子で、アイピュトス、キュレーン、ペレウス、ステュムパーロスと兄弟。しかし元来はラピテース族のエラトスの子であったらしい。 神話によるとイスキュスはプレギュアースの娘コローニスと結婚したか、あるいは愛人関係を結んだ。しかしコローニスはすでにアポローンの子アスクレーピオスを身ごもっていたため、イスキュスはコローニスとともに神に罰せられた。パウサニアスはイスキュスがアルテミスに射殺されたことをほのめかし、ヒュギーヌスはゼウスの雷に撃たれたと述べている。なお、アントーニーヌス・リーベラーリスではコローニスの愛人はアルキュオネウスとされている。.

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ウーラノス

ウーラノス(Ουρανός、Ouranos)は、ギリシア神話に登場する天空神である。全宇宙を最初に統べた原初の神々の王とされる。果てしなく巨大な体躯を持ち、無数の銀河系が鏤められた宇宙を常に身に纏っている。ウーラノスとはギリシア語で 「天」 の意味で、天そのものの神格化である。日本語では長母音を省略してウラノスとも表記する。 ローマ神話にも取り入れられカイルス(Caelus)と呼ばれる高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、60,95,104,287頁。。.

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ウーラニアー

ウーラニアー(Οὐρανία, )は、ギリシア神話に登場する女神である。「天上の女」の意。長母音を省略してウラニアとも表記される。.

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ウーレアー

ウーレアー(Oὔρεα。発音:Oὔρος。Ourea)は、ギリシア神話に登場する山神である。もっとも単純に山を神格化した存在である。 ヘシオドス『神統記』によればガイアが産んだ子の一人でありヘーシオドス、129~131。、ガイアの産んだ神・女神の中で最初の人物の一人にも当たる。『神統記』では以下のように記されている。 ガイアは丘に住むニムフたちに優美な社交の場となるべく 延々と続く丘陵(ウーレアー)を生み出した。 ウーレアーは10人いた。エトナ、アトス、ヘリコン、ニソス、オリンポス(1,2)、オレイオス、パルネス、トモーロスであり、ウーラノスやポントスと同様、ガイアの単為生殖によりできた。ギリシャ人は個々の山を擬人化することは、リュディアの王や山であったトモーロスを例外として、殆ど無かった。どの山もそれぞれ独自のニムフ、オーリアッドを持っていたと言われていた。 ミノア文明の創造の象徴である、五階建の宮殿はギリシャ本土の建築物においてしばしば擬人化されていた。これは山においてはほとんど該当しなかった。.

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ウゥルカーヌス

バーミングハム市から贈られたもの。 ウゥルカーヌス(Vulcānus)はローマ神話に登場する火の神高津 1960, p. 60.

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ウェルトゥムヌス

ウェルトゥムヌス(Vertumnus)は、ローマ神話に登場する果樹と果物の神高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、60頁。。ウォルトゥムヌスとも呼ばれる。 エトルリア起源と考えられており、ローマでは植物を転じて果実に、果実が転じて木になる過程を促進する神と解釈された。祭日は毎年8月13日。 様々な形態に変身できる能力を持つウェルトゥムヌスは、ポーモーナに恋した時、老婆に姿を変えて彼女を説得し求愛に成功したといわれる。.

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ウジェーヌ・ビュルヌフ

ウジェーヌ・ビュルヌフ(Eugène Burnouf、1801年4月8日 - 1852年5月28日)は、フランスの東洋学者。インド学者かつイラン学者として、仏教とゾロアスター教を研究した。.

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エナレテー

ナレテー(Ἐνάρετη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してエナレテとも表記される。 デーイマコスの娘で、アイオロスの妻となり、クレーテウス、シーシュポス、アタマース、サルモーネウス、デーイオーン、マグネース、ペリエーレース、カナケー、アルキュオネー、カリュケー、ペイシディケー、ペリメーデーを生んだ。.

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エペイオス

ペイオス(Ἐπειός,, Epeus, Epius)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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エミール・アンリオ

ミール・アンリオ(フランス語:Emile Henriot、1889年3月3日 - 1961年4月14日)は、フランス・パリ出身の詩人、小説家、批評家。1957年5月22日付けの『ル・モンド』誌上の評論において、第二次世界大戦後のフランスで発表された前衛的な小説作品群を形容した「ヌーヴォー・ロマン」と言う言葉を造語したことで知られる。 1924年に『アリシーまたは市民的美徳(Aricie Brun ou les Vertus bourgeoises)訳者によっては『アリシー・ブラン』とも。』でアカデミー・フランセーズ賞を受賞している。.

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エミール=オーギュスト・シャルティエ

アランが影響を受けたジュール・ラニョー アランの影響を受けたアンドレ・モーロワ アラン(Alain)ことエミール=オーギュスト・シャルティエ(フランス語:Emile-Auguste Chartier、1868年3月3日 - 1951年6月2日)は、フランス帝国(フランス第二帝政)ノルマンディー・モルターニュ=オー=ペルシュ出身の哲学者、評論家、モラリスト広辞苑(第六版)では、アランの項目は人生哲学者・モラリストと記述されている(p97)。。 ペンネームのアランは、フランス中世の詩人、作家であるに由来する。 1925年に著された『』で名高いが、哲学者や評論家としても活動し、アンリ・ベルクソンやポール・ヴァレリーと並んで - コトバンク、2014年4月16日閲覧。合理的ヒューマニズムの思想は20世紀前半フランスの思想に大きな影響を与えた。 体系化を嫌い、具体的な物を目の前にして語ろうとしたのがアランの手法で、理性主義の立場から芸術、道徳、教育などの様々な問題を論じた。フランス文学者の桑原武夫は「アランの一生は優れた「教師」の一生であったと言えよう」と評している。また、アランの弟子で同国出身の小説家、評論家であるアンドレ・モーロワは1949年にアランの伝記や教えをまとめた『アラン(Alain)』の中で、アランを「現代のソクラテス」と評している。.

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エラレー

ラレー(Ἐλάρη, )、あるいはエララ(Ἐλάρα, )は、ギリシア神話に登場する女性である。オルコメノスの娘で、ゼウスとの間に巨人ティテュオスを生んだ。英語読みはエララ。日本語では長母音を省略してエラレとも表記される。 エラレーはゼウスの愛人の1人で、彼の妻ヘーラーに見つからないように深い地の底へ隠され、そこでティテュオスを産んだのち、ゼウスはティテュオスを地上に連れ出したという。このためティテュオスは大地の女神ガイアの息子とされることもある。ロドスのアポローニオスもティテュオスのことを、エラレーが生んだ後、大地が育てて再度生んだ者だ、と述べている。.

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エラトー

ラトー(Ἐρατώ, )は、ギリシア神話に登場する女神、ニュムペーである。長母音を省略してエラトとも表記される。主に、.

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エラトス

ラトス(Ἔλατος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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エリュマントスの猪

ヘーラクレースとエリュマントスの猪。捕らえた猪を見せようとするヘーラクレースと、青銅の大甕に隠れるエウリュステウスの姿が描かれている。紀元前550年頃作。ロンドン、大英博物館所蔵。 雪に覆われたエリュマントス山。アポロドーロスによれば、ヘーラクレースは雪の中でエリュマントスの猪を捕らえたとされる。この山はアルカディア地方の北西部に位置し、アカイアとエーリスの両地方の境界となっている。 ヘーラクレースとエリュマントスの猪。1904年、ルイス・トゥアイロン作(ベルリン、ティアパーク) エリュマントスの猪(エリュマントスのいのしし、Erymanthian Boar)は、ギリシア神話に登場する怪物である。アルカディア地方の高地、に棲む獰猛な大猪で、プソーピス一帯の田畑や農村を荒らして回った。そのため住民たちに酷く怖れられていた。.

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エリュルス

リュルス(Erylus)、あるいはエルルス(Erulus)は、ローマ神話に登場する怪物的な人物である。 サビーニ人の女神フェーローニアの子で、ラティウムのプラエネステ(現在のパレストリーナ)の王とされ、ギリシアのアルカディアからイタリアに移住してきた英雄エウアンドロスに討たれた。ウェルギリウスの『アエネーイス』によるとエリュルスは3つ身体と3つの命を持っていたので、エウアンドロスは3回エリュルスを討ったと述べている。なお、この人物は他の文献には見られない。.

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エリュテイア

リュテイア(Ερυθεια, Erytheia)は、ギリシア神話に登場するニンフである。ヘスペリデスの一柱である。 その名前は古代ギリシア語で「紅色の女」を意味する。 一般的にはアトラースの娘として知られ、別説に夜の女神・ニュクスの娘。アイグレー、ヘスペレトゥーサとともに世界の西の端にあるという「ヘスペリデスの園」に住んでいて、その中に植えたヘーラーの果樹園の黄金のリンゴを守る。 大洋オーケアノスの西の果てに浮かぶ島と同名である。ゲーリュオーンはエリュテイア島上で紅い牛の群れを飼っていた。.

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エリュクス

リュクス(Ἔρυξ / Eryx)は、ギリシア神話の人物である。ブーテースとアプロディーテーの子ヒュギーヌス、260話。、あるいはポセイドーンの子ともいわれ、シケリア島西部のエリュモイ人(エリミ人)の王といわれるアポロドーロス、2巻5・10。。シケリア島の古代都市エリュクス(現在のトラーパニ県エリーチェ)シケリアのディオドロス、4巻83・1-83・2。および街が立地していたエリュクス山(現在のサン・ジュリアーノ山)の名前の由来となっている。.

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エリュシクトーン

リュシクトーン(Ἐρυσίχθων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエリュシクトンとも表記される。主に、.

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エリピューレー

リピューレー(Ἐριφύλη, Eriphȳlē, Eriphyla)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してエリピュレとも表記する。 アルゴス王タラオスとリューシマケーの娘。アポロドーロスによれば、兄弟にアドラストス、パルテノパイオス、プローナクス、メーキステウス、アリストマコスがある。 テーバイ攻めの七将の一人アムピアラーオスと結婚し、アルクマイオーンとアムピロコスの息子がある。.

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エリクトニオス

リクトニオス(Ἐριχθόνιος, Erichthonios)は、ギリシア神話の人物である。有名な人物が2人知られており、.

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エレペーノール

レペーノール(Ἐλεφήνωρ, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエレペノルとも表記される。エウボイア島のアバンテス族の王カルコードーンと『イーリアス』2巻536行-545行。ヘーシオドス断片155(ベルリン・パピュルス、10560)。プルタルコス「テーセウス伝」35。アポロドーロス、3巻10・8。アポロドーロス、摘要(E)3・11。、アルキュオネーあるいはイメナレテーの子ヒュギーヌス、97話。。 ヘレネーの求婚者の1人であり、トロイア戦争におけるギリシア軍の武将の1人クレータのディクテュス、1巻17。。.

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エレウシスの秘儀

レウシスの秘儀(エレウシスのひぎ、Ἐλευσίνια Μυστήρια, Eleusinian Mysteries)は、古代ギリシアのエレウシスにおいて、女神デーメーテールとペルセポネー崇拝のために伝承されていた祭儀。エレウシスの密儀、エレウシスの秘教とも。 この密儀は農業崇拝を基盤とした宗教的実践から成立したと考えられている。紀元前15世紀のミュケナイ期から古代ローマまで約2000年間にわたって伝わり、古代ギリシアのとしては最大の尊崇を集めた。主要な祭儀は毎年秋に催され、アテナイの祝祭として取り込まれた後は、春のディオニューシア祭、夏のパンアテナイア祭と並んで「アテナイの三大祭」といわれた。 密儀の主題は、ギリシア神話において穀物と豊穣の女神デーメーテールの娘コレーが冥府の神ハーデースによって誘拐される物語に基づいている。冥府から地上に帰還するペルセポネーは死と再生の神として、世代から世代へと受け継がれる永遠の生命を象徴している。入信者たちはこの密儀によって死後に幸福を得られると信じていた。 儀式の中核部分は公開されず、秘密が厳格に守られたために現代に伝わっていない。しかし、『ホメーロス風讃歌』をはじめとする文献資料のほか、エレウシスの遺跡から出土した絵画や陶器の断片から、その内容についてさまざまな推測や議論がなされている。.

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エレクトラ (ソポクレス)

『エレクトラ』(エーレクトラー、Ἠλέκτρα、Electra)は、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが書いた悲劇。執筆された年は不明だが、『ピロクテテス』(紀元前409年)や『コロノスのオイディプス』(紀元前401年)と様々な文体上の共通点を有しており、このため後期の作品ではないかと考えられている。 トロイア戦争後のアルゴスの街を舞台とし、エレクトラとその弟オレステースが、母であるクリュタイムネーストラーと継父アイギストスに対して父アガメムノーン殺害の復讐を果たす物語である。 本作の他に同じくミケーネの王アガメムノーンの娘エレクトラを主役にしたエウリピデスの作品と、同じ伝説を扱っているがアガメムノンの息子のオレステースを主役に据えたアイスキュロスの作品がある。.

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エレクテウス

レクテウス(Ἐρεχθεύς, )は、ギリシア神話の人物である。アテーナイ王パンディーオーンとその母の姉妹ゼウクシッペーの間にできた息子。兄弟姉妹に悲惨な運命を辿ったプロクネーとピロメーラーや、ブーテースがいる。ディオゲネイアの娘プラークシテアーと結婚し、子供にオーレイテュイア、プロクリス、ケクロプス、クレウーサ、クトニアーがいる。クレウーサはクスートスと、クトニアーはブーテースと、プロクリスはケパロスと結婚した。 父のパンディオーンから受け継いだ権力を分割するにあたり、エレクテウスは政治権力を、ブーテースはアテーナーとポセイドーンの神官職の権利を得た。それらは子孫にも受け継がれた。 後にエレウシース人と戦争が起きた。勝利を獲る方法を神託に問うたところ、娘の一人を殺すように言われた。それに従い最年少の娘を殺すと、他の娘も自害した。戦争が始まると、エレウシース側について戦ったエウモルポスを殺した。彼はキオネーとポセイドンの息子で、エレクテウスのひ孫にあたる。しかしポセイドンによりエレクテウスの家は破壊された。.

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エンデュミオーン

ンデュミオーン(Ἐνδυμίων, )は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音を省略してエンデュミオン、英語読みでエンディミオンとも表記される。エーリス地方の王で、月の女神セレーネーとの悲話で知られる。.

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エンデーイス

ンデーイス(Ἐγγαίος, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してエンデイスとも表記される。 スケイローンとカリクロー(サラミース島の王キュクレウスの娘)の娘でプルタルコス「テーセウス伝」10。、グラウケーと姉妹。アイギーナ島の王アイアコスと結婚し、2人の息子テラモーンとペーレウスの母になった。ただしテラモーンはグラウケーとアクタイオスの子とする説がある。 エンデーイスは夫アイアコスがネーレーイデスの1人プサマテーとの間に出来た腹違いの息子ポーコスを憎み、その死を願った。パウサニアスが伝える物語によると、テラモーンとペーレウスは母を喜ばせようとして殺害を計画したという。2人はポーコスとともに5種競技を行い、円盤投げ競技の際にペーレウスが円盤を投げつけて殺した。 アポロドーロスでは2人はポーコスに嫉妬して殺害を計画したとし、円盤を投げて殺害したのはテラモーンであるとしている。いずれにしてもポーコスの殺害が明らかになると、2人はアイギーナ島から追放され、テラモーンはサラミース島に、ペーレウスはプティーアに亡命した。.

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エンキドゥ

ンキドゥの像この像はギルガメシュやエンキドゥと紹介される場合もあるが、現在は巻き毛を持つ英雄ラフムと考えられている。。 エンキドゥ(シュメール語: 𒆕 - EN.KI.DU3 - Enkidu) は、『ギルガメシュ叙事詩』の登場人物で、ギルガメシュの無二の親友池上(2006)p.117。エンキドゥの名は知恵の神エンキ(アッカド語名:エア)に由来すると言われている矢島(1998)p.189。後代においてはその来歴から動物(或いは家畜)の保護神として崇められたが、元々はギルガメシュに対抗できる強い者とすべく神々が生み出した、勇猛果敢な野人であった。.

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エーマティオーン

ーマティオーン(Ἠμαθίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエマティオンとも表記する。トローイア王ラーオメドーンの子ティートーノスとエーオースの子で、メムノーンと兄弟。 エーオースはティートーノスをさらってエーマティオーンとメムノーンを生んだとされる。エーマティオーンはエチオピアの王で、ヘーラクレースがヘスペリスに黄金の林檎を取りに行く冒険でアラビアを通ったときに殺された。あるいはナイル川上流からエチオピアにやって来たヘーラクレースと戦争になり、殺された。.

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エーリダノス

ーリダノス(Ἠριδανός, Eridanos)は、ギリシア神話の伝説的な川。 大洋神オーケアノスとテーテュースの子とされている。 エーリダノスは世界の極北あるいは西域を流れていて、河口にはエーレクトリデス(琥珀)諸島があると考えられていた。のちに、地理の知識が広がると主としてポー川やまたはローヌ川といった実在の河川と同一視されるようになった。 なお、ギリシャのアテネ、ケラメイコス地区にはがある。 星座エリダヌス座にまつわる神話において、パエトーンが墜死した川がエーリダノスだとされる。 『ギリシア・ローマ神話辞典』の編纂者高津春繁(1908年 - 1973年)によると、アルゴナウタイの遠征で触れられるエーリダノス川が北海に通じるように描かれていることや、英雄ヘーラクレースの神話において、ヘーラクレースが「ヘスペリデスの園」の場所をエーリダノス川のニンフたちに尋ねていることなどから、ドナウ川やライン川及びエルベ川からローヌ川にわたる、古代の交易路として伝わる「琥珀の道」がエーリダノス川として記憶されているのではないかとしている。 また、イギリスの詩人ロバート・グレーヴス(1895年 - 1985年)は、ポー川流域も青銅器時代に琥珀がバルト海から地中海へと運ばれるルートの最南端だったと述べている。.

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エーレクトラー

Ferens Art Gallery所蔵。 エーレクトラー(Ἠλέκτρα, )は、ギリシア神話に登場する女性である。長母音を省略してエレクトラとも表記する。同名の女性が数名いる。.

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エーレクトリュオーン

ーレクトリュオーン(Ἠλεκτρύων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエレクトリュオンとも表記される。主に、.

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エパポス

パポス(Ἔπαφος, )は、ギリシア神話の人物で、エジプトの王である。イーオーとゼウスの子アポロドーロス、2巻1・3。河神ナイルの娘メンピスアポロドーロス、2巻1・4。、あるいはカッシオペーとの間にリビュエーヒュギーヌス、149。、リューシアナッサをもうけたアポロドーロス、2巻5・11。。エジプトのメンピスを創建し、妻にちなんで名づけた。.

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エピアルテース

ピアルテース(Ἐφιάλτης, )は、ギリシア神話の巨人。長母音を省略してエピアルテス、エフィアルテスとも表記される。.

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エピゴノイ

ピゴノイ(επιγονοι、epigonoi)は、ギリシア語で「後に生まれた者」を意味するエピゴノス(epigonos)の複数形。 ギリシア神話では、テーバイ攻めの七将が敗れた10年後に、七将の子供たちが復讐を誓い、再びテーバイを攻めた故事において、この七将の子供たちを「エピゴノイ」と呼んだ。エピゴノイの戦いは「テーバイ攻めの七将」のときとは逆の経過をたどった。彼らは勝利してテーバイを落城させたが、かつての七将のうちただ一人生還したアドラーストスの子アイギアレウスのみがこの戦いで死んだ。 ロバート・グレーヴスによれば、これは古くから吟遊詩人たちが語り伝えてきた物語で、アルゴナウタイの冒険やトロイア戦争より前の紀元前14世紀ごろの史実ではないかと考えられている。 歴史上では、アレクサンドロス大王の死後、その後継者となった部下たちをディアドコイといい、さらにその次代を担う指導者のことをいう。.

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エピストロポス

ピストロポス(Ἐπίστροφος, )は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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エテオクロス

テオクロス(Ἐτέοκλος, )は、ギリシア神話の人物である。アルゴス王イーピスの子でアポロドーロス、3巻6・3。、 エウアドネーと兄弟。テーバイ攻めの7将の1人。.

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エドワード・ヒンクス

ドワード・ヒンクス(Edward Hincks、1792年8月19日 - 1866年12月3日)は、アイルランドの牧師、東洋学者。ヘンリー・ローリンソン、ジュール・オッペールと並ぶアッシリア学の祖で、楔形文字の初期の解読に大きな役割を果たした。.

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エドウィン・ノリス

ドウィン・ノリス(Edwin Norris、1795年10月24日 - 1872年12月10日)は、イギリスの文献学者、東洋学者。主に楔形文字碑文の研究で知られる。.

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エドガー・ハワード・スターティヴァント

ドガー・ハワード・スターティヴァント(Edgar Howard Sturtevant、1875年3月7日 - 1952年7月1日)は、アメリカ合衆国の言語学者。ヒッタイト語とインド・ヨーロッパ語族の比較言語学の研究によって知られる。代表的な著書に『ヒッタイト語比較文法』がある。 遺伝学で有名なアルフレッド・ヘンリー・スターティヴァントは弟。北アメリカの先住民族とその言語の研究で有名な人類学者は甥(アルフレッドの子)。.

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エニューオー

ニューオー(Ἐνυώ,, 「恐怖」)は、ギリシア神話における戦いの女神である。長母音を省略してエニュオとも表記される。 エニューオーは「都市の破壊者」の別名によって知られる古代のケールあるいはダイモーンで、『』に描かれたように、しばしば血にまみれ武器を携えた姿で描かれた。エニューオーは、しばしば戦争の神アレースの供として描写され、彼の母とも娘とも姉妹とも様々に言われてきた。このほかにポルキュスとケートーの娘グライアイの1人で、ペンプレードーと、あるいはペンプレードー、デイノーと姉妹であるエニューオーもいた。.

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エイレーネー (ギリシア神話)

イレーネー(Εἰρήνη,, Irene)は、ギリシア神話に登場する平和を司る女神である。ホーラ3姉妹の1人。ローマ神話のパークスと同一視される。長母音を省略してエイレネとも表記される。 ゼウスとテミスの娘で、エウノミアー、ディケーと姉妹。.

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エイデュイア

イデュイア(Εἰδυῖα, ロドスのアポローニオス、3巻243行。アポロドーロス、1巻9・23。)、あるいはイデュイア(Ἰδυῖα, ヘーシオドス、352行。ヒュギーヌス、25話。)は、ギリシア神話の女神あるいは女性である。オーケアノスとテーテュースの娘で、末娘である。 エイデュイアは神々の勧めでコルキス王アイエーテースと結婚し、メーデイアを生んだ。ロドスのアポローニオスではエイデュイアはアイエーテースの正妻で、アプシュルトスはそれ以前にアイエーテースがアステロディアーとの間にもうけた子とされる。.

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エウペーモス

ウペーモス(Εὔφημος, Euphēmos)はギリシア神話の人物である。海神ポセイドーンの息子、トロイゼーノスの息子の二人が登場する。長母音を省略してエウペモスとも表記する。.

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エウノミアー

ウノミアー(Εὐνομία, Eunomiā)は、ギリシア神話に登場する女神で、季節を司るホーライの1人である。長母音を省略してエウノミアとも表記される。ゼウスとテミスの娘で、ディケー、エイレーネーと姉妹。秩序を司るという。.

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エウネーオス

ウネーオス(Εὔνηος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエウネオスとも表記される。イアーソーンとレームノス島の女王ヒュプシピュレーの子で、ネブロポノス、デーイピュロス、あるいはトアースと兄弟。 ヒュプシピュレーはレームノス島の女たちが男たちを殺したとき、父トアースを殺さなかったため、ネメアーの王リュクールゴスに奴隷として売られた。そして王の子オペルテースを世話しているときに目を放したすきにオペルテースを蛇に殺されてしまい、リュクールゴスに殺されそうになった。成長したエウネーオスは兄弟とともに母を捜してネメアーを訪れ、ヒュプシピュレーと再会し、許されてともにレームノス島に帰り、レームノス島の王となった。 トロイア戦争ではエウネーオスはギリシア軍のために多くのブドウ酒を送った。またアキレウスに捕らわれたプリアモスの子リュカーオーンを祖父トアースの宝物である銀の混酒器で買い取った後、インブロス島の王エーエティオーンに3倍の値段で売った。.

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エウポルボス

ウポルボス(Εὔφορβος, )は、ギリシア神話の人物である。トロイアの老臣パントオスとプロンティスの子で、プーリュダマース(ポリュダマース)、ヒュペレーノールと兄弟。エウポルボスは髪の美しい青年で、トロイア戦争で活躍した。 パトロクロスはアキレウスの鎧をまとって戦い活躍したが、アポローンはパトロクロスの背中を打ってパトロクロスの意識を混濁させ、槍を砕き、さらに鎧を解いた。そのためパトロクロスは一瞬無防備のまま立ちつくし、エウポルボスは背後から槍を投げてパトロクロスに深手を負わせた。しかしとどめを刺す勇気はなく、槍を抜いて味方の軍に逃げ込み、ヘクトールはパトロクロスが退こうとするところを襲って殺した。それを見たエウポルボスはパトロクロスの遺体に駆け寄って、メネラーオスと遺体を巡って戦ったが、首を槍で突かれて殺された。 アルゴリス地方のヘライオンの聖域にはメネラーオスが奉納したエウポルボスのものとされる丸楯があったが、後世、哲学者のピタゴラスは自分の前世はトロイアのエウポルボスであったといい、アルゴスでエウポルボスの丸楯を見て前世を懐かしんだという。.

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エウメーロス

ウメーロス(Εὔμηλος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエウメロスとも表記される。主に、.

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エウリュノメー

ウリュノメー(Εὐρυνόμη, )は、ギリシア神話の女神、あるいは女性である。長母音を省略してエウリュノメとも表記される。.

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エウリュメドーン

ウリュメドーン(Εὐρυμέδων, )は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物である。長母音を省略してエウリュメドンとも表記される。「広く支配する者」という意味で、神話学者カール・ケレーニイは「海の支配者」と解釈している。.

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エウリュトス

ウリュトス(Εὔρυτος, Eurytos)は、ギリシア神話に複数登場する人物、または巨人である。.

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エウリュビアー

ウリュビアー(Εὐρυβία, )は、ギリシア神話の女神、あるいは人間の女性である。長母音を省略してエウリュビアとも表記される。.

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エウリュピュロス

ウリュピュロス(Εὐρύπυλος,, Eurypylus)は、ギリシア神話の登場人物で、同一の名前の人物が何人か存在する。その中で最も有名なのはトロイア戦争に参加した二人のエウリュピュロスで、一人はアカイア勢で、もう一人はトロイア勢として戦った。.

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エウリュディケー (アルゴス)

ウリュディケー(Eurydice,Sparta)は、ギリシア神話の人物。スパルタ王ラケダイモーンの娘。アルゴス王アクリシオスの妻で、ダナエーを産んだ。すなわちペルセウスの母方の祖母である。.

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エウリュアレー

ウリュアレー(, )は、ギリシア神話に登場する女神(または怪物)、女性である。エウリュアレーは「広く彷徨う」の意味を持つとされる。長母音を省略してエウリュアレとも表記される。主に、.

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エウリュアロス

ウリュアロス(Εὐρυάλος, Euryalos, Euryalus)は、ギリシア神話の人物である。主に5人のエウリュアロスが登場する。.

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エウリュクレイア

ウリュクレイア(Εὐρύκλεια, Eurykleia, Euryklea)は、ギリシア神話の女性である。.

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エウリュステウス

ウリュステウス(Εὐρυσθεύς, )は、ギリシア神話に登場するミュケーナイ及びティーリュンスの王である。カール・ケレーニイによればエウリュステウスとは「あまねく強者」の意である。彼に仕えたヘーラクレースに「12の功業」を課した。 父はペルセウスの息子ステネロス、母はペロプスの娘ニーキッペー、姉妹にメドゥーサ、アルキュオネーがいる。ヘーラクレースの母アルクメーネーはエウリュステウスの従姉妹に当たる。アムピダマースの娘アンティマケーを妻とし、2人の間に娘アドメーテー、息子アレクサンドロス、イーピメドーン、エウリュピオス、メントール、ペリメーデースがある。.

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エウリピデス

ウリピデス(、 紀元前480年頃 - 紀元前406年頃)は、古代アテナイのギリシア悲劇における三大悲劇詩人の1人である。エウリーピデースと長母音で表記されることもある。現代にも大きな影響を及ぼしている。代表作は『メデイア』、『アンドロマケ』など。.

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エウロペの略奪 (ティツィアーノ)

『エウロペの略奪』(Ratto di Europa, )は、イタリアの盛期ルネサンスの巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1559年から1562年にかけて制作した絵画である。この作品はティツィアーノがスペイン国王フェリペ2世のために制作した7点からなる神話画連作《ポエジア(詩想画)》の1つで、ユピテル(ゼウス)がフェニキアの王女エウロペを連れ去るギリシア神話の恋のエピソードを描いている。連作の最後に描かれた本作品は、連作中で最も保存状態がよく、現在はアメリカ合衆国マサチューセッツ州のイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館に所蔵されている。.

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エウローペー

Martin von Wagner Museum所蔵。 エウロペの誘拐』(1560-1562年) イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館所蔵。 エウローペー(Εὐρώπη, Eurōpē, Europa)は、ギリシア神話に登場する女性である。ラテン語ではエウローパ。日本語では長母音記号を省略しエウロペ、エウロパとも表記される。地名のヨーロッパや、木星の衛星エウロパの名の由来である。 フェニキアの古代都市テュロスの王アゲーノールとテーレパッサの娘で、カドモス、キリクス、ポイニクス、タソスと兄弟。ゼウスとの間に3人の息子ミーノース、ラダマンテュス、サルペードーンをもうけたアポロドーロス、3巻1・1。。エウローペーは本来ミノア系の大地の女神だったと考えられているが、元々神話中の人物だったエウローペーがクレータ島にいた女神と同一視され崇拝されるようになったという説もある。.

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エウロータス

PAGENAME エウロータス(Εὐρώτας, Eurotas)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエウロタスとも表記される。ミュレス王の息子でラコニア王。彼には息子はいなかったが、妻のクレテとの娘スパルタがラケダイモーンと結婚したので彼に王位を継承した。 パウサニアスによると彼は沼沢地から海まで土を掘り川にし、エウロタス川と呼ばれた。.

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エウプロシュネー

ウプロシュネー(Εὐφροσύνη, )は、ギリシア神話に登場する女神である。アプロディーテーの侍女である三美神カリスの一柱で歓喜、祝祭を司る。長母音を省略してエウプロシュネとも表記される。また別名で「エウティミアー」(古希: Ευθυμια, )とも呼ばれる。 古代ギリシア語の「喜び」を意味する ευφροσυνα (エウプロシュナ)が語源。 ゼウスとエウリュノメーの3人の娘の1人で、アグライアー、タレイアと姉妹。一部にはパーシテアー、カレーと姉妹。.

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エウテルペー

ウテルペー(Εὐτέρπη, )は、ギリシア神話の女神の1人で、ムーサイの一員である。抒情詩のムーサ。長母音を省略してエウテルペとも表記される。 「喜ばしい女」の意で、ギリシア語の Ευ (ふさわしい)と τέρπ-εω (喜ばす)から。 ゼウスとムネーモシュネーの娘であり、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイア、ポリュムニアーと姉妹。ムーサイひとりひとりに役割が与えられた時に「快を与えるもの」として性格付けられ、後には抒情詩のムーサとされた。アウロスないしはフルートを持って描かれる。 アウロスの発明者だとも言われているが、その点ではマルシュアースの方が有名である。アポロドーロスによると、エウテルペーはストリューモーン河によって身ごもり、男の子レーソスを生んだアポロドーロス、1巻3・4。。レーソスはトラーキア人を統べることとなったが、トローイアでディオメーデースによって殺害された。.

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エウドーロス

ウドーロス(Εὔδωρος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエウドロスとも表記される。 ピューラースの娘ポリュメーレーと青年神ヘルメースの間に生まれた子である。ヘルメースはアルテミスの祭礼の日にポリュメーレーに恋して交わり、エウドーロスが生まれたという。その後、ポリュメーレーはアクトールの子エケクレースと結婚し、エウドーロスは祖父ピューラースに育てられた。エウドーロスはトロイア戦争のさい、ミュルミドーン勢の武将の1人としてアキレウスに従って参加し、パトロクロスがアキレウスの鎧をまとって戦ったときにはミュルミドーン勢の第2部隊を率いた。.

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エウアドネー

ウアドネー(Εὐάδνη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してエウアドネとも表記される。主に以下の4人が知られている。.

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エウエーノス

ウエーノス(Εὔηνος,, Euenus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエウエノスとも表記される。同名の人物が複数存在しており、軍神アレースの子やセレポスの子が知られている。以下に順に説明する。.

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エキーオーン

ーオーン(Ἐχίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエキオンとも表記される。スパルトイのエキーオーンのほか数人が知られている。.

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エキドナ

ドナ()は、ギリシア神話に登場する怪物である。上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている健部伸明と怪兵隊 『幻想世界の住人たち』 新紀元社。「蝮の女」がその名の意味。.

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オムパレー

Johann Heinrich Tischbein the Elder 画、1754年 オムパレー(Ὀμφάλη, Omphalē)はギリシア神話に登場するリューディアの女王。オンパレーまたはオンファール、長母音を省略してオムパレ、オンパレ、オンファレなどの表記もある。 アポロドーロスによれば、オムパレーはイアルダノス(イアルダネースとも)の娘で、リューディア王トモーロスの妃となり、トモーロスの死後王位を継いだ。神託によって奴隷となったヘーラクレースを、オムパレーが買い取って仕えさせた。以下の神話もアポロドーロスに基づく。.

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オリュンポス十二神

リュンポス十二神(オリュンポスじゅうにしん、, )は、ギリシア神話において、オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々。主神ゼウスをはじめとする男女6柱ずつの神々である。 現代ギリシア語では「オリュンポスの十二神(Οί Δώδεκα Θεοί του Ολύμπου)」と呼称されるが、古典ギリシア語では単に「十二神(Δωδεκάθεον)」と呼んだ。.

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オルトロス

Staatliche Antikensammlungen所蔵。 オルトロス(Ὄρθρος,, Orthrus)あるいはオルトス(Ὄρθος,, Orthus)は、ギリシア神話に登場する怪物である。双頭の犬でアポロドーロス、2巻5・10。、ゲーリュオーンの牛の番犬とされる。 その名はオルトロスが「速い」を松平 2005、77頁。、オルトスが「真っ直ぐな」を意味する松平 2005、76頁。。 ゼウスを打倒するために生みだされた怪物テューポーンがエキドナとの間にもうけた子で、ケルベロス、ヒュドラー、キマイラ、ネメアーの獅子、不死の百頭竜(ラードーン)アポロドーロス、2巻5・11。、プロメーテウスの肝臓を喰らう不死のワシ、パイア(クロミュオーンの猪)といった怪物たちを兄弟に持つ。また、母であるエキドナとの間にネメアーの獅子、スピンクスをもうけたとされる。 エリュテイア(現在のイベリア半島)でゲーリュオーンの雄牛を守っていたが、牛を求めてやって来たヘーラクレースを発見して跳びかかり、棍棒で殴り殺された。さらにオルトロスを助け駆けつけた牛飼エウリュティオーンも倒された。.

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オルクス

ルクス()は、ローマ神話に登場する死の神高津春繁 『ギリシア・ローマ神話辞典』 岩波書店 1960年、89頁。。 本来はエトルリアの神で、墳墓の壁画では髭を生やした恐ろしげな巨人の姿で描かれる。後にプルートーと同一視された。.

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オーレイテュイア

Red-figure potteryに描かれた、ボレアースによるオーレイテュイア略奪の場面南イタリアのプッリャ州出土。ルーヴル美術館所蔵。 オーレイテュイア(Ὠρείθυια, Ōrithyia)は、ギリシア神話の登場人物。アテーナイ王エレクテウスとその妻プラークシテアーの娘。ケクロプス、プロクリスと兄弟。長母音を省略してオレイテュイアとも表記される。 北風の神ボレアースが彼女に恋をし、力ずくでさらい、二人の間に娘クレオパトラーとキオネー、息子カライスとゼーテースができた。.

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オーキュペテー

ーキュペテー(Ὀκυπέτη, 、「速く飛ぶ者」を意味する)は、ギリシア神話に登場するハルピュイアの一人である。日本語では長母音記号を省略してオキュペテとも表記される。 タウマースとエーレクトラーの娘で、アエローと姉妹。あるいはタウマースとオゾメネーの娘で、アエロプース、ケライノーと姉妹。 アポロドーロスによると、ハルピュイアたちは翼を持つアルゴナウタイのカライスとゼーテースに追いかけられ、ペロポネーソス半島のティグレース河に墜落したが、オーキュペテー(一説にオーキュトエー、ヘーシオドスによればオーキュポデー)のみはエキーナデス群島に逃げたという。.

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オーケアニス

ーケアニス(Ὠκεανίς, )とは、ギリシア神話に登場する海や泉、地下水の女神である。 オーケアニスは単数形で、複数形はオーケアニデス(Ὠκεανίδες, )。日本語では長母音を省略してオケアニス、オケアニデスとも表記される。.

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オトレーレー

トレーレー(Ὀτρηρή, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してオトレレとも表記される。 オトレーレーはアマゾーン族の女王で、アレースとの間にヒッポリュテーヒュギーヌス、30話。、アンティオペー、ペンテシレイアを生んだアポロドーロス、適用(E)5・1。ヒュギーヌス、112話。。 世界の七不思議に数えられるエペソスのアルテミス神殿は、この建設について古くからアマゾーン族が関わっていたとされ、一説にはオトレーレーが創建したともいわれる。またオトレーレーは黒海のアレースの島にアルテミスの神殿を建設した。 娘であるヒッポリュテー、アンティオペー、ペンテシレイアはいずれもアマゾーン族の女王として知られる。ヒッポリュテーはヘーラクレースがヒッポリュテーの帯を求めてアマゾーン族の国にやって来たときに殺された。アンティオペーはこのとき捕らわれてテーセウスの妻となり、ヒッポリュトスを生んだ。ペンテシレイアはトロイア戦争においてトロイア軍に味方して戦い、アキレウスに討たれた。.

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オピーオーン

ピーオーン(Ὀφίων, )、あるいはオピオネウス(Ὀφιονεύς, )は、ギリシア神話の神である。オーケアノスの娘エウリュノメーを妻とし、オリュンポスの原初の支配者といわれる。名にオピス(蛇)の語を含むため、蛇の神と考えられている。日本語では長母音を省略してオピオンとも表記される。.

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オデュッセイア

『オデュッセイア』(古代ギリシア語イオニア方言:ΟΔΥΣΣΕΙΑ, Ὀδύσσεια, Odysseia, ラテン語:Odyssea)は、『イーリアス』とともに「詩人ホメーロスの作」として伝承された古代ギリシアの長編叙事詩広辞苑 第五版 p.383。 オデュッセイア.

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オイノマオス

イノマオス(Οἰνόμαος, )は、ギリシア神話の人物である。エーリス地方のピーサの王で、アレースと河神アーソーポスの娘ハルピンナ、あるいはアトラースの娘アステロペーヒュギーヌス、84話。、あるいはアトラースの娘アステリエーとの子。あるいはアルクシオンの子。オイノマオスはアトラースの娘ステロペー、あるいはアクリシオスの娘エウアレーテーとの間にヒッポダメイアをもうけた。またデュスポンテウス、レウキッポスという子供もいた。 オイノマオスはたいへんな愛馬家でプルタルコス『ギリシアの諸問題』52。、父アレースから授かった馬を持っていたアポロドーロス、摘要(E)2・5。。ハルピンナ市の創建者で、母の名にちなんで名づけた。また娘ヒッポダメイアの求婚者を戦車競走で負かして殺害したことで有名で、ソポクレースとエウリーピデースが悲劇作品を書いたが散逸した。.

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オイノーネー

イノーネー(Οἰνώνη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してオイノネとも表記される。イーデー山に住むニュムペーで、河神ケブレーンの娘。レアーから予言の術を、アポローンから薬草について学んでいた。トロイアの王子パリスがイーデー山で羊飼いをしていた頃の妻で、コリュトスの母。パリスを深く愛していたが後にパリスに捨てられた。 パリスは生まれたときにトロイアに災いをもたらす者として捨てられ、イーデー山で成長し、オイノーネーを妻とした。しかしパリスは3女神がイーデー山にやって来て美の審判を求めたときアプロディーテーの味方をした。そして審判の後オイノーネーを捨てて褒美である世界一の美女ヘレネーを誘拐しようとした。オイノーネーは予言の術によって誘拐をやめさせようとしたが説得できなかったため、もし誰も癒せない傷を負ったら治せるのは自分だけだから、そのときは戻ってくるように言った。 その後パリスの誘拐によってトロイア戦争が起こり、パリスはピロクテーテースの弓矢によって癒えない傷を負い、瀕死となった。パリスはオイノーネーに癒してもらうためにイーデー山に戻った。しかしオイノーネーはパリスを怨んで追い返し、パリスはイーデー山を降りる途中で死んだ。オイノーネーは嘆いてパリスの火葬場に走っていき、火葬の炎に飛び込んで自殺した。あるいはパリスを追い返したことを後悔し、薬を持って追いかけたがすでに死んでいたため、首をつって自殺した。.

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オイノトロポイ

イノトロポイ(Οἰνοτρόπαι, Oinotropoi)は、ギリシア神話に登場するアニオスとドーリッペーの三人の娘たちのこと。その名は「葡萄づくり」『ギリシア・ローマ神話辞典』24頁。または「葡萄酒つくり」を意味する。 ディオニューソスは彼女たちに、オリーブ・麦・葡萄を大地より芽生えさせる力を授けている。 三姉妹の内訳はエライス(Elais、「オリーブ」の意)、スペルモー(Spermo、「麦」の意)、オイノー(Oino、「葡萄」の意)である。 オウィディウスによる『変身物語』では四姉妹となっており、彼女たちの手に触れる物は全てオリーブ油、穀物、ワインに変わったとされているオウィディウス『変身物語』、13・640。。そのため、トロイア戦争の際にギリシア軍の食糧補給のために拉致された。そこから逃亡したオイノトロポイはディオニューソスに助けを求め、それを聞き入れたディオニューソスにより、彼女たちは鳩に身を変じた。.

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オイバロス

イバロス(Οἴβαλος, Oebalus)は、ギリシア神話のスパルタ王。キュノルタスの息子。ペルセウスの娘ゴルゴポネーの再婚相手になった。彼女はテュンダレオースとイーカリオスを産みその父となった。さらにナーイアスの一人バテイアとの子ヒッポコオーンの父となった。.

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オイレウス

イレウス(Ὀιλεύς, )、あるいはオイーレウス(Ὀϊλεύς, )は、ギリシア神話の人物で、ロクリス地方の王である。ホドイドコスとペルセオーンの娘アグリアノメーヒュギーヌス、14話。、あるいはラーオノメーとの子で、妻エリオーピスとの間に小アイアースを、妾のレーネーとの間にメドーンをもうけた『イーリアス』2巻727行-728行。。 オイレウスはアルゴナウタイの1人で、城塞への攻撃と、敵の追撃に長けていた。アルゴー船の冒険では、アレースの島に住む怪鳥が空から落とした鋭い羽根に傷つけられたことが述べられている。 子供のうちメドーンはオイレウスの妻エリオーピスの兄弟を殺してしまったためにロクリスを去り、テッサリアー地方のピュラケーに住んだ。その後、小アイアースとメドーンはともにトロイア戦争にギリシア軍の武将として参加した。.

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オイディプース

イディプース(Οἰδίπους, Oidipūs, Oedipus)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してオイディプス、あるいはエディプスとも表記される。テーバイの王ラーイオスとその妻イオカステーの間の子。名前は「膨れ上がった足」の意味。実の父を殺し、実の母と親子婚を行ったため、オイディプースの名は「エディプスコンプレックス」の語源になった。.

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オイディプス王

『オイディプス王』(またはオイディプース王; -おう、ギリシャ語:Oἰδίπoυς τύραννoς, ラテン文字表記:Oedipus Tyrannus)は、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが、紀元前427年ごろに書いた戯曲。ギリシャ悲劇の最高傑作として、最も挙げられることが多い作品である。テーバイの王オイディプスの物語を題材とする。 ソポクレスにはテーバイ王家に材をとった作品が他に2つ現存している。すなわちオイディプスの娘が登場する『アンティゴネー』と最晩年の作品である『コロノスのオイディプス』である。これらを総称してテーバイ三部作というが、これらは本来の意味での三部作ではなく、別々の機会に書かれたと現在の研究では一般に考えられている。.

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オイアクス

イアクス(Οἴαξ, )は、ギリシア神話の人物である。ナウプリアの王ナウプリオスとカトレウスの娘クリュメネーの子で、パラメーデースアポロドーロス、2巻1・5。、ナウシメドーンと兄弟。 オイアクスの兄パラメーデースはトロイア戦争のさい、オデュッセウスの姦計によって殺されたが、オイアクスは事の次第を船の櫂に刻みつけ、父ナウプリオスへの手紙として海に流した。息子の死を知ったナウプリオスはトロイアのギリシア軍のところにやって来て抗議したが聞き入れられなかったため、ギリシア軍に復讐しようとした。一説に、ナウプリオスが偽りの松明で帰国するギリシア軍の船団を難破させようとしているとき、オイアクスはアルゴスに行き、クリュタイムネーストラーとアイギアレイアに、夫たちがトロイアから女を連れ帰って妻にするつもりだと讒言した。このためクリュタイムネーストラーはアイギストスと共謀してアガメムノーンを殺し、アイギアレイアはディオメーデースをアルゴスから締め出した。 またオイアクスは、クリュタイムネーストラーとアイギストスがオレステースに殺されたとき、オレステースをミュケーナイから追放しようとした。.

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オイオーノス

イオーノス(Οἰωνός, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してオイオノスとも表記される。リキュムニオスの子でシケリアのディオドロス、4巻33・5。、アルゲイオス、メラースと兄弟。 オイオーノスはヘーラクレースと親しかったとされる。オイオーノスは少年のときヘーラクレースとともにラケダイモーンに行って見物した。しかしヒッポコオーン王の館のところに来たとき、中から番犬が走って来てオイオーノスを襲ったので、オイオーノスは石を投げて番犬を殺した。するとヒッポコオーンの子供たちがやって来て、オイオーノスは棍棒で殴り殺された。このためヘーラクレースは怒ってラケダイモーンを攻撃し、ヒッポコオーンの一族を滅ぼした。ちなみにアポロドーロスではオイオーノスの名は述べられていないアポロドーロス、2巻7・3。。この戦いでヘーラクレースの兄弟のイーピクレースが戦死し、ヘーラクレースはオイオーノスとイーピクレースの死を悲しんでカリュドーンに移住したともいわれる。.

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オイクレース

イクレース(Οἰλῆς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してオイクレスとも表記される。予言者メラムプースの子アンティパテースと、ヒッポコオーンの娘ゼウクシッペーの子で、アムパルケースと兄弟シケリアのディオドロス、4巻68・5。。テスティオスの娘ヒュペルムネーストラーとの間にアムピアラーオスをもうけたヒュギーヌス、70話。。一説にオイクレースの父はアンティパテースの兄弟のマンティオスといわれ、また妻はテスピオスの娘ヒュペルムネーストラーで、イーピアネイラ、ポリュボイア、アムピアラーオスをもうけたとも、あるいはアムピアラーオスの父はアポローンであるともいわれる。 オイクレースはヘーラクレースのトロイア遠征に参加し、ヘーラクレースがトロイアを攻撃している間、船に残ってこれを守った。しかしトロイア王ラーオメドーンが率いるトロイア軍の攻撃を受け、戻ってきたヘーラクレースの軍がトロイア軍を追い払ったがオイクレースは戦死した。 アルカディアの伝承ではオイクレースはトロイア遠征に参加しなかったらしく、アルカディアのメガロポリスからマイナロスに通じる道にオイクレースの墓があった。しかしパウサニアスはオイクレースがトロイア遠征に参加しなかったという伝承について懐疑的である。その一方で孫にあたるアルクマイオーンが母エリピューレーを殺した罪で放浪したさいに、一時アルカディアのオイクレースのところに身を寄せたという伝承がある。なおシケリアのディオドロスによれば、トロイア遠征に参加したのはアムピアラーオスの子のオイクレースであるという。.

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カナケー

ナケー(Κανάκη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してカナケとも表記される。主に、.

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カムペー

ムペー(CampeまたはKampê)とはギリシア神話に登場する女の怪物である『ギリシア・ローマ神話辞典』99頁。。父はタルタロス、母はガイアである。下半身は蛇の鱗、漆黒の翼、頭部に蠍のような姿を持つ。かつてタルタロスにはヘカトンケイル族やキュクロープス族が幽閉されており、カムペーはその番人をしていた。ゼウスはティーターノマキアー(ティーターン戦争)の時この2巨人族を味方につけるためにカムペーを殺し、2巨人族を解放した。.

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カリュドーン (ギリシア神話)

リュドーン(Καλυδών,, Calydon)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してカリュドンとも表記される。アイトーリア地方の王アイトーロスとポルバスの娘プロノエーとの子で、プレウローンと兄弟。アミュターオーンの娘アイオリアーを妻とし、2人の娘エピカステー、プロートゲネイアをもうけたアポロドーロス、1巻7・7。。一説ではプレウローンの子で、クーレースと兄弟とされる。 カリュドーンはカリュドーンの猪狩りで有名なアイトーリア地方の都市カリュドーンの名祖とされる。娘たちのうち、エピカステーはアゲーノールの妻となり、ポルターオーン、デーモニーケーを生んだ。プロートゲネイアはアレースとの間にオクシュロスを生んだ。.

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カリュドーンの猪

リントスの黒絵式壺絵 紀元前580年ごろ ルーヴル美術館 カリュドーンの猪(カリュドーンのいのしし、英語:Calydonian Boar)はギリシア神話に登場する巨大な猪。長母音を省略してカリュドンの猪とも表記する。アイトーリアのカリュドーン王オイネウスが生け贄を忘れたために女神アルテミスの怒りを買い、この猪が放たれたとされる。ギリシア全土から勇士が招集され、猪は退治されたが、このことがオイネウスの息子メレアグロスの死につながった。.

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カリュケー

リュケー(Καλύκη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してカリュケとも表記される。アイオロスとエナレテーの娘で、クレーテウス、シーシュポス、サルモーネウス、デーイオーン、マグネース、ペリエーレース、カナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、ペリメーデーと兄弟。 アエトリオス(ゼウスとプロートゲネイアの子)の妻となり、エンデュミオーンの母となったアポロドーロス、1巻7・5。。一説によればカリュケーはゼウスとの間にエンデュミオーンを生んだ。また海神ポセイドーンとの間にアキレウスに殺されたキュクノスを生んだ。 エンデュミオーンはエーリスの創建者で、月の女神セレネーに愛されたことで有名。.

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カリロエー

; オーケアノスの娘カリロエーの系図(ヘーシオドス『神統記』より) カリロエーあるいはカッリロエー(Καλλιρρόη, )は、ギリシア神話の女神、女性である。長母音を省略してカリロエ、カッリロエとも表記される。.

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カリオペー

モン・ヴーエの1634年頃の絵画『ウラニアとカリオペ』のカリオペーを描いた部分。 カリオペー(Καλλιόπη,, 「美声」の意)は、ギリシア神話に登場する文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1神。名はカリオペイア(Καλλιόπεια, )とも。日本語ではカリオペ、カッリオペー、カッリオペイアなどとも表記される。 すべてのムーサたちと同じく大神ゼウスとムネーモシュネーの娘。9神のムーサたちの長女で、クレイオー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹。「叙事詩」(叙情詩、エレジー)を司る。表される際の持ち物は、書板と鉄筆であるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代のかなり後期になってからである。 アポローンもしくはオイアグロスとのあいだにオルペウスとリノスをもうけたほか、レーソス、セイレーンたちの母とする説もある。 弁舌の女神ともされ、ムーサたちの中で最も賢いとされる。アドーニスをめぐるアプロディーテーとペルセポネーとの争いを仲裁するなど、ムーサたちの中で最も活躍の場が多い女神でもある。.

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カリクロー

リクロー(Χαρικλώ, )は、 ギリシア神話に登場するニュムペー、あるいは女性である。長母音を省略してカリクロとも表記される。主に、.

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カリス

リス(Χάρις, Charis)は、ギリシア神話に登場する、美と優雅を司る女神たち。複数形はカリテス(Χάριτες, Charites)。.

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カルカース

イーピゲネイアを犠牲にしようとするカルカース。フレスコ画、ナポリ。 カルカース(Κάλχας, )は、ギリシア神話の占い師、予言者である。長母音を省略してカルカスとも表記される。予言者テストールの子でヒュギーヌス、190話。、レウキッペー、テオノエーと兄弟。 カルカースはミュケーナイ、あるいはメガラの人で、トロイア戦争のさいにアガメムノーンに乞われてギリシア軍に従軍し、予言の術でギリシア軍を助けた。.

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カレー (ギリシア神話)

レー(Καλη, Kalē, Καλλε, Callē, 「美女(Beauty)」の意)は、ギリシア神話に登場する美と優雅を司る女神、カリスたち(カリテス)の1柱。また別名で「カリス」(Χάρις, Charis)や「カレーイス」(Καλλεις, Calleis)とも呼ばれる。日本語では長母音記号を省略しカレともいう。 ヘーシオドスの挙げるアグライアー、エウプロシュネー、タレイアの「三美神」には含まれないが、一部にはパーシテアー、カレー、エウプロシュネーの3柱を「三美神」とする説もある。 ホメーロスの長編叙事詩『イーリアス』では別名「カリス」とも呼ばれ、鍛冶の神・ヘーパイストスの妻ともされる(アプロディーテーと離婚している場合)。普段はヘーシオドスの挙げるアグライアーと同一視された。ロバート・グレーヴスによれば、ホメーロスはパーシテアーとカレーという2人のカリスについて述べているが、これは“Pasi thea cale”(「全ての男性たちに美しく見える女神」を意味する)という3つの単語を無理矢理に引き離したものを考えることができる。 紀元前1世紀のニュッサ出身の修辞学者・ソーストラトス(Sostratus)によればアプロディーテーと三美神・カリスたち(その名はパーシテアー、カレー、エウプロシュネー)との間に、美しさを巡って争いが起こった。判定人を担当していた盲目の予言者・テイレシアースがヘーパイストスの妻・カレーを一番美しいと判定した。この結果にアプロディーテーが怒り出し、テイレシアースを老女に変身させた。その返礼にカレーがテイレシアースに美しい長髪を与えたり、クレタ島へ連れて行ったりした。 その名は古典ギリシア語で「美女(Beauty)」という意味であるため、一般的な形容としてよく使われる言葉である。.

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カレートール

レートールの関連系図 カレートール(Καλήτωρ, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してカレトルとも表記される。トローイア王ラーオメドーンの子クリュティオスの子で、キュクノスの妻となったプロクレイアと兄弟パウサニアス、10巻14・2。。しかしプロクレイアはラーオメドーンの娘ともいわれる。トロイア戦争で戦ったトローイア軍の将の1人。 トローイア軍がギリシア軍の防壁を破って陣内に突入したとき、カレートールは松明を手にして船に火を放とうとしたが、大アイアースの投げた槍を胸に受けて命を落とした。ヘクトールはカレートールを助けようとして大アイアースに向けて槍を投げたが、槍は逸れて、代わりに大アイアースのそばで常に戦っていたリュコプローンの頭に当たって倒した。 なお、カレートールが火を放とうとしたのはプローテシラーオスの船だったという。.

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カロン・ド・ボーマルシェ

ボーマルシェ(Beaumarchais)こと本名ピエール=オーギュスタン・カロン(Pierre-Augustin Caron, 1732年1月24日 - 1799年5月18日)は、18世紀フランスの実業家、劇作家。 現在は『セビリアの理髪師』、『フィガロの結婚』、『』からなる「フィガロ3部作」で名高いが、劇作を専門としていたわけではなく、始めは時計師、次いで音楽師、宮廷人、官吏、実業家、劇作家など様々な経歴を持つため、フランス文学者の進藤誠一はボーマルシェを「彼ほど多種多様の仕事をし、転変極まりない生涯を送った作家も珍しい」と評している。.

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カールステン・ニーブール

ールステン・ニーブール(Carsten Niebuhr または Karsten Niebuhr、1733年3月17日 – 1815年4月26日)は、ドイツの数学者、地図学者、探検家である。デンマーク国王フレデリク5世が後援して博物学者のペール・フォルスコールが率いた6人のアラビア探検隊の唯一の生き残りとなった。.

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カッシオペイア

ッシオペイア(Κασσιόπεια, Kassiopeia, Cassiopeia)、あるいはカッシオペー(Κασσιόπη, Kassiopē, Cassiope)は、ギリシア神話に登場する女性である。日本語ではカシオペイア、カシオペアとも表記される。エティオピア王ケーペウスの妃で、アンドロメダーの母。カッシオペイアとアンドロメダーの物語は広く知られているが、カッシオペイアの夫が誰であるかについては異説も多い。.

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カトレウス

トレウス(Κατρεύς,, Catreus)は、ギリシア神話の人物で、クレータ島の王である。 クレータ島の王ミーノースとパーシパエーの子で、デウカリオーン、グラウコス、アンドロゲオース、アカレー(アカカリス)、クセノディケー、アリアドネー、パイドラーと兄弟。アーエロペー、クリュメネー、アペーモシュネー、アルタイメネースの父。.

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カパネウス

パネウス(Καπανεύς,, Capaneus.)は、ギリシア神話に登場する人物。テーバイ攻めの七将の一人。 ヒッポノオスの息子。カパネウスの妻はイーピスの娘エウアドネーである。二人の息子ステネロスはエピゴノイの一人で、トロイア戦争にも参加した。.

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カピュス

ピュス(Κάπυς,, Capys)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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カドモス

ドモス(Κάδμος,, Cadmus)は、ギリシア神話の登場人物である。 フェニキアのテュロスの王アゲーノールとテーレパッサ(アルギオペーともヒュギーヌス、6話。ヒュギーヌス、178話。)の子で、キリクス、ポイニクス、エウローペーと兄弟、またタソスと異父兄弟アポロドーロス、3巻1・1。。アレースとアプロディーテーの娘ハルモニアーと結婚し、イーノー、セメレー、アガウエー、アウトノエー、ポリュイードスアポロドーロス、3巻4・2。、イリュリオスをもうけたアポロドーロス、3巻5・4。。 テーバイの創建者。青銅の発見者とも、フェニキア文字の配列を変更し、ボイオーティア地方に伝えたという。.

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カイネウス

en)による壺絵(紀元前500年-490年頃)。ルーヴル美術館所蔵。 カイネウス(Καινεύς,, Caeneus)は、ギリシア神話に登場する人物で、テッサリアー地方のラピテース族の王であるアクーシラーオス断片(オクシュリュンコス・パピルス)。主にエラトスの子とされるがオウィディウス『変身物語』12巻。ヒュギーヌス、14話。ヒュギーヌス、172話。ヒュギーヌス、242話。、コローノスアポロドーロス、1巻9・16。、あるいはアトラクスの子とする説もあるアントーニーヌス・リーベラーリス、17話。。アルゴナウタイの1人であるコローノスの父でロドスのアポローニオス『アルゴナウティカ』1巻57行。、トロイア戦争に参加したレオンテウスの祖父にあたる。 もともとはカイニス(Καινίς,, Caenis)という名前の女性だったが、性転換によって男性になったとされるトラレスのプレゴーン『驚異譚』断片37。。加えて、男となったカイネウスは不死身の肉体を持っていたアポロドーロス、適用(E)1・22。。 カリュドーンの猪狩りや、一説にはアルゴー船の冒険にも参加したといわれる。.

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カイロス

イロス(Καιρός, ラテン文字転写:Kairos, ラテン語形:Caerus)は、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する καιρός を神格化した男性神である。元は「刻む」という意味の動詞に由来しているという。キオスの悲劇作家イオーンによれば、ゼウスの末子とされている。 カイロスの風貌の特徴として、頭髪が挙げられる。後代での彼の彫像は、前髪は長いが後頭部が禿げた美少年として表されており、「チャンスの神は前髪しかない」とは「好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ない」という意味だが、この諺はこの神に由来するものであると思われる。また、両足には翼が付いているとも言われている。オリュンピアにはカイロスの祭壇があった。 ギリシア語では、「時」を表す言葉が καιρός (カイロス)と χρόνος (クロノス)の2つがある。前者は「時刻」を、後者は「時間」を指している。 また、「クロノス時間」として、過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる連続した時間を表現し、「カイロス時間」として、一瞬や人間の主観的な時間を表すこともある。内面的な時間。.

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ガニュメーデース

ニュメーデース(Γανυμήδης, Ganymēdēs)は、ギリシア神話の登場人物である。イーリオス(トロイア)の王子で美少年だったといわれる。オリュムポス十二神に不死の酒ネクタールを給仕するとも、ゼウスの杯を奉げ持つともいわれる。元来は大地に天の雨をもたらす神だったと考えられており、ヴェーダ神話のソーマとの関連も指摘されている。日本語では長母音を省略してガニュメデス、ラテン語形でガニメデとも呼称される。.

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キュノルタス

ュノルタス(Κυνόρτας, Cynortas)は、ギリシア神話のスパルタ王。アミュクラースとその妻ディオメーデーの息子で、ヒュアキントスと兄弟。オイバロスとペリエーレースの父。.

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キュララベース

ュララベース(Κυλαράβης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してキュララベスとも表記される。アルゴス王ステネロスの子でパウサニアス、2巻18・5。、コメーテースと兄弟。 プロイトス王の直系であるアナクサゴラース王家はかつてメラムプースとビアースに国土を三分割したが、メラムプースの家系はアムピロコスがトロイア戦争後アムピロキアに移住し、ビアースの家系はキュアニッポスが後継者を残さずに死んだため、キュララベースの代で再びアルゴス全土を支配することとなった。しかしプロイトスの家系もキュララベースに後継者が生まれずに途絶えたため、アガメムノーンの子オレステースがアルゴスを支配した。 なお、アルゴス市内にはキュララベースの名前にちなんだキュララビス体育場があった。.

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キュレーネー

ュレーネー(Κυλλήνη, Kyllēnē)は、ギリシア神話に登場する地名あるいはニュンペーである。長音を省略してキュレネとも表記される。ニュムペーのキュレーネーはゼウスの娘とされることから、木星の衛星のひとつに名付けられている。アポローンの恋人でアリスタイオスの母親のキューレーネー(Kyrene)とは別人。 アルカディアのキュレーネー山は、オーケアノスの娘プレーイオネーがアトラースとの間に7人の娘プレイアデスを生んだ場所である。後にプレイアデスの一人マイアとゼウスの間にヘルメースが生まれるが、ヘルメース誕生の地もキュレーネー山の洞窟とされる。ソポクレースにおいては、このときニュムペーのキュレーネーがヘルメースの乳母として登場する。 このほか、テーバイの予言者として知られるテイレシアースが交尾中の蛇を見て性転換したのもキュレーネー山中である。 ニュムペーのキュレーネーはペラスゴスの妻となり、リュカーオーンを生んだ。異説では、ペラスゴスの妻はオーケアノスの娘メリボイアとされる。リュカーオーンは高慢不敬な人間で、ゼウスの怒りを買ってデウカリオーンの洪水の原因となった。.

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キューレーネー

;キューレーネーの系図(ピンダロス『ピュティア祝勝歌』第9歌) キューレーネー(Κυρήνη, )は、ギリシア神話に登場する人物あるいは女神である。長母音を省略してキュレネとも表記される。女狩人であり、アポローンの恋人となり、アリスタイオスを生んだ。ペラスゴスの妻のキュレーネー(Kyllene)とは別人。.

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キュプロス文字

ュプロス文字(キュプロスもじ、Cypriot script)は、キプロス島で紀元前8世紀から紀元前3世紀にかけてBennet (1996) p.130使用された、主にギリシア語を表記するための音節文字である。キュプロス音節文字(Cypriot syllabary)とも呼ばれる。 右から左へ書かれる。.

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キュパリッソス

ュパリッソス(Κυπάρισσος, )は、ギリシア神話の人物である。テーレポスの子で、ケオース島に住む美少年。アポローンに愛された。 ケオース島には金色に輝く角を持った雄鹿がいて、人々に大切にされていたが、特にキュパリッソスはこの鹿と仲が良かった。しかしキュパリッソスはあるとき誤って投槍で鹿を殺してしまった。キュパリッソスは深く悲しみ、神々に永遠に嘆き悲しむことを願った。そこで神々は彼をイトスギ(悲しみの象徴)に変えたという。元来はギリシア先住民族に崇められた神だったと考えられている。.

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キュティッソーロス

ュティッソーロス(Κυτίσσωρος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してキュティッソロスとも表記される。プリクソスとコルキスの王アイエーテースの娘カルキオペーとの子で、アルゴス、プロンティス、メラース、プレスボーンと兄弟。母親をアイエーテースの娘イオポッサとする説もある。.

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キュクノス

ュクノス(Κύκνος, )は、ギリシア神話の登場人物。「白鳥」が名前の由来。複数の人物がいるが、その多くが最終的に白鳥に変身する。.

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キュクレウス

ュクレウス(Κυχρεύς, )は、ギリシア神話の人物で、サラミース島の王である。河神アーソーポスの娘サラミースとポセイドーンの子。一説によると大地から生まれたとされ、半身半蛇の姿であったといわれる。カリクロープルタルコス「テーセウス伝」10。、グラウケーの父レーロスのペレキューデース(アポロドーロス引用、3巻12・6)。。 娘のうち、カリクローはスケイローン(一説にはケイローンヒュギーヌス、14話。)の妻となり、娘エンデーイスを生んだ。エンデーイスはアイギーナ島の王アイアコスの妻であるアポロドーロス、3巻12・6。パウサニアス、2巻29・10。。グラウケーはアクタイオスの妻で、テラモーンの母。.

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キラ (ギリシア神話)

ラ(Κίλλα, )は、ギリシア神話の女性である。トロイア王ラーオメドーンの娘で、ティートーノス、ラムポス、クリュティオス、ヒケターオーン、プリアモス、ヘーシオネー、アステュオケーと兄弟。テューモイテースとの間にムーニッポスを生んだが、一説にキラはヘカベーと姉妹で、プリアモスとの間にムーニッポスを生んだともいわれる。 しかしプリアモスはトロイアを滅ぼす赤子が生まれるという予言を聞いて、勘違いしてキラとムーニッポスを殺した。夫のテューモイテースはこれをうらみ、トロイア戦争のとき木馬を引き入れたという。.

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キリクス

リクス(Κίλιξ, )は、ギリシア神話の人物である。フェニキア王アゲーノールとテーレパッサの子で、カドモス、ポイニクス、エウローペーと兄弟アポロドーロス、3巻1・1。。一説にキリクスはタソスの父。一説にキリクスはポイニクスとカッシオペイアの子で、タソス、テーベーと兄弟とされる。 ゼウスがエウローペーをさらったとき、アゲーノールにエウローペーの捜索を命じられたが発見できず、小アジア南部に移住した。その地は当時ヒュパカイオイと呼ばれていたがヘーロドトス、7巻91。、それ以来キリクスにちなんでキリキアと呼ばれるようになった。その後リュキア人と戦争になり、リュキアの一部を与えるという約束をしてサルペードーンとともに戦った。.

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キオネー

ネー(Χιόνη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してキオネとも表記される。同名の人物が複数知られており、それらは、.

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ギリシア喜劇

リシア喜劇(ギリシアきげき、κωμῳδία, コーモーイディアー)とは、古代ギリシアで、アテナイのディオニュシア祭等で上演されていた喜劇。.

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ギリシア神話

リシア神話(ギリシアしんわ、ΜΥΘΟΛΟΓΊΑ ΕΛΛΗΝΙΚΉ)は、古代ギリシアより語り伝えられる伝承文化で、多くの神々が登場し、人間のように愛憎劇を繰り広げる物語である。ギリシャ神話とも言う。 古代ギリシア市民の教養であり、さらに古代地中海世界の共通知識でもあったが、現代では、世界的に広く知られており、ギリシャの小学校では、ギリシャ人にとって欠かせない教養として、歴史教科の一つになっている。 ギリシア神話は、ローマ神話の体系化と発展を促進した。プラトーン、古代ギリシアの哲学や思想、ヘレニズム時代の宗教や世界観、キリスト教神学の成立など、多方面に影響を与え、西欧の精神的な脊柱の一つとなった。中世においても神話は伝承され続け、その後のルネサンス期、近世、近代の思想や芸術にとって、ギリシア神話は霊感の源泉であった。.

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ギリシア神話 (曖昧さ回避)

リシア神話(ギリシアしんわ)は、古代ギリシアの体系的な神話である。 ギリシア神話に関係して、概説や体系的な記述を行った書籍の日本語タイトルとして、『ギリシア神話』という名称がしばしば使用される。以下は、そのような書籍である。.

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クラナオス

ラナオス(Κραναός, Kranaos)は、ギリシア神話の人物で、アテーナイの王である。 クラナオスは大地から生まれたといわれ、ラケダイモーンのミュネースの娘ペディアスを妻とし、クラナエー、メナイクメー、アッティスをもうけた。 クラナオスはアッティカ地方の有力者で、一説にアテーナイの初代の王ケクロプスとともにアテーナーとポセイドーンの争いを判定した。ケクロプスが死んだとき後継者がいなかったため、一番の有力者だったクラナオスが王となったが、この時代にデウカリオーンの大洪水が起こった。また娘のアッティスが処女のうちに死んだため、クラナオスは娘の名をとってこの地方の名をアッティス(アッティカ)と名づけた。後にクラナオスは娘の1人と結婚したアムピクテュオーンによって王位を追われ、アッティカのランプトライで死んだ。この地にはクラナオスの墓があったという。.

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クリュメネー

リュメネー(Κλυμένη, )は、ギリシア神話の女神、あるいは女性である。長母音を省略してクリュメネとも表記される。主に、.

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クリューセーイス

送り届けられるクリューセーイス。クロード・ロラン、1644年。 クリューセーイス(Χρυσηΐς, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してクリュセイスとも表記される。クリューセー市のアポローンの神官クリューセースの娘で、アガメムノーンの子クリューセースの母。.

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クリューセース

アガメムノーンに娘の返還を求めるクリューセース。ルーブル美術館所蔵。 クリューセース(Χρύσης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してクリュセスとも表記される。主に、.

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クリュティオス

リュティオス(Κλυτίος, )は、ギリシア神話の巨人、あるいは人物である。主に、.

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クリーソス

リーソス(Κρῖσος,, Crisus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してクリソスとも表記される。ポーキス地方のクリーサ市の創建者で、市の名前はクリーソスに由来する。.

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クリスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルト

リスティアン・フリードリヒ・ダニエル・シューバルト(ドイツ語:Christian Friedrich Daniel Schubart、1739年3月24日 - 1791年10月10日)は、ドイツ・オーバーゾントハイム(旧ヴュルテンベルク)出身の詩人、音楽家。 18世紀後半に流行したシュトゥルム・ウント・ドラングを代表する詩人で、ドイツ最初の政治詩とされる『領主の墓』や『乞食兵士』を著し、詩『人間的な心の歴史によせて(Zur Geschichte des menschlichen Herzens)訳によっては『人間の心情の物語』など。』は同国出身の詩人フリードリヒ・フォン・シラーの戯曲『群盗』にも見られるように、シラーに大きな影響を与えた。またオーストリアの音楽家フランツ・シューベルトが1817年に作曲した『鱒』の作詞者として知られる。 アーレン市が1956年から主催する文学賞「」に名を残す。.

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クレーテウス

レーテウス(Κρηθεύς,, Creteus)は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してクレテウスとも表記される。アイオロスとエナレテーの子で、シーシュポス、アタマース、サルモーネウス、デーイオーン、マグネース、ペリエーレース、カナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、カリュケー、ペリメーデーと兄弟。 イオールコスの創建者とされ、サルモーネウスの娘テューローを養育したのち、妻としたアポロドーロス、1巻9・11。。 クレーテウスはテューローとの間に、アイソーン、アミュターオーン、ペレースをもうけた。このほかにアカストスの妻クレーテーイス(ヒッポリュテー)や、レームノス島の王トアースの妻ミリューネー、アドラストスの父タラオスがクレーテウスの子とされることもある。.

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クレータの牡牛

レータの牡牛(Cretan Bull)は、ギリシア神話に登場する神秘的な牡牛である。ギリシア神話の有名な怪物ミーノータウロスの誕生と関係があり、またヘーラクレースは7番目の難業としてこの牡牛を捕らえたといわれる。.

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クレイトス (ギリシア神話)

レイトス(Κλεῖτος,, Cleitus)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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クレイオー

絵画芸術』に描かれたクレイオー。ウィーン、美術史美術館所蔵。 クレイオー(Κλειώ, )、あるいはクリーオー(Κλιώ,, Clio)は、ギリシア神話に登場する女神で、9柱の文芸の女神ムーサたち(ムーサイ)の1人である。その名前は「祝福する女」の意で、祝福する(kλεί-εω)に由来する。 日本語では長母音を省略してクレイオ、クリオとも表記される。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、エウテルペー、タレイア、メルポメネー、テルプシコラー、エラトー、ポリュムニアー、ウーラニアーと姉妹。ムーサたちのうち「英雄詩」と「歴史」を司り、表される際の持ち物は巻物あるいは巻物入れなどであるが、この様にムーサたちが細分化されたのはローマ時代もかなり後期になってからである。 アプロディーテーに対して「女神の身であるにもかかわらず、人間アドーニスを恋した」と咎めたため、呪いによりマケドニアのペラ(ピーエリス)王ピーエロスを恋するようになり、その間にヒュアキントスという息子を産んだ。 別な伝説では、婚姻の神ヒュメナイオスの母でもあるという。その名の語源はギリシア語で「物語る」「名声を得る」という意味の κλέω または κλείω に由来する。.

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クレイオス

レイオス(Κρεῖος, )は、ギリシア神話に登場する神である。 ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、コイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟。 ポントスとガイアの娘エウリュビアーとの間に、アストライオス、ペルセース、パラースをもうけた。 ほとんど系譜上の存在で、説話らしい説話は伝えられていない。.

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クレウーサ

レウーサ(Κρέουσα,, Creusa)は、ギリシア神話に登場する女性の名。この名前は「王女」を意味し、ギリシア神話には同名の女性が4人いる。長母音を省略してクレウサとも表記される。.

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クレオパトラー

レオパトラー(Κλεοπάτρα, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してクレオパトラとも表記される。同名の女性が複数おり、主に、.

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クレオダイオス

レオダイオス(Κλεόδαιος, )は、ギリシア神話の人物である。ヘーラクレースの子ヒュロス(とイオレー)の子で、アリストマコスの父。 一説にエウアイクメーという姉妹がいたとも、テーメノスの父であるともいわれ、ヘーラクレイダイを率いてペロポネーソス半島への帰還を試みたともいわれる。なお、スパルタにはクレオダイオスの英雄廟があった。.

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クロニオス

ニオス(Κλονίος,, Clonius)は、ギリシア神話の人物。.

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クサントス (ギリシア神話)

ントス(Ξάνθος,, Xanthus)は、ギリシア神話の神、人物、あるいは馬。英語読みでザンザスとも呼称する。.

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グライアイ

ドワード・バーン=ジョーンズが1882年に描いた『ペルセウスとグライアイ』。シュトゥットガルト州立美術館所蔵。 グライアイ(Γραῖαι,, GraiaeもしくはGraeae)は、ギリシア神話に登場する3姉妹の怪物である。「老婆たち」の意。この名前は複数形で、単数形はグライア。 海神ポルキュースとその妻ケートーの間に生まれた姉妹で、グライアイはペムプレードー(「意地悪な」の意)、エニューオー(戦闘を好む)、デイノー(恐ろしい)を指すアポロドーロス、2巻4・2。。ゴルゴーンの姉妹にあたり、ポルキュアス、フォルキュアスともいう。.

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グラウコス

ラウコス(Γλαῦκος, )は、ギリシア神話の神、あるいは人物である。.

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グーネウス

ーネウス(Γουνεύς, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してグネウスとも表記される。主に、.

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ケルベロス

壺絵。ルーブル美術館所蔵。 ローマ時代のケルベロスの彫像。 19世紀のイギリスの画家ウィリアム・ブレイクが描いたケルベロス。 ケルベロス(Κέρβερος,, Cerberus)は、ギリシア神話に登場する犬の怪物。ハーデースが支配する冥界の番犬である。その名は「底無し穴の霊」を意味するウォーカー・198頁。。ラテン語読みはケルベルス、英語読みはサーベラス。 テューポーンとエキドナの息子で、オルトロス、ヒュドラー、キマイラ、スピンクス、ネメアーの獅子、不死の百頭竜(ラードーン)、プロメーテウスの肝臓を喰らう不死のワシ、パイア、金羊毛の守護竜といった怪物たちと兄弟。.

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ケルキュオーン

ルキュオーン(Κερκυών, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してケルキュオンとも表記される。 ブランコスとニュムペーのアルギオペーの子アポロドーロス、摘要(E)1・3。。あるいはヘーパイストスの子ヒュギーヌス、38話。。あるいはアムピクテュオーンの娘とポセイドーンの子で、トリプトレモスと異父兄弟、娘アロペーの父。 ケルキュオーンはエレウシースで旅人にレスリングの試合を強い、負けた者を殺していた。しかしテーセウスはアテナイに向かう途中にケルキュオーンを殺した。テーセウスはレスリングの技で殺したともパウサニアス1巻39・3。、武器で殺したともいわれる。 またケルキュオーンは娘アロペーが密かにポセイドーンの子ヒッポトオーンを生んだので、怒ってアロペーを殺した。エレウシースにはケルキュオーンの娘アロペーの墓と、ケルキュオーンがレスリングに使った競技場が残っていたという。.

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ケーペウス

ーペウス(、Cepheus)は、ギリシア神話に登場する人物で、同名の人物が複数知られている。長母音を省略してケペウス、ケフェウスとも表記される。その主なものは、.

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ケーユクス

ーユクス(Κήϋξ, Ceyx)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してケユクスとも表記される。.

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ケートー

ートー(Κητώ,, Ceto)は、ギリシア神話の女神である。その名は「海の怪物」という意味である。ケートーは海の危険性や恐怖、海の未知の生物を神格化した女神である。長母音を省略してケトとも表記される。 大地母神ガイアと海神ポントスの子で、ネーレウス、タウマース、ポルキュース、エウリュビアーと兄弟。兄であるポルキュスを夫とし、ゴルゴーン3姉妹やグライアイ3姉妹の母となった。一説にはエキドナやスキュラ、セイレーンの母ともいう。 このように、二人の子や孫はすべて怪物となった。.

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ケーダリオーン

ーダリオーン(Κηδαλίων, Kēdaliōn)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してケダリオンとも表記される。ケーダリオーンはナクソス島の鍛冶師で、ヘーラーはヘーパイストスをケーダリオーンのところに連れて行って鍛冶を教えるよう願ったので、ケーダリオーンは9年間ヘーパイストスに鍛冶を教えた。一説にケーダリオーンはヘーパイストスに仕えた少年で、オイノピオーンによって盲目にされたオーリーオーンはレームノス島にやって来て、ケーダリオーンをさらい、肩に乗せられたケーダリオーンから太陽が昇る方向を教えてもらったので、オーリーオーンの眼は癒えたという。 なお、ソポクレースはサテュロス劇『ケーダリオーン』を書いたが散逸した。 オーリーオーンの肩に乗るケーダリオーン。(1410年頃の百科事典的な写本より/南ドイツ/アメリカ議会図書館所蔵).

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ケブリオネース

ブリオネース(Κεβριόνης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してケブリオネスとも表記される。トロイアの王プリアモスの50人の子の1人である。トロイア戦争ではヘクトールの御者を務めた。 『イーリアス』の2日目、ヘクトールの御者アルケプトレモスがテウクロスに射倒されたとき、ヘクトールに命じられて戦車の御者を務めた。トロイア軍がギリシア軍の防壁を攻撃したときには、ポリュダマースとともにヘクトールのもとで第1部隊を率い、ギリシア陣内に侵入したさいには最も激戦だった場所で戦った。しかしパトロクロスがアキレウスの鎧をまとって戦ったさい、パトロクロスがヘクトールにめがけて投じた石がケブリオネースの頭に当たり、ケブリオネースを倒した。ヘクトールはケブリオネースの遺体をめぐってパトロクロスと激しく戦い、エウポルボスがパトロクロスに深手を負わせたときに討ち取った。.

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ケブレーン

ブレーン(Κεβρήν, Kebrēn, Cebren)は、ギリシア神話に登場する神で、イーリオス(トロイア)付近を流れるケブレーン河の河神(ポタモイ)である。ポタモイの娘は全員がナーイアスとされていて、ケブレーンも例外ではなく、ケブレーンの娘アステロペーはアイサコスと、オイノーネーはトロイアの王子パリスと結婚したとされる。.

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ケクロプス

アテーナイの初代の王ケクロプス。 ケクロプス(Κέκροψ, Kekrops)とはギリシア神話の人物である。主に、.

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ゲラーノール

ラーノール(Γεκάνωρ, Gelānōr)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してゲラノルとも表記される。 アルゴスの王クロートポスの子ステネラースの子パウサニアス、2巻16・1。。ダナオスがアイギュプトスの息子たちから逃げてアルゴスにやって来たとき、ダナオスに王権を譲った。あるいはダナオスとの戦争に敗れ、王権を失った。 パウサニアスによると、ゲラーノールとダナオスは演説して自らの正当性を主張し、アルゴスの人々に判断を求めた。しかし人々には判断できなかった。すると翌朝、人々は1頭の狼が城壁の外で牛の群れを率いる1頭の牡牛と戦うのを見た。人々は狼がダナオス、牡牛がゲラーノールを象徴していると思われたので、狼が牡牛をしとめたとき、ダナオスをアルゴス王とする裁定を下した。そこでダナオスはあの狼をアポローンの使者と考え、アポローン・リュケイオス(狼を御すアポローン)の聖域を創建した。.

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ゲーリュオーン

ヘーラクレースと闘うゲーリュオーン。E群のアンフォラ。紀元前540年ごろ。ルーヴル美術館蔵。 ゲーリュオーン(Γηρυών, )は、ギリシア神話に登場する怪物である。クリューサーオールとカリロエーの子で、エキドナと兄弟。 ゲーリュオーンはアイスキュロスおよびラテン語による表記で、叙事詩中ではゲーリュオネウス(Γηρυονεύς)、イオニア・アッティカ散文作品やアリストパネース、ピンダロスなどではゲーリュオネース(Γηρυόνης)、ステーシコロスの抒情詩では Γαρυόνας 、カルキディアの壺絵の表記では Γαρυϝόνης' となっている。エトルリア語ではケルン(Cerun)。日本語では長母音を省略してゲリュオン、ゲリュオネウス、ゲリュオネスとも表記される。 ゲーリュオーンの最大の特徴はその形態で、三頭、または三頭三体の怪物であるとされた。古注によると、ステーシコロスはゲーリュオーンには6つの腕、6つの脚があり、そして翼が生えていた、と歌っていたらしい。アポロドーロスはさらに詳細に、「三人の男の身体が腹で一つになっていて、脇腹と太腿からは三つに分かれた身体を持っていた」と叙述している『ビブリオテーケー』2巻5・10(高津春繁訳、98ページ)。。 ステーシコロスによるとゲーリュオーンは鎧兜をつけ、盾と槍でもって武装する古代ギリシア市民の重装歩兵の格好をしていた。対照的にヘーラクレースはライオンの皮一枚を身にまとい、武器は棍棒か弓矢、剣といういでたちだった。この対比は多くのギリシア美術に表現されている。ゲーリュオーンの牛獲りは古代ギリシアで非常に好まれたモチーフで、130ほどの事例が知られている。.

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コマイトー

マイトー(Κομαιθώ, )は、ギリシア神話の女性である。タポス王プテレラーオスの娘。 コマイトーは父プテレラーオスと戦争を戦っていたアムピトリュオーンに恋をした。しかしプテレラーオスにはポセイドーンに植えられた黄金の毛髪があったため不死身であり、アムピトリュオーンは勝てないでいた。コマイトーがアムピトリュオーンを愛するあまりにプテレラーオスの黄金の毛髪を切り落としたため、アムピトリュオーンが勝利してタポスを制圧した。コマイトーはその直後にアムピトリュオーンに殺された。.

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コメーテース

メーテース(Κομήτης, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してコメテスとも表記される。主に、.

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コロノスのオイディプス

『コロノスのオイディプス』(Οἰδίπους ἐπὶ Κολωνῷ, Oidipous epi Kolōnō, Oedipus Coloneus)は、ソポクレス作のギリシア悲劇である。テーバイのかつての王オイディプスが放浪の末アテナイ近郊のコロノスの森にたどり着いたところから始まり、オイディプスの死に到るまでを描く。 運命に翻弄されたオイディプスは予言に従って復讐の女神エウメニデスの聖林に導かれ、そこを自らの墓所として望み、アテナイ王テセウスもこれを認めた。そしてこれを阻もうとする息子ポリュネイケスやテーバイの現在の王クレオンにもかかわらず、オイディプスはテセウスのみが見守る中、コロノスの地中深く飲み込まれていく。 なお、ソポクレスの現存作品では、.

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コローニス

ーニス(Κορωνίς, )は、ギリシア神話の女性たちである。長母音を省略してコロニスとも表記される。主に、.

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コイオス

イオス(Κοῖος,, Coeus)は、ギリシア神話に登場する神である。 ウーラノスとガイアの息子でティーターンの一人。オーケアノス、クレイオス、ヒュペリーオーン、イーアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、ポイベー、テーテュースと兄弟。 またポイベーを妻とし、レートー、アステリアー姉妹をもうけた。したがってコイオスはアポローン、アルテミス、またヘカテーの祖父にあたる。 ほとんど系譜上の存在であり、特に説話らしい説話は伝えられていない。.

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ゴルギュティオーン

ルギュティオーン(Γοργυθίων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してゴルギュティオンとも表記される。トローイア王プリアモスと妃の1人との間に生まれた子。母はトラーキア地方のアイシュメーの美女カスティアネイラである。2人の間に生まれたゴルギュティオーンは美男子だったとされる『イーリアス』8巻300行-308行。。トロイア戦争ではトローイア軍の武将の1人として戦った。 『イーリアス』2日目、ギリシア軍の武将テウクロスは大アイアースとのコンビで多くのトローイアの将を討ち取り、さらにヘクトールを討たんとして矢を放ったが、ヘクトールではなくゴルギュティオーンに当たって射倒した。兜の重みでゴルギュティオーンの頭ががくりと傾く様は、まるで実をつけて重くなったケシの花が、雨に濡れてさらに重くなって実を垂らすかのようであったという。 一説によるとゴルギュティオーンはパトロクロスに討たれた。.

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ゴルゲー

ルゲー(Γοργή, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してゴルゲとも表記される。.

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ゴルゴポネー

ルゴポネー(Γοργοφόνη, )は、ギリシア神話の女性。長母音を省略してゴルゴポネとも表記される。.

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ゴルゴーン

愛馬ブケパロスに騎乗したアレクサンドロス。鎧にメドゥーサの首(拡大図) ゴルゴーン(Γοργών, )、またはゴルゴー(Γοργώ, )は、ギリシア神話に登場する醜い女の怪物である『ギリシア・ローマ神話事典』 『ギリシア神話』 。その名は「恐ろしいもの」の意。 日本語では長母音記号を省略し、ゴルゴン、ゴルゴとも表記する。英語読みはゴーゴン(Gorgon)。.

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シノーン

ノーン(Σίνων, )はギリシア神話の人物で、アエシモスの息子。アエシモスはアウトリュコスの息子なので、系譜上はオデュッセウスやイアーソーンの従兄弟となる。しかし、オデュッセウスと同じく、シーシュポスの息子であるとも言われる。彼はアカイア勢としてトロイア戦争に参加し、トロイアの木馬作戦で身体を張って活躍した。.

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シモエイス

モエイス(Σιμόεις,, Simois)は、ギリシア神話の神である。オーケアノスとテーテュースの子で、トローアス地方を流れるスカマンドロス河の支流シモエイス河の河神である。娘にアステュオケー、ヒエロムネーメーがおり、アステュオケーはトロイア王エリクトニオスの妻となってトロースを生み、ヒエロムネーメーはアッサラコスの妻となってカピュスを生んだ。トロイア戦争では、ヘーラーが戦車を駆ってスカマンドロス河とシモエイス河の合流地点にやって来て、戦車から神馬たちを放したとき、シモエイスは神馬たちが食べるためにアムブロシアーを生え出させた。またスカマンドロスが大水を起してアキレウスを襲ったときに助力した。.

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シャルル・ヴィロロー

ャン=シャルル=ガブリエル・ヴィロロー(Jean-Charles-Gabriel Virolleaud、1879年7月2日 - 1968年12月17日)は、フランスの東洋学者、考古学者。ウガリット文字の解読者のひとりとして知られる。.

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シーシュポス

ーシュポス(Σίσυφος,, Sisyphus)は、ギリシア神話に登場する人物である。長母音表記を略してシシュポス、シジフォス、シシュフォスとも省略される。コリントスの創建者アポロドーロス、1巻9・3。。徒労を意味する「シーシュポスの岩」で知られる。 シーシュポスはテッサリアー王アイオロスとエナレテーの息子で、兄弟にサルモーネウス、アタマースなどがいる。プレーイアデスのひとりメロペーを妻とし、グラウコス、オルニュティオーン、テルサンドロス、ハルモスをもうけた。シーシュポスの子のうちグラウコスはベレロポーンの父である。 シーシュポスはエピュラーを創建し、エピュラーは後にコリントスの名で知られるようになった。一説には、メデイアがシーシュポスにコリントスを贈ったともいう。また、ヘーラーに狂気を吹き込まれたアタマースに追われたイーノーとメリケルテースが海に身を投げた事件を記念してイストミア大祭を創始した。.

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シドニー・キーズ

ドニー・アーサー・キルワース・キーズ(Sidney Arthur Kilworth Keyes, 1922年5月27日 - 1943年4月29日)は、イギリスの詩人。 ウィリアム・バトラー・イェイツやライナー・マリア・リルケの影響を強く受け、その詩風が独創的であることから1940年代の新ロマン主義を彩る人物として有望視されていたが、第二次世界大戦のチュニジア戦線で戦死した。 死後、1943年にキーズが生前著した『残酷な夏至(The Cruel Solstice)』と『鉄の月桂冠(The Iron Laurel)』を讃えてが受賞された。.

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シニス

ニス(Σίνις, )は、ギリシア神話の人物である。別名ピテュオカムプテース(Πιτυοκάμπτης,, 「松曲げ男」の意)。ポリュペーモーンとシュレアーの子アポロドーロス、3巻16・2。、あるいはポセイドーンの子。ペリグーネーの父で、メラニッポスの祖父プルタルコス「テーセウス伝」8。。 シニスは怪力の盗賊で、コリントスのイストモス地峡で、旅人にひどい乱暴をした。シニスは松の木を地面まで曲げ、松がもとに戻らないように押さえさせ、跳ね飛ばして殺した。あるいは旅人とともに松を押さえているときに手を離し、跳ね飛ばして殺した。またあるいは2本の松を曲げて旅人の両足に縛り、旅人は2本の松がもとに戻るときに引き裂かれた。テーセウスはアテーナイに向かっているときにペリペーテースに次いで、シニスをそれまで彼がしてきたのと同じ方法で殺した。シケリアのディオドロスも簡潔な言葉でシニスをペリペーテースの次に退治したと述べている。 なお、テーセウスはシニスを殺した後、彼の娘ペリグーネーとの間に1子メラニッポスをもうけたと伝えられている。.

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ジョージ・スミス (考古学者)

ョージ・スミス(George Smith、1840年3月26日 - 1876年8月19日)は、イギリスの考古学者、アッシリア学者。ギルガメシュ叙事詩を解読し、大洪水伝説をはじめて紹介したことで特に知られる。.

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スーザニー

ーザニー・サマルカンディー(ペルシャ語:سوزنی سمرقندی、ラテン文字表記例:Suzani Samarqandi、生年不詳 - 1166年頃)は、ペルシャサマルカンド出身の詩人。 生涯はあまり分かっていないが、ブハラで学んだとされ、地方王朝の宮廷に仕えて頌詩を読んだとされる。 スーザニーの作る詩にはやや諷刺が組み込まれており、ペルシア文学史上でも諷刺詩人として高い地位を占めている。また、アラビア語とトルコ語が話せたとされる。 現存する『スーザニー詩集』は多くの諷刺詩や頌詩が収められており、平易で流麗な文体とペルシャ語学者の黒柳恒男は評している。.

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スパルタ (ギリシア神話)

パルタ(Σπάρτα,Sparta)は、ギリシア神話の人物。ラコニア王エウロータスの娘。ラケダイモーンの妻でアミュクラースとエウリュディケー(オルペウスの妻とは別人)の母となった。都市名のスパルタは彼女の名によってつけられたが、夫のラケダイモーンの名でも呼ばれる。 彼女はいかなる犠牲を払っても守るに足りるほどの美人であったと言われ、兵士たちは戦闘に突入する前にしばしばその名を叫んだという。.

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スピーヌム

ピーヌム(supinum)は、準動詞の一種。主にラテン語の文法で使われる用語だが、他の言語の同様の機能をさすこともある。運動をあらわす動詞を修飾して「……するために」という副詞的な意味を表し、目的分詞と呼ばれることもある。.

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ステネロス

テネロス(Σθένελος,, Sthenelus)は、ギリシア神話の人物である。主に、.

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ステネボイア

テネボイア(Σθενέβοια, )は、ギリシア神話の女性である。リュキア王イオバテースの娘、あるいはアムピナクスの娘で、ピロノエーと姉妹。あるいはアルカディア王アペイダースの娘でヘーシオドス断片77(オクシュリュンコス・パピュルス)。、テゲアー王アレオスと兄妹。ホメーロスによればステネボイアはアンテイアという名である。ティーリュンス王プロイトスの妻となり、イーピノエー、イーピアナッサ、リューシッペー、メガペンテースを生んだ。 エウリーピデースは悲劇『ステネボイア』を書いたが散逸した。.

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ステュムパーロス

テュムパーロス(Στύμφαλος, )は、ギリシア神話の人物。ステュンパーロス、長母音を省略してステュムパロス、ステュンパロスとも表記される。.

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ステロペー

テロペー(Στερόπη, )、またはアステロペー (Ἀστερόπη) は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してステロペ、アステロペとも表記される。主に、.

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ステンノー

テンノー(, 、)、あるいはステノー(Σθενώ, アポロドーロス、2巻4・2。)は、ギリシア神話に登場する怪物で、ゴルゴーン3姉妹の長女である。ギリシア語でステンノーは「強い女」の意。日本語では長母音を省略してステンノ、ステノとも表記される。ポルキュースとケートーの娘でヘーシオドス、270行-278行。、姉妹にグライアイ、および残りのゴルゴーンの2人の妹エウリュアレーとメドゥーサがおり、メドゥーサ以外の2人は不死身だったとされる。 ロバート・グレーヴスによれば、この名は元々他のゴルゴーンの姉妹たちの名と同様、月の女神の呼称だったとされる。.

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スティルベー

ティルベー(Στίλβη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してスティルベとも表記される。 テッサリアーの河神ペーネイオスと水のニュムペーのクレウーサの娘で、ヒュプセウスと兄弟。アポローンとの間にラピテースとケンタウロスを生んだ。子のうちラピテースはラピテース族の名祖で、ポルバースとペリパースの父である。なお、一説によるとスティルベーはラピテースとの間にトリオパースを生んだ。.

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スカマンドロス

マンドロス(Σκάμανδρος, Skamandoros)は、ギリシア神話の神である。オーケアノスとテーテュースの子で、小アジアのトローアス地方を流れるスカマンドロス河(現在のカラメンデレス川, en)の河神である。ホメーロスによれば神々はクサントスと呼び、人間はスカマンドロスと呼ぶとされ、トロイアの人々はスカマンドロスを深く信仰したという。 スカマンドロスはニュムペーのイーダイアーとの間にテウクロスと、娘カリロエー、ストリューモー、グラウキアがいた。テウクロスはダルダノス以前にトローアス地方を支配したとされ、カリロエーはその子孫であるトロイア王トロースの妻、またストリューモーもトロイア王ラーオメドーンの妻となった。 トロイア戦争ではアキレウスがスカマンドロス河でトロイア軍を殺戮したとき、スカマンドロスは怒ってパイオニアの武将アステロパイオスに勇気を与え、アキレウスを討たせようとしたが、逆にアキレウスはアステロパイオスを討ち、さらにパイオニア勢を殺戮した。このためスカマンドロスは人の姿となって現れ、河が死体であふれていることを非難し、河の外で戦うよう言った。しかしアキレウスは聞かなかったので、大水を起してアキレウスを押し流そうとし、トロイアの兵に対しては水で覆って保護した。アキレウスは水の勢いに耐えられず神々に助けを求め、アテーナーとポセイドーンがアキレウスを励ました。これによってアキレウスは河から抜け出して平野に向かったが、この大水で平野は水浸しになり、死体が浮き漂ったという。アキレウスに逃げられそうになったスカマンドロスはシモエイスに助力を求めたが、ヘーラーはヘーパイストスに命じて激しい大火を起させた。これによって平野の水は乾き、死体が燃え、さらに河の水が煮えたぎったので、スカマンドロスはたまらず降参したという。.

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スケイローン

; スケイローンの関連系図(プルタルコス「テーセウス伝」より) スケイローン(Σκείρων, )、またはスキーローン(Σίρων, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してスケイロン、スキロンとも表記される。 コリントス人で、ペロプスあるいはポセイドーンの子アポロドーロス、摘要(E)1・2。。あるいはピッテウスの娘ヘーニオケーとカネートスの子で、テーセウスの従兄弟。サラミース王キュクレウスの娘カリクローとの間にエンデーイスをもうけた。エンデーイスはアイギーナ王アイアコスの妻で、テラモーンとペーレウスの母プルタルコス「テーセウス伝」10。。なお、エンデーイスはケンタウロスのケイローンとニュムペーのカリクローの娘だともいわれる。.

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セレーネー

レーネー(Σελήνη, Selēnē)は、ギリシア神話の月の女神である。長母音を省略してセレネ、セレーネとも表記される。ローマ神話のルーナと同一視される。.

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ゼートス

ートスとアムピーオーン。ミュンヘン、ノイエ・ピナコテーク所蔵。 ゼートス(Ζῆθος, )は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してゼトスとも表記される。ニュクテウスの娘アンティオペーとゼウスの子で、アムピーオーンと兄弟。テーベーを妻としアポロドーロス、3巻5・6。、ネーイスをもうけたパウサニアス、9巻8・4。。.

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ゼウクシッペー

ウクシッペー(Ζευξίππη, )は、ギリシア神話のニュムペー、あるいは女性である。長母音を省略してゼウクシッペとも表記される。主に、.

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タミュリス

タミュリス(Θάμυρις, )、あるいはタミュラース(Θαμύρας, )は、ギリシア神話の人物で、トラーキアの有名な音楽家、吟遊詩人である。美男で、リラ(竪琴)の名手。 ピラムモーン(アポローンの子)とニュムペーのアルギオペーの子とされるがアポロドーロス、1巻3・3。パウサニアス、4巻33・3。、ムーサイのメルポメネー、あるいはエラトーの子供ともいわれる高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.147a。。一説にタミュリスの娘メニッペーはオルペウスの母という。またタミュリスは美少年ヒュアキントスの最初の恋人であり、ラーイオス同様、ギリシア人で最初の男性同性愛者といわれる。 神話によるとタミュリスはリノスから音楽を学んだが、ムーサイに対する不敬によって音楽の全ての技を失ったとされる。 タミュリスはオイカリアの王エウリュトスの王宮を辞して旅をしていたが、メッセーネーのドーリオンでムーサイに出会い、ムーサイたちに歌で勝利して見せようと宣言したため、怒ったムーサイたちは彼を盲目にし、声を奪い、さらにリラの技を忘れさせた。 後代の伝承ではタミュリスはムーサイ全員を自分のものとするため、敗れたらムーサイの欲するものを何でも差し出すという条件で、あるいはムーサイの1人と結婚するため、歌比べの勝負を挑んだが敗北した。全てを失ったタミュリスはリラをドーリオン近くの川に投げ捨てたので、その川はバリュラ川と呼ばれた。 なお、ソポクレースはこの物語を題材に悲劇『タミュラース』を作った。.

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タラオス

タラオス(Ταλαός, )は、ギリシア神話の人物で、アルゴスの王である。予言者メラムプースの兄弟のビアースとネーレウスの娘ペーローの子で、アレイオス、ラーオドコスと兄弟ロドスのアポローニオス、1巻118行-120行。。メラムプースの子アバースの娘リューシマケーとの間に、アドラストス、パルテノパイオス、プローナクス、メーキステウス、アリストマコス、エリピューレーをもうけた。 一説にタラオスの父はクレーテウスで、またタラオスの妻はシキュオーンの王ポリュボスの娘リューシアナッサとも、イーピトスの娘エウリュノメーともいわれる。またアリストマコスの子ヒッポメドーンはタラオスの子ともいわれる。 タラオスはアルゴナウタイの1人で、兄弟のアレイオス、ラーオドコスとともに参加した。.

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タレイア (ムーサ)

タレイア(Θάλεια, )は、ギリシア神話の女神である。ムーサの1人で、喜劇をつかさどる。その名前はギリシア語の「開花する」による。 ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、ポリュムニアーと姉妹。 アポローンによってコリュバンテスたちを生んだと見なされた。 タレイアは陽気な雰囲気の若い娘で、木蔦の冠をかぶり、半長靴をはいて、手には喜劇の仮面を持っている。その彫像の中には、ラッパやメガホンを持っているものもあり、古代の喜劇で役者の声を支えるのに用いた楽器とされる。.

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タレイア (カリス)

ハンス・バルドゥングの1541年-1544年頃の絵画『三美神』。マドリード、プラド美術館所蔵。 タレイア(Θάλεια,, Thalia, タリアー)は、ギリシア神話に登場する女神である。アプロディーテーの侍女である三美神カリスの一柱で豊かさと開花を司る。古代ギリシア語の「開花」・「繁栄」・「花盛り」を意味する θάλλεω が語源。 ヘーシオドスの『神統記』によれば、ゼウスとエウリュノメーの間に生まれた3人の娘の1人で、「愛らしいタレイア(lovely Thalia)」と呼ばれており、アグライアーとエウプロシュネーは彼女の姉妹。.

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タロース (ギリシア神話)

タロース(Τάλως, Talōs)、タロス(Τάλος, Talos)、タローン(Τάλων, Talōn)は、ギリシア神話に登場する、クレータ島を守る自動人形あるいは怪物である。.

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ターユゲテー

ターユゲテー(Ταυγέτη, )は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してタユゲテ、あるいはタイゲテとも呼ばれる。 アトラースとオーケアノスの娘プレーイオネーの娘たち(プレイアデス)の1人で、マイア、アルキュオネー、メロペー、ケライノー、エーレクトラー、ステロペーと姉妹。ゼウスとの間にラケダイモーンを生んだとされる。またターユゲテーはラコーニアのターユゲトス山の名前の由来とされる。.

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タウマース

タウマース(Θαύμας,, Thaumas)は、ギリシア神話の神である。長母音を省略してタウマスとも表記される。ガイアとポントスの子で、ネーレウス、ポルキュース、ケートー、エウリュビアーと兄弟アポロドーロス、1巻2・6。。オーケアノスとテーテュースの娘エーレクトラーとの間に虹の女神イーリスと、2人のハルピュイア、アロエーとオーキュペテーをもうけた。 また一説にイーリスと3人のハルピュイア、ケライノー、オーキュペテー、ポダルゲーをもうけたとも、オゾメネーとの間に3人のハルピュイア、アエロープス、ケライノー、オーキュペテーをもうけたともいう。.

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タソス

タソス(Θάσος / Thasos)は、ギリシア神話の人物である。タソス島の名祖ヘーロドトス、6巻47。。普通フェニキア王アゲーノールの子、あるいはアゲーノールの妻テーレパッサとポセイドーンの子といわれるがアポロドーロス、3巻1・1。、一説にキリクスの子ともいわれ、ポイニクスとカッシオペイアの子キリクスの子で、テーベーと兄弟などといわれ、系譜が一致しない。 ゼウスにさらわれたエウローペーの捜索に同行したが発見できなかったので、タソス島に町を建設して移住した。タソスとともに移住したフェニキア人たちによってタソス島の金鉱山が開発されたという。.

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サラミース

ラミース(Σαλαμίς, Salamīs)は、ギリシア神話に登場する女神あるいは女性である。河神アーソーポスとメトーペーの娘で、キュクレウスの母。サラミース島の名の由来とされる。長母音を省略してサラミスとも表記される。 サラミースは彼女に恋したポセイドーンにさらわれ、アッティカ沖の島に連れていかれた。そしてその地でポセイドーンに愛され、1子キュクレウスを産んだといわれる。成人したキュクレウスは島の王となり、島民を苦しめた大蛇を退治したアポロドーロス、3巻12・7。。またキュクレウスは母の名を取って島の名をサラミース島と名付けた。 キュクレウスには男子が生まれなかったため、後に娘と結婚したテラモーンに王位を譲った。 テラモーンには2人の息子、大アイアースとテウクロスがいた。しかし大アイアースはトロイア戦争で非業の死を遂げ、テウクロスは戦後、大アイアースの遺児エウリュサケースを連れて帰国したが、兄の死を止められなかったことをテラモーンに責められ、サラミース島から追放された。その後、キュプロス島に流れ着き、サラミース市を起こしたという。 その後サラミース島はサラミスの海戦が行われたことで有名になり、ギリシア海軍の戦艦サラミスなど、多くの船の名前にもなった。.

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サラーキア

ラーキア(Salacia)はローマ神話の女神で、ネプトゥーヌスの妻にあたる。 トリートーンの母で、海水の女神。ギリシア神話のアムピトリーテーと同一視される。 また、ウェヌスの別名として用いられたともいわれる。.

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サルペードーン

ルペードーン(Σαρπήδων, )は、ギリシア神話の人物で、リュキアの王である。長母音を省略してサルペドンとも表記される。 フェニキア王アゲーノールの娘エウローペーとゼウスの子で、ミーノース、ラダマンテュスと兄弟とも、ベレロポーンの娘ラーオダメイアとゼウスの子ともいわれる。トロイア戦争のとき、グラウコスとともにリュキア勢を率いてトロイアを救援し、ギリシア軍と戦った。.

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サルモーネウス

ルモーネウス(Σαλμωνεύς, )は、ギリシア神話の登場人物である。長母音を省略してサルモネウスとも表記される。エーリス地方の王だが、ゼウスに対する冒涜的行為によって罰せられた。 アイオロスとエナレテーの子で、クレーテウス、シーシュポス、アタマース、ペリエーレース、デーイオーン、マグネース、カナケー、アルキュオネー、ペイシディケー、、カリュケー、ペリメーデーらと兄弟アポロドーロス、1巻7・3。。アレオスの娘シケリアのディオドロス、4巻68・1。アルキディケーとの間に、1女テューローがいる。後にシデーローを後妻に迎えた。.

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兵庫県出身の人物一覧

兵庫県出身の人物一覧(ひょうごけんしゅっしんのじんぶついちらん)は、Wikipedia日本語版に記事が存在する兵庫県出身の人物の一覧表である。.

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兵庫県立神戸高等学校の人物一覧

兵庫県立神戸高等学校人物一覧は、兵庫県立神戸高等学校(および前身である兵庫県立第一神戸中学校、兵庫県立第一神戸高等女学校)の出身者・関係者一覧。.

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神話・伝説の物一覧

話・伝説の物一覧は、世界各地の「神話・伝説・民話」に登場する物を網羅した一覧である。 すでに他の一覧にまとめられている項目・ページを圧迫しそうな項目は除外する。掲載するにあたって、単独立項ページ・関連ページの節へのリンク、もしくは説明に出典がない場合は、コメントアウトか除去となります。 近代・現代の創作に関しては、複数の創作に共通して用いられている概念や、詳細な設定があり物語の中で大きな役割を担っているものなどに限定して記載する。.

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第六高等学校 (旧制)

六高等学校(1926年頃撮影) 旧制第六高等学校(きゅうせいだいろくこうとうがっこう)は、1900年(明治33年)3月に岡山県岡山市に設立された官立旧制高等学校。略称は「六高」(ろっこう)。.

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線文字A

線文字A(せんもじA、Linear A)は、およそ紀元前18世紀から紀元前15世紀頃までクレタ島で用いられていた文字である。 線文字Bと同様に、左から右に書かれ、音節文字と「表意文字」と呼ばれる記号を含む。線文字Bと共通する文字も多いが、未解読である。.

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線文字B

線文字B(せんもじB、Linear B)は、紀元前1550年から紀元前1200年頃まで、ギリシア本土およびクレタ島で使われていた文字である。古いギリシア語の方言を表記するのに用いられた。 主に粘土板の上に左から右に書かれ、音節文字と「表意文字」と呼ばれるが実際は文字ではない絵画的な記号、および数字と単位記号から構成される。 この文字によって表されるギリシア語をミケーネ・ギリシャ語と称する。.

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縛られたプロメテウス

『縛られたプロメテウス』(しばられたプロメテウス、Προμηθεὺς Δεσμώτης, プロメーテウス・デスモーテース、Prometheus vinctus)は、アイスキュロス作のギリシア悲劇。 ギリシア悲劇は三部作で上演されるものであるため本作はその第1編であり、この後に.

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産経児童出版文化賞

産経児童出版文化賞(さんけいじどうしゅっぱんぶんかしょう)は、学校図書法の施行にあわせて1954年(昭和29年)に産業経済新聞社が創設した賞で、児童文学の賞の一つ。同社主催のもと、次世代を担う子供たちに優れた本を与える目的で制定された。現在の後援はフジテレビジョンとニッポン放送で、JRグループが協賛、協力は東京都飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモント。.

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田中秀央

中 秀央(たなか ひでなか、1886年3月2日 - 1974年8月6日)は、言語学者で日本における西洋古典学の開拓者の一人、同じく古典学・言語学者の高津春繁は甥である。 第三高等学校から東京帝国大学言語学科に進み、一方でラファエル・フォン・ケーベルにはギリシア語、ラテン語を学ぶ。 卒業後は、東京帝大講師として古典語を教える。1920年京都帝国大学文学部講師、直ちに助教授となり、1922年からオックスフォード大学に留学、1924年帰国、1931年教授昇進、1936年に西洋古典学講座を実質上設立し、田中美知太郎、松平千秋らを育成した。1946年定年退官し名誉教授、京都女子大学教授も務めた。 ホメーロス『イーリアス』『オデュッセイア』の原典訳を初めて行った。.

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田中美知太郎

中 美知太郎(たなか みちたろう、1902年(明治35年)1月1日 - 1985年(昭和60年)12月18日)は、日本の哲学者、西洋古典学者。京都大学名誉教授。文学博士(1950年)。.

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青年文法学派

青年文法学派(せいねんぶんぽうがくは、Junggrammatiker)とは、1870年代後半以降のライプツィヒ大学を中心とする印欧語比較言語学の学者のグループを指す。比較言語学をそれまでよりも精緻な学問にすることに重要な貢献をした。 日本語の訳語は一定せず、少壮文法学派・若手文法学派・新文法学派(Neogrammarian)などとも呼ぶ。.

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風間喜代三

間 喜代三(かざま きよぞう、1928年12月9日 - )は、日本の言語学者、東京大学名誉教授。.

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言語学者の一覧

言語学者(げんごがくしゃ)とは、言語学を専攻する研究者のこと。広く言語について研究を行っている者を言うこともある。多くの言葉を話す人のことではない。 この項目は、日本及び外国の言語学者の一覧である。日本語学者も参照のこと。.

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辻直四郎

辻 直四郎(つじ なおしろう、1899年11月18日 - 1979年9月24日)は、日本の古代インド学者・言語学者で、日本におけるインド古典学研究を開拓し、業績は海外の学会でも高く評価された。.

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蜂 (アリストパネス)

『蜂』(はち、Σφῆκες, Sphēkes, スペーケス、Vespae)は、古代ギリシアのアリストパネスによるギリシア喜劇の1つ。 扇動政治家クレオーンが好きな父ピロクレオーンと、嫌いな息子ブデリュクレオーン、そしてクレオーン自身を擬した犬(キュオーン)と、対立的な将軍ラケスを擬した犬ラベース等が絡みつつ、アテナイの裁判制度を揶揄する内容となっている。題名は劇中でコロス(合唱隊)役を担う「裁判人の老人たち」の正体が「スズメバチ」であることにちなむ。 紀元前422年のレーナイア祭で上演され、2等になった。優勝はピロニデスの『前披露(プロアゴーン)』、3等はレウコンの『使節たち』だった。.

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関根正雄

関根 正雄(せきね まさお、1912年8月14日 - 2000年9月9日)は、キリスト教無教会主義の伝道者、旧約聖書研究者。.

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雲 (戯曲)

『雲』(くも, ネペライ、Nubes)は、古代ギリシアのアリストパネスによるギリシア喜劇。ソフィストたちを風刺した。実在の哲学者ソクラテスが登場する。 オリジナル作品は紀元前423年の大ディオニューシア祭で上演されたが、最下位の3等で終わった。優勝はクラティノスの『酒壺(ピューティネー)』、2等はアメイプシアスの『コンノス』だった。その後、数年以内に手が加えられて改作され、現在の形になったが、上演されることはなかった。.

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蛙 (喜劇)

『蛙』(かわず、Βάτραχοι, Bátrachoi, バトラコイ、Ranae)は、古代ギリシャの喜劇作家であるアリストパネスによるギリシア喜劇である。ギリシャの二大悲劇作家の批評合戦がテーマになっている。.

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RUKIの法則

RUKIの法則(ルキのほうそく)は、インド・ヨーロッパ語族の一部の語派でおきた音変化の名称。*i, *u, *r, *k の後ろにある *s の調音部位が奥寄りになって のような音に変化した高津 (1954) p.77。「RUKI」とは、この音変化を起こした音を覚えやすく並べたものである。 サテム語に属する複数の語派で同じ変化が起きていることに特徴がある。 インド・アーリア語派ではそり舌音が発生する原因になった。.

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柳沼重剛

柳沼 重剛(やぎぬま しげたけ、1926年12月1日 - 2008年7月29日)は、日本の西洋古典学者、筑波大学名誉教授、プルタルコスの原典訳が著名。.

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松本克己

松本 克己(まつもと かつみ、1929年10月25日 - )は、日本の言語学者、金沢大学および静岡県立大学名誉教授。.

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武蔵大学

武蔵大学は建学の三理想及び、3つの目標を定めている。三理想は1922年の旧制武蔵高等学校の第一回入学式に先立つ教師会において当時の一木喜徳郎校長が「正義ヲ重ンジ真理ヲ愛シ、自ラ理解考究スル能力ヲ有シ、世界ニ活動スル体力ヲ有ス」と訓示されたものを原型とし、1928年に現在の形となったもので、この三理想をもとに、21世紀の新たな社会において大学に求められる知の創造、継承と実践を目指したものが、3つの目標である。伝統となっている少人数教育を一層強化し、教員との密接なコミュニケーションのなかで、これからの社会を支え、発展させ得る「自立した活力ある人材」の育成を目指している。 なお、一木喜徳郎が述べた建学の三理想の原型は、実質的には山本良吉の創案と思われ、彼が1920年から1年間行った欧米視察旅行の反省を踏まえたものであった。山本は1937年の創立15周年座談会で三理想の第1項、第2項について次のように述べている。 また、第3項は「従来の暗記中心の『注入主義』的な教育に対し、『自分の頭で考える』ことをすすめるもの」兵頭、118頁。であり、「教授とは人生に必要な一切の知識を与えることではなく、『よく自ら考へ、自ら判断し、最も適当の方法を取って行く』ための力を養うことが肝要」との山本の考えを表しているという。 建学の三理想.

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武蔵大学の人物一覧

武蔵大学の人物一覧(むさしだいがくのじんぶついちらん)は武蔵大学と前身の旧制武蔵高等学校に関係する人物の一覧記事。.

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死に至る病

ラザロの蘇生」(画:フアン・デ・フランデス) 『死に至る病』(しにいたるやまい、デンマーク語:Sygdommen til Døden)は、1849年にアンティ=クリマクス(Anti-Climacus)と言う偽名を用いてコペンハーゲンで - コトバンク、2014年2月12日閲覧。出版されたデンマークの哲学者、思想家セーレン・キェルケゴールの哲学書。副題は「教化と覚醒のためのキリスト教的、心理学的論述」である。 題名の「死に至る病」とは新約聖書『ヨハネによる福音書』第11章4節から引用されているイエス・キリストが、病気で死んだ友人ラザロを蘇生させた際に「この病は死に至らず」と述べたことに由来し、即ち絶望を意味する。 第一部「死に至る病とは絶望である」、第二部は「絶望とは罪である」の二部で構成され、ドイツの哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルを頂点とする近代の理性主義を批判した著書として名高い。.

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比較言語学

比較言語学(ひかくげんごがく、)とは、言語学(歴史言語学)の一分野であり、親縁関係や同系性が推定される諸言語を比較することにより、同系性や親縁性(語族、語派)を見出したり、あるいは共通祖語を再構したりしようとする学問。 インドからヨーロッパの言語をまとめた「インド・ヨーロッパ語族」(印欧語族)に関するものが代表的。 一方、歴史的関係の解明を目的とせず、複数の言語を比較する研究は対照言語学と呼ばれ区別される。.

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指令法

指令法(しれいほう、injunctive)は、インド・ヨーロッパ語の法のひとつ。主にインド・イラン語派の古代語にあらわれる。.

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斎藤忍随

斎藤 忍随(さいとう にんずい、1917年5月6日 - 1986年1月21日)は、日本の哲学者、西洋古典学者(古代ギリシア哲学)。東京大学文学部名誉教授。.

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日本言語学会

日本言語学会(にほんげんごがっかい、The Linguistic Society of Japan)は、言語の科学的研究の進歩・発展に寄与することを目的として1938年(昭和13年)に設立された学術団体である。京都市の中西印刷株式会社に事務局を置く。年2回大会を開催し、また年2回機関誌『言語研究』を発行している。.

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日本語の起源

日本語の起源(にほんごのきげん)は、現在日本語(日本語族)として同定される言語体系の起源のことで、言語学上の論点のひとつである。言語学では日本語系統論とも言う。.

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